JP2005239046A - Fastening unit of roof for vehicle - Google Patents
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Abstract
Description
本願発明は、車両に設けられた開閉蓋自在のルーフの先端部を、該ルーフの閉蓋姿勢において車体側部材に対して止着又は止着解除とするための車両用ルーフの止着具に関するものである。 The present invention relates to a vehicle roof fastening device for fastening or releasing a front end portion of a roof that can be freely opened and closed provided on a vehicle to a vehicle body side member in a closed posture of the roof. Is.
開閉蓋自在のルーフ、例えば、幌式ルーフにおいては、車室後部に折り畳み状態で収納されたルーフを、車室前部側に展延させてその先端部を、フロントガラスの上縁側において車幅方向に延設されたが取り付けられた車体側のフロントヘッダーに固定することで該車室上部を覆うようになっている。この場合、上記ルーフの先端部を上記フロントヘッダーに止着してこれを固定したり、この止着状態を解除してルーフを開蓋操作可能としたりする必要があり、係る操作を実現するために、上記ルーフの先端部の止着具を取り付け、該止着具を上記フロントヘッダー側に設けたストライカ側に系脱させるようにしている(例えば、特許文献1参照)。 In a roof that can be opened and closed freely, such as a hood roof, the roof housed in a folded state at the rear of the passenger compartment is extended to the front of the passenger compartment, and the tip of the roof is widened at the upper edge of the windshield. It extends in the direction, but is fixed to the front header on the side of the vehicle body to which it is attached so as to cover the upper part of the passenger compartment. In this case, it is necessary to fix the front end portion of the roof to the front header and fix it, or to release the fixed state so that the roof can be opened. Further, a fastening device at the tip of the roof is attached, and the fastening device is removed from the striker side provided on the front header side (see, for example, Patent Document 1).
ところで、このような止着具においては、これが止着状態において不用意に止着解除されるのを防止してその安全性を確保する観点から、セフティ機構が設けられている。 By the way, in such a fastening tool, a safety mechanism is provided from the viewpoint of preventing it from being inadvertently released in the fastened state and ensuring its safety.
しかし、上掲の特許文献1に開示された止着具においては、上記セフティ機構が、使用者によって操作されるカム機構と該カム機構によって作動されるスライド係合機構を組み合わせた構成であって、その構造が複雑で且つ部品点数が多く、その製造コストが高くつくという問題があった。
However, in the fastening device disclosed in
また、上掲の特許文献1に開示された止着具においては、ハンドルの出し入れ操作と、フックの係脱操作が別操作であって、操作が煩雑であるという問題があった。
In addition, the fastening device disclosed in the above-mentioned
そこで本願発明は、セフティ機構の構造が簡単で低コストであり、しかも操作だ簡便である車両用ルーフの止着具を提供することを目的としてなされたものである。 Accordingly, the present invention has been made for the purpose of providing a vehicle roof fastening device that has a simple and low-cost safety mechanism and is simple to operate.
本願発明ではかかる課題を解決するための具体的手段として次のような構成を採用している。 In the present invention, the following configuration is adopted as a specific means for solving such a problem.
本願の第1の発明に係る車両用ルーフの止着具では、車体側部材24側に設けられたストライカ18のガイド凹部23に嵌合可能なガイドピン9を備え且つルーフ側部材26に固定された固定基材8と、上記固定基材8に枢支ピン11を介して枢支されたハンドル2と、上記ストライカ18のフック受け部22に掛止可能な勾引フック34を備え且つ上記ハンドル2に枢支軸10を介して枢支されたフック体3と、掛止爪19を備えるとともに上記ハンドル2に設けられ且つその移動操作によって上記掛止爪19が上記固定基材8側に掛止又は掛止解除可能とされたセフティレバー6とを備えて構成したことを特徴としている。
The vehicle roof fastener according to the first invention of the present application includes a
本願の第2の発明では、上記第1の発明に係る車両用ルーフの止着具において、上記セフティレバー6を、上記ハンドル2の内側に摺動自在に取り付け、該ハンドル2の外側から直接操作可能に構成したことを特徴としている。
In the second invention of the present application, in the vehicle roof fastening device according to the first invention, the
本願の第3の発明では、上記第1又は第2の発明に係る車両用ルーフの止着具において、上記掛止爪19を上記固定基材8側から離脱させた状態で上記ハンドル2が上記枢支ピン11を中心として回動されるとき、上記枢支ピン11に対する上記枢支軸10の相対位置の変化に伴い上記拘引フック34が上記フック受け部22から離脱する方向に回動されるように構成したことを特徴としている。
In the third invention of the present application, in the vehicle roof fastening device according to the first or second invention, the
本願の第4の発明では、上記第3の発明に係る車両用ルーフの止着具において、上記ハンドル2を、上記固定基材8側から離間した回動位置において位置保持可能に構成したことを特徴としている。
According to a fourth invention of the present application, in the vehicle roof fastening device according to the third invention, the
本願発明では次のような効果が得られる。 In the present invention, the following effects can be obtained.
