JP2005222377A - 運用事例検索システム,運用事例検索方法および故障対応事例提供サービス方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】多くのシステム故障事例を蓄積するDBが、実際には有効に活用されないという問題点を解消すること。より具体的には、過去に発生した故障事例を蓄積したDBや、故障に対する回復措置を提示するシステム等を利用しやすい形にまとめた、運用事例検索システム,運用事例検索方法および故障対応事例提供サービス方法を提供すること。
【解決手段】過去に発生した故障事例をグラフ化した故障事例グラフデータとしてDBに蓄積し、現に発生しつつある故障状況を同じくグラフ化した故障発生状況グラフデータを用いてDBにアクセスし、過去に発生した類似の故障事例に対して有効であった対応策を検索し、現在の故障対応への活用を図ったものである。
【選択図】 図1
【解決手段】過去に発生した故障事例をグラフ化した故障事例グラフデータとしてDBに蓄積し、現に発生しつつある故障状況を同じくグラフ化した故障発生状況グラフデータを用いてDBにアクセスし、過去に発生した類似の故障事例に対して有効であった対応策を検索し、現在の故障対応への活用を図ったものである。
【選択図】 図1
Description
本発明は、システムの故障処理や輻輳処理、設備の更改時の運用技術に関する。より詳細には、過去に発生した異常事例とその周辺時刻のグラフデータを用いて、現に発生しつつある異常あるいは発生した異常への対応策を検索するシステム(以下、これを運用事例検索システムという)と、対応策を一般に提供するサービス(以下、これを故障対応事例提供サービスという)方法に関するものである。
データ転送網や電力網、交通網などといった網のトラフィック動向や、装置のCPUやメモリ、IF(インタフェース)などのリソース利用率を蓄積するDB(データベース)や、故障や輻輳、渋滞などといった異常の対応策とその効果といった過去の知見を蓄積するDBは数多く存在する(例えば、非特許文献1の第II編第2章第2節参照)。
また、故障のような事例から、回復措置のパターンを提示するシステムなども存在する(例えば、特許文献1,2参照)。
また、故障のような事例から、回復措置のパターンを提示するシステムなども存在する(例えば、特許文献1,2参照)。
しかし、常態監視を行っているシステムの蓄積するデータ量は膨大であり、本発明で提案するような画像抽出処理、グラフ形状特徴点抽出処理、パターンマッチングなどを用いた簡易かつ有効な検索手段がなかったために、これら過去の資産から必要な情報のみを検索することは困難であり、実際には有効活用されず埋もれてしまっている。
また、障害が発生してから検索を行うだけでなく、障害発生前などでも、グラフが示す傾向の分析を行うことで、未然に障害の発生を予防する必要性は高いが、従来はそのような分析は網運用者の経験に依存するところが大きく、実際に経験をしていない異常に対してはそれに対処することが困難であるなどの問題点が存在する。
本発明は、多くのシステム故障事例を蓄積するDBが、実際には有効に活用されないという問題点を解消することを目的とするものであり、より具体的には、過去に発生した故障事例を蓄積したDBや、故障に対する回復措置を提示するシステム等を利用しやすい形にまとめた、運用事例検索システム,運用事例検索方法および故障対応事例提供サービス方法を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明では、過去に発生した故障事例をグラフ化した故障事例グラフデータとしてDBに蓄積し、現に発生しつつある故障状況を同じくグラフ化した故障発生状況グラフデータを用いてDBにアクセスし、過去に発生した類似の故障事例に対して有効であった対応策を検索し、現在の故障対応への活用を図ったものである。
