JP2005227985A - 共同倉庫における在庫管理システム、共同倉庫における在庫管理方法、共同倉庫における在庫管理プログラム - Google Patents

共同倉庫における在庫管理システム、共同倉庫における在庫管理方法、共同倉庫における在庫管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 企業間の電子商取引やそれに伴う在庫管理を正確かつ効率的に運用可能とする。
【解決手段】 受領検収結果を受け付けて入庫商品情報をサプライヤ在庫データベース106に格納するサプライヤ側入庫処理部11と、商品の出荷実績情報を受け付けて当該出荷実績情報を出荷実績データベース107に格納すると共にサプライヤ在庫データベース106における該当商品の在庫を減ずる処理を行う出荷処理部12と、商品の受領実績情報を受け付けて当該受領実績情報を受領実績データベース109に格納すると共に入庫商品情報をバイヤ在庫データベース108に格納するバイヤ側入庫処理部13と、搬出実績情報を受け付けて搬出実績データベース110に格納すると共に該当商品の在庫を減ずる処理を行う搬出処理部14と、各データベースに基づき、サプライヤ、バイヤ、および運送管理企業との各間で各実績間の整合性を判定する整合性判定処理部15と、整合性の判定の結果を出力インターフェイスに出力する出力部15とからシステムを構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、共同倉庫における在庫管理システム、共同倉庫における在庫管理方法、共同倉庫における在庫管理プログラムに関し、特に企業間連携(B2B)等の電子商取引において、業務関与する複数の企業間でのリアルタイムな双方向のデータ連携や情報共有の技術に関するものである。
企業間の受発注や見積もりなど企業間の商取引をデジタル化し、ネットワークを通じてやりとりするEDI(Electronic Data Interchange)と呼ばれる手法が提案されてきた。
このような企業間での商取引を支援する手法として例えば、商品を輸出するサプライヤと,輸入した商品を顧客に販売するバイヤとの間の貿易取引を支援する装置であり,複数種類の商品のそれぞれについてのバイヤによる顧客への販売実績に基づいて,バイヤによる商品ごとの将来の販売数量を予測する予測手段,上記予測手段によって予測された商品ごとの将来の販売数量を表示するためのデータを作成する第1の表示データ作成手段,上記予測手段によって予測された商品ごとの将来の販売数量に基づいて,サプライヤがバイヤに輸出すべき商品の種類およびその数量を決定する輸出計画手段,ならびに上記輸出計画手段によって決定された輸出すべき商品の種類およびその数量を表示するためのデータを作成する第2の表示データ作成手段,を備えた貿易取引支援装置(特許文献1参照)などが提案されている。
特開2003−76879号公報
従来のEDI電子データ交換方法によると、次の様な問題があった。例えば、商品の納入、在庫管理、検収等に関する業務情報を、当該業務に関与する複数の企業間において相互の権利関係を明確にしつつ電子データ交換したり、或いは共有化することが難しかった。 そのため、例えばサプライヤ側での商品生産と在庫管理は、バイヤ側での製品生産計画や在庫状況と正確かつリアルタイムな連携をもって効率的に行うことが困難であった。勿論、バイヤ側においても、サプライヤ側の商品在庫の正確な状況をリアルタイムに把握できなかったため、不要な在庫を自社で抱えることとなったりして受発注や在庫の管理が効率的とはなっていなかった。また、サプライヤの倉庫とバイヤの倉庫とが別々に立地しているとなれば、商品納入に際して各倉庫において運送業者をそれぞれ利用することとなり、納品管理等も煩雑なものとなっていた。
更に、複数企業間で相互に電子データ交換をするに際し、情報の改ざんや不正アクセスを抑制し、セキュリティ管理を確実に行うことが難しい状況となっていた。
こうした上記の各課題は、サプライヤとバイヤとが1対1で取引をおこなう場合ならまだしも、サプライヤおよびバイヤがそれぞれ複数企業存在して、各社の取引が錯綜するような状況であれば、なおさら重複発生し、処理効率やコストを良好なものとしにくかった。
そこで本発明の目的は、企業間の電子商取引やそれに伴う在庫管理を正確かつ効率的に運用可能とする共同倉庫における在庫管理システム、共同倉庫における在庫管理方法、共同倉庫における在庫管理プログラムを提供することにある。
上記課題を解決する本発明の共同倉庫における在庫管理システムは、商品のサプライヤとバイヤとが共用する共同倉庫において在庫管理を行うシステムであって、前記共同倉庫におけるサプライヤ側の在庫情報を格納するサプライヤ在庫データベースおよび、前記共同倉庫においてサプライヤの在庫から当該共同倉庫内のバイヤへ商品が納入された出荷実績情報を格納する出荷実績データベースと、前記共同倉庫におけるバイヤ側の在庫情報を格納するバイヤ在庫データベースおよび、前記共同倉庫においてサプライヤの在庫から納入されて当該共同倉庫内でバイヤが受領した商品の受領実績情報を格納する受領実績データベースと、前記共同倉庫において、サプライヤよりバイヤに納入された商品を運送管理企業が共同倉庫より搬出した際の搬出実績情報を格納する搬出実績データベースと、前記共同倉庫に搬入された前記サプライヤの商品に対する受領検収結果をサプライヤ端末より受け付けて、当該受領検収結果が含むサプライヤ側の入庫商品情報を前記サプライヤ在庫データベースに格納するサプライヤ側入庫処理部と、前記サプライヤより前記共同倉庫内のバイヤへ納入された商品の出荷実績情報をサプライヤ端末より受け付けて、当該出荷実績情報を前記出荷実績データベースに格納すると共に、当該出荷実績情報に基づき前記サプライヤ在庫データベースにおける該当商品の在庫を減ずる処理を行う出荷処理部と、前記サプライヤより前記共同倉庫内のバイヤへ納入された商品の受領実績情報をバイヤ端末より受け付けて、当該受領実績情報を前記受領実績データベースに格納すると共に、当該受領実績情報が含むバイヤ側の入庫商品情報をバイヤ在庫データベースに格納するバイヤ側入庫処理部と、前記運送管理企業がサプライヤよりバイヤに納入された商品を共同倉庫より搬出した際の搬出実績情報を、運送管理端末より受け付けて、前記搬出実績データベースに格納すると共に、当該搬出実績情報に基づき前記バイヤ在庫データベースにおける該当商品の在庫を減ずる処理を行う搬出処理部と前記出荷実績データベースと、前記受領実績データベースと、前記搬出実績データベースとに基づき、サプライヤ、バイヤ、および運送管理企業との各間で所定商品に関する出荷実績、受領実績、および搬出実績を照合し、各実績間の整合性を判定する整合性判定処理部と、前記整合性の判定の結果を出力インターフェイスに出力する出力部と、を備える。
