JP2005226428A - 多層滑動片の回転に伴う変位を利用した鍵構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 この発明は、回転錠の組み合わせ数を大きく増加させ、同時に正常な鍵以外での解錠を困難にする装置に関するものである。
【解決手段】 鍵軸1の回転を制御する装置に、その回転に伴い重力作用によって変位する活動片3と、垂直方向に各層毎適当に位置をずらし固定した上突起19と下突起20を多層設け、両者の位置が全て完全に合致した場合のみ鍵軸1の回転が可能となるようにする。
【選択図】 図1
【解決手段】 鍵軸1の回転を制御する装置に、その回転に伴い重力作用によって変位する活動片3と、垂直方向に各層毎適当に位置をずらし固定した上突起19と下突起20を多層設け、両者の位置が全て完全に合致した場合のみ鍵軸1の回転が可能となるようにする。
【選択図】 図1
Description
鍵面に加工した凹凸や磁石群などを回転させて、錠を開閉する回転錠の分野に於いて、鍵の組み合わせ数を飛躍的に増加させ、同時に正常な鍵以外での不正解錠を極端に困難化させる技術。
従来の実用化されている回転錠は、機械的または磁力的な力により直接駆動し、合致した鍵によって鍵軸を回転させ錠を開閉させる技術である。
(イ) 鍵穴からの所謂ピッキングなどの不正解錠を、従来のものより遙かに困難なものとする錠の開発。
(ロ) 簡単な構造ながら鍵の組み合わせ数を、容易に数百万通りに出来るほか、一つの錠に二個の鍵を一体的に設置し、一つの鍵を回すだけで数兆通りと膨大な組み合わせの鍵システムの実用化。
(ハ) 同一形状の多層構造によって生産性が高く、高精度且つ小型化も容易で比較的安価な高性能の鍵の製造。
(ロ) 簡単な構造ながら鍵の組み合わせ数を、容易に数百万通りに出来るほか、一つの錠に二個の鍵を一体的に設置し、一つの鍵を回すだけで数兆通りと膨大な組み合わせの鍵システムの実用化。
(ハ) 同一形状の多層構造によって生産性が高く、高精度且つ小型化も容易で比較的安価な高性能の鍵の製造。
本発明では鍵軸1内に多層の滑動片3を、回転による重力作用により滑動片3の角穴29を、鍵溝31の下端まで落下させるか押し上げて、滑動片3の両端がそれぞれの対応する位置に設けられた上突起19,下突起20の間を通過させて鍵軸1を回転させ、閂14を開閉する構造とする。本発明では機械的または磁力による駆動のみならず、重力による変位を利用して上記課題を解決する。
本発明は鍵5を差し込んで回転させ錠を開閉する錠構造に関するものであり、その実施例を図面に基づいて詳説する。
この回転錠の基本構造を説明すると、中心部に設けた鍵軸1、その中央部の溝18内を円滑に移動できる滑動片3と、その外側に固定枠2が図1のように配置されている。これらが図4のように本実施例では7層あり、それぞれの間は隔板4で仕切られている。滑動片3と隔板4との間には適当な隙間があり、滑動片3は固定枠2と隔板4内を鍵軸1の回転に伴って滑動できる。本例では鍵溝31の組み合わせ数を増やしまた複雑化する為、図4などに示したようにその厚みを変えて組み合わせている。勿論全て同一厚のものでもよく又全て異厚とするなど自由に選択できる。それぞれの形状例は図2の通りで、左から固定子2、滑動片3と隔板4である。本例の固定子2は厚さの組み合わせを、薄板の打ち抜いたものを2枚または3枚重ねとした構造を例示している。またその内側の上下の突起19と20は実線で表したものの他、点線で示したように上下に変位させたものがあり、積層する場合任意に図4〜7の断面図のように組み合わせる。いずれの場合も上下の突起19,20間は全て同間隔である。両突起間の間隔を変える事も可能であるが、その際はこれに対応する滑動片3の長さも変更する必要がある。
図1に於いて滑動片3がA−Aの位置にあるとき、各層の全ての滑動片3は図4のように同位置に固定される。従って滑動片3の中心にある角穴29も同位置に揃い、鍵5の着脱はスムーズに出来る。鍵5の回転角は通常180°〜90°程度から選択できるが、本例では120°とした場合を示し鍵5と鍵軸1を右回転させ、B−Bに対して対称の位置まで回転させる。逆回転も同様である。鍵5の側面と鍵穴12に諸形状の溝を設けて、差し込み方向を合せたり鍵を選別するようにする事は、従来のものと全く同様であり図では省略している。また鍵5と角穴29は回転の際に接触を避けるため、角穴29の幅を鍵5の厚さよりも広くしている。
