JP2005222292A - サービス提供システム、管理サーバシステムおよびサービス提供方法 - Google Patents

サービス提供システム、管理サーバシステムおよびサービス提供方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 ユーザの個人情報がサービス提供者に提供されることなく、ユーザがサービス提供者によって提供されているサービスを容易に享受することが可能なサービス提供システム、管理サーバシステムおよびサービス提供方法を提供する。
【解決手段】 DB102aは、ユーザによって設定された、ユーザ識別情報とユーザ連絡先情報とを関連づけて記録する。ユーザ端末100は、ストア端末101が提供する所定のサービスを示すサービス指定情報と識別情報とをストア端末101に送信する。ストア端末101は、サービス指定情報によって示された所定のサービスを示すサービス情報および識別情報とを通知システム102に送信する。通知システム102は、DB102aにおいてストア端末101から送信された識別情報と関連づけられている連絡先情報によって示される連絡先に、サービス情報によって示される所定のサービスを提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、サービス提供システム、管理サーバシステムおよびサービス提供方法に関する。
従来、病院等での順番待ち時に、順番が近づいたことを、利用者の携帯電話機に電話をかけて通知したり、利用者の携帯電話機にe-mailメッセージを送信して通知したりするサービスが行われている。
例えば、特許文献1(特開2003−44684号公報)には、顧客の携帯情報端末が有する近距離無線通信手段(具体的には、ブルートゥース無線技術、赤外線通信)から送信される顧客の個人情報(携帯電話機のメールアドレス)を受け付けた際に顧客の順番待ちの登録を行い、顧客の順番が近づいた際にその旨の通知を顧客の携帯情報端末にe-mailメッセージで通知する順番管理方法が記載されている。
特許文献1に記載の順番管理方法は、順番待ち時間を他の要件を行う時間として利用できるため、利用者にとって便利であるが、予め利用者の個人情報(例えば、電話番号またはメールアドレス)を、銀行、役所、病院またはレストランのような順番を管理する側に知らせておかなければならない。
特許文献2(特開2003−296637号公報)には、ユーザの個人情報を秘匿にしつつサプライヤに対して物品またはサービスを要求できるシステムが記載されている。
図13は、特許文献2に記載のシステムを示したブロック図である。
図13において、特許文献2に記載のシステムは、ユーザが利用するユーザ端末131と、サプライヤが管理するサプライヤサーバ132と、宅配業者が利用する宅配業者端末133と、匿名配信支援サーバ134と、データベースシステム135とを含む。ユーザ端末131と、サプライヤサーバ132と、宅配業者端末134と、匿名配信支援サーバ134とは、インターネット136を介して、相互に接続可能である。
匿名配信支援サーバ134は、ユーザ端末131からユーザの個人情報(氏名、住所、電話番号およびメールアドレス)が供給されると、供給された個人情報に対応したユーザIDを発行し、発行したユーザIDをユーザ端末131に送信する。ユーザIDは認証データとして用いられる。
さらに、匿名配信支援サーバ134は、ユーザIDに対応した匿名IDを発行し、発行した匿名IDをユーザIDと関連づけてデータベースシステム135に記録する。
ユーザが、サプライヤサーバ132が提供する物品を要求しようとする場合、まず、ユーザは、ユーザ端末131を操作して、匿名配信支援サーバ134から匿名IDを取得する。具体的には、ユーザは、ユーザ端末131を操作して、認証データとしてのユーザIDを匿名配信支援サーバ134に送信する。その後、ユーザは、ユーザ端末131を操作して、匿名配信支援サーバ134に匿名IDの取得を依頼し、匿名配信支援サーバ134から匿名IDを取得する。
続いて、ユーザは、取得した匿名IDと、要求する物品を指定する物品情報とを、ユーザ端末131からサプライヤサーバ132に送信する。
サプライヤサーバ132は、ユーザ端末131から送信された匿名IDおよび物品情報とを宅配業者端末133に送信する。
宅配業者端末133は、サプライヤサーバ132から送信された匿名IDを匿名配信支援サーバ134に送信する。
匿名配信支援サーバ134は、データベースシステム135において宅配業者端末133から送信された匿名IDに関連づけられている個人情報を宅配業者の公開鍵で暗号化し、暗号化した個人情報を暗号化配達先データとして宅配業者端末133に送信する。
宅配業者端末133は、匿名配信支援サーバ134から送信された暗号化配達先データを宅配業者の秘密鍵で復号化して、ユーザの個人情報(氏名、住所、電話番号およびメールアドレス)を得る。宅配業者は、ユーザによって指定された商品を、ユーザの個人情報によって特定される配達先に配送する。
特許文献2に記載のシステムでは、ユーザは、自己の個人情報をサプライヤに知らせずに、サプライヤから商品を入手することが可能となる。
特開2003−44684号公報 特開2003−296637号公報
特許文献1に記載の順番管理方法では、予め利用者の個人情報(例えば、電話番号またはメールアドレス)を、順番を管理する側(以下「順番管理側」と称する。)に知らせておかなければならない。
しかしながら、ユーザの中には、個人情報の漏洩の危険性を少なくするために、個人情報である電話番号またはメールアドレスを順番管理側に開示してまで順番の通知を受けたくないと判断する人が存在する可能性がある。
個人情報を順番管理側に提供しないユーザは、個人情報の漏洩の危険性を少なくすることはできるが、便利なはずのサービスを受けられないといった問題が生じる。
なお、個人情報の漏洩の危険性を少なくすることはできるが、便利なはずのサービスを受けられないといった問題は、順番待ちの状況を通知するサービスに限る問題ではなく、所定のサービスの提供を受けるために、サービス提供者にユーザの個人情報(例えば、電話番号、クレジットカード番号または預金口座番号)を提供しなければならない場合に共通する問題である。
特許文献2に記載のシステムでは、ユーザの個人情報を秘匿しつつサプライヤに対して物品またはサービスを要求できるので、ユーザは、個人情報の漏洩の危険性が少ない状況下で便利なサービスを受けることが可能となる。
しかしながら、特許文献2に記載のシステムでは、以下のような問題を有する。
サプライヤサーバ132が提供する物品を要求しようとする場合、ユーザは、まず、サプライヤサーバ132とは異なる匿名配信支援サーバ134から匿名IDを取得しなければならない。
さらに言えば、ユーザが匿名配信支援サーバ134から匿名IDを取得するには、ユーザは、匿名配信支援サーバ134に認証データとしてのユーザIDを送信するための操作および匿名配信支援サーバ134に匿名IDの取得を依頼するための操作とを行わなければならない。つまり、ユーザは、匿名配信支援サーバ134から匿名IDを取得するために、煩わしい操作を複数回行わなければならない。
本発明の目的は、ユーザの個人情報がサービス提供者に提供されることなく、ユーザがサービス提供者によって提供されているサービスを容易に享受することが可能なサービス提供システム、管理サーバシステムおよびサービス提供方法を提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明のサービス提供システムは、ユーザによって使用されるユーザ端末と、前記ユーザに所定のサービスを提供することが可能なサービス提供端末と、前記サービス提供端末と通信回線を介して接続される管理サーバシステムとを含むサービス提供システムにおいて、前記管理サーバシステムは、前記ユーザによって設定された、前記ユーザを識別するための識別情報および該ユーザの連絡先を示す連絡先情報とを関連づけて記録する記録部を含み、前記ユーザ端末は、前記所定のサービスを示すサービス指定情報および前記識別情報とを前記サービス提供端末に送信し、前記サービス提供端末は、前記サービス指定情報によって示された所定のサービスを示すサービス情報および前記ユーザ端末から送信された識別情報とを前記管理サーバシステムに送信し、前記管理サーバシステムは、前記記録部において前記サービス提供端末から送信された識別情報と関連づけられている連絡先情報によって示される連絡先に、前記サービス情報によって示される所定のサービスを提供することを特徴とする。
また、本発明のサービス提供方法は、ユーザによって使用されるユーザ端末と、前記ユーザに所定のサービスを提供することが可能なサービス提供端末と、前記サービス提供端末と通信回線を介して接続される管理サーバシステムとを含むサービス提供システムが行うサービス提供方法において、前記管理サーバシステムは、前記ユーザによって設定された、前記ユーザを識別するための識別情報および該ユーザの連絡先を示す連絡先情報とを関連づけて記録する記録部を含み、前記ユーザ端末が、前記所定のサービスを示すサービス指定情報および前記識別情報とを前記サービス提供端末に送信し、前記サービス提供端末が、前記ユーザ端末から送信された識別情報を前記管理サーバシステムに送信し、前記サービス提供端末が、前記サービス指定情報によって示された所定のサービスを示すサービス情報を前記管理サーバシステムに送信し、前記管理サーバシステムが、前記記録部において前記サービス提供端末から送信された識別情報と関連づけられている連絡先情報によって示される連絡先に、前記サービス情報によって示される所定のサービスを提供することを特徴とする。