また、本発明の共同倉庫における在庫管理方法は、商品のサプライヤとバイヤとが共用する共同倉庫において、前記共同倉庫におけるサプライヤ側の在庫情報を格納するサプライヤ在庫データベースおよび、前記共同倉庫においてサプライヤの在庫から当該共同倉庫内のバイヤへ商品が納入された出荷実績情報を格納する出荷実績データベースと、前記共同倉庫におけるバイヤ側の在庫情報を格納するバイヤ在庫データベースおよび、前記共同倉庫においてサプライヤの在庫から納入されて当該共同倉庫内でバイヤが受領した商品の受領実績情報を格納する受領実績データベースと、前記共同倉庫において、サプライヤよりバイヤに納入された商品を運送管理企業が共同倉庫より搬出した際の搬出実績情報を格納する搬出実績データベースと、を備えた情報処理装置が在庫管理を行う方法であって、前記共同倉庫に搬入された前記サプライヤの商品に対する受領検収結果をサプライヤ端末より受け付けて、当該受領検収結果が含むサプライヤ側の入庫商品情報を前記サプライヤ在庫データベースに格納し、前記サプライヤより前記共同倉庫内のバイヤへ納入された商品の出荷実績情報をサプライヤ端末より受け付けて、当該出荷実績情報を前記出荷実績データベースに格納すると共に、当該出荷実績情報に基づき前記サプライヤ在庫データベースにおける該当商品の在庫を減ずる処理を行い、前記サプライヤより前記共同倉庫内のバイヤへ納入された商品の受領実績情報をバイヤ端末より受け付けて、当該受領実績情報を前記受領実績データベースに格納すると共に、当該受領実績情報が含むバイヤ側の入庫商品情報をバイヤ在庫データベースに格納し、前記運送管理企業がサプライヤよりバイヤに納入された商品を共同倉庫より搬出した際の搬出実績情報を、運送管理端末より受け付けて、前記搬出実績データベースに格納すると共に、当該搬出実績情報に基づき前記バイヤ在庫データベースにおける該当商品の在庫を減ずる処理を行い、前記出荷実績データベースと、前記受領実績データベースと、前記搬出実績データベースとに基づき、サプライヤ、バイヤ、および運送管理企業との各間で所定商品に関する出荷実績、受領実績、および搬出実績を照合し、各実績間の整合性を判定し、前記整合性の判定の結果を出力インターフェイスに出力する。
また、本発明の共同倉庫における在庫管理プログラムは、商品のサプライヤとバイヤとが共用する共同倉庫において、前記共同倉庫におけるサプライヤ側の在庫情報を格納するサプライヤ在庫データベースおよび、前記共同倉庫においてサプライヤの在庫から当該共同倉庫内のバイヤへ商品が納入された出荷実績情報を格納する出荷実績データベースと、前記共同倉庫におけるバイヤ側の在庫情報を格納するバイヤ在庫データベースおよび、前記共同倉庫においてサプライヤの在庫から納入されて当該共同倉庫内でバイヤが受領した商品の受領実績情報を格納する受領実績データベースと、前記共同倉庫において、サプライヤよりバイヤに納入された商品を運送管理企業が共同倉庫より搬出した際の搬出実績情報を格納する搬出実績データベースと、を備えた情報処理装置に在庫管理方法を実行させるプログラムであって、前記共同倉庫に搬入された前記サプライヤの商品に対する受領検収結果をサプライヤ端末より受け付けて、当該受領検収結果が含むサプライヤ側の入庫商品情報を前記サプライヤ在庫データベースに格納するステップと、前記サプライヤより前記共同倉庫内のバイヤへ納入された商品の出荷実績情報をサプライヤ端末より受け付けて、当該出荷実績情報を前記出荷実績データベースに格納すると共に、当該出荷実績情報に基づき前記サプライヤ在庫データベースにおける該当商品の在庫を減ずる処理を行うステップと、前記サプライヤより前記共同倉庫内のバイヤへ納入された商品の受領実績情報をバイヤ端末より受け付けて、当該受領実績情報を前記受領実績データベースに格納すると共に、当該受領実績情報が含むバイヤ側の入庫商品情報をバイヤ在庫データベースに格納するステップと、前記運送管理企業がサプライヤよりバイヤに納入された商品を共同倉庫より搬出した際の搬出実績情報を、運送管理端末より受け付けて、前記搬出実績データベースに格納すると共に、当該搬出実績情報に基づき前記バイヤ在庫データベースにおける該当商品の在庫を減ずる処理を行うステップと、前記出荷実績データベースと、前記受領実績データベースと、前記搬出実績データベースとに基づき、サプライヤ、バイヤ、および運送管理企業との各間で所定商品に関する出荷実績、受領実績、および搬出実績を照合し、各実績間の整合性を判定するステップと、前記整合性の判定の結果を出力インターフェイスに出力するステップと、ことを特徴とする。
その他、本願が開示する課題、及びその解決方法は、発明の実施の形態の欄、及び図面により明らかにされる。
本発明によれば、企業間の電子商取引やそれに伴う在庫管理を正確かつ効率的に運用可能とできる。
以下に本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は本実施形態における共同倉庫における在庫管理システム100を含むネットワーク構成図である。本実施形態におけるサプライヤ端末200とバイヤ端末300との間などにおける受発注や見積もりなど商取引データは、EDI(Electronic Data Interchange)をベースに実行されるものと想定する。また、前記共同倉庫内が、前記サプライヤの在庫棚の領域と前記バイヤの在庫棚の領域とに区分されており、サプライヤよりバイヤへの商品納入は前記サプライヤの在庫棚の領域からバイヤの在庫棚の領域へ商品移動が行われることで完了するものと想定する。
前記のEDIは、電子データ交換とも呼ばれる。一般にEDIは専用線やVAN(付加価値通信網)などの専用ネットワークを使い、業界ごとの専用プロトコルでやり取りする方式としていたが、ウェブEDI(Web-electric Data Interchange)を採用することでオープン化を進めることができる。この場合、企業間でやりとりする商取引データを、インターネットの標準プロトコルのTCP/IPに乗せ換えて、オープンな環境からでも利用可能とする。
