JP2005229482A - 機器、テレビジョン受信機及びデータ通信方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ビデオ信号の表示品位及びGUI表示品位を大幅に高めることができ、レスポンスを向上させることができる機器、テレビジョン受信機及びデータ通信方法を提供する。
【解決手段】 ワイヤレスAVシステム1のワイヤレスセンタ2は、テレテキスト放送を受信するチューナ31,32と、テレテキストデータを抽出するテレテキストデコーダ100と、TV本体3と制御コマンドを送受信するとともに、受信した映像信号の映像及び音声データ、選択されたテレテキストページをワイヤレスにより伝送するSS送信ユニット36と、ワイヤレスセンタ2全体の制御と抽出したテレテキストデータから受信した制御コマンドにより指定されるテレテキストページを選択するワイヤレスセンタマイコン37とを備え、受信機側のTV本体3は、TELETEXT Page入力GUIを生成するOSD発生機能部73とを備える。
【選択図】 図2
【解決手段】 ワイヤレスAVシステム1のワイヤレスセンタ2は、テレテキスト放送を受信するチューナ31,32と、テレテキストデータを抽出するテレテキストデコーダ100と、TV本体3と制御コマンドを送受信するとともに、受信した映像信号の映像及び音声データ、選択されたテレテキストページをワイヤレスにより伝送するSS送信ユニット36と、ワイヤレスセンタ2全体の制御と抽出したテレテキストデータから受信した制御コマンドにより指定されるテレテキストページを選択するワイヤレスセンタマイコン37とを備え、受信機側のTV本体3は、TELETEXT Page入力GUIを生成するOSD発生機能部73とを備える。
【選択図】 図2
Description
本発明は、本発明は、ワイヤレスによりデータを伝送するワイヤレスAVシステム等を構成する機器、テレビジョン受信機及びデータ通信方法に関する。
最新のテレビジョン受信機はテレテキストデコーダを装着しており、これを使ってテレビジョン信号の垂直帰線消去期間中に伝送される情報をテレビジョン受信機の画面に表示することができる。この情報は、例えばヘッドライン、スポーツニュース、天気予報などの形をした最新の毎日のニュースである。しかし、この情報の大事な部分はサブタイトル情報であって、これは映し出されているテレビジョン番組にサブタイトルラインの形で含めることができる。
現在運用中のテレテキスト放送システムにおいて、テレテキスト放送データは、テレビジョン信号の垂直帰線消去期間内の決められた水平走査期間に重畳されているデータを単位長として、データ・パケット形式で送出される。このテレテキスト放送データには、テレテキスト情報だけではなく、図形等の情報データも含まれる。したがって、以下の説明では、これらデータを総称して単にページデータと呼ぶ。
テレテキスト放送システムについて記載した公知文献としては、例えば、「WORLD SYSTEM TELETEXT AND DATA BROADCASTING SYSTEM」(The Department of Trade and Industry Kingsgate House, December 1987)に詳しく記載されている。この文献に基づき、本発明の前提となるテレテキスト放送システムについて、特に、本発明に関係する事項を中心として以下に説明する。テレテキスト放送とは、文字や図形で構成された画像情報を符号化してデジタル信号の形でテレビ放送波に多重し、受信側で映像信号に変換してテレビ受信機に表示する放送である。画像の情報をもつ文字信号は、TV映像信号中のテレビ画面に現れないVBI(垂直帰線消去期間)に重畳して伝送される。
テレテキスト放送の特徴としては、以下の(1)〜(3)の点を挙げることができる。
(1)1つの番組を何回も反復して放送しているので、好みのページを希望する時に、いつでも視聴することができる。
(2)1ページ分の画面を伝送するのに要する時間と、反復周期を考慮すると、1つのTV電波中に多数のページを送ることが可能であり、これら数多くのページの中からそれほどの待ち時間なしに希望のページを選択できる。
(3)テレテキスト放送受信機にプリンタを付加することにより、画面の内容を記録(ハードコピー)することができる。
(1)1つの番組を何回も反復して放送しているので、好みのページを希望する時に、いつでも視聴することができる。
(2)1ページ分の画面を伝送するのに要する時間と、反復周期を考慮すると、1つのTV電波中に多数のページを送ることが可能であり、これら数多くのページの中からそれほどの待ち時間なしに希望のページを選択できる。
(3)テレテキスト放送受信機にプリンタを付加することにより、画面の内容を記録(ハードコピー)することができる。
テレテキスト放送の伝送方式としては、文字やモザイク図形を符号化して伝送するコード伝送方式とがある。該コード伝送方式は、1画面当りの伝送速度は速いが、文字発生器を必要とする。
テレテキスト放送システムの基本構成について以下に説明する。送信側では、テレテキストページ制作装置により各種の文字や図形で構成された画面を作成し、文字や特定のモザイク図形等は、予め決められた基準のもとに符号化してコードデータに変換する。該コードデータにページ番号,サブページ番号,表示モードなど、各種の制御符号を付して1ページのテキスト画面データとする。作成した多数のテキストページを一旦大容量のメモリに記憶した後、送出手順に従って順次読み出し、テキストページ送出装置で同期符号や誤り訂正符号などを加え、データパケットに割り付けたテキスト信号とする。これを多重化装置に供給し、映像信号のVBIの特定のH(水平走査期間)に重畳する。
受信側では、テレビ受信機にデコーダを内蔵したテレテキスト放送受信機を用いて受信するか、あるいは既存のテレビ受信機にテレテキスト放送アダプタを接続して受信する。デコーダは、復調した映像信号からキーパッド(キーボード)で指定したページ番号のテキスト信号を復号し、これによって文字発生器を制御して符号に対応した文字ドットパターンデータを発生する。該文字ドットパターンデータは、1画面表示メモリに1画面分(ページ分)記憶され、1/50秒ごとに何回も読み出される。読み出されたドットパターンデータは受像管に供給され、受像管上に文字画面として表示される。
テレテキスト放送の種別としては、テレビ番組の内容と関係のない独立ページ,テレビ番組の内容を補完する補完ページ及びテレビ番組の内容に対応した字幕を表示するSubtitleページの3つがある。独立ページの応用例としては、生活情報,各種ニュース,案内番組などの一般ページ,全面固定表示とTV画面にニュース情報がスーパーインポーズされるNews Flashページなどがある。また、補完番組の応用例としては、クイズの答,解説などのテレビ番組の補完,1行横スクロール表示によるテレビ番組の補完などがある。また、Subtitleページの応用例としては、ドラマ番組などの字幕スーパー,歌番組などの歌詞スーパーなどがある。番組の形態には、各番組ごとに1ページ分のデータを受信次第途中のページからでも逐次的に提示する非一括形と、全ページ分のデータを受信してから提示する一括形とがある。
テレテキスト放送の表示には、画面の全てがテキストページである単独表示と、テレビ画面の一部にテキストページを重ねて表示するスーパー表示の2種類がある。また、表示モードは、(1)全面固定表示(表示領域に静止した文字及び図形を表示する),(2)スーパー固定表示(テレビ放送の映像に重ねて静止した文字及び図形を表示する),(3)字幕表示(スーパー固定表示であって、同時に放送されるテレビ放送番組の内容と直接に関係のある文字及び図形を表示する)がある。
テレテキスト放送は、一種のデータ伝送であり、伝送したい情報である文字や図形を符号化し、適当な長さに分割して、映像信号のVBI(垂直帰線消去期間)内のH(水平走査期間)に重畳して伝送する。
テレテキスト放送では、文字や図形の情報を伝送するために、基本符号体系として、データ通信やコンピュータなどに用いられる情報交換用8単位符号が採用されている。通常の標準欧文文字は、1byte(7bit+パリティビット)で表現される。図21に示すのが、標準キャラクタセットである。上位4ビット(b6〜b4)による数0〜7を列番号、下位4ビット(b3〜b0)による数0〜15を行番号とし、ビット組み合わせを列番号/行番号の形式で表す。例えば、3/4は 0110100(b6〜b0)になる。このようにして、1つの符号位置は7ビットの組み合わせで設定でき、128(8×16)の符号位置が表現できる。0/0〜0/15と1/0〜1/15の領域は、文字の色や大きさなど、属性を表す制御符号の領域である。
漢字などを表現する時は、2byteデータを設定するが、その時の1byteデータは図22に示す通りである。図22は、8単位符号の符号表を示す図である。8単位符号におけるビット組み合わせの上位4ビット(b8〜b5)による数00〜15を列番号、下位4ビット(b4〜b1)による数0〜15を行番号とし、ビット組み合わせを列番号/行番号の形式で表す。例えば、03/4は00110100(b8〜b1)になる。このようにして、1つの符号位置は8ビットの組み合わせで設定でき、256(16×16)の符号位置が表現できる。符号表では、符号領域を4つに分けており、C0(00,01列)及びC1(08,09列)は制御符号を呼び出す領域、GL(02〜07列)及びGR(10〜15列)は文字符号を呼び出す領域である。なお、02/0(SP)、07/15(DEL)10/0及び15/15は特殊符号領域であり、GL,GR領域ともそれぞれ94個の文字を呼び出せる。つまり、この符号表を用いると、図23に示すような種々の符号集合から必要な集合を適宜呼び出すことによって符号の効率的な伝送ができる。
伝送する文字や図形を表示領域のどの位置に、何色で、どんな大きさに表示するかなど、書式,表示などに関する制御情報を送るために制御符号がある。文字の種類には、漢字系集合,英数集合,片仮名集合,平仮名集合がある。モザイク図形を符号化する方法は、基本的には文字の符号化方法と同様であるが、表現を豊かにするためにモザイク素片の重ね合わせや分離などの機能がある。
図24は、以上に述べたテレテキスト放送を送受信するための従来のテレテキスト放送受信装置の構成図である。
図24(a)に示すように、放送局内で、テレビジョン信号にテレテキスト放送ページデータをMIX661によりミキシングして、RF変調器662で変調し、アンテナ663から送信する。また、図24(b)に示す受信側では、アンテナ664より受信したテレビ電波をチューナ665にて受信し、IF検波回路666で映像信号を取り出す。テレテキスト放送データは、テレテキスト放送デコーダ700にて復号して各映像信号及び音声信号と各々MIX668によりミキシングし、モニタ669に提示する。
