JP2005238947A - Hydraulic power steering device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、車速等の運転状態に応じて操舵補助特性を変更可能な油圧パワーステアリング装置に関する。 The present invention relates to a hydraulic power steering apparatus capable of changing a steering assist characteristic in accordance with a driving state such as a vehicle speed.
操舵補助力発生用油圧アクチュエータに供給される圧油の油圧を、操舵トルクに応じた入力シャフトと出力シャフトのトーションバーを介する弾性的な相対回転量に応じて制御する制御バルブを備える油圧パワーステアリング装置においては、操舵トルクに応じて操舵補助特性を変化させることができる。そのような油圧パワーステアリング装置において入出力シャフトの相対回転を車両の運転状態に応じて規制する規制手段を備えるものが知られている。その規制手段は、入出力シャフトの中の一方側と同行回転する被押し付け部と、入出力シャフトの中の他方側と同行回転すると共に被押し付け部に対して近接する方向と離隔する方向とに往復移動可能な押し付け部と、被押し付け部を押し付ける力を押し付け部に作用させる出力機構と、出力機構の発生力を車両の運転状態に応じて制御する制御装置とを有する(特許文献1参照)。これにより、入出力シャフトの相対回転量を車速等の運転状態に応じて規制することで操舵補助力を変化させ、高車速での走行安定性や低車速での操舵に対する応答性を向上することができる。
上記従来の油圧パワーステアリング装置における押し付け部はボールにより構成され、被押し付け部は溝の相対向する内側面により構成され、その両内側面は溝中央に向かうに従い互いに近接するものとされている。そのため、入出力シャフトの相対回転時にボールの転動が溝の内側面との摩擦により阻害され、操舵フィーリングが低下するという問題がある。本発明は、そのような問題を解決することのできる油圧パワーステアリング装置を提供することを目的とする。 In the conventional hydraulic power steering apparatus, the pressing portion is constituted by a ball, the pressed portion is constituted by inner surfaces facing each other of the groove, and both inner surfaces are close to each other toward the groove center. Therefore, there is a problem that the rolling of the ball is hindered by the friction with the inner surface of the groove during the relative rotation of the input / output shaft, and the steering feeling is lowered. An object of the present invention is to provide a hydraulic power steering apparatus that can solve such a problem.
本発明は、入力シャフトと、前記入力シャフトに、操舵トルクに応じて弾性的に相対回転するよう弾性部材を介して同軸心に連結される出力シャフトと、操舵補助力発生用油圧アクチュエータと、前記油圧アクチュエータに供給される圧油の油圧を、前記入出力シャフトの相対回転量に応じて制御する制御バルブと、前記入出力シャフトの相対回転を車両の運転状態に応じて規制する規制手段とを備え、前記規制手段は、前記入出力シャフトの中の一方側と同行回転する被押し付け部と、前記入出力シャフトの中の他方側と同行回転すると共に前記被押し付け部に対して近接する方向と離隔する方向とに往復移動可能な押し付け部と、前記被押し付け部を押し付ける力を前記押し付け部に作用させる出力機構と、前記出力機構の発生力を車両の運転状態に応じて制御する制御装置とを有し、前記被押し付け部は溝の相対向する内側面により構成され、その両内側面は溝中央に向かうに従い互いに近接する油圧パワーステアリング装置において、前記押し付け部は、転がり軸受と、この転がり軸受を支持する支持部材とを有し、前記転がり軸受の外輪の外周が前記溝の両内側面に押し付けられることを特徴とする。
本発明によれば、被押し付け部を構成する溝の内側面に押し付け部を構成する転がり軸受の外輪の外周が押し付けられるので、その外輪の転動により押し付け部と被押し付け部との接触を確実に転がり接触として摩擦を低減できる。
The present invention includes an input shaft, an output shaft that is coaxially connected to the input shaft via an elastic member so as to elastically rotate relative to the input shaft, a steering assist force generating hydraulic actuator, A control valve for controlling the hydraulic pressure of the pressure oil supplied to the hydraulic actuator according to the relative rotation amount of the input / output shaft; and a regulating means for regulating the relative rotation of the input / output shaft according to a driving state of the vehicle. The restricting means includes a pressed portion that rotates together with one side of the input / output shaft, and a direction that rotates along with the other side of the input / output shaft and approaches the pressed portion. A pressing portion capable of reciprocating in a separating direction; an output mechanism that causes the pressing portion to act on the pressing portion; and a force generated by the output mechanism. In the hydraulic power steering device, the pressed portion is configured by inner surfaces facing each other of the groove, and both inner surfaces are close to each other toward the center of the groove. The pressing portion includes a rolling bearing and a support member that supports the rolling bearing, and the outer periphery of the outer ring of the rolling bearing is pressed against both inner side surfaces of the groove.
