JP2005232552A - Support structure for hot metal flume - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、高炉の主樋の熱膨張および収縮に追従可能な溶銑樋の支持構造に関する。 The present invention relates to a hot metal support structure capable of following thermal expansion and contraction of a main furnace of a blast furnace.
高炉においては、出銑孔から溶銑およびスラグを同時に排出し、主樋に設けた堰きにより溶銑とスラグを分離する方法が採用されている。この分離された溶銑を所定位置にまで流すために溶銑樋が主樋に接続部を介して接続されている。これらの高炉の樋は出銑の際に使用され、漏銑が生じ難い構造で、しかも耐用性に優れていることが必要とされる。 In the blast furnace, a method is adopted in which hot metal and slag are discharged simultaneously from the tapping hole and the hot metal and slag are separated by a dam provided in the main pole. In order to flow the separated hot metal to a predetermined position, the hot metal is connected to the main iron via a connecting portion. These blast furnace soots are used at the time of tapping, and are required to have a structure in which leakage does not easily occur and to have excellent durability.
樋材と樋材を囲う樋枠とからなる主樋本体の構造としては、溶銑およびスラグの両方により浸食をうける樋材の寿命を長くするため、高密度パネルブロックを内張りしてなる高炉樋が知られている(特許文献1)。 As the structure of the main body consisting of the firewood and the firewood frame surrounding the firewood, there is a blast furnace fired with a high-density panel block lined in order to extend the life of the firewood that is eroded by both hot metal and slag. Known (Patent Document 1).
一方、高炉の溶銑樋の構造も、主樋と同様に本体は、溶銑通路が形成された樋材とこの樋材を囲う樋枠とからなる。これらの樋は出銑時に1500℃にも達する溶銑、スラグを流すため、使用時と休止時に大きな熱膨張収縮が発生するため、鋳床などを支持する構造物上に載置されているだけで、水平方向に対して支持されていない支持構造とされており、このため、以下のような問題があった。
高炉の溶銑樋の支持構造上の問題点を図10-1〜図10-6により説明する。 Problems in the blast furnace hot metal support structure will be explained with reference to Figs. 10-1 to 10-6.
図10-1〜図10-6は、各過程での溶銑樋2の状態を樋の長手方向を鉛直に切った断面図で示す概略図であって、主樋1と溶銑樋2の接続部近傍の樋材の位置関係を示す。接続部は、主樋1の一端部と溶銑樋2の一端部を上下方向に間隔を空けて重ねて配置し、間隔を空けた主樋1から溶銑樋2までの間、および樋長手方向の溶銑樋2の樋材2Aと主樋1の樋材1Aの間に耐火物であるスタンプ材3Aを建設時(図10-1参照)に施工して形成している。
FIGS. 10-1 to 10-6 are schematic views showing the state of the
接続部を構成するスタンプ材3Aは、樋材1A、2Aに比べて伸びを吸収できる耐火物を使用しているが、主樋1の熱膨張量がそれを上回るため、樋の使用時に主樋1により溶銑樋2がスタンプ材3Aを介して樋長手方向に押され、図10-2のaで示す量だけ樋長手方向に移動する。その後、樋の休止時には、主樋1が徐々に冷却され、主樋1が長手方向に収縮することに伴い、主樋1の反炉体側の端面4が変移するが、その際、溶銑樋2は、鋳床などを支持する構造物上に載置されているために、下記式(1)で示される最大摩擦力F以上の力を受けないと主樋1の収縮に追随して動くことはない。
The
溶銑樋の樋枠と溶銑樋を載置する構造物間に働く最大摩擦力F=溶銑樋の質量M×溶銑樋の樋枠と溶銑樋を載置する構造物間の摩擦係数μ ・・・・・(1)
しかしながら、主樋1の樋材1Aとスタンプ材3Aの間の結合力はそれほど大きいものではない。
Maximum frictional force F acting between the hot metal frame and the structure on which the hot metal is placed F = mass of hot metal M × coefficient of friction μ between the hot metal frame and the structure on which the hot metal is placed (1)
