JP4505355B2 - Blast furnace repair method - Google Patents
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Description
本発明は、高炉の改修工法に係り、特に高炉本体の炉底部の改修方法に関するものである。 The present invention relates to a method for repairing a blast furnace, and more particularly to a method for repairing the bottom of a blast furnace body.
従来から高炉の改修には、炉体の解体、炉内耐火物の築炉、冷却装置据付等の多くの工事を伴い、4〜5ヶ月の長期間を要しているが、生産量の確保の面から、最短で高炉の改修を行うことが強く求められてきた。 Conventionally, blast furnace refurbishment requires a long period of 4 to 5 months, including the dismantling of the furnace body, the construction of the refractory in the furnace, and the installation of the cooling system. From this point of view, it has been strongly demanded to renovate the blast furnace in the shortest time.
さらに、高炉の稼働基数は減少傾向にあり、単基高炉稼働を行っている製鉄所も多く、短期に改修を行うことが一層強く求められている実情にある。そのうち、炉底部の改修工法について、これまでにも種々の改修工法、あるいは解体・撤去工法、据付工法が提案されている。 In addition, the number of operating blast furnaces is on the decline, and there are many steelworks operating single-unit blast furnaces, and there is a strong demand for renovation in the short term. Among them, various repair methods, dismantling / removal methods, and installation methods have been proposed for the repair method of the furnace bottom.
例えば、特開平5−222420号公報には、炉底部と高炉基礎との間に、圧縮ガスの流体膜を形成し、その流体膜を介して、油圧ジャッキにより炉底部を水平に保持した状態で、移動抵抗を小さくして、炉底部を分離・撤去する高炉改修方法が提案されている。 For example, in Japanese Patent Laid-Open No. 5-222420, a fluid film of compressed gas is formed between a furnace bottom and a blast furnace base, and the furnace bottom is held horizontally by a hydraulic jack through the fluid film. A blast furnace refurbishing method has been proposed in which the moving resistance is reduced and the bottom of the furnace is separated and removed.
また、特開2001−59109号公報、特開2001−81508号公報、特開2001−131617号公報、特開2001−207204号公報などには、炉底部直下の高炉基礎コンクリートに複数の貫通孔を明け、その貫通孔を利用して炉底部と高炉基礎コンクリートとをワイヤーソー等で切り離し、その水平貫通孔に炉底部を浮上させる仕組みを設置して横引きを可能にする提案がなされている。 In addition, JP-A-2001-59109, JP-A-2001-81508, JP-A-2001-131617, JP-A-2001-207204, etc. have a plurality of through holes in the blast furnace foundation concrete directly under the furnace bottom. After the dawn, a proposal has been made to use a through hole to separate the furnace bottom from the blast furnace foundation concrete with a wire saw, etc., and to install a mechanism for floating the furnace bottom in the horizontal through hole to enable horizontal drawing.
また、特開2002−339007号公報でも高炉基礎コンクリートに水平貫通孔を明け、ワイヤーソーで水平切断した後、この切断面を介して炉底部を持上げて隙間を形成し、この隙間を利用して横移動手段を配置し、これにより炉底部を一括して横移動させるものであるが、その移動を成功させるには、隙間に横移動手段を確実に配置する必要があり、そのためには前記ワイヤーソーで切断された水平断面が確保されていることが必要となる。 Also, in JP 2002-339007 A, a horizontal through hole is made in a blast furnace foundation concrete, and after horizontal cutting with a wire saw, a gap is formed by lifting the furnace bottom through this cut surface, and using this gap The horizontal movement means is arranged, and the bottom of the furnace is thereby moved laterally at a time. In order to make the movement successful, it is necessary to securely arrange the horizontal movement means in the gap. It is necessary to secure a horizontal section cut by a saw.