より具体的に述べれば、本発明の第1の態様は、グラフ形状検索による運用事例検索システムであって、過去のトラヒック量やシステムリソース利用率といったディジタルデータを蓄積する第1のDB、前記ディジタルデータの変化の特頂点の抽出装置、前記特頂点を蓄積する第2のDB、過去の故障とそれへの対応など運用事例を蓄積する第3のDB、この第3のDBの検索装置、画像処理装置、運用事例の入力IF、グラフ画像の入力IF、検索結果の出力IFからなり、複数の動的組織の運用機関が、前記第1のDBに、運用組織のトラヒックやシステムリソース利用率といった情報の経時変化を常にディジタルデータとして自動的に入力し、また、情報の経時変化がディジタルデータとして入力できない場合は、前記情報の経時変化を前記グラフ画像の入力IFを介して、前記画像処理装置に、前記故障発生の都度、常に自動的に入力し、前記画像処理装置は、前記故障および該故障への対応措置後の当該故障の経時変化をディジタルグラフデータの形式に変換し、故障事例発生状況グラフデータ、故障対応策および該対応策措置後の故障事例収束グラフデータとして前記第3のDBに蓄積し、また、前記複数の動的組織の運用機関は、経験した故障の発生と該故障に対して前記機関のとった対応策や、輻輳や設備更改といった故障以外の特殊と判断した経時変化に対して行った対応策や、それらの状況の原因、前記対応策措置の結果、状況発生時刻、任意の外部状況をテキストデータとして前記運用事例の入力IFから前記第1のDBに入力し、前記運用機関の1つが、運用する組織の異常に遭遇すると、該異常の発生状況を示したグラフを含むディジタル画像を、前記画像入力IFを介して前記画像処理装置に入力し、前記画像処理装置は、前記異常発生状況を含んだディジタル画像の色や輝度の変化からグラフを抽出し、前記ディジタルデータの変化の特徴点抽出装置は、グラフの形状から変化率(傾き)と特徴点(最大、最小、極大、極小点の座標)データを作成し、該データを前記第2のDBの検索装置に送信し、前記検索装置は、前記データを用いて前記第2のDBにアクセスし、該第2のDBが蓄積する前記機関または前記機関と同様の位置付けに属する他の機関(他の観測ポイント)の過去のグラフデータの中から、前記ディジタルグラフデータの特徴点の比較により、特徴点や変化率が類似したグラフを複数検索し、そのグラフに記録された時刻をキーにして前記第3のDBから対応策や状況などの運用事例を同じく取得した前記グラフデータと共に、前記機関に前記検索結果の出力IFを介して複数提供することを特徴とする運用事例検索システムである。
本発明の第2の態様は、上記運用事例検索システムにおいて、前記運用機関の1つが、検出した前記運用組織の異常に対して検索された対応策や状況が有効でないと判断したときに、前記グラフデータを、前記入力IFおよび前記画像処理装置を介して、前記第3のDB検索装置に特徴点や変化率の類似度の条件の変更通知と共に再送信し、前記検索装置は、前記データを用いて前記第3のDBにアクセスし、該第3のDBが蓄積する、前回検索した事例とは異なるが、前回事例に次ぐ、前記機関または他の機関の過去に発生した前記異常発生状況グラフデータの中から、前記データに最も類似する故障事例とその対応策とを前記ディジタルグラフデータの特徴点比較により検索、取得し、前記対応策を同じく取得した前記グラフデータと共に、前記機関に前記入出力IFを介して提供することを特徴とする運用事例検索システムである。
本発明の第3の態様は、グラフ形状検索による運用事例検索方法であって、複数の動的組織の運用機関が、第1のDBに、運用組織のトラヒックやシステムリソース利用率といった情報の経時変化を常にディジタルデータとして自動的に入力・蓄積し、また、情報の経時変化がディジタルデータとして入力できない場合は、前記情報の経時変化を画像処理装置に、故障発生の都度、常に自動的に入力し、前記画像処理装置により、前記故障および該故障への対応措置後の当該故障の経時変化をディジタルグラフデータの形式に変換し、故障事例発生状況グラフデータ、故障対応策および該対応策措置後の故障事例収束グラフデータとして第3のDBに蓄積し、また、前記複数の動的組織の運用機関は、経験した故障の発生と該故障に対して前記機関のとった対応策や、輻輳や設備更改といった故障以外の特殊と判断した経時変化に対して行った対応策や、それらの状況の原因、前記対応策措置の結果、状況発生時刻、任意の外部状況をテキストデータとして前記第1のDBに入力し、前記運用機関の1つが、運用する組織の異常に遭遇すると、該異常の発生状況を示したグラフを含むディジタル画像を前記第1のDBから抽出して前記画像処理装置に入力し、該画像処理装置は、前記異常発生状況を含んだディジタル画像の色や輝度の変化からグラフを抽出し、ディジタルデータの変化の特徴点抽出装置により、グラフの形状から変化率と特徴点データを作成し、該データを第2のDBの検索装置に送信し、検索装置により、前記データを用いて前記第2のDBにアクセスし、該第2のDBが蓄積する前記機関または前記機関と同様の位置付けに属する他の機関の過去のグラフデータの中から、前記ディジタルグラフデータの特徴点の比較により、特徴点や変化率が類似したグラフを複数検索し、そのグラフに記録された時刻をキーにして前記第3のDBから対応策や状況などの運用事例を同じく取得した前記グラフデータと共に、前記機関に複数提供することを特徴とする運用事例検索方法である。
なお、上述の運用事例検索方法は、これをコンピュータ制御により実行させることが可能であり、本発明はこのためのプログラム、およびこのプログラムを記録したコンピュータにより読み取り可能な記録媒体をも提供するものである。
本発明の第3の態様は、前記グラフ形状検索による運用事例検索システムを用いる故障対応事例提供サービスであって、前記グラフ画像の入力IFを一般の機関に開放し、異常が発生し、該異常への対応策を必要とする前記機関は、前記異常の発生状況グラフを含んだディジタル画像を、前記開放された入力IFを介して、前記画像処理装置に入力し、前記画像処理装置は、異常発生状況を含んだ前記画像からグラフ部分を抽出し、前記特徴点抽出装置は、グラフ部分から、特徴点と変化率を抽出したデータを作成し、該データを前記第3のDBの検索装置に送信し、前記検索装置は、前記データを用いて前記第2のDBにアクセスし、該第2のDBが蓄積する過去に発生した特徴点と変化率の中から特に類似したものを類似度の高い順に複数検索し、公開可能な場合、類似した特徴が発生した際に入力された前記運用事例とその前記状況を時刻により検索、取得し、前記運用対応策を同じく取得した前記グラフデータと共に、前記一般機関に提供し、前記一般機関が遭遇する前記故障に対する前記対応および/または予防保全の用に供することを特徴とする故障対応事例提供サービス方法である。
本発明によれば、過去に発生した故障事例を蓄積したDBや、故障に対する回復措置を提示するシステム等を利用しやすい形にまとめた、グラフ形状検索による運用事例検索システム,運用事例検索方法および故障対応事例提供サービス方法を実現できるという顕著な効果を奏するものである。
より詳細には、本発明においては、従来、ネットワークに通信トラヒックの動向やそれへの対応策など、貴重な過去のデータを蓄積するDBは存在するが、蓄積するデータは膨大であり、有効な活用手段がないためにこれらデータが実際には活用されなかった、また、これらの経験データは、分野は異なっても適用できるケースは多いが、そのための手段が存在しなかった、という問題点を、各種機関が経験した故障事例とその時刻周辺のトラヒックやリソース利用率の経時変化をディジタルデータの形でDBに蓄積し、特徴点や変化率といったデータと合わせて検索に用いることで、異常に遭遇した機関が異常を本発明によるシステムに入力し、入力された故障状況データをディジタルグラフデータの形式に変化した上で、DBの蓄積するディジタルグラフの特徴点や変化率により比較し、故障に最適な対応策を検索する、または本発明による運用事例検索システムあるいは運用事例検索方法を用いて解決し、故障への対応策を必要とする一般機関への故障対応事例提供サービス方法を提供することが可能になるという効果が得られる。