However, the bonding force between the
このため、主樋1を溶銑樋2のスタンプ材3Aに乗せている構造としたのでは、主樋1が長手方向に収縮する際、主樋1に追従させて溶銑樋2を炉体方向に向かって移動させることができず、主樋1とスタンプ材3Aを介して接続している接続部に割れが生じ、図10-3に示した如く、隙間bが形成されてしまう。
For this reason, when the
従って、図10-4に示す如く、隙間bを追加スタンプ材3Bによって埋める樋の補修を行う必要が生じ、追加スタンプ材などの耐火物コストおよびメンテナンス費用がかかる。隙間bを埋める樋の補修を行わず、樋を再稼働した場合には、主樋と溶銑樋の接続部に形成された隙間bから溶銑が洩れる漏銑トラブルが発生することに繋がるから、このような重大災害に繋がる漏銑を防止するうえで隙間bを埋める樋の補修作業は必須となる。樋の補修を行った後、再稼働すると、主樋1により溶銑樋2がスタンプ材3Aと追加スタンプ材3Bを介して樋長手方向に押され、図10-5に示す如く、樋長手方向にa’だけ移動し、その後、樋の休止時には上述した理由によって、主樋1に追従させて溶銑樋2を樋長手方向にa’だけ炉体方向に引き戻すことができなくなる結果、溶銑樋2の樋長手方向移動量a’に対応して形成される隙間を追加スタンプ材3Bにより埋める樋の補修作業を行うことになる。このような樋の補修、樋の再使用を繰り返した場合、樋の補修毎に溶銑樋2の樋長手方向移動量が増大するから、いずれ図10-6に示す如く、主樋1と溶銑樋2の重なりがなくなってしまう状態となる。このような状態に至ると、鉄製の当て板を両側面と底面に当て、主樋1と溶銑樋2の間に追加スタンプ材3Bを施工する大掛かりな補修作業を行う必要が発生する。なお、図10-1〜図10-6中、符号20は、溶銑とスラグを分離する堰きを示す。
Accordingly, as shown in FIG. 10-4, it is necessary to repair the ridge that fills the gap b with the
本発明は、上記問題点を解消し、主樋と溶銑樋の接続部の補修作業を減少することができ、しかも樋の使用時、主樋と溶銑樋の接続部で溶銑が洩れる漏銑トラブルを防止することができる溶銑樋の支持構造を提供することを目的とする。 The present invention solves the above-mentioned problems, can reduce the repair work of the connecting portion between the main metal and the hot metal, and, when using the iron, the leakage trouble that the hot metal leaks at the connecting portion between the main metal and the hot metal. It is an object of the present invention to provide a hot metal support structure capable of preventing the above.
本発明は、以下のとおりである。
1. 高炉の主樋に接続される溶銑樋を支持する溶銑樋の支持構造であって、前記溶銑樋は溶銑通路を形成された樋材と該樋材を囲う樋枠で樋本体が構成され、前記主樋に接続された状態で地面に固定した構造物上に載置されていると共に、前記溶銑樋の樋枠に取り付けてなるばね受け部材と地面に固定した固定部材との間にばねが配置されて、前記主樋の熱膨張および収縮に追従可能に構成されていることを特徴とする溶銑樋の支持構造。
2. 前記溶銑樋と該溶銑樋を載置する構造物との間に複数のころが配置されていることを特徴とする1.に記載の溶銑樋の支持構造。
The present invention is as follows.
1. A hot metal support structure for supporting hot metal connected to the main rod of a blast furnace, wherein the hot metal has a hot metal body formed of a hot metal having a hot metal passage formed therein and a hot metal frame surrounding the hot metal material, A spring is disposed between a spring receiving member attached to the hot metal frame and a fixed member fixed to the ground, and is mounted on a structure fixed to the ground while being connected to the main rod. The hot metal support structure is configured to be able to follow the thermal expansion and contraction of the main rod.
2. A plurality of rollers are disposed between the hot metal and a structure on which the hot metal is placed. The hot metal support structure described in 1.