(a)本願の第1の発明に係る車両用ルーフの止着具では、車体側部材24側に設けられたストライカ18のガイド凹部23に嵌合可能なガイドピン9を備え且つルーフ側部材26に固定された固定基材8と、上記固定基材8に枢支ピン11を介して枢支されたハンドル2と、上記ストライカ18のフック受け部22に掛止可能な勾引フック34を備え且つ上記ハンドル2に枢支軸10を介して枢支されたフック体3と、掛止爪19を備えるとともに上記ハンドル2に設けられ且つその移動操作によって上記掛止爪19が上記固定基材8側に掛止又は掛止解除可能とされたセフティレバー6とを備えて構成されており、該セフティレバー6は単に移動操作を行うのみで上記ハンドル2の上記固定基材8に対する掛止又は掛止解除を行い得る構成であることから、例えば、上掲公知例のように、セフティ機構が、カム機構と該カム機構によって作動されるスライド係合機構の組み合わせで構成されるものに比して、構造が簡単で部品点数も少なく、その製造コストを低く抑えることができるという効果がある。
(A) In the vehicle roof fastening device according to the first aspect of the present application, the
(b)本願の第2の発明に係る車両用ルーフの止着具によれば、上記(a)に記載の効果に加えて次のような特有の効果が得られる。即ち、この発明では、上記セフティレバー6を、上記ハンドル2の内側に摺動自在に取り付け、該ハンドル2の外側から直接操作可能に構成しているので、上記ハンドル2を片手で持ったまま、上記トランク部6を操作し、さらに該ハンドル2の回動操作を行うことができ、その操作性が格段に向上するという効果が得られる。
(B) According to the fastening device for a vehicle roof according to the second invention of the present application, in addition to the effect described in (a) above, the following specific effect is obtained. That is, in the present invention, the
(c)本願の第3の発明に係る車両用ルーフの止着具によれば、上記(a)又は(b)に記載の効果に加えて次のような特有の効果が得られる。即ち、この発明では、上記掛止爪19を上記固定基材8側から離脱させた状態で上記ハンドル2が上記枢支ピン11を中心として回動されるとき、上記枢支ピン11に対する上記枢支軸10の相対位置の変化に伴い上記拘引フック34が上記フック受け部22から離脱する方向に回動されるように構成しているので、上記ハンドル2の回動操作に連動して上記拘引フック34の回動操作が自動的に行われ、例えば、これら両そうさを個別に行う必要がある場合に比して、操作性のさらなる向上が期待できる。
(C) According to the fastening device for a vehicle roof according to the third invention of the present application, in addition to the effects described in the above (a) or (b), the following specific effects can be obtained. That is, in the present invention, when the
(d)本願の第4の発明に係る車両用ルーフの止着具によれば、上記(c)に記載の効果に加えて次のような特有の効果が得られる。即ち、この発明では、本願の第4の発明では、上記第3の発明に係る車両用ルーフの止着具において、上記ハンドル2を、上記固定基材8側から離間した回動位置において位置保持可能に構成しているので、該ハンドル2を上記回動位置において把持してルーフの開閉蓋操作を行う場合における操作の安定性が向上し、延いては操作性の更なる向上も期待できるものである。
(D) According to the fastening device for a vehicle roof according to the fourth invention of the present application, in addition to the effect described in (c) above, the following specific effect is obtained. That is, according to the fourth aspect of the present invention, in the fourth aspect of the present invention, in the vehicle roof fastening device according to the third aspect, the
以下、本願発明を好適な実施形態に基づいて具体的に説明する。 Hereinafter, the present invention will be specifically described based on preferred embodiments.