また、本発明の管理サーバシステムは、サービス提供端末が提供するサービスの中でユーザ端末によって指定された所定のサービスを、前記ユーザ端末によって指定された識別情報によって特定されるユーザに提供する管理サーバシステムであって、ユーザによって設定された、該ユーザを識別するための識別情報および該ユーザの連絡先を示す連絡先情報とを関連づけて記録する記録部と、前記サービス提供端末から送信される、前記ユーザ端末によって指定された所定のサービスを示すサービス情報および前記ユーザ端末によって指定された識別情報とを受け付ける入力部と、前記記録部において前記入力部によって受け付けられた識別情報と関連づけられている連絡先情報によって示される連絡先に、前記サービス情報によって示される所定のサービスを提供するサービス提供部とを含む。
また、本発明のサービス提供方法は、サービス提供端末が提供するサービスの中でユーザ端末によって指定された所定のサービスを、前記ユーザ端末によって指定された識別情報によって特定されるユーザに提供する管理サーバシステムが行うサービス提供方法であって、管理サーバシステムは、ユーザによって設定された、該ユーザを識別するための識別情報および該ユーザの連絡先を示す連絡先情報とを関連づけて記録する記録部を含み、
前記サービス提供端末から送信される、前記ユーザ端末によって指定された識別情報を受け付ける識別情報入力ステップと、前記サービス提供端末から送信される、前記ユーザ端末によって指定された所定のサービスを示すサービス情報を受け付けるサービス情報入力ステップと、前記記録部において前記識別情報入力ステップで受け付けられた識別情報と関連づけられている連絡先情報によって示される連絡先に、前記サービス情報入力ステップで受け付けられたサービス情報によって示される所定のサービスを提供するサービス提供ステップとを含む。
上記の発明によれば、管理サーバシステムは、サービス提供端末から送信される識別情報と関連づけられている連絡先情報によって示される連絡先に、サービス提供端末から送信されるサービス情報によって示される所定のサービスを提供する。
ユーザの連絡先は、識別情報と関連づけられて管理サーバシステムの記録部に記録されている。このため、管理サーバシステムは、サービス提供端末から識別情報が供給されれば、識別情報に関連する連絡先を確定することが可能となり、サービス提供端末からユーザの連絡先を示す情報を得る必要がなくなる。
したがって、ユーザは、ユーザ端末からサービス提供端末に向けて、自己の識別情報および所定のサービスを示すサービス指定情報とを送信すれば、所定のサービスを受けることが可能となり、サービス提供端末に個人情報となる連絡先を知らせなくて済むようになる。
また、所定のサービスを受けるために必要となる識別情報は、ユーザ自身によって設定される。このため、ユーザが識別情報を取得しようとするたびに、ユーザがユーザ端末を操作して管理サーバシステムから識別情報を得るという煩わしい作業を行う必要性は低くなる。したがって、ユーザは、所定のサービスを容易に享受することが可能となる。
また、上記サービス提供システムにおいて、前記連絡先情報は、メールアドレス、電話番号またはページャ番号であることが望ましい。
また、上記サービス提供方法において、 前記連絡先情報は、メールアドレス、電話番号またはページャ番号であることが望ましい。
また、上記サービス提供システムにおいて、前記メールアドレスは前記ユーザ端末のメールアドレスであり、前記電話番号は前記ユーザ端末の電話番号であり、前記ページャ番号は前記ユーザ端末のページャ番号であることが望ましい
また、上記サービス提供方法において、前記メールアドレスは前記ユーザ端末のメールアドレスであり、前記電話番号は前記ユーザ端末の電話番号であり、前記ページャ番号は前記ユーザ端末のページャ番号であることが望ましい。
上記の発明によれば、所定のサービスの申込みを行ったユーザ端末によって、所定のサービスの提供を受けることが可能となる。
また、本発明のサービス提供システムは、ユーザによって使用されるユーザ端末と、前記ユーザに所定のサービスを提供することが可能なサービス提供端末と、前記サービス提供端末と通信回線を介して接続される管理サーバシステムとを含むサービス提供システムにおいて、前記管理サーバシステムは、前記ユーザによって設定された、該ユーザを識別するための識別情報および該ユーザの決済先を示す決済先情報とを関連づけて記録する記録部を含み、前記ユーザ端末は、前記所定のサービスを示すサービス指定情報および前記識別情報とを前記サービス提供端末に送信し、前記サービス提供端末は、前記サービス指定情報によって示された所定のサービスの代金を示す代金情報および前記ユーザ端末から送信された識別情報とを前記管理サーバシステムに送信し、前記管理サーバシステムは、前記記録部において前記サービス提供端末から送信された識別情報と関連づけられている決済先情報によって示される決済先で、前記代金情報によって示される所定のサービスの代金を決済させることを特徴とする。
また、本発明のサービス提供方法は、ユーザによって使用されるユーザ端末と、前記ユーザに所定のサービスを提供することが可能なサービス提供端末と、前記サービス提供端末と通信回線を介して接続される管理サーバシステムとを含むサービス提供システムが行うサービス提供方法において、前記管理サーバシステムは、前記ユーザによって設定された、該ユーザを識別するための識別情報および該ユーザの決済先を示す決済先情報とを関連づけて記録する記録部を含み、前記ユーザ端末が、前記所定のサービスを示すサービス指定情報および前記識別情報とを前記サービス提供端末に送信し、前記サービス提供端末が、前記ユーザ端末から送信された識別情報を前記管理サーバシステムに送信し、前記サービス提供端末が、前記サービス指定情報によって示された所定のサービスの代金を示す代金情報を前記管理サーバシステムに送信し、前記管理サーバシステムが、前記記録部において前記サービス提供端末から送信された識別情報と関連づけられている決済先情報によって示される決済先で、前記代金情報によって示される所定のサービスの代金を決済させることを特徴とする。
また、本発明の管理サーバシステムは、サービス提供端末が提供するサービスの中でユーザ端末によって指定された所定のサービスの代金を、前記ユーザ端末によって指定された識別情報によって特定されるユーザの決済先で決済させる管理サーバシステムであって、 ユーザによって設定された、該ユーザを識別するための識別情報および該ユーザの決済先を示す決済先情報とを関連づけて記録する記録部と、前記サービス提供端末から送信される、前記ユーザ端末によって指定された所定のサービスの代金を示す代金情報および前記ユーザ端末によって指定された識別情報とを受け付ける入力部と、前記記録部において前記入力部によって受け付けられた識別情報と関連づけられている決済先情報によって示される決済先で、前記代金情報によって示される所定のサービスの代金を決済させる決済部とを含む。
また、本発明のサービス提供方法は、サービス提供端末が提供するサービスの中でユーザ端末によって指定された所定のサービスの代金を、前記ユーザ端末によって指定された識別情報によって特定されるユーザの決済先で決済させる管理サーバシステムが行うサービス提供方法であって、前記管理サーバシステムは、ユーザによって設定された、該ユーザを識別するための識別情報および該ユーザの決済先を示す決済先情報とを関連づけて記録する記録部を含み、前記サービス提供端末から送信される、前記ユーザ端末によって指定された識別情報を受け付ける識別情報入力ステップと、前記サービス提供端末から送信される、前記ユーザ端末によって指定された所定のサービスの代金を示す代金情報を受け付ける代金情報入力ステップと、前記記録部において前記識別入力ステップで受け付けられた識別情報と関連づけられている決済先情報によって示される決済先で、前記代金情報入力ステップで受け付けられた代金情報によって示される所定のサービスの代金を決済させる決済ステップとを含む。
上記の発明によれば、管理サーバシステムは、サービス提供端末から送信される識別情報と関連づけられている決済先情報によって示される決済先で、サービス提供端末から送信されるサービス情報によって示される所定のサービスの代金を決済させる。
ユーザの決済先は、識別情報と関連づけられて管理サーバシステムの記録部に記録されている。このため、管理サーバシステムは、サービス提供端末から識別情報が供給されれば、識別情報に関連する決済先を確定することが可能となり、サービス提供端末からユーザの決済先を示す情報を得る必要がなくなる。
