JP2005240590A - Impeller for pump - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、例えば地下水の汲み上げや排水の排出用として用いられ、ポンプの内部に装着されるポンプ用インペラに関するものである。 The present invention relates to a pump impeller that is used, for example, for pumping up groundwater or discharging drainage, and is mounted inside a pump.
この種のポンプ用インペラとしては、インペラの羽根部分全体を耐磨耗性に富むウレタンゴムで構成しれたものが知られている(例えば、特許文献1を参照)。また、インペラの本体を金属で形成し、その表面をクロロプレンゴム等をコーティングして被覆した構成を有するものも知られている(例えば、特許文献2を参照)。
ところで、ポンプ用インペラはポンプのケーシング内に装着され、回転することによって吸入口から水を汲み上げ、吐出口から吐出するものであり、インペラは常に水に触れる状態にある。ウレタンゴムは加水分解を起こしやすく、耐水性が悪いことから、ポンプを長期間にわたって使用すると、インペラに亀裂が入ったり、欠けが発生したりする。インペラの一箇所でもそのような状態に到ると、その部分の羽根が切れて他の羽根に当たっていずれは全ての羽根が切れてしまうという問題があった。一方、クロロプレンゴムは結晶性が大きいため、水中での柔軟性が悪く、亀裂が入りやすく、割れやすい。従って、いずれの材料も製品寿命が短いという問題があった。 By the way, the pump impeller is mounted in the casing of the pump and rotates to pump water from the suction port and discharge it from the discharge port. The impeller is always in contact with water. Urethane rubber is easily hydrolyzed and has poor water resistance, so that if the pump is used for a long period of time, the impeller will crack or chip. When one of the impellers reaches such a state, there has been a problem that the blades of that part are cut and hit all the other blades and eventually all the blades are cut. On the other hand, since chloroprene rubber has high crystallinity, it is poor in flexibility in water, easily cracked, and easily cracked. Therefore, each material has a problem that the product life is short.
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、性能の経時的低下を抑制して製品寿命の長いポンプ用インペラを提供することにある。 The present invention has been made paying attention to such problems existing in the prior art. An object of the present invention is to provide a pump impeller having a long product life while suppressing deterioration in performance over time.
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明のポンプ用インペラは、液体を送り出すポンプのケーシング内に配設され、ケーシング内周面に摺接しながら回転するように構成されているポンプ用インペラであって、天然ゴムとジエン系ゴムとの混合物を成形することによって形成されていることを特徴とする。 In order to achieve the above object, the pump impeller according to the first aspect of the present invention is disposed in the casing of the pump that feeds the liquid, and is configured to rotate while being in sliding contact with the inner peripheral surface of the casing. An impeller for a pump, wherein the impeller is formed by molding a mixture of natural rubber and diene rubber.
請求項2に記載の発明のポンプ用インペラは、請求項1に記載の発明において、前記混合物中における天然ゴムの配合割合が50〜90質量%であり、ジエン系ゴムの配合割合が50〜10質量%である。 The impeller for a pump according to a second aspect of the invention is the invention according to the first aspect, wherein the blending ratio of the natural rubber in the mixture is 50 to 90% by mass and the blending ratio of the diene rubber is 50 to 10%. % By mass.
請求項3に記載の発明のポンプ用インペラは、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記ジエン系ゴムはスチレン−ブタジエン共重合ゴム(SBR)である。 According to a third aspect of the present invention, in the pump impeller according to the first or second aspect, the diene rubber is styrene-butadiene copolymer rubber (SBR).
本発明によれば、次のような効果を発揮することができる。
請求項1に記載の発明のポンプ用インペラによれば、性能の経時的低下を抑制して製品寿命を長くすることができる。
According to the present invention, the following effects can be exhibited.
According to the pump impeller of the first aspect of the present invention, it is possible to extend the product life by suppressing the deterioration of performance over time.
請求項2に記載の発明のポンプ用インペラによれば、天然ゴムのもつ優れた引張強さ、耐磨耗性、柔軟性等の性能に基づき、天然ゴムの高いモジュラス及び反発弾性をジエン系ゴムで補完することにより、製品寿命を向上させることができる。 According to the pump impeller of the invention described in claim 2, the high modulus and rebound resilience of natural rubber is achieved based on the excellent tensile strength, wear resistance, flexibility, etc. of natural rubber. By supplementing with, the product life can be improved.