なお、本発明による運用事例検索システムないし運用事例検索方法においては、故障に関する情報をグラフにより曖昧に入力し、処理するので、故障に関する詳細な情報などの機関の機密を隠蔽することができるので、DBが蓄積する各種機関の経験する故障とその対応策を他の一般の機関の故障への対応にも利用することが可能となる。さらに、本発明による運用事例検索システムないし運用事例検索方法では、常態監視による膨大なデータを特徴点と変化率に変換する処理を含むため、常態監視により直接取得したデータを廃棄して、DBの蓄積情報量を削減することができるという効果をも有する。
また、本発明に係る運用事例検索方法は、これをコンピュータ制御により実行させることが可能であり、本発明はこのためのプログラム、およびこのプログラムを記録したコンピュータにより読み取り可能な記録媒体をも提供できるものである。
以下に、添付の図面に示す好適実施形態に基づいて、本発明の構成と動作を詳細に説明する。
なお、以下の説明は、本発明の理解を助けるためのものであって、本発明の特許請求の範囲を制限するものではない。また、以下の図面では、本発明を実現する上で同じ機能を持つ構成要素には同じ番号を付与する。
なお、以下の説明は、本発明の理解を助けるためのものであって、本発明の特許請求の範囲を制限するものではない。また、以下の図面では、本発明を実現する上で同じ機能を持つ構成要素には同じ番号を付与する。
図1は、本発明によるグラフ形状検索による運用事例検索システムおよび故障対応事例提供サービスの構成を説明する図であって、1は運用事例検索システム、2はデータ入力IF、3は事例入力IF、4は画像入力IF、5は検索結果出力IF、6は画像処理装置、7は特徴抽出装置、8は検索装置、9はグラフ情報DB(第1のDB)、10は特徴点DB(第2のDB)、11は運用事例DB(第3のDB)、Aは複数の動的組織の管理システム、Bは複数の動的組織の管理システムAの運用機関、Cは一般機関である。
図1で、運用事例検索システム1のデータ入力IF2は、複数の動的組織の管理システムAと接続され、この複数の動的組織の管理システムAが管理する複数の動的組織のトラヒックやリソース使用率の値を定常的に、自動的に受信してグラフ情報DB9に入力する。通信にはSNMP(Simple Network Managemennt Protocol )やTelnetといった汎用通信プロトコルを用い、定期的に数値(X,Y)(String型:文字列)を受信する。また、時間を入力することで、検索に用いられ、検索装置8に対して時間情報を送信する。
画像入力IF4は、データ入力IF2のようなテキストデータで出力されない場合に用いられ、データ入力IF2と同様に複数の動的組織の管理システムAと接続され、データ入力IF2から送信されるJPEGやGIFといった汎用符号化方式によって保存されたディジタル画像データを受信する。通信にはFTPといった汎用通信プロトコルを用い、定期的にディジタル画像データを受信し、画像処理装置6に送信する。
このとき、グラフの横軸の始点と終点の時間について、テキストデータで入力するか、または一定周期で画像を送信する際の横軸幅と中心線の時間をあらかじめ決定しておくものとする。また、画像入力IF4は、複数の動的組織の管理システムAとは別組織である一般機関Cに対する入力IFとして機能し、検索要求と共にディジタル画像データを受信する。
画像処理装置6は、ディジタル画像データから輝度、色差が周辺部位と異なり、かつ連続している部位を抽出する処理によって、ディジタル画像からグラフ形状部とそれ以外の部分を判定する。その後、グラフ形状部を座標の集合に置き換えることで、グラフ形状部を数値の集合に置き換える(図4参照、詳細は後述する)。
特徴抽出装置7は、グラフ情報DB9と画像処理装置6から、グラフ情報の数値(X,Y)の集合を受信する。このとき、時間である横軸(X)の縮尺を変更して、一定の値に合わせる。これにより、例えば1週間のグラフと1ヶ月間のグラフを比較することが可能となる。