A−A位置から右回転を始めると滑動片3は徐々に垂直方向になり、重力によって図4の状態から角穴29の上端が鍵5の鍵溝31の位置まで滑落する。同時に全ての滑動片3の滑落位置と固定枠2の上下の突起19,20が一致すれば、図5の状態になりそのまま回転出来る。しかし一個でも合致しないと滑動片3が上下の突起に拘束され鍵軸1は回転できない。また滑落だけでなく滑動片3が固定枠2の内面に沿って押し上げる選択も出来る。図5に示した鍵5の最右端と右から3番目がその状態を示し、また図2左端の固定枠2の下突起20の最上部の点線がその押し上げる形状の例を示している。回転により閂14をスライドさせるには、既に実用化されているレバー、カム、リンク、ギア方式等から自由に選択出来る。図3,4,5はレバー方式を、図6と図7はギア方式を使用した例示である。
図4に於いて差し込まれた鍵5は、鍵軸1の先端に取り付けられた鍵穴12と開閉軸8左端の溝32に嵌入し、両軸が一体となって回転し開閉軸8を同角度回転させる。開閉軸8の溝軸部27上には、これに嵌合したレバー24が取り付けられていて同様に回転する。
レバー24の先端にはローラ39が設けられ、閂14の左端部の逆V溝22に図3のように配置されている。レバー24が回転してもローラー39が破線で示した位置39bまでは閂14は動かない。この間に滑動片3は前述のように移動してスムーズな開閉を可能とする。その位置から回転が終わってローラー39が点線の位置39cの位置になるまで水平方向に閂14はスライドして施錠する。またローラー39と逆V溝22は閂14が両端に位置するとき閂14の動きを固定する働きがある。各図例では鍵の主構造の大半が外部に突出しているので、頑丈なカバー6で覆いドア枠7等にナット35で固定している。また内部の構造は支枠13や支板15によって固定あるいは保持される。固定枠2は図例のように積層したものとせず、一体化して上突起19や下突起20を加工し、間隔を保つため適当なリングを設けたり、両突起を独立して設置する事も出来るがその機能は全く同様である。
閂14や鍵軸1,開閉軸8は移動両端位置に軽く固定される事が望ましい。図3に於いて押しバネ28によって上方に押付けられた押さえローラー26がレバー24の凹部25に当てられレバー24および両軸1,8の動きを軽く拘束する。
本発明による回転錠の開閉は、合致した正常な鍵5を定位置に差し込んだ状態でなければ不可能である。従って図4例の場合では内側から開閉するためには開閉軸8と、鍵軸1との結合を解除する必要がある。その為に鍵軸1の右端に受溝41、開閉軸8の左端部にピン40を設けている。そしてバネ11で押さえている内部側の取っ手9を引いてから回すことによって、両軸の結合を解除してレバーを回転させて閂14を開閉する。この構造の場合両軸が逆の位置にある場合、例えば鍵軸1が開錠位置に開閉軸8が逆の閉錠位置にある場合、両軸は結合していないので外側からは、鍵軸1を施錠位置に回してピン40と受溝41を結合してから解錠しなければならない。両軸がその逆の場合も同様の操作が必要である。他方適当なロック機構を設けて両軸を常時切り離すことによって、外部からは正常な鍵であっても解錠を出来なくする事も可能となる。
開閉軸8の左端は鍵軸1,右端は枠10で支持している。支板15により閂14等はボルト16により支枠13に装着される。
固定枠2に設けた受け21により、滑動片3の回転後の両サイドにおける停止位置を正確にしている。また固定枠2,隔板4等はカシメ穴30により一体化する。
図6は内蔵鍵17を持つ実施例で、図7は内鍵37によって内側から開閉する実施例を示している。何れも鍵軸1の回転で直接閂14を駆動する構造のものであり、前例のような開閉軸8は不要である。両例とも鍵構造そのものは図4と同様であるので説明は省略する。何れにしても一軸の場合でも内側からの開閉は、該当位置に合致した鍵を入れなければ鍵軸1を回転させる事は出来ない。
図6では鍵5と一致した鍵溝31持つ内蔵鍵17を、鍵5と同方向になるよう鍵軸1内側の溝43に滑動出来るように内蔵する。内蔵鍵17は鍵5を差し込むと図6のように右方に押し込まれ、抜くと押バネ33によって左方に押し出される。そして肩42が止板36に当たって停止する。しかし内蔵鍵17は開閉可能な位置より若干手前に停止するので、錠の開閉に際してはバネ34で右方に加圧されているサムターン44を、内側に所定位置まで押し込んで鍵軸1を回転させ閂14を駆動する。鍵軸1の回転はギア23と閂14のラック38により閂14を駆動してスライドさせる。
