JP2005229141A - 送信回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】高周波による小出力電力時の省電力化に優れた無線通信機を実現することができる送信回路を提供する。
【解決手段】第1の高周波スイッチ7および第2の高周波スイッチ4への制御電圧を変化させて、アンテナ12からの送出電力が大出力レベルの場合にのみ、第2の電力増幅部3により増幅するように第1の高周波スイッチ7および第2の高周波スイッチ4の各通過方向を切換え制御し、第2の高周波スイッチ4からの出力電力をアイソレータ6を通じてアンテナ12側に供給する。
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯電話機をはじめとする無線通信機等に用いられる高周波回路部のなかでも高周波電力の送出側である送信回路に関するものである。
近年、世界的に携帯電話や携帯情報端末といった様々な無線通信機が実用化されている。これら無線通信機の端末に対する小型・長時間通話への要望はきわめて強く、これを実現するために、消費電力のウエイトが高い送信回路の省電力化が課題となっているが、GaAs高周波トランジスタは、その優れた高周波特性により携帯電話等の送信用電力増幅器に用いられ、産業上確固たる足場を築くに至っている。GaAs電力トランジスタには大別して、電界効果型トランジスタ(以下、FETと記す)とヘテロジャンクション・バイポーラ・トランジスタ(以下、HBTと記す)がある。
一方、デジタル変調方式について言えば、わが国では、PDC変調およびCDMA変調が用いられており、最近では、新たにW−CDMA(ワイドバンドCDMA)変調方式も用いられるようになってきた。
CDMA変調方式は、基地局と携帯端末との間のパワーコントロールを特徴としており、携帯端末が基地局から遠くにある場合には端末からの出力電力を増し、逆に端末が基地局から近くにある場合には端末は出力電力を抑制する。この制御にはシステム面からのメリットと、端末の省電力化という面からのメリットがある。システム面からのメリットとして、各携帯端末から出力される電波の電界強度が基地局を基準として等しくなることで、通話チャネルの最大化を図ることができる。また、端末の省電力化のメリットとしては、基地局から比較的近いエリアでの電力を絞ることで、送信用電力増幅器で消費される電力を低減することができる。
CDMA変調方式を用いた携帯端末において、市場における実使用状態では、アンテナ出力で0dBm〜13dBm(1mW〜20mW)の範囲の出力頻度が最も高い。従って、この出力範囲で送信用電力増幅器を省電力化することは、携帯端末の通話時間を増加する上で重要である。なかでも、この範囲内で最大の出力13dBmでの消費電力が通話時間を算定するうえでの基準となる。
以上のような従来の無線通信機における送信回路(例えば、特許文献1を参照)について、図面を用いて以下に説明する。
図5は従来の無線通信機における送信回路の概略構成図である。図5において、入力端子105より入力された高周波電力は電力増幅器101により増幅され、アイソレータ106通過して共用器107の端子109に入力され、端子108を通過して、アンテナ112から空間に放射される。一方、アンテナ112から入力された受信電力は、共用器107の端子108に入力され、端子110を通過して、受信用ローノイズアンプ111に入力される。
ここで、アイソレータ106を使用する目的は、電力増幅器101から共用器107側を見たインピーダンスを50Ω近傍に設定し、電力増幅器101から安定した出力特性が得られるようにするためである。また、共用器107は、端子109から入力された電力が端子108から出力され、端子108から入力された電力が端子110から出力されるように設計されている。
特開平09−275351号公報
しかしながら上記のような従来の送信回路では、アイソレータ106からアンテナ112の出力端までの伝送損失は、キャリア周波数として使用する800MHz帯で3dBであり、アンテナ端からの出力として13dBmを得るためには、電力増幅器101からの出力を16dBmに設定する必要がある。
高周波電力増幅器101について説明すると、電力用トランジスタとしてHBTを用いた2段構成の電力増幅器である。この電力増幅器の動作効率と消費電流の出力電力依存性を説明する。ここで、動作効率とは投入された直流電力に対して得られた高周波電力の割合である。動作条件は、電源電圧(Vcc)が3.5V、動作周波数が840MHzである。出力電力28dBmにおいて、消費電流は500mAであり、このときの動作効率は36%である。
