JP2005230449A - カプセル内視鏡用ガイドワイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】ガイドワイヤを大腸の深部まで容易に挿入することができ、このガイドワイヤを案内としてカプセル内視鏡を目的部位まで短時間に挿入できカプセル内視鏡用ガイドワイヤを提供することにある。
【解決手段】カプセル内視鏡3を管腔に挿入案内するカプセル内視鏡用ガイドワイヤであって、可撓性を有するガイドワイヤ2の先端側の可撓性を高く、手元側の可撓性を低くしたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

この発明は、肛門から大腸等の管腔に挿入し、管腔内を観察するカプセル内視鏡を挿入案内するためのカプセル内視鏡用ガイドワイヤに関する。
人体の胃や腸(大腸、小腸等)に挿入して観察する内視鏡は、内視鏡本体に可撓性を有する挿入部が設けられ、この挿入部の先端部に照明光学系、観察光学系等を備えた先端構成部が設けられている。そして、内視鏡の挿入部を経口的あるいは経肛門的に体腔内に挿入して体腔内を観察できるようになっている。
また、最近では、内視鏡の挿入部を必要としないカプセル内視鏡が開発されている(例えば、特許文献1参照。)。このカプセル内視鏡は、照明光学系、観察光学系、バッテリー及び送信回路等が内蔵されており、口からカプセル内視鏡を飲み込み、カプセル内視鏡が食道、胃、小腸の順に体腔内を通過する過程で体腔内を観察できるようになっている。
また、観察光学系によって撮像された画像信号は送信回路によって体外の受信回路に送信され、受信回路からモニターに送信され、モニターに観察画像が映し出されるようになっている。
特開2003−260025号公報
しかしながら、特許文献1は、口からカプセル内視鏡を飲み込み、カプセル内視鏡が自然と食道、胃、小腸の順に体腔内を通過する過程で体腔内を観察するものであり、カプセル内視鏡の進行が遅いとともに、カプセル内視鏡を体腔内の目的部位にアプローチすることはできない。すなわち、体腔内を観察中に病変部を発見しても、カプセル内視鏡をその病変部に近付けて至近距離で観察したり、カプセル内視鏡を病変部の近くで一時的に停止して観察することはできない。
また、特許文献1のものは、口から飲み込む物であって、カプセル内視鏡を単独で経肛門的に大腸に挿入して大腸の管腔を観察することはできない。従って、大腸の観察においては、大腸内視鏡が用いられ、内視鏡の挿入部を経肛門的に大腸内に挿入して観察・処置しているのが現状である。
この発明は、前記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、肛門から大腸等の管腔に挿入し、管腔内を観察する体腔内を進退しながら観察することができ、しかもカプセル内視鏡を体腔内の目的部位にアプローチできるカプセル内視鏡用ガイドワイヤを提供することにある。
この発明は、前記目的を達成するために、カプセル内視鏡を管腔に挿入案内するカプセル内視鏡用ガイドワイヤであって、可撓性を有するガイドワイヤの先端側の可撓性を高く、手元側の可撓性を低くしたことを特徴とする。
この発明によれば、ガイドワイヤを大腸等の管腔の深部まで容易に挿入することができ、このガイドワイヤを案内としてカプセル内視鏡を目的部位まで短時間に挿入でき、医師及び患者の負担を大幅に軽減できる。
以下、この発明の各実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図5は第1の実施形態を示し、図1は、ガイドワイヤ式カプセル内視鏡装置1を示し、ガイドワイヤ式カプセル内視鏡装置1は、可撓性を有するガイドワイヤ2と、このガイドワイヤ2を案内として体腔内の管腔、例えば大腸に挿入して管腔内を観察するカプセル内視鏡3とから構成されている。
ガイドワイヤ2は、例えばステンレスワイヤを螺旋状に巻回したコイルパイプからなり、そのガイドワイヤ2の先端部には球状のガイドワイヤ導入部材4が設けられている。ガイドワイヤ2は、図2に示すように、ガイドワイヤ2の先端側は疎巻きコイルパイプ5によって可撓性が高く、手元側は密巻きコイルパイプ6によって可撓性が低く形成されている。すなわち、コイルパイプのピッチを変えることによって可撓性を変化させており、このガイドワイヤ2の外周には潤滑性の優れたテフロン(登録商標)等の合成樹脂チューブからなる外被7が設けられている。