従来のテレテキスト放送受信装置としては、例えば、特許文献1に記載されたものがある。特許文献1には、デジタル的に符号化されたデータとして伝送されるテレテキスト情報を受信し、蓄積し、処理し、かつその各々が各ページ番号(page number)によって識別されている複数の異なるページを備えるテレテキストデコーダ装置(teletext decoder arrangement)である。テレテキスト情報の伝送は、通常のテレビジョン画像情報を表すどんな画像も存在しないテレビジョンラインのテレビジョン信号である。
また、特許文献2には、各々が各ページ番号によって識別され、かつ各々が多数のデータパケットからなる多数の種々のページを構成するテレテキスト情報用テレテキストデコーダであって、プロセッサ手段とページ番号によって各ページを選択するページ選択手段と、受信時に選択ページの番号を検出する検出手段と、選択ページの各データパケットを記憶させるための少なくとも1個のページメモリとを備えており、該ページメモリが前記選択ページの対応するデータパケットを記憶させるための多数の記憶行を備えているテレテキストデコーダが開示されている。
また、特許文献3に記載のテレビジョン受信機は、順次サーチして受信した各放送局のうち、放送局テーブル内に格納された放送局識別コードがVPSあるいはテレテキスト内に含まれている放送局を時刻合わせ用放送局として決定する。
しかしながら、このような従来のテレテキスト装置を備えるテレビジョン受信機やビデオ等のAV機器にあっては、ワイヤレスによる接続環境下でテレテキスト情報(TELETEXT Page)を送ることは考慮されていなかったため、以下のような問題点があった。
すなわち、TELETEXT Pageは、上述したように文字や図形の情報をはじめとしてBSデジタル放送のデータ情報並の情報量があるため、同じくテレビジョン信号の垂直帰線消去期間に情報を付加するEDS(Extended Data Service)信号に比べて格段にデータ量が多い。
このため、表示装置と放送受信用チューナを有するセンタ装置とが分離可能な、いわゆる分離型テレビジョン受信機において、ワイヤレスにより映像及び音声データと共にTELETEXT Pageを伝送しようとすると、TELETEXT Pageデータ量が余りにも多いため、(1)GUI映像を含むビデオ信号をAVストリームへ変換してデータ伝送することからレスポンスが悪い、(2)GUI表示品位が悪化する、という課題があった。より具体的に説明する。ワイヤレスの伝送レートが限られているためデータ量の多いTELETEXT Pageをリアルタイムで伝送することは難しい。そこでTELETEXT PageをMPEG2などのAVストリームへ変換して送ることになるため、上記(1)のレスポンスの悪化が生じる。また、TELETEXT Pageを映像情報にMixした上でAVストリームへ変換して送ることになるため、上記(2)の映像の高精細(GUI表示品位)が失われる。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであって、ワイヤレスAVシステムを構成するテレビジョン受信機等の機器において、ビデオ信号の表示品位及びGUI表示品位を大幅に高めることができ、レスポンスを向上させることができる機器、テレビジョン受信機及びデータ通信方法を提供することを目的とする。
本発明の機器は、ワイヤレスAVシステムを構成する機器において、受信した映像信号の垂直帰線消去期間に重畳されるテレテキストデータを抽出するテレテキストデコーダと、前記抽出したテレテキストデータのうち、一部のテレテキストページを選択する選択手段と、受信した映像信号の映像及び音声データ、及び/又は前記選択されたテレテキストページをワイヤレスにより伝送する伝送手段とを備えることを特徴としている。
本発明の機器は、ワイヤレスAVシステムを構成する機器において、データを送信する送信側機器は、受信した映像信号の垂直帰線消去期間に重畳されるテレテキストデータを抽出するテレテキストデコーダと、制御コマンドを送受信する通信手段と、前記抽出したテレテキストデータから前記受信した制御コマンドにより指定されるテレテキストページを選択する選択手段と、受信した映像信号の映像及び音声データ、及び/又は前記選択されたテレテキストページをワイヤレスにより伝送する伝送手段とを備えることを特徴としている。
本発明の機器は、ワイヤレスAVシステムを構成する機器において、データを受信する受信側機器は、テレテキストページ及びその関連情報を入力する入力手段と、前記入力されたテレテキストページ及びその関連情報を制御コマンドに変換する変換手段と、前記制御コマンドをテレテキストデコーダを備える機器に送出する通信手段とを備えることを特徴としている。
前記受信側機器は、受信したデータを表示する表示手段を備えることがより好ましい。
前記受信側機器は、テレテキストページ及びその関連情報を入力するGUIを生成するGUI生成手段を備えることがより好ましい。
前記受信側機器は、テレテキストページ及びその関連情報を入力するGUIを生成するGUI生成手段を備えることがより好ましい。
より好ましい具体的な態様として、前記GUI生成手段は、GUI表示OSD機能を含んで構成され、前記表示手段は、生成したテレテキストページ及びその関連情報を表示するものである。
より好ましい具体的な態様として、前記入力手段は、テレテキストページ入力の操作、その開始及び終了を入力するものである。
また、前記変換手段は、入力されるテレテキストページを所定桁一括して制御コマンドに変換することがより好ましい。
前記通信手段は、前記制御コマンドを前記ワイヤレスAV伝送システムが通信シーケンスとして備えるインターバルで送信するものであってもよい。
前記伝送手段は、伝送するデータをMPEGにエンコードして伝送するものであってもよく、伝送するデータをAVストリームにして伝送するものであってもよい。
本発明のテレビジョン受信機は、表示装置と、前記表示装置に映像及び音声データをワイヤレスで伝送するセンタ装置とから構成されるテレビジョン受信機において、前記センタ装置は、テレテキスト放送を受信するチューナ部と、受信した映像信号の垂直帰線消去期間に重畳されるテレテキストデータを抽出するテレテキストデコーダと、制御コマンドを送受信する通信手段と、前記抽出したテレテキストデータから前記受信した制御コマンドにより指定されるテレテキストページを選択する選択手段と、受信した映像信号の映像及び音声データ、及び/又は前記選択されたテレテキストページをワイヤレスにより伝送する伝送手段とを備え、前記表示装置は、テレテキストページ及びその関連情報を入力する入力手段と、前記入力されたテレテキストページ及びその関連情報を制御コマンドに変換する変換手段と、前記制御コマンドを前記センタ装置に送出する通信手段とを備えることを特徴としている。
また、前記表示装置は、テレテキストページ及びその関連情報を入力するGUIを生成するGUI生成手段を備えることがより好ましい。
より好ましい具体的な態様として、前記GUI生成手段は、GUI表示OSD機能を含んで構成され、前記表示手段は、生成したテレテキストページ及びその関連情報を表示するものである。
より好ましい具体的な態様として、前記入力手段は、テレテキストページ入力の操作、その開始及び終了を入力するものである。
また、前記変換手段は、入力されるテレテキストページを所定桁一括して制御コマンドに変換することがより好ましい。
前記通信手段は、前記制御コマンドを前記センタ装置と前記表示装置間の通信シーケンスとして備えるインターバルで送信するものであってもよい。
また、前記入力手段は、ユーザにより操作されるリモートコントロール装置を含むものであってもよい。
前記伝送手段は、前記表示装置に伝送するデータをMPEGにエンコードして伝送するものであってもよく、伝送するデータをAVストリームにして伝送するものであってもよい。
本発明のデータ通信方法は、ワイヤレスAVシステムを構成する機器のデータ通信方法において、送信側では、受信した映像信号の垂直帰線消去期間に重畳されるテレテキストデータを抽出するステップと、制御コマンドを受信するステップと、前記抽出したテレテキストデータから前記受信した制御コマンドにより指定されるテレテキストページを選択するステップと、受信した映像信号の映像及び音声データ、及び/又は前記選択されたテレテキストページをワイヤレスにより伝送するステップとを有し、受信側では、テレテキストページ及びその関連情報を入力するステップと、入力されたテレテキストページ及びその関連情報を制御コマンドに変換するステップと、前記制御コマンドを送信側に送出するステップとを有することを特徴としている。
以上、詳述したように、本発明によれば、ワイヤレスによる接続環境下でテレテキストデータを伝送することができる。
また、ビデオ信号の表示品位及びGUI表示品位を大幅に高めることができ、レスポンスを向上させることができる。
したがって、ディスプレイ分離型のワイヤレスTV受信機など、ワイヤレスAVシステムを構成する機器に本発明を適用すれば、表示品位及びレスポンスの向上を図ることができる。将来、ワイヤレスにより伝送するビデオ信号やテレテキストデータのデータ量が増大した場合であっても容易に対応することが可能である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の好適な機器、テレビジョン受信機及びデータ通信方法の実施の形態について詳細に説明する。
〔本発明の基本的な考え方〕
本発明の基本的な考え方について説明する。
テレテキスト放送システムの送信側では、各種の文字や図形で構成された画面を作成し、文字や特定のモザイク図形等は、予め決められた基準のもとに符号化してコードデータに変換する。該コードデータにページ番号,サブページ番号,表示モードなど、各種の制御符号を付して1ページのテキスト画面データとする。作成した多数のテキストページを一旦大容量のメモリに記憶した後、送出手順に従って順次読み出し、テキストページ送出装置で同期符号や誤り訂正符号などを加え、データパケットに割り付けたテキスト信号とする。これを多重化装置に供給し、映像信号のVBIの特定のH(水平走査期間)に重畳する。
本発明の基本的な考え方について説明する。
テレテキスト放送システムの送信側では、各種の文字や図形で構成された画面を作成し、文字や特定のモザイク図形等は、予め決められた基準のもとに符号化してコードデータに変換する。該コードデータにページ番号,サブページ番号,表示モードなど、各種の制御符号を付して1ページのテキスト画面データとする。作成した多数のテキストページを一旦大容量のメモリに記憶した後、送出手順に従って順次読み出し、テキストページ送出装置で同期符号や誤り訂正符号などを加え、データパケットに割り付けたテキスト信号とする。これを多重化装置に供給し、映像信号のVBIの特定のH(水平走査期間)に重畳する。