請求項3に記載の発明のポンプ用インペラによれば、引張強さ、耐磨耗性、柔軟性等の性能と、モジュラス、反発弾性等の性能とのバランスを最も良好に発揮することができ、製品寿命を安定して向上させることができる。 According to the pump impeller of the invention described in claim 3, the balance between the performance such as tensile strength, wear resistance and flexibility and the performance such as modulus and rebound resilience can be best exhibited. The product life can be improved stably.
以下、本発明のポンプ用インペラの実施形態について、図面を参酌して詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態のポンプ用インペラ11は、円筒状をなすインペラ本体12と、その外周面から等間隔をおいて突出形成された9枚の羽根板部13と、それら羽根板部13の先端に円柱状に形成された摺接部14とから構成されている。インペラ本体12内には図示しない回転駆動軸が嵌着され、回転駆動軸の回転によりインペラ本体12が回転駆動軸と一体になって一定方向に回転されるようになっている。
Hereinafter, embodiments of a pump impeller of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
As shown in FIG. 1, the
図2に示すように、ポンプ15のケーシング16はほぼ円筒状に形成され、その内部には上記ポンプ用インペラ11が回転可能に支持されている。ケーシング16の側部には円筒状の吸入筒部17が設けられ、上部には吐出筒部18が設けられ、吸入筒部17から吐出筒部18に渡ってケーシング16の内周面が膨出し、ケーシング16が肉厚に形成されている。そして、ポンプ15のケーシング16内でインペラ本体12が図2に矢印で示す時計方向に回転駆動されると、摺接部14がケーシング16内周面に摺接されながらポンプ用インペラ11が回転する。インペラ本体12が更に回転駆動されると、吐出筒部18から吸入筒部17にかけて羽根板部13が摺接部14と共に回転方向の後方へ曲げられることによって水が吸入筒部17から吸入され、吐出筒部18より吐出されるようになっている。
As shown in FIG. 2, the casing 16 of the pump 15 is formed in a substantially cylindrical shape, and the
このポンプ用インペラ11は、天然ゴム(NR)とジエン系ゴムとの混合物を前記形状に成形することによって得られる。天然ゴムはゴムの樹から得られる高分子物質であり、イソプレン単位によって構成され、引張強さ、引裂強さ、耐磨耗性、柔軟性等の性能に優れているが、モジュラス、反発弾性等の性能も高い。このため、インペラ11の摺接部14がケーシング16の内周面に摺接する際の摩擦力が大きく、摺接部14や羽根板部13に亀裂が入りやすい。一方、ジエン系ゴムは、モジュラス、反発弾性等が小さいことから、インペラ11の摺接部14がケーシング16の内周面に摺接する際の摩擦力が大きくなるのを抑えることができる。このため、天然ゴムとジエン系ゴムとを組合せることによって、ポンプ用インペラ11として耐久性を高めることができ、製品寿命を向上させることができる。
The
ジエン系ゴムは、ブタジエン等の共役二重結合を有する単量体又はそれと共重合可能な単量体との混合物を共重合して得られる重合体であり、スチレン−ブタジエン共重合ゴム(SBR)、クロロプレンゴム(CR)、アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴム(NBR)等が使用される。これらのうち、引張強さ、耐磨耗性、柔軟性等の性能と、モジュラス、反発弾性等の性能のバランスを最も良好に発揮することができ、製品寿命を安定して向上させることができる点からスチレン−ブタジエン共重合ゴムが最も好ましい。 The diene rubber is a polymer obtained by copolymerizing a monomer having a conjugated double bond such as butadiene or a mixture thereof with a monomer copolymerizable therewith, and is a styrene-butadiene copolymer rubber (SBR). Chloroprene rubber (CR), acrylonitrile-butadiene copolymer rubber (NBR), etc. are used. Among these, the balance of performance such as tensile strength, abrasion resistance, flexibility, etc. and performance such as modulus and impact resilience can be best exhibited, and the product life can be stably improved. From the viewpoint, styrene-butadiene copolymer rubber is most preferable.