したがって、ユーザは、ユーザ端末からサービス提供端末に向けて、自己の識別情報および所定のサービスを示すサービス指定情報とを送信すれば、所定のサービスの決済を行わせることが可能となり、サービス提供端末に個人情報となる決済先を知らせなくて済むようになる。
また、所定のサービスの決済を行わせるために必要となる識別情報は、ユーザ自身によって設定される。このため、ユーザが識別情報を取得しようとするたびに、ユーザがユーザ端末を操作して管理サーバシステムから識別情報を得るという煩わしい作業を行う必要性は低くなる。したがって、ユーザは、所定のサービスを容易に享受することが可能となる。
また、上記サービス提供システムにおいて、前記決済先情報は、クレジットカード番号または口座番号であることが望ましい。
また、上記サービス提供方法において、前記決済先情報は、クレジットカード番号または口座番号である ことが望ましい。
本発明によれば、管理サーバシステムは、サービス提供端末から送信される識別情報と関連づけられている連絡先情報によって示される連絡先に、サービス提供端末から送信されるサービス情報によって示される所定のサービスを提供する。
ユーザの連絡先は、識別情報と関連づけられて管理サーバシステムの記録部に記録されている。このため、管理サーバシステムは、サービス提供端末から識別情報が供給されれば、識別情報に関連する連絡先を確定することが可能となり、サービス提供端末からユーザの連絡先を示す情報を得る必要がなくなる。
したがって、ユーザは、ユーザ端末からサービス提供端末に向けて、自己の識別情報および所定のサービスを示すサービス指定情報とを送信すれば、所定のサービスを受けることが可能となり、サービス提供端末に個人情報となる連絡先を知らせなくて済むようになる。
また、所定のサービスを受けるために必要となる識別情報は、ユーザ自身によって設定される。このため、ユーザが識別情報を取得しようとするたびに、ユーザがユーザ端末を操作して管理サーバシステムから識別情報を得るという煩わしい作業を行う必要性は低くなる。したがって、ユーザは、所定のサービスを容易に享受することが可能となる。
以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施例のサービス提供システムを示したブロック図である。図1において、本サービス提供システムは、ユーザによって使用されるユーザ端末100と、ユーザに所定のサービスを提供することが可能なストア端末101と、通知システム102とを含む。
ユーザ端末100とストア端末101とは、通信路110を介して相互に通信することが可能である。また、ストア端末101と通知システム102とは、通信路111を介して相互に通信することが可能である。なお、ストア端末101と通知システム102とは相互に相手を認証し、お互いに不正端末からのアクセスを受け付けないようにしている。また、通知システム102とユーザ端末100とは、通信路112を介して通信することが可能である。
通信路110としては、例えば、赤外線、ブルートゥース、無線LAN、マイクロ波といった無線通信路、または、ケーブルまたは端子接触といった有線通信路が用いられる。このため、ユーザ端末100とストア端末101との通信は、ユーザ端末100の連絡先情報をストア端末101に知らせることなく行うことが可能となる。なお、本実施例では、通信路110として赤外線を用いる。
通信路111としては、インターネット等の通信回線が用いられる。本実施例では、通信路111は、暗号化技術に基づくセキュリティがあらかじめ確保されており、通信路111は盗聴、データの偽造などの脅威に対して安全性が確保されている。
通信路112としては、携帯電話通信、電子メールまたはページャ通信などの無線通信を行うための無線通信路が用いられる。
ユーザ端末100は、ユーザによって使用される情報機器である。例えば、ユーザ端末100として、携帯電話機またはPDA(Personal Digital Assistance)のような携帯端末、または通信機能を有する電子カードが用いられる。なお、ユーザ端末100は、上記に限らず適宜変更可能であり、例えば、ユーザによって携帯可能な通信機能付きの情報機器を用いることが可能である。
ユーザ端末100は、赤外線通信部100aと、電波通信部100bと、表示部100cと、入力部100dと、制御部100eとを含む。
赤外線通信部100aは、通信路110を介してストア端末101と通信を行うための通信部であり、ストア端末101との間で赤外線を利用した通信を行う。
電波通信部100bは、通信路112を介して通知システム102と通信を行うための通信部であり、通知システム102との間で電波を利用した通信(例えば、携帯電話通信、電子メール通信またはページャ通信)を行う。なお、本実施例では、電波通信部100bは、携帯電話通信、電子メール通信およびページャ通信を行う。
表示部100cは、所望の表示を行う。入力部100dは、ユーザによって操作されることによって、ユーザからの入力を受け付ける。制御部100eは、ユーザ端末100の全体を制御する。
ユーザ端末100は、ストア端末101によって提供されている所定のサービスを示すサービス指定情報および自らの識別情報(ユーザ識別情報)とをストア端末101に送信する。
サービス提供端末としてのストア端末101は、ユーザ端末100のユーザに対して所定の情報(所定のサービス)を提供する商店または企業などの情報発信者によって管理される。
ストア端末101は、赤外線通信部101aと、情報入出力部101bと、表示部101cと、入力部101dと、制御部101eとを含む。
赤外線通信部101aは、通信路110を介してユーザ端末100と通信を行うための通信部であり、ユーザ端末100との間で赤外線を利用した通信を行う。
情報入出力部101bは、通信路111を介して通知システム102と通信を行うための通信部であり、インターネット技術を用いて通知システム102との間で通信を行う。
表示部101cは、所望の表示を行う。入力部101dは、情報発信者によって操作されることによって、情報発信者からの入力を受け付ける。制御部101dは、ストア端末101の全体を制御する。
ストア端末101は、ユーザ端末100から送信されたサービス指定情報によって示された所定のサービスを示すサービス情報、ユーザ端末100から送信された識別情報(ユーザ識別情報)とを通知システム102に送信する。
管理サーバシステムとしての通知システム102は、通知サービスを提供する事業者または機関などのサービスプロバイダによって管理される。
通知システム102は、データベース(以下「DB」と称する。)102aと管理サーバ102bとを含む。
記録部としてのDB102aは、ユーザによって設定された、ユーザを識別するための識別情報(ユーザ識別情報)およびユーザの連絡先を示す連絡先情報とを関連づけてユーザデータベースとして記録する。
なお、本実施例では、連絡先情報として、メールアドレス、電話番号またはページャ番号が用いられる。さらに言えば、本実施例では、メールアドレスとしてユーザ端末100のメールアドレスが用いられ、電話番号としてユーザ端末100の電話番号が用いられ、ページャ番号はユーザ端末100のページャ番号が用いられる。
図2は、DB102aに記録されたユーザデータベース102aAの一例を示した説明図である。
図2において、ユーザデータベース102aAには、識別情報としてのユーザ識別情報102a1、e-mailアドレス102a2、携帯電話の電話番号102a3、ページャ番号102a4、ユーザ認証キー102a5とが、ユーザ単位で関連づけて記録されている。e-mailアドレス102a2、携帯電話の電話番号102a3およびページャ番号102a4とのそれぞれは、ユーザの連絡先情報である。なお、連絡先情報は、ユーザ端末100の連絡先に限らず、ユーザの連絡先であれば、適宜変更可能である。
図1に戻って、管理サーバ102bは、情報入出力部102b1と、電波通信部102b2と、メモリ102b3と、CPU102b4とを含む。
入力部としての情報入出力部102b1は、通信路111を介してストア端末101と通信を行うための通信部であり、インターネット技術を用いてストア端末101との間で通信を行う。情報入出力部102b1は、ストア端末101から送信されたサービス情報および識別情報(ユーザ識別情報)とを受け付ける。
電波通信部102b2は、通信路112を介してユーザ端末100と通信を行うための通信部であり、ユーザ端末100との間で、携帯電話通信、電子メール通信およびページャ通信を行う。なお、通信路112には、携帯電話通信会社が運営する無線通信施設が含まれる。
メモリ102b3は、コンピュータによって読み取り可能な記録媒体である。メモリ102b3には、管理サーバ102bの動作、さらに言えば、通知システム102の動作を規定するプログラムが記録されている。
コンピュータであるCPU102b4は、メモリ102b3に記録されているプログラムを読み取り、読み取ったプログラムにしたがって種々の処理を実行する。なお、以下では、CPU102b4が処理を実行することによって実現される機能を管理サーバ102bが有する機能として説明する。なお、当然のことながら、管理サーバ102bが有する機能は、通知システム102が有する機能である。
