JP2005230309A - 無線表示タグ(rfidタグ)を備えたスリッパ - Google Patents

無線表示タグ(rfidタグ)を備えたスリッパ Download PDF

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Abstract

【課題】旅館やホテル、病院等で提供するスリッパにRFIDタグを取り付け、使用者の氏名を表示して滞在中同一のスリッパを継続使用できるようにする。使用済のスリッパは消毒と同時に表示を消去後、再び来館者に提供することで水虫、白癬菌の感染拡大を防止するとともに来館者の不快感を解消する。
【解決手段】旅館等内でスリッパの使用者が携行する部屋のICカードキーや病院等にあっては患者が携行しているICチップを埋め込んだ診察券のデータを館内要所に設置するリーダライタがデータを読み取り、パソコンのデータと照合することで本人の特定を行う。データが一致した場合、ICカード携行者が使用しているスリッパのRFIDタグへ電波を送信して氏名と部屋番号等を表示する。スリッパ使用者は浴場等で一旦脱いだ場合も自分の名前の入ったスリッパを使用することが出来る。使用済のスリッパは回収して消毒と表示の消去を同時に行い再提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線タグ(RFIDタグ)の通信システムでデータを交換出来る非接触型ICを備え、且つ書き込み消去出来るリライトカード又は及び電子ペーパーの表示機能により、使用者本人の名前をそのつどスリッパの突っ掛け部に装着した表示タグに自動的に表示してスリッパ使用者本人が使用中のスリッパを確認できるようにするものである。また、表示窓には部屋番号や使用期間と同時に簡単な連絡、広告もパソコンからの書き入れにより行えるシステムに関するものである。特に、旅館、ホテル、病院のように不特定多数の人がスリッパを使用する場所にあっては、スリッパの表示氏名と使用者の氏名を正確に一致させる必要がある、本発明は本人確認用ICカードを介して、本人確認と使用スリッパの対応を正確に確認した後にスリッパに氏名を自動的に表示させるシステムに関するものである。
ホテル・旅館・病院(医院)・事務所等不特定多数の訪問者の出入りする場所で、土足を禁止し代替に上履き、スリッパ等を提供している事業所は多い。一方結核とMRSAによる院内感染症やエイズ、マラリヤ等の輸入感染症、O157やSARSのような新しい感染症に対して、前にも増して予防対策の重要性が叫ばれている。このような細菌やウイルスの感染予防対策として、病院等では医療担当者の行動指針と設備・器具等の環境の整備基準等さまざまなガイドラインが設定されているが、履物、スリッパにはほぼすべてに白癬菌が付着していると言える。
日本人の習慣として履物は屋外用と屋内用に使い分けるところが多い。一般家庭では素足または足袋、靴下を付けたままの畳の上での生活から上履き用としてスリッパを使用する板の間の生活様式へと移行している。そして各家庭内では各個人の使用する履物は特定している場合が多い。上履きは更にトイレ用・客用に細かく分けて使用している。一方ホテル・旅館・病院や埃を嫌う事業所等では上履きを利用させるところが多く、一般にスリッパや突っ掛け・サンダル等が用いられている。
このような不特定多数の人々が利用する上履きについての管理はせいぜい番号を付して数量管理を行なったり、紫外線照射箱の中を通した後お客様に提供する程度である。不特定多数が使用する場合に利用者の特定はほとんど行われていない。そのため衛生面の管理も手薄になっているケースが多い。利用者は水虫感染の危険を意識しながら提供されたスリッパを使用しているケースが多く、特に旅館の大浴場などではいったん脱いだスリッパが更に入れ替わって使用せざるを得なく不快の念は募るばかりである。ひどいところでは変形・破損したものを提供しているところがあり、訪問者に不快の念を抱かせている。
最近、各人の水虫に対する予防意識も次第に向上しつつあり、上履きやスリッパの消毒を行い消毒済スリッパに来訪者の氏名を記入して提供するサービスを図ることにより来訪するお客様の人数を増加させ、事業所の業務成績の向上につながることにもなる。