天然ゴムとジエン系ゴムとの混合物中における天然ゴムの配合割合は50〜90質量%、ジエン系ゴムの配合割合は50〜10質量%であることが好ましく、天然ゴムの配合割合は70〜80質量%、ジエン系ゴムの配合割合は30〜20質量%であることがより好ましい。天然ゴムの配合割合が50質量%未満の場合、即ちジエン系ゴムの配合割合が50質量%を越える場合には、得られるインペラ11の引張強さ及び引裂強さが小さくなってインペラ11の摺接部14や羽根板部13に割れが発生しやすくなると共に、モジュラス及び反発弾性が小さくなり過ぎてへたりが早く、水の吐出量が低下する。一方、天然ゴムの配合割合が90質量%を越える場合、即ちジエン系ゴムの配合割合が10質量%未満の場合には、モジュラス及び反発弾性が大きくなり過ぎてインペラ11の摺接部14がケーシング16の内周面に摺接する際の摩擦力が上がり、インペラ11の摺接部14や羽根板部13に亀裂が入りやすくなる。
The blending ratio of natural rubber in the mixture of natural rubber and diene rubber is preferably 50 to 90% by weight, the blending ratio of diene rubber is preferably 50 to 10% by weight, and the blending ratio of natural rubber is 70 to 80%. The blending ratio of the mass% and the diene rubber is more preferably 30 to 20 mass%. When the blending ratio of the natural rubber is less than 50% by mass, that is, when the blending ratio of the diene rubber exceeds 50% by mass, the tensile strength and tear strength of the
インペラ11を形成するための原料ゴム組成物は、上記の天然ゴムとジエン系ゴムのほかに、配合剤として補強材、軟化剤、加硫剤、加硫促進剤、加工助剤、老化防止剤、スコーチ防止剤等が配合されて構成される。補強材としては、カーボンブラック、炭酸カルシウム、クレー等が用いられる。軟化剤としては、鉱油、植物油、天然樹脂等が用いられる。加硫剤としては、硫黄のほか酸化亜鉛、酸化マグネシウム等の金属酸化物、有機過酸化物等が用いられる。加硫促進剤としては、チアゾール類、スルフェンアミド類、チウラム類等が用いられる。加工助剤としては、ステアリン酸、パラフィン等が用いられる。老化防止剤としては、芳香族アミン、フェノール系化合物等が用いられる。
The raw rubber composition for forming the
通常、補強材の配合量は40〜50質量%、加工助剤の配合量は10質量%以下、その他の配合剤の合計量は10〜20質量%である。このような原料ゴム組成物を成形して得られるインペラ11の物性は、JIS K 6253に基づくショアA硬度が58〜63(ポイント)、JIS K 6251に基づく引張強さ23〜29(MPa)、JIS K 6251に基づく伸びが500〜600(%)、JIS K 6254に基づく200%モジュラスが3.5〜5.0(MPa)である。
Usually, the compounding amount of the reinforcing material is 40 to 50% by mass, the compounding amount of the processing aid is 10% by mass or less, and the total amount of the other compounding agents is 10 to 20% by mass. The physical properties of the
このような原料ゴム組成物を圧縮成形法、射出成形法等の公知の成形方法で成形し、仕上げ加工を行なうことによって目的とするポンプ用インペラ11が得られる。この場合、押出成形と加硫とを1段で連続的に行なうこともできる。本実施形態でポンプ用インペラ11が装着されるポンプ15としては、回転ポンプ、渦巻ポンプ、軸流ポンプ等が用いられる。
Such a raw rubber composition is molded by a known molding method such as a compression molding method, an injection molding method, or the like, and finished to obtain the
さて、ポンプ用インペラ11を製造するには、まず天然ゴムとSBR等のジエン系ゴムとを混合し、更に配合剤として補強材、軟化剤、加硫剤、加硫促進剤、老化防止剤等を配合して原料ゴム組成物を調製する。このとき、天然ゴムが50〜90質量%、ジエン系ゴムが50〜10質量%となるように配合することが好ましく、ジエン系ゴムとしてはSBRを用いることが好ましい。原料ゴムとして天然ゴムとジエン系ゴムとを組合せて用いることにより、天然ゴムのもつ引張強さ、引裂強さ、耐磨耗性、柔軟性等の優れた性能を発揮できると同時に、天然ゴムの欠点であるモジュラスと反発弾性の高さをジエン系ゴムで補うことができる。
In order to manufacture the
そして、原料ゴム組成物を射出成形することにより、天然ゴムとジエン系ゴムとが溶融一体化され、架橋されて図1に示すような形状のポンプ用インペラ11が得られる。得られたインペラ11は、天然ゴムのもつ性能を発揮できる上に、その摺接部14がケーシング16の内周面に摺接する際に受ける摩擦力が自身の弾性変形により抑えられる。従って、インペラ11をポンプ15のケーシング16内で長期間に渡って使用してもその性能を十分に保持することができる。
Then, by injection molding the raw rubber composition, the natural rubber and the diene rubber are melted and integrated and crosslinked to obtain the
以上の実施形態によって発揮される効果について、以下に記載する。
・ 実施形態のポンプ用インペラ11は、天然ゴムとジエン系ゴムとの混合物を成形することによって形成されている。このため、天然ゴムの物性とジエン系ゴムの物性とが相互に短所を補い合って長所を発揮できることから、ポンプ用インペラ11としての性能の経時的低下を抑制して製品寿命を長くすることができる。そして、このポンプ用インペラ11を装着したポンプ15は、初期時の性能(吐出量)に比べて長期間経過時の性能の低下を抑制することができる。
The effects exhibited by the above embodiment will be described below.