特開2002−339007号に開示の技術を、図7、図8によって簡潔に説明する。高炉10は、高炉基礎コンクリート11と該基礎11上に設けられた敷ビーム12と、敷ビーム12上に設けられた高炉本体13を有している。高炉10とその上部に設けられた炉頂設備は、高炉の周囲の4ヶ所に立設する支柱22を含む炉体櫓14に支持されており、これに高炉本体13を吊下げるセンターホールジャッキ50等の吊下手段を取付ける。
The technology disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 2002-339007 will be briefly described with reference to FIGS. The
高炉基礎コンクリート11上に設けられた敷ビーム12は、平行に配設された多数のH形鋼と、該H形鋼の間に設置する冷却管と、H形鋼上部に設置する平面もしくは円形の炉底板から構成される。高温になる敷ビーム12の上側は、前記冷却管等で冷却され、敷ビーム12の下側の高炉基礎コンクリート11は、温度上昇が制限されている。
The
高炉本体13は、筒状に形成され、炉底板の上部に溶接され立設されている。高炉本体13の外側は鉄皮29で覆われ、内側は多数のステーブクーラ30が配置されている。高炉本体13の内側下部には、耐火物からなる炉底棟瓦層31が形成されている。高炉10の吹き卸し後には、炉底棟瓦層31の上部に冷却凝固した残銑が残っている。
The
図8によって、高炉底部36の解体方法の手順を説明する。高炉底部36の切離工程では、高炉本体13から切り離された敷ビーム12より下側の高炉基礎コンクリート11に予め切断区分37、38、39、40に分割された水平切断部49を計画する。
図8(b)に示すように、切断区分37〜40は、高炉本体13の中心を基準にして点対称および線対称となる中心角90度の扇形に形成されている。切断区分はこのような扇形に限らず、水平にスライスした長方形の区分でも可能である。
The procedure of the dismantling method for the
As shown in FIG. 8B, the
各切断区分37〜40の境界41、42、43、44は、図示しない穿孔機を用いて側方から行われるコアボーリング加工によって分離され、穿孔が施された隣接する境界41、42及び境界43、44にはそれぞれワイヤーソー45、46が挿通され、これらを同時に運転することによって、高炉本体13が直角に立設状態を維持するようにして対向する切断区分37、39を同時に切断することができる。次に、切断した部分にフレキシブルホースを装入、上下の切断面に液状の剥離材を塗布、次に、切断面グラウト材を充填し、硬化したグラウト材で高炉本体の荷重を支持する。
The
前記一連の作業を繰り返し行うことで、高炉10の操業中においても炉底部の切離工程を行うことができる。
By repeatedly performing the series of operations, the step of separating the bottom of the furnace can be performed even during operation of the
炉体切断工程では、水平切断部49を切断の後、高炉10を吹き卸し、高炉本体13の上部と下部にブラケット52、53を溶接すると共にセンターホールジャッキ50、51を取り付け、これらの各部材に上部マンテル34と、敷ビーム12および炉底マンテル35を含む高炉底部36が支持される。次に、高炉本体13の羽口レベルより下側部位15を水平に切断することで、高炉本体13は、上部マンテル34と残存棟瓦及び残銑33を内臓する炉底マンテル35とに分離されると共に、周辺の設備が解体される。
In the furnace body cutting step, after cutting the
高炉底部36の撤去工程では、センターホールジャッキ50を用いて上部マンテル34を吊上げた状態でセンターホールジャッキ51を用いて高炉底部36を上昇させる。高炉底部36は、水平切断部49の塗布された剥離材の作用により小さな力で簡単に高炉基礎コンクリート11の下部から離反して上昇することができる。または、油圧ジャッキにて炉底部を上昇することも可能である。
In the removal process of the
次いで、高炉底部36の切断面に、横移動手段を構成するレール部材55上を走行可能な台車58を配置し、高炉底部36を台車58上に降ろし、図示しないウインチ等を用いて横移動させ、炉体櫓14外に移動させ、さらに重量物搬送台車57にて搬送する。
特開2002−339007号などの従来技術によると、高炉本体を上部マンテルと、敷ビーム、炉底部マンテルを含む高炉底部とに分離し、高炉底部下の高炉基礎コンクリートをワイヤーソーを用いて水平方向に切断し分離した上、高炉底部を持上げて切断部に隙間を形成し、この隙間を利用して横移動手段を配置し、高炉底部を一括して横移動させることで、高炉本体の改修を短期に行うことができる利点があるが、その移動を成功させるには、隙間に横移動手段を確実に配置するために切断平面が確保されていることが必要と
なり、この点に関し高炉底部を持上げた際、高熱で劣化したコンクリートが前記の隙間に剥落して切断平面を阻害するおそれがあるという問題が残されていた。
According to conventional techniques such as Japanese Patent Application Laid-Open No. 2002-339007, the blast furnace main body is separated into an upper mantel and a blast furnace bottom including a floor beam and a furnace bottom mantel, and the blast furnace foundation concrete below the blast furnace bottom is horizontally oriented using a wire saw. After the blast furnace bottom is lifted, the bottom of the blast furnace is lifted to form a gap in the cut, and the lateral movement means is arranged using this gap to move the bottom of the blast furnace in a lump to repair the blast furnace body. There is an advantage that can be done in a short period of time, but in order for the movement to be successful, it is necessary to secure a cutting plane in order to securely arrange the lateral movement means in the gap, and in this respect the blast furnace bottom is raised In this case, there is a problem that the concrete deteriorated by high heat may be peeled off in the gaps and hinder the cutting plane.