特開2001−37505号公報 トッパン・フォームズ株式会社「技術紹介・RFIDとは」 富士ゼロックス株式会社「電子ペーパー(技術紹介資料)」
解決しようとする問題点は、ホテル、旅館、病院(医院)、事務所等不特定多数の人が使用するスリッパ等上履きの管理は数量が多いことに加えて、特に旅館において宴会場や浴場への出入りの場合、履物は完全に入れ替わって使用されることが多い。このように使用者が入れ替わるケースが多いことで衛生面での管理を複雑にするとともに、白癬菌等の感染の不安から逃れることができなくなっている。
この課題を解決するために、履物に識別表示をして使用者を特定することにより、散乱したり、使用者の入れ替わりを防止すると同時に一般的に行われている殺菌処理を行なったり、光触媒の機能を持たせ、太陽光線もしくは人工の紫外線を照射するなどして消毒後、新たな使用者の氏名を書き込み提供することにより履物の員数と衛生の管理を行うものである。出来るだけ施設管理者側にこれらの雑務に煩わされないように、光触媒による殺菌作用とRFIDタグ(無線タグ)の通信技術とリライトカードや電子ペーパーの表示技術の組み合わせにより管理できる衛生的な履物を開発した。すなわち、ロジスティックを支援する様々なデータ関連技術の中で、ICチップに持たせたデータを無線で送受信・読み書きすることが出来るRFID技術を応用するものである。
名前の自動書き込みによる履物の使用者限定化と光触媒の殺菌作用により、白癬菌等の感染の不安から開放され、衛生的な履物を管理提供出来る。そのことによりリピート客の定着と来客数の増加というニーズを実現させることが出来る。なお、この技術はスリッパの員数管理が出来ることから様々な物品の物流管理に応用を拡大することが出来る。
本発明に係わるスリッパ等の上履きはホテル、旅館、病院、事務所等不特定多数の人の出入りする場所で使用するものである。このスリッパ等上履きの上面の突っ掛け部分にRFIDタグの表示窓を設け、使用者の氏名を書き込むようにしたものである。そして、表示の消去、書き替えデータを記憶するICチップとリーダライタとICカードキーのデータや電力源としてのマイクロ波を受信し、ICチップのデータを送信するためのアンテナを備える。送受信や表示のための電力源として必要に応じて電池を備えることが出来る。
まず、スリッパの使用者を特定するために旅館やホテルにあっては、来館者は予約している場合が多いのであらかじめ宿泊日時や期間、部屋番号とともに氏名のリストを作っておきパソコンに記憶させておくことが出来る。飛び込みの来訪社もフロントの受付で同様の手続きを行う。このデータを入力したICカードキーを作成して、来館者に本人確認の上各人に一枚ずつ部屋のキーとして手渡すことにする。通常宿泊客等は外出時や館内移動中は部屋のICカードキーを携行しているので個人の特定は出来る。数人が同室の場合で部屋にICカードキーを置いたまま出かける人もいるので、このICカードキーを各人が着用したスリッパのタグの表面に平行に接近させ個人データをスリッパに読み込ませることも出来る。接近させる距離は近ければ近いほどデータの授受が正確に出来るため、通常は1メートル以下が適当な距離であるが、あまり受信可能距離を大きくすると混雑した場所では混信する恐れがあるので、0.5メートルから0.1メートルが望ましい。この段階でスリッパに電源を持たせておけば、カードキーのICのデータを確実に読み込み、且つスリッパのRFIDタグに氏名を表示させることが出来る。しかし一枚のカードキーで多数のスリッパに同じ氏名を表示させたり電池の消耗による誤動作が考えられるので、リーダライタからのマイクロ波を電源として使用出来る電池レス構造とするのが望ましい。すなわち、通常は各人が一枚ずつICカードキーを携行し、リーダライタがまずICカードキーのデータを読取りパソコンのデータと照合してスリッパに氏名等が未記入の場合にスリッパに対してマイクロ波を電力源として送信するとともに書き込み表示を行う方式とする。ICカードキーの携行と同時にスリッパのICチップには使用者本人のデータが取り込まれておりスリッパは各人に1:1で対応したことになる。病院等ではあらかじめ診察券を用いるケースが多いので診察券にICチップを持たせておくことで本人を特定し且つ本人とスリッパの対応を取ることが可能である。診察券や部屋のカードキーをもたない来館者には受付でこれに代わるカードを発行する。履き替えた靴等の管理用タグの使用者携行用タグにICチップを埋め込んでおき固有の記号や番号を割り当てておけば靴の管理と同時に個人とスリッパを1:1に対応させることが出来る。この場合は氏名に変えて記号や番号を表示することで十分管理が可能である。このようにすることで病院の見舞い客や、短時間の来館者の使用するスリッパの特定が可能である。