According to the present invention, since the outer periphery of the outer ring of the rolling bearing that constitutes the pressing portion is pressed against the inner surface of the groove that constitutes the pressed portion, the contact between the pressing portion and the pressed portion is ensured by the rolling of the outer ring. As a rolling contact, friction can be reduced.
本発明によれば、車速等の運転状態に応じて操舵補助力を変化させる油圧パワーステアリング装置において、確実に良好な操舵フィーリングを得ることができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, in the hydraulic power steering apparatus which changes steering assist force according to driving | running states, such as a vehicle speed, a favorable steering feeling can be obtained reliably.
図1に示す第1実施形態のラックピニオン式油圧パワーステアリング装置1は、車両のステアリングホイール(図示省略)に連結される入力シャフト2と、入力シャフト2に操舵トルクに応じて弾性的に同軸中心に相対回転するようトーションバー(弾性部材)6を介して同軸心に連結される出力シャフト3を備えている。トーションバー6は入力シャフト2を貫通し、ピン4を介して入力シャフト2に連結され、セレーション5を介して出力シャフト3に連結されている。入力シャフト2の一端側はベアリング8を介してハウジング7により支持される。入力シャフト2の他端側は、出力シャフト3の一端側の端部に形成された凹部に挿入されると共に、その凹部の内周によりブッシュ12を介して支持されている。出力シャフト3は、ベアリング10、11を介してハウジング7により回転可能に支持されている。出力シャフト3の他端側外周にピニオン15が一体的に形成され、ピニオン15に噛み合うラック16に車輪(図示省略)が連結される。これにより、操舵による入力シャフト2の回転は、トーションバー6を介してピニオン15に伝達され、ピニオン15の回転によりラック16は車両幅方向に移動し、ラック16の移動により車両の舵角が変化する。入力シャフト2とハウジング7との間および出力シャフト3とハウジング7との間にオイルシール17、18が設けられている。なお、ラック16を支持するサポートヨーク40がバネ41の弾力によりラック16に押し付けられている。
A rack and pinion type hydraulic
操舵補助力発生用油圧アクチュエータとして油圧シリンダ20が設けられている。油圧シリンダ20は、ハウジング7と一体のシリンダチューブと、ラック16に一体化されるピストン21を備え、シリンダチューブ内にピストン21により仕切られる油室22、23が形成されている。
A
油圧シリンダ20に供給される圧油の油圧を、入力シャフト2と出力シャフト3の相対回転量に応じて制御するロータリー式油圧制御バルブ30が設けられている。制御バルブ30は、ハウジング7に回転可能に挿入されている筒状の第1バルブ部材31と、第1バルブ部材31に同軸中心に相対回転可能に挿入されている第2バルブ部材32を備えている。第1バルブ部材31は出力シャフト3にピン33を介して同軸中心に同行回転するよう連結されている。第2バルブ部材32は入力シャフト2の外周に一体的に成形され、これにより第2バルブ部材32は入力シャフト2と同軸中心に同行回転する。ハウジング7に、圧油吐出用ポンプ42に接続されるポートと、タンク43に接続されるポートと、油圧シリンダ20の一方の油室22に接続されるポートと、他方の油室23に接続されるポートが設けられ、各ポートは第1バルブ部材31と第2バルブ部材32の間における弁間流路27を介して互いに連通する。弁間流路27における絞り部の開度が入出力シャフト2、3の相対回転量に応じて変化する。例えば図2に示すように、第1バルブ部材31の内周における複数の第1溝48の軸方向縁と、第2バルブ部材32の外周における複数の第2溝49の軸方向縁との間が絞り部A、B、C、Dとされる。一方の油室22に通じる第1溝48と、他方の油室23に通じる第1溝48とが周方向において交互に配置される。ポンプ42に通じる第2溝49と、入力シャフト2に形成された通孔2aおよびトーションバー6と入力シャフト2との間を介してタンク43に通じる第2溝49とが周方向において交互に配置される。これにより、図3に示す油圧回路が構成される。操舵が行なわれていない時は、各絞り部A、B、C、Dが開き油圧は上昇しないので操舵補助力は発生しない。右操舵時は、入力シャフト2と出力シャフト3の相対回転量に応じて絞り部A、Dの開度が大きくなり、絞り部B、Cの開度が小さくなり、一方の油室22に圧油が供給され、他方の油室23からタンク43に油が還流し、その相対回転量に応じた右方向への操舵補助力を油圧シリンダ20は発生する。左操舵時は、絞り部A、B、C、Dの開度が右操舵時と逆になり、その相対回転量に応じた左方向への操舵補助力を油圧シリンダ20は発生する。