本発明は、前記の問題点を解決することにあり、図1〜図4によってさらに説明する。
各図は本発明の改修工法を実施する高炉基礎部を示すものである。図2において、高炉基礎コンクリート61の上面に形成された凹部62にH形鋼製の最下段敷ビーム63が設置されると共に、最下段敷ビーム63の間隙を埋めるように凹部62にグラウト64が充填されている。最下段敷ビーム63の上部には1段目敷ビーム65が配置され、1段目敷ビーム65の上に2段目敷ビーム68が配置され、2段目敷ビーム68の上に炉底板69を介して残銑を含む炉底レンガ70が設置されると共に、炉底マンテル71が設置されている。最下段敷ビーム63と1段目敷ビーム65と2段目敷ビーム68と炉底マンテル71を含めて高炉底部66という。高炉によっては、2段目敷ビーム68が割愛された高炉もあるが、その場合においても同様の工法が適用できる。
The present invention is to solve the above-mentioned problems, and will be further described with reference to FIGS.
Each figure shows a blast furnace foundation for carrying out the repair method of the present invention. In FIG. 2, a
高炉底部66の構築に際しては、図1に示すように、まず高炉基礎コンクリート61の上面に形成した凹部62に最下段敷ビーム63を設置する。凹部62の間に凸状に盛り上がったコンクリートを最上面基礎コンクリート層61aという。最下段敷ビーム63を平面でなく凹部62に設置するのは、当該最下段敷ビーム63と高炉基礎コンクリート61との結合を確実にするためである。凹部62に最下段敷ビーム63を設置した後、最下段敷ビーム63の間隙を埋めるように凹部62にグラウト64を充填する。その後、最下段敷ビーム63の上に1段目敷ビーム65、2段目敷ビーム68、炉底マンテル71、炉底レンガ70等を順に設置していく。
When constructing the
本発明の改修工法の実施対象である高炉基礎部は前記の構成であり、高炉本体の改修のため高炉底部66を解体するときは、最下段敷ビーム63の下側の切断レベル72の位置に複数の貫通孔77を開設し、該貫通孔77にワイヤーソー45を通して図4(a)に示す要領にて水平方向に切断し、基礎コンクリート61と高炉底部66を上下に分離し、その後、仮設ブラケット73を新設して1段目敷ビーム65を直接支持し、かつ仮設の油圧ジャッキ74を用いて架設ブラケット73を介して高炉底部66を持上げて、高炉底部66と高炉基礎コンクリート61の切断上面との間にコロなどの横移動手段を挿入できる隙間75を形成する。その後に、高炉底部66の支持を仮設の油圧ジャッキ74から横移動手段に移し変え、炉体櫓の外に移動させる。
The base of the blast furnace, which is the object of implementation of the repair method of the present invention, has the above-described configuration. When dismantling the
通常、高炉基礎コンクリート61の上面は、高炉が稼働している時、冷却されてはいるものの、高温に曝されることになり、コンクリートの強度が低下していて、亀裂が生じたり粉化してもろくなっている。そのため、図3に示すように、水平切断された切断レベル72の上側に位置する高炉底部66における1段目敷ビーム65を最下段敷ビーム63と一緒に仮設ブラケット73で直接支持して、仮設の油圧ジャッキ74にて高炉基礎コンクリート61から離反して上昇させたとき、最下段敷ビーム63の間に充填されてグラウト64と同じレベルまで盛り上がっている最上面基礎コンクリート層61aが一緒に持上げられる。
Normally, the upper surface of the blast furnace foundation concrete 61 is cooled when the blast furnace is in operation, but is exposed to high temperature, the strength of the concrete is reduced, cracking or pulverization occurs. It is fragile. Therefore, as shown in FIG. 3, the
この最上面基礎コンクリート層61aとグラウト64の境界面76は鉄筋等で繋がっておらず、しかも最上面基礎コンクリート層61aは高炉の熱で脆くなって小片61bとなって、または粉化して剥落する危険があり、これらが下方に位置する隙間75を埋めて切断面の平滑性を阻害し、高炉底部66の移動設備を配置できなくするおそれがある。このため従来工法は現実には適用困難な面があった。
The
本発明は前記の問題点を解決した高炉の改修工法を提案する。すなわち、本発明は、高炉底部を高炉基礎コンクリートから切離して持上げたとき、高炉の熱で脆くなった最上面基礎コンクリート層の剥落を防止し、コンクリート小片61b等が下部の隙間75に落下するおそれをなくするものである。
The present invention proposes a blast furnace refurbishing method that solves the above problems. That is, according to the present invention, when the bottom of the blast furnace is lifted away from the blast furnace foundation concrete, the uppermost foundation concrete layer that has become brittle by the heat of the blast furnace is prevented from peeling off, and the
前記の課題を解決するため、本発明は次のように構成する。 In order to solve the above problems, the present invention is configured as follows.