この様なスリッパの表示窓に使用者の手をあまり煩わせないで氏名等を表示するために必要な機器としては、まず送信側の機器としてシステム全体を管理するパソコンを用いる。パソコンにはあらかじめ予約名簿等のデータを作成しておく。このパソコンにスリッパと交信するアンテナのついたリーダライタを有線又は無線で接続する。リーダライタがスリッパのICが記憶した使用者データを受信するとパソコン内のデータと照合し一致した場合にスリッパのRFIDタグに氏名等を表示させるための指令を無線送信する。このときスリッパ使用者がICカードキーを携行しておればリーダライタはICカードキーのデータとスリッパのICのデータを同時に読み取ることが出来るのでより確実に書き込み指令電波を発信することが出来る。書き込み完了の確認も同時に行えるので、指令電波の送信は書き込み終了確認までその都度行うことが出来る。スリッパ側には電波を受信するためのアンテナとデータを記憶するICチップ及び受信したデータを表示するRFIDタグを備えている。表示方法としてはロイコ式リライトカードや電子ペーパーを用いる。これらの表示媒体は特に電源を必要とせずICチップのデータを表示出来るものである。
電波導電媒体法式としては長距離交信できるマイクロ波方式が望ましく、記憶データのアクセス方式としては読み書き可能型を採用する。電源方式はスリッパに電池を装着してもよいがマイクロ波アンテナから供給できる電池レスが望ましい。リーダライタからの電波の届く距離は5m程度なので、例えば旅館等やホテルではスリッパを提供する場所として玄関やあるいは各部屋のケースが多いが、この様な場所でデータを送受信すると、多数の人が混雑する場合は混信し誤動作を起こす問題がある。また部屋ごとにリーダライタを設置し、全館にアンテナ網を設置する方法は設備費用が高くなる。そこでリーダライタの設置場所を館内で必ず客が通過する通路や階段あるいは浴場の入り口等とし、その付近を通過するときにスリッパのデータを読み込みパソコンの内容と一致した時に氏名表示用の指令電波を出して表示する。この表示操作は一回だけ出来るようまた表示完了の確認が出来るようなプログラムにしておき、表示は滞在期間中持続させる。
すなわちあらかじめ個人データを読み込ませたICカードキーを携行し、または個人データを読み込ませたスリッパを着用した人がリーダライタのアンテナ電波の届く範囲を通過したときにリーダライタはスリッパデータ内容を照会してスリッパのデータを読み取り氏名が未表示の時に表示指令を出す。一旦表示の済んだスリッパからは使用日時が終了するまで表示状態を保持するよう再書き込みできないようにプログラムしておく。ICカードキーを携行した人が2足目の新しいスリッパを使用した場合は氏名の表示を行い、2足目である旨の表示をすることで牽制したり、3足目からは表示しないようプログラムすることも可能である。日帰り者等一時使用者の場合は単に番号管理となる。使用の終了したスリッパは回収場所や殺菌ボックス等で表示をクリヤーして、殺菌処理後次の使用に備える。
自動的に表示のクリヤーを行うにはスリッパにカレンダー付時計機能を待たせ試用者の滞在期間が終了すると同時に表示をクリヤーする方法もあるがスリッパが高価になり、故障の原因ともなるので好ましくない。スリッパの回収場所が玄関の場合は使用済スリッパを一旦回収して殺菌ボックス等に収納するときにリーダライタから削除信号を発信して複数のスリッパの表示を一括消去する。