受信側では、テレテキストデコーダを装備したテレテキスト放送受信機を用いて受信する。テレテキストデコーダは、復調した映像信号からキーパッド(キーボード)で指定したページ番号のテキスト信号を復号し、これによって文字発生器を制御して符号に対応した文字ドットパターンデータを発生する。該文字ドットパターンデータは、1画面表示メモリに1画面分(ページ分)記憶され、1/50秒ごとに何回も読み出される。読み出されたドットパターンデータは表示部上に文字画面として表示される。
ところが、テレテキスト放送システムの受信側が、テレテキストデコーダ及び放送受信用チューナ部を有するセンタ装置と表示装置とが分離可能な、いわゆる分離型テレビジョン受信機である場合には、センタ装置と表示装置とがワイヤレスで接続されることになる。上述したように、テレテキストデータは元々BSデジタル放送に匹敵するほどデータ量が多い上に文字ドットパターンや図形なども含むことからTELETEXT Pageデータ量が余りにも多く、解決課題で述べたように(1)GUI映像を含むビデオ信号をAVストリームへ変換してデータ伝送するのでレスポンスが悪い、(2)GUI表示品位が悪化することが考えられる。現状では、テレテキスト放送システムの受信側が、上記分離型テレビジョン受信機であるものが存在しなかったため問題が顕在化していなかったにすぎない。
本発明者は、文字ドットパターンや図形などを含むテレテキストデータのページ(TELETEXT Page)が、ワイヤレスで分離型テレビジョン受信機のセンタ装置(送信機)から表示装置(受信機)に伝送されていることに着目した。データ量の多いTELETEXT Pageをそのまま映像情報にMixした上でAVストリームへ変換してワイヤレスで送る構成をとっているから、レスポンスの悪化と映像の高精細(GUI表示品位)が失われるのである。
本発明者は、テレテキストデータのページ(TELETEXT Page)を一律に又は単にセンタ装置(送信機)から表示装置(受信機)に伝送するのではなく、センタ装置(送信機)が、表示装置(受信機)からユーザによるTELETEXT Page入力,その開始/終了などをコマンドとして受信し、受信したコマンドをデコードしたTELETEXT Pageを表示装置(受信機)に伝送するようにすれば、ユーザ入力操作がなされなかったTELETEXT Pageについては映像情報と共にエンコードされないことになり、ワイヤレスによる接続環境下のテレテキストテレビジョン受信機等において、レスポンス及びGUI表示品位を大幅に向上できることを見出した。
そこで、本発明は、受信機でTELETEXT Page入力等を入力し、コマンドとして送信機に送り、送信機は受信したコマンドをデコードし、デコードしたコマンドに基づく受信機からのTELETEXT Pageを受信機に伝送することを基本的な特徴とする。
また、本発明は、受信機がTELETEXT Page入力GUI生成手段を備え、TELETEXT Page入力の操作時にTELETEXT Page入力GUIを生成して表示することでTELETEXT Page入力等を容易にする。また、そのためのTELETEXT Page入力キー、デコード機能、TELETEXT Page入力GUI生成のためのOSD機能などを備える。主要機能を以下に述べる。
<構成例>
・受信機でTELETEXT Page入力を操作するためのキーを入力
・TELETEXT Page入力の開始/終了、TELETEXT Page入力キーを受信機でデコード
・受信機でTELETEXT Page入力各項目に設定する制御データを確定
・受信機で確定した制御データをコマンドに変換して送信機に送信
・送信機は受信機から受信したコマンドをデコード
・送信機はデコードしたコマンドに基づく受信機からのTELETEXT Pageを受信機に伝送
より好ましくは、
・受信機はTELETEXT Page入力GUI生成手段を持つ
TELETEXT Page入力GUI生成手段は、GUI表示OSD機能である
・受信機でTELETEXT Page入力の開始/終了、TELETEXT Page入力キーをワイヤレスAV伝送システムのコマンドに変換
・受信機は所定桁のTELETEXT Page入力を一括してコマンドに変換して送信
・受信機はコマンドをワイヤレスAV伝送システムのインターバルで送信
・送信機は受信したコマンドをデコードしてTELETEXT Page入力の開始/終了、TELETEXT Page入力キー得る
以上の構成により、受信機側でTELETEXT Page入力表示を行うことでGUI表示品位を改善することができる。また、受信機側でTELETEXT Page入力を操作するGUI開始/終了、TELETEXT Page入力をデコードするために操作に対する表示のレスポンスを改善することができる。
・受信機でTELETEXT Page入力を操作するためのキーを入力
・TELETEXT Page入力の開始/終了、TELETEXT Page入力キーを受信機でデコード
・受信機でTELETEXT Page入力各項目に設定する制御データを確定
・受信機で確定した制御データをコマンドに変換して送信機に送信
・送信機は受信機から受信したコマンドをデコード
・送信機はデコードしたコマンドに基づく受信機からのTELETEXT Pageを受信機に伝送
より好ましくは、
・受信機はTELETEXT Page入力GUI生成手段を持つ
TELETEXT Page入力GUI生成手段は、GUI表示OSD機能である
・受信機でTELETEXT Page入力の開始/終了、TELETEXT Page入力キーをワイヤレスAV伝送システムのコマンドに変換
・受信機は所定桁のTELETEXT Page入力を一括してコマンドに変換して送信
・受信機はコマンドをワイヤレスAV伝送システムのインターバルで送信
・送信機は受信したコマンドをデコードしてTELETEXT Page入力の開始/終了、TELETEXT Page入力キー得る
以上の構成により、受信機側でTELETEXT Page入力表示を行うことでGUI表示品位を改善することができる。また、受信機側でTELETEXT Page入力を操作するGUI開始/終了、TELETEXT Page入力をデコードするために操作に対する表示のレスポンスを改善することができる。
〔実施例〕
図1は、上記基本的な考え方に基づく本発明の実施の形態のワイヤレスAVシステムの構成を示す図である。本実施の形態のワイヤレスAVシステムは、デジタル放送の電波を受信可能なディスプレイ分離型のワイヤレスTV受信機に適用した例である。
図1は、上記基本的な考え方に基づく本発明の実施の形態のワイヤレスAVシステムの構成を示す図である。本実施の形態のワイヤレスAVシステムは、デジタル放送の電波を受信可能なディスプレイ分離型のワイヤレスTV受信機に適用した例である。
図1において、ワイヤレスAVシステム1は、ベース機器としてのワイヤレスセンタユニット(以下、ワイヤレスセンタという)2と、ポータブル端末としてのテレビジョン(TV)本体ユニット(以下、TV本体という)3とから構成され、ワイヤレスセンタ2(無線通信装置,機器,送信側機器,センタ装置)とTV本体3(無線通信装置,機器,受信側機器,表示装置)とはペアとなって無線伝送ネットワークを構成する。
ワイヤレスセンタ2は、BS端子11,U/VHFアンテナ端子12,ダイバーシティ端子13の各アンテナ端子と、デジタルVTR,DVDプレーヤなどの機器を接続するS端子付きビデオ1入力端子14,デコーダ入力/ビデオ2入力端子15,モニタ/BS出力/ビデオ3入力端子16、AC電源部17及びCar−DC電源部18を備える。
TV本体3は、デジタルVTR,DVD(Digital Versatile Disc)プレーヤなどの機器を接続するTV出力/ビデオ4入力端子21、AC電源部22及びCar−DC電源部23を備える。
TV本体3は、ワイヤレスセンタ2と分離可能でバッテリ内蔵により携帯又は可搬できる薄型表示装置であり、例えば液晶テレビジョン(以下、液晶テレビという)、無機EL/有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイなどの種々の表示装置を含む広い概念であり、表示機構により限定されるものではない。また、本明細書において、TV本体3は、主として表示機能や音響機能などを有し、一方、ワイヤレスセンタ2は、主としてチューナ部やTV本体3を制御する制御機能などを収容する。本実施の形態によるTV本体3は、薄型表示装置として液晶テレビを例にして説明する。
ワイヤレスセンタ2とTV本体3間は、IEEE802.11規格に準拠するSS(Spread Spectrum:スペクトラム拡散)無線方式によりデータが送受信される。最近、周波数帯として5GHz帯が開放され、2.4GHz帯の代わりに5GHz帯を用いる態様でもよい。ワイヤレスセンタ2からTV本体3へのデータ伝送は、MPEG(Moving Picture Expert Group)2の映像圧縮フォーマットを用いて、動画像伝送やDVD-Video、デジタル放送を10Mbpsを超える通信回線で伝送する。また、ワイヤレスセンタ2とTV本体3間のコマンド伝送は、SS無線方式により行う。
MPEGビデオやMPEGオーディオの符号化されたストリーム(ビット列)、さらに他の符号化ストリームも含めて実際のアプリケーションに適用する場合には、同期を含めて符号化ストリームを多重化して統合し1本化するとともに、そのストリームを蓄積メディアやネットワーク等が持つ、固有の物理フォーマットやプロトコルに適合したデータ形式にする必要がある。
MPEG2システムには、MPEG1と同様に1つのプログラムを構成するプログラム・ストリーム(MPEG2−PS,PS:Program Stream)と、複数のプログラムを構成できるトランスポート・ストリーム(MPEG2−TS,TS:Transport Stream)とがある。
MPEGストリームは、1ビットのフラグも多数あるがヘッダなどの各単位ごとにバイト整列されたバイト・ストリームである。MPEGシステム全体に共通した構造として固定長でないデータ部分には、長さを示す情報が先行して置かれ、不要な場合はその部分をスキップしたり、次のデータ群の先頭を確認して信頼性の高い分離処理ができるデータ構造となっている。
MPEG2符号化方式に準拠し、圧縮された映像、音声信号を受信する装置は、復号化側において映像、音声データのオーバーフロー、アンダーフローの防止するために、符号化側での映像、音声サンプリング周波数と、復号化側での映像、音声サンプリング周波数またはSTC(System Time Clock)を一致させる必要がある。
そのため、復号化装置ではMPEG2システム規格(ISO/IEC規格13818−1)で規定されたPCR(Program Clock Reference:プログラム時刻基準参照値)またはSCR(System Clock Reference:システム時刻基準参照値)を用いることにより、符号化側の映像、音声サンプリング周波数と復号化側の映像、音声サンプリング周波数を一致させている。
図2は、上記ワイヤレスAVシステムのワイヤレスセンタ2の構成を示すブロック図である。