本発明によれば、主樋と溶銑樋の接続部の補修作業を減少することができ、追加スタンプ材などの耐火物コストおよびメンテナンス費用を削減することができる。しかも、本発明によれば、樋の稼動時、主樋と溶銑樋の接続部で溶銑が洩れる漏銑トラブルを防止することができる。 According to the present invention, it is possible to reduce the repair work of the connecting portion between the main metal and the hot metal, and it is possible to reduce the refractory cost such as the additional stamp material and the maintenance cost. Moreover, according to the present invention, it is possible to prevent a leakage trouble that the molten iron leaks at the connecting portion between the main metal and the hot metal during the operation of the hot metal.
先ず、本発明にかかる溶銑樋の支持構造について図を用いて説明する。 First, the hot metal support structure according to the present invention will be described with reference to the drawings.
図1は、本発明にかかる溶銑樋2の支持構造の原理を説明する概略平面図であり、図2は、図1に示した溶銑樋2の支持構造の概略側面図である。図3は、図1のX−X断面図である。図1、図2においては、主樋1に設けられている堰き及び分離されたスラグを所定位置に運ぶためのスラグ樋、溶銑樋2の接続部3の構造は従来と同様であるので図示を省略した。
FIG. 1 is a schematic plan view for explaining the principle of the support structure for the
本発明に用いる溶銑樋2は、従来と同様、主樋1に接続部3を介して接続され、スラグと分離された溶銑を所定位置にまで運んで開口端から流下させるもので、溶銑通路を形成された樋材2Aと樋材2Aを囲う樋枠2Bで樋本体が構成されている。
As in the prior art, the
主樋1も図4に示すように、溶銑とスラグを流す通路を形成された樋材1Aと樋材1Aを囲う樋枠1Bで樋本体が構成され、主樋1の樋本体は、シャモット煉瓦1C、赤煉瓦1Dおよびキャスタブル1Eと共に主樋架構1F内に収納されている。
As shown in FIG. 4, the
構造物は、樋受け梁51、水平梁52および地面に固定された垂直な支持梁53などにより構成されている。構造物の部材には、H形鋼が好適に使用される。
The structure is composed of a
ここで、主樋1の炉体側は、高炉の炉体によって高炉の炉体方向への移動が規制されており、一方、溶銑樋2は構造物の樋受け梁51上に載置されている。主樋1の長手方向は、高炉の炉体中心に向かっている(図5参照)。また、図1〜図3に示した溶銑樋2は、その長手方向が高炉の炉体中心に向かっているとしたが、開口端までの間に屈折部があり、図5に示す如く、屈折部より先の方で溶銑樋2の長手方向が高炉の炉体中心に向かっていない溶銑樋もある。
Here, on the furnace body side of the
本発明にかかる溶銑樋2の支持構造は、溶銑樋2の樋枠2Bに取り付けてなるばね受け部材6、6’と地面に固定した固定部材である受柱7、7’との間にばね8を配置していることを特徴とする。ばね受け部材6、6’と受柱7、7’との間に配置したばね8により、主樋1の熱膨張および収縮に対して溶銑樋2を追従可能とするには、以下のようにすることが重要である。
(i) ばね8の数およびばね係数は、樋の使用時において、二つのばね8のたわみにより生起されるばね力を合計した合計ばね力が前記式(1)で表される最大摩擦力Fを上回るように決定する。なお、樋の使用時には、図1、図2に示したように配置されたばね8はばね受け部材6、6’により引っ張られて、樋使用前の状態によりばね8のたわみが増えるが、この状態で二つのばね8のたわみにより生起される合計ばね力が式(1)で表される最大摩擦力Fを上回る必要がある。
The
(i) The number of