スリッパを各部屋で履き替える場合は各部屋にアンテナ網を設置するか各部屋にリーダライタを設置してあれば、消去は各部屋で実施出来るが設備費が高くなる可能性がある。又消去信号のみを発信出来るリモコンでルームメーキングの際に表示の消去を行うことも出来るが室内で消去を行う場合は、殺菌操作を別途行うことになる。したがって、各部屋にスリッパを備え付けている場合はルームメーキングの一環として使用後スリッパは回収して消毒済みで表示をクリヤーしたスリッパに入れ替えを行う。回収したスリッパはリーダライタの電波の届くところに設置した殺菌ボックスで消毒と表示の消去を行えばよい。
このスリッパは上記の方法で使用者の限定を行うことで、細菌等による感染が広がるのを防止するとともに付着した細菌や白癬菌等のカビ等の殺菌が出来るようにあらかじめ光触媒や抗菌剤等で処理した抗菌素材で作成したスリッパを用いたり、出来合いのスリッパに光触媒等をスプレー加工したものを用いて、使用後に洗浄したり太陽光や紫外線照射処理を行って除菌を行うものである。よって、使用者は不快の念を抱くことなくスリッパ等の上履きを使用することができるようにしたものである。以下に実施例で本発明に係わるタグ付スリッパの構造と使用方法を図面とフロー図を使って説明する。
図1はICチップ10と電波受信用アンテナ11を備えたRFID(Radio Frequency Identification )無線認識タグ4に、リライトカード5−1や電子ペーパー5−2を組み合わせたもの(ICタグ、ICラベル)を、突っ掛け部上面に取り付けたスリッパ3である。
図1のリライトカードは非接触ICリライトであってサーマルリライトカードやロイコ式リライトカードがあるが、サーマルによる白濁式リライトより表示面積が大きくて印字色が黒のロイコ式リライトカードが望ましい。また電子ペーパーはディスプレー付き非接触ICカードであって電子ペーパー技術(散乱/透過型液晶)を利用したものである。リーダライタからの信号(電波)で駆動するため、電池が不要なうえ、内蔵するドライバーICによる制御も可能である。
RFIDタグとリライトカード(or電子ペーパー)を組み込んだスリッパの消耗速度に比べRFIDタグとリライトカードや電子ペーパーは比較的長く使用できるため、表示部分のRFIDタグと電子ペーパーは取り外し可能なようにスリッパの突っ掛け部上面に透明ビニール製の挿入用袋15を取り付けこの中に挿入することが望ましい。
図1右中央部にRFIDタグの名前表示部の断面図を示した。アンテナ11とICチップ10を組み合わせたRFIDタグ4の上面に粘着材でリライトカード又は電子ペーパーを貼り付けた構造をしている。RFIDタグ本体の下にPETフィルム12を敷きこみ下面は粘着剤で剥離紙をはがして目的の場所に貼り付けるようになっている。RFIDタグを目的の場所に取り付けたビニール袋などに挿入する場合は剥離紙を取り付けたまま使用する。
このスリッパは薬品や光触媒で抗菌加工した素材で製作したものかあるいは光と肌に触れる上面全体を光触媒加工したスリッパとする。スリッパの生地は、あらかじめ抗菌剤で処理をした綿麻混合程度の素材で製作したものか又は、光スリッパ本体や樹脂バインダー部の劣化分解を回避させるため触媒はやや触媒活性をおさえたTiO2をスプレー処理する。
図2はスリッパの表示部に使用者の氏名を表示するための通信装置の基本構成である。6は来客の氏名当のデータをあらかじめ入力、記憶、データ処理する管理用パソコンである。このパソコンに有線又は無線で複数のリーダライタ7が接続されている。接続の誤動作を防ぐためにはケーブルで接続するのが望ましい。リーダライタにはコントローラーとアンテナが組み込まれておりICカードキーの記憶データやスリッパRFIDタグの記憶データの読取やスリッパへの表示指令を送信出来るようになっている。ただし、これらの通信手段は(1)RFIDタグ内のアンテナがリーダライタからの電波を受信すると(2)共振作用により電磁誘導が起こり起電力が発生し(3)RFIDタグ内のICチップが起動し、チップ内のデータを信号化する。そして(4)カード側からのアンテナから信号を発信すると(5)リーダライタのアンテナで送られてきた信号をキャッチする(6)コントローラーを介してパソコン(データ処理装置)へデータが送られ(7)ソフト側で認識等のデータ処理を行う。この様な照合はICカードキーとスリッパが接近して存在しているとき、すなわちスリッパを履いている人がICカードキーを携行しているともリーダライタはICカードキーのデータを読み取ることが出来るのでより正確に書き込み指令が出来る。