前記ガイドワイヤ導入部材4は、金属または合成樹脂材料によって球状に形成されている。そして、このガイドワイヤ導入部材4は、ガイドワイヤ2の先端部に接着、圧着、半田付け、溶着等の固定手段によって固定されている。
前記ガイドワイヤ2、カプセル内視鏡3及びガイドワイヤ導入部材4の寸法的な関係について述べると、ガイドワイヤ2は、外径が1〜3mmφであるのに対してガイドワイヤ導入部材4の外径は、大腸等の管腔の内径(一般的に25〜35mmφ)より小さい10〜30mmφである。また、カプセル内視鏡3は、後述するように、ガイドワイヤ2が挿通する挿通部としての挿通孔3aが前後方向に貫通して設けられている。そして、ガイドワイヤ2にカプセル内視鏡3の挿通孔3aが挿通されるように、ガイドワイヤ2の外径はカプセル内視鏡3の挿通孔3aの内径より小径に形成されている。また、ガイドワイヤ導入部材4の外径は、カプセル内視鏡3の挿通孔3aの内径より大きく、ガイドワイヤ導入部材4がカプセル内視鏡3の挿通孔3aを通過して脱落できないように構成されている。
さらに、ガイドワイヤ導入部材4の表面には親水潤滑コーティング4aが施され、管腔の内面との潤滑性を向上させている。なお、親水潤滑コーティング4aは、カプセル内視鏡3の表面にも施すことにより、カプセル内視鏡3と管腔の内面との潤滑性を向上させることができる。
次に、カプセル内視鏡3について説明すると、図3(a)(b)に示すように構成されている。すなわち、カプセル内視鏡3は、略円筒状で、その前部及び後部に半球部が一体に設けられている。このカプセル内視鏡3の軸心Oに対して偏心した位置には前記挿通孔3aが前後方向に貫通して設けられている。
カプセル本体7の前部で、挿通孔3aを避けた位置には観察窓8、照明窓9が設けられている。カプセル内視鏡3の内部には観察窓8と対向して管腔内を観察する観察光学系としての固体撮像素子(以下、CCDという)10が設けられ、照明窓9と対向して管腔内を照明する照明光学系としてのLED11が設けられている。さらに、カプセル内視鏡3の内部にはバッテリー12、CCD10で得られた映像信号を外部に送信する送信回路13等が設けられている。
図4及び図5(a)はガイドワイヤ式カプセル内視鏡装置1の使用状態を示し、患者の肛門15から管腔としての大腸16にガイドワイヤ2を挿入し、このガイドワイヤ2を案内としてカプセル内視鏡3を大腸16に挿入した状態を示す。肛門15にはガイド管としてのスライディングチューブ17が装着されている。
次に、ガイドワイヤ2を案内としてカプセル内視鏡3を大腸16に挿入する手順について説明する。
まず、体腔の外部で、ガイドワイヤ2の末端側から、ガイドワイヤ2にカプセル内視鏡3の挿通孔3aを挿通する。次に、ガイドワイヤ2の末端側から、ガイドワイヤ2にスライディングチューブ17のガイド孔18を挿通する。
この状態で、肛門15からガイドワイヤ2の先端部のガイドワイヤ導入部材4を大腸16に挿入し、続いてガイドワイヤ2を案内としてカプセル内視鏡3を大腸16に挿入する。最後に、スライディングチューブ17の筒体19を肛門15に装着する。
次に、スライディングチューブ17のガイド孔18を案内としてガイドワイヤ2を大腸16の深部に向かって押し進めると、ガイドワイヤ2の先端部のガイドワイヤ導入部材4が大腸16の内面を滑動しながら前進する。
このとき、ガイドワイヤ2は、先端側は疎巻きコイルパイプ5によって可撓性が高く、手元側は密巻きコイルパイプ6によって可撓性が低く形成されている。このため、ガイドワイヤ2の先端側は大腸16の湾曲形状に倣って湾曲し、手元側は腰が強いため、押し進めたり、捻りを加えたときの力がガイドワイヤ2の全体に伝わりやすく、ガイドワイヤ2の挿入性を向上できる。
次に、大腸16に挿入されたガイドワイヤ2を案内としてカプセル内視鏡3を別部材によって押し進めあるいは自走させることにより、カプセル内視鏡3が大腸16の深部に向かって前進する。このとき、カプセル内視鏡3に設けられたLED11によって大腸16内を照明するとともに、CCD10によって大腸16内を観察しながら前進する。CCD10によって得られた映像信号は送信回路13によって外部の受信回路22に送信され、モニター23に映し出すことができる。
従って、カプセル内視鏡3が大腸16内を前進しながらその内面を観察して病変部等を外部のモニター23に映し出すことができ、また大腸16内を後退しながらその内面を観察して病変部等を外部のモニター23に映し出すことができる。