第1の発明は、高炉基礎コンクリートの最上面コンクリート層に形成された凹部に最下段敷ビームを設置すると共にグラウトを充填して、その上部に1段目敷ビームが設置され、かつ前記最下段敷ビームと前記1段目敷ビームと炉底マンテルを含む高炉底部が設けられており、前記高炉基礎コンクリートから高炉底部を分離すると共に、炉底マンテルと上部マンテルを切離したうえ、前記高炉底部を持上げて据付け場所から横方向移動させる高炉の改修工法において、
炉底部直下の高炉基礎コンクリートに複数の貫通孔を明け、前記貫通孔の位置で前記高炉基礎コンクリートを水平に切断して、高炉底部と高炉基礎コンクリートを切り離しすると共に、切断した隙間を利用し、高強度布状シート(炭素繊維等)を切断面にスライドさせて設置し、高強度布状シートの端部を炉底マンテルもしくは切り離された高炉底部側の前記1段目敷ビームに定着させた後、高炉底部を持上げ手段で上昇させることにより高炉底部と高炉基礎コンクリートとの間に隙間を形成し、該隙間に移動手段を設置し、高炉底部を移動させることを特徴とする高炉の改修工法。
A first aspect of the present invention is filled with grout as well as installing a bottom insole beam in a recess formed in the top surface concrete layer of the blast furnace foundation concrete, first stage insole beam is placed thereon, and the lowermost A blast furnace bottom including a floor beam, the first stage beam, and a bottom mantel is provided. The bottom of the blast furnace is separated from the blast furnace foundation concrete, and the bottom bottom mantel and the upper mantel are separated from each other. In the blast furnace renovation method that lifts and moves laterally from the installation location,
A plurality of through holes are made in the blast furnace foundation concrete directly under the furnace bottom, and the blast furnace foundation concrete is horizontally cut at the position of the through hole, and the blast furnace bottom and the blast furnace foundation concrete are separated, and the cut gap is used. A high-strength cloth-like sheet (carbon fiber, etc.) was slid on the cut surface, and the end of the high-strength cloth-like sheet was fixed to the bottom floor mantel or the first stage floor beam on the separated blast furnace bottom side . after, by raising a hand-stage lift the blast bottom a gap is formed between the blast bottom and blast concrete foundation, established the moving means in the gap, repair of blast furnace, characterized in that to move the blast furnace bottom Construction method.
本発明の高炉改修工法によると、最上面基礎コンクリート層61aに水平の貫通孔77を明け、該貫通孔77を利用してワイヤーソ−45、46にて水平切断した後に、横引き用ワイヤー79を用いて、水平切断時に発生した隙間78に高強度布上シート(炭素繊維等)78aを設置して炉底マンテル35もしくは1段目敷ビーム65に定着させることで、高熱で脆くなっていて剥落が考えられる最上面基礎コンクリート層61aの剥落を防止できる。したがって、最上面基礎コンクリート層61aは高炉底部と確実に一体に持ち上がり、コンクリート小片の隙間への落下をなくして切断面の平滑化が確保でき、隙間への移動手段の円滑な配置を可能とする。これによって高炉底部66の据付位置からの一括搬出が可能となり、高炉底部66の改修作業を円滑かつ迅速に行うことができる。
According to the blast furnace refurbishment method of the present invention, a horizontal through
本発明の実施形態を図1〜図6を参照して説明する。図1〜図4については、[0017]〜[0026]で説明したのでこれを援用し、図5以下を中心に説明する。 An embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. 1 to 4 have been described with reference to [0017] to [0026], and will be described with reference to FIG.