この理由は、樋の使用時において、二つのばね8のたわみにより生起されるばね力を合計した合計ばね力が最大摩擦力Fを下回った場合、樋の休止時に主樋1の収縮に対して溶銑樋2を追従させることができない場合が起こるからである。主樋1が長手方向に収縮する際の最大摩擦力Fの方向は、矢印11で示す反炉体方向に働く。
(ii) ばね8は、その長さ方向を主樋1の長手方向に一致させ、かつ溶銑樋2を挟んで両側にばね係数が同じであるばね8を配置する。このようにして、各ばね8のたわみにより生起されるばね力により、主樋1との接続部3に曲げモーメントが発生しないようにする。
The reason for this is that when the rod is used, the total spring force generated by the deflection of the two
(ii) The
このような支持構造を持つ溶銑樋2は、溶銑通路を形成された樋材2Aと樋材2Aを囲う樋枠2Bで樋本体が構成され、主樋1に接続部3を介して接続された状態で地面に固定した構造物51上に載置されていると共に、溶銑樋2の樋枠2Bに取り付けてなるばね受け部材6、6’と地面に固定した固定部材である受柱7、7’との間にばね8が配置されて、主樋1の熱膨張および収縮に追従可能に構成されている。
In the
上述した本発明にかかる溶銑樋2の支持構造の作用について説明すると、溶銑樋2は、樋の稼動時に、主樋1の熱膨張により主樋1が長手方向に延びるため、接続部3を介して押され、その結果、矢印11で示す方向に移動する。一方、樋を使用した後、樋の休止時には、主樋1が徐々に冷却され、主樋1が長手方向に収縮することに伴い、主樋1の端面4が炉体側に変移するが、その際、樋の使用時において2つのばね8のばね力を合計した合計ばね力が式(1)で表される最大摩擦力Fを上回っているため、主樋1の端面4の変移に追従させて溶銑樋2を矢印12で示す方向へ移動させることができる。
The operation of the above-described support structure for the
従って、本発明にかかる溶銑樋2の支持構造においては、主樋1が長手方向に収縮する際、主樋1の端面4の変移に追従させて溶銑樋2を矢印12で示す炉体方向に移動させることができ、主樋1と接続された接続部に隙間が生じることを防止できる。この結果、主樋との接続部の補修作業を減少することができ、追加スタンプ材などの耐火物コストおよびメンテナンス費用を削減することが可能となる。
Therefore, in the supporting structure of the
しかも、本発明にかかる溶銑樋2の支持構造においては、樋を使用した後、樋の休止時に主樋1の端面4の変移に追従させて溶銑樋2を矢印12で示す炉体方向に移動させることができ、主樋1とスタンプ材3Aを介して接続している接続部に割れが生じることを抑制することができるので、樋の使用時、溶銑樋2の接続部3から溶銑が洩れる漏銑トラブルを防止することができる。
Moreover, in the support structure of the
ところで、本発明にかかる溶銑樋2の支持構造においては、溶銑樋2と溶銑樋2を載置する構造物51との間に複数のころ9が配置されているのが、溶銑樋2の樋枠2Bと溶銑樋2を載置する構造物51間の摩擦係数μを小さくでき、式(1)で表される最大摩擦力Fを低下することができるので好ましい。同様の目的で、樋受け梁51の上面にステンレス、樹脂等の摩擦係数μを小さくできる材料を配置しても良い。
By the way, in the support structure of the
また、各ばねには、樋の使用時における熱影響を緩和するために、冷却ファンのような冷却構造を設けるのが、樋の使用時に、各ばねの温度上昇を抑制することができ、各ばねのばね係数の低下を小さくすることができるので好ましい。ばねの形式はコイルばね、板ばね等必要なばね定数を有するものであれば使用できる。 In addition, each spring is provided with a cooling structure such as a cooling fan in order to mitigate the thermal effects during use of the eaves, so that when the eaves are used, the temperature rise of each spring can be suppressed. Since the fall of the spring coefficient of a spring can be made small, it is preferable. Any type of spring can be used as long as it has a necessary spring constant such as a coil spring or a leaf spring.