A rotary
入力シャフト2と出力シャフト3の相対回転を車両の運転状態に応じて規制する規制手段50が設けられている。図4〜図8に示すように、規制手段50は、被押し付け部51、押し付け部52、出力機構60、制御装置67を有する。
A restricting means 50 for restricting the relative rotation of the
被押し付け部51は、第1バルブ部材31の上部に圧入等により固定されるリング部材51aの上面における周方向等間隔をおいた4位置に形成される溝31′の相対向する内側面により構成される。これにより被押し付け部51は出力シャフト3と同行回転する。溝31′の長手方向は入出力シャフト2、3の径方向に沿い、入出力シャフト2、3の径方向視でV字状とされている。これにより、溝31′の両内側面は溝31′の中央に向かうに従い互いに近接する。
The pressed
押し付け部52は、入力シャフト2と同行回転すると共に被押し付け部51に対して近接する方向と離隔する方向とに往復移動可能である。すなわち、押し付け部52は溝31′と同数のボールベアリングにより構成される転がり軸受53と、これら転がり軸受53を支持する支持部材54を有する。支持部材54は、小径部54aと大径部54bを有する段付き円筒状とされ、その中心孔に入力シャフト2が挿入されている。小径部54aの外周における周方向等間隔をおいた4位置に径方向に沿う支持シャフト54cが固定され、各支持シャフト54cに転がり軸受53の内輪53aが嵌め合わされている。なお、支持シャフト54cの先端は転がり軸受53の抜け止めのために基端よりも径が大きくされている。これにより、各転がり軸受53の外輪53bは入出力シャフト2、3の径方向に沿う軸中心に回転する。入力シャフト2の外周に周方向間隔をおいて設けられた複数の軸方向溝2″と、支持部材54の内周に周方向間隔をおいて設けられた複数の軸方向溝54″との間にリテーナに保持されたボール55が挟み込まれることで、支持部材54は入力シャフト2と同行回転すると共に入力シャフト2に対して軸方向移動可能とされている。支持部材54の上端とハウジング7の上部内面との間において、支持部材54のがたつき防止用の圧縮コイルバネ56が入力シャフト2に嵌め合わされている。支持部材54の外周とハウジング7の内周との間、および、支持部材54の内周と入力シャフト2の外周との間は、それぞれシール部材58a、58bを介して油密状にシールされる。これにより、支持部材54とハウジング7の上部との間に油室59が形成され、支持部材54はピストンとして機能するものとされる。
The
出力機構60は被押し付け部51を押し付ける力を押し付け部52に作用させる。その力により転がり軸受53の外輪53bの外周が溝31′の両内側面に押し付けられる。出力機構60の発生力は制御装置67により車両の運転状態に応じて制御される。図7に示すように、本実施形態の出力機構60は、ハウジング7に形成された保持孔61に相対回転しないように挿入された筒状スリーブ62と、スリーブ62に自身の軸中心に相対回転可能に挿入されたスプール63を備えている。スリーブ62に、制御バルブ30を介してポンプ42に通じる圧油導入ポート62aと、油室59に通じる圧油送り出しポート62bが形成されている。スプール63に、圧油導入ポート62aに通じる外周溝63aと、圧油送り出しポート62bと重なる位置に配置される通孔63bと、外周溝63aと通孔63bを接続する圧油通路63cと、通孔63bを保持孔61に接続する絞り通路63dが形成される。保持孔61内はドレン流路63eを介してタンク43に通じる。図8に示すように、スリーブ62の圧油送り出しポート62bとスプール63の通孔63bとの重なり部分(図においてハッチングで示す)は可変絞り60aを構成し、可変絞り60aの開度はスプール63の回転量に応じて変化する。スプール63は減速機構65を介してモータ66に接続され、モータ66の回転量は制御装置67により制御される。モータ66として例えばステッピングモータを用いることができる。制御装置67は、車両の運転状態を検知するセンサからの信号に応じてモータ66を制御する。本実施形態の制御装置67は、車両の運転状態として車速を検出するセンサからの車速信号に基づき、車速が高速になる程に可変絞り60aの開度が大きくなるようにモータ66を制御する。すなわち、高速走行時には可変絞り60aの開度を大きくすることで支持部材54に作用させる油圧を大きくし、入出力シャフト2、3の相対回転の規制力を増加させる。車速が低下する程に可変絞り60aの開度を小さくして支持部材54に作用させる油圧を小さくし、入出力シャフト2、3の相対回転の規制を緩和する。これにより、高車速時は入力シャフト2と出力シャフト3の相対回転量に応じた操舵補助力発生用油圧の増加が規制されて走行安定性が図られ、低車速時は操舵補助力発生用油圧の増加規制が緩和されて操舵の高応答性が図られる。
The
上記実施形態によれば、被押し付け部51を構成する溝31′の内側面に押し付け部52を構成する転がり軸受53の外輪53bの外周が押し付けられるので、その外輪53bの転動により押し付け部52と被押し付け部51との接触を確実に転がり接触として摩擦を低減できる。
According to the above embodiment, the outer periphery of the