図2において、ワイヤレスセンタ2は、BS端子11に接続され選局信号によりBS放送を受信・選局するBSチューナ31と、U/VHFアンテナ端子12に接続され選局信号によりU/VHF放送を受信・選局するU/VHFチューナ32と、BSチューナ31又はU/VHFチューナ32で受信・選局された映像・音声(AV)信号からテレテキストデータを抽出し、蓄積して処理するテレテキストデコーダ(TELETEXT Decoder)100と、BSチューナ31又はU/VHFチューナ32で受信・選局された映像・音声(AV)信号を復調する映像・音声復調部33と、音声切換信号により受信した音声とEPG(Electrical Program Guide:電子番組ガイド)などの番組に関する情報とを切換える音声切換部34と、ソース選択信号により受信した映像・音声情報、番組に関する情報、ビデオ1入力端子14、デコーダ入力/ビデオ2入力端子15、モニタ/BS出力/ビデオ3入力端子16からの外部入力情報を選択する第1のセレクタ35と、TVコマンドを送受信して第1のセレクタ35により選択されたデータをMPEG2の映像圧縮フォーマットに変換し、SS無線方式によりTV本体3に送信するSS送信ユニット36(通信手段,伝送手段)と、選局信号41,音声切換信号42,ソース選択信号43,テレテキスト制御信号101等を送信するとともに、TVコマンド44を送受信して装置全体の制御を行うワイヤレスセンタマイクロコンピュータ(以下、マイコンという)37(選択手段,デコード手段)と、ワイヤレスセンタマイコン37の制御プログラム、通信制御データ、さらに通信チャンネル変更プログラム等の種々のデータを記憶する電気的に書換可能な不揮発性メモリであるEEPROM(electrically erasable programmable ROM)38とを備えて構成される。
ワイヤレスセンタ2は、放送受信用チューナを複数(ここでは2台)備え、複数のBSチューナ31,U/VHFチューナのうち少なくとも1つは地上デジタル放送受信可能なチューナであってもよい。
テレテキストデコーダ100は、マイコン37からのテレテキス制御信号101に従ってチューナ31,32で受信・選局された映像・音声(AV)信号からデジタル的に符号化されたデータとして伝送されるテレテキスト情報を抽出し、蓄積して処理し、かつその各々が各ページ番号(page number)によって識別されている複数の異なるページを備える。ここで、テレテキストデータは、テレビジョン信号の垂直帰線消去期間内の決められた水平走査期間に重畳されているデータを単位長として、データ・パケット形式で送出される。このテレテキスト放送データには、テレテキスト情報だけではなく、図形等の情報データも含まれるページデータである。
また、テレテキストデコーダ100は、ページ番号によって各ページを選択するとともに、受信時に選択ページの番号を検出し、選択ページの各データパケットを記憶させるための少なくとも1個のページメモリとを備えており、該ページメモリが前記選択ページの対応するデータパケットを記憶させるための多数の記憶行を備える。テレテキスト情報の伝送は、テレビジョンライン中のテレビジョン信号であり、ここでは正規のテレビジョン画像情報を表すどんな画像信号も表わされていない。これらのテレビジョンラインは、データラインとして規定されている。
ここで、テレテキストについて簡単に説明すると、テレテキストによる1つのマガジンのデータ伝送は0から29までのパケットを用いて行われる。但し、マガジン番号8のみパケット30まであり、このパケット8/30には、前述のパケット8/30/format2の外にパケット8/30/format1も含まれており、これらのパケットは、放送局のサービスデータパケットとしておよそ1秒間隔で送信が行われる。また、パケットX/OはTeletextにおけるPage−Headerとして定義されている。
ワイヤレスセンタマイコン37は、ワイヤレスセンタ装置全体の制御を行うとともに、テレテキストデコーダ100を制御するテレテキスト制御部としての機能を有し、テレテキストデコーダ100を制御してテレテキストデータを取り出す処理、TV本体3からの制御コマンドを送受信する通信処理、取り出したテレテキストデータから受信した制御コマンドをデコードするデコード処理、デコードしたコマンドにより指定されるテレテキストページを選択する選択処理、受信した映像信号の映像及び音声データ、及び/又は選択されたテレテキストページをワイヤレスにより伝送する伝送処理を実行する。通信のシーケンスについては、図6及び図7により後述する。
また、上記EEPROM38には、テレテキストデータを処理するための情報やテレテキストデータを表示させるコマンドプロトコルが格納される。
SS送信ユニット36は、第1のセレクタ35により選択されたデータをデジタル信号に変換するA/D変換部51、データをMPEG2の映像圧縮フォーマットに変換するMPEG2エンコーダ52、送信データをSS無線方式により送信するSS無線機及び無線制御部からなるSS無線送信エンジン53、及びSS送信ユニット各部を制御するとともに、電波状態を検出する第1のSS−CPU54を備えて構成される。
SS無線送信エンジン53は、TV本体3のSS受信ユニット61(図3で後述する)に、MPEG2ストリームやコマンド等を送信する送信機能と、SS受信ユニット61からコマンド等を受信する受信機能とを備える。
EEPROM38に書き込むプログラムを変えることによってワイヤレスセンタ2及びTV本体3における各種の仕様を変更することができる。すなわち、最近ではシステム開発のデバッグごとにマスクROMを変更する時間損失を回避するため、プログラムROMを不揮発性メモリ、例えばEPROM,EEPROMとし、プログラム開発・修正時間の短縮の大幅な短縮を図っている。また、プログラムをダウンロードしてEEPROMのプログラム内容を書き換えるようにすれば機能のアップグレードや機能の変更を容易に行うことが可能になる。
本実施の形態では、ワイヤレスセンタマイコン37が、TV本体3(受信機)から受信したコマンドをデコードする機能を有する。ワイヤレスセンタマイコン37又はテレテキストデコーダ100は、この構成に限らず、他の入出力用制御マイコンや電子回路に本機能を持たせても構わない。さらに、ワイヤレスセンタマイコン37がテレテキストデコーダ100の機能を兼ね備える構成でも良い。
図3は、上記ワイヤレスAVシステムのTV本体3の構成を示すブロック図である。
図3において、TV本体3は、TVコマンドを送受信してワイヤレスセンタ2のSS送信ユニット36から送信されたMPEG2ストリームやコマンド伝送データを受信するとともに、受信したMPEG2ストリームなどを元データにデコード(復元)するSS受信ユニット61(通信手段)と、SS受信ユニット61により復元したデータとTV出力/ビデオ4入力端子21を介して外部から入力されるAV信号とを選択する第2のセレクタ62と、映像信号を表示し音声信号を出力するLCD等からなるTV表示部63(表示手段)と、TVコマンド71を送受信するとともに、ソース選択信号72、OSD(オン・スクリーン・ディスプレイ)発生機能部73(TELETEXT Page入力GUI生成手段)等を送信して表示装置全体の制御を行うTVマイコン64(入力手段の一部,変換手段)と、TVマイコン64の制御プログラム、通信制御データ、さらに通信チャンネル変更プログラム等の種々のデータを記憶する電気的に書換可能な不揮発性メモリであるEEPROM65と、リモートコントロール装置200(入力手段)(図5)からの制御コマンドを受光するリモコン受光部66と、バッテリ67と、バッテリ67の充放電を制御するバッテリチャージャマイコン68とを備えて構成される。
図3において、TV本体3は、TVコマンドを送受信してワイヤレスセンタ2のSS送信ユニット36から送信されたMPEG2ストリームやコマンド伝送データを受信するとともに、受信したMPEG2ストリームなどを元データにデコード(復元)するSS受信ユニット61(通信手段)と、SS受信ユニット61により復元したデータとTV出力/ビデオ4入力端子21を介して外部から入力されるAV信号とを選択する第2のセレクタ62と、映像信号を表示し音声信号を出力するLCD等からなるTV表示部63(表示手段)と、TVコマンド71を送受信するとともに、ソース選択信号72、OSD(オン・スクリーン・ディスプレイ)発生機能部73(TELETEXT Page入力GUI生成手段)等を送信して表示装置全体の制御を行うTVマイコン64(入力手段の一部,変換手段)と、TVマイコン64の制御プログラム、通信制御データ、さらに通信チャンネル変更プログラム等の種々のデータを記憶する電気的に書換可能な不揮発性メモリであるEEPROM65と、リモートコントロール装置200(入力手段)(図5)からの制御コマンドを受光するリモコン受光部66と、バッテリ67と、バッテリ67の充放電を制御するバッテリチャージャマイコン68とを備えて構成される。
SS受信ユニット61は、SS無線方式により送信されたデータを受信するSS無線機及び無線制御部からなるSS無線受信エンジン81、受信したMPEG2ストリームをデコードするMPEG2デコーダ82、デコードされたデータをアナログ信号に変換するD/A変換部83、及びSS受信ユニット各部を制御するとともに、電波状態を検出する第2のSS−CPU84を備えて構成される。
SS無線受信エンジン81は、ワイヤレスセンタ2のSS送信ユニット36からのMPEG2ストリームやコマンド等を受信する受信機能と、SS受信ユニット61からコマンド等を送信する送信機能とを備える。
第2のSS−CPU84は、受信電波の電界強度、エラー率に基づく再送要求によりワイヤレスセンタ2とTV本体3間の通信状態(電波の強弱、通信路の妨害)を検出する電波状態検出手段としての機能を備える。検出された電波状態を示す情報は、TVコマンド71としてTVマイコン64に送られる。本実施の形態では、TV本体3の第2のSS−CPU84が上記電波状態検出機能を備える構成を示したが、ワイヤレスセンタ2の第1のSS−CPU54が同様の機能を備え、検出した電波状態を示す情報をワイヤレスセンタ2からTV本体3にコマンド伝送する態様でもよい。あるいは、第1のSS−CPU54及び第2のSS−CPU84双方が電波状態検出機能を備える構成でもよい。さらに、上記電波状態検出機能をTVマイコン64又はワイヤレスセンタマイコン37が行う態様でもよい。
また、TVマイコン64は、OSD発生機能部73を有し、チャンネル、時刻、音量などの情報をテレビ等の画面上に表示する。TV等の映像装置、テレビ会議システム等の電子機器では、チャンネル、時刻、音量などの情報をテレビ画面上に表示することが一般的になっている。OSDのデータは画像ではなく、ビットマップと呼ばれる形式で保持されており、このビットマップからY,Cb,Crで表されるYUV形式の画素値に変換され、その変換された画素がテレビ放送などの原画像の上に重畳される。また、TV出力/ビデオ4入力端子21に図示しないDVD等の画像再生装置を接続すれば、表示画面上に再生画像に重畳してOSD表示が可能である。