炉内容積5150m3の高炉の鋳床において、本発明に係る溶銑樋の支持構造を図5に示すような主樋101に接続部103を介して接続され、分離された溶銑を所定位置にまで運んで開口端104から流下させる溶銑樋102に適用した。その際、溶銑樋102−1と102−2間の屈折部、溶銑樋102−2と102−3間の屈折部に無理な曲げ力が作用しないようにするために、溶銑樋102の樋部分毎に図6−1、図6−2、図6−3に示すようにばね108を設置した。また、第2に溶銑通路を挟んで両側に同じばね係数を持つばね108を同数設置した。
In the casting floor of a blast furnace with a furnace internal volume of 5150 m 3, the hot metal support structure according to the present invention is connected to the
但し、ばね108は、樋の使用時に、各ばね8のたわみにより生起される合計ばね力が式(1)で表される最大摩擦力Fを上回るように、地面に固定した受柱107、107’と溶銑樋102の間に合計で16本設置した。
However, the
ばね108の設置箇所の内訳は、溶銑樋102−1が4箇所、102−2が8箇所、102−3が4箇所とした。図5中、αは溶銑樋102−2のx軸からの傾斜角度を示し、βは溶銑樋102−3のx軸からの傾斜角度を示す。x−y軸は、高炉の炉体100の炉中心100Aを原点とする直交座標軸である。
The breakdown of the locations where the
ここで、図6-1、図6-2および図6-3には、溶銑樋102の各樋部分102−1、102−2および102−3の溶銑通路を挟んで設置する一組のばね108について示したが、それ以外のばねについても同様に、ばね長さ方向を主樋1の長手方向に一致させてばね8を配置した。各組のばね108は、一方が樋枠102Bの側面に取り付けてなるばね受け部材106と地面に固定した受柱107との間に設置され、他方が反対側の樋枠102Bの側面に取り付けてなるばね受け部材106’と地面に固定した受柱107’との間に設置されている。
Here, in FIG. 6-1, FIG. 6-2 and FIG. 6-3, a set of springs installed across the hot metal passages of the hot metal parts 102-1, 102-2 and 102-3 of the hot metal 102. 108 is shown, but the
溶銑樋の各樋部分に設置するばね108の本数およびばね力は、溶銑樋の樋枠と溶銑樋を載置する構造物間の摩擦係数μを安全率も考慮して0.6として以下のように決めた。
The number and the spring force of the
溶銑樋102−1を引き戻すのに必要な力=13.0ton/m×5.5m×0.6=43ton
溶銑樋102−2を引き戻すのに必要な力=13.0ton/m×11.5m×0.6=90ton
溶銑樋102−3を引き戻すのに必要な力=13.0ton/m×4.8m×0.6=38ton
溶銑樋102は102−1、102−2および102−3からなり、接続部103から開口端104までの全長は、21.8mである。溶銑樋102の長さは、溶銑を流すために樋材内に形成された溶銑通路の幅中央について測った距離であって、溶銑樋102−1における長さが5.5m、溶銑樋102−2の長さが11.5m、溶銑樋102−3の長さが4.8mである。また、キャスタブル耐火物を含む樋材102Aの質量が269ton、樋材102Aを囲う樋枠102Bとしての鉄皮の質量が15tonで、溶銑樋102の質量Mは284tonとなり、単位長さ当たりの溶銑樋102の質量は284/21.8=13.0ton/mである。
Force required to pull back hot metal 102-1 = 13.0 ton / m × 5.5 m × 0.6 = 43 ton
Force required to pull back hot metal 102-2 = 13.0 ton / m × 11.5 m × 0.6 = 90 ton
Force required to pull back hot metal 102-3 = 13.0 ton / m × 4.8 m × 0.6 = 38 ton
The hot metal 102 is composed of 102-1, 102-2 and 102-3, and the total length from the connecting
ばね108としては、線径が28mm、外形が158mm、自由長が300mm(有効巻数が5.5巻合計で7巻)であって、たわみが100mmで、生起されるばねP=5.1tonのコイルばねを用い、樋の使用時における各スプリングのたわみが0mmとなるように決定した。
As the
主樋101および溶銑樋102は、図8に示す如く、樋受け梁511、512上に載置されている。図8は、図5に示した実施例における溶銑樋102を載置する構造物を説明する概略平面図であって、主樋受け梁511および溶銑樋512(512−1、512−2、512−3)は、格子状の水平梁522に力を分散するよう固定するように設置されている。また、格子状の水平梁522は、地面10に固定された垂直な支持梁により所定高さ位置に支持されている。
As shown in FIG. 8, the
図9に本発明を適用した効果を示す。 FIG. 9 shows the effect of applying the present invention.