得られた数値の集合からグラフの傾き(変化率)、極小点、極大点、最小点、最大点当の特徴点を計算して数値化したグラフ線分の特徴を、グラフ情報の数値(X,Y)の集合と共に特徴点DB10に蓄積する。
得られた数値の集合からグラフの傾き(変化率)、極小点、極大点、最小点、最大点当の特徴点を計算して数値化したグラフ線分の特徴を、グラフ情報の数値(X,Y)の集合と共に特徴点DB10に蓄積する。
事例入力IF3は、複数の動的組織の管理システムAの運用機関Bの管理者によって運用事例や故障発生状況、外部状況や注意点といった運用機関の知見が入力され、運用事例DB11に蓄積される。このデータは、時刻と共にテキストデータで入力される。
検索装置8は、画像入力IF4からの検索要求を受け、同時に入力されたディジタル画像Zと類似した特徴を持つグラフを特徴点DB10から検索する。
このとき、同時に入力されたディジタル画像Zは画像処理装置6、特徴抽出装置7を経て特徴を数値化されている。ディジタル画像Zの数値化された特徴と特徴点DBのエントリのマッチングを行い、最も類似したものから複数のグラフDを選択する。
このとき、同時に入力されたディジタル画像Zは画像処理装置6、特徴抽出装置7を経て特徴を数値化されている。ディジタル画像Zの数値化された特徴と特徴点DBのエントリのマッチングを行い、最も類似したものから複数のグラフDを選択する。
複数のグラフDを選択した後、各グラフの時刻情報(X)を参照し、その時刻の最近の運用事例Gを運用事例DB11から検索する。複数のグラフDとその時刻の最近の運用事例Gを組み合わせた情報を出力IF5から一般機関Cまたは複数の動的組織の管理システムAの運用機関Bの管理者に提供し、一般機関Cの遭遇する故障への対応の役に、また機関Cや動的組織の管理システムAが必要とする故障に対する対応および/または予防保全の用に供する。
また、検索装置8では、数値のマッチングを取る際、何%まで異なっていてもよいかという閾値や、傾き(変化率)を無視する設定をすることで、曖昧検索の範囲設定を可能とすることが好ましい。
以下に、上述のように構成される運用事例検索システムを用いる故障対応事例提供サービス方法について、図2、図3をも用いて説明する。
(1)に運用事例の入力例を示す。
運用者Bは、事例入力IF3を通して、定期的に、運用事例DB11に情報を入力する(ステップ1,ステップ2、以下、これをS1,S2等と略記する)。この際、時間情報(日付)も合わせて自動的に入力される。また、このとき、主導で時間情報を入力することもできる。入力される情報は、テキストデータであり、その日の日常業務の内容が日誌として入力される。
運用者Bは、事例入力IF3を通して、定期的に、運用事例DB11に情報を入力する(ステップ1,ステップ2、以下、これをS1,S2等と略記する)。この際、時間情報(日付)も合わせて自動的に入力される。また、このとき、主導で時間情報を入力することもできる。入力される情報は、テキストデータであり、その日の日常業務の内容が日誌として入力される。
また、運用者Bは、事例入力IF3を通して、故障などが起こった際に随時運用事例を入力する。この際、時間情報も合わせて自動的に入力される。このとき、入力される情報は、故障原因、対処方法、結果、故障箇所など、あらゆるものが含まれる運用事例テキストデータである。
(2)に複数の動的組織の管理システムAからのデータ入力例を示す。
複数の動的組織の管理システムAは、データ入力IF2を通して、グラフ情報DB9に実際のグラフデータを入力していく(S3,S4)。動的組織の管理システムAが情報を取得する都度、定期的に自動で入力される。グラフ情報DB9は多くの情報を扱うため、情報を省略して格納する機能を有していてもよい。例えば、最近1週間分は管理システムAから入力された情報をそのまま保持するが、1週間後のデータは1分周期のデータの平均値を取り、1時間周期のデータにして情報量を減らす等である。