図7は鍵5と全く同様の鍵溝31を持った内鍵37を、反対の内側から差し込んで鍵軸1を回転させ閂14を開閉する例である。図6と同様で鍵軸1のギア23とラック38とで閂14を駆動する。構造は3例の中で最もシンプルであるが、内鍵37を離して保管する必要がある。取っ手9、所謂サムターン等を回す内側からの不正解錠が難しくその点安全性は向上する。
この発明の鍵5の鍵溝31は片側だけでも両側でもよく、またその数、幅、深さの区別は、鍵の大きさや加工精度に対応して自由に選択出来る。その組み合わせ数は積層数にもよるが、数万から数百万以上も可能である。さらにギア駆動方式の場合で閂14の上下にラックを設け、複数の鍵を取り付ければその組み合わせ数は、数兆以上にもなる。この場合錠の開閉は鍵5を上下両方に差し込み、一つの鍵を回転させるだけでよく、例えば外側からのみ使用する保管庫、金庫などに利用できる。構造は極めてシンプルで安全性の向上に大きな効果がある。
各滑動片3に細いバネを隔板4との間等に設けて、滑動片3を常時片側に加圧することで、重力を利用せずまた鍵の取り付け方向に制限なく設置出来るが、複雑化するので重力を利用できない特殊の場合に限られる。また鍵溝31の形状は図例の他、V状や円弧状でも良いが、滑動片3の角穴29も合致させる必要がある。
この回転錠の基本構造を説明すると、中心部に設けた鍵軸1、その中央部の溝18内を円滑に移動できる滑動片3と、その外側に固定枠2が図1のように配置されている。これらが図4のように本実施例では7層あり、それぞれの間は隔板4で仕切られている。滑動片3と隔板4との間には適当な隙間があり、滑動片3は固定枠2と隔板4内を鍵軸1の回転に伴って滑動できる。本例では鍵溝31の組み合わせ数を増やしまた複雑化する為、図4などに示したようにその厚みを変えて組み合わせている。勿論全て同一厚のものでもよく又全て異厚とするなど自由に選択できる。それぞれの形状例は図2の通りで、左から固定子2、滑動片3と隔板4である。本例の固定子2は厚さの組み合わせを、薄板の打ち抜いたものを2枚または3枚重ねとした構造を例示している。またその内側の上下の突起19と20は実線で表したものの他、点線で示したように上下に変位させたものがあり、積層する場合任意に図4〜7の断面図のように組み合わせる。いずれの場合も上下の突起19,20間は全て同間隔である。両突起間の間隔を変える事も可能であるが、その際はこれに対応する滑動片3の長さも変更する必要がある。
図1に於いて滑動片3がA−Aの位置にあるとき、各層の全ての滑動片3は図4のように同位置に固定される。従って滑動片3の中心にある角穴29も同位置に揃い、鍵5の着脱はスムーズに出来る。鍵5の回転角は通常180°〜90°程度から選択できるが、本例では120°とした場合を示し鍵5と鍵軸1を右回転させ、B−Bに対して対称の位置まで回転させる。逆回転も同様である。鍵5の側面と鍵穴12に諸形状の溝を設けて、差し込み方向を合せたり鍵を選別するようにする事は、従来のものと全く同様であり図では省略している。また鍵5と角穴29は回転の際に接触を避けるため、角穴29の幅を鍵5の厚さよりも広くしている。
A−A位置から右回転を始めると滑動片3は徐々に垂直方向になり、重力によって図4の状態から角穴29の上端が鍵5の鍵溝31の位置まで滑落する。同時に全ての滑動片3の滑落位置と固定枠2の上下の突起19,20が一致すれば、図5の状態になりそのまま回転出来る。しかし一個でも合致しないと滑動片3が上下の突起に拘束され鍵軸1は回転できない。また滑落だけでなく滑動片3が固定枠2の内面に沿って押し上げる選択も出来る。図5に示した鍵5の最右端と右から3番目がその状態を示し、また図2左端の固定枠2の下突起20の最上部の点線がその押し上げる形状の例を示している。回転により閂14をスライドさせるには、既に実用化されているレバー、カム、リンク、ギア方式等から自由に選択出来る。図3,4,5はレバー方式を、図6と図7はギア方式を使用した例示である。
図4に於いて差し込まれた鍵5は、鍵軸1の先端に取り付けられた鍵穴12と開閉軸8左端の溝32に嵌入し、両軸が一体となって回転し開閉軸8を同角度回転させる。開閉軸8の溝軸部27上には、これに嵌合したレバー24が取り付けられていて同様に回転する。