本実施形態においては、上述した通り例えば、商品を受発注するサプライヤとバイヤとが共用する共同倉庫における在庫管理に本発明を適用した状況を想定する。しかし本発明の適用はこの実施形態に限定されるものではなく、EDIを用いた電子商取引に絡んで在庫管理を行ういずれの状況にも適用可能である。
本実施形態における共同倉庫における在庫管理システム100(以下、システム100とする)は、演算部101と、当該演算部101が実行するプログラム102を格納したメモリ103と、外部装置とのデータ授受の処理を担うI/O部104と、データベース106〜110、120を格納する記憶装置105とを有するコンピュータである。また、当該システム100は、適宜なネットワーク150を通じて、サプライヤ端末200やバイヤ端末300、或いは運送管理端末400(図中ではシステム100中にあり)らの外部装置と接続することができる。
ここにおけるシステム100は、前記記憶装置105において、データベース106〜110、120を備えるものとする。図2は本実施形態におけるサプライヤに関連した各種データベースのデータ構成例である。
システム100は、前記共同倉庫におけるサプライヤ側の在庫情報を格納するサプライヤ在庫データベース106を備える。このデータベースは、例えばサプライヤ企業名あるいはコードをキーとして、商品納入予定先としてのバイヤ企業名およびコード、商品名としての部品名およびコード(以下、商品を部品と言い換える)、最新更新期日、在庫個数、入庫実績累計、出荷実績累計といった情報を関連づけたレコードの集合体となっている。
また、前記共同倉庫においてサプライヤの在庫から当該共同倉庫内のバイヤへ商品が納入された出荷実績情報を格納する出荷実績データベース107を備える。このデータベースは、例えばサプライヤ企業名あるいはコードをキーとして、出荷(納入)先としてのバイヤ企業名およびコード、部品名およびコード、出荷期日、出荷個数といった情報を関連づけたレコードの集合体となっている。
この出荷実績データベース107は、例えば取引履歴ファイルとして管理することができる。この取引履歴管理ファイルには、他にも製品搬入受領検収の情報111や製品出荷情報115が格納されている。製品搬入受領検収の情報111は、サプライヤ企業が共同倉庫に部品を搬入し検収した結果情報から構成されており、サプライヤ企業名およびコードをキーとして、納入予定先のバイヤ企業名およびコード、部品名およびコード、納入期日、納入個数といった情報を関連づけたレコードの集合体となっている。一方、製品出荷情報115は、サプライヤ企業名およびコードをキーとして、納入先のバイヤ企業名およびコード、部品名およびコード、出荷期日、出荷個数といった情報を関連づけたレコードの集合体となっている。
次に、バイヤに関連したデータベースについて説明する。図3は、本実施形態におけるバイヤに関連した各種データベースのデータ構成例である。システム100は、前記共同倉庫におけるバイヤ側の在庫情報を格納するバイヤ在庫データベース108を備える。このデータベースは、例えばバイヤ企業名およびコードをキーとして、サプライヤ企業名およびコード、部品名およびコード、最新更新期日、在庫個数、入庫実績累計、出荷実績累計といった情報を関連づけたレコードの集合体となっている。
また、前記共同倉庫においてサプライヤの在庫から納入されて当該共同倉庫内でバイヤが受領した商品の受領実績情報を格納する受領実績データベース109を備える。このデータベースは、例えばバイヤ企業名およびコードをキーとして、サプライヤ企業名およびコード、部品名およびコード、期日、受領検収した個数といった情報を関連づけたレコードの集合体となっている。
更に、前記共同倉庫において、サプライヤよりバイヤに納入された商品を運送管理企業が共同倉庫より搬出した際の搬出実績情報を格納する搬出実績データベース110を備える(図中では輸送搬入実績とした)。このデータベースは、例えばバイヤ企業名およびコードをキーとして、サプライヤ企業名およびコード、部品名およびコード、期日、搬出実績の個数といった情報を関連づけたレコードの集合体となっている。
前記の受領実績データベース109および搬出実績データベース110は、例えば取引履歴ファイルとして管理することができる。この取引履歴管理ファイルには、他にも製品搬入受領検収の情報117や製品輸送情報119が格納されている。製品搬入受領検収の情報117は、サプライヤ企業により共同倉庫に搬入された部品をバイヤ企業が検収した結果情報から構成されており、バイヤ企業名およびコードをキーとして、サプライヤ企業名およびコード、部品名およびコード、検収期日、検収個数といった情報を関連づけたレコードの集合体となっている。一方、製品輸送情報119は、バイヤ企業名およびコードをキーとして、サプライヤ企業名およびコード、部品名およびコード、輸送期日、輸送個数といった情報を関連づけたレコードの集合体となっている。
また本実施形態におけるシステム100は、上記のデータベースの他に、相互決済データベース120を備えるものとできる。図4は本実施形態における相互決済データベース120のデータ構成例を示す図である。このデータベース120は、EDIを介して授受された受発注商品の数量や搬入・搬出、あるいは輸送された商品の数量等の情報を一括するデータベースである。そのために、共同倉庫を利用する各企業が他社に請求する請求金額の情報が格納されている。
バイヤ企業に部品代金を請求することになるサプライヤ企業については、例えばサプライヤ企業名およびコードをキーとして、部品を納入したバイヤ企業名およびコード、請求期日、部品名及びコード、部品単価、納入検収した実績の部品個数、および部品毎の小計金額、更に請求合計金額といった情報を関連づけたレコード121が格納されている。
また、共同倉庫への部品搬入あるいは共同倉庫からの部品搬出といった部品輸送にかかる代金をサプライヤ企業またはバイヤ企業に請求する物流会社(運送管理企業と同じでもよい)については、例えば、請求先となるバイヤ企業名およびコードあるいはサプライヤ企業名およびコードをキーとして、請求期日、部品名及びコード、部品輸送単価、輸送した実績の部品個数、および部品毎の小計金額、更に請求合計金額といった情報を関連づけたレコード122、124が格納されている。