例えば、管理サーバ102bは、ユーザによって設定された、識別情報(ユーザ識別情報)および連絡先情報とを関連づけてDB102aにユーザデータベース102a1として記録する。
また、管理サーバ102bは、ユーザデータベース102a1において情報入出力部102b1によって受け付けられた識別情報(ユーザ識別情報)と関連づけられている連絡先情報によって示される連絡先に、情報入出力部102b1によって受け付けられたサービス情報によって示される所定のサービスを提供する。
なお、CPU102b4と電波通信部102b2とは、サービス提供部に含まれる。
ユーザは、あらかじめサービスプロバイダに対して、通知サービスの加入を行う。また、情報発信者である商店や企業もサービスプロバイダに対して、サービス加入する。つまり、サービスプロバイダとユーザ、サービスプロバイダと情報発信者の間には加入契約による信頼関係が結ばれている。しかしながら、ユーザと情報発信者の間には直接的な信頼関係はない。
次に、動作を説明する。
図3は、サービス提供システムの動作を説明するためのシーケンス図である。以下、図3を参照して、サービス提供システムの動作を説明する。
ユーザ端末100は、ユーザの操作にしたがって、管理サーバ102bに、ユーザ識別情報102a1、e-mailアドレス102a2、携帯電話の電話番号102a3、ページャ番号102a4およびユーザ認証キー102a5とを供給する(ステップ31)。
管理サーバ102bは、ユーザ端末100から供給されたユーザ識別情報102a1、e-mailアドレス102a2、携帯電話の電話番号102a3、ページャ番号102a4およびユーザ認証キー102a5とを関連づけてDB102aにユーザデータベース102aAとして記録する(ステップ32)。
本実施例では、管理サーバ102bは、DB102aへのユーザデータベース102aAの記録が完了すると、管理サーバ102bの公開鍵をユーザ端末100に供給する。なお、管理サーバ102bは、管理サーバ102bの公開鍵が変更されるたびに、新たな公開鍵をユーザ端末100に供給するようにしてもよい(ステップ33)。
また、ストア端末101は、情報提供者の操作にしたがって、通知システム102に登録要求を行う(ステップ34)。通知システム102は、登録要求を行ったストア端末101を登録し(ステップ35)、ストア端末101に対して、ストア端末101を識別するためのストアIDを供給する(ステップ36)。
ユーザ端末100は、ユーザの操作にしたがって、ストア端末101へデータを要求する(ステップ37)。
ストア端末101は、ユーザ端末100からの要求に応じて、ストア端末101を識別するためのストア端末情報およびストア端末101がユーザに提供可能な所定のサービスの内容を示したサービス内容情報とをユーザ端末100に供給する(ステップ38)。
ユーザ端末100は、ストア端末101から送られてきたストア端末情報を利用して、ストア端末101が正規に通知システム102に登録しているかどうかを確認する(ステップ39)。なお、ステップ39で実行される認証方式としては、さまざまな認証方式が適用可能である。
例えば、ユーザ端末100が、ステップ38で取得したストア端末情報を通知システム102に送信し、通知システム102でストア端末101が正規に通知システム102に登録しているかどうかを確認してもらい、その確認結果をユーザ端末100が取得することによってステップ39を実行するようにしてもよい。
ステップS39で、ストア端末101が正規に通知システム102に登録していないと判断した場合、ユーザ端末100は、ストア端末101が不正端末であると判断し、ストア端末101から受け取った情報を破棄する。
ステップS39で、ストア端末101が正規に通知システム102に登録していると判断した場合、ユーザ端末100は、ストア端末101から送信されたストア端末情報およびサービス内容情報に応じた表示を行う(ステップ40)。なお、サービス内容情報は、例えば、ストア端末101が発行したID、通知内容(サービス内容)、通知開始日、通知終了日、通知回数および通知方法を含む。
図4は、ユーザ端末100の表示部100cがステップ40において行う表示の一例を示した説明図である。なお、図4において、ストア端末情報に応じた表示がABCストアであり、サービス内容情報に応じた表示がABCストアを除いた残りの部分である。
図5は、ユーザ端末100の表示部100cがステップ40において行う表示の他の例を示した説明図である。なお、図5において、ストア端末情報に応じた表示がABCストアであり、サービス内容情報に応じた表示がABCストアを除いた残りの部分である。
なお、ストア端末101から提供されるIDは、常に世界で1つとなるようなIDである。例えば、IDを20桁の数字情報とし、上10桁をサービスプロバイダがストア端末101に割り当てた番号とし、下10桁をIDを発行するごとに数字が1つずつ大きくするように情報提供者またはストア端末101が管理すれば、ストア端末101が発行するIDは世界で唯一のIDとなる。
ユーザ端末100は、ストア端末101から発行されたIDを利用して、ストア端末101に対してサービスの申込みを行う。ストア端末101は、自らが発行したIDを利用して、ユーザ端末100のユーザに対してサービスを提供する。
図3に戻って、ユーザは、ユーザ端末100に表示されたサービス内容に同意(了承)する場合、換言すると、ストア端末101が提供しているサービスの申込みを行う場合、同意を示すようにユーザ端末100を操作する。
ユーザ端末100は、ユーザの操作にしたがって、ストア端末101が提供しているサービスの申込みを行う旨の同意情報をストア端末101に送信する(ステップ41)。
ユーザ端末100がストア端末101に送信する同意情報には、ストア端末101が発行したサービス内容情報(IDを含む。)、ユーザ情報、ユーザ署名等が含まれる。サービス内容情報は、ストア端末101が提供する通知サービスを示すサービス指定情報となる。
なお、本実施例では、ユーザ情報として、ユーザが通知システム102に登録した自らのユーザ識別情報が用いられる。
ユーザ端末100は、ユーザ情報をストア端末101に送信する際、ユーザ情報を通知システム102の公開鍵で暗号化した暗号化ユーザ情報をストア端末101に送信する。よって、ストア端末101を管理する情報提供者は、ユーザ端末100のユーザのユーザ情報を認識することができない。
ストア端末101は、ユーザ端末100から同意情報を受け取ると、ユーザに対して情報提供サービス(所定のサービス)を開始することを、通知システム102に通知する(ステップ42)。
具体的には、まず、ストア端末101は、ユーザ端末100から返信された同意情報に含まれるサービス内容情報がストア端末101が提供しているサービス内容であるか確認する。ユーザ端末100から返信された同意情報に含まれるサービス内容情報がストア端末101が提供しているサービス内容である場合には、ストア端末101は、ユーザ端末100から受け取った同意情報を通知システム102に通知する。
なお、ユーザ端末100から返信された同意情報に含まれるサービス内容情報がストア端末101が提供しているサービス内容でない場合には、ストア端末101は、同意情報を通知システム102に通知しない。
通知システム102は、ストア端末101が転送したユーザからの同意情報を受け取り、その中に含まれている暗号化されているユーザ識別情報を通知システム102の秘密鍵を用いて解読し(ステップ43)、どのユーザに対してサービスを提供するかを判断する。
なお、本実施例では、ユーザ情報の暗号化および復号化の手法として、公開鍵暗号方式を用いたが、ユーザ情報の暗号化および復号化の手法は、公開鍵暗号方式に限らず適宜変更可能である。
通知システム102は、解読したユーザ識別情報が、DB102aのユーザデータベース102aAに記録されているか否か確認する(ステップ44)。
通知システム102は、解読したユーザ識別情報がDB102aのユーザデータベース102aAに記録されていない際には、暗号化ユーザ識別情報を送信したユーザは未加入のユーザであると判断する。この場合、通知システム102は、ストア端末101にサービス登録失敗を示す登録失敗情報を送信する。
通知システム102は、解読したユーザ識別情報がDB102aのユーザデータベース102aAに記録されている際には、暗号化ユーザ識別情報を送信したユーザは正規のユーザであると判断する。
通知システム102は、暗号化ユーザ識別情報を送信したユーザが正規のユーザであると判断すると、同意情報に含まれている通知方法に対応する連絡先情報が、ユーザデータベース102aAにおいて解読したユーザ識別情報と関連づけられている連絡先情報に記録されているか確認する(ステップ45)。
同意情報に含まれている通知方法に対応する連絡先情報が、ユーザデータベース102aAにおいて解読したユーザ識別情報と関連づけられている連絡先情報に記録されている場合、通知システム102は、同意情報と、ユーザデータベース102aAにおいて解読したユーザ識別情報と関連づけられている情報とに基づいて通知情報テーブル102aBを作成し(ステップ46)、作成した通知情報テーブル102aBをDB102aに記録する。