The
・ 前記混合物中における天然ゴムの配合割合が50〜90質量%であり、ジエン系ゴムの配合割合が50〜10質量%である。このため、天然ゴムのもつ優れた引張強さ、耐磨耗性、柔軟性等の性能に基づき、天然ゴムの高いモジュラス及び反発弾性をジエン系ゴムで補完することにより、製品寿命を向上させることができる。 The blending ratio of natural rubber in the mixture is 50 to 90% by mass, and the blending ratio of diene rubber is 50 to 10% by mass. Therefore, based on the natural rubber's superior tensile strength, wear resistance, flexibility, etc., the high modulus and rebound resilience of natural rubber are complemented with diene rubber to improve product life. Can do.
・ 前記ジエン系ゴムはスチレン−ブタジエン共重合ゴム(SBR)であることによってポンプ用インペラ11は、引張強さ、耐磨耗性、柔軟性等の性能と、モジュラス、反発弾性等の性能のバランスを最も良好に発揮することができ、製品寿命を安定して向上させることができる。
-Since the diene rubber is styrene-butadiene copolymer rubber (SBR), the
・ 本実施形態のポンプ用インペラ11は比重が1.10〜1.20であるため、クロロプレン(比重1.35〜1.40)に比べて軽量化を図ることができる。
-Since the specific gravity of the
(実施例1〜4及び比較例1、2)
ポンプ用インペラ11の原料として、天然ゴム及びSBR並びにカーボン、架硫剤、架硫促進剤、加工助剤、老化防止剤、スコーチ防止剤及び架硫剤を表1に示すように配合した。表1において、天然ゴムはリブド・スモークド・シート(RSS)でRSS3号、SBRは日本ゼオン株式会社製の1502、カーボンブラックは昭和キャボット株式会社製のISAF(ASTMのNoはN−220)、酸化亜鉛は加硫剤でハクスイテック株式会社製、レノク゛ランDPG-80は加硫促進剤でバイエル社製の商品名、アルファク゛ランS-80は加硫剤で株式会社東知製の商品名、レノク゛ランCBS-80は架硫促進剤でバイエル社製の商品名、ステアリン酸は加工助剤で日本油脂株式会社製、レノシ゛ン260は加工助剤でバイエル社製の商品名、ノクラック224は老化防止剤で大内新興化学株式会社製の商品名、ノクラック6Cは老化防止剤で大内新興化学株式会社製の商品名、スミタート゛BCはスコーチ防止剤で日本精蝋株式会社製の商品名、オソ゛エース0355は老化防止剤で大内新興化学株式会社製の商品名である。
(Examples 1 to 4 and Comparative Examples 1 and 2)
As raw materials for the
また、実施例3、比較例1及び比較例2で得られたポンプ用インペラ11をポンプ15のケーシング16内に装着し、耐久性試験を行った。その結果、連続使用時間が比較例1及び2では30日以内でポンプ用インペラ11の摺接部14に割れが発生してポンプ15の使用ができなくなったのに対し、実施例3では90日以上も問題なくポンプ15を使用することができた。すなわち、1日8時間の使用であれば、ポンプ15の寿命が比較例1及び2では3ヶ月以内であったのに対して、実施例3では9ヶ月以上の長寿命を示した。
(実施例5及び6並びに比較例3)
ポンプ用インペラ11の原料として、天然ゴム及びCR又はNBR並びにカーボン、架硫剤、架硫促進剤、加工助剤、老化防止剤、スコーチ防止剤及び架硫剤を表3に示すように配合した。表3において、天然ゴムはリブド・スモークド・シート(RSS)でRSS3号、クロロプレンゴムは電気化学工業株式会社製のDCR−71、アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴムは日本ゼオン株式会社製のNIPOL DN101L、カーボンブラックは昭和キャボット株式会社製のISAF(ASTMのNoはN−220)、酸化亜鉛は加硫剤でハクスイテック株式会社製、レノク゛ランDPG-80は加硫促進剤でバイエル社製の商品名、アルファク゛ランS-80は加硫剤で株式会社東知製の商品名、レノク゛ランCBS-80は架硫促進剤でバイエル社製の商品名、ステアリン酸は加工助剤で日本油脂株式会社製、レノシ゛ン260は加工助剤でバイエル社製の商品名、ハ゜ラフィン130°Fは加工助剤で日本精蝋株式会社製の商品名、フ゛ルカソ゛ンAFDは老化防止剤でバイエル株式会社製の商品名、レノク゛ランTMTM-80は加硫促進剤でバイエル株式会社製の商品名、ノクラック224は老化防止剤で大内新興化学株式会社製の商品名、ノクラック6Cは老化防止剤で大内新興化学株式会社製の商品名、スミタート゛BCはスコーチ防止剤で日本精蝋株式会社製の商品名、オソ゛エース0355は老化防止剤で大内新興化学株式会社製の商品名である。