本発明を適用した場合、樋の使用時に、各樋部分に配置された各ばね108のたわみによる合計ばね力が各樋部分を引き戻すのに必要な最大摩擦力Fを超えているので、樋を使用した後、樋の休止時に、主樋101の変移に追従させて溶銑樋102を高炉の炉中心100A方向に移動させることができ、主樋101との接続部103に隙間が形成されないため、追加スタンプ材により補修を行う必要がなく、溶銑樋の移動距離を従来例の場合より格段に抑制できている。しかも、樋の使用時、主樋101との接続部103で溶銑が洩れる漏銑トラブルも防止することができた。
When the present invention is applied, when the scissors are used, the total spring force due to the deflection of each
一方、従来例の溶銑樋は、ばね受け部材106、106’、地面に固定した受柱107、107’およびばね108を設けていない支持構造で、樋の休止時、主樋101との接続部103に隙間が形成され、この隙間を追加スタンプ材により補修を行ったために、建設時の使用開始後の経過年数と共に溶銑樋の移動距離が増えている。図9中、溶銑樋の移動距離とは、図6-1において、樋枠102Bに取り付けたばね受け部材106の炉体100側への移動距離を、建設時点を0として測った距離である。
On the other hand, the hot metal of the conventional example is a support structure in which the
また、図7-1は、本発明にかかる溶銑樋の支持構造を示す概略側面図、図7-2は、図7-1に示す溶銑樋の概略縦断面図である。図7-1および図7-2において、206は、樋底に取り付けたばね受け部材、207は、地面に固定した受柱、208は、ばねを示す。これらにより、図6-1に示した支持構造と同様な作用効果を奏することができる。溶銑樋102の樋枠102Bの外側に配置された複数のH形鋼512−1は構造部材で溶銑樋102を支持する役割を持つ。
FIG. 7-1 is a schematic side view showing a hot metal support structure according to the present invention, and FIG. 7-2 is a schematic longitudinal sectional view of the hot metal shown in FIG. 7-1. In FIGS. 7-1 and 7-2,
1 主樋
2 溶銑樋
1A、2A 樋材
1B、2B 樋枠
3 接続部
4 主樋1の端面
51 樋受け梁
52 水平梁
53 地面に固定された垂直な支持梁
6、6’ ばね受け部材
7、7’ 受柱
8 ばね
9 ころ
10 地面
11、12 溶銑樋の移動方向
1C シャモット煉瓦
1D 赤煉瓦
1E キャスタブル
1F 主樋架構
100 高炉の炉体
100A 炉中心
101 主樋
102 溶銑樋(102−1、102−2、102−3)
102A 樋材
102B 樋枠
103 接続部
104 開口端
α 溶銑樋102−2内の溶銑流れ方向とx軸方向とのなす角度
β 溶銑樋102−3内の溶銑流れ方向とx軸方向とのなす角度
106、106’ばね受け部材
107、107’ 受柱
108 ばね
511 主樋受け梁
512−1、512−2、512−3 溶銑樋受け梁
522 水平梁
a、a’ 樋使用時の熱膨張量
b 溶銑樋2の接続部3に形成される隙間
3A スタンプ材
3B 追加スタンプ材
20 堰き
DESCRIPTION OF
Claims (2)
前記溶銑樋は溶銑通路を形成された樋材と該樋材を囲う樋枠で樋本体が構成され、前記主樋に接続された状態で地面に固定した構造物上に載置されていると共に、前記溶銑樋の樋枠に取り付けてなるばね受け部材と地面に固定した固定部材との間にばねが配置されて、前記主樋の熱膨張および収縮に追従可能に構成されていることを特徴とする溶銑樋の支持構造。 A hot metal support structure for supporting hot metal connected to the main furnace of the blast furnace,
The hot metal is composed of a hot metal having a hot metal passage and a hot metal frame surrounding the hot metal material, and is placed on a structure fixed to the ground while being connected to the main firewood. A spring is arranged between a spring receiving member attached to the hot metal frame of the hot metal and a fixed member fixed to the ground, and is configured to follow the thermal expansion and contraction of the main iron. Hot metal support structure.
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