図3に本発明の実施に当たりRFIDタグ付スリッパへの書き込み消去に必要なシステムの構成図を示す。本発明のスリッパを使用する人を特定するために来館あるいは入場してきた各人の使用する部屋のカードキー又は病院等にあっては診察券を用いる。カードキーや診察券には氏名、部屋番号、滞在日時、識別番号等のデータを記憶しているICチップが埋めこまれている。個人データをデータ化して保存するパソコンとこれにケーブルで接続されている複数のリーダライタがある。リーダライタはICカードキーを携行してスリッパを履いた客のICカードデータを読み取りパソコン内のデータと照合し本人を特定した上スリッパへの書き込みを行っていいない場合にスリッパのICチップとRFIDへの書き込み指令電波と書き込みに必要な電力を送信する。ただしリーダライタは館内通路の分岐点や階段、宴会場及び浴場等の出入り口付近の人が必ず通過する場所に複数台設置する。使用者は宴会場や浴場等入れ替わりやすい場所でも表示された自分の名前を目当てに同一のスリッパを使用することが出来る。スリッパの表示は客の滞在期間中は表示を保持させ、客が退場するとスリッパを回収して殺菌処理を行うとともに例えば紫外線照射ボックス内に保管している間に収納ボックス付近に設置したリ−ダライターから表示の消去信号を送信してスリッパの表示をクリヤーする。
次にRFIDタグを備えたスリッパの使用に際してスリッパのフローを追って、使用者の氏名等の表示方法と消去までの流れを説明する。図4はRFIDタグ付スリッパの使用サイクルのフロー図である。まずホテル旅館あるいは医院や病院への宿泊希望者や診察等の希望者は事前に電話等で予約の申し込みを行う。受付係りは受け入れの可否判断を行い、受付可能な場合に申し込みデータは事務所やフロントでパソコンに氏名、部屋番号、滞在日時等のデータを入力すると同時にICカードキーの発行を行う、ただしICカードキーは割り当てた客室の扉の鍵を開錠するために用いられるものである。医院や病院にあっては診察券がこれにあたる。客が入場すると本人確認の上ICカードキーが手渡され、旅館にあっては通常玄関で、ホテル等にあっては客室で氏名等を記入していないスリッパを提供する。ついで客はスリッパを履いて館内を移動するときにはカードキーを携行するのが普通であるので、客がICカードキーと無記名のスリッパを履いてリーダライタの設置箇所の通常5メートル以内に入るとリーダライタからの電波を受けてまずカードキーからデータが送信される、リーダライタは客のデータをパソコンのデータと照合してスリッパのRFIDタグのICにデータと送信すると同時に書き込みを行う。移動中にスリッパに使用者の氏名、部屋番号等が表示されるので、浴場や宴会場等スリッパを脱いだ後再びスリッパを使用する場合に客は自分の氏名の入ったスリッパを目当てに継続使用することが出来る。出場するときには客は各部屋とか玄関先でスリッパを脱いで靴に履き替えてICカードキーを返却しチェックアウトを済ませ出かけることになる。ICカードキーはクリヤー後再度使用する。使用後の表示の残ったスリッパは回収して殺菌処理をして次回の客に再度提供する。ただし一時出場して再度館内に戻るとき、各自の部屋で靴とスリッパを履きかえるところや玄関先で靴に履き替え靴の管理タグを使用して所定の場所に靴を収納するシステムをとる場合を除いてスリッパは玄関先に脱ぎ捨てられた形になる。この場合には一旦回収して再入館者には新しい無表示スリッパを提供する必要がある。しかし客はICカードキーを携行しているのでリーダライタの設置場所を通過する時にスリッパには氏名を表示することが出来る。
図5に使用後のスリッパの回収と殺菌処理及び表示のクリヤーの流れを示す。まず玄関先で脱ぎ捨てられたスリッパや玄関先の所定の靴箱等の保管場所内に残された使用後スリッパはすべて回収し形態チェックを行なった上、紫外線照射ボックス内に収納して殺菌を行なうこのとき同時にリーダライタで表示消去信号を発信してスリッパの表示をクリヤーする。一方、部屋備え付けスリッパはルームメーキングの時に前の客の氏名を表示しているスリッパを回収して新しいスリッパに置き換える。