図6は第2の実施形態を示し、第1の実施形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略する。本実施形態は、ガイドワイヤ31の先端側31aと手元側31bとを硬度が異なる2種類の材質で形成したものである。材質としては、テフロン(登録商標)、ポリウレタン、ポリエステル等であり、先端側31aと手元側31bとは結合部材32によって結合されている。なお、結合部材32を用いず、先端側31aと手元側31bとを熱溶着によって結合してもよい。
また、ガイドワイヤ31は、硬度が異なる2種類の材質のものを結合することに限定されず、軟性エラストマと硬性エラストマとを混合して形成し、その混合比を変化させてガイドワイヤ31の可撓性を変化させてもよい。すなわち、軟性エラストマと硬性エラストマとの混合比率は、先端側31aは可撓性を高くするため、軟性エラストマを多く、硬性エラストマを少なく混合して形成し、逆に手元側31bは可撓性を低くするため、軟性エラストマを少なく、硬性エラストマを多く混合して形成する。このガイドワイヤ31によれば、手元側31bから先端側31aに向かって可撓性を徐々に高くすることができる。なお、この技術は、特開平2−131738号公報において知られた技術である。
図7(a)(b)は第3の実施形態を示し、第1の実施形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略する。本実施形態は、ガイドワイヤ33は、例えばステンレスワイヤを螺旋状に巻回したコイルパイプであって、全長に亘って同一ピッチ(疎巻きコイル)に形成されている。このガイドワイヤ33の手元側には軸方向に進退可能なワイヤ34が挿入されている。このワイヤ34の先端部はガイドワイヤ33の一部に半田付けや溶着等によって連結され、他端部はガイドワイヤ33の手元側間で延長されている。
ガイドワイヤ33の手元部には操作リング35が連結され、この操作リング35には軸方向に沿うガイド溝36と、このガイド溝36の両端部に設けられたロック溝37a,37bが設けられている。また、ワイヤ34の手元部には操作リング35に対して軸方向にスライド自在で、周方向にも回動自在なグリップ38が連結されている。このグリップ38にはガイド溝36にスライド自在でロック溝37a,37bに係合可能な係合ピン39が突設されている。
係合ピン39がロック溝37aに係合しているときは、ワイヤ34に張力が加わっていないため、ガイドワイヤ33は全長に亘って同一の可撓性である。しかし、グリップ38を把持して手元側へ引張ると、ワイヤ34によってガイドワイヤ33の手元側の疎巻きコイルが密巻きコイルとなり、可撓性が低くなる。この状態で、グリップ38を回動させて係合ピン39をロック溝37bに係合すると、ワイヤ34は緊張された状態でロックされる。従って、ガイドワイヤ33の先端側の可撓性を高く、手元側の可撓性を低くすることができる。
なお、ワイヤ34に張力を加える手段として操作リング35に対してグリップ38を軸方向に引張るように構成したが、カム機構あるいはラック・ピニオン機構によってワイヤ34に張力を加えるようにしてもよい。
図8は第4の実施形態を示し、第1の実施形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略する。本実施形態は、ガイドワイヤ40は、例えばステンレスワイヤの単線または撚り線によって形成されたワイヤ41と、このワイヤ41の手元側に軸方向に移動可能に巻装された密巻きコイルからなるコイルパイプ42とから構成されている。
ワイヤ41は全長に亘って同一の可撓性であるが、ワイヤ41の手元側にはコイルパイプ42が巻装されているため、ガイドワイヤ40の手元側の可撓性が低く形成されている。コイルパイプ42はワイヤ41の軸方向にスライド可能であるため、コイルパイプ42をスライドさせることにより、可撓性の低い箇所を移動でき、ガイドワイヤ40の任意の箇所を可撓性を高くしたり、低くすることができる。なお、前記コイルパイプ42に代って合成樹脂チューブを軸方向にスライド可能に嵌合しても同様な効果が得られる。
図9は第5の実施形態を示し、第1の実施形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略する。本実施形態のガイドワイヤ43は、手元側43aは例えばステンレスワイヤの単線または撚り線からなり、先端側43bは座屈に強く、可撓性が高いフレックス状のコイルによって形成されている。手元側43aと先端側43bとは溶着、接着等の結合手段によって結合されている。