TVマイコン64は、TELETEXT Page入力及びその開始/終了を入力する入力処理、入力されたTELETEXT Page入力及び各項目を制御データとして確定し、さらに制御データをコマンドに変換する変換処理、制御コマンドをワイヤレスセンタ2に送出する通信処理を実行する。
特に、TVマイコン64は、TELETEXT Page入力の際、OSD発生機能部73によりTELETEXT PageGUIを生成してTV表示部63する制御を実行することで、ワイヤレスセンタ2側からGUI映像を含むビデオ信号をAVストリームに変換して受信する態様に比べ、GUI表示品位を向上させることができる。また、GUI映像がストリームに含まれないため、ビデオ信号の高精細が失われたりレスポンス低下をなくすことができる。また、GUI表示によってTELETEXT Page入力の操作等が行えるのでユーザの使い勝手がよい。上記ELETEXT PageGUI表示の一例については図14〜図20により後述する。
また、入力されるTELETEXT Pageを所定桁(ここでは、3桁)一括して制御コマンドに変換してワイヤレスセンタ2に送信するので、ページナンバー毎に逐次送信する態様に比べてレスポンスの向上を図ることができる。
より詳細に説明すると、TVマイコン64は、(a)受信機としてTELETEXT Page入力を操作するためのキー入力をリモートコントロール装置200又はキー入力部(図示略)から受け付ける機能、(b)OSD発生機能部73によりTELETEXT Page入力GUIを生成する機能、(c)生成したGUI映像をTV表示部63に表示する機能、(d)TELETEXT Page入力の開始/終了,TELETEXT Page入力キーをデコードする機能、(e)受信機としてTELETEXT Page入力各項目に設定する制御データを確定する機能、(f)受信機として確定した制御データをコマンドに変換してSS受信ユニット61によりワイヤレスでワイヤレスセンタ2(送信機)に一括して送信する機能、及び上記各機能を実現するため制御処理手段を備える。なお、上記ELETEXT PageGUI表示のためのコマンドプロトコルの一例については図10〜図13により後述する。
本実施の形態では、TVマイコン64が、上記各機能を有する構成としているが、この構成に限らず、他の入出力用制御マイコンや電子回路に本機能を持たせても構わない。例えば、OSD発生機能部73はTVマイコン64に内蔵される構成でも良い。
また、図示は省略するが、TV本体3は、スピーカ、キー入力部、カード型外部拡張記憶媒体を挿脱するためのスロット等を備え、カード型外部拡張記憶媒体を該スロットに装着してデータを直接読み取る構成としてもよい。上記キー入力部は、リモートコントロール装置200と共にTELETEXT Page入力キーとしての機能を有する。上記カード型外部拡張記憶媒体は、例えば電源バックアップにより書き込まれた情報を保持するSRAM(Static RAM)カードや電源バックアップが不要なフラッシュメモリ等からなるコンパクトフラッシュ(CF)、スマートメディア、メモリスティック、さらにはコンパクトフラッシュと同程度の大きさ又はPCカードTypeIIに装着可能な超小型ハードディスクドライブ(HDD)等である。
リモコン受光部66は、IR(Infrared Rays:赤外線)を使用する光通信ポート部であり、TV本体3又はワイヤレスセンタ2に対して各種操作を行うリモートコントロール装置200(図5)からの光信号を受光する。具体的には、赤外線を利用してデータを伝送するための規格、IrDA(Infrared Data Association),ASK等に準拠して光通信を行うためのI/Oポート、又は電波による無線通信ポートである。
バッテリ67は、TV本体3各部に所定の電源を供給する。バッテリチャージャマイコン68は、バッテリ67が充電可能状態になったとき、例えばTV本体3がワイヤレスセンタ2やその他のクレードル等に装着されたことを検知し、バッテリ67の充電媒体に対し電力供給端子(いずれも図示略)を介して充放電の制御を行う。バッテリチャージャマイコン68は、具体的にはバッテリパックの放電電流を積算し、バッテリパックの残存容量が所定値以下になったと判断したときに充電を開始するとともに、充電時にはバッテリパックへの充電電流を積算しバッテリパックが満充電状態になったと判断したときに充電を停止させる。充電されたバッテリ67は、TV本体3が商用電源から切り離された場合に携帯TVの主電源となり、本体各部に電力を供給する。
以下、上述のように構成されたテレテキストデコーダ100を備えるワイヤレスTV受信機の動作を説明する。
以下、上述のように構成されたテレテキストデコーダ100を備えるワイヤレスTV受信機の動作を説明する。
〔全体動作〕
ワイヤレスセンタ2と液晶モニタ付きTV本体3とは、例えばIEEE802.11b規格に基づく無線により関連付けされている。ワイヤレスセンタ2から液晶モニタ付きTV本体3に向けて、無線によりMPEG2ストリーム情報が送られるとともに、その他のコマンドデータなどが両者間で双方向通信により伝送される。
ワイヤレスセンタ2と液晶モニタ付きTV本体3とは、例えばIEEE802.11b規格に基づく無線により関連付けされている。ワイヤレスセンタ2から液晶モニタ付きTV本体3に向けて、無線によりMPEG2ストリーム情報が送られるとともに、その他のコマンドデータなどが両者間で双方向通信により伝送される。
ワイヤレスセンタ2は、BSアンテナ11に接続されるBSチューナ31と、UHF/VHFアンテナ12に接続されるU/Vチューナ32と、を有しており、EEPROM(第1記憶部)38と関連付けされたワイヤレスセンタマイコン37により選局コマンド41に基づいて選局処理が行われる。選局処理が行われた後の信号は、映像・音声復調器33に入力されて復調され、音声切換部34においてワイヤレスセンタマイコン37からの音声切換コマンド42に基づいて音声切換処理が行われる。映像信号と音声切換処理が行われた後の音声信号とは、第1AVセレクタ35に入力される。ここで、ワイヤレスセンタマイコン37からのソース選択コマンド43に基づいてソース選択処理が行われ、SS送信ユニット36に入力される。
SS送信ユニット36は、A/D変換器51と、MPEG2エンコーダ52と、第1のSS無線送受信エンジン53と、これらを制御する第1のSS−CPU54とを有している。ソース選択処理が行われた映像・音声信号は、A/D変換器51によりA/D変換され、例えばMPEG2エンコーダ52によりMPEG2形式にエンコードされ、ワイヤレスセンタマイコン37からのTVコマンド送受信コマンド44に基づいてMPEG2形式にエンコードされたデータをバッテリ内蔵の液晶モニタ付きTV本体3側に送るとともに、種々のコマンド(データ)をバッテリ内蔵の液晶モニタ付きTV本体3との間で双方向に通信する。
液晶モニタ付きTV本体3は、EEPROM(第2記憶部)65が関連付けされているTVマイコン64と、SS受信ユニット61と、第2AVセレクタ62と、TVモニタ(液晶ディスプレイ)63と、リモートコントロール装置(図5)の入力を受け付けるリモコン受光部66とを有している。SS受信ユニット61は、第2のSS無線送受信エンジン81と、MPEG2デコーダ82と、D/A変換器83と、これらを制御する第2のSS−CPU84とを有している。さらに、液晶モニタ付きTV本体3は、バッテリ駆動に対応しており、それに応じてバッテリ67とバッテリチャージャーマイコン68とを有している。
ワイヤレスセンタ2側から送られMPEG2形式にエンコードされているストリーミング情報は、TVマイコン64からのTV送受信コマンド71を受けたSS−CPU84の指示により、SS受信ユニット61内の第2のSS無線送受信エンジン81において受信され、MPEG2デコーダ82においてデコードされ、D/A変換器83においてD/A変換される。D/A変換器されたストリーミング情報は、第2のAVセレクタ62に送られ、外部入力(4)21からの外部入力信号とのいずれを選択するかをTVマイコン64からのソース選択コマンド72に基づいて選択し、例えば、TVマイコンからのOSD出力コマンドに基づいて任意のOSD処理が行われた後に、液晶モニタ63に送られ、液晶モニタ63に映像・音声ストリーミング情報に基づく表示が行われる。
図4は、本実施の形態によるワイヤレスAVシステムにおいて送信機側と受信機側との間でやりとりされるデータ構成例を示す図である。
図4に示すように、送受信データ131は、第1のSS無線送受信エンジン53と第2のSS無線送受信エンジン81との間で、アイソサイクル(isocycle)132によって規定された一定周期毎に送受信処理を行う。図4に示すように、送受信データパケットの構成は、ルート(R)であるワイヤレスセンタ2からリーフ(L)である液晶モニタ付きTV本体3に送られるRパケット133と、ギャップ134と、ギャップ134を挟んでリーフ(L)である液晶モニタ付きTV本体3からルート(R)であるワイヤレスセンタ2に送られるLパケット135とを有して構成されている。
Rパケット133は、ロングプリアンブル(1Mbps)を使用する部分と、その他のデータ部分(11MHz)と、を含んでいる。ロングプリアンブル(1Mbps)を使用する部分は、シンクロナスデータ141とPHYヘッダデータ143を含んでおり、192μsの期間である。一方、その他のデータ部分は、MACヘッダ145と、コントロールデータ(CB)147と、非同期データにより構成されるステイタスコマンドデータ151と、同期データ(アイソクロナスデータ)153とを有している。ステイタスコマンドデータ151は、ワイヤレスステーションからTV本体側へ送られるステータス・コマンドを含むデータである。同期データ153はMPEG2の映像ストリームデータである。
上記Rパケット133に続き、129μsのギャップ部(GAP)134が設けられ、次いで、TV本体側からワイヤレスステーションに送られるLパケット135が設けられている。Lパケット135は、Rパケット133と同様に、ロングプリアンブル(1Mbps)を使用する部分161,163と、その他のデータ部分(11MHz)である、MACヘッダ部165、リトライタグ167と、非同期データ部171と、を含んでいる。非同期データ部171は、TV本体側からワイヤレスステーション側へ送られるステータス・コマンドを含むデータである。以上説明したデータが、全体として3.6msサイクルで送られている。なお、この3.6msサイクルという時間は、上記遅延に関する数秒間という期間に比べれば非常に短い。
図5は、リモートコントロール装置の構成例である。図5に示すように、リモートコントロール装置200は、チャネル番号を入力するチャネル番号入力部201と、選択決定ボタン203と、アップダウン選局ボタン205と、電源スイッチ207と、(外部)入力切換ボタン208と、を有している。チャネル番号入力部201は、ダイレクト選局ボタンを有しており、これによりチャネル番号により直接入力することができる。アップダウン選局ボタン205は、チャネル選局を±で選局する。選択決定ボタン203は、選択ボタン203aと決定ボタン203bとを有している。リモートコントロール装置200の各キーは、TELETEXT Page入力キーとしての機能を有する。