複数の動的組織の管理システムAは、データ入力IF2を通して、グラフ情報DB9に実際のグラフデータを入力していく(S3,S4)。動的組織の管理システムAが情報を取得する都度、定期的に自動で入力される。グラフ情報DB9は多くの情報を扱うため、情報を省略して格納する機能を有していてもよい。例えば、最近1週間分は管理システムAから入力された情報をそのまま保持するが、1週間後のデータは1分周期のデータの平均値を取り、1時間周期のデータにして情報量を減らす等である。
グラフデータはその後、特徴抽出装置7にて前述の方法で特徴が抽出され、特徴点DB10に特徴点が格納される(S5,S6)。このとき、特徴抽出装置7には1分周期、10分周期、1時間周期、1日周期といった時間軸でグラフデータを取得し、特徴点を抽出する。抽出された特徴点は、特徴点DB10に格納される。
(3)に複数の動的組織の管理システムAからのデータ入力例の別例を示す。
複数の動的組織の管理システムAは、JPEGやGIFといった汎用の符号化方式を用いられた画像を、検索に用いるキー情報として画像入力IF4に与える(S7)。画像入力IF4から画像処理装置6に提供された画像(図4中の(a)参照)は、画像処理装置6にてグラフの線分部分(図4中の(b)参照)とこれを除いた背景部分に分けられる(S8)。その後、グラフの線分部分は、特徴抽出装置7に引き渡される(S9)。
複数の動的組織の管理システムAは、JPEGやGIFといった汎用の符号化方式を用いられた画像を、検索に用いるキー情報として画像入力IF4に与える(S7)。画像入力IF4から画像処理装置6に提供された画像(図4中の(a)参照)は、画像処理装置6にてグラフの線分部分(図4中の(b)参照)とこれを除いた背景部分に分けられる(S8)。その後、グラフの線分部分は、特徴抽出装置7に引き渡される(S9)。
特徴抽出装置7ではディジタル処理(図4中の(c)〜(e)参照)により座標情報の集合と、最大値、最小値、極大値、極小値、といった値を抽出する。抽出された特徴点は、特徴点DB10に格納される(S10)。
(4)に図3で示した動作(4)を説明する。
複数の動的組織の管理システムAから検索を行う際、データ入力IF2を通じて検索装置8には時間情報が渡される(S11,S12)。この時間情報に近い時間の運用事例を運用事例DB11から検索し、複数の運用事例を出力IF5から複数の動的組織の管理システムAに対して出力する(S13,S14)。
複数の動的組織の管理システムAから検索を行う際、データ入力IF2を通じて検索装置8には時間情報が渡される(S11,S12)。この時間情報に近い時間の運用事例を運用事例DB11から検索し、複数の運用事例を出力IF5から複数の動的組織の管理システムAに対して出力する(S13,S14)。
(5)に複数の動的組織の管理システムAまたは一般機関Cによる検索の方法例を示す。
複数の動的組織の管理システムAまたは一般機関Cは、JPEGやGIFといった汎用画像を以って運用事例の検索を行う。まず、複数の動的組織の管理システムAまたは一般機関Cから画像が画像入力IF4を通して画像処理装置6に提供される(S15a,S15b,S16)。画像処理装置6は前記の方法を用いて画像を線分と背景に分離し、特徴抽出装置7に提供する(S17)。
複数の動的組織の管理システムAまたは一般機関Cは、JPEGやGIFといった汎用画像を以って運用事例の検索を行う。まず、複数の動的組織の管理システムAまたは一般機関Cから画像が画像入力IF4を通して画像処理装置6に提供される(S15a,S15b,S16)。画像処理装置6は前記の方法を用いて画像を線分と背景に分離し、特徴抽出装置7に提供する(S17)。
特徴抽出装置7にって特徴点やグラフの点集合に変換されたグラフデータをキーに、検索装置8にて特徴点DB10を検索する(S18,S19)。特徴点DB10は検索キーに最も近いデータ集合を検索装置8に提供する。その際、時刻情報が含まれている。その時刻情報をキーに検索装置8は運用事例DB11を検索し、最も近い時間に記述された運用事例を複数検索する(S20〜S22)。