図6は、通知情報テーブル102aBの一例を示した説明図である
図6において、通知情報テーブル102aBは、ID102a6と、ユーザ識別情報102a7と、通知方法102a8と、IDの有効期限102a9と、有効回数102a10と、利用回数102a11とを含む。
なお、通知方法102a8は、予めサービスプロバイダとユーザが契約している内容に限られる。
例えば、ユーザ端末100が電子メール受信可能な携帯電話機であり、ユーザデータベース102aAに携帯電話機の電話番号および携帯電話機のメールアドレスが記録されていれば、ユーザ端末100に対して電話による通知、e-mailによる通知を行うことができる。
しかしながら、ユーザがe-mailによるサービスのみ加入している場合は、具体的には、ユーザデータベース102aAにユーザの連絡先情報として携帯電話機のメールアドレスしか記録されていない場合、通知システム102は、サービス内容情報の通知方法が電話であった場合、ユーザに対して電話による通知サービスを実行できない。
通知方法が利用可能である場合は、通知システム102はストア端末101に対して、登録成功通知を返し、利用できない場合は登録失敗通知を返す(ステップ47)。
ストア端末101は、通知システム102から送信された登録成功通知または登録失敗通知をユーザ端末100に送信する(ステップ48)
通知システム102から登録成功通知を受け取ると、情報発信者はユーザに対して通知サービスを提供することができる。
ストア端末101は、同意情報に基づいてユーザに対する通知が必要となるタイミングを検出し、ユーザに対する通知が必要となるタイミングになると、同意情報に基づいて、IDと通知内容であるメッセージ(サービス情報)とを通知システム102に送信する(ステップ49)。なお、IDとメッセージとを含む情報を、メッセージデータと称する。
通知システム102は、ストア端末101から受け取ったIDからユーザ端末100へ通知を行うための情報(ユーザ名および通知方法)を通知情報テーブル102aBから検索する(ステップ50)。
さらに、通知システム102はユーザ名と通知方法とを用いて、ユーザデータベース102aAからユーザへ通知を行うために必要な連絡先情報(電話番号やe-mailアドレスなど)を取得する(ステップ51)。
通知システム102は、取得した連絡先情報(電話番号やe-mailアドレスなど)に対して、ストア端末101から送信された通知内容を示すメッセージを送信する(ステップ52)。
なお、メッセージはe-mailであればテキスト情報、電話であれば録音された音声情報である。
図7は、通知システム102から送信されるメッセージの一例を示した説明図である。
以上に示す動作により、ユーザは、情報発信者に対して個人情報としての連絡先情報を提供することなく、通知サービスを受けることができるようになる。
図8は、ユーザ端末100のサービス登録時の動作を説明するためのフローチャートである。以下、図8を参照して、ユーザ端末100のサービス登録時の動作を説明する。
ユーザ端末100は、ユーザから通知サービス要求開始の操作がされるまで待機する(ステップ8-1)。
ユーザ端末100は、ユーザによって通知サービス要求開始の操作がされると、ストア端末102に対してデータを要求し(ステップ8-2)、ストア端末102から送信されたデータ(ストア端末情報およびサービス内容情報)を受信する(ステップ8-3)。
ユーザ端末100は、ストア端末101から送られてきたストア端末情報を利用して、ストア端末101が正規に通知システム102に登録しているかどうかを確認する(ステップ8-4)。
ストア端末101が正規に通知システム102に登録していないと判断した場合、ユーザ端末100は、ストア端末101は不正端末であると判断し(ステップ8-5)、ストア端末101から受け取った情報を破棄し(ステップ8-12)、処理をステップ8-1に戻す。
ストア端末101が正規に通知システム102に登録していると判断した場合(ステップ8-5)、ユーザ端末100は、ストア端末101から送信されたストア端末情報およびサービス内容情報に応じた表示を行い、ユーザからの入力を待つ(ステップ8-6)。なお、図4および図5は、ステップ8-6での表示例を示した図である。
図3に戻って、ユーザ端末100は、ユーザからの入力が拒否の場合(ステップ8-7)、サービス拒否をストア端末101に報告する(ステップ8-13)。
ユーザ端末100は、ユーザからの入力が同意(了承)の場合(ステップ8-7)、ストア端末101が提供しているサービスの申込みを行う旨の同意情報をストア端末101に送信する(ステップ8-8)。
ユーザ端末100がストア端末101に送信する同意情報には、ストア端末101から送信されたサービス内容情報(IDを含む。)とユーザ情報等が含まれる。なお、ユーザ情報としては、ユーザが通知システム102に登録した自らのユーザ識別情報を通知システム102の公開鍵で暗号化した暗号化ユーザ情報が用いられる。
ユーザ端末100は、ストア端末101からの応答が登録成功である場合には(ステップ8-9)、登録成功を表示部100cにて表示させてユーザに知らせる(ステップ8-10)。
ユーザ端末100は、ストア端末101からの応答が登録失敗である場合には(ステップ8-9)、ストア端末101から提供されたサービス失敗理由を表示部100cにて表示させてユーザに知らせる(ステップ8-11)。
図9は、ストア端末101のユーザ登録時の動作を説明するためのフローチャートである。以下、図9を参照して、ストア端末101のユーザ登録時の動作を説明する。
ストア端末101は、ユーザ端末100からデータが要求されるまで待機する(ステップ9-1)。ストア端末101は、ユーザ端末100からデータが要求されると、IDを生成する(ステップ9-2)。続いて、ストア端末101は、ユーザ端末100へデータ(ストア端末情報およびサービス内容情報)を送信する(ステップ9-3)。その後、ストア端末101は、ユーザ端末100からの応答を待つ(ステップ9-4)。
ユーザ端末100からの応答が拒否であると(ステップ9-5)、ストア端末101は、処理をステップ9-1に戻す。
ユーザ端末100からの応答が了承(同意)であると、具体的にはユーザ端末100から同意情報が送られてくると、ストア端末101は、ユーザ端末100から送信された同意情報に含まれるサービス内容情報がストア端末101が提供しているサービス内容であるか確認する(ステップ9-6)。
ユーザ端末100から返信された同意情報に含まれるサービス内容情報がストア端末101が提供しているサービス内容でない場合には(ステップ9-7)、ストア端末101は、登録失敗とその理由(ユーザ端末100から返信された同意情報に含まれるサービス内容情報がストア端末101が提供しているサービス内容でない旨)をユーザ端末100に報告し(ステップ9-13)、処理をステップ9-1に戻す。
ユーザ端末100から返信された同意情報に含まれるサービス内容情報がストア端末101が提供しているサービス内容である場合には(ステップ9-7)、ストア端末101は、ユーザ端末100から受け取った同意情報を通知システム102に通知し、通知システム102からの応答を待つ(ステップ9-8)。
ストア端末101は、通知システム102からの応答が登録成功である場合には(ステップ9-9)、ユーザ端末100に登録成功を送信する(ステップ9-10)。続いて、ストア端末101は、同意情報に含まれているIDを有効IDとして、ストア端末101内のデータベース(不図示)に登録する(ステップ9-11)。
ストア端末101は、通知システム102からの応答が登録失敗である場合には(ステップ9-9)、通知システム102から送られた失敗理由をユーザ端末100へ送信する(ステップ9-12)。
図10は、ストア端末101のメッセージ(サービス情報)通知の動作を説明するためのフローチャートである。以下、図10を参照して、ストア端末101のメッセージ通知の動作を説明する。
ストア端末101は、ユーザに対するメッセージ通知が必要になるまで待機している(ステップ10-1)。
ストア端末101は、ユーザに対するメッセージ通知が必要になると、メッセージを送信するユーザのIDとメッセージ(サービス情報)とを含むデータを作成し、作成したデータを通知システムに送信し(ステップ10-2)、通知システム102からの応答待ちになる(ステップ10-3)。
通知システム102からの応答が通知完了であると(ステップ10-4)、ストア端末101は、処理をステップ10-1に戻す。
通知システム102からの応答が通知失敗である場合(ステップ10-4)、その失敗理由が、IDが有効でない(IDの期限切れなど)のでユーザに到達できないという理由であるときには(ステップ10-5)、ストア端末101は、ストア端末101のデータベースに登録されている、そのIDに対するメッセージ登録を削除し(ステップ10-6)、その後、処理をステップ10-1に戻す。