Moreover, the
(Examples 5 and 6 and Comparative Example 3)
As raw materials for the
なお、本実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ ポンプ用インペラ11の表面に公知の摩擦抵抗低減処理によりシリコーン等の被膜を形成することもできる。この場合、インペラ11の表面の摩擦抵抗を低減させることができ、寿命を更に延長させることができる。また、インペラ11をケーシング16内に収容する際の組付け及び取外しを容易にすることができる。しかも、ポンプ15の使用時における騒音を低減させることができる。
In addition, this embodiment can also be changed and embodied as follows.
A film such as silicone can be formed on the surface of the
・ 原料ゴムとして、フッ素ゴム、シリコーンゴム等を少量添加することもできる。
・ 天然ゴムとしては、それを変性して得られたものを用いることができ、例えばメチルメタクリレートグラフトゴム、塩化ゴム等が挙げられる。
・ A small amount of fluoro rubber, silicone rubber, etc. can be added as raw rubber.
-As natural rubber, what was obtained by modifying it can be used, for example, methyl methacrylate graft rubber, chlorinated rubber and the like.
・ 本実施形態のポンプ用インペラ11は、水以外のブライン、グリコール類等の冷却液等の液体を送液する場合に使用することもできる。
更に、前記実施形態又は別例より把握できる技術的思想について以下に記載する。
-The
Furthermore, the technical idea which can be grasped from the embodiment or another example will be described below.
・ 表面には摩擦抵抗低減処理により被膜が形成されている請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のポンプ用インペラ。このように構成した場合には、表面の摩擦抵抗を低減させることができ、寿命を更に延長させることができる。 The pump impeller according to any one of claims 1 to 3, wherein a film is formed on the surface by a frictional resistance reduction treatment. When configured in this manner, the frictional resistance of the surface can be reduced, and the life can be further extended.
・ 前記ジエン系ゴムはスチレン−ブタジエン共重合ゴム(SBR)、クロロプレンゴム(CR)又はアクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴム(NBR)である請求項1又は請求項2に記載のポンプ用インペラ。 The pump impeller according to claim 1, wherein the diene rubber is styrene-butadiene copolymer rubber (SBR), chloroprene rubber (CR), or acrylonitrile-butadiene copolymer rubber (NBR).
11…ポンプ用インペラ、15…ポンプ、16…ケーシング。
DESCRIPTION OF
Claims (3)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004048319A JP2005240590A (en) | 2004-02-24 | 2004-02-24 | Impeller for pump |
Applications Claiming Priority (1)
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- 2004-02-24 JP JP2004048319A patent/JP2005240590A/en active Pending
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