図6は、ワイヤレスAVシステムにおける送信機側と受信機側との間の双方向通信のシーケンス例を示す図である。
図6に示すシーケンス図を参照して、ワイヤレスセンタ2側のワイヤレスセンタマイコン37とSS送受信機CPU54と、TV本体3側のSS送受信機CPU84とTVマイコン64との間における切換処理を、チャネル切換処理を例にして時系列的に説明する。例えば、TVマイコン64がTV本体3側のSS送受信機61とワイヤレスセンタ2側のSS送受信機36を介してワイヤレスセンタマイコン37にチャネル切換処理要求を、要求コマンドを送信することにより行う(番号301−番号303参照)。これに対して、ワイヤレスセンタマイコン37は、ワイヤレスセンタ側のSS送受信機36とTV本体3側のSS送受信機61とを介してTVマイコン64に、チャネル切換処理の要求コマンドを受け取った旨の応答を返す(番号305−番号307参照)。SS送受信機61からTVマイコン64に対して送信処理応答(番号304参照)も返信される。この間、TV本体3側のTVマイコンにおいては、タイムアウト監視308a,308bを行っている。
ワイヤレスセンタマイコン37側においては、受けたチャネル切換処理要求に関する要求処理を行う(番号309参照)。処理が実行されると、処理が実行済みである旨の処理完了情報が、TVマイコン64に対して処理応答という形で伝達される(番号310−番号312参照)。この処理完了情報を、TV本体3側において受け取ると、この時点を起点として予めEEPROM38などに記憶されているある期間だけ、モニタ63に表示される映像信号に対して画像処理を行いチャネル切換時の遅延に起因する表示の乱れを隠蔽するミュート処理が行われる。この期間は、例えば、ワイヤレスセンタ2側から送られMPEG2形式にエンコードされた映像信号のTV本体3側におけるデコード時間に基づいて定められる。例えば、デコード時間よりも長めの時間に設定すれば良い。この時間は、デコード時間に加えてTV本体3側におけるその他の遅延時間を加味して設定されるが、あまり長めにするとミュート時間の短縮効果が低減するため、その他の遅延時間を適正な値、例えば予測される遅延時間にある程度のマージンを加味して決めれば良い。なお、実際には、映像がTV本体3側の表示モニタ63に表示されるまでには、処理応答伝達(番号312参照)を受け取っているため、映像信号がデコード処理されるまでの遅延が存在するため、その分だけ映像ミュートの起点を遅らせても良い。
図7は、ワイヤレスAVシステムにおけるBS入力レベル表示時の送信機側と受信機側との間の双方向通信のシーケンス例を示す図である。
図7に示すシーケンス図を参照して、ワイヤレスセンタ2側のワイヤレスセンタマイコン37とSS送受信機CPU54と、TV本体3側のSS送受信機CPU84とTVマイコン64との間における通信処理を、BS入力レベル取得処理を例にして時系列的に説明する。例えば、TVマイコン64がTV本体3側のSS送受信機61とワイヤレスセンタ2側のSS送受信機36を介してワイヤレスセンタマイコン37にBS入力レベル通知開始要求を、要求コマンドを送信することにより行う(番号401−番号403参照)。これに対して、ワイヤレスセンタマイコン37は、ワイヤレスセンタ側のSS送受信機36とTV本体側のSS送受信機61とを介してTVマイコン64に、BS入力レベル取得の要求コマンドを受け取った旨の応答を返す(番号405−番号407参照)。SS送受信機61からTVマイコン64に対して送信処理応答(番号404参照)も返信される。この間、TV本体3側のTVマイコンにおいては、タイムアウト監視408aを行っている。
ワイヤレスセンタマイコン37側においては、受けたBS入力レベル通知開始要求に関するBS入力レベル取得を行う(番号409参照)。BS入力レベル取得を行うと、処理が実行済みである旨の処理完了情報が、TVマイコン64に対して処理応答という形で伝達される(番号410−番号412参照)。そして、TVマイコン64は入力レベル通知終了要求を出すまでこの状態で待機する(番号412a参照)。
TVマイコン64がTV本体3側のSS送受信機61とワイヤレスセンタ2側のSS送受信機36を介してワイヤレスセンタマイコン37に入力レベル通知開始要求を、要求コマンドを送信することにより行う(番号413−番号415参照)。これに対して、ワイヤレスセンタマイコン37は、BS入力レベル取得を終了するか否かを判別し(番号416参照)、BS入力レベル取得を終了しないときは再び、受けたBS入力レベル通知開始要求に関するBS入力レベル取得を行う(番号409参照)。
BS入力レベル取得を終了するときは、ワイヤレスセンタマイコン37は、ワイヤレスセンタ側のSS送受信機36とTV本体側のSS送受信機61とを介してTVマイコン64に、BS入力レベル取得の終了通知を返す(番号417−番号419参照)。この間、TV本体3側のTVマイコンにおいては、タイムアウト監視408bを行っている。
上述した通信シーケンスによって、TELETEXTデコーダ100を装備する送信機側であるワイヤレスセンタ2とTELETEXT PageGUI表示をTV表示部63に表示する受信側であるTV本体3との双方向通信が行われる。図6及び図7に示すように、ワイヤレスAV伝送システム内のワイヤレスセンタ2とTV本体3間のTELETEXT Page伝送はコマンドにより伝送される。
次に、TELETEXT Page伝送のコマンドを含むコマンドプロトコルについて説明する。
次に、TELETEXT Page伝送のコマンドを含むコマンドプロトコルについて説明する。
図8及び図9は、TELETEXT Page伝送のコマンドプロトコルの機能一覧を示す図であり、図8は、そのメニュー関連の設定を、図9は、その通常使用時の機能の通信の要/不要を示す。
図8において、メニュー関連は、メインメニューで本体設定とチャンネル設定とに分け、本体設定とチャンネル設定はさらにサブメニュー、項目、通信の必要性に分けられる。本体設定のサブメニューは、BS設定、入力表示設定、映像反転、高音強調、ビデオ2入力/デコーダ入力、ビデオ3入力/モニタ出力、リモコンボタン設定の各項目があり、夫々通信の必要性があるものは○印、ないものは×印で表されている。通信の必要性がある項目、例えばBS設定については、上述した図6及び図7に示す通信シーケンスに従ってワイヤレスセンタ2とTV本体3間で通信を行って設定する。コマンドの詳細な内容については図11乃至図13により後述する。
また、チャンネル設定は、オートプリセット、マニュアルメモリ、地域番号設定に分かれ、マニュアルメモリはさらに、リモコン番号、受信チャンネル、チャンネル表示、受信微調整、外部設定、スキップに分かれる。通信の必要性があるものは○印、ないものは×印で表されている。
このようにメニュー関連は、TV本体3の機能でない場合は基本的にワイヤレスセンタ2とコマンドをやり取りして設定する。
図9に示す通常使用時の選局、入力切換、音声切換機能はTV本体3がワイヤレスセンタ2とコマンドをやり取りして設定する。
次に、コマンドのデータフォーマットについて図11乃至図13を参照して説明するが、まずTELETEXT Page伝送のコマンドプロトコルについて図10を参照して説明する。
図10は、スルーコマンドの定義をbit割で示す図であり、図10(a)は国内仕様のbit割、図10(b)は欧州仕様のbit割である。いずれもスルーデータの先頭2byteをコマンド定義として用いる。
図10(a)の国内仕様のbit割において、スルーデータ(データ本体)の先頭2byteがコマンド定義であり、2byteの先頭1bitがAck、次の3bitが要求:0,応答:1,通知:2、続く3bitがメニュー設定:0,通常コマンド:1,工程コマンド:7、続く3bitが予備、最後の6bitがコマンド種別(0〜63)である。欧州仕様では、工程関係の要求コマンドだけで約80種類あってコマンド種別が不足するため、後半の1byteを全てコマンド種別に割り当てる。図10(b)の欧州仕様のbit割は、1byte目の先頭1bitがAck、次の3bitが要求:0,応答:1,通知:2、続く3bitがメニュー設定:0,通常コマンド:1,その他:2,工程コマンド:7、続く1bitが予備、2byte目がコマンド種別(0〜255)である。
図11乃至図13は、データフォーマットの内容を示す図であり、図11は、TV本体3→ワイヤレスセンタ2への要求データのフォーマットを、図12は、ワイヤレスセンタ2→TV本体3への応答データのフォーマットを、図13は、ワイヤレスセンタ2→TV本体3への通知データのフォーマットをそれぞれ示す。
テレテキスト放送システムは、現在のところ欧州で使用されているため、本実施の形態では図11乃至図13に示すデータフォーマットのコマンドの定義を図10(a)の欧州仕様に準拠している。これは一例であり図10(a)の国内仕様のbit割、又はその他のbit割のフォーマットでもよい。
図11の要求データフォーマットでは、2byteがコマンド,15byteがそのパラメータ(内容)であり、メニュー設定、チャンネル設定、通常使用時の各詳細機能が、コマンドとして定義されている。上記メニュー設定、チャンネル設定、通常使用時は、前記図8及び図9の機能に対応するものであり、通信の必要性がある(○印)ものは全て定義されている。また、図11のコマンドは、図10(b)の欧州仕様のbit割と同じではないが近似しており、2byteの先頭1bitがAck、次の3bitが要求:0,応答:1,通知:2、続く3bitがメニュー設定:0,通常コマンド:1,その他:2,工程コマンド:7、続く2bitが予備、残り6bitがコマンド種別(0〜63)である。
また、図12の応答データフォーマットでは、2byteがコマンド,15byteがそのパラメータ(内容)であり、メニュー設定、チャンネル設定、通常使用時の各詳細機能が、コマンドとして定義されている。上記メニュー設定、チャンネル設定、通常使用時は、前記図8及び図9の機能に対応するものであり、通信の必要性がある(○印)ものは全て定義されている。また、図12のコマンドは、図11の要求データフォーマットと同様である。
また、図13の通知データフォーマットでは、2byteがコマンド,15byteがそのパラメータ(内容)であり、メニュー設定で本体設定−BS設定がコマンドとして定義されている。
上記図11乃至図13のデータフォーマットのコマンド先頭bitのACKについては、受信したパラメータのACKbitをON(1)にして送信する。なお、タイムアウト、エラー発生時のリトライについては、その時々に応じて必要であれば実行される。