本実施形態によれば、ガイドワイヤ43の先端側43bは大腸16の湾曲形状に倣って湾曲し、手元側43aは腰が強いため、押し進めたり、捻りを加えたときの力がガイドワイヤ43の全体に伝わりやすく、ガイドワイヤ43の挿入性を向上できる。
図10は第6の実施形態を示し、第1の実施形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略する。本実施形態のガイドワイヤ44は、例えばステンレスワイヤの単線または撚り線からなり、先端部に円弧状に曲り癖45が付けられている。曲り癖45の曲率半径は、例えば、100〜200mmであり、ガイドワイヤ44に塑性変形を加えることによって形成されている。なお、ガイドワイヤ44が合成樹脂材料の場合にはプリフォームによって曲り癖を付けることができる。いずれにしても、大腸16に挿入する際に、ガイドワイヤ44の手元側の操作によって大腸16の湾曲方向にガイドワイヤ44の先端部を向けることができ、ガイドワイヤ43の挿入性を向上できる。
図11は第7の実施形態を示し、第1の実施形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略する。本実施形態のガイドワイヤ45は、(a)に示すように、例えばステンレスワイヤの単線または撚り線からなり、先端部にはゴムまたは合成樹脂材料からなる螺旋状部46が装着されている。
本実施形態のガイドワイヤ45によれば、大腸16に挿入する際に、(b)に示すように、螺旋状部46を大腸16の内壁に接触させる。この状態でガイドワイヤ45の手元側を捻ることにより、螺旋状部46と大腸16の内壁16aとの接触によってガイドワイヤ45が軸方向に推進力が作用し、ガイドワイヤ45を大腸16の深部に挿入することができ、ガイドワイヤ45の挿入性を向上できる。なお、ガイドワイヤ45が合成樹脂材料の場合には螺旋状部46を一体に成形することが可能である。
図12は第8の実施形態を示し、ガイドワイヤ47が形状記憶合金または形状記憶樹脂によって形成され、先端部には砲弾型のガイドワイヤ導入部材48が設けられている。ガイドワイヤ47は、38℃以上で略直線状態に形状記憶されている。ガイドワイヤ47の基端部はコネクタ49を介して加熱制御装置50に接続されている。加熱制御装置50はヒータ51と、スイッチ52を有する電源53とから構成され、ヒータ51をオン・オフできるようになっている。
従って、ガイドワイヤ47を大腸16の深部に向かって押し進める過程で、スイッチ52をオンすると、ヒータ51が加熱し、ヒータ51の熱がガイドワイヤ47に伝導される。ガイドワイヤ47は、38〜41℃(安全な温度)で略直線状態に形状記憶されているため、略直線状態となって大腸16の湾曲を略直線状態にして大腸16の深部に向かって押し進めることができる。
図13は第9の実施形態を示し、ガイドワイヤ54が形状記憶合金または形状記憶樹脂によって形成され、先端部には砲弾型のガイドワイヤ導入部材48が設けられている。ガイドワイヤ52は、例えばマルチルーメンチューブからなり、軸方向に冷却水路55が設けられている。ガイドワイヤ54は、30℃以下で略直線状態に形状記憶されている。ガイドワイヤ54の基端部はコネクタ56を介してヒータ57に接続されている。また、ヒータ57はスイッチ58を有する電源59と接続され、ヒータ57をオン・オフできるようになっている。さらに、電源59によって駆動されるローラポンプ等の環流ポンプ60が設けられ、環流パイプ61を介してマルチルーメンチューブからなる冷却水路55に接続されている。
従って、ガイドワイヤ54を大腸16の深部に向かって押し進める過程で、スイッチ58をオンすると、環流ポンプ60が駆動して冷却水をマルチルーメンチューブからなる冷却水路55に供給することができる。ガイドワイヤ54は、30℃以下に冷却されると、略直線状態となって大腸16の湾曲を略直線状態にして大腸16の深部に向かって押し進めることができる。また、ガイドワイヤ54が形状記憶している略直線状態から解除する際には、スイッチ58をオンしてヒータ57によって冷却水の温度を上昇させれば、ガイドワイヤ54に可撓性を持たせることができる。
前記各実施の形態によれば、次のように構成が得られる。
(付記1)カプセル内視鏡を管腔に挿入案内するカプセル内視鏡用ガイドワイヤであって、可撓性を有するガイドワイヤの先端側の可撓性を高く、手元側の可撓性を低くしたことを特徴とするカプセル内視鏡用ガイドワイヤ。
