JP2005224079A - 風力発電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 連系する電力系統への影響を軽減するとともに、効率の良い発電を実現可能な風力発電装置を提供する。
【解決手段】 本発明の風力発電装置は、固定翼風車1と、増速機2と、かご形誘導発電機3と、回転形位相機4とが接続され、回転形位相機4の回転子には、駆動装置5が軸結合されている。周速比制御部13は、風速Vと、風車回転速度Ωと周速比基準値λrefを入力とし、トリップ抑制指令部14は、風車回転速度Ωを入力とする。加算器15は、周速比制御部13の出力、トリップ抑制指令部14の出力及び電力検出器12の出力である発電出力Pgとを合算して発電出力指令値Pgrefとする。放出指令値生成部16は、貯蔵量検出器9によって出力される貯蔵量Cと発電出力指令値Pgrefとを入力とする。定電力制御装置17は、発電出力指令値Pgrefと電力検出器12より送られる発電出力Pgを入力として駆動装置5を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、風力発電装置の制御に係り、特に、連系する電力系統への影響を軽減するとともに、効率の良い発電を実現可能な風力発電装置に関するものである。
近年の環境負荷軽減の観点から、再生可能エネルギーを活用した風力発電は、今後さらなる需要の増加が予想され、2010年で3000MWが目標とされている。現状の風力発電システムは、風車ピッチ角などの機械系制御とDCリンクなどの電気系制御が独立で行われており、風速の変動がある場合の発電効率は必ずしも最適化されていない。また、風速が急増した場合は、機械系の応答速度が遅いため、回転数が上昇して、トリップする場合がある。
そこで、例えば、下記特許文献1では、風力発電機からの発電出力を高速に制御して風車翼の回転スピードを変化できる電力制御装置と、その電力変動を平滑化して外部へ擾乱を与えないようにするための電力貯蔵装置を備え、風車翼の回転スピードは風力変換効率を考慮して高い変換効率を追従するように制御される風力発電装置が開示されている。
特開2002−285949号公報
しかしながら、上記特許文献1では、風速に合わせて回転スピードを変えることが効率を上昇させるために必要である旨は記載されているものの、系統と風車発電機の周波数の差を補完するとしているのみで、その具体的な構成に関しては言及されておらず、機械系と電気系を協調させ、総合的に発電効率を向上させる技術を提供するには至っていなかった。
本発明は前記のような従来技術の問題点を解決するために提案されたものであり、その目的は、連系する電力系統への影響を軽減するとともに、効率の良い発電を実現可能な風力発電装置を提供することにある。
上記従来技術の課題を解決するため、本発明の風力発電装置は、風車と、前記風車に軸結合された増速機と、前記増速機に軸結合され前記風車の回転エネルギーを電力に変換する誘導発電機と、前記誘導発電機に固定子巻線または回転子巻線の一方を接続し他方を電力系統に接続した回転形位相機と、この回転形位相機の回転子と軸結合された駆動装置と、回転形位相機の端部に接続された電力貯蔵装置とを備えた風力発電装置において、前記風車に対する風速と風車回転速度とを計測して得られる周速比とあらかじめ設定された周速比基準値とを入力として周速比指令値を生成する周速比制御部と、前記周速比指令値と前記誘導発電機からの出力電力とを合算して発電出力指令値とする加算器と、前記発電出力指令値と前記電力貯蔵装置の貯蔵量とを入力として電力貯蔵装置の放出指令値を生成する放出指令値生成部と、駆動装置を介して回転形位相機の回転子の角度を制御することにより通過電力を前記発電出力指令値に制御する定電力制御装置と、前記電力貯蔵装置を前記放出指令値に基づいて制御する電力変換装置とを備えることを特徴とする。
以上の態様では、ある風速Vにおける現在の周速比が、最も効率の良い周速比基準値のλrefより小さい場合には、発電出力Pgは、定電力制御装置、駆動装置及び回転形位相機によって電圧位相差が調整されて低下し、発電出力指令値Pgrefに制御される。すると、風車回転速度Ωは上昇し、その結果、周速比λも上昇して、λrefに制御される。この時、回転形位相機は、風車回転数上昇によって生じる周波数差を回転数制御により調整する。一方、周速比が周速比基準値λrefより大きい場合には、発電出力指令値Pgrefは発電出力Pgより大きい値となる。
すると、風車回転速度Ωは低下し、その結果周速比λも低下して周速比基準値λrefに制御される。このように、回転形位相機で発電出力Pgおよび周波数差を調整することによって、周速比を最も高いパワー係数が得られる周速比基準値λrefに制御することができる。これにより、発電効率を向上させることが可能となる。さらに、風車回転速度Ωの過剰な上昇を抑制することにより、風車回転速度Ωの上昇による停止の確率を低減できる。