図1には、本願発明の実施形態に係る車両用ルーフの止着具1を示している。この止着具1は、ルーフの閉蓋姿勢において、該ルーフの先端部に設けられた先端フレーム26を車室前部上側に横設配置されたフロントヘッダー24(特許請求の範囲中の「車体側部材」に該当する)に止着又は止着解除するためのものであって、上記先端フレーム26側に固定される固定基材8を備えている。
FIG. 1 shows a
上記固定基材8は、図4及び図5に示すように、上記先端フレーム26への固定部となる左右一対の固定フランジ41,41と、該各固定フランジ41,41の下面側からそれぞれ該固定フランジ41の平面方向の一方側へ向けて延出する左右一対のブラケット40,40と、上記一対の固定フランジ41,41に跨り且つ上方へ延出するガイドピン取付部42と、上記ガイドピン取付部42の直下で且つ上記一方のブラケット40の内側壁面に突出形成された略楔状のフック受け部43と、上記他方のブラケット40の外側壁面に突出形成されたバネ受け部材17を一体的に形成して構成されている。
As shown in FIGS. 4 and 5, the
そして、上記ガイドピン取付部42には、ガイドピン9が、上記ブラケット40の延出方向と反対方向に向けて突出するようにして取り付けられている。さらに、上記バネ受け部材17は、後述する板バネ16が摺動可能に係止され該板バネ16との間でラッチ機能を為すものである。また、上記フック受け部43は、後述する掛止爪19が係止されることで、上記固定基材8と後述のハンドル2との相対回動を規制するものである。
The
以上のように構成された上記固定基材8は、図3に示すように、上記ガイドピン9をルーフの閉蓋方向前方、即ち、上記フロントヘッダー24側に向けた状態で、上記先端フレーム26にボルト27によって締着固定される。従って、この固定基材8の上記先端フレーム26への固定状態においては、上記一対のブラケット40,40はルーフの閉蓋方向後方側へ延出している。そして、この固定基材8の上記ブラケット40,40には、次述のハンドル2が取り付けられる。
As shown in FIG. 3, the
上記ハンドル2は、図4及び図5に示すように、上記固定基材8をその外側から覆い得るような大きさの平面寸法を持った略浅皿状形態をもつ部材であって、その長手方向一端寄りの内側には上記固定基材8の上記各ブラケット40,40に対応する左右一対のブラケット32,32が設けられると共に、該各ブラケット32,32よりさらに長手方向端部寄り位置には、左右一対のブラケット31,31が設けられている。また、上記各ブラケット32,32よりも他端寄り位置には、左右一対のビス受け33,33が設けられている。さらに、上記ハンドル2の上記一対のブラケット32,32及び一対のブラケット31,31の間に位置する底壁には、開口36が形成されている。
As shown in FIGS. 4 and 5, the
そして、上記ハンドル2は、上記ブラケット32,32を上記固定基材8側の上記各ブラケット40,40に枢支ピン11を介して連結されるが、この固定基材8側への連結に先立って、上記ハンドル2側には、次述のフック体3とセフティレバー6及びホールドプレート7がそれぞれ取り付けられる。
The
上記フック体3は、図4及び図5に示すように、上記ハンドル2側に取り付けられて、上記フロントヘッダー24側に取り付けられるストライカ18に掛止されることで上記先端フレーム26を上記フロントヘッダー24側に止着させるものであって、フックベース4とフック5の二分割構造とされている。上記フックベース4は、その一端4aが枢支軸10によって上記ハンドル2側の上記各ブラケット31,31に枢支される。
As shown in FIGS. 4 and 5, the
また、このフックベース4の他端4bには深孔4cが設けられるとともに、この深孔4cには、その先端部分5aを拘引フック34としたフック5が、該拘引フック34を上方向きにした姿勢で嵌挿され且つ止ビッス15によって固着されている。そして、このフック体3は、上記ハンドル2に取り付けられた状態において、トーションスプリング13により常時矢印F方向に回動付勢されている。
Further, the other end 4b of the
尚、上記ホルダー4の一端4a側には上記固定基材8の係合部31に係合するストッパー29が、他端側には上記固定基材8の係合部32に係合するストッパー30が、それぞれ設けられている。これら各ストッパー29,30によって、上記フック体3の矢印E−F方向における回動規制が行なわれる。
A