CDMA変調方式では、隣接チャンネル漏洩電力(ACPR)の規格が設定されており、飽和出力で電力増幅器を動作させたときにはACPR規格を満足することはできない。このため、飽和出力から電力を3dB程度絞った出力を上限として使用する必要がある。例えば、飽和出力が31dBmの電力増幅器に対しては、出力を28dBm以下で使用する必要がある。一方、出力電力の減少とともに動作効率は低下し、出力電力16dBmにおける動作効率は7.5%となる。このときの消費電流は150mAである。
前述したように、CDMA変調方式を用いた携帯電話の通話時間を増加するためには、アンテナ出力13dBmでの消費電力を低減する必要がある。アイソレータ106からアンテナ112の出力端までの伝送損失を3dBとすると、電力増幅器101の出力電力が16dBm時の消費電力を低減することが重要である。
これを実現するためには、例えば飽和出力の小さな電力増幅器を使用すれば良いが、この場合には、飽和出力が低下し、出力28dBm時のACPR特性が劣化するので、ACPRの規格を満足することができない。このため、携帯電話用の電力増幅器において、高出力(28dBm)時のACPR特性を犠牲にすることなく、低出力(16dBm)時の動作効率を改善し、消費電流を低減することは困難であった。
本発明は、上記従来の問題点を解決するもので、高周波による高出力電力時のACPR特性を犠牲にすることなく、小出力電力時の省電力化を従来よりもさらに進めることができ、消費電力を大幅に低減した優れた無線通信機を実現することができる送信回路を提供する。
上記の課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の送信回路は、無線通信機のアンテナから高周波電力を増幅して送出する送信回路であって、前記高周波電力の増幅を行う第1の電力増幅部と、前記第1の電力増幅部からの高周波電力を増幅する第2の電力増幅部と、前記第1の電力増幅部の出力と前記第2の電力増幅部の入力との間に接続された第1の高周波スイッチと、前記第2の電力増幅部の出力と前記第1の高周波スイッチとに接続された第2の高周波スイッチとを有し、前記アンテナから出力される高周波電力の出力レベルに応じて前記第1の高周波スイッチおよび前記第2の高周波スイッチへの制御電圧を変化させるよう構成したことを特徴とする。
また、本発明の請求項2に記載の送信回路は、請求項1記載の送信回路であって、前記アンテナから出力される高周波電力の出力レベルが大出力レベルの場合にのみ、前記第1の電力増幅部および前記第2の電力増幅部により増幅するように、前記第1の高周波スイッチおよび前記第2の高周波スイッチの各通過方向を切換え制御し、前記第2の高周波スイッチからの高周波出力を前記アンテナに供給するよう構成したことを特徴とする。
また、本発明の請求項3に記載の送信回路は、請求項1記載の送信回路であって、前記第2の高周波スイッチからの高周波出力を、アイソレータを通じて前記アンテナに供給するよう構成したことを特徴とする。
また、本発明の請求項4に記載の送信回路は、無線通信機のアンテナから高周波電力を増幅して送出する送信回路であって、前記高周波電力の増幅を行う第1の電力増幅部と、前記第1の電力増幅部からの高周波電力を増幅する第2の電力増幅部と、前記第1の電力増幅部の出力と前記第2の電力増幅部の入力との間に接続された第1の高周波スイッチと、前記第2の電力増幅部の出力と前記第1の高周波スイッチとに電気的に接続された共用器とを有し、前記アンテナから出力される高周波電力の出力レベルに応じて前記第1の高周波スイッチへの制御電圧を変化させるよう構成したことを特徴とする。
また、本発明の請求項5に記載の送信回路は、請求項4記載の送信回路であって、前記アンテナから出力される高周波電力の出力レベルが大出力レベルの場合にのみ、前記第1の電力増幅部および前記第2の電力増幅部により増幅するように、前記第1の高周波スイッチの通過方向を切換え制御し、前記第2の電力増幅部あるいは前記第1の高周波スイッチからの高周波出力を、前記共用器を通じて前記アンテナに供給するよう構成したことを特徴とする。