本発明は、図5に示すように、最下段敷ビーム63の下側に位置する切断レベル72で基礎コンクリート61を水平切断し、この切断レベル72より上側に位置する1段目敷ビーム65を新設の仮設ブラケット73で直接支持して、仮設の油圧ジャッキ74等適宜の持上げ手段にて1段目敷ビーム65と2段目敷ビーム68と炉底マンテル71を含む高炉底部66を高炉基礎コンクリート61から離反して上昇させるが、その上昇させる前に、高炉底部66と一緒に持ち上がる最上面基礎コンクリート層61aの剥落を防止するための剥落防止工事として、図4(a)に示すように平行する貫通穴77を貫通させた後、隣り合う貫通孔77にワイヤーソーを挿入し、この水平貫通孔77の位置で高炉基礎コンクリート61を切断する。その水平切断時に発生した隙間78と水平方向に明けた貫通孔77を利用して、高強度布状シート78aを切断レベル72に、横引き用ワイヤー79を用いて設置すると共に、その高強度布状シート78aを炉底マンテル35もしくは1段目敷ビーム65に定着させ、少なくとも最上面基礎コンクリート層61aの下面を覆う。その後、仮設ブラケット73で1段目敷ビーム65を直接支持して、仮設の油圧ジャッキ74にて高炉基礎コンクリート61から離反して上昇させるものである。
In the present invention, as shown in FIG. 5, the foundation concrete 61 is horizontally cut at a
図6は、最下段敷設ビーム63の一例を示したものであり図1〜5の説明と同等の要素には同一の符号を付けて説明を省略する。
FIG. 6 shows an example of the
以上説明したように、本発明の工法を実施することにより、熱劣化した最上面基礎コンクリート層61aのコンクリート小片の落下を防止することで最上面基礎コンクリート層61aの切断面における上下面の平滑化を確保でき、該切断面材に形成される隙間75に移動手段を円滑に配置することが可能になり、この移動手段を介して高炉底部66の一括搬出が可能となり、高炉基礎部の改修作業を円滑かつ迅速に行うことができる。
As described above, by carrying out the method of the present invention, the top and bottom surfaces of the cut surface of the uppermost foundation
10 高炉
11 高炉基礎コンクリート
12 敷ビーム
13 高炉本体
14 炉体櫓
22 支柱
29 鉄皮
30 ステーブクーラ
31 炉底レンガ層
33 残銑
34 上部マンテル
35 炉底マンテル
36 高炉底部
37〜40 切断区分
41〜44 境界
45、46 ワイヤーソー
49 水平切断部
50、51 センターホールジャッキ
52、53 吊下げブラケット
54 出銑床
55 レール部材
57 重量物搬送台車
58 台車
61 高炉基礎コンクリート
61a 最上面基礎コンクリート層
62 凹部
63 最下段敷設ビーム
64 グラウト
65 1段目敷ビーム
66 高炉底部
68 2段目敷ビーム
69 炉底板
70 炉底レンガ
71 炉底マンテル
72 切断レベル
73 仮設ブラケット
74 仮設の油圧ジャッキ
75 隙間
76 境界面
77 貫通孔
78 水平切断時に発生したすきま
78a 高強度布状シート(炭素繊維等)
79 横引き用ワイヤー
10
79 Horizontal wire
Claims (1)
炉底部直下の高炉基礎コンクリートに複数の貫通孔を明け、前記貫通孔の位置で前記高炉基礎コンクリートを水平に切断して、高炉底部と高炉基礎コンクリートを切り離しすると共に、切断した隙間を利用し、高強度布状シートを切断面にスライドさせて設置し、高強度布状シートの端部を炉底マンテルもしくは切り離された高炉底部側の前記1段目敷ビームに定着させた後、高炉底部を持上げ手段で上昇させることにより高炉底部と高炉基礎コンクリートとの間に隙間を形成し、該隙間に移動手段を設置し、高炉底部を移動させることを特徴とする高炉の改修工法。 The bottom step beam is installed in the recess formed in the uppermost concrete layer of the blast furnace foundation concrete and filled with grout. The first step beam is installed on the upper part , and the bottom step beam and the first step beam are provided. A blast furnace bottom including a beam and a bottom mantle is provided. The bottom of the blast furnace is separated from the blast furnace foundation concrete, and the bottom mantle and the upper mantel are separated from each other, and then the blast furnace bottom is lifted and laterally moved from the installation place. In the blast furnace refurbishment method,
A plurality of through holes are made in the blast furnace foundation concrete directly under the furnace bottom, and the blast furnace foundation concrete is horizontally cut at the position of the through hole, and the blast furnace bottom and the blast furnace foundation concrete are separated, and the cut gap is used. A high-strength cloth-like sheet is slid on the cutting surface, and the end of the high-strength cloth-like sheet is fixed to the furnace floor mantel or the first stage floor beam on the separated blast furnace bottom side , A blast furnace refurbishment method characterized by forming a gap between a blast furnace bottom and a blast furnace foundation concrete by raising with a lifting means , installing a moving means in the gap, and moving the blast furnace bottom.
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