JP2005228423A - 2軸アクチュエータ - Google Patents
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Abstract
【課題】 重量増加、感度の低下がなく、磁力のばらつきの影響を受けない2軸アクチュエータを提供する。
【解決手段】 フォーカシングコイル3をボビンに対して傾斜させて巻回し、フォーカシングコイルの巻回体のトラッキングコイル5側の部分(内側コイル部3a)の軸方向の略中央部と、トラッキングコイルとは反対側の部分(外側コイル部3b)の軸方向の略中央部とが対物レンズ1の重心O2と、フォーカシングコイル及びトラッキングコイルに生じる駆動力の中心点である駆動点Pを通る直線上に配されるよう構成することにより、可動部アセンブリの駆動点Pとアクチュエータ可動部重心O1を一致させる。
【選択図】 図1
【解決手段】 フォーカシングコイル3をボビンに対して傾斜させて巻回し、フォーカシングコイルの巻回体のトラッキングコイル5側の部分(内側コイル部3a)の軸方向の略中央部と、トラッキングコイルとは反対側の部分(外側コイル部3b)の軸方向の略中央部とが対物レンズ1の重心O2と、フォーカシングコイル及びトラッキングコイルに生じる駆動力の中心点である駆動点Pを通る直線上に配されるよう構成することにより、可動部アセンブリの駆動点Pとアクチュエータ可動部重心O1を一致させる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、対物レンズを光軸方向であるフォーカシング方向と光ディスクのトラック幅方向あるいは半径方向であるトラッキング制御方向(トラッキング方向とも称される)に移動制御する2軸アクチュエータに関し、特に2軸アクチュエータの可動部アセンブリの駆動点と重心とを一致させる技術に関する。
光ディスクなどのディスク状記録媒体に対して信号の記録や再生を行うディスクドライブ装置にあっては、信号の記録や再生をする際に、光学ピックアップに設けられた2軸アクチュエータの可動部を動作させて対物レンズのフォーカシング調整及びトラッキング調整を行うようにしている。2軸アクチュエータは、可動部がディスク状記録媒体に離間、接近する方向であるフォーカシング方向及びディスク状記録媒体の略半径方向であるトラッキング制御方向へ移動可能に固定部に取り付けられ、可動部に設けられた対物レンズを介して照射されるレーザ光のスポットが、ディスク状記録媒体に形成された記録トラックに集光されるようにフォーカシング調整又はトラッキング調整が行われる。
図2は下記の特許文献1に記載されている2軸アクチュエータの可動部アセンブリと固定部の要部を示し、上下方向がフォーカシング方向、図面の紙面と直交する方向がトラッキング制御方向である。可動部アセンブリは不図示の固定部によりフォーカシング方向及びトラッキング制御方向に移動可能に弾性的に支持され、その先端には対物レンズ1がレンズホルダ2を介して取り付けられている。フォーカシングコイル3は、固定部に取り付けられたU字型のヨーク4の一方の片4aを囲むように内側コイル部3aと外側コイル部3bが配置され、レンズホルダ2に取り付けられている。また、フォーカシングコイル3の内側コイル部3aには、一対のトラッキングコイル5がU字型のヨーク4の内部に配置されるように、かつトラッキング制御方向(図面の紙面と直交する方向)に配列されるように取り付けられている。マグネット6はU字型のヨーク4の内側に取り付けられている。さらに、アクチュエータ可動部重心O1(明細書ではOの上線を省略)と駆動点Pとを略一致させるためのバランサ7が可動部アセンブリに取り付けられている。
固定部側のヨーク4及びマグネット6と可動部側のフォーカシングコイル3は、フォーカシングコイル3の通電時に可動部アセンブリを駆動点Pを中心として光軸方向であるフォーカシング方向に駆動する磁気回路を構成し、固定部側のヨーク4及びマグネット6と可動部側のトラッキングコイル5は、トラッキングコイル5の通電時に可動部アセンブリを駆動点Pを中心として光ディスクのトラック幅方向であるトラッキング制御方向に駆動する磁気回路を構成する。この構成により、対物レンズ1が駆動点Pを中心としてフォーカシング方向とトラッキング制御方向にそれぞれ駆動される。