また、本発明の請求項6に記載の送信回路は、請求項4記載の送信回路であって、前記第2の電力増幅部の出力と前記共用器との間にアイソレータを接続したことを特徴とする。
また、本発明の請求項7に記載の送信回路は、請求項4記載の送信回路であって、前記共用器の代わりに、前記第2の電力増幅部の出力と前記第1の高周波スイッチとに電気的に接続された第3の高周波スイッチを設けたことを特徴とする。
また、本発明の請求項8に記載の送信回路は、請求項7記載の送信回路であって、前記第2の電力増幅部の出力と前記第3の高周波スイッチとの間にアイソレータを接続したことを特徴とする。
また、本発明の請求項9に記載の送信回路は、無線通信機のアンテナから高周波電力を増幅して送出する送信回路であって、前記高周波電力の増幅を行う第1の電力増幅部と、前記第1の電力増幅部からの高周波電力を増幅する第2の電力増幅部と、前記第1の電力増幅部の出力と前記第2の電力増幅部の入力との間に接続された第1の高周波スイッチと、前記第2の電力増幅部の出力に電気的に接続された第1の共用器と、前記第1の高周波スイッチに電気的に接続された第2の共用器とを有し、前記アンテナから出力される高周波電力の出力レベルに応じて前記第1の高周波スイッチへの制御電圧を変化させるよう構成したことを特徴とする。
また、本発明の請求項10に記載の送信回路は、請求項9記載の送信回路であって、前記アンテナから出力される高周波電力の出力レベルが大出力レベルの場合にのみ、前記第1の電力増幅部および前記第2の電力増幅部により増幅するように、前記第1の高周波スイッチの通過方向を切換え制御し、前記第2の電力増幅部あるいは前記第1の高周波スイッチからの高周波出力を、前記第1の共用器あるいは前記第2の共用器を通じて前記アンテナに供給するよう構成したことを特徴とする。
また、本発明の請求項11に記載の送信回路は、無線通信機のアンテナから高周波電力を増幅して送出する送信回路であって、前記高周波電力の増幅を行う第1の電力増幅部と、前記第1の電力増幅部からの高周波電力を増幅する第2の電力増幅部と、前記第1の電力増幅部の出力と前記第2の電力増幅部の入力との間に接続された第1の高周波スイッチと、前記第2の電力増幅部の出力と前記第1の高周波スイッチとに電気的に接続された第1の共用器と、前記高周波電力の増幅を行う第3の電力増幅部と、前記第3の電力増幅部からの高周波電力を増幅する第4の電力増幅部と、前記第3の電力増幅部の出力と前記第4の電力増幅部の入力との間に接続された第2の高周波スイッチと、前記第4の電力増幅部の出力と前記第2の高周波スイッチとに電気的に接続された第2の共用器と、前記第1の共用器と前記第2の共用器とに接続されたマルチプレクサとを有し、前記アンテナから出力される高周波電力の出力レベルに応じて前記第1の高周波スイッチおよび前記第2の高周波スイッチへの制御電圧を変化させるよう構成したことを特徴とする。
また、本発明の請求項12に記載の送信回路は、請求項11記載の送信回路であって、前記アンテナから出力される高周波電力の出力レベルが大出力レベルの場合にのみ、前記第1の電力増幅部および前記第2の電力増幅部によりあるいは前記第3の電力増幅部および前記第4の電力増幅部により増幅するように、前記第1の高周波スイッチおよび前記第2の高周波スイッチの通過方向を切換え制御し、前記第1の共用器あるいは前記第2の共用器の出力信号を、前記マルチプレクサを通じて前記アンテナに供給するよう構成したことを特徴とする。
また、本発明の請求項13に記載の送信回路は、無線通信機のアンテナから高周波電力を増幅して送出する送信回路であって、前記高周波電力の増幅を行う第1の電力増幅部と、前記第1の電力増幅部からの高周波電力を増幅する第2の電力増幅部と、前記第1の電力増幅部の出力と前記第2の電力増幅部の入力との間に接続された第1の高周波スイッチと、前記第2の電力増幅部の出力に電気的に接続された第1の共用器と、前記第1の高周波スイッチに電気的に接続された第2の共用器と、前記高周波電力の増幅を行う第3の電力増幅部と、前記第3の電力増幅部からの高周波電力を増幅する第4の電力増幅部と、前記第3の電力増幅部の出力と前記第4の電力増幅部の入力との間に接続された第2の高周波スイッチと、前記第4の電力増幅部の出力に電気的に接続された第3の共用器と、前記第2の高周波スイッチに電気的に接続された第4の共用器と、前記第1から第4までの全共用器と接続されたマルチプレクサとを有し、前記アンテナから出力される高周波電力の出力レベルに応じて前記第1の高周波スイッチおよび前記第2の高周波スイッチへの制御電圧を変化させるよう構成したことを特徴とする。