図6にスリッパRFIDタグの書き込み方式の原理図を示す。これは送信距離を最も長く取れるマイクロ波方式の事例である。リーダライタはコントローラーと送受信用アンテナを備えておりパソコンとケーブルで接続されている。またアンテナはマイクロ波電力供給用にも使用される。まず部屋のICカードキーからの送信信号をリーダライタが読み取りコントローラーを介してパソコンのデータと照合を行なう。登録内容と一致しスリッパのRFIDタグに氏名が表示されていない場合にリーダライタはスリッパのRFIDタグに対して書き込み信号を送信する。スリッパのICチップはICカードキーの内容を記憶して、同時にマイクロ波の共振作用により電磁誘導を起こし起電力を発生しスリッパに電池を内蔵させRFIDタグに氏名を表示させたり、ICカードキーとの交信をして使用者データを取り込み同時に表示部に氏名を表示することもできるが、電池の寿命に左右されて通信精度が低下したり、一枚のICカードキーで複数のスリッパに書き込みが出来るため通常は電池レスが望ましい。パソコンと接続されているために表示の条件を1回のみにするとか2回まで可能にするとか実施に即した設定が可能である。
ホテル、旅館、病院(医院)、事務所等不特定多数の訪問者の出入りでスリッパを提供している事業所は多い。誰が使用したともわからないスリッパに途中から否応なく履き替えざるをえないことによる衛生上の不愉快さは誰しも経験しているところであり、名前表示機能がついた当スリッパの潜在的要求度は高いと思われる。しかも名前表示方法としてあらかじめ客の名前カードを作成して、客にスリッパに挿し込ませたり終了したスリッパのカードを抜き取る等の余計な労力をRFIDタグの通信機能とリライトカードや電子ペーパーの表示機能により省いたことによる省力効果は大きい。且つICカードキーや診察券を利用して使用者本人を確実に特定できるようにした技術の他への応用は図り知れないものがある。消毒に関しては、光触媒加工を施したスリッパを紫外線照射や洗浄後、使用者に提供することで衛生面の管理が確実に出来感染症の予防や水虫等白癬菌の拡大の防止に貢献出来る。最近、各人の水虫に対する予防意識も次第に向上しつつあり、上履き、スリッパの消毒と消毒済スリッパに来訪者の氏名を記入するサービスを図ることにより来訪するお客様の人数が増加する事が考えられ、このシステムを採用した事業所の業務成績の向上につながることになる。
リライトカード組み込RFIDタグを取り付けたスリッパの図である。 RFIDタグへの書き込み(消去)用通信装置の基本構成を示す図である。 RFIDタグ付スリッパへの書き込み消去システムの構成図である。 RFIDタグ付スリッパの使用サイクルのフロー図である。 使用後のスリッパの回収と殺菌処理及び表示のクリヤーの流れを示す図である。 スリッパRFIDタグへの書き込み方式の原理図である。
符号の説明
1 スリッパ突っ掛け部
2 スリッパ突っ掛け部名前表示窓
3 RFIDタグ付スリッパ本体
4 RFIDタグ
5−1リライトカード
5−2電子ペーパー
6 パソコン
7 リーダライタ
8 コントローラー
9 アンテナ(リーダライタ)
10 ICチップ(スリッパRFIDタグ)
11 アンテナ(スリッパRFIDタグ)
12 ペットフィルム(スリッパRFIDタグ)
13 剥離紙(スリッパRFIDタグ)
14 粘着板(スリッパRFIDタグ)
15 RFIDタグ挿入ビニール袋

Claims (3)

  1. ロイコ式リライト層に使用者の名前を自動的に書き変え表示する非接触型ICカード方式の無線表示タグをスリッパ突っ掛け部の表面に備えたスリッパ。
  2. 電子ペーパー技術を利用したディスプレーに使用者の名前を自動的に書き変え表示する非接触型ICカード方式の無線表示タグをスリッパ突っ掛け部の表面に備えたスリッパ。
  3. 不特定多数の人が使用するスリッパにあって、使用者が使用する部屋のICカードキーの記憶データをリーダライタが読み取り、本人を特定した上、本人が履いているスリッパのRFID(Radio Frequency Identification)無線表示タグに氏名等を表示する請求項1,2のスリッパ。
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