また、共同倉庫内での部品納入にかかる輸送代金をサプライヤ企業またはバイヤ企業に請求する運送管理企業(図中では共同倉庫企業としている)については、例えば、請求先となるバイヤ企業名およびコードあるいはサプライヤ企業名およびコードをキーとして、請求期日、部品名及びコード、部品輸送単価、輸送した実績の部品個数、および部品毎の小計金額、更に請求合計金額といった情報を関連づけたレコード123が格納されている。
システム100は、このようなデータベース106〜110、120を用いて処理に必要にデータを格納するとともに、当該データを本発明の共同倉庫における在庫管理プログラム102の実行に際し利用する。以下に、前記システム100のプログラム102を構成する各構成部につき詳細な説明を行う。前記プログラム102は、前記共同倉庫に搬入された前記サプライヤの商品に対する受領検収結果をサプライヤ端末200より受け付けて、当該受領検収結果が含むサプライヤ側の入庫商品情報を前記サプライヤ在庫データベース106に格納するサプライヤ側入庫処理部11を備える。
また、前記サプライヤより前記共同倉庫内のバイヤへ納入された商品の出荷実績情報をサプライヤ端末200より受け付けて、当該出荷実績情報を前記出荷実績データベース107に格納すると共に、当該出荷実績情報に基づき前記サプライヤ在庫データベース106における該当商品の在庫を減ずる処理を行う出荷処理部12を備える。
また、前記サプライヤより前記共同倉庫内のバイヤへ納入された商品の受領実績情報をバイヤ端末300より受け付けて、当該受領実績情報を前記受領実績データベース109に格納すると共に、当該受領実績情報が含むバイヤ側の入庫商品情報をバイヤ在庫データベース108に格納するバイヤ側入庫処理部13を備える。
また、前記運送管理企業がサプライヤよりバイヤに納入された商品を共同倉庫より搬出した際の搬出実績情報を、運送管理端末400より受け付けて、前記搬出実績データベース110に格納すると共に、当該搬出実績情報に基づき前記バイヤ在庫データベース108における該当商品の在庫を減ずる処理を行う搬出処理部14を備える。
また、前記出荷実績データベース107と、前記受領実績データベース109と、前記搬出実績データベース110とに基づき、サプライヤ、バイヤ、および運送管理企業との各間で所定商品に関する出荷実績、受領実績、および搬出実績を照合し、各実績間の整合性を判定する整合性判定処理部15を備える。
この整合性判定処理部15は、前記出荷実績と受領実績との照合、または受領実績と搬出実績との照合により、サプライヤとバイヤとの間の商品授受の数量またはバイヤと運送管理企業との間の商品搬出の数量を確定して、商品代金の決済金額または商品搬出費を算定するものともできる。
更に、前記バイヤ端末300が、バイヤにおける製品生産計画の情報と、前記共同倉庫から搬出された商品のバイヤ側での検収結果の情報とを管理するものであり、前記サプライヤ端末200が、バイヤ端末300より受信した前記製品生産計画の情報と前記検収結果の情報とに基づいて、前記製品生産計画に要する商品数からバイヤ側で検収された商品数を差し引きして該当商品の必要生産数を算定すると共に、サプライヤが前記必要生産数に基づき生産した生産商品の情報を管理するものである場合、前記整合性判定処理部15は、前記サプライヤ端末200より、前記生産商品が前記共同倉庫に搬入された際の商品搬入実績情報を受け付け、また、前記バイヤ端末300より前記バイヤ側での検収結果の情報を受け付けて、前記サプライヤ、バイヤ、および運送管理企業の各間で所定商品に関する搬入実績、出荷実績、受領実績、搬出実績、および検収実績を照合し、各実績間の整合性を判定することとできる。
また、プログラム102は、前記整合性の判定の結果を出力インターフェイス(I/O部104)に出力する出力部16を備える。この出力部16は、前記決済金額または商品搬出費の情報を出力インターフェイス104に出力するものとできる。なお、前記出力部16は、前記サプライヤ端末200、バイヤ端末300、および運送管理端末400のいずれかから受け付けた情報閲覧要求に応じて、前記サプライヤ在庫データベース106、前記出荷実績データベース107、前記バイヤ在庫データベース108、前記受領実績データベース109、および前記搬出実績データベース110のうち、少なくとも前記サプライヤ在庫データベース106またはバイヤ在庫データベース108において、該当情報を検索し、該当端末に返信することとできる。
また、プログラム102は、前記サプライヤ端末200、バイヤ端末300、および運送管理端末400のいずれかから、サプライヤ、バイヤ、および運送管理企業毎の情報開示範囲の指定情報を受け付けて、前記サプライヤ在庫データベース106、前記出荷実績データベース107、前記バイヤ在庫データベース108、前記受領実績データベース109、および前記搬出実績データベース110のいずれかにおいて、当該情報開示範囲に基づく端末属性毎のアクセス権限設定を行うアクセス権限設定部17を備えるものとできる。
更に、前記サプライヤ端末200、バイヤ端末300、および運送管理端末400のいずれかから受け付けた情報閲覧要求が前記情報開示範囲の情報閲覧要求を含むものであった場合、前記アクセス権限設定と前記情報閲覧要求を行った端末の属性とを照合し、アクセス権限がある場合にのみ該当データベースにおける情報検索を実行し、該当端末に返信するアクセス処理部18を備えるものとできる。
なお、これまで示した構成各部11〜18は、システム100においてハードウェアとして実現してもよいし、HDDやメモリなどの適宜な記憶装置に格納したプログラムとして実現するとしてもよい。この場合、前記システムの演算部101がプログラム実行に合わせて記憶装置より該当プログラムをメモリ103に読み出して、これを実行することとなる。
なお、前記システム100とサプライヤ端末200、バイヤ端末300、運送管理端末400とをネットワーク150で結ぶ例を想定したが、このネットワーク150は、LANやインターネットの他、専用回線やWAN(Wide Area Network)、電灯線ネットワーク、無線ネットワーク、公衆回線網、携帯電話網など様々なネットワークを採用することも出来る。また、VPNなど仮想専用ネットワーク技術を用いれば、インターネットを採用した際にセキュリティ性を高めた通信が確立され好適である。