レバー24の先端にはローラ39が設けられ、閂14の左端部の逆V溝22に図3のように配置されている。レバー24が回転してもローラー39が破線で示した位置39bまでは閂14は動かない。この間に滑動片3は前述のように移動してスムーズな開閉を可能とする。その位置から回転が終わってローラー39が点線の位置39cの位置になるまで水平方向に閂14はスライドして施錠する。またローラー39と逆V溝22は閂14が両端に位置するとき閂14の動きを固定する働きがある。各図例では鍵の主構造の大半が外部に突出しているので、頑丈なカバー6で覆いドア枠7等にナット35で固定している。また内部の構造は支枠13や支板15によって固定あるいは保持される。固定枠2は図例のように積層したものとせず、一体化して上突起19や下突起20を加工し、間隔を保つため適当なリングを設けたり、両突起を独立して設置する事も出来るがその機能は全く同様である。
閂14や鍵軸1,開閉軸8は移動両端位置に軽く固定される事が望ましい。図3に於いて押しバネ28によって上方に押付けられた押さえローラー26がレバー24の凹部25に当てられレバー24および両軸1,8の動きを軽く拘束する。
本発明による回転錠の開閉は、合致した正常な鍵5を定位置に差し込んだ状態でなければ不可能である。従って図4例の場合では内側から開閉するためには開閉軸8と、鍵軸1との結合を解除する必要がある。その為に鍵軸1の右端に受溝41、開閉軸8の左端部にピン40を設けている。そしてバネ11で押さえている内部側の取っ手9を引いてから回すことによって、両軸の結合を解除してレバーを回転させて閂14を開閉する。この構造の場合両軸が逆の位置にある場合、例えば鍵軸1が開錠位置に開閉軸8が逆の閉錠位置にある場合、両軸は結合していないので外側からは、鍵軸1を施錠位置に回してピン40と受溝41を結合してから解錠しなければならない。両軸がその逆の場合も同様の操作が必要である。他方適当なロック機構を設けて両軸を常時切り離すことによって、外部からは正常な鍵であっても解錠を出来なくする事も可能となる。
開閉軸8の左端は鍵軸1,右端は枠10で支持している。支板15により閂14等はボルト16により支枠13に装着される。
固定枠2に設けた受け21により、滑動片3の回転後の両サイドにおける停止位置を正確にしている。また固定枠2,隔板4等はカシメ穴30により一体化する。
図6は内蔵鍵17を持つ実施例で、図7は内鍵37によって内側から開閉する実施例を示している。何れも鍵軸1の回転で直接閂14を駆動する構造のものであり、前例のような開閉軸8は不要である。両例とも鍵構造そのものは図4と同様であるので説明は省略する。何れにしても一軸の場合でも内側からの開閉は、該当位置に合致した鍵を入れなければ鍵軸1を回転させる事は出来ない。
図6では鍵5と一致した鍵溝31持つ内蔵鍵17を、鍵5と同方向になるよう鍵軸1内側の溝43に滑動出来るように内蔵する。内蔵鍵17は鍵5を差し込むと図6のように右方に押し込まれ、抜くと押バネ33によって左方に押し出される。そして肩42が止板36に当たって停止する。しかし内蔵鍵17は開閉可能な位置より若干手前に停止するので、錠の開閉に際してはバネ34で右方に加圧されているサムターン44を、内側に所定位置まで押し込んで鍵軸1を回転させ閂14を駆動する。鍵軸1の回転はギア23と閂14のラック38により閂14を駆動してスライドさせる。
図7は鍵5と全く同様の鍵溝31を持った内鍵37を、反対の内側から差し込んで鍵軸1を回転させ閂14を開閉する例である。図6と同様で鍵軸1のギア23とラック38とで閂14を駆動する。構造は3例の中で最もシンプルであるが、内鍵37を離して保管する必要がある。取っ手9、所謂サムターン等を回す内側からの不正解錠が難しくその点安全性は向上する。
この発明の鍵5の鍵溝31は片側だけでも両側でもよく、またその数、幅、深さの区別は、鍵の大きさや加工精度に対応して自由に選択出来る。その組み合わせ数は積層数にもよるが、数万から数百万以上も可能である。さらにギア駆動方式の場合で閂14の上下にラックを設け、複数の鍵を取り付ければその組み合わせ数は、数兆以上にもなる。この場合錠の開閉は鍵5を上下両方に差し込み、一つの鍵を回転させるだけでよく、例えば外側からのみ使用する保管庫、金庫などに利用できる。構造は極めてシンプルで安全性の向上に大きな効果がある。