また、本発明の請求項14に記載の送信回路は、請求項13記載の送信回路であって、前記アンテナから出力される高周波電力の出力レベルが大出力レベルの場合にのみ、前記第1の電力増幅部および前記第2の電力増幅部によりあるいは前記第3の電力増幅部および前記第4の電力増幅部により増幅するように、前記第1の高周波スイッチおよび前記第2の高周波スイッチの通過方向を切換え制御し、前記第1から第4までのうちの一共用器の出力信号を、前記マルチプレクサを通じて前記アンテナに供給するよう構成したことを特徴とする。
以上により、高周波スイッチ切換え用の制御電圧を変化させて、高周波スイッチを切換え制御することにより、アンテナ出力側へ小出力の電力を供給する場合には、前段の第1の電力増幅部のみにより高周波電力の増幅を行い、後段の第2の電力増幅部では電力増幅を行わないように動作させることができる。
以上のように本発明によれば、高周波スイッチ切換え用の制御電圧を変化させて、高周波スイッチを切換え制御することにより、アンテナ出力側へ小出力の電力を供給する場合には、前段の第1の電力増幅部のみにより高周波電力の増幅を行い、後段の第2の電力増幅部では電力増幅を行わないように動作させることができる。
そのため、高周波による高出力電力時のACPR特性を犠牲にすることなく、小出力電力時の省電力化を従来よりもさらに進めることができ、消費電力を大幅に低減した優れた無線通信機を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態を示す送信回路について、図面を参照しながら具体的に説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1の送信回路を説明する。
図1は本実施の形態1の無線通信機における送信回路の概略構成図である。図1に示すように、基本構成は、図5で示した従来の送信回路と同様であり、入力端子5より入力された高周波電力は電力増幅器1により増幅され、アイソレータ6を通過して共用器16の端子9に入力され、端子8を通過して、アンテナ12から空間に放射される。一方、アンテナ12から入力された受信電力は、共用器16の端子8に入力され、端子10を通過して、受信用ローノイズアンプ11に入力される。ここで、アイソレータ6を使用する目的は、電力増幅器1から共用器16側を見たインピーダンスを50Ω近傍に設定し、電力増幅器1から安定した出力特性が得られるようにするためである。また、共用器16は、端子9から入力された電力は端子8のみから出力され、端子8から入力された電力は端子10のみから出力されるように設計されている。
そして、図5で示した従来の送信回路との構成の違いは、電力増幅器1を構成する前段増幅部2の出力と後段増幅部3の入力との間に第1の高周波スイッチ7が挿入され、さらに後段増幅部3の出力とアイソレータ6との間に第2の高周波スイッチ4が挿入されており、第1の高周波スイッチ7および第2の高周波スイッチ4に制御端子20が接続されていることである。この制御端子20に印加する電圧を変化させることにより、第1の高周波スイッチ7および第2の高周波スイッチ4の各通過方向を切換え制御する。
具体的には、アイソレータ6に電力として16dBmより大きい電力を供給するときは、第1の高周波スイッチ7では信号が方向(1)を通過し、第2の高周波スイッチ4では信号が方向(3)を通過するように、制御端子20から第1の高周波スイッチ7および第2の高周波スイッチ4に印加する電圧を変化させて、第1の高周波スイッチ7および第2の高周波スイッチ4を切換え制御する。これにより、高周波電力は、前段増幅部2から後段増幅部3(方向(1))へ伝達され、後段増幅部3においてさらに増幅された後、端子17を通過してアイソレータ6(方向(3))に伝達される。
一方、アイソレータ6に電力として16dBm以下の電力を供給するときは、第1の高周波スイッチ7では信号が方向(2)を通過し、第2の高周波スイッチ4では信号が方向(4)を通過するように、制御端子20から第1の高周波スイッチ7および第2の高周波スイッチ4に印加する電圧を変化させて、第1の高周波スイッチ7および第2の高周波スイッチ4を切換え制御する。これにより、高周波電力は、前段増幅部2から端子15(方向(2))へ伝達され、次いでアイソレータ6(方向(4))に伝達される。