図9〜図12は本発明の第2実施形態を示し、第1実施形態の規制手段50と相違する規制手段150を有する。以下、第2実施形態における第1実施形態と同様部分は同一符号で示して説明を省略し、相違点を説明する。 9 to 12 show a second embodiment of the present invention, which has a restricting means 150 different from the restricting means 50 of the first embodiment. Hereinafter, the same parts in the second embodiment as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, description thereof will be omitted, and differences will be described.
第2実施形態における規制手段150の被押し付け部151は、第1バルブ部材31の下方において、入力シャフト2における周方向等間隔をおいた4位置に形成される溝2′の相対向する内側面により構成される。これにより被押し付け部151は入力シャフト2と同行回転する。溝2′の長手方向は入力シャフト2の軸方向に沿い、入出力シャフト2、3′の軸方向視でV字状とされている。これにより、溝2′の両内側面は溝2′の中央に向かうに従い互いに近接する。
The pressed
押し付け部152は、出力シャフト3′と同行回転すると共に被押し付け部151に対して近接する方向と離隔する方向とに往復移動可能である。すなわち押し付け部152は、溝2′と同数のボールベアリングにより構成される転がり軸受153と、各転がり軸受153を支持する支持部材154を有する。各支持部材154は、外周が円柱面に沿い、一端において開口する凹部154a内で両端支持状とされる支持シャフト154bを有する。
The
第2実施形態における出力シャフト3′は、本体3aと、本体3aの外周に同心に嵌め合わされた環状部材3bを有する。本体3aは、第1実施形態の出力シャフト3と同様に、トーションバー6を介して入力シャフト2に連結され、ピン33を介して第1バルブ部材31に連結されている。環状部材3bに支持部材154と同数のガイド孔155が形成されている。各ガイド孔155の内周は円柱面に沿うものとされ、その軸心は入出力シャフト2、3′の径方向に沿う。各ガイド孔155の一端は、本体3aに形成された通孔3a′を介して溝2′の両内側面に対向するように開口し、他端はハウジング7の内周面に対向するように開口する。本体3aの通孔3a′はガイド孔155よりも大径とされている。
The output shaft 3 'in the second embodiment has a
各支持部材154は、ガイド孔155と通孔3a′に入出力シャフト2、3′の径方向に移動可能に挿入されている。これにより、押し付け部152は被押し付け部151に対して近接する方向と離隔する方向とに往復移動可能とされている。各支持シャフト154bに転がり軸受153の内輪153aが嵌め合わされている。これにより、各転がり軸受153の外輪153bは入出力シャフト2、3′の軸方向にオフセットした軸中心に回転する。
Each
各ガイド孔155に、支持部材154とハウジング7との間においてプランジャ156が挿入されている。各プランジャ156は入出力シャフト2、3′の径方向に沿って往復移動可能とされている。各プランジャ156の外周は円柱面に沿うものとされている。ガイド孔155の内周とプランジャ156の外周との間に、リテーナにより保持された鋼球158が摩擦低減部材として介在されている。ガイド孔155の内周とプランジャ156の外周との間にオイルシールを介在させてもよい。出力シャフト3′の外周とハウジング7の内周との間を油密状にシールする一対のシール部材159、160が軸方向間隔をおいて設けられ、両シール部材159、160の間に各プランジャ156が配置される。これにより、各プランジャ156の他端とハウジング7の内周との間は油室161とされ、各油室161は出力シャフト3′の外周に形成された周溝3a″を介して連通する。図9に示すように、油室161が上記実施形態と同様の出力機構60を介してポンプ42に接続される。これにより、制御装置67が高速走行時には可変絞り60aの開度を大きくすることで支持部材154にプランジャ156を介して作用させる油圧を大きくし、入出力シャフト2、3′の相対回転の規制力を増加させる。車速が低下する程に可変絞り60aの開度を小さくして支持部材154にプランジャ156を介して作用させる油圧を小さくし、入出力シャフト2、3′の相対回転の規制を緩和する。これにより、高車速時は入力シャフト2と出力シャフト3′の相対回転量に応じた操舵補助力発生用油圧の増加が規制されて走行安定性が図られ、低車速時は操舵補助力発生用油圧の増加規制が緩和されて操舵の高応答性が図られる。
A