各滑動片3に細いバネを隔板4との間等に設けて、滑動片3を常時片側に加圧することで、重力を利用せずまた鍵の取り付け方向に制限なく設置出来るが、複雑化するので重力を利用できない特殊の場合に限られる。また鍵溝31の形状は図例の他、V状や円弧状でも良いが、滑動片3の角穴29も合致させる必要がある。
(イ) 本発明による回転錠は機械的接触だけでなく、重力を介在させる事で外部から工具等による不正解錠は殆ど不可能となる。
(ロ) 鍵の組み合わせ数を桁違いに大きくでき安全性の向上が計れる。
(ハ) 単純且つ規格化された部品の積層化で、鍵の組み合わせ数に比較して製造は比較的容易で、高精度且つ経済的に鍵の製造ができる。
(ロ) 鍵の組み合わせ数を桁違いに大きくでき安全性の向上が計れる。
(ハ) 単純且つ規格化された部品の積層化で、鍵の組み合わせ数に比較して製造は比較的容易で、高精度且つ経済的に鍵の製造ができる。
1 鍵軸 2 固定枠 3 滑動片
4 隔板 5 鍵 6 カバー
7 ドア枠 8 開閉軸 9 取っ手
10 枠 11 バネ 12 鍵穴
13 支枠 14 閂 15 支板
16 ボルト 17 内蔵鍵 18 溝
19 上突起 20 下突起 21 受け
22 逆V溝 23 ギア 24 レバー
25 凹部 26 押えローラ 27 溝軸部
28 押しバネ 29 角穴 30 カシメ穴
31 鍵溝 32 溝 33 押バネ
34 バネ 35 ナット 36 止板
37 内鍵 38 ラック 39 ローラー
40 ピン 41 受溝 42 肩
43 溝 44 サムターン
4 隔板 5 鍵 6 カバー
7 ドア枠 8 開閉軸 9 取っ手
10 枠 11 バネ 12 鍵穴
13 支枠 14 閂 15 支板
16 ボルト 17 内蔵鍵 18 溝
19 上突起 20 下突起 21 受け
22 逆V溝 23 ギア 24 レバー
25 凹部 26 押えローラ 27 溝軸部
28 押しバネ 29 角穴 30 カシメ穴
31 鍵溝 32 溝 33 押バネ
34 バネ 35 ナット 36 止板
37 内鍵 38 ラック 39 ローラー
40 ピン 41 受溝 42 肩
43 溝 44 サムターン
Claims (1)
- (イ) 鍵5を回転させて閂14の開閉を行う回転錠の、鍵軸1の差し込み側の中央部に軸に沿って溝18を設け、ここに等厚または異厚の滑動片3を滑動可能に必要数を挿入し、各滑動片3の間にその間隔を保つ隔板4またはリング等の仕切を設ける。
(ロ) 鍵軸1の外側の垂直方向に固定した上突起19と下突起20を配置する。
(ハ) 両突起19,20の間隔は滑動片3の長さより僅かに広くして、その位置を各層毎上下に任意に選択してずらし、回転に伴い滑動片3が落下または持ち上げられて移動し、全ての位置が両突起間と合致した場合のみ鍵軸1の回転を可能とする。
(ニ) 鍵5は回転して上側になる端面に落下位置を選択する鍵溝31を、溝の深さや幅を図4,6のように数種類任意に選択して設け、また必要により下側にも滑動片3を持ち上げの為の鍵溝を設ける。
(ホ) 鍵軸1の回転により閂14を駆動するには、既に実用化されている公知の手段であるカム、レバー、リンク、歯車等により行う。
以上のように多層の滑動片3の回転により錠を開閉する鍵構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004069711A JP2005226428A (ja) | 2004-02-12 | 2004-02-12 | 多層滑動片の回転に伴う変位を利用した鍵構造 |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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ID=35001361
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1975080B (zh) * | 2006-12-05 | 2010-05-19 | 季志刚 | 多芯防盗锁 |
-
2004
- 2004-02-12 JP JP2004069711A patent/JP2005226428A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN1975080B (zh) * | 2006-12-05 | 2010-05-19 | 季志刚 | 多芯防盗锁 |
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