上記セフティレバー6は、図4及び図5に示すように、長矩形の板状体で構成されるものであって、その一端部には左右一対の掛止爪19,19がその爪先を他端側へ向けた状態で立設形成されると共に、該他端側には下面側へ膨出する操作部20が設けられている。そして、このセフティレバー6は、上記操作部20を上記開口36を通して上記ハンドル2の表面側へ突出させた状態で、該ハンドル2の底壁上に載置され、上記開口36の形成範囲内において該ハンドル2の長手方向に移動可能とされている。そして、このセフティレバー6の移動をガイドするために、該セフティレバー6の上側に次述のホールドプレート7が設けられている。
As shown in FIGS. 4 and 5, the
上記ホールドプレート7は、図4及び図5に示すように、板材で略矩形の枠状形態を持つように形成されたものであって、その長辺側をそれぞれ上記セフティレバー6の移動をガイドするガイドレール部38としている。そして、このホールドプレート7は、上記ハンドル2の内側に上記セフティレバー6を載置した状態で該セフティレバー6の上側から上記ハンドル2側に配置され、その左右両側にそれぞれ延設されたフランジ37,37を固定ビス12によって上記ハンドル2側の上記各ビス受け33,33に締結することで該ハンドル2側に取り付けられる。
As shown in FIGS. 4 and 5, the
この際、上記板バネ16が上記ビス受け33側に共締め固定される。また、上記セフティレバー6側に設けたバネ受け35と、上記ホールドプレート7側に設けたバネ受け39の間にはコイルスプリング14が取り付けられ、該コイルスプリング14の付勢力によって上記セフティレバー6は常時上記操作部20側(即ち、上記掛止爪19の掛止方向)へ移動するように付勢されている。尚、上記ホールドプレート7には、後述するように上記ハンドル2を上記固定基材8側に回動させる場合においてこれら両者間の金属接触を防止するために、バンパーラバー28が取り付けられる。
At this time, the
このように、上記フック体3とセフティレバー6及びホールドプレート7がそれぞれ取り付けられた上記ハンドル2は、これらと一体に、上記固定基材8側に連結され、これと一体化されることで止着具1を構成する。
As described above, the
一方、上記ストライカ18は、図1に示すように、その先端部をフック受け部22とすると共に、該フック受け部22の近傍に前方へ向かって開口する漏斗状のガイド凹部23を形成したものであって、そのベース部21をボルト25によってフロントヘッダー24側に締着することで該フロントヘッダー24に固定される。
On the other hand, as shown in FIG. 1, the
このように、上記ハンドル2を上記固定基材8側に組付けた状態及びその作動状態を、図1(止着状態)〜図3(止着解除状態)に示している。
Thus, the state in which the
「止着状態」
図1は、上記止着具1の止着状態を示したものであって、この状態においては、上記ガイドピン9は上記ストライカ18の上記ガイド凹部23に嵌入している。また、上記ハンドル2は、上記枢支ピン11を中心に矢印F方向に回動して上記固定基材8側に引き寄せられその下面を略水平とした姿勢にある。そして、この状態では、上記セフティレバー6は、上記コイルスプリング14(図5参照)の付勢力によって上記枢支軸10側(矢印B方向)に引き寄せられその掛止爪19が上記固定基材8側の上記フック受け部43の掛止面43aに掛止され、これによって上記ハンドル2の姿勢が保持されている。
"Fixed state"
FIG. 1 shows a fastening state of the
以下、このときの上記ハンドル2の姿勢を「非操作時姿勢」という。また、このときの上記セフティレバー6の位置を「ロック位置」という。尚、このセフティレバー6は、上記操作部20に矢印A方向の操作力が掛けられると上記コイルスプリング14の付勢力に抗して矢印A方向に移動し、図1に鎖線図示するように上記掛止爪19の上記フック受け部43に対する掛止作用が解除されるようになっている。このときの上記セフティレバー6の位置を「ロックオフ位置」という。
Hereinafter, the posture of the
一方、上記フック体3は、上記ハンドル2と略平行となるように上記枢支軸10を中心として矢印C方向に回動し、その拘引フック34が上記ストライカ18側の上記フック受け部22に掛止され、上記先端フレーム26を上記フロントヘッダー24側に止着せしめた状態となっている。以下、このときの上記フック体3の姿勢を「止着姿勢」という。また、この場合、上記フック体3の矢印C方向における回動規制は、上記ストッパー30が上記固定基材8側の係合部32に係合することで行なわれる。
On the other hand, the
また、上記板バネ16は、上記ガイドピン9との係合が離脱された状態となっている。
The
「止着解除状態」