ここで、2軸アクチュエータを駆動する場合、フォーカシングコイル3とトラッキングコイル5に生じる駆動力の中心点である駆動点Pは、アクチュエータ可動部重心O1と一致することが望ましい。これは、アクチュエータ可動部重心O1からずれた位置に駆動力が作用すると、ピッチング、ローリングやヨーイングと呼ばれる不要振動が生じ、光ピックアップの動作が不安定になるのでこれを防止するためである。なお、対物レンズ1を中心として対称に2箇所駆動部を設けることで、容易に駆動点Pとアクチュエータ可動部重心O1を合わせることはできるが、アクチュエータ自体が大きく重くなるため、薄型化や高速応答に対しては不利になる。また、小さく軽くするには、駆動部を1箇所にすればよいが、この場合には1つの駆動部を対物レンズ1のどちらかに配置するしかなく、フォーカシングコイル3をディスク状記録媒体に平行に巻回するとそのままでは駆動点Pとアクチュエータ可動部重心O1を合わせることはできない。そこで、図2に示すように駆動点Pを中心に対物レンズ1と反対側にバランサ7を設け、駆動点Pとアクチュエータ可動部重心O1を一致させている。
特開平8−167158号公報(図5、図6)
しかしながら、特許文献1に開示された技術においてはバランサ7により駆動点Pとアクチュエータ可動部重心O1を一致させるため、支持部の重量が増し、2軸アクチュエータの感度が低下するという問題がある。
本発明は上記従来例の問題点に鑑み、重量増加、感度の低下がない2軸アクチュエータを提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために、磁気回路から磁束を発生させてフォーカシングコイルとトラッキングコイルを駆動することにより、固定部に対して移動可能な可動部に取り付けた対物レンズをフォーカシング方向とトラッキング制御方向に移動制御する2軸アクチュエータにおいて、
前記フォーカシングコイルの巻回体の前記トラッキングコイル側の部分の軸方向の略中央部と、前記トラッキングコイルとは反対側の部分の軸方向の略中央部とが前記対物レンズの重心と前記フォーカシングコイル及び前記トラッキングコイルに生じる駆動力の中心点である駆動点を通る直線上に配されるよう前記フォーカシングコイルが傾斜して巻回されていることを特徴とする。
また、前記可動部の重心と前記駆動点との間にずれがあるときは前記対物レンズを支持するレンズホルダの形状及び、又は重量を微調整して前記ずれを補正する。
この構成により、カウンタバランス(バランサ)を必要としないので、重量増加がなく、感度の低下がない。
前記フォーカシングコイルの巻回体の前記トラッキングコイル側の部分の軸方向の略中央部と、前記トラッキングコイルとは反対側の部分の軸方向の略中央部とが前記対物レンズの重心と前記フォーカシングコイル及び前記トラッキングコイルに生じる駆動力の中心点である駆動点を通る直線上に配されるよう前記フォーカシングコイルが傾斜して巻回されていることを特徴とする。
また、前記可動部の重心と前記駆動点との間にずれがあるときは前記対物レンズを支持するレンズホルダの形状及び、又は重量を微調整して前記ずれを補正する。
この構成により、カウンタバランス(バランサ)を必要としないので、重量増加がなく、感度の低下がない。
本発明によれば、重量増加、感度の低下がない2軸アクチュエータを提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明に係る2軸アクチュエータの一実施の形態の可動部アセンブリと固定部の要部を示す構成図である。
図1において、図2におけるフォーカシングコイル3の構成を除き、他の構成である対物レンズ1、レンズホルダ2、ヨーク4、トラッキングコイル5及びマグネット6は同じであるのでその詳細な説明は省略する。また、図2におけるバランサ7は不要である。また、フォーカシングコイル3とトラッキングコイル5とは、空芯で環状に巻回され、接着剤でレンズホルダ2に取り付けられる。