図14乃至図20は、受信機(TV本体3)側で入力したTELETEXT PageのGUI表示例を示す図であり、テレテキスト表示領域及び表示レイアウト例を示している。これらの図において、図の右側は英語版のTELETEXT PageのGUI表示を示し、その左側は対応する日本語版のTELETEXT PageのGUI表示を示す。
前述したように、本実施の形態ではTELETEXT PageGUI表示を送信機(ワイヤレスセンタ2)から受信機(TV本体3)に伝送しないようにするため、送信側のワイヤレスセンタ2からコマンド(図11乃至図13参照)を受け取るとデコードしてOSD発生機能部73によりTELETEXT PageGUIを生成する。受信機側で生成されるTELETEXT PageGUIは、送信側のワイヤレスセンタ2でテレテキスト情報を処理するテレテキストデコーダ100TELETEXT PageGUI表示と同等のものがOSD表示される。
図14(a)(b)(d)(e)は、画面表示系のコール大のTELETEXT Page表示例、図14(c)(f)コール小のTELETEXT Page表示例である。図中、縦方向の番号はブロック行番号、横方向の番号はブロック列番号である。図14に示すように、1又は複数のブロックに文字501(ページナンバー「P100」)や図形502(バッテリ残量アイコン502)が表示される。
また、受信機でTELETEXT Page入力を操作するためのキー入力があったとき、TELETEXT Page入力各項目に設定する制御データを確定するとき、そして、送信機から送られたコマンドをデコードしたときは、TELETEXT Page入力GUIが生成される。例えば、図14(d)は、受信機(TV本体3)側で入力したTELETEXT PageのGUI表示の一例を示しており、文字「BS11」(図14(a)の「BS11」と同様の文字)が変更され、ブロック16個を使って文字「P100」503が表示されている。このように、受信機側でTELETEXT Page入力を操作し、TELETEXT Page入力をデコードすることによって受信機側でTELETEXT Page入力表示を行うことができる。
また、本実施の形態では、受信機でTELETEXT Page入力の開始/終了、TELETEXT Page入力キーをデコーするとともに、TELETEXT Page入力各項目に設定する制御データを確定し、確定した制御データをコマンドに変換して送信機に送り、送信機は受信機から受信したコマンドをデコードすることも特徴としている。例えば、ページナンバー「P100」を表示する画面(図14(a)参照)を選択しようとするとき、従来ではTELETEXT PageのGUI表示(ここでは図14(a)の画面表示)自体を送信機側でデコードして表示していたために、MPEG2にエンコードして受信機側で表示させるとユーザ操作の速い操作に対してレスポンスが追いつかない。そこで、本実施の形態では、上記特徴で述べたように、ページ設定を受信機側で一括して所望のページNo.を入力(ここでは3桁のページNo.を入力)してコマンドとして送信機側に送ることで操作性を改善している。
図15は、ビデオチャンネル(CH)のTELETEXT Page表示例であり、図15(a)(d)はビデオ1のCHコール大及び小を、図15(b)(e)はビデオ2のCHコール大及び小を、図15(c)(f)はビデオ3のCHコール大及び小を示している。CHコール大ではブロック12個を使って文字が表示され、CHコール小ではブロック3個を使って文字が表示される。なお、文字色は緑である。
図16及び図17は、ビデオCHにおいて、入力表示切替えが行われている場合のTELETEXT Page表示のCHコール大及び小を示している。
同様に、図18は、テレビモードにおいて、各モードのTELETEXT Page表示のCHコール大及び小を示している。この例では、文字色はモノラル放送:緑、ステレオ放送受信時:黄、2ヶ国語放送:赤である。
また、図19は、ダイレクトキーでのOSD表示例を示している。この例では、時計表示(文字色:黄)、映像反転(文字色:黄)、調光(文字色:黄)、オフタイマー(文字色:黄)、オンタイマー(文字色:赤)、映像ポジション(文字色:黄)、バッテリ残量アイコン(4種類)である。
また、図20は、BS設定関連のOSD表示例を示している。この例では、BS固定表示(文字色:緑)、BSモード表示(A,Bモード)、ボリューム表示(ボリュームUP/DOWNキー入力時表示 表示範囲0〜60)、ボリューム表示(消音時)である。
以上説明したように、本実施の形態に係るワイヤレスAVシステム1は、ワイヤレスセンタ2と、TV本体3とから構成され、ワイヤレスセンタ2とTV本体3とはペアとなって無線伝送ネットワークを構成し、送信機側のワイヤレスセンタ2は、テレテキスト放送を受信するチューナ31,32と、テレテキストデータを抽出するテレテキストデコーダ100と、TV本体3と制御コマンドを送受信するとともに、受信した映像信号の映像及び音声データ、選択されたテレテキストページをワイヤレスにより伝送するSS送信ユニット36と、ワイヤレスセンタ2全体の制御と抽出したテレテキストデータから受信した制御コマンドにより指定されるテレテキストページを選択するワイヤレスセンタマイコン37とを備え、受信機側のTV本体3は、TELETEXT Page入力GUIを生成するOSD発生機能部73とを備えて構成したので、送信機側にテレテキストデコーダ100を装備し、ワイヤレスで映像・音声データを伝送するワイヤレスAV伝送システムを構築することができる。
また、ワイヤレスセンタマイコン37は、テレテキストデコーダ100を制御してテレテキストデータを取り出す処理、TV本体3からの制御コマンドを送受信する通信処理、取り出したテレテキストデータから受信した制御コマンドをデコードするデコード処理、デコードしたコマンドにより指定されるテレテキストページを選択する選択処理、受信した映像信号の映像及び音声データ、選択されたテレテキストページをワイヤレスにより伝送する伝送処理を実行するので、取り出されたテレテキストデータのうちTV本体3側からTELETEXT Page入力をコマンドで受けてデコードした所望のTELETEXT Pageがエンコードされて伝送されること、及び受信機側で入力GUIを生成するため送信機側ではGUI映像をエンコードされないことにより、ビデオ信号の表示品位及びGUI表示品位を大幅に高めることができる。
また、TVマイコン64は、TELETEXT Page入力及びその開始/終了を入力する入力処理、OSD発生機能部73によりTELETEXT PageGUIを生成して表示する処理、入力されたTELETEXT Page入力及び各項目を制御データとして確定し、さらに制御データをコマンドに変換する変換処理、制御コマンドをワイヤレスセンタ2に送出する通信処理を実行するので、GUI表示によってTELETEXT Page入力の操作等が行えるのでユーザの使い勝手がよいことは勿論のこと、受信機側でTELETEXT Page入力表示を行うことでGUI表示品位を改善することができる。また、GUI映像がストリームに含まれないため、ビデオ信号の高精細が失われたりレスポンス低下をなくすことができる。
また、受信機側でTELETEXT Page入力を操作するGUI開始/終了、TELETEXT Page入力を3桁一括して制御コマンドに変換して送信するので、より一層操作に対する表示のレスポンスを改善することができる。
以上のように、本ワイヤレスAVシステムは、将来、伝送するビデオ信号やテレテキストデータのデータ量が増大した場合であってもレスポンス及び高品位表示に対応することができる。
なお、本発明の機器及びテレビジョン受信機は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、ワイヤレス通信機器をワイヤレスAV機器として携帯TVに適用しているが、携帯TV受信機単体あるいはTV受信機に限らず再生録画機能を持った又はその融合された装置に適用可能である。例えば、AV機器として、VTR(Video Tape Recorder)のほか、HDDやDVDに記録する記録再生装置でもよい。また、データ送受信のできる装置として、パソコンに代表される情報機器機能に融合された装置であってもよく、全てのシステムに適用可能である。また、映像信号の垂直帰線消去期間に含まれるテレテキスト放送データであれば、データの内容はどのようなものであってもよい。
また、本実施の形態では、TV受信機で説明したが、これに限定されるものではなく、前述のように、チューナとパソコンや、チューナを使用する他のAV機器にも応用できる。
また、上記機器及びテレビジョン受信機を構成する各処理部等の種類、設定情報の種類・形式などは前述した実施形態に限られない。特に、HAViに準拠する機器に適用して好適である。
また、チューナとして、BSチューナとU/Vチューナの2つの放送を例に挙げているが、CSチューナなど放送の種類や数はこれに限定されるものではない。
また、本実施の形態ではワイヤレスAVシステムという名称を用いたが、これは説明の便宜上であり、テレビジョン受信機、AV機器、テレテキストシステム等であってもよい。
以上説明したワイヤレスAVシステムは、このワイヤレスAVシステムを機能させるためのプログラムでも実現される。このプログラムはコンピュータで読み取り可能な記録媒体に格納されている。本発明では、この記録媒体として、メインメモリそのものがプログラムメディアであってもよいし、また外部記憶装置としてプログラム読み取り装置が設けられ、そこに記録媒体を挿入することで読み取り可能なプログラムメディアであってもよい。いずれの場合においても、格納されているプログラムはCPUがアクセスして実行させる構成であってもよいし、あるいはいずれの場合もプログラムを読み出し、読み出されたプログラムは、図示されていないプログラム記憶エリアにダウンロードされて、そのプログラムが実行される方式であってもよい。このダウンロード用のプログラムは予め本体装置に格納されているものとする。
ここで、上記プログラムメディアは、本体と分離可能に構成される記録媒体であり、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスクやハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD等の光ディスクのディスク系、ICカード/光カード等のカード系、あるいはマスクROM、EPROM、EEPROM、フラッシュROM等による半導体メモリを含めた固定的にプログラムを担持する媒体であってもよい。
さらに、図示されていないが、外部の通信ネットワークとの接続が可能な手段を備えている場合には、その通信接続手段を介して通信ネットワークからプログラムをダウンロードするように、流動的にプログラムを担持する媒体であってもよい。なお、このように通信ネットワークからプログラムをダウンロードする場合には、そのダウンロード用プログラムは予め本体装置に格納しておくか、あるいは別な記録媒体からインストールされるものであってもよい。なお、記録媒体に格納されている内容としてはプログラムに限定されず、データであってもよい。