次に、本実施形態の共同倉庫における在庫管理方法の実際手順について図を参照しつつ説明する。なお、以下で説明する在庫管理方法に対応する各種動作は、システム100におけるメモリやHDD等の記憶手段105が前記各構成部11〜18の機能を実現すべく備えるプログラム102によって実現される。そして、このプログラム102は、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されており、前記構成各部の機能を実装したものとなる。
まず最初に、図1および、当該図1中における電文のデータ例をそれぞれ示す図5〜図7を参照しつつ、図10に基づき本実施形態における在庫管理方法の概要を説明する。なお、図10におけるフロー図は本発明を構成するシステム100としての処理だけでなく、他端末での処理や商品等の輸送などについてもフローに含めて、共同倉庫を中心としたネットワーク全体における処理概要を認識しやすくしている。また、登場する倉庫管理企業でのデータ処理はシステム100によるものとして扱う。
このフローにおいて、まずシステム100が、電子取引に関与する各企業の企業情報と識別情報を記憶装置105等において登録する(s01)。この登録は例えば登録企業管理用の会員データベースといったものが想定できる。次に、前記電子取引で利用する各企業間の電子取引情報項目および定義を記憶装置105において登録する(s02)。これはEDIに準拠した処理が想定できる。
更に、電子取引を運用する各企業の運用者情報と識別情報とアクセス権限とを登録する(s03)。なお、この登録は前記アクセス権限設定部17が記憶装置105における該当データベース毎に設定を行い、アクセス管理については前記アクセス処理部18が実行する。図8は本実施形態におけるアクセス管理(サプライヤ側)に伴う処理概要を示す図であり、図9は本実施形態におけるアクセス管理(バイヤ側)に伴う処理概要を示す図である。
各図に示す通り、設定内容としては例えば、サプライヤ企業、バイヤ企業、運送管理企業(物流会社)、或いは共同倉庫企業といった各企業毎に、その運用者名、ID、パスワード、情報項目毎のアクセス権限の情報(例:読み書き可能、読み出しのみ、アクセス不可)が設定されている。このようなアクセス権限は、サプライヤ企業からみたバイヤ企業、あるいはバイヤ企業からみたサプライヤ企業、といった具合に相互に設定することができる。
次に、バイヤ端末300は、バイヤ企業の各製造事業所からの生産計画情報を集約する(s04)。そして集約した生産計画情報を、該当するサプライヤ企業のサプライヤ端末200に生産計画予定情報T108としてデータ送信またはWeb開示する(s05)。この情報T108は、図5に示す通り、例えば、長期と週次とに種類分けでき、それぞれ例えば当該情報の配信ペースと、計画期間長、バイヤ企業名およびコード、サプライヤ企業名およびコード、部品名及びコード、1週次や1日次といった分割期間毎の計画個数といった情報が含まれるものとできる。
一方、サプライヤ企業では、サプライヤ端末200がバイヤ端末300より受信した生産計画予定情報T108に基づき、製品(部品)を生産しこれを共同運用倉庫に輸送搬入する(s06)。この時にサプライヤ端末200において管理する情報として、製品搬入情報T110がある。この情報T110は、図5に示す通り、例えば、サプライヤ企業名およびコード、バイヤ企業名およびコード、部品名及びコード、納入期日、納入個数、といった情報が含まれるものである。なお、この時点の部品の所有権はサプライヤ企業となっている。
他方、倉庫管理企業は、サプライヤ企業より搬入された部品を、サプライヤ企業毎に分類して共同倉庫に保管し、検収済みの部品につき、その在庫情報T112を電子取引に関与する各企業の端末にデータ送信またはWeb開示する(s07)。この在庫情報T112は、前記サプライヤ在庫データベース106に格納される情報である。
続いて、バイヤ端末300は、バイヤ企業の各製造事業所からの製品搬入依頼情報T114を、倉庫管理企業と該当するサプライヤ企業にデータ送信またはWeb開示する(s08)。この情報T114は、図5に示す通り、例えば、バイヤ企業名およびコード、部品購入元としての工場名およびコード、部品調達先のサプライヤ企業名およびコード、部品名及びコード、搬入希望期日および搬入希望個数といった情報が含まれる。
一方、倉庫管理企業は、製品搬入依頼情報T114により共同倉庫内のサプライヤ企業倉庫(在庫棚)から該当部品を搬出して、バイヤ企業倉庫(在庫棚)に搬入する(s09)。この時、システム100で管理するのが製品納入情報T116である。この情報T116は、例えば、部品納入先のバイヤ企業名およびコード、工場名およびコード、部品提供元のサプライヤ企業名およびコード、部品名及びコード、納入期日および納入個数、といった情報が含まれる。なお、この時点での部品の所有権はバイヤ企業に移った。
続いて、運送管理企業は、バイヤ企業倉庫に搬入された製品(部品)をバイヤ企業の前記製品搬入依頼情報T114に基づき、該当する製造事業所に輸送する(s10)。この時、運送管理端末400が管理する情報が、製品輸送情報T119である。この情報T119は、バイヤ企業名およびコード、工場名およびコード、サプライヤ企業名およびコード、部品名及びコード、輸送期日、および輸送個数の情報を含むものとする。
一方、バイヤ企業の各製造事業所では、搬入された製品を受領検収し、納品検収結果情報T120を電子取引に関与する各企業の端末にデータ送信またはWeb開示する(s11)。この情報T120は、例えば、バイヤ企業名およびコード、工場名およびコード、サプライヤ企業名およびコード、部品名及びコード、検収期日、および検収個数といった情報が含まれる。
また、こうした電子取引に関与する各企業は、製品搬入実績T125、出荷実績T124、受領実績T123、輸送搬入実績T122、および検収実績T121、の各情報を相互にデータ送信またはWeb開示する(s12)。ここで企業相互での実績間に齟齬がないと認証されなければ、各企業間の実績情報について齟齬が生じないよう相互検証を行って調整(s13)を実行する。一方、企業相互での実績間に齟齬がないと認証できれば、各企業間の実績承認情報に基づき、受発注数量や輸送数量等を確定し相互決済の処理を行う(s14)。この決済時において企業間でやりとりされる電文例は図7に示す通りであり(既に図4で示したので省略する)、前記相互決済データベース120に格納されている。