また、本発明の風力発電装置は、羽根の角度を調整可能な可動翼風車と、前記可動翼風車に軸結合された同期発電機と、前記同期発電機が発電した電力を直流に変換する第一の交直変換装置と、直流を交流に変換して電力を電力系統に供給する第二の交直変換装置と、前記直流回路に接続された電力貯蔵装置とを備えた風力発電装置において、前記風車の回転速度を入力としてパワー係数最大となる周速比基準値を生成する周速比基準値生成部と、前記風車に対する風速と風車回転速度とを計測して得られる周速比と前記周速比基準値とを入力として周速比指令値を生成する周速比制御部と、前記周速比制御部の出力と前記同期発電機からの出力電力とを合算して発電出力指令値とする加算器と、前記発電出力指令値と計測した前記電力貯蔵装置の充電量とを入力として交直変換装置の出力指令値を生成する出力指令値生成部と、変換する電力を前記発電出力指令値に制御する第一の交直変換装置の定電力制御装置と、変換する電力を前記出力指令値に制御する第二の交直変換装置の定電力制御装置と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の風力発電装置は、羽根の角度を調整可能な可動翼風車と、前記可動翼風車に軸結合された増速機と、前記増速機に軸結合された巻線形誘導発電機と、前記巻線形誘導発電機の回転子巻線を励磁する励磁回路と、巻線形誘導発電機端に接続された電力貯蔵装置とを備える風力発電装置において、巻線形誘導発電機端の電圧を計測する電圧検出器と、前記風車の回転速度を入力としてパワー係数最大となる周速比基準値を生成する周速比基準値生成部と、前記風車に対する風速と風車の回転速度とを計測して得られる周速比と前記周速比基準値とを入力として周速比指令値を生成する周速比制御部と、前記周速比制御部の出力と前記巻線形誘導発電機からの出力電力とを合算して発電出力指令値とする加算器と、前記発電出力指令値と前記電力貯蔵装置の貯蔵量を入力として電力貯蔵装置の放出指令値を生成する放出指令値生成部と、前記巻線形誘導発電機からの発電出力が前記発電出力指令値となるように前記励磁回路を制御する励磁制御装置と、前記電力貯蔵装置を前記放出指令値に基づいて制御する電力変換装置とを備えることを特徴とする。
以上のような本発明によれば、周速比を最も高いパワー係数が得られる周速比基準値λrefに制御することができ、発電効率を向上させることが可能となる。また、発電出力Pgの変動に応じた電力を電力貯蔵装置で放出または蓄積することにより、電力系統への送電電力を概ね一定に保つことができる。さらに、風車回転速度Ωの過剰な上昇を抑制することにより、風車回転速度Ωの上昇による停止の確率を低減できる。
次に、本発明に係る風力発電装置を実施するための最良の形態(以下、実施形態という)について、図面を参照して説明する。
[1.第1の実施形態]
[1−1.構成]
本発明の第1の実施形態について、図1〜図4を用いて説明する。本実施形態における風力発電装置は、図1に示すように、固定翼風車1と、この固定翼風車1と軸結合された増速機2と、この増速機2と軸結合されたかご形誘導発電機3とを備える。さらに、このかご形誘導発電機3には、回転形位相機4が固定子巻線または回転子巻線の一方で接続され、この回転形位相機4は他方を電力系統に接続する。また、回転形位相機4の回転子には、駆動装置5が軸結合されている。
電力貯蔵装置7は、電力変換装置8を介して回転形位相機4および変圧器6と電気的に接続されおり、貯蔵量検出器9は、この電力貯蔵装置7の電力貯蔵量を計測する手段である。また、風速検出器10は、固定翼風車1に対する風速を計測する手段であり、回転速度検出器11は、固定翼風車1の回転速度を計測する手段である。また、電力検出器12は、かご形誘導発電機3から出力される電力を計測する手段である。
周速比制御部13は、風速検出器10の出力である風速Vと、回転速度検出器11の出力である風車回転速度Ωと周速比基準値λrefを入力とする手段である。また、トリップ抑制指令部14は、風車回転速度Ωを入力とする手段である。そして、加算器15は、周速比制御部13の出力、トリップ抑制指令部14の出力及び電力検出器12の出力である発電出力Pgとを合算して発電出力指令値Pgrefを出力する手段である。
放出指令値生成部16は、貯蔵量検出器9によって出力される貯蔵量Cと発電出力指令値Pgrefとを入力とする手段である。また、定電力制御装置17は、発電出力指令値Pgrefと電力検出器12より送られる発電出力Pgを入力として駆動装置5の回転角を制御する手段である。
図2に、周速比制御部13及びトリップ抑制指令部14の詳細な構成を示す。周速比制御部13は、風速Vと風車回転速度Ωから周速比を求める周速比算出部20と、周速比と周速比基準値λrefの差分を求める減算器21と、減算器21の出力を入力とするPI回路22と、PI回路22の出力に制限をかけるリミッタ23からなる。また、トリップ抑制指令部14は、風車回転速度Ωと回転速度上限値Ωmaxの差分を求める減算器24と、減算器24の出力に制限をかけるリミッタ25と、リミッタ25の出力を定数倍するゲイン要素26とからなる。
図3に、放出指令値生成部16の詳細な構成を示す。放出指令値生成部16は、発電出力指令値Pgrefの変動成分を抽出するバンドパスフィルタ30と、貯蔵量Cと貯蔵量基準値Crefの差分を求める減算器31と、減算器31の出力を入力とする不感帯32と、不感帯32の出力を入力とするPI回路33と、バンドパスフィルタ30の出力とPI回路33の出力を合算する加算器34とを備える。
ここで、本実施形態における固定翼風車1、増速機2及びかご形誘導発電機3の組合せは、一般的な風力発電装置の構成を簡易的に示したものであり、風によって生じた固定翼風車1の回転を増速機2を介してかご形誘導発電機3に伝達させることにより、回転数に応じた有効電力が発生する構成である。風から得られる力の割合はパワー係数と呼ばれ、このパワー係数は、図4に示すように特定の周速比で最大値となり、風車のピッチ角によってその特性は異なる。