操舵トルクが作用していない時、押し付け部152を構成する転がり軸受153の中心軸と、被押し付け部151を構成する溝2′の中央位置とが入出力シャフト2、3′の径方向において相対向するように、図10に示すように本体3aに対する環状部材3bの軸中心の相対回転を阻止する部材としてネジ3cが設けられている。ネジ3cによる本体3aに対する環状部材3bの相対回転の阻止は、入力シャフト2をトーションバー6を介して本体3aに連結した後に行われる。入力シャフト2と本体3aのトーションバー6を介する連結は、制御バルブ30により所望の油圧制御特性が得られるように入出力シャフト2、3′の相対回転方向における相対位置の位置決めをした後に行われる。すなわち、各絞り部A、B、C、Dの開度が、操舵トルクが作用していない状態から左操舵した時と右操舵した時とで上記のように互いに逆対称に変化するように、入出力シャフト2、3′の相対回転方向における相対位置の位置決めがなされ、しかる後に、本体3aにセレーション5を介して連結されたトーションバー6がピン4を介して入力シャフト2に連結される。
When the steering torque is not acting, the center axis of the rolling
転がり軸受153の中心軸と溝2′の中央位置とが入出力シャフト2、3′の径方向において相対向する時、転がり軸受153の外輪153bは溝2′の両内側面に接する。よって、例えばプランジャ156に油圧を作用させる等して外輪153bを溝2′の両内側面に押し付けることで、本体3aに対して環状部材3bを軸中心に相対回転させ、転がり軸受153の中心軸と溝2′の中央位置との相対位置決めを行うことができる。その位置決め後に、ネジ3cは環状部材3bの通孔3b′を介して本体3aのネジ孔3dにねじ合わされる。図12に示すように、通孔3b′は、本体3aに対する環状部材3bの軸中心の相対回転を許容できるように周方向が長手方向の長孔であって、ネジ3cの頭部を受ける段差3b″を有する。これにより、操舵トルクが作用していない時、転がり軸受153の中心軸と溝2′の中央位置とが入出力シャフト2、3′の径方向において相対向し、舵角を変化させる油圧が発生することはない。他は第2実施形態と同様とされている。なお、本体3aに対する環状部材3bの軸中心の相対回転を阻止する手段として、図13に示すように、環状部材3bの下端側に割り部3eを設け、その割り部3eの相対向する端面において開口するネジ孔にねじ合わされるネジ3fにより、割り部3eの間隔を狭めて本体3aの締め付け力を作用させてもよい。
When the central axis of the rolling
本発明は上記実施形態に限定されない。例えば、押し付け部を構成する転がり軸受はボールベアリングに限定されず、ローラーベアリングやニードルベアリングであってもよい。出力機構は油圧により力を作用させるものに限定されず、車両の運転状態に応じて移動する電動アクチュエータにより被押し付け部を押し付ける力を押し付け部に作用させてもよい。また、車両の運転状態として車速以外の例えば舵角に応じて油圧調節機構により油圧を調節するようにしてもよい。本発明はラックピニオン式以外の油圧パワーステアリング装置にも適用でき、例えば出力シャフトがボールスクリューシャフトに一体化され、ボールスクリューシャフトにねじ合わされるボールナットが操舵補助力発生用油圧シリンダのピストンに一体化されているボールスクリュー式油圧パワーステアリング装置に適用してもよい。 The present invention is not limited to the above embodiment. For example, the rolling bearing constituting the pressing portion is not limited to a ball bearing, and may be a roller bearing or a needle bearing. The output mechanism is not limited to one that applies a force by hydraulic pressure, and a force that presses the pressed portion may be applied to the pressing portion by an electric actuator that moves according to the driving state of the vehicle. Further, the hydraulic pressure may be adjusted by a hydraulic pressure adjusting mechanism according to, for example, a steering angle other than the vehicle speed as the driving state of the vehicle. The present invention can also be applied to hydraulic power steering devices other than the rack and pinion type. For example, the output shaft is integrated with the ball screw shaft, and the ball nut screwed to the ball screw shaft is integrated with the piston of the hydraulic cylinder for generating steering assist force. The present invention may be applied to a ball screw type hydraulic power steering apparatus.
