JP2005224010A - リニアモータ及び画像読取装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】シャフト型のリニアモータにおいてシャフト状の固定子の撓みに起因する不正動作を防止し、画像読取装置において画像ムラを解消する。
【解決手段】可動子302とともに移動してシャフト状の固定子301を支持する可動支点(ガイドローラ402,403)を設けて、固定子301を矯正した。
【選択図】図5
【解決手段】可動子302とともに移動してシャフト状の固定子301を支持する可動支点(ガイドローラ402,403)を設けて、固定子301を矯正した。
【選択図】図5
Description
本発明は、シャフト型のリニアモータ及びこれを利用した画像読取装置に関する。
従来、画像読取装置においてシャフト型のリニアモータが利用されている。シャフト型のリニアモータは、シャフト状の固定子に可動子を外嵌し、固定子にそって可動子を往復動作させるものである。固定子又は可動子のうちいずれか一方は界磁マグネットを有し、他方は該界磁マグネットに臨む電機子コイルを有するものである。特許文献1,2には、読み取りヘッドをシャフト型のリニアモータで往復動作させた画像読取装置が記載されている。その他、読取り対象物をシャフト型のリニアモータで往復動作させた画像読取装置がある。
特許文献1,2のリニアモータにおいては、可動子を滑らかに往復動作させるために、固定子に摺動可能に外嵌する軸受けを可動子の両端部に設けている。
特開平10−136175号公報
特開平10−32974号公報
しかし、以上の従来技術にあってもさらに次のような問題があった。
シャフト状の固定子には自重等により撓みが発生する。この撓みは、可動子が固定子に擦れるほど大きくなる場合がある。可動子を電機子コイルとし固定子に磁石を設けた場合はこれと逆の場合に対して固定子の自重が大きくなり、その撓みも大きくなる。また、シャフト状の固定子のスパンが長くなるほど、撓みも大きくなる。
可動子と固定子と間に擦れが生じると可動子の動作速度が遅くなる。擦れは位置によって生じたり生じなかったりするし、擦れ具合も位置により変動するから、動作速度に変動が生じ、リニアモータを精度良く制御できないという問題がある。また、画像読取り装置においては画像ムラの原因となる。
シャフト状の固定子には自重等により撓みが発生する。この撓みは、可動子が固定子に擦れるほど大きくなる場合がある。可動子を電機子コイルとし固定子に磁石を設けた場合はこれと逆の場合に対して固定子の自重が大きくなり、その撓みも大きくなる。また、シャフト状の固定子のスパンが長くなるほど、撓みも大きくなる。
可動子と固定子と間に擦れが生じると可動子の動作速度が遅くなる。擦れは位置によって生じたり生じなかったりするし、擦れ具合も位置により変動するから、動作速度に変動が生じ、リニアモータを精度良く制御できないという問題がある。また、画像読取り装置においては画像ムラの原因となる。
本発明は以上の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、シャフト型のリニアモータにおいてシャフト状の固定子の撓みに起因する不正動作を防止すること、シャフト型のリニアモータを利用した画像読取装置においてシャフト状の固定子の撓みに起因する画像ムラを解消することを課題とする。
以上の課題を解決するための請求項1記載の発明は、可動子とともに移動してシャフト状の固定子を支持する可動支点が設けられたシャフト型のリニアモータである。
請求項2記載の発明は、前記可動支点が前記可動子の両端にそれぞれ設けられた請求項1記載のシャフト型のリニアモータである。
請求項3記載の発明は、シャフト型のリニアモータの可動子に原稿又は読み取りヘッドが載せられており、前記原稿を走査して画像を読み取る画像読取装置において、
前記可動子とともに移動してシャフト状の固定子を支持する可動支点が設けられた画像読取装置である。
前記可動子とともに移動してシャフト状の固定子を支持する可動支点が設けられた画像読取装置である。
請求項4記載の発明は、前記可動支点が前記可動子の両端にそれぞれ設けられた請求項3記載の画像読取装置である。
本発明によれば、可動子とともに移動してシャフト状の固定子を支持する可動支点が設けられているので、可動子の通過部分において固定子が可動支点によって押し上げられ、固定子の撓みが矯正される。したがって、可動子は固定子に擦れることなく滑らかに移動し、シャフト型のリニアモータにおいてシャフト状の固定子の撓みに起因する不正動作を防止すること、シャフト型のリニアモータを利用した画像読取装置においてシャフト状の固定子の撓みに起因する画像ムラを解消することができるという効果がある。
以下に本発明の一実施の形態につき図面を参照して説明する。以下は本発明の一実施形態であって本発明を限定するものではない。画像読取装置として輝尽性蛍光体シートを移動させる方式の放射線画像読取装置を例にとって説明する。
図1は本実施形態の放射線画像読取装置を概略示す斜視図である。図1中に直交3軸XYZを示す。図2はX−Y平面図、図3はY−Z平面図、図4はY−Z平面図で図3とは反対側から見た図、図5は図3の部分拡大図である。
図示しないが装置全体を外光から遮断する斜光部材が用いられる。輝尽性蛍光体シートは単体では剛性が無く装置内での取り扱いが難しい。そのため、輝尽性蛍光体シートを単体で扱うことは少なく、多くの場合は金属板や樹脂板などの支持部材に貼付したり、カセッテと呼ばれる着脱自在のケースに収納してカセッテ内面に接着するなどして支持する。このように、輝尽性蛍光体シートが上記支持部材やカセッテに支持された構成を以下の説明では、輝尽性蛍光体プレートと呼ぶこととする。
撮影時、被写体を透過した放射線は、輝尽性蛍光体プレート204に吸収され、そのエネルギーの一部は輝尽性蛍光体中に放射線画像の情報として蓄積される。本実施形態の放射線画像読取装置は、輝尽性蛍光体中に蓄積された放射線画像の情報を読み取る。