また、回転形位相機4は、固定子巻線を有する固定子と回転子巻線を有する回転子で構成される位相機であり、回転子と軸結合した駆動装置5により回転子を回転させることで固定子巻線と回転子巻線に生じる電圧の位相差および周波数の差を制御することができる。リアクタンスXに流れる有効電力はその両端の電圧をそれぞれV1、V2、その位相差をδとすると、式(1)で表すことができるので、回転形位相機4の回転子の角度を変更することにより有効電力を制御できる。
Figure 2005224079
[1−2.作用]
以上のような構成を有する本実施の形態において、図1を参照すると、風車1に風が当たると、風速検出器10は、この風車1に対する風速を計測し、また、回転速度検出器11は、風車1の回転速度を計測し、それぞれ風速Vと風車回転速度Ωを周速比制御部13に入力する。また、この周速比制御部13には周速比基準値λrefが入力される。これと同時に、トリップ抑制指令部14には、風車回転速度Ωが入力される。
そして、図2に示すように、周速比制御部13では、まず、周速比算出部20において風速Vと風車回転速度Ωから周速比が算出され、減算器21にこの周速比と周速比基準値λrefが入力される。次に周速比から周速基準値refが減算され、その算出値は、PI回路22と、リミッタ23に入力される。そして、加算器15において、周速比制御部13の出力、トリップ抑制指令部14の出力及び電力検出器12の出力である発電出力Pgとが合算され、発電出力指令値Pgrefが算出される。
このとき、例えば現在の周速比が、最も効率の良い周速比基準値のλrefより小さい場合には、減算器21、PI回路22及びリミッタ23の出力は負となり、発電出力指令値Pgrefは発電出力Pgより小さい値となる。そして、発電出力Pgは、定電力制御装置17、駆動装置5及び回転形位相機4によって電圧位相差が調整されて低下し、発電出力指令値Pgrefに制御される。
すると、下記式(2)で表される風車回転速度Ωは上昇し、その結果、下記式(3)で表される周速比λも上昇して、λrefに制御される。この時、回転形位相機4は、風車回転数上昇によって生じる周波数差を回転数制御により調整する。なお、式(2)において、Kは増速機のギヤ比、Mは慣性定数、Pmは発電機の電気トルク、Dは減衰定数、sはラプラス演算子であり、式(3)において、Rは風車半径、Vは風速である。
一方、周速比が周速比基準値λrefより大きい場合には、減算器21、PI回路22及びリミッタ23の出力は正となり、発電出力指令値Pgrefは発電出力Pgより大きい値となる。すると、風車回転速度Ωは低下し、その結果周速比λも低下して周速比基準値λrefに制御される。ただし、「風車回転速度Ω>回転速度上限値Ωmax」の関係が成り立つときには、周速比λと周速比基準値λrefの偏差に関係なく、正の値のみ通過させるリミッタ25およびゲイン要素26の出力は正となり、「発電出力指令値Pgref>発電出力Pg」となるので、風車回転速度Ωを低下させるように作用し、風車回転速度Ωの過剰な上昇を抑制する。
Figure 2005224079
Figure 2005224079
ここで、一般に風力発電装置は風速の変化によって発電出力が変動する。さらに、式(3)のように周速比λは風速Vに反比例するので、周速比を一定に制御する周速比制御部13の出力は風速の変化によって変動し、その結果発電出力指令値Pgrefが変動するため、発電出力の変動を助長する可能性がある。
そこで、図3の放出指令値生成部16においては、貯蔵量Cと貯蔵量基準値Crefの差分が不感帯32の不感帯幅に収まっている場合には、PI回路33の出力は0となるので、バンドパスフィルタ30で抽出した発電出力指令値Pgrefの変動分が放出指令値Poutとなる。そして、放出指令値Poutをもとに電力変換装置8が電力貯蔵装置7を制御するので、発電出力指令値Pgrefの変動分が電力貯蔵装置7で出し入れされて電力系統への送電電力を概ね一定に保つ。
ただし、貯蔵量Cと貯蔵量基準値Crefの差分が不感帯32の不感帯幅を超える場合は、貯蔵量C>貯蔵量基準値CrefならばPI回路33の入力が正となって放出指令値Poutは増加し、逆に貯蔵量C<貯蔵量基準値CrefならばPI回路33の入力が負となって放出指令値Poutは減少して電力貯蔵装置7の電力貯蔵量が一定の範囲内に制御される。
[1−3.効果]
以上のように作用する本実施形態によれば、回転形位相機4で発電出力Pgおよび周波数差を調整することによって、周速比を最も高いパワー係数が得られる周速比基準値λrefに制御することができる。これにより、発電効率を向上させることが可能となる。また、発電出力Pgの変動に応じた電力を電力貯蔵装置7で放出または蓄積することにより、電力系統への送電電力を概ね一定に保つことができる。さらに、風車回転速度Ωの過剰な上昇を抑制することにより、風車回転速度Ωの上昇による停止の確率を低減できる。
[2.第2の実施形態]
本発明の第2の実施形態について、図5及び図6を用いて説明する。なお、第1の実施形態と同一の構成には、同一の符号を付し、重複する説明は省略する場合がある。
本実施形態は、第1の実施形態に改良を加えたものであり、第1の実施形態における固定翼風車1に代えて可動翼風車50を用い、また、風車回転速度Ωと発電出力Pgから可動翼風車50のピッチ角を制御するピッチ角制御装置51を追加している。さらに、周速比基準値λrefを第1の実施形態のように固定値とするのではなく、周速比基準生成部52で算出されように構成している。