図3は、上記止着具1の止着解除状態を示したものであって、この状態においては、上記ガイドピン9は上記ストライカ18の上記ガイド凹部23への嵌入・嵌入離脱が自在とされている。また、上記ハンドル2は、上記枢支ピン11を中心に矢印E方向に大きく回動して上記固定基材8から斜め後下方に傾斜した姿勢にある。以下、このときの上記ハンドル2の姿勢を「操作時姿勢」という。
"Unlocked state"
FIG. 3 shows the fastening release state of the
この場合、上記ハンドル2の回動に伴って、上記板バネ16が上記バネ受け部材17に係合し、該板バネ16とバネ受け部材17の間のラッチ作用によって、上記ハンドル2は「操作時姿勢」を保持する。従って、操作者は、この「操作時姿勢」にある上記ハンドル2を把持してルーフの開閉蓋操作を行うことができる。
In this case, as the
また、この状態において、上記セフティレバー6は、これに対する操作力が解除された状態では上記コイルスプリング14の付勢力によって上記枢支軸10側に引き寄せられて図1に実線図示する「ロック位置」に設定されているが、図3では上記セフティレバー6に対する操作力が作用し続けられている状態(図1に鎖線図示する「ロックオフ位置」に設定された状態)を示している。
In this state, the
一方、上記フック体3は、図1に示す状態から大きく矢印E方向に回動し、上記枢支軸10から略垂下した回動位置にある。以下、このときの上記フック体3の位置を「ロックオフ位置」という。この「ロックオフ位置」においては、上記ハンドル2が矢印D方向に回動し、該ハンドル2に設けられた上記枢支軸10が図1に示す位置よりも上記ストライカ18寄りに位置している。即ち、上記ハンドル2の回動操作に伴って、上記フック体3を支持する上記枢支軸10の位置が矢印A−B方向に移動し、後述するように、上記拘引フック34の上記18側のフック受け部22への係脱作動が実現される。尚、上記フック体3の「ロックオフ位置」での矢印E方向における回動規制は、上記フック体3側の上記ストッパー29が上記固定基材8側の係合部31に係合することで行なわれる。
On the other hand, the
以上のように、上記止着具1は、図1に示す止着状態と図3に示す止着解除状態の間で、図2に示す過渡状態を経て、状態変化され、ルーフ側の上記先端フレーム26を車体側の上記フロントヘッダー24側に止着又は止着解除するものである。以下、図1〜図3を参照して、上記止着具1の作動及び作用効果等について、図1に示す止着状態から図3に示す止着解除状態へ移行させる場合、及び逆に、図3に示す止着解除状態から図1に示す止着状態へ移行させる場合のそれぞれについて説明する。
As described above, the
「止着状態から止着解除状態への移行操作等」
図1に示す上記止着具1の止着状態では、上述のように、上記止着具1側の上記ガイドピン9が上記ストライカ18側の上記ガイド凹部23に嵌入し、また上記止着具1側の上記フック体3の拘引フック34が上記ストライカ18側の上記フック受け部22に掛止されるとともに、上記トーションスプリング13の付勢力で矢印E方向へ回動付勢されている。これによって、上記先端フレーム26が上記フロントヘッダー24側に止着されている。さらに、上記ハンドル2は「非操作時姿勢」に、上記セフティレバー6は「ロック位置」に、それぞれ設定されている。
"Transition operation from the fixed state to the fixed state"
In the fastening state of the
この状態から上記止着状態を解除して上記ルーフの開蓋動作を可能とするには、先ず、上記セフティレバー6の操作部20を矢印A方向に押圧操作して、該セフティレバー6側の上記掛止爪19を上記固定基材8側の上記フック受け部43からその前方側へ離脱させる。この掛止爪19係止離脱によって、上記ハンドル2は上記固定基材8側への拘束作用が解除される。従って、次には、上記ハンドル2を把持し、その先端側を引き下げてこれを上記枢支ピン11を中心に矢印E方向へ回動させる。尚、上記操作部20に対する押圧操作は、上記掛止爪19が上記フック受け部43から離脱した時点で解除すれば良い。
In order to release the fixed state from this state and enable the opening operation of the roof, first, the operating