図1では、フォーカシングコイル3の内側コイル部3aと外側コイル部3bとを、対物レンズ1の重心O2と、フォーカシングコイル3及びトラッキングコイル5に生じる駆動力の中心点である駆動点Pを通る直線の略延長線Lの方向に傾斜して巻回してレンズホルダ2に取り付けることにより、可動部アセンブリの駆動点Pとアクチュエータ可動部重心O1を一致させている。すなわち、フォーカシングコイル3の巻回体のトラッキングコイル5側の部分(内側コイル部3a)の軸方向の略中央部と、トラッキングコイル5とは反対側の部分(外側コイル部3b)の軸方向の略中央部とが対物レンズ1の重心O2とフォーカシングコイル3及びトラッキングコイル5に生じる駆動力の中心点である駆動点Pを通る直線上に配されるようフォーカシングコイル3が傾斜して巻回されている。換言すると、フォーカシングコイル3はボビンに対して傾斜して巻回されている。
ここで、可動部アセンブリは、図1において駆動点Pより左側では対物レンズ1の重量が比較的大きく(ガラスの比重の一例=3.8)、右側ではフォーカシングコイル3の重量が比較的大きい(銅線の比重の一例=8.9)ため、対物レンズ1の重心O2と駆動点Pを通る直線の略延長線Lの方向に傾斜して巻回されたフォーカシングコイル3を配置することにより、アクチュエータ可動部重心O1と駆動点Pをバランサなどを用いることなく、また重量を増加させることなしに略一致させることが容易になる。また、フォーカシングコイル3又はトラッキングコイル5は空芯ではなく所定形状に形成されたボビンに巻回されていてもよい。
1 対物レンズ
2 レンズホルダ
3 フォーカシングコイル
3a 内側コイル部
3b 外側コイル部
4 ヨーク
4a ヨークの一方の片
5 トラッキングコイル
6 マグネット
7 バランサ
L 対物レンズの重心と駆動点を通る直線の略延長線
O1 アクチュエータ可動部重心
O2 対物レンズの重心
P 駆動点
2 レンズホルダ
3 フォーカシングコイル
3a 内側コイル部
3b 外側コイル部
4 ヨーク
4a ヨークの一方の片
5 トラッキングコイル
6 マグネット
7 バランサ
L 対物レンズの重心と駆動点を通る直線の略延長線
O1 アクチュエータ可動部重心
O2 対物レンズの重心
P 駆動点
Claims (2)
- 磁気回路から磁束を発生させてフォーカシングコイルとトラッキングコイルを駆動することにより、固定部に対して移動可能な可動部に取り付けた対物レンズをフォーカシング方向とトラッキング制御方向に移動制御する2軸アクチュエータにおいて、
前記フォーカシングコイルの巻回体の前記トラッキングコイル側の部分の軸方向の略中央部と、前記トラッキングコイルとは反対側の部分の軸方向の略中央部とが前記対物レンズの重心と前記フォーカシングコイル及び前記トラッキングコイルに生じる駆動力の中心点である駆動点を通る直線上に配されるよう前記フォーカシングコイルが傾斜して巻回されていることを特徴とする2軸アクチュエータ。 - 前記可動部の重心と前記駆動点との間にずれがあるときは前記対物レンズを支持するレンズホルダの形状及び、又は重量を微調整して前記ずれを補正することを特徴とする請求項1に記載の2軸アクチュエータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004037181A JP2005228423A (ja) | 2004-02-13 | 2004-02-13 | 2軸アクチュエータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004037181A JP2005228423A (ja) | 2004-02-13 | 2004-02-13 | 2軸アクチュエータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005228423A true JP2005228423A (ja) | 2005-08-25 |
Family
ID=35002986
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004037181A Withdrawn JP2005228423A (ja) | 2004-02-13 | 2004-02-13 | 2軸アクチュエータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005228423A (ja) |
-
2004
- 2004-02-13 JP JP2004037181A patent/JP2005228423A/ja not_active Withdrawn
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