次に、本実施形態の在庫管理方法におけるシステム100での主たる処理例を説明する。図11は本実施形態の在庫管理方法の処理手順を示すメインフロー図である。このフローにおけるシステム100は、まず、前記共同倉庫に搬入された前記サプライヤの商品に対する受領検収結果をサプライヤ端末200より受け付けて(s1000)、当該受領検収結果が含むサプライヤ側の入庫商品情報を前記サプライヤ在庫データベース106に格納する(s1001)。
次に、前記サプライヤより前記共同倉庫内のバイヤへ納入された商品の出荷実績情報をサプライヤ端末200より受け付けて、当該出荷実績情報を前記出荷実績データベース107に格納する(s1002)。それと共に、当該出荷実績情報に基づき前記サプライヤ在庫データベース106における該当商品の在庫を減ずる処理を行う(s1003)。
またシステム100は、前記サプライヤより前記共同倉庫内のバイヤへ納入された商品の受領実績情報をバイヤ端末300より受け付けて、当該受領実績情報を前記受領実績データベース109に格納する(s1004)。またこれと共に、当該受領実績情報が含むバイヤ側の入庫商品情報をバイヤ在庫データベース108に格納する(s1005)。
更に、前記運送管理企業がサプライヤよりバイヤに納入された商品を共同倉庫より搬出した際の搬出実績情報を、運送管理端末400より受け付けて、前記搬出実績データベース110に格納する(s1006)。また、当該搬出実績情報に基づき前記バイヤ在庫データベース108における該当商品の在庫を減ずる処理を行う(s1007)。
前記バイヤ端末300が、バイヤにおける製品生産計画の情報と、前記共同倉庫から搬出された商品のバイヤ側での検収結果の情報とを管理するものであり、また、前記サプライヤ端末200が、バイヤ端末300より受信した前記製品生産計画の情報と前記検収結果の情報とに基づいて、前記製品生産計画に要する商品数からバイヤ側で検収された商品数を差し引きして該当商品の必要生産数を算定すると共に、サプライヤが前記必要生産数に基づき生産した生産商品の情報を管理するものでとする。
この場合、システム100は、前記サプライヤ端末200より、前記生産商品が前記共同倉庫に搬入された際の商品搬入実績情報を受け付け(s1008)、また、前記バイヤ端末300より前記バイヤ側での検収結果の情報を受け付ける(s1009)。
そして、前記サプライヤ、バイヤ、および運送管理企業の各間で所定商品に関する搬入実績T125、出荷実績T124、受領実績T123、搬出実績T122、および検収実績T121を照合し(s1010)、各実績間の整合性を判定する(s1011)。ここで、サプライヤ企業名、バイヤ企業名、運送管理企業といった各企業間での相互決済処理を行わない場合(s1012:NO)、前記整合性の判定結果を出力インターフェイス104に出力し(s1013)、処理は終了する。
一方、前記の相互決済処理を行う場合(s1012:YES)、前記出荷実績と受領実績との照合、または受領実績と搬出実績との照合により、サプライヤとバイヤとの間の商品授受の数量またはバイヤと運送管理企業との間の商品搬出の数量を確定する(s1014)。そして商品代金の決済金額または商品搬出費を算定する(s1015)。
続いて、前記決済金額または商品搬出費の情報を出力インターフェイス104に出力し(s1016)、処理は終了する。
次に、各データベースに対するアクセス権限の制御について説明しておく。図12は本実施形態の在庫管理方法の処理手順を示すサブフロー図である。このフローにおけるシステム100は、前記サプライヤ端末200、バイヤ端末300、および運送管理端末400のいずれかから、サプライヤ、バイヤ、および運送管理企業毎の情報開示範囲の指定情報を受け付ける(s1100)。
そして、前記サプライヤ在庫データベース106、前記出荷実績データベース107、前記バイヤ在庫データベース107、前記受領実績データベース108、および前記搬出実績データベース110のいずれかにおいて、当該情報開示範囲に基づく端末属性毎のアクセス権限設定を行う(s1101)。
この状態においてシステム100は、前記サプライヤ端末200、バイヤ端末300、および運送管理端末400のいずれかから情報閲覧要求を受け付けたとする(s1102)。すると、システム100は、この情報閲覧要求が前記情報開示範囲の情報に対する閲覧要求を含むものであるか判定する(s1103)。
この判定において、前記情報閲覧要求が前記情報開示範囲の情報に対する閲覧要求を含まない場合(s1103:NO)、該当データベースにおける情報検索を実行し(s1106)、これを該当端末に返信し(s1107)、処理を終了する。
一方、前期判定において、前記情報閲覧要求が前記情報開示範囲の情報に対する閲覧要求を含む場合(s1103:YES)、前記アクセス権限設定と前記情報閲覧要求を行った端末の属性とを照合し、アクセス権限有無の判定を行う(s1105)。ここで権限がないと判定された場合(s1105:NO)、このまま処理は終了する。一方、ステップs1105にて権限があると判定された場合(s1105:YES)、該当データベースにおける情報検索を実行し(s1106)、これを該当端末に返信し(s1107)、処理を終了する。
本発明によれば、サプライヤやバイヤにおける在庫管理の精度が向上し、在庫削減が可能となる。また、サプライヤにあっては部品納入の期間、バイヤにあっては部品調達の期間がそれぞれ短縮可能となる。また、共同倉庫内において商品納入や搬出が行われるため商品移動のコストが削減可能となる。
したがって、企業間の電子商取引やそれに伴う在庫管理を正確かつ効率的に運用可能とできる。
以上、本発明の実施の形態について、その実施の形態に基づき具体的に説明したが、これに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