2 入力シャフト
2′ 溝
3、3′ 出力シャフト
6 トーションバー(弾性部材)
20 油圧シリンダ(操舵補助力発生用油圧アクチュエータ)
30 制御バルブ
31′ 溝
50、150 規制手段
51、151 被押し付け部
52、152 押し付け部
53、153 転がり軸受
53b、153b 外輪
54、154 支持部材
60 出力機構
67 制御装置
2 Input shaft 2 '
20 Hydraulic cylinder (hydraulic actuator for generating steering assist force)
30 Control valve 31 '
Claims (1)
前記入力シャフトに、操舵トルクに応じて弾性的に相対回転するよう弾性部材を介して同軸心に連結される出力シャフトと、
操舵補助力発生用油圧アクチュエータと、
前記油圧アクチュエータに供給される圧油の油圧を、前記入出力シャフトの相対回転量に応じて制御する制御バルブと、
前記入出力シャフトの相対回転を車両の運転状態に応じて規制する規制手段とを備え、
前記規制手段は、前記入出力シャフトの中の一方側と同行回転する被押し付け部と、前記入出力シャフトの中の他方側と同行回転すると共に前記被押し付け部に対して近接する方向と離隔する方向とに往復移動可能な押し付け部と、前記被押し付け部を押し付ける力を前記押し付け部に作用させる出力機構と、前記出力機構の発生力を車両の運転状態に応じて制御する制御装置とを有し、
前記被押し付け部は溝の相対向する内側面により構成され、その両内側面は溝中央に向かうに従い互いに近接する油圧パワーステアリング装置において、
前記押し付け部は、転がり軸受と、この転がり軸受を支持する支持部材とを有し、
前記転がり軸受の外輪の外周が前記溝の両内側面に押し付けられることを特徴とする油圧パワーステアリング装置。 An input shaft;
An output shaft coupled to the input shaft coaxially through an elastic member so as to elastically rotate relative to the steering torque; and
A hydraulic actuator for generating steering assist force;
A control valve for controlling the hydraulic pressure of the pressure oil supplied to the hydraulic actuator according to the relative rotation amount of the input / output shaft;
A regulation means for regulating the relative rotation of the input / output shaft according to the driving state of the vehicle,
The restricting means is rotated with the other side of the input / output shaft while being rotated with the one side of the input / output shaft, and is spaced apart from a direction close to the pressed portion. A pressing portion that can reciprocate in a direction, an output mechanism that causes the pressing portion to act on the pressing portion, and a control device that controls the generated force of the output mechanism in accordance with a driving state of the vehicle. And
In the hydraulic power steering device, the pressed portion is configured by inner surfaces facing each other of the groove, and both inner surfaces approach each other toward the groove center.
The pressing portion includes a rolling bearing and a support member that supports the rolling bearing,
The hydraulic power steering apparatus, wherein an outer periphery of an outer ring of the rolling bearing is pressed against both inner side surfaces of the groove.
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004050091A JP2005238947A (en) | 2004-02-25 | 2004-02-25 | Hydraulic power steering device |
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