通知システム102からの応答が通知失敗である場合(ステップ10-4)、その失敗理由が、IDが有効でない(期限切れなど)のでユーザに到達できないという理由でないときには(ステップ10-5)、ストア端末101は、処理をステップ10-1に戻す。
図11は、通知システム102の動作を説明するためのフローチャートである。以下、図11を参照して、通知システム102の動作を説明する。なお、通知システム102の動作は、実際には、管理サーバ102b、さらに言えば、CPU102b4の動作である。
通知システム102は、ストア端末101からの要求を待っている(ステップ11-1)。通知システム102は、ストア端末101から送信されたデータを受信すると(ステップ11-2)、受信したデータの種別を確認する(ステップ11-3)。
通知サービス102は、受信したデータに暗号化ユーザ識別情報が含まれている場合には、受信したデータをサービス登録用(同意情報)と判断し、受信したデータにIDとメッセージ(サービス情報)とが含まれている場合には、受信したデータをメッセージデータとして判断し、受信データがその他の場合には、受信データは適切なデータではないと判断して、受信データを廃棄する(ステップ11-11)。
受信したデータがサービス登録用(同意情報)の場合、通知システム102は、受信したデータのユーザ情報部分を解読する(ステップ11-4)。具体的には、通知システム102は、受信したデータのユーザ情報部分を通知システム102の秘密鍵で解読する。
通知システム102は、DB102aに記録されているユーザデータベース102aAを参照し、同意情報を送信したユーザが正規のユーザであるか認証する(ステップ11-5)。具体的には、通知システム102は、解読したユーザ識別情報が、ユーザデータベース102aAに記録されているか否か確認する。図2は、ユーザデータベース102aAの一例を示した説明図である。
解読したユーザ識別情報がユーザデータベース102aAに記録されていない場合、通知システム102は、同意情報を送信したユーザが正規のユーザでないと判断し(ステップ11-6)、登録失敗およびその失敗理由をストア端末101に報告し(ステップ11-12)、処理をステップ11-1に戻す。
ステップ11-4で解読したユーザ識別情報がユーザデータベース102aAに記録されている場合、通知システム102は、同意情報を送信したユーザは正規のユーザであると判断し(ステップ11-6)、ユーザデータベース102aAにおいてユーザ識別情報と関連づけられている連絡先情報を参照して、サービス内容情報に含まれる通知方法を実行することが可能か否か調べる(ステップ11-7)。
ユーザデータベース102aAにおいてユーザ識別情報と関連づけられている連絡先情報が、サービス内容情報に含まれる通知方法に対応しない場合、通知システム102は、サービスの提供は不可能であると判断し(ステップ11-8)、処理をステップ11-12に移す。
ユーザデータベースに102aAおいてユーザ識別情報と関連づけられている連絡先情報が、サービス内容情報に含まれる通知方法に対応する場合、通知システム102は、同意情報と、ユーザデータベース102aAにおいて解読したユーザ識別情報と関連づけられている情報とに基づいて通知情報テーブル102aBを作成する(ステップ11-9)。図6は、通知情報テーブルの一例を示した説明図である。続いて、通知システム102は、登録成功をストア端末101に報告する(ステップ11-10)。
ステップ11-3にて、メッセージデータを受信したと判断した場合、通知システム102は、メッセージデータに含まれるIDと関連づけられているユーザ識別情報および通知方法を、通知情報テーブル102aBから取得する(ステップ11-13)。
続いて、通知システム102は、メッセージデータに含まれるIDが有効であるか否か(例えば、メッセージデータに含まれるIDの有効期限が切れているか否か)を確認する。
メッセージデータに含まれるIDが有効でない場合(例えば、メッセージデータに含まれるIDの有効期限が切れている場合)、通知システム102は、ユーザはサービスを利用することができないと判断し(ステップ11-14)、通知失敗とその理由をストア端末101に報告し(ステップ11-19)、処理をステップ11-1に戻す。
メッセージデータに含まれるIDが有効である場合(例えば、メッセージデータに含まれるIDの有効期限が切れていない場合)(ステップ11-14)、通知システム102は、ユーザデータベース102aAにおいてステップ11-13で取得したユーザ識別情報と関連づけられている連絡先情報の中から、ステップ11-13で取得した通知方法に対応する連絡先情報を検索する(ステップ11-15)。
続いて、通知システム102は、ステップ11-15で検索した連絡先情報に対して、ストア端末101から送信されたメッセージを送信する(ステップ11-16)。
通知サービス102は、ステップ11-16の送信が成功した場合には(ステップ11-17)、通知成功をストア端末101に報告する(ステップ11-18)。通知サービス102は、ステップ11-16の送信が失敗した場合には(ステップ11-17)、通知失敗とその理由をストア端末101に報告する(ステップ11-19)。
なお、通知サービス102は、ステップ11-16の送信が成功した否かの判断を、例えば、以下のように行う。連絡先情報が電話番号である場合には、その電話番号に電話をかけた際に相手方とつながった場合は送信成功と判断し、相手方とつながらなかった場合には送信失敗と判断する。
本実施例によれば、通知システム102は、ストア端末101から送信されるユーザ識別情報と関連づけられている連絡先情報によって示される連絡先に、ストア端末101から送信されるメッセージ(サービス情報)を通知するメッセージの通知サービス(所定のサービス)を提供する。
ユーザの連絡先は、ユーザ識別情報と関連づけられて通知システムのユーザデータベース102aAに記録されている。このため、通知システム102は、ストア端末101からユーザ識別情報が供給されれば、ユーザ識別情報に関連する連絡先を確定することが可能となり、ストア端末101からユーザの連絡先を示す情報を得る必要がなくなる。
したがって、ユーザは、ユーザ端末100からストア端末101に向けて、自己の識別情報および所定のサービスを示すサービス指定情報とを送信すれば、所定のサービスを受けることが可能となり、ストア端末101に個人情報となる連絡先を知らせなくて済むようになる。
また、所定のサービスを受けるために必要となるユーザ識別情報は、ユーザ自身によって設定される。このため、ユーザが識別情報を取得しようとするたびに、ユーザがユーザ端末100を操作して通知システム102からユーザ識別情報を得るという煩わしい作業を行う必要性が少なくなる。したがって、ユーザは、所定のサービスを容易に享受することが可能となる。
図12は、本サービス提供システムの具体的な一例を示したブロック図である。なお、図12において、図1と同一のものには同一符号を付してある。
図12では、ユーザ端末100としてユーザAの携帯電話機が用いられ、ストア端末101としてABCストアのストア端末が用いられ、通知システム102としてサービスプロバイダBの通知システムが用いられる。
また、通信路110として赤外線通信が用いられ、通信路111としてSSL/TCP/IP通信が用いられ、通信路112として携帯電話通信が用いられる。
ユーザAは、電子メールを送受信可能な携帯電話機100を所有しており、サービスプロバイダBが提供する通知サービスの受信サービスに加入している。
サービスプロバイダBは、通知システム102を用いてユーザAの情報を図6に示すユーザデータベースで管理している。具体的には、サービスプロバイダBの通知システム102は、ユーザAのユーザ名(ユーザ識別情報)としてyamada12を、通知先(連絡先情報)として、e-mail アドレスはyam@vdf.phone.jp、電話番号は090-2323-2323を登録している。
ABCストアもまたサービスプロバイダBが提供する通知サービスの送信サービスに加入している。
次に、動作を説明する。
ユーザAがABCストアにおいて順番待ちをしているとき、順番が近づいたことを知らせる通知サービスをABCストアが提供していることを知ったとする。
携帯電話機100は、ユーザaに操作にしたがって、赤外線通信を用いて、ABCストアのストア端末301に対して、データ要求を行う。
ストア端末101は、携帯電話機100からの要求に応じて、携帯電話機100へストア端末情報およびサービス内容情報とを赤外線通信で送信する。
携帯電話機100は、ストア端末101から送信されたストア端末情報およびサービス内容情報に応じた表示を行う(図4参照)。
図4において、ABCストアがユーザAを識別するためのIDはABCストアが決定した番号123456789であり、ABCストアからの通知内容は順番があと5人になった時点で、e-mailにより通知されるというものである。
ユーザAは図4に示したサービス内容を理解し、携帯電話機100で承諾操作を行うと、携帯電話機100からストア端末301へ同意情報が送信される。
同意情報を受け取ったストア端末301は、受け取った同意情報をプロバイダBの通知システム102へ転送する。