以上のように構成される第2の実施形態では、まず、第1の実施形態と同様に、風車50に風が当たると、風速検出器10及び回転速度検出器11によって、それぞれ風速Vと風車回転速度Ωとが周速比制御部13に入力される。また、周速比基準値λrefは、周速比基準生成部52に風車回転速度Ωが入力されることにより生成され、周速比制御部13に入力される。また、これと同時に、トリップ抑制指令部14に、風車回転速度Ωが入力される。また、ピッチ角制御装置51は、風車回転速度Ωと発電出力Pgとから翼のピッチ角を制御する。
ここで、風車回転速度Ωが入力される周速比基準生成部52の作用について図6を用いて説明する。すなわち、可動翼風車50のピッチ角最大時にパワー係数最大となる周速比をλm、ピッチ角最小値にパワー係数最大となる周速比をλ0とし、リミッタ63の下限値をλm、上限値をλ0とすると、ピッチ角が変化し始める回転速度基準値Ω0より風車回転速度Ωが小さい領域、つまり、ピッチ角が最小で変化しない領域では減算器60、ゲイン要素61の出力は正となるが、加算器62の出力はリミッタ63に制限されて周速比基準値λrefはλ0となる。逆に、風車回転速度Ωが回転速度基準値Ω0より大きい領域、すなわちピッチ角が変化する領域では、減算器60及びゲイン要素61の出力は負となる。
以下、第1の実施形態と同様であり、まず、図2に示すように、周速比制御部13においては、周速比算出部20において風速Vと風車回転速度Ωから周速比が算出され、減算器21にこの周速比と周速比基準生成部52によって生成された周速比基準値λrefが入力される。次に周速比から周速基準値refが減算され、その算出値は、PI回路22と、リミッタ23に入力される。そして、加算器15において、周速比制御部13の出力、トリップ抑制指令部14の出力及び電力検出器12の出力である発電出力Pgとが合算され、発電出力指令値Pgrefが算出される。
また、放出指令値生成部16は、図3に示すように、発電出力指令値Pgrefの変動分を抽出して放出指令値Poutとし、発電出力指令値Pgrefの変動分を電力貯蔵装置7で出し入れすることにより電力系統への送電電力を概ね一定に保つ。
そして、このとき例えば現在の周速比が、最も効率の良い周速比基準値のλrefより小さい場合には、減算器21、PI回路22及びリミッタ23の出力は負となり、発電出力指令値Pgrefは発電出力Pgより小さい値となる。そして、発電出力Pgは、定電力制御装置17、駆動装置5及び回転形位相機4によって電圧位相差が調整されて低下し、発電出力指令値Pgrefに制御される。
以上のように作用する本実施形態によれば、周速比基準生成部52の作用によって周速比基準値λrefはその大きさに応じて、周速比λmから周速比λ0までの間で変化するので、変化するピッチ角に応じた最も高いパワー係数が得られる周速比に制御される。また、第1の実施形態と同様に、風車回転速度Ωが回転速度上限値Ωmaxを超える場合はトリップ抑制指令部14の出力が急増し、発電出力Pgが増加するように制御されることにより風車回転速度Ωの過剰な上昇を抑制する。また、発電出力指令値Pgrefの変動分が電力貯蔵装置7で吸収される。これにより、電力系統への送電電力を概ね一定に保つことができるとともに、風車回転速度Ωの上昇による停止の確率を低減でき、引いては発電効率を向上させることができる。
[3.第3の実施形態]
本発明の第3の実施形態について、図7及び図8を用いて説明する。第3の実施形態は、第2の実施形態においてかご形誘導発電機3及び回転形位相機4に代えて同期発電機70及び交直変換装置71、72を用い、放出指令値生成部16に代えて出力指令値生成部77を用いたものである。また、電力貯蔵装置として蓄電池73を用いたものである。なお、第1、第2の実施形態と同一の構成には、同一の符号を付し、重複する説明は省略する場合がある。
本実施形態の風力発電装置は、可動翼風車50と、この可動翼風車50に軸結合された同期発電機70と、さらにこの同期発電機70と電気的に接続された交直変換装置71とを備える。さらに、この交直変換装置71の直流側には交直変換装置72が接続され、この交直変換装置72の交流側は電力系統に接続されている。また、交直変換装置71及び72の直流側には、コンデンサ74a,74b及び蓄電池73が接続されている。
また、風速検出器10は、可動翼風車50に対する風速を計測する手段であり、回転速度検出器11は、可動翼風車50の回転速度を計測する手段である。また、電力検出器75aは、同期発電機70から出力される電力を計測する手段であり、電力検出器75bは、交直変換装置72から電力系統への電力を計測する手段である。さらに、充電量検出器76は、蓄電池73の充電量を計測する手段である。
また、周速比基準生成部52は、第2の実施形態同様、回転速度検出器11の出力である風車回転速度Ωを入力として周速比基準値λrefを生成する手段であり、周速比制御部13は、風速検出器10の出力である風速Vと風車回転速度Ωと周速比基準生成部52の出力である周速比基準値λrefを入力とする手段である。トリップ抑制指令部14は、風車回転速度Ωを入力とする手段であり、加算器15は、周速比制御部13の出力とトリップ抑制指令部14の出力と電力検出器75aの出力である発電出力Pgを合算して発電出力指令値Pgrefとする手段である。
出力指令値生成部77は、発電出力指令値Pgrefと充電量検出器76の出力である充電量Cbを入力として出力指令値Pout2を出力する手段である。また、定電力制御装置78aは、発電出力指令値Pgrefと発電出力Pgを入力として交直変換装置71の出力を制御する手段であり、定電力制御装置78bは、出力指令値Pout2と電力検出器75bの出力を入力として交直変換装置72の出力を制御する手段である。