ここで、第2の高周波スイッチ4を用いる目的は、端子15と端子17との間で電力の回り込みが生じないようにするためであり、このスイッチ4を用いない場合には、これらの端子15、17の間に電力の回り込みが生じ所定の出力特性が得られなくなる。
本実施の形態による無線通信機における送信回路の特徴は、要望電力が16dBm以下のとき、前段増幅部2のみにより電力の増幅を行い、後段増幅部3では電力増幅を行わないことで、消費電力を大幅に低減することができる。このとき、制御端子20を後段増幅部3にも接続して、この端子20に印加する電圧により、後段増幅部3のアイドリング電流をオフにすることが省電力化のために効果的である。
アイソレータ6に伝達される電力(出力電力)と、第1及び第2の高周波スイッチ7、4の信号伝達方向(通過方向)、前段および後段増幅部2、3のオン・オフの関係を表1にまとめて示す。
Figure 2005229141
ここで、第2の高周波スイッチ4における方向(3)および方向(4)の電力損失は、いずれも0.6dBである。
従って、アイソレータ6へ伝達される出力を28dBmに設定するには、後段増幅部3から出力される高周波電力を28.6dBmに設定する必要がある。また、アイソレータ6へ伝達される出力を16dBmに設定するには、前段増幅部2から出力される高周波電力を16.6dBmに設定する必要がある。
出力電力を28dBmおよび16dBmとしたときの、本実施の形態による送信回路と図5に示す従来の送信回路との消費電流の比較を表2に示す。
Figure 2005229141
本実施の形態による無線通信機における送信回路は、従来と比較して、アイソレータ6へ28dBmを供給するのに必要な消費電流が75mA多いものの、アイソレータ6へ16dBmを供給するのに必要な消費電流は80mA少ない。CDMA変調を用いた携帯電話機の実使用上の頻度は、前述のように、16dBm時の方が28dBm時と比較して圧倒的に多い。この16dBm時の省電流化の効果により、本実施の形態による送信回路を用いた携帯電話機の通話時間は、従来と比較して20%増加した。
また、本実施の形態の送信回路のACPR特性について検討すると、出力電力が16.6dBmの場合には、後段増幅部3における電力増幅を行わなくてもACPR特性として−50dBcが得られており、規格値−44dBcから考えて十分な特性となっている。前段増幅部2に飽和出力21dBm以上のパワーHBTを使用し、前段増幅部2からの出力が16.6dBm時に飽和電力との間で3dB以上のバックオフを確保することで、ACPR特性として−50dBcを得ることが可能となっている。
本実施の形態では、後段増幅部3を電力増幅に用いるか否かの切り替えをアイソレータ6に供給される電力が16dBmとなる前後で行ったが、この電力に限定されることはない。切り替えの基準となる電力が16dBm以下の場合には本実施の形態のままで可能であり、当該基準電力が16dBよりも大きい場合には、前段増幅部2に使用するパワーHBTとして、飽和出力の大きなものを使用すれば良い。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2の送信回路を説明する。
図2は本実施の形態2の無線通信機における送信回路の概略構成図である。図1で示した実施の形態1における送信回路との構成の違いは、第2の高周波スイッチ4がなく、第2のアイソレータ13が新たに設けられており、さらに共用器7に代えて4端子の共用器21が用いられていることである。4端子の共用器の役割を説明すると、端子9から入力された送信波は端子8のみから出力され、端子14から入力された送信波は端子8のみから出力され、端子8から入力された受信波は端子10のみから出力される。本電力増幅器1において、端子15から出力された高周波電力は、第2のアイソレータ13を通過して、端子14から端子8に伝達された後、アンテナ12から空間に放射される。
本実施の形態の無線通信機における送信回路においては、実施の形態1と同様に、制御端子20に印加する電圧を変化させて、第1の高周波スイッチ7を制御する。この制御により、アイソレータに供給する電力が16dBm以下の場合には、前段増幅部2のみにより電力の増幅を行い、後段増幅部3では電力増幅を行わないことで、消費電力を大幅に低減することができる。このとき、制御端子20に印加する電圧により後段増幅部3のアイドリング電流をオフにすることが、省電力化のために効果的である。