プロバイダBの通知システム302は、同意情報に含まれているユーザ情報(ユーザ識別情報)を解読し、ユーザAのユーザ名識別情報がyamada12であることを読み取る。なお、同意情報中のユーザ識別情報は、通知システム302でしか解読できないように工夫されている。
通知システム102は、図2に示すユーザデータベース102aAにおいてユーザ名yamada12に関連づけられている連絡先情報の中に、同意情報に含まれている通知方法としてのe-mailの連絡先情報が存在するか確認する。
通知システム102は、図2に示すユーザデータベース102aAにおいてユーザ名yamada12に関連づけられている連絡先情報の中に、同意情報に含まれているe-mailの連絡先情報が存在する場合、ユーザAはストア端末101が提供している通知サービスを利用可能であると判断し、図6に示す通知情報テーブル102aBを作成する。以上の動作で、通知システム102におけるユーザAの登録が完了する。
通知システム102は登録が完了したことをストア端末101へ返答し、ストア端末101は登録完了を携帯電話機100へ赤外線通信で送信する。携帯電話機100登録が完了したことをユーザAに画面表示で知らせる。
ABCストアにおけるユーザAの順番があと5人になると、ABCストアのストア端末101はID 123456789に対してメッセージ「あなたの順番まであと5人になりました」を通知してもらうよう、プロバイダBの通知システム102へメッセージデータを送信する。
プロバイダBの通知システム102はストア端末101からのメッセージデータを受信し、ID 123456789をキーとして、図6の通知情報テーブル102aBからユーザ名yamada12を取得する。
ストア端末101からの通知方法はe-mailであるため、通知システム102は、図2のユーザデータベース102aAからユーザ名yamada12のe-mailアドレスであるyam@vdf.phone.jpを取得する。
通知システム102はユーザAの携帯電話機100のe-mailアドレスであるyam@vdf.phone.jpに対して要求されたメッセージ「あなたの順番まであと5人になりました」をe-mailを使用して送信する。
ユーザAの携帯電話機100に通知システム102よりe-mailが届く。ユーザAは届いたe-mailの内容が携帯電話機100に図7のように表示されているのをみて、ABCストアでの待ち順番がもうすぐであることを知ることができる。
ここで、ABCストアはユーザAに通知するために、ABCストアのストア端末101が決定したIDである123456789のみを用いており、ユーザAのe-mailアドレスを知ることなしにユーザAの携帯電話機100にメッセージを通知することができる。
本実施例によれば、ユーザは、ユーザの個人情報(連絡先情報)を情報発信者に提供することなく、情報発信者が提供している情報(サービス)を享受することが可能であるため、ユーザは貴重な個人情報を情報発信者に開示することなく通知サービスを受けることができる。これにより、個人情報が漏洩してしまう可能性を少なくできる。また、ユーザと情報発信者とはサービスプロバイダを介して信頼関係が成り立っているため、クレジットカードで行われている場合と同様に、直接信頼関係のない者同士の間での信頼性を高めることが可能である。
順番待ちの場合では、ユーザがある場所で順番がくるまで待つ必要がなく、時間を有効に使うことができること、情報発信者側は待合室を小さくすることができ、空間を有効利用することができること、期待した時間にユーザを呼び寄せることができることが直接の効果として挙げられる。
なお、上記の実施例では、所定のサービスとして通知サービスの例を用いたが、所定のサービスは、通知サービスに限らず適宜変更可である。
例えば、本実施例を変形させることにより、同様な匿名性のあるクレジットカード、デビットカードと同様の機能を実現することが可能である。
例えば、図1において、ユーザがユーザ端末100を操作して、ストア端末101が販売している商品を購入し、その商品の代金をクレジットカードなどを利用して預金口座から引き落とすことを指定するようなシステムを実現することが可能となる。
具体的には、図1において、通知システム102は、通知システム102のDB102aに、ユーザによって設定された、ユーザを識別するための識別情報およびユーザの決済先を示す決済先情報(例えば、クレジットカード番号または口座番号)とを関連づけて記録する。
ユーザ端末100は、ストア端末101が提供している所定のサービス(例えば、商品)を示すサービス指定情報および自己の識別情報とをストア端末101に送信する。
ストア端末101は、サービス指定情報によって示された所定のサービスの代金を示す代金情報およびユーザ端末100から送信された識別情報とを通知システム102に送信する。
通知システム102は、具体的には、CPU102bはDB102aにおいてユーザ端末100から送信された識別情報と関連づけられている決済先情報によって示される決済先で、ストア端末101から送信された代金情報によって示される所定のサービスの代金を決済させる。
なお、上記の変形例では、商品購入の際にユーザ端末100とストア端末101の間で商品購入および支払方法について同意をとることが望ましい。
また、通知システム102が、クレジットカード決済システムと同様に限度額のチェックおよび引き落とし処理を行うようにしてもよい。
上記の変形例では、ユーザの決済先を示す決済先情報(例えば、クレジットカード番号または口座番号)は、ストア端末101に送信されない。
クレジットカードを用いて決済を行う場合、クレジットカードに書かれている会員番号と会員氏名が必要であり、匿名性がない。上記の変形例では、通貨の特徴である匿名性が可能になるため、利用範囲はクレジットカード以上に広がるという効果が見込める。
上記の変形例によれば、通知システム102は、ストア端末101から送信される識別情報と関連づけられている決済先情報によって示される決済先で、ストア端末101から送信される代金情報によって示される所定のサービスの代金を決済させる。
ユーザの決済先は、識別情報と関連づけられて通知システム102のDB102aに記録されている。このため、通知システム102は、ストア端末101から識別情報が供給されれば、識別情報に関連する決済先を確定することが可能となり、ストア端末101からユーザの決済先を示す情報を得る必要がなくなる。
したがって、ユーザは、ユーザ端末100からストア端末101に向けて、自己の識別情報および所定のサービスを示すサービス指定情報とを送信すれば、所定のサービスを受けることが可能となり、ストア端末101に個人情報となる決済先を知らせなくて済むようになる。
また、所定のサービスを受けるために必要となる識別情報は、ユーザ自身によって設定される。このため、ユーザが識別情報を取得しようとするたびに、ユーザがユーザ端末100を操作して通知システム102から識別情報を得るという煩わしい作業を行う必要がなくなる。したがって、ユーザは、所定のサービスを容易に享受することが可能となる。
以上説明した実施例において、図示した構成は単なる一例であって、本発明はその構成に限定されるものではない。
本発明の一実施例のサービス提供システムを示したブロック図である。 ユーザデータベースの一例を示した説明図である。 図1に示したサービス提供システムの動作を説明するためのシーケンス図である。 ユーザ端末が行う表示の一例を示した説明図である。 ユーザ端末が行う表示の他の例を示した説明図である。 通知情報テーブルの一例を示した説明図である。 ユーザ端末が行う表示の他の例を示した説明図である。 ユーザ端末の動作を説明するためのフローチャートである。 ストア端末の動作を説明するためのフローチャートである。 ストア端末の動作を説明するためのフローチャートである。 通知システムの動作を説明するためのフローチャートである。 本実施例のサービス提供システムの具体例を示したブロック図である。 従来のシステムを示したブロック図である。
符号の説明
100 ユーザ端末
100a 赤外線通信部
100b 電波通信部
100c 表示部
100d 入力部
100e 制御部
101 ストア端末
101a 赤外線通信部
101b 情報入出力部
101c 表示部
101d 入力部
101e 制御部
102 通知システム
102a DB
102b 管理サーバ
102b1 情報入出力部
102b2 電波通信部
102b3 メモリ
102b4 CPU
110、111、112 通信路

Claims (14)

  1. ユーザによって使用されるユーザ端末と、前記ユーザに所定のサービスを提供することが可能なサービス提供端末と、前記サービス提供端末と通信回線を介して接続される管理サーバシステムとを含むサービス提供システムにおいて、
    前記管理サーバシステムは、前記ユーザによって設定された、前記ユーザを識別するための識別情報および該ユーザの連絡先を示す連絡先情報とを関連づけて記録する記録部を含み、
    前記ユーザ端末は、前記所定のサービスを示すサービス指定情報および前記識別情報とを前記サービス提供端末に送信し、