(付記2)前記ガイドワイヤの先端側と手元側とは硬度が異なる2種類の材質で形成されていることを特徴とする付記1記載のカプセル内視鏡用ガイドワイヤ。
(付記3)前記ガイドワイヤは、軟性エラストマと硬性エラストマとを混合して形成し、その混合比を変化させてガイドワイヤの可撓性を変化させたことを特徴とする付記1記載のカプセル内視鏡用ガイドワイヤ。
(付記4)前記ガイドワイヤは、コイルパイプからなり、先端側のコイルパイプは疎巻きで、手元側のコイルパイプは密巻きであることを特徴とする付記1記載のカプセル内視鏡用ガイドワイヤ。
(付記5)前記ガイドワイヤは、先端側がコイルパイプによって形成されていることを特徴とする付記1記載のカプセル内視鏡用ガイドワイヤ。
(付記6)前記ガイドワイヤの少なくとも一部の可撓性を変えることができることを特徴とする付記1記載のカプセル内視鏡用ガイドワイヤ。
(付記7)前記ガイドワイヤは、コイルパイプと、このコイルパイプの手元側の内部に軸方向にスライド可能に挿通されたワイヤとからなり、前記ワイヤの先端部はコイルパイプの一部に固定され、前記ワイヤを手元側に引張ることにより、前記コイルパイプを密着して可撓性を低くしたことを特徴とする付記1記載のカプセル内視鏡用ガイドワイヤ。
(付記8)前記ガイドワイヤは、ワイヤと、このワイヤの手元側に軸方向にスライド可能に巻装されたコイルパイプからなり、前記コイルパイプによって前記ワイヤの可撓性を低くしたことを特徴とする付記1記載のカプセル内視鏡用ガイドワイヤ。
(付記9)前記ガイドワイヤは、ワイヤと、このワイヤの手元側に軸方向にスライド可能に巻装されたチューブからなり、前記チューブによって前記ワイヤの可撓性を低くしたことを特徴とする付記1記載のカプセル内視鏡用ガイドワイヤ。
(付記10)前記ガイドワイヤは、先端部に円弧状に曲り癖が付けられていることを特徴とする付記1記載のカプセル内視鏡用ガイドワイヤ。
(付記11)前記ガイドワイヤは、その外周面の少なくとも一部に螺旋状部を有し、前記ガイドワイヤを捻ることにより、前記ガイドワイヤを軸方向に進退させることを特徴とする付記1記載のカプセル内視鏡用ガイドワイヤ。
(付記12)前記ガイドワイヤは、形状記憶合金または形状記憶樹脂からなり、略真直ぐな状態に形状記憶されていることを特徴とする付記1記載のカプセル内視鏡用ガイドワイヤ。
(付記13)付記12記載の形状記憶合金または形状記憶樹脂からなるガイドワイヤは、38℃以上で形状記憶されており、前記ガイドワイヤは外部の加熱制御装置と接続されていることを特徴とするカプセル内視鏡用ガイドワイヤ。
(付記14)付記12記載の形状記憶合金または形状記憶樹脂からなるガイドワイヤは、30℃以下で形状記憶されており、前記ガイドワイヤは外部の冷却制御装置と接続されていることを特徴とするカプセル内視鏡用ガイドワイヤ。
なお、この発明は、前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組合わせてもよい。
この発明の第1の実施形態を示し、ガイドワイヤ式カプセル内視鏡装置の概略的構成図。 同実施形態を示し、ガイドワイヤの縦断側面図。 同実施形態のカプセル内視鏡を示し、(a)は縦断側面図、(b)は正面図。 同実施形態の作用説明図。 同実施形態を示し、スライディングチューブの使用状態を示す断面図。 この発明の第2の実施形態を示し、ガイドワイヤの側面図。 この発明の第3の実施形態を示し、(a)はガイドワイヤの全体構成図、(b)はA部を拡大した断面図。 この発明の第4の実施形態を示し、ガイドワイヤの側面図。 この発明の第5の実施形態を示すガイドワイヤの側面図。 この発明の第6の実施形態を示し、ガイドワイヤの側面図。 この発明の第7の実施形態を示し、(a)はガイドワイヤの一部を示す側面図、(b)は使用状態の正面図。 この発明の第8の実施形態を示し、ガイドワイヤ式カプセル内視鏡装置の概略的構成図。 この発明の第9の実施形態を示し、ガイドワイヤ式カプセル内視鏡装置の概略的構成図。
符号の説明
1…カプセル内視鏡装置、2…ガイドワイヤ、3…カプセル内視鏡

Claims (1)

  1. カプセル内視鏡を管腔に挿入案内するカプセル内視鏡用ガイドワイヤであって、
    可撓性を有するガイドワイヤの先端側の可撓性を高く、手元側の可撓性を低くしたことを特徴とするカプセル内視鏡用ガイドワイヤ。
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