図8を用いて、出力指令値生成部77の詳細な構成を示す。出力指令値生成部77は、発電出力指令値Pgrefを入力とするローパスフィルタ80と、充電量Cbと充電量基準値Cbrefの差分を求める減算器81とを備える。さらに、この減算器81の出力を入力とする不感帯82と、不感帯82の出力を入力とするPI回路83と、ローパスフィルタ80の出力とPI回路83の出力を合算する加算器84とを備える。
以上のような実施形態では、第2の実施形態と同様に、風車50に風が当たると、風速検出器10及び回転速度検出器11によって、それぞれ風速Vと風車回転速度Ωとが周速比制御部13に入力される。また、周速比基準値λrefは、周速比基準生成部52に風車回転速度Ωが入力されることにより生成され、周速比制御部13に入力される。また、これと同時に、トリップ抑制指令部14に、風車回転速度Ωが入力される。また、ピッチ角制御装置51は、風車回転速度Ωと発電出力Pgとから翼のピッチ角を制御する。
周速比制御部13においては、周速比算出部20において風速Vと風車回転速度Ωから周速比が算出され、減算器21にこの周速比と周速比基準生成部52によって生成された周速比基準値λrefが入力される。次に周速比から周速基準値refが減算され、その算出値は、PI回路22と、リミッタ23に入力される。そして、加算器15において、周速比制御部13の出力、トリップ抑制指令部14の出力及び電力検出器12の出力である発電出力Pgとが合算され、発電出力指令値Pgrefが算出される。
このように可動翼風車50のピッチ角に応じて最大のパワー係数が得られる周速比とするための発電出力指令値Pgrefが加算器15から出力されると、この発電出力指令値Pgrefは、定電力制御装置78aと出力指令値生成部77にそれぞれ入力される。この定電力制御装置78aは、交直変換装置71において変換される電力が発電出力指令値Pgrefとなるように制御する。
一方、出力指令値生成部77は、図8に示すように、発電出力指令値Pgrefと充電量検出器76の出力である充電量Cbを入力として出力指令値Pout2を出力する。具体的には、充電量Cbと充電量基準値Cbrefの差分が不感帯82の不感帯幅に収まっている場合には、PI回路83の出力は0となるので、ローパスフィルタ80で抽出した発電出力指令値Pgrefの変動分を除いたベース分が出力指令値Pout2となり、交直変換装置72が電力系統へ出力する電力は出力指令値Pout2に制御される。その結果、電力系統へ出力される電力は概ね一定となり、交直変換装置71によって変換される電力と交直変換装置72によって電力系統へ出力される電力の差分は蓄電池73に蓄積される。
ただし、充電量Cbと充電量基準値Cbrefの差分が不感帯82の不感帯幅を超える場合は、充電量Cb>充電量基準値CbrefならばPI回路83の入力が正となって出力指令値Pout2は増加し、逆に充電量Cb<充電量基準値CbrefならばPI回路83の入力が負となって出力指令値Pout2は減少して蓄電池73の充電量が一定の範囲内に制御される。なお、交直変換装置71、72の直流回路に配した蓄電池73は、本実施形態における電力貯蔵装置の一例として用いたものであり、電力変換装置を付加したフライホイールや電気2重層キャパシタ等の電力貯蔵装置でも同様の作用が得られる。
以上のように作用する本実施形態によれば、交直変換装置71、72を介して電力系統と発電機を接続する風力発電装置においても、変化する風車のピッチ角に応じた最も高いパワー係数が得られる周速比に制御される。また、風車回転速度Ωが回転速度上限値Ωmax以上になると、トリップ抑制指令部14の出力が急増し、発電出力Pgが増加するように制御されることにより風車回転速度Ωの上昇が抑制され、発電出力指令値Pgrefの変動分が蓄電池73で吸収される。これにより、電力系統への送電電力を概ね一定に保つことができるとともに、風車回転速度Ωの上昇による停止の確率を低減でき、風力発電装置全体として発電効率を向上させることができる。
[4.第4の実施形態]
本発明の第4の実施形態について、図9を用いて説明する。なお、第1乃至第3の実施形態と同一の構成には、同一の符号を付し、重複する説明は省略する場合がある。
本実施形態は、第3の実施形態に改良を加えたものであり、第3の実施形態における蓄電池73に代えて電力貯蔵装置7が電力変換装置8を介して交流回路に接続され、また充電量検出器76に代えて電力貯蔵装置7の電力貯蔵量を計測する貯蔵量検出器9で構成する。さらに、定電力制御装置78bの入力を出力指令値Pout2に代えて発電出力指令値Pgrefで構成したものである。
以上のような構成を有する本実施形態は、以下のように作用する。すなわち、第3の実施形態と同様、可動翼風車50のピッチ角に応じて最大のパワー係数が得られる周速比とするための発電出力指令値Pgrefが加算器15から出力され、交直変換装置71で変換される電力および交直変換装置72で電力系統へ出力される電力が発電出力指令値Pgrefとなるように定電力制御装置78a、78bによって制御される。また、第2の実施形態における回転形位相機4と同様に交直変換装置71、72が発電出力および周波数差の調整を行うので、パワー係数最大となる周速比に制御される。
さらに、風車回転速度Ωが回転速度上限値Ωmaxを超える場合は、トリップ抑制指令部14の出力が急増し、発電出力Pgが増加するように制御されることにより風車回転速度Ωの過剰な上昇を抑制する。一方、放出指令値生成部16は実施例1と同様に発電出力指令値Pgrefの変動分を抽出して放出指令値Poutとし、発電出力指令値Pgrefの変動分を電力貯蔵装置7で出し入れすることにより電力系統への送電電力を概ね一定に保つ。