そして、上記ハンドル2を回動させると、図2に示すように、該ハンドル2の回動に伴って、上記フック体3を枢支する上記枢支軸10の位置が上記枢支ピン11回りに矢印D方向へ(即ち、矢印A方向に向けて斜め上方に)移動する。この枢支軸10の位置の変化に連動して上記フック体3の先端の上記拘引フック34は図1に示す位置から斜め下方へ回動し、これによって図2に示すように、該拘引フック34が上記フック受け部22側から離脱される。この際、上記板バネ16は、上記バネ受け部材17への係合を開始する。
When the
さらに、上記ハンドル2を矢印E方向に回動させて、図3に示すように上記ハンドル2を「操作時姿勢」まで回動させると、上記板バネ16が上記バネ受け部材17に係合し、該ハンドル2は「操作時姿勢」で保持される。一方、上記フック体3は、上記枢支軸10から略垂下した「止着解除姿勢」に設定される。
Further, when the
以上で、止着解除状態が実現される。従って、使用者は、上記ハンドル2を持ってルーフを後方へ引いてこれを開蓋させることができる。
As described above, the fixed release state is realized. Therefore, the user can hold the
「止着解除状態から止着状態への移行操作等」
図3に示す上記止着具1の止着解除状態では、上述のように、上記ハンドル2は「操作時姿勢」に、上記フック体3は「止着解除姿勢」に、それぞれ設定されている。従って、使用者は、先ず、上記ハンドル2を持って上記先端フレーム26を上記フロントヘッダー24側に引き寄せる。上記先端フレーム26が上記フロントヘッダー24に接近すると、先ず、図3に示すように、上記ガイドピン9が上記ストライカ18側の上記ガイド凹部23に嵌入して両者の相対的な位置決めを行なう。
"Transition operation from the fixed release state to the fixed state"
In the fastening release state of the
次に、使用者は、上記ハンドル2にこれを矢印F方向に回動させる方向に操作力を加える。上記ハンドル2が上記枢支ピン11回りに矢印F方向に回動されると、図2に示すように、上記枢支軸10の移動に伴って、上記フック体3がその「止着解除姿勢」から矢印F方向に回動し、上記拘引フック34が上記ストライカ18側の上記フック受け部22に対してその下側から係入するように移動する。
Next, the user applies an operating force to the
上記ハンドル2をさらに矢印C方向に回動させると、図1に示すように、上記拘引フック34が上記フック受け部22に掛止され、上記先端フレーム26が上記フロントヘッダー24側に止着される。また、上記ハンドル2は、矢印F方向への回動が進行すると、上記セフティレバー6の上記掛止爪19が上記固定基材8側の上記フック受け部43の傾斜ガイド面に当接摺動し、自動的に該フック受け部43に掛止され、上記ハンドル2は「非操作時姿勢」で姿勢保持される。以上で、止着状態が実現される。
When the
このように、この実施形態の止着具1においては、使用者は、止着状態から止着解除状態への移行操作においては上記セフティレバー6の移動操作と上記ハンドル2の回動操作のみを、また止着解除状態から止着状態への移行操作においては上記ハンドル2の回動操作のみを行えばよく、その操作の簡便性と操作性の向上とが図られるものである。
Thus, in the
1 ・・止着具
2 ・・ハンドル
3 ・・フック体
4 ・・フックベース
5 ・・フック
6 ・・セフティレバー
7 ・・ホールドプレート
8 ・・固定基材
9 ・・ガイドピン
10 ・・枢支軸
11 ・・枢支ピン
12 ・・固定ビス
13 ・・トーションスプリング
14 ・・コイルスプリング
15 ・・止ビッス
16 ・・板バネ
17 ・・バネ受け部材
18 ・・ストライカ
19 ・・掛止爪
20 ・・操作部
21 ・・ベース部
22 ・・フック受け部
23 ・・ガイド凹部
24 ・・フロントヘッダー
25 ・・ボルト
26 ・・先端フレーム
27 ・・ボルト
28 ・・バンパーラバー
31 ・・ブラケット
32 ・・ブラケット
33 ・・ビス受け
34 ・・拘引フック
35 ・・バネ受け
36 ・・開口
37 ・・フランジ
38 ・・ガイドレール部
39 ・・バネ受け
40 ・・ブラケット
41 ・・固定フランジ
42 ・・ガイドピン取付部
43 ・・フック受け部
1 ..
Claims (4)
上記固定基材(8)に枢支ピン(11)を介して枢支されたハンドル(2)と、
上記ストライカ(18)のフック受け部(22)に掛止可能な勾引フック(34)を備え且つ上記ハンドル(2)に枢支軸(10)を介して枢支されたフック体(3)と、