1 ワイヤレスAVシステム
2 ワイヤレスセンタユニット(ワイヤレスセンタ)(無線通信装置,機器,送信側機器,センタ装置)
3 テレビジョン本体ユニット(TV本体)(無線通信装置,機器,受信側機器,表示装置)
11 BS端子
12 U/VHFアンテナ端子
13 ダイバーシティ端子
14 S端子付きビデオ1入力端子
15 デコーダ入力/ビデオ2入力端子
16 モニタ/BS出力/ビデオ3入力端子
17 AC電源部
18 Car−DC電源部
21 TV出力/ビデオ4入力端子
22 AC電源部
23 Car−DC電源部
31 BSチューナ
32 U/VHFチューナ
33 映像・音声復調部
34 音声切換部
35 第1のセレクタ
36 SS送信ユニット(通信手段,伝送手段)
37 ワイヤレスセンタマイクロコンピュータ(デコード手段,選択手段,制御手段)
38,65 EEPROM
51 A/D変換部
52 MPEG2エンコーダ
53 SS無線送信エンジン
54 SS−CPU
61 SS受信ユニット(通信手段)
62 第2のセレクタ
63 TV表示部(表示手段)
64 TVマイコン(入力手段の一部,変換手段)
66 リモコン受光部
67 バッテリ
68 バッテリチャージャマイコン
73 OSD発生機能部(TELETEXT Page入力GUI生成手段)
81 SS無線受信エンジン
82 MPEG2デコーダ
83 D/A変換部
84 第2のSS−CPU
100 テレテキストデコーダ(TELETEXT Decoder)
101 テレテキスト制御信号
200 リモートコントロール装置(入力手段)
501 TELETEXT Page入力GUI文字(ページナンバー「P100」)
502 TELETEXT Page表示GUI図形(バッテリ残量アイコン)
2 ワイヤレスセンタユニット(ワイヤレスセンタ)(無線通信装置,機器,送信側機器,センタ装置)
3 テレビジョン本体ユニット(TV本体)(無線通信装置,機器,受信側機器,表示装置)
11 BS端子
12 U/VHFアンテナ端子
13 ダイバーシティ端子
14 S端子付きビデオ1入力端子
15 デコーダ入力/ビデオ2入力端子
16 モニタ/BS出力/ビデオ3入力端子
17 AC電源部
18 Car−DC電源部
21 TV出力/ビデオ4入力端子
22 AC電源部
23 Car−DC電源部
31 BSチューナ
32 U/VHFチューナ
33 映像・音声復調部
34 音声切換部
35 第1のセレクタ
36 SS送信ユニット(通信手段,伝送手段)
37 ワイヤレスセンタマイクロコンピュータ(デコード手段,選択手段,制御手段)
38,65 EEPROM
51 A/D変換部
52 MPEG2エンコーダ
53 SS無線送信エンジン
54 SS−CPU
61 SS受信ユニット(通信手段)
62 第2のセレクタ
63 TV表示部(表示手段)
64 TVマイコン(入力手段の一部,変換手段)
66 リモコン受光部
67 バッテリ
68 バッテリチャージャマイコン
73 OSD発生機能部(TELETEXT Page入力GUI生成手段)
81 SS無線受信エンジン
82 MPEG2デコーダ
83 D/A変換部
84 第2のSS−CPU
100 テレテキストデコーダ(TELETEXT Decoder)
101 テレテキスト制御信号
200 リモートコントロール装置(入力手段)
501 TELETEXT Page入力GUI文字(ページナンバー「P100」)
502 TELETEXT Page表示GUI図形(バッテリ残量アイコン)
Claims (21)
- ワイヤレスAVシステムを構成する機器において、
受信した映像信号の垂直帰線消去期間に重畳されるテレテキストデータを抽出するテレテキストデコーダと、
前記抽出したテレテキストデータのうち、一部のテレテキストページを選択する選択手段と、
受信した映像信号の映像及び音声データ、及び/又は前記選択されたテレテキストページをワイヤレスにより伝送する伝送手段と
を備えることを特徴とする機器。 - ワイヤレスAVシステムを構成する機器において、
データを送信する送信側機器は、
受信した映像信号の垂直帰線消去期間に重畳されるテレテキストデータを抽出するテレテキストデコーダと、
制御コマンドを送受信する通信手段と、
前記抽出したテレテキストデータから前記受信した制御コマンドにより指定されるテレテキストページを選択する選択手段と、
受信した映像信号の映像及び音声データ、及び/又は前記選択されたテレテキストページをワイヤレスにより伝送する伝送手段と
を備えることを特徴とする機器。 - ワイヤレスAVシステムを構成する機器において、
データを受信する受信側機器は、
テレテキストページ及びその関連情報を入力する入力手段と、
前記入力されたテレテキストページ及びその関連情報を制御コマンドに変換する変換手段と、
前記制御コマンドをテレテキストデコーダを備える機器に送出する通信手段と
を備えることを特徴とする機器。 - 前記受信側機器は、受信したデータを表示する表示手段を備えることを特徴とする請求項3記載の機器。
- 前記受信側機器は、テレテキストページ及びその関連情報を入力するGUIを生成するGUI生成手段を備えることを特徴とする請求項3又は4に記載の機器。
- 前記GUI生成手段は、GUI表示OSD機能を含んで構成され、
前記表示手段は、生成したテレテキストページ及びその関連情報を表示することを特徴とする請求項5記載の機器。 - 前記入力手段は、テレテキストページ入力の操作、その開始及び終了を入力することを特徴とする請求項3記載の機器。
- 前記変換手段は、入力されるテレテキストページを所定桁一括して制御コマンドに変換することを特徴とする請求項3記載の機器。
- 前記通信手段は、前記制御コマンドを前記ワイヤレスAV伝送システムが通信シーケンスとして備えるインターバルで送信することを特徴とする請求項2又は3に記載の機器。
- 前記伝送手段は、伝送するデータをMPEGにエンコードして伝送することを特徴とする請求項1又は2に記載の機器。
- 前記伝送手段は、伝送するデータをAVストリームにして伝送することを特徴とする請求項1、2又は10のいずれか一項に記載の機器。
- 表示装置と、前記表示装置に映像及び音声データをワイヤレスで伝送するセンタ装置とから構成されるテレビジョン受信機において、
前記センタ装置は、
テレテキスト放送を受信するチューナ部と、
受信した映像信号の垂直帰線消去期間に重畳されるテレテキストデータを抽出するテレテキストデコーダと、
制御コマンドを送受信する通信手段と、
前記抽出したテレテキストデータから前記受信した制御コマンドにより指定されるテレテキストページを選択する選択手段と、
受信した映像信号の映像及び音声データ、及び/又は前記選択されたテレテキストページをワイヤレスにより伝送する伝送手段とを備え、
前記表示装置は、
テレテキストページ及びその関連情報を入力する入力手段と、
前記入力されたテレテキストページ及びその関連情報を制御コマンドに変換する変換手段と、
前記制御コマンドを前記センタ装置に送出する通信手段と
を備えることを特徴とするテレビジョン受信機。 - 前記表示装置は、テレテキストページ及びその関連情報を入力するGUIを生成するGUI生成手段を備えることを特徴とする請求項12に記載のテレビジョン受信機。
- 前記GUI生成手段は、GUI表示OSD機能を含んで構成され、
前記OSD機能により生成したテレテキストページ及びその関連情報を表示することを特徴とする請求項13に記載のテレビジョン受信機。 - 前記入力手段は、テレテキストページ入力の操作、その開始及び終了を入力することを特徴とする請求項12に記載のテレビジョン受信機。
- 前記変換手段は、入力されるテレテキストページを所定桁一括して制御コマンドに変換することを特徴とする請求項12に記載のテレビジョン受信機。
- 前記通信手段は、前記制御コマンドを前記センタ装置と前記表示装置間の通信シーケンスとして備えるインターバルで送信することを特徴とする請求項12に記載の機器。
- 前記入力手段は、ユーザにより操作されるリモートコントロール装置を含むことを特徴とする請求項12又は15に記載のテレビジョン受信機。
- 前記伝送手段は、前記表示装置に伝送するデータをMPEGにエンコードして伝送することを特徴とする請求項12記載のテレビジョン受信機。
- 前記伝送手段は、伝送するデータをAVストリームにして伝送することを特徴とする請求項12又は19に記載のテレビジョン受信機。
- ワイヤレスAVシステムを構成する機器のデータ通信方法において、
送信側では、受信した映像信号の垂直帰線消去期間に重畳されるテレテキストデータを抽出するステップと、
制御コマンドを受信するステップと、
前記抽出したテレテキストデータから前記受信した制御コマンドにより指定されるテレテキストページを選択するステップと、
受信した映像信号の映像及び音声データ、及び/又は前記選択されたテレテキストページをワイヤレスにより伝送するステップとを有し、
受信側では、
テレテキストページ及びその関連情報を入力するステップと、
入力されたテレテキストページ及びその関連情報を制御コマンドに変換するステップと、
前記制御コマンドを送信側に送出するステップと
を有することを特徴とするデータ通信方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004038133A JP2005229482A (ja) | 2004-02-16 | 2004-02-16 | 機器、テレビジョン受信機及びデータ通信方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004038133A JP2005229482A (ja) | 2004-02-16 | 2004-02-16 | 機器、テレビジョン受信機及びデータ通信方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005229482A true JP2005229482A (ja) | 2005-08-25 |
Family
ID=35003840
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004038133A Pending JP2005229482A (ja) | 2004-02-16 | 2004-02-16 | 機器、テレビジョン受信機及びデータ通信方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005229482A (ja) |
-
2004
- 2004-02-16 JP JP2004038133A patent/JP2005229482A/ja active Pending
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