そして、検索装置8はその運用事例とグラフの特徴点データを、検索結果出力IF5を通じて入力があった動的組織の管理システムAまたは一般機関Cに対して出力する(S23,S24a,S24b)。
以上、本発明の故障対応事例提供サービス方法について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更を行ってもよいことはいうまでもないことである。
A 複数の動的組織の管理システム
B 複数の動的組織の管理システムAの運用機関
C 一般機関
1 運用事例検索システム
2 データ入力IF
3 事例入力IF
4 画像入力IF
5 検索結果出力IF
6 画像処理装置
7 特徴抽出装置
8 検索装置
9 グラフ情報DB
10 特徴点DB
11 運用事例DB
B 複数の動的組織の管理システムAの運用機関
C 一般機関
1 運用事例検索システム
2 データ入力IF
3 事例入力IF
4 画像入力IF
5 検索結果出力IF
6 画像処理装置
7 特徴抽出装置
8 検索装置
9 グラフ情報DB
10 特徴点DB
11 運用事例DB
Claims (6)
- グラフ形状検索による運用事例検索システムであって、
過去のトラヒック量やシステムリソース利用率といったディジタルデータを蓄積する第1のDB、前記ディジタルデータの変化の特頂点の抽出装置、前記特頂点を蓄積する第2のDB、過去の故障とそれへの対応など運用事例を蓄積する第3のDB、この第3のDBの検索装置、画像処理装置、運用事例の入力IF、グラフ画像の入力IF、検索結果の出力IFからなり、
複数の動的組織の運用機関が、前記第1のDBに、運用組織のトラヒックやシステムリソース利用率といった情報の経時変化を常にディジタルデータとして自動的に入力し、また、情報の経時変化がディジタルデータとして入力できない場合は、前記情報の経時変化を前記グラフ画像の入力IFを介して、前記画像処理装置に、前記故障発生の都度、常に自動的に入力し、
前記画像処理装置は、前記故障および該故障への対応措置後の当該故障の経時変化をディジタルグラフデータの形式に変換し、故障事例発生状況グラフデータ、故障対応策および該対応策措置後の故障事例収束グラフデータとして前記第3のDBに蓄積し、
また、前記複数の動的組織の運用機関は、経験した故障の発生と該故障に対して前記機関のとった対応策や、輻輳や設備更改といった故障以外の特殊と判断した経時変化に対して行った対応策や、それらの状況の原因、前記対応策措置の結果、状況発生時刻、任意の外部状況をテキストデータとして前記運用事例の入力IFから前記第1のDBに入力し、
前記運用機関の1つが、運用する組織の異常に遭遇すると、該異常の発生状況を示したグラフを含むディジタル画像を、前記画像入力IFを介して前記画像処理装置に入力し、
前記画像処理装置は、前記異常発生状況を含んだディジタル画像の色や輝度の変化からグラフを抽出し、
前記ディジタルデータの変化の特徴点抽出装置は、グラフの形状から変化率と特徴点データを作成し、該データを前記第2のDBの検索装置に送信し、
前記検索装置は、前記データを用いて前記第2のDBにアクセスし、該第2のDBが蓄積する前記機関または前記機関と同様の位置付けに属する他の機関の過去のグラフデータの中から、前記ディジタルグラフデータの特徴点の比較により、特徴点や変化率が類似したグラフを複数検索し、そのグラフに記録された時刻をキーにして前記第3のDBから対応策や状況などの運用事例を同じく取得した前記グラフデータと共に、前記機関に前記検索結果の出力IFを介して複数提供することを特徴とする運用事例検索システム。 - 前記運用機関の1つが、検出した前記運用組織の異常に対して検索された対応策や状況が有効でないと判断したときに、前記グラフデータを、前記入力IFおよび前記画像処理装置を介して、前記第3のDB検索装置に特徴点や変化率の類似度の条件の変更通知と共に再送信し、