端子17からアンテナ12までの電力損失、および端子15からアンテナ12までの電力損失はいずれも3dBであり、図1の実施の形態1における高周波部と比較して電力損失が0.6dB少ない。これは第2の高周波スイッチ4を本実施の形態では省略することができることによる効果である。この電力損失が少ないことにより、アイソレータ6又はアイソレータ13に所定の電力を供給するための消費電流を低減することが可能となった。
アイソレータに供給する電力を28dBmおよび16dBmとしたときの、本実施の形態による送信回路と図1に示した実施の形態1の送信回路における消費電流との比較を表3に示す。
Figure 2005229141
本実施の形態による無線通信機における送信回路は、実施の形態1の送信回路と比較して、アイソレータへ28dBmおよび16dBmを供給するのに必要な消費電流が、それぞれ70mA、10mA少ない。これらの省電力化の効果により、本実施の形態による送信回路を用いた携帯電話機の通話時間は、実施の形態1の送信回路を用いた場合と比較して10%増加した。
本実施の形態による無線通信機における送信回路には、4端子の共用器21を使用したが、これに代えて高周波スイッチを用いても同様な効果が得られる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3の送信回路を説明する。
図3は本実施の形態3の無線通信機における送信回路の概略構成図である。図2で示した実施の形態2における送信回路がシングルモード対応の無線通信機のものであるのに対し、本実施の形態ではデュアルモード対応の無線通信機のものである。デュアルモード対応のものとして、現在北米市場を中心にCDMA(800MHz帯)とPCS(1.9GHz帯)の携帯電話機が広く使用されている。さらに今後は、全世界的にGSM(800MHz帯)とUMTS(1.9GHz帯)のデュアルモード対応機が主流になる可能性がある。
図3において、第1の電力増幅器1および第1の共用器21はCDMA用のものであり、第2の電力増幅器31および第2の共用器51はPCS用のものである。マルチプレクサの1つであるダイプレクサ53の役割として、CDMA帯の周波数に対して端子54と端子56との間で電力が電送され、端子56から端子55へは電力がリークしないようになっている。一方、PCS帯の周波数に対しては端子55と端子56との間で電力が電送され、端子56から端子54へは電力がリークしないようになっている。
本実施の形態の無線通信機における送信回路においては、実施の形態2と同様に、制御端子20に印加する電圧を変化して、第1の高周波スイッチ7、37を制御する。この制御により、アイソレータに供給する電力が16dBm以下の場合には、前段増幅部2又は32のみにより電力の増幅を行い、後段増幅部3又は33では電力増幅を行わないことで、消費電力を大幅に低減することができる。
なお、本実施の形態による無線通信機における送信回路には、ダイプレクサ53を使用したが、これに代えて高周波スイッチを用いても同様な効果が得られる。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4の送信回路を説明する。
図4は本実施の形態4の無線通信機における送信回路の概略構成図である。図3で示した実施の形態3における送信回路との構成の違いは、4端子の共用器21及び51に代えて3端子の共用器(16、19、72、73)を用いており、ダイプレクサ53に代えてマルチプレクサの1つである5端子スイッチ74を用いていることである。4端子の共用器と比較して、3端子の共用器はコストおよび性能面で優れていると考えられることから、この構成のメリットが認められる。
図4において、CDMA帯の信号を扱う場合を考えると、後段増幅部3を電力増幅に用いる場合には、5端子スイッチ74は端子67と端子71が接続された状態となる。後段増幅部3からの送信波は、端子17→アイソレータ6→端子9→端子8→端子67→端子71を経由して、最後にアンテナ12から空間に放射される。また、アンテナ12からの受信波は、端子71→端子67→端子8→端子10を経由して、最後にローノイズアンプ11により増幅され、信号処理部へと入力される。