以上のように作用する本実施形態によれば、交直変換装置を介して電力系統と発電機を接続する風力発電装置においても、変化する風車のピッチ角に応じた最も高いパワー係数が得られる周速比に制御される。また、風車回転速度Ωが回転速度上限値Ωmax以上になると発電出力Pgが増加して風車回転速度Ωの上昇が抑制される。さらに、発電出力指令値Pgrefの変動分が電力貯蔵装置7で吸収される。これにより、電力系統への送電電力を概ね一定に保つことができるとともに、風車回転速度Ωの上昇による停止の確率を低減できる。これにより、発電効率を向上させることができる。
[5.第5の実施形態]
本発明の第5の実施形態について、図10を用いて説明する。なお、第1乃至第4の実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する場合がある。
本実施形態は、第4の実施形態に改良を加えたものであり、第4の実施形態の同期発電機70に代えて第1の実施形態において説明した増速機2とこの増速機2と軸結合された巻線形誘導発電機105とを用いたものである。また、以下のような各構成要素を備えるものである。
電力貯蔵装置7は、電力変換装置8を介して巻線形誘導発電機105と電気的に接続されている。電力検出器75は、巻線形誘導発電機105から出力される電力を計測する手段である。電圧検出器102は、発電機端電圧を計測する手段であり、励磁制御装置101は、発電出力指令値Pgrefと発電出力Pgと発電機端電圧を入力とする手段である。励磁回路106は、励磁制御装置101の出力に応じて巻線形誘導発電機に励磁電流を供給する手段であり、また、励磁回路106は、変圧器6、交直変換装置71’,72’、コンデンサ74、直流電圧検出器104、直流電圧制御装置103からなる。なお、その他の構成要素については、上記各実施形態と同様の構成からなるため、説明を省略する。
以上のような構成を有する本実施形態は、以下のように作用する。すなわち、第2の実施形態と同様、可動翼風車50のピッチ角に応じて最大のパワー係数が得られる周速比とするための発電出力指令値Pgrefが加算器15から出力される。そうすると、巻線形誘導発電機105の発電出力が発電出力指令値Pgrefとなるよう励磁制御装置101によって制御される。また、第2の実施形態おける回転形位相機4と同様に励磁制御装置101が発電出力および周波数差の調整を行うので、パワー係数最大となる周速比に制御される。
風車回転速度Ωが回転速度上限値Ωmaxを超える場合はトリップ抑制指令部14の出力が急増し、発電出力Pgが増加するように制御されることにより風車回転速度Ωの過剰な上昇を抑制する。一方、放出指令値生成部16は発電出力指令値Pgrefの変動分を抽出して放出指令値Poutとし、発電出力指令値Pgrefの変動分を電力貯蔵装置7で出し入れすることにより電力系統への送電電力を概ね一定に保つ。
以上のように作用する本実施形態によれば、2次励磁制御された巻線形誘導発電機を用いた風力発電装置においても、変化する風車のピッチ角に応じた最も高いパワー係数が得られる周速比に制御される。また、風車回転速度Ωが回転速度上限値Ωmax以上になると発電出力Pgが増加して風車回転速度Ωの上昇が抑制される。さらに、発電出力指令値Pgrefの変動分が電力貯蔵装置7で吸収される。これにより、電力系統への送電電力を概ね一定に保つことができるとともに、風車回転速度Ωの上昇による停止の確率を低減できる。これにより、発電効率を向上させることができる。
[6.第6の実施形態]
本発明の第6の実施形態について、図11を用いて説明する。なお、第1乃至第5の実施形態と同一の構成には、同一の符号を付し、重複する説明は省略する場合がある。
本実施形態は、第5の実施形態の構成に、第1の実施形態において説明した回転形位相機4と、駆動装置5と、定電力制御装置17を追加したものであり、それに伴って励磁制御装置101の入力から、発電出力指令値Pgrefと発電出力Pgを除いて構成したものである。その他の構成については、第5の実施形態と同様であるので省略する。
このように構成された本実施形態において、第2の実施形態同様、可動翼風車50のピッチ角に応じて最大のパワー係数が得られる周速比とするための発電出力指令値Pgrefが加算器15から出力される。そして、定電力制御装置17と駆動装置5と回転形位相機4が、電圧位相差および周波数差を調整することで、巻線形誘導発電機105の発電出力が発電出力指令値Pgrefに制御され、パワー係数最大となる周速比に制御される。
また、第1の実施形態同様、風車回転速度Ωが回転速度上限値Ωmaxを超える場合はトリップ抑制指令部14の出力が急増し、発電出力Pgが増加するように制御されることにより風車回転速度Ωの過剰な上昇を抑制する。
一方、放出指令値生成部16は、第1の実施形態と同様、発電出力指令値Pgrefの変動分を抽出して放出指令値Poutとし、発電出力指令値Pgrefの変動分を電力貯蔵装置7で出し入れすることにより電力系統への送電電力を概ね一定に保つ。
以上のように作用する本実施形態によれば、2次励磁制御された巻線形誘導発電機を用いた風力発電装置においても、変化する風車のピッチ角に応じた最も高いパワー係数が得られる周速比に制御され、また、風車回転速度Ωが回転速度上限値Ωmax以上になると発電出力Pgが増加して風車回転速度Ωの上昇が抑制されることとなる。さらに、発電出力指令値Pgrefの変動分が電力貯蔵装置7で吸収されることとなる。これにより、電力系統への送電電力を概ね一定に保つことができるとともに、風車回転速度Ωの上昇による停止の確率を低減できる。また、発電効率を向上させることができる。