    前記サービス提供端末は、前記サービス指定情報によって示された所定のサービスを示すサービス情報および前記ユーザ端末から送信された識別情報とを前記管理サーバシステムに送信し、
    前記管理サーバシステムは、前記記録部において前記サービス提供端末から送信された識別情報と関連づけられている連絡先情報によって示される連絡先に、前記サービス情報によって示される所定のサービスを提供することを特徴とするサービス提供システム。
  2. 請求項1に記載のサービス提供システムにおいて、
    前記連絡先情報は、メールアドレス、電話番号またはページャ番号である、サービス提供システム。
  3. 請求項2に記載のサービス提供システムにおいて、
    前記メールアドレスは前記ユーザ端末のメールアドレスであり、前記電話番号は前記ユーザ端末の電話番号であり、前記ページャ番号は前記ユーザ端末のページャ番号である、サービス提供システム。
  4. サービス提供端末が提供するサービスの中でユーザ端末によって指定された所定のサービスを、前記ユーザ端末によって指定された識別情報によって特定されるユーザに提供する管理サーバシステムであって、
    ユーザによって設定された、該ユーザを識別するための識別情報および該ユーザの連絡先を示す連絡先情報とを関連づけて記録する記録部と、
    前記サービス提供端末から送信される、前記ユーザ端末によって指定された所定のサービスを示すサービス情報および前記ユーザ端末によって指定された識別情報とを受け付ける入力部と、
    前記記録部において前記入力部によって受け付けられた識別情報と関連づけられている連絡先情報によって示される連絡先に、前記サービス情報によって示される所定のサービスを提供するサービス提供部とを含む、管理サーバシステム。
  5. ユーザによって使用されるユーザ端末と、前記ユーザに所定のサービスを提供することが可能なサービス提供端末と、前記サービス提供端末と通信回線を介して接続される管理サーバシステムとを含むサービス提供システムにおいて、
    前記管理サーバシステムは、前記ユーザによって設定された、該ユーザを識別するための識別情報および該ユーザの決済先を示す決済先情報とを関連づけて記録する記録部を含み、
    前記ユーザ端末は、前記所定のサービスを示すサービス指定情報および前記識別情報とを前記サービス提供端末に送信し、
    前記サービス提供端末は、前記サービス指定情報によって示された所定のサービスの代金を示す代金情報および前記ユーザ端末から送信された識別情報とを前記管理サーバシステムに送信し、
    前記管理サーバシステムは、前記記録部において前記サービス提供端末から送信された識別情報と関連づけられている決済先情報によって示される決済先で、前記代金情報によって示される所定のサービスの代金を決済させることを特徴とするサービス提供システム。
  6. 請求項5に記載のサービス提供システムにおいて、
    前記決済先情報は、クレジットカード番号または口座番号である、サービス提供システム。
  7. サービス提供端末が提供するサービスの中でユーザ端末によって指定された所定のサービスの代金を、前記ユーザ端末によって指定された識別情報によって特定されるユーザの決済先で決済させる管理サーバシステムであって、
    ユーザによって設定された、該ユーザを識別するための識別情報および該ユーザの決済先を示す決済先情報とを関連づけて記録する記録部と、
    前記サービス提供端末から送信される、前記ユーザ端末によって指定された所定のサービスの代金を示す代金情報および前記ユーザ端末によって指定された識別情報とを受け付ける入力部と、
    前記記録部において前記入力部によって受け付けられた識別情報と関連づけられている決済先情報によって示される決済先で、前記代金情報によって示される所定のサービスの代金を決済させる決済部とを含む、管理サーバシステム。
  8. ユーザによって使用されるユーザ端末と、前記ユーザに所定のサービスを提供することが可能なサービス提供端末と、前記サービス提供端末と通信回線を介して接続される管理サーバシステムとを含むサービス提供システムが行うサービス提供方法において、
    前記管理サーバシステムは、前記ユーザによって設定された、前記ユーザを識別するための識別情報および該ユーザの連絡先を示す連絡先情報とを関連づけて記録する記録部を含み、
    前記ユーザ端末が、前記所定のサービスを示すサービス指定情報および前記識別情報とを前記サービス提供端末に送信し、
    前記サービス提供端末が、前記ユーザ端末から送信された識別情報を前記管理サーバシステムに送信し、
    前記サービス提供端末が、前記サービス指定情報によって示された所定のサービスを示すサービス情報を前記管理サーバシステムに送信し、
    前記管理サーバシステムが、前記記録部において前記サービス提供端末から送信された識別情報と関連づけられている連絡先情報によって示される連絡先に、前記サービス情報によって示される所定のサービスを提供することを特徴とするサービス提供方法。
  9. 請求項8に記載のサービス提供方法において、
    前記連絡先情報は、メールアドレス、電話番号またはページャ番号である、サービス提供方法。
  10. 請求項9に記載のサービス提供方法において、
    前記メールアドレスは前記ユーザ端末のメールアドレスであり、前記電話番号は前記ユーザ端末の電話番号であり、前記ページャ番号は前記ユーザ端末のページャ番号である、サービス提供方法。
  11. サービス提供端末が提供するサービスの中でユーザ端末によって指定された所定のサービスを、前記ユーザ端末によって指定された識別情報によって特定されるユーザに提供する管理サーバシステムが行うサービス提供方法であって、
    管理サーバシステムは、ユーザによって設定された、該ユーザを識別するための識別情報および該ユーザの連絡先を示す連絡先情報とを関連づけて記録する記録部を含み、
    前記サービス提供端末から送信される、前記ユーザ端末によって指定された識別情報を受け付ける識別情報入力ステップと、
    前記サービス提供端末から送信される、前記ユーザ端末によって指定された所定のサービスを示すサービス情報を受け付けるサービス情報入力ステップと、
    前記記録部において前記識別情報入力ステップで受け付けられた識別情報と関連づけられている連絡先情報によって示される連絡先に、前記サービス情報入力ステップで受け付けられたサービス情報によって示される所定のサービスを提供するサービス提供ステップとを含む、サービス提供方法。
  12. ユーザによって使用されるユーザ端末と、前記ユーザに所定のサービスを提供することが可能なサービス提供端末と、前記サービス提供端末と通信回線を介して接続される管理サーバシステムとを含むサービス提供システムが行うサービス提供方法において、
    前記管理サーバシステムは、前記ユーザによって設定された、該ユーザを識別するための識別情報および該ユーザの決済先を示す決済先情報とを関連づけて記録する記録部を含み、
    前記ユーザ端末が、前記所定のサービスを示すサービス指定情報および前記識別情報とを前記サービス提供端末に送信し、
    前記サービス提供端末が、前記ユーザ端末から送信された識別情報を前記管理サーバシステムに送信し、
    前記サービス提供端末が、前記サービス指定情報によって示された所定のサービスの代金を示す代金情報を前記管理サーバシステムに送信し、
    前記管理サーバシステムが、前記記録部において前記サービス提供端末から送信された識別情報と関連づけられている決済先情報によって示される決済先で、前記代金情報によって示される所定のサービスの代金を決済させることを特徴とするサービス提供方法。
  13. 請求項12に記載のサービス提供方法において、
    前記決済先情報は、クレジットカード番号または口座番号である、サービス提供方法。
  14. サービス提供端末が提供するサービスの中でユーザ端末によって指定された所定のサービスの代金を、前記ユーザ端末によって指定された識別情報によって特定されるユーザの決済先で決済させる管理サーバシステムが行うサービス提供方法であって、
    前記管理サーバシステムは、ユーザによって設定された、該ユーザを識別するための識別情報および該ユーザの決済先を示す決済先情報とを関連づけて記録する記録部を含み、
    前記サービス提供端末から送信される、前記ユーザ端末によって指定された識別情報を受け付ける識別情報入力ステップと、
    前記サービス提供端末から送信される、前記ユーザ端末によって指定された所定のサービスの代金を示す代金情報を受け付ける代金情報入力ステップと、
    前記記録部において前記識別入力ステップで受け付けられた識別情報と関連づけられている決済先情報によって示される決済先で、前記代金情報入力ステップで受け付けられた代金情報によって示される所定のサービスの代金を決済させる決済ステップとを含む、サービス提供方法。
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