一方、前段増幅部2だけを動作させる場合には、5端子スイッチ74は端子68と端子71が接続された状態となる。前段増幅部2からの出力は、端子15→端子59→端子60→端子68→端子71を経由して、最後にアンテナ12から空間に放射される。また、アンテナ12からの受信波は、端子71→端子68→端子60→端子58を経由して、最後にローノイズアンプ11により増幅され、信号処理部へと入力される。
PCS帯の信号を扱う場合にも、同様の電力の流れとなる。
本実施の形態の無線通信機における送信回路においては、実施の形態3と同様に、制御端子20に印加する電圧を変化して、第1の高周波スイッチ7、37を制御する。この制御により、小出力の電力を供給する場合には、前段増幅部2又は32のみにより電力の増幅を行い、後段増幅部3又は33では電力増幅を行わないことで、消費電力を大幅に低減することができる。
本発明の送信回路は、高周波による高出力電力時のACPR特性を犠牲にすることなく、小出力電力時の省電力化を従来よりもさらに進めることができ、消費電力を大幅に低減した優れた無線通信機を実現するもので、携帯電話機をはじめとする無線通信機等に適用できる。
本発明の実施の形態1の送信回路の概略構成図 本発明の実施の形態2の送信回路の概略構成図 本発明の実施の形態3の送信回路の概略構成図 本発明の実施の形態4の送信回路の概略構成図 従来の送信回路の概略構成図
符号の説明
1、31 電力増幅器
2、32 前段増幅部
3、33 後段増幅部
4、7、37 高周波スイッチ
5、35 入力端子
6、13、36、43 アイソレータ
11、41 ローノイズアンプ
12 アンテナ
16、19、72、73 3端子の共用器
20 制御端子
21、51 4端子の共用器
53 ダイプレクサ(マルチプレクサ)
74 5端子スイッチ(マルチプレクサ)

Claims (14)

  1. 無線通信機のアンテナから高周波電力を増幅して送出する送信回路であって、前記高周波電力の増幅を行う第1の電力増幅部と、前記第1の電力増幅部からの高周波電力を増幅する第2の電力増幅部と、前記第1の電力増幅部の出力と前記第2の電力増幅部の入力との間に接続された第1の高周波スイッチと、前記第2の電力増幅部の出力と前記第1の高周波スイッチとに接続された第2の高周波スイッチとを有し、前記アンテナから出力される高周波電力の出力レベルに応じて前記第1の高周波スイッチおよび前記第2の高周波スイッチへの制御電圧を変化させることを特徴とする送信回路。
  2. 前記アンテナから出力される高周波電力の出力レベルが大出力レベルの場合にのみ、前記第1の電力増幅部および前記第2の電力増幅部により増幅するように、前記第1の高周波スイッチおよび前記第2の高周波スイッチの各通過方向を切換え制御し、前記第2の高周波スイッチからの高周波出力を前記アンテナに供給するよう構成したことを特徴とする請求項1記載の送信回路。
  3. 前記第2の高周波スイッチからの高周波出力を、アイソレータを通じて前記アンテナに供給するよう構成したことを特徴とする請求項1記載の送信回路。
  4. 無線通信機のアンテナから高周波電力を増幅して送出する送信回路であって、前記高周波電力の増幅を行う第1の電力増幅部と、前記第1の電力増幅部からの高周波電力を増幅する第2の電力増幅部と、前記第1の電力増幅部の出力と前記第2の電力増幅部の入力との間に接続された第1の高周波スイッチと、前記第2の電力増幅部の出力と前記第1の高周波スイッチとに電気的に接続された共用器とを有し、前記アンテナから出力される高周波電力の出力レベルに応じて前記第1の高周波スイッチへの制御電圧を変化させることを特徴とする送信回路。
  5. 前記アンテナから出力される高周波電力の出力レベルが大出力レベルの場合にのみ、前記第1の電力増幅部および前記第2の電力増幅部により増幅するように、前記第1の高周波スイッチの通過方向を切換え制御し、前記第2の電力増幅部あるいは前記第1の高周波スイッチからの高周波出力を、前記共用器を通じて前記アンテナに供給するよう構成したことを特徴とする請求項4記載の送信回路。
  6. 前記第2の電力増幅部の出力と前記共用器との間にアイソレータを接続したことを特徴とする請求項4記載の送信回路。
  7. 前記共用器の代わりに、前記第2の電力増幅部の出力と前記第1の高周波スイッチとに電気的に接続された第3の高周波スイッチを設けたことを特徴とする請求項4記載の送信回路。
  8. 前記第2の電力増幅部の出力と前記第3の高周波スイッチとの間にアイソレータを接続したことを特徴とする請求項7記載の送信回路。