[7.第7の実施形態]
本発明の第7の実施形態について、図12を用いて説明する。本実施形態は、第2の実施形態に改良を加えたものであり、周速比基準生成部52に代えて、ピッチ角βを入力とする周速比基準検索部120で構成したものである。なお、第1乃至第6の実施形態と同一の構成には、同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
このように構成された本実施の形態において、周速比基準検索部120は、例えば最小ピッチ角から最大ピッチ角までをある間隔で分割した各ピッチ角毎のパワー係数が最大となる周速比をテーブルとして持ち、入力されたピッチ角βに最も近い2点をテーブルから検索し、それらのピッチ角においてパワー係数最大となる周速比2点を線形補間してピッチ角β時にパワー係数最大となる周速比を周速比基準値λrefとして出力する。なお、この周速比基準値λrefの導き方以外は、第2の実施形態と同様であり、周速比基準検索部120が出力した周速比基準値λrefに周速比が制御される。
また、第1の実施形態で示したとおり、風車回転速度Ωが回転速度上限値Ωmaxを超える場合はトリップ抑制指令部14の出力が急増し、発電出力Pgが増加するように制御されることにより風車回転速度Ωの過剰な上昇を抑制する。一方、放出指令値生成部16は、発電出力指令値Pgrefの変動分を抽出して放出指令値Poutとし、発電出力指令値Pgrefの変動分を電力貯蔵装置7で出し入れすることにより、電力系統への送電電力を概ね一定に保つ。
以上のような本実施の形態によれば、風車のピッチ角に応じた最も高いパワー係数が得られる周速比に制御されること、風車回転速度Ωが回転速度上限値Ωmax以上になると発電出力Pgが増加して風車回転速度Ωの上昇が抑制されること、発電出力指令値Pgrefの変動分が電力貯蔵装置7で吸収されることから、電力系統への送電電力を概ね一定に保つことができるとともに、風車回転速度Ωの上昇による停止の確率を低減できる。また、発電効率を向上させることができる。
本発明の第1の実施形態に係る風力発電装置の構成図。 本発明の第1の実施形態に係る風力発電装置の制御方法を示すブロック図 本発明の第1の実施形態に係る風力発電装置の制御方法を示すブロック図 風力発電装置における周速比に対するパワー係数の特性を示すグラフ。 本発明の第2の実施形態に係る風力発電装置の構成図。 本発明の第2の実施形態に係る風力発電装置の制御方法を示すブロック図。 本発明の第3の実施形態に係る風力発電装置の構成図。 本発明の第3の実施形態に係る風力発電装置の制御方法を示すブロック図。 本発明の第4の実施形態に係る風力発電装置の構成図。 本発明の第5の実施形態に係る風力発電装置の構成図。 本発明の第6の実施形態に係る風力発電装置の構成図。 本発明の第7の実施形態に係る風力発電装置の構成図。
符号の説明
1…固定翼風車
2…増速機
3…かご形誘導発電機
4…回転形位相機
5…駆動装置
6…変圧器
7…電力貯蔵装置
8…電力変換装置
9…貯蔵量検出器
10…風速検出器
11…回転速度検出器
12…電力検出器
13…周速比制御部
14…トリップ抑制指令部
15…加算器
16…放出指令値生成部
17…定電力制御装置
20…周速比算出部
21…減算器
22…PI回路
23…リミッタ
24…減算器
25…リミッタ
26…ゲイン要素
30…バンドパスフィルタ
31…減算器
32…不感帯
33…PI回路
34…加算器
50…可動翼風車
51…ピッチ角制御装置
52…周速比基準生成部
60…減算器
61…ゲイン要素
62…加算器
63…リミッタ
70…同期発電機
71,71’,72,72’…交直変換装置
73…蓄電池
74,74a,74b…コンデンサ
75,75a,75b…電力検出器
76…充電量検出器
77…出力指令値生成部
78a,78b…定電力制御装置
80…ローパスフィルタ
81…減算器
82…不感帯
83…回路
83…路
84…加算器
101…励磁制御装置
102…電圧検出器
103…直流電圧制御装置
104…直流電圧検出器
105…巻線形誘導発電機
106…励磁回路
120…周速比基準検索部

Claims (8)

  1. 風車と、前記風車に軸結合された増速機と、前記増速機に軸結合され前記風車の回転エネルギーを電力に変換する誘導発電機と、前記誘導発電機に固定子巻線または回転子巻線の一方を接続し他方を電力系統に接続した回転形位相機と、この回転形位相機の回転子と軸結合された駆動装置と、回転形位相機の端部に接続された電力貯蔵装置とを備えた風力発電装置において、
    前記風車に対する風速と風車回転速度とを計測して得られる周速比とあらかじめ設定された周速比基準値とを入力として周速比指令値を生成する周速比制御部と、
    前記周速比指令値と前記誘導発電機からの出力電力とを合算して発電出力指令値とする加算器と、
    前記発電出力指令値と前記電力貯蔵装置の貯蔵量とを入力として電力貯蔵装置の放出指令値を生成する放出指令値生成部と、
    駆動装置を介して回転形位相機の回転子の角度を制御することにより通過電力を前記発電出力指令値に制御する定電力制御装置と、
    前記電力貯蔵装置を前記放出指令値に基づいて制御する電力変換装置とを備えることを特徴とする風力発電装置。
  2. 前記風車は、羽根の角度を調整可能な可動翼風車からなり、
    前記風車回転速度と前記電力検出器の出力に応じて風車のピッチ角を制御するピッチ角制御装置を備えることを特徴とする請求項1記載の風力発電装置。