前記検索装置は、前記データを用いて前記第3のDBにアクセスし、該第3のDBが蓄積する、前回検索した事例とは異なるが、前回事例に次ぐ、前記機関または他の機関の過去に発生した前記異常発生状況グラフデータの中から、前記データに最も類似する故障事例とその対応策とを前記ディジタルグラフデータの特徴点比較により検索、取得し、前記対応策を同じく取得した前記グラフデータと共に、前記機関に前記入出力IFを介して提供することを特徴とする請求項1に記載の運用事例検索システム。 - グラフ形状検索による運用事例検索方法であって、
複数の動的組織の運用機関が、第1のDBに、運用組織のトラヒックやシステムリソース利用率といった情報の経時変化を常にディジタルデータとして自動的に入力・蓄積し、また、情報の経時変化がディジタルデータとして入力できない場合は、前記情報の経時変化を画像処理装置に、故障発生の都度、常に自動的に入力し、
前記画像処理装置により、前記故障および該故障への対応措置後の当該故障の経時変化をディジタルグラフデータの形式に変換し、故障事例発生状況グラフデータ、故障対応策および該対応策措置後の故障事例収束グラフデータとして第3のDBに蓄積し、
また、前記複数の動的組織の運用機関は、経験した故障の発生と該故障に対して前記機関のとった対応策や、輻輳や設備更改といった故障以外の特殊と判断した経時変化に対して行った対応策や、それらの状況の原因、前記対応策措置の結果、状況発生時刻、任意の外部状況をテキストデータとして前記第1のDBに入力し、
前記運用機関の1つが、運用する組織の異常に遭遇すると、該異常の発生状況を示したグラフを含むディジタル画像を前記第1のDBから抽出して前記画像処理装置に入力し、該画像処理装置は、前記異常発生状況を含んだディジタル画像の色や輝度の変化からグラフを抽出し、
ディジタルデータの変化の特徴点抽出装置により、グラフの形状から変化率と特徴点データを作成し、該データを第2のDBの検索装置に送信し、
検索装置により、前記データを用いて前記第2のDBにアクセスし、該第2のDBが蓄積する前記機関または前記機関と同様の位置付けに属する他の機関の過去のグラフデータの中から、前記ディジタルグラフデータの特徴点の比較により、特徴点や変化率が類似したグラフを複数検索し、
そのグラフに記録された時刻をキーにして前記第3のDBから対応策や状況などの運用事例を同じく取得した前記グラフデータと共に、前記機関に複数提供することを特徴とする運用事例検索方法。 - 請求項3に記載の運用事例検索方法をコンピュータ制御により実行するためのプログラム。
- 請求項4に記載のプログラムを記録したコンピュータにより読み取り可能な記録媒体。
- 請求項1または2に記載のグラフ形状検索による運用事例検索システムを用いる前記グラフ形状検索による故障対応事例提供サービスであって、
前記グラフ画像の入力IFを一般の機関に開放し、
異常が発生し、該異常への対応策を必要とする前記機関は、前記異常の発生状況グラフを含んだディジタル画像を、前記開放された入力IFを介して、前記画像処理装置に入力し、
前記画像処理装置は、異常発生状況を含んだ前記画像からグラフ部分を抽出し、
前記特徴点抽出装置は、グラフ部分から、特徴点と変化率を抽出したデータを作成し、該データを前記第3のDBの検索装置に送信し、
前記検索装置は、前記データを用いて、前記第2のDBにアクセスし、該第2のDBが蓄積する過去に発生した特徴点と変化率の中から特に類似したものを類似度の高い順に複数検索し、公開可能な場合、類似した特徴が発生した際に入力された前記運用事例とその状況を時刻により検索、取得し、該運用事例を同じく取得した前記グラフデータと共に、前記一般機関に提供し、前記一般機関が遭遇する前記故障に対する前記対応および/または予防保全の用に供することを特徴とする故障対応事例提供サービス方法。
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