本実施形態における共同倉庫における在庫管理システムを含むネットワーク構成図である。 本実施形態におけるサプライヤに関連した各種データベースのデータ構成例を示す図である。 本実施形態におけるバイヤに関連した各種データベースのデータ構成例を示す図である。 本実施形態における相互決済データベースのデータ構成例を示す図である。 本実施形態における企業間の電子データ交換情報例1を示す図である。 本実施形態における企業間の電子データ交換情報例2を示す図である。 本実施形態における企業間の電子データ交換情報例3を示す図である。 本実施形態におけるアクセス管理(サプライヤ側)に伴う処理概要を示す図である。 本実施形態におけるアクセス管理(バイヤ側)に伴う処理概要を示す図である。 本実施形態における在庫管理方法の概要を示す図である。 本実施形態の在庫管理方法の処理手順を示すメインフロー図である。 本実施形態の在庫管理方法の処理手順を示すサブフロー図である。
符号の説明
100 共同倉庫における在庫管理システム、システム
101 演算部
102 プログラム
103 メモリ
104 I/O部、出力インターフェイス
105 記憶装置
106 サプライヤ在庫データベース
107 出荷実績データベース
108 バイヤ在庫データベース
109 受領実績データベース
110 搬出実績データベース
120 相互決済データベース
150 ネットワーク
200 サプライヤ端末
300 バイヤ端末
400 運送管理端末

Claims (8)

  1. 商品のサプライヤとバイヤとが共用する共同倉庫において在庫管理を行うシステムであって、
    前記共同倉庫におけるサプライヤ側の在庫情報を格納するサプライヤ在庫データベースおよび、前記共同倉庫においてサプライヤの在庫から当該共同倉庫内のバイヤへ商品が納入された出荷実績情報を格納する出荷実績データベースと、
    前記共同倉庫におけるバイヤ側の在庫情報を格納するバイヤ在庫データベースおよび、前記共同倉庫においてサプライヤの在庫から納入されて当該共同倉庫内でバイヤが受領した商品の受領実績情報を格納する受領実績データベースと、
    前記共同倉庫において、サプライヤよりバイヤに納入された商品を運送管理企業が共同倉庫より搬出した際の搬出実績情報を格納する搬出実績データベースと、
    前記共同倉庫に搬入された前記サプライヤの商品に対する受領検収結果をサプライヤ端末より受け付けて、当該受領検収結果が含むサプライヤ側の入庫商品情報を前記サプライヤ在庫データベースに格納するサプライヤ側入庫処理部と、
    前記サプライヤより前記共同倉庫内のバイヤへ納入された商品の出荷実績情報をサプライヤ端末より受け付けて、当該出荷実績情報を前記出荷実績データベースに格納すると共に、当該出荷実績情報に基づき前記サプライヤ在庫データベースにおける該当商品の在庫を減ずる処理を行う出荷処理部と、
    前記サプライヤより前記共同倉庫内のバイヤへ納入された商品の受領実績情報をバイヤ端末より受け付けて、当該受領実績情報を前記受領実績データベースに格納すると共に、当該受領実績情報が含むバイヤ側の入庫商品情報をバイヤ在庫データベースに格納するバイヤ側入庫処理部と、
    前記運送管理企業がサプライヤよりバイヤに納入された商品を共同倉庫より搬出した際の搬出実績情報を、運送管理端末より受け付けて、前記搬出実績データベースに格納すると共に、当該搬出実績情報に基づき前記バイヤ在庫データベースにおける該当商品の在庫を減ずる処理を行う搬出処理部と、
    前記出荷実績データベースと、前記受領実績データベースと、前記搬出実績データベースとに基づき、サプライヤ、バイヤ、および運送管理企業との各間で所定商品に関する出荷実績、受領実績、および搬出実績を照合し、各実績間の整合性を判定する整合性判定処理部と、
    前記整合性の判定の結果を出力インターフェイスに出力する出力部と、
    を備えることを特徴とする共同倉庫における在庫管理システム。
  2. 請求項1において、
    前記整合性判定処理部が、前記出荷実績と受領実績との照合、または受領実績と搬出実績との照合により、サプライヤとバイヤとの間の商品授受の数量またはバイヤと運送管理企業との間の商品搬出の数量を確定して、商品代金の決済金額または商品搬出費を算定し、
    前記出力部が、前記決済金額または商品搬出費の情報を出力インターフェイスに出力することを特徴とする共同倉庫における在庫管理システム。
  3. 請求項1において、
    前記バイヤ端末が、バイヤにおける製品生産計画の情報と、前記共同倉庫から搬出された商品のバイヤ側での検収結果の情報とを管理するものであり、
    前記サプライヤ端末が、バイヤ端末より受信した前記製品生産計画の情報と前記検収結果の情報とに基づいて、前記製品生産計画に要する商品数からバイヤ側で検収された商品数を差し引きして該当商品の必要生産数を算定すると共に、サプライヤが前記必要生産数に基づき生産した生産商品の情報を管理するものであり、
    前記整合性判定処理部が、前記サプライヤ端末より、前記生産商品が前記共同倉庫に搬入された際の商品搬入実績情報を受け付け、また、前記バイヤ端末より前記バイヤ側での検収結果の情報を受け付けて、
    前記サプライヤ、バイヤ、および運送管理企業の各間で所定商品に関する搬入実績、出荷実績、受領実績、搬出実績、および検収実績を照合し、各実績間の整合性を判定することを特徴とする共同倉庫における在庫管理システム。
  4. 請求項1において、
    前記出力部が、前記サプライヤ端末、バイヤ端末、および運送管理端末のいずれかから受け付けた情報閲覧要求に応じて、前記サプライヤ在庫データベース、前記出荷実績データベース、前記バイヤ在庫データベース、前記受領実績データベース、および前記搬出実績データベースのうち、少なくとも前記サプライヤ在庫データベースまたはバイヤ在庫データベースにおいて、該当情報を検索し、該当端末に返信することを特徴とする共同倉庫における在庫管理システム。
  5. 請求項1において、
    前記サプライヤ端末、バイヤ端末、および運送管理端末のいずれかから、サプライヤ、バイヤ、および運送管理企業毎の情報開示範囲の指定情報を受け付けて、前記サプライヤ在庫データベース、前記出荷実績データベース、前記バイヤ在庫データベース、前記受領実績データベース、および前記搬出実績データベースのいずれかにおいて、当該情報開示範囲に基づく端末属性毎のアクセス権限設定を行うアクセス権限設定部と、