100は、輝尽励起光源を搭載している光学ユニット、105は輝尽発光集光管、102は光電変換器である。光電変換器102からの信号はアナログ/デジタル変換回路(図示せず)を通り、CRT等の画像表示装置によって可視画像化され、或いは銀塩フィルム(図示せず)に露光されて可視画像化される。
光学ユニット100からの励起光L1は輝尽性蛍光体プレート204に照射される。このとき、輝尽性蛍光体プレート204の表面の輝尽性蛍光層から潜像に応じて発光現象が生じ、輝尽性蛍光体プレート204の表面からの輝尽発光光L2を導光板101によって輝尽発光集光管105まで導き、輝尽発光集光管105で集光し、光電変換器102によって、電気信号に変換する。
光学ユニット100は輝尽励起光源から出射した光を結像レンズで結像し、ポリゴンミラー等の偏向ミラーで主走査するようになっている。輝尽性蛍光体プレート204は、ラバーマグネット等で搬送台203に固定されており、搬送台203は、直動ガイド201によって副走査方向に案内される。副走査方向に移動させる駆動源としてリニアモータの固定子301は、界磁マグネットを有し、シャフト状に形成されている。固定子301は、副走査方向に配置され直動ガイド201と平行にされている。
リニアモータの可動子302は、界磁マグネットに臨む電機子コイルを有し、搬送台203と接続されている。
リニアモータの位置及び速度を制御するために、リニアスケール303が支持台1上で副走査方向に配置され直動ガイド201と平行にされている。リニアスケール303を読み取る読取りヘッド304は搬送台203と連結固定されており、図示しないリニアモータコントローラに接続されている。
リニアモータの位置及び速度を制御するために、リニアスケール303が支持台1上で副走査方向に配置され直動ガイド201と平行にされている。リニアスケール303を読み取る読取りヘッド304は搬送台203と連結固定されており、図示しないリニアモータコントローラに接続されている。
直動ガイド可動部202は、直動ガイド201上を滑走するように直動ガイド201に取り付けられている。
図5に示すように可動子302と、直動ガイド可動部202との間には、ブロック401が介在し、ブロック401の両端にはそれぞれガイドローラ402,403が固定されている。
ガイドローラ402,403は可動子302の移動方向に沿って可動子302を挟むように配置され、かつ、可動子302と固定子301との隙間を一定に保つように固定子301に接して配置されて固定子301に対する可動支点となる。
可動子302、直動ガイド可動部202、ブロック401、ガイドローラ402,403は一体となって移動する。
図5に示すように可動子302と、直動ガイド可動部202との間には、ブロック401が介在し、ブロック401の両端にはそれぞれガイドローラ402,403が固定されている。
ガイドローラ402,403は可動子302の移動方向に沿って可動子302を挟むように配置され、かつ、可動子302と固定子301との隙間を一定に保つように固定子301に接して配置されて固定子301に対する可動支点となる。
可動子302、直動ガイド可動部202、ブロック401、ガイドローラ402,403は一体となって移動する。
以上のように構成するので、仮にブロック401、ガイドローラ402,403が無いと仮定した場合における固定子301の撓みは、可動支点たるガイドローラ402,403の支点反力によって固定子301が押し上げられることにより、真直に近い方へ矯正される。この矯正は可動子302がどの位置に移動しても、可動子302の両側で行われるので、少なくとも可動子302の通過部分で効果的に真直矯正が行われ、可動子302は固定子301に接触することなく円滑に移動することができ、画像ムラを起こさせない。
301…固定子 302…可動子 402,403…ガイドローラ(可動支点)
Claims (4)
- 可動子とともに移動してシャフト状の固定子を支持する可動支点が設けられたシャフト型のリニアモータ。
- 前記可動支点が前記可動子の両端にそれぞれ設けられた請求項1記載のシャフト型のリニアモータ。
- シャフト型のリニアモータの可動子に原稿又は読み取りヘッドが載せられており、原稿を走査して画像を読み取る画像読取装置において、
前記可動子とともに移動してシャフト状の固定子を支持する可動支点が設けられた画像読取装置。 - 前記可動支点が前記可動子の両端にそれぞれ設けられた請求項3記載の画像読取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004029244A JP2005224010A (ja) | 2004-02-05 | 2004-02-05 | リニアモータ及び画像読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004029244A JP2005224010A (ja) | 2004-02-05 | 2004-02-05 | リニアモータ及び画像読取装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005224010A true JP2005224010A (ja) | 2005-08-18 |
Family
ID=34999220
Family Applications (1)
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JP2004029244A Pending JP2005224010A (ja) | 2004-02-05 | 2004-02-05 | リニアモータ及び画像読取装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2005224010A (ja) |
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2004
- 2004-02-05 JP JP2004029244A patent/JP2005224010A/ja active Pending
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