  3. 羽根の角度を調整可能な可動翼風車と、前記可動翼風車に軸結合された同期発電機と、前記同期発電機が発電した電力を直流に変換する第一の交直変換装置と、直流を交流に変換して電力を電力系統に供給する第二の交直変換装置と、前記直流回路に接続された電力貯蔵装置とを備えた風力発電装置において、
    前記風車の回転速度を入力としてパワー係数最大となる周速比基準値を生成する周速比基準値生成部と、
    前記風車に対する風速と風車回転速度とを計測して得られる周速比と前記周速比基準値とを入力として周速比指令値を生成する周速比制御部と、
    前記周速比制御部の出力と前記同期発電機からの出力電力とを合算して発電出力指令値とする加算器と、
    前記発電出力指令値と計測した前記電力貯蔵装置の充電量とを入力として交直変換装置の出力指令値を生成する出力指令値生成部と、
    変換する電力を前記発電出力指令値に制御する第一の交直変換装置の定電力制御装置と、
    変換する電力を前記出力指令値に制御する第二の交直変換装置の定電力制御装置と、を備えることを特徴とする風力発電装置。
  4. 羽根の角度を調整可能な可動翼風車と、前記可動翼風車に軸結合された同期発電機と、同期発電機が発電した電力を直流に変換する交直変換装置と、直流を交流に変換して電力を電力系統に供給する交直変換装置と、交直変換装置端に接続された電力貯蔵装置とを備える風力発電装置において、
    前記風車の回転速度を入力としてパワー係数最大となる周速比基準値を生成する周速比基準値生成部と、
    前記風車に対する風速と風車回転速度とを計測して得られる周速比と前記周速比基準値とを入力として周速比指令値を生成する周速比制御部と、
    前記周速比制御部の出力と前記同期発電機からの出力電力とを合算して発電出力指令値とする加算器と、
    前記発電出力指令値と計測した前記電力貯蔵装置の充電量とを入力として交直変換装置の出力指令値を生成する出力指令値生成部と、
    変換する電力を前記発電出力指令値に制御する第一の交直変換装置の定電力制御装置と、
    変換する電力を前記出力指令値に制御する第二の交直変換装置の定電力制御装置と、を備えることを特徴とする風力発電装置。
  5. 羽根の角度を調整可能な可動翼風車と、前記可動翼風車に軸結合された増速機と、前記増速機に軸結合された巻線形誘導発電機と、前記巻線形誘導発電機の回転子巻線を励磁する励磁回路と、巻線形誘導発電機端に接続された電力貯蔵装置とを備える風力発電装置において、
    巻線形誘導発電機端の電圧を計測する電圧検出器と、
    前記風車の回転速度を入力としてパワー係数最大となる周速比基準値を生成する周速比基準値生成部と、
    前記風車に対する風速と風車の回転速度とを計測して得られる周速比と前記周速比基準値とを入力として周速比指令値を生成する周速比制御部と、
    前記周速比制御部の出力と前記巻線形誘導発電機からの出力電力とを合算して発電出力指令値とする加算器と、
    前記発電出力指令値と前記電力貯蔵装置の貯蔵量を入力として電力貯蔵装置の放出指令値を生成する放出指令値生成部と、
    前記巻線形誘導発電機からの発電出力が前記発電出力指令値となるように前記励磁回路を制御する励磁制御装置と、
    前記電力貯蔵装置を前記放出指令値に基づいて制御する電力変換装置とを備えることを特徴とする風力発電装置。
  6. 羽根の角度を調整可能な可動翼風車と、前記可動翼風車に軸結合された増速機と、前記増速機に軸結合された巻線形誘導発電機と、前記巻線形誘導発電機の回転子巻線を励磁する励磁回路と、線形誘導発電機端の電圧を計測する電圧検出器と、前記電圧検出の出力を入力とする励磁制御装置と、巻線形誘導発電機に固定子巻線または回転子巻線の一方を接続し、他方を電力系統に接続した回転形位相機と、回転形位相機の回転子と軸結合された駆動装置と、巻線形誘導発電機端に接続された電力貯蔵装置とを備える風力発電装置において、
    前記風車の回転速度を入力としてパワー係数最大となる周速比基準値をを生成する周速比基準値生成部と、
    前記風車に対する風速と風車の回転速度を計測して得られる周速比と前記周速比基準値とを入力として周速比指令値を生成する周速比制御部と、
    前記周速比制御部の出力と前記巻線形誘導発電機からの出力電力とを合算して発電出力指令値とする加算器と、
    前記発電出力指令値と前記電力貯蔵装置の貯蔵量とを入力として電力貯蔵装置の放出指令値を生成する放出指令値生成部と、
    前記駆動装置を介して前記回転形位相機の回転子の角度を制御することにより通過電力を前記電力指令値に制御する定電力制御装置と、
    前記電力貯蔵装置を前記放出指令値に基づいて制御する電力変換装置とを有することを特徴とする風力発電装置。
  7. 周速比基準値生成は、風車のピッチ角を入力として入力されたピッチ角においてパワー係数最大となる周速比基準値を検索する周速比基準検索部を備え、
    前記周速比基準検索部の出力を周速比基準値とすることを特徴とする請求項2乃至6のいずれか1項に記載の風力発電装置。
  8. 風車回転速度を入力とするトリップ抑制指令部を備え、周速比制御部の出力と電力検出器の出力とトリップ抑制指令部の出力の合算を発電出力指令値とすることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の風力発電装置。
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