    前記サプライヤ端末、バイヤ端末、および運送管理端末のいずれかから受け付けた情報閲覧要求が前記情報開示範囲の情報閲覧要求を含むものであった場合、前記アクセス権限設定と前記情報閲覧要求を行った端末の属性とを照合し、アクセス権限がある場合にのみ該当データベースにおける情報検索を実行し、該当端末に返信するアクセス処理部と、
    を備えることを特徴とする共同倉庫における在庫管理システム。
  6. 請求項1において、
    前記共同倉庫内が、前記サプライヤの在庫棚の領域と前記バイヤの在庫棚の領域とに区分されており、サプライヤよりバイヤへの商品納入は前記サプライヤの在庫棚の領域からバイヤの在庫棚の領域へ商品移動が行われることで完了するものであることを特徴とする共同倉庫における在庫管理システム。
  7. 商品のサプライヤとバイヤとが共用する共同倉庫において、
    前記共同倉庫におけるサプライヤ側の在庫情報を格納するサプライヤ在庫データベースおよび、前記共同倉庫においてサプライヤの在庫から当該共同倉庫内のバイヤへ商品が納入された出荷実績情報を格納する出荷実績データベースと、
    前記共同倉庫におけるバイヤ側の在庫情報を格納するバイヤ在庫データベースおよび、前記共同倉庫においてサプライヤの在庫から納入されて当該共同倉庫内でバイヤが受領した商品の受領実績情報を格納する受領実績データベースと、
    前記共同倉庫において、サプライヤよりバイヤに納入された商品を運送管理企業が共同倉庫より搬出した際の搬出実績情報を格納する搬出実績データベースと、を備えた情報処理装置が在庫管理を行う方法であって、
    前記共同倉庫に搬入された前記サプライヤの商品に対する受領検収結果をサプライヤ端末より受け付けて、当該受領検収結果が含むサプライヤ側の入庫商品情報を前記サプライヤ在庫データベースに格納し、
    前記サプライヤより前記共同倉庫内のバイヤへ納入された商品の出荷実績情報をサプライヤ端末より受け付けて、当該出荷実績情報を前記出荷実績データベースに格納すると共に、当該出荷実績情報に基づき前記サプライヤ在庫データベースにおける該当商品の在庫を減ずる処理を行い、
    前記サプライヤより前記共同倉庫内のバイヤへ納入された商品の受領実績情報をバイヤ端末より受け付けて、当該受領実績情報を前記受領実績データベースに格納すると共に、当該受領実績情報が含むバイヤ側の入庫商品情報をバイヤ在庫データベースに格納し、
    前記運送管理企業がサプライヤよりバイヤに納入された商品を共同倉庫より搬出した際の搬出実績情報を、運送管理端末より受け付けて、前記搬出実績データベースに格納すると共に、当該搬出実績情報に基づき前記バイヤ在庫データベースにおける該当商品の在庫を減ずる処理を行い、
    前記出荷実績データベースと、前記受領実績データベースと、前記搬出実績データベースとに基づき、サプライヤ、バイヤ、および運送管理企業との各間で所定商品に関する出荷実績、受領実績、および搬出実績を照合し、各実績間の整合性を判定し、
    前記整合性の判定の結果を出力インターフェイスに出力することを特徴とする共同倉庫における在庫管理方法。
  8. 商品のサプライヤとバイヤとが共用する共同倉庫において、
    前記共同倉庫におけるサプライヤ側の在庫情報を格納するサプライヤ在庫データベースおよび、前記共同倉庫においてサプライヤの在庫から当該共同倉庫内のバイヤへ商品が納入された出荷実績情報を格納する出荷実績データベースと、
    前記共同倉庫におけるバイヤ側の在庫情報を格納するバイヤ在庫データベースおよび、前記共同倉庫においてサプライヤの在庫から納入されて当該共同倉庫内でバイヤが受領した商品の受領実績情報を格納する受領実績データベースと、
    前記共同倉庫において、サプライヤよりバイヤに納入された商品を運送管理企業が共同倉庫より搬出した際の搬出実績情報を格納する搬出実績データベースと、を備えた情報処理装置に在庫管理方法を実行させるプログラムであって、
    前記共同倉庫に搬入された前記サプライヤの商品に対する受領検収結果をサプライヤ端末より受け付けて、当該受領検収結果が含むサプライヤ側の入庫商品情報を前記サプライヤ在庫データベースに格納するステップと、
    前記サプライヤより前記共同倉庫内のバイヤへ納入された商品の出荷実績情報をサプライヤ端末より受け付けて、当該出荷実績情報を前記出荷実績データベースに格納すると共に、当該出荷実績情報に基づき前記サプライヤ在庫データベースにおける該当商品の在庫を減ずる処理を行うステップと、
    前記サプライヤより前記共同倉庫内のバイヤへ納入された商品の受領実績情報をバイヤ端末より受け付けて、当該受領実績情報を前記受領実績データベースに格納すると共に、当該受領実績情報が含むバイヤ側の入庫商品情報をバイヤ在庫データベースに格納するステップと、
    前記運送管理企業がサプライヤよりバイヤに納入された商品を共同倉庫より搬出した際の搬出実績情報を、運送管理端末より受け付けて、前記搬出実績データベースに格納すると共に、当該搬出実績情報に基づき前記バイヤ在庫データベースにおける該当商品の在庫を減ずる処理を行うステップと、
    前記出荷実績データベースと、前記受領実績データベースと、前記搬出実績データベースとに基づき、サプライヤ、バイヤ、および運送管理企業との各間で所定商品に関する出荷実績、受領実績、および搬出実績を照合し、各実績間の整合性を判定するステップと、
    前記整合性の判定の結果を出力インターフェイスに出力するステップと、
    ことを特徴とする共同倉庫における在庫管理プログラム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006277640A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Nippon Steel Corp 金属製品の製造管理システム及び製造管理方法
JP2009087341A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Avaya Inc ネットワークを介して顧客対応情報を提供する方法および装置
CN114022082A (zh) * 2021-11-16 2022-02-08 广域铭岛数字科技有限公司 智慧云仓管理方法、装置、设备及介质

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