  9. 無線通信機のアンテナから高周波電力を増幅して送出する送信回路であって、前記高周波電力の増幅を行う第1の電力増幅部と、前記第1の電力増幅部からの高周波電力を増幅する第2の電力増幅部と、前記第1の電力増幅部の出力と前記第2の電力増幅部の入力との間に接続された第1の高周波スイッチと、前記第2の電力増幅部の出力に電気的に接続された第1の共用器と、前記第1の高周波スイッチに電気的に接続された第2の共用器とを有し、前記アンテナから出力される高周波電力の出力レベルに応じて前記第1の高周波スイッチへの制御電圧を変化させることを特徴とする送信回路。
  10. 前記アンテナから出力される高周波電力の出力レベルが大出力レベルの場合にのみ、前記第1の電力増幅部および前記第2の電力増幅部により増幅するように、前記第1の高周波スイッチの通過方向を切換え制御し、前記第2の電力増幅部あるいは前記第1の高周波スイッチからの高周波出力を、前記第1の共用器あるいは前記第2の共用器を通じて前記アンテナに供給するよう構成したことを特徴とする請求項9記載の送信回路。
  11. 無線通信機のアンテナから高周波電力を増幅して送出する送信回路であって、前記高周波電力の増幅を行う第1の電力増幅部と、前記第1の電力増幅部からの高周波電力を増幅する第2の電力増幅部と、前記第1の電力増幅部の出力と前記第2の電力増幅部の入力との間に接続された第1の高周波スイッチと、前記第2の電力増幅部の出力と前記第1の高周波スイッチとに電気的に接続された第1の共用器と、前記高周波電力の増幅を行う第3の電力増幅部と、前記第3の電力増幅部からの高周波電力を増幅する第4の電力増幅部と、前記第3の電力増幅部の出力と前記第4の電力増幅部の入力との間に接続された第2の高周波スイッチと、前記第4の電力増幅部の出力と前記第2の高周波スイッチとに電気的に接続された第2の共用器と、前記第1の共用器と前記第2の共用器とに接続されたマルチプレクサとを有し、前記アンテナから出力される高周波電力の出力レベルに応じて前記第1の高周波スイッチおよび前記第2の高周波スイッチへの制御電圧を変化させることを特徴とする送信回路。
  12. 前記アンテナから出力される高周波電力の出力レベルが大出力レベルの場合にのみ、前記第1の電力増幅部および前記第2の電力増幅部によりあるいは前記第3の電力増幅部および前記第4の電力増幅部により増幅するように、前記第1の高周波スイッチおよび前記第2の高周波スイッチの通過方向を切換え制御し、前記第1の共用器あるいは前記第2の共用器の出力信号を、前記マルチプレクサを通じて前記アンテナに供給するよう構成したことを特徴とする請求項11記載の送信回路。
  13. 無線通信機のアンテナから高周波電力を増幅して送出する送信回路であって、前記高周波電力の増幅を行う第1の電力増幅部と、前記第1の電力増幅部からの高周波電力を増幅する第2の電力増幅部と、前記第1の電力増幅部の出力と前記第2の電力増幅部の入力との間に接続された第1の高周波スイッチと、前記第2の電力増幅部の出力に電気的に接続された第1の共用器と、前記第1の高周波スイッチに電気的に接続された第2の共用器と、前記高周波電力の増幅を行う第3の電力増幅部と、前記第3の電力増幅部からの高周波電力を増幅する第4の電力増幅部と、前記第3の電力増幅部の出力と前記第4の電力増幅部の入力との間に接続された第2の高周波スイッチと、前記第4の電力増幅部の出力に電気的に接続された第3の共用器と、前記第2の高周波スイッチに電気的に接続された第4の共用器と、前記第1から第4までの全共用器と接続されたマルチプレクサとを有し、前記アンテナから出力される高周波電力の出力レベルに応じて前記第1の高周波スイッチおよび前記第2の高周波スイッチへの制御電圧を変化させることを特徴とする送信回路。
  14. 前記アンテナから出力される高周波電力の出力レベルが大出力レベルの場合にのみ、前記第1の電力増幅部および前記第2の電力増幅部によりあるいは前記第3の電力増幅部および前記第4の電力増幅部により増幅するように、前記第1の高周波スイッチおよび前記第2の高周波スイッチの通過方向を切換え制御し、前記第1から第4までのうちの一共用器の出力信号を、前記マルチプレクサを通じて前記アンテナに供給するよう構成したことを特徴とする請求項13記載の送信回路。
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