掛止爪(19)を備えるとともに上記ハンドル(2)に設けられ且つその移動操作によって上記掛止爪(19)が上記固定基材(8)側に掛止又は掛止解除可能とされたセフティレバー(6)とを備えて構成されたことを特徴とする車両用ルーフの止着具。 A fixed base material (8) provided with a guide pin (9) that can be fitted into a guide recess (23) of a striker (18) provided on the vehicle body side member (24) side and fixed to the roof side member (26) When,
A handle (2) pivotally supported on the fixed base (8) via a pivot pin (11);
A hook body (3) provided with a hook hook (34) which can be hooked on a hook receiving portion (22) of the striker (18) and pivotally supported on the handle (2) via a pivot shaft (10); ,
A safety provided with a latching claw (19) and provided on the handle (2), and the latching claw (19) can be latched on or released from the fixed base (8) side by a moving operation thereof. A vehicle roof fastening device comprising a lever (6).
上記セフティレバー(6)が、上記ハンドル(2)の内側に摺動自在に取り付けられ、該ハンドル(2)の外側から直接操作可能に構成されていることを特徴とする車両用ルーフの止着具。 In claim 1,
Fastening of a vehicle roof characterized in that the safety lever (6) is slidably attached to the inside of the handle (2) and can be operated directly from the outside of the handle (2). Ingredients.
上記掛止爪(19)を上記固定基材(8)側から離脱させた状態で上記ハンドル(2)が上記枢支ピン(11)を中心として回動されるとき、上記枢支ピン(11)に対する上記枢支軸(10)の相対位置の変化に伴い上記拘引フック(34)が上記フック受け部(22)から離脱する方向に回動されるように構成されていることを特徴とする車両用ルーフの止着具。 In claim 1 or 2,
When the handle (2) is rotated around the pivot pin (11) with the latching claw (19) detached from the fixed base (8) side, the pivot pin (11 ), The retainer hook (34) is configured to be rotated in a direction to be detached from the hook receiving portion (22) in accordance with a change in the relative position of the pivot shaft (10) with respect to the pivot support shaft (10). Fastener for vehicle roof.
上記ハンドル(2)が、上記固定基材(8)側から離間した回動位置において位置保持可能に構成されていることを特徴とする車両用ルーフの止着具。 In claim 3,
The vehicle roof fixing device, wherein the handle (2) is configured to be able to hold a position at a rotational position separated from the fixed base (8) side.
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2004
- 2004-02-27 JP JP2004053724A patent/JP2005239046A/en active Pending
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