JP2005221711A - 光学部品の位置決め固定器具、及び光学装置の製造方法 - Google Patents

光学部品の位置決め固定器具、及び光学装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 光学部品を精密に位置決めして、安定固定させる。
【解決手段】光学部品である光ファイバ10を保持するホルダ20と、ホルダ20を挟持する一対の支持部材30と、これらが載る基板50とを準備する。光ファイバを保持しているホルダ20の各外側面22を一対の支持部材30の第1の面31に接触させ、支持部材30の第2の面32を基板50のベース面51に接触させつつ、コイルバネ65の弾性力によりホルダ20と支持部材30とを密着させる。この状態で、ホルダ20をX軸、Y軸、Z軸、Xθ、Yθ、Zθ方向に移動させ、目的の位置になったところで、接着剤を用いて、ホルダ20の各外側面22を一対の支持部材30の第1の面31に固定し、一対の支持部材30の第2の面32を基板50のベース面51に固定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光を入力及び/又は出力する光学部品を位置決め固定するための器具、及びこの光学部品を備えた装置の製造方法に関する。
従来、光学部品を位置決め固定する技術としては、例えば、以下の特許文献1に記載されているものがある。
この特許文献1の位置決め固定器具は、光学部品である光ファイバコリメータを保持するホルダと、このホルダを基板のベース面に固定する1つの支持部材とを備えている。支持部材には、互いに垂直な側面と底面とが形成されており、その側面がホルダに接し、その底面が基板のベース面に接するようになっている。光学部品を位置決め固定する際には、光学部品が固定されたホルダを支持部材の側面に対して摺接させながら相対移動させ、さらに、支持部材を基板のベース面に対して摺接させながら相対移動させて、基板に対して光学部品が最適な位置になったところで、ネジや瞬間接着材を用いて部材相互間を仮固定し、その後、レーザ溶接で本固定している。
特開平7−152000号公報 図1
しかしながら、特許文献1の技術では、光学部品が固定されているホルダを支持部材で片持ち支持することになるため、光学部品の安定性があまり優れず、仮に、光学部品の安定性を高めようとすると、支持部材の大型化により固定装置全体も大型化してしまうという問題点がある。
本発明は、このような従来技術の問題点に着目し、光学部品を安定支持し、しかも大型化を抑えることができる光学部品の位置決め固定器具、及びこれを備えた装置の製造方法を提供することを目的とする。
上記問題点を解決するための請求項1に係る発明の光学部品の位置決め固定器具は、
光学部品を平坦なベース面に対して相対的に位置決め固定する光学部品の位置決め固定器具において、
平坦な第1の面と、該第1の面に対して垂直方向成分を有する方向に広がっている第2の面とがそれぞれ形成されている一対の支持部材を備え、
前記一対の支持部材の各々の前記第1の面が、前記光学部品又は該光学部品を保持しているホルダと面接触して、該光学部品又は該ホルダを挟持し、前記一対の支持部材の各々の前記第2の面が前記ベース面に線接触又は面接触することを特徴とする。
請求項2に係る発明の光学部品の位置決め固定器具は、
請求項1に記載の光学部品の位置決め固定器具において、
前記第1の面に垂直な方向の前記第2の面の幅は、前記第1の面内のうち、前記光学部品又は前記ホルダと接触している面の前記ベース面に対して垂直な方向の幅よりも狭いことを特徴とする。
請求項3に係る発明の光学部品の位置決め固定器具は、
請求項1及び2のいずれか一項に記載の光学部品の位置決め固定器具において、
前記一対の支持部材の各々を他方の支持部材の方向へ付勢する付勢手段を備えていることを特徴とする。
請求項4に係る光学部品の位置決め固定器具は、
請求項1から3のいずれか一項に記載の光学部品の位置決め固定器具において、
前記一対の支持部材の各々を前記ベース面の方向へ付勢する付勢手段を備えていることを特徴とする。
請求項5に係る光学部品の位置決め固定器具は、
請求項1から4のいずれか一項に記載の光学部品の位置決め固定器具において、
前記第2の面は、前記第1の面に対して垂直な平面であることを特徴とする。
請求項6に係る光学部品の位置決め固定器具は、
請求項1から4のいずれか一項に記載の光学部品の位置決め固定器具において、
前記支持部材の断面であって、前記第1の面及び前記ベース面に対して垂直な面での断面における前記第2の面の形状は、該ベース面側に凸の滑らかな曲線形状又は多角形状であることを特徴とする。
請求項7に係る発明の光学部品の位置決め固定器具は、
請求項1から5のいずれか一項に記載の光学部品の位置決め固定器具において、
前記一対の支持部材は、光学的に透明であることを特徴とする。
請求項8に係る発明の光学部品の位置決め固定器具は、
請求項1から7のいずれか一項に記載の光学部品の固定器具において、
前記ベース面が形成された基板を備えていることを特徴とする。
請求項9に係る発明の光学部品の位置決め固定器具は、
請求項8に記載の光学部品の固定器具において、
前記基板には、前記光学部品から光が入力する又は該光学部品に対して光を出力する他の光学部品が取り付けられていることを特徴とする。
上記問題点を解決するための請求項10に係る発明の光学装置の製造方法は、
光学部品が平坦なベース面に対して相対的に位置決め固定された光学装置の製造方法において、
請求項1から9のいずれか一項に記載の光学部品の位置決め固定器具を予め準備し、
前記ベース面に対する前記一対の支持部材の相対移動と、該一対の支持部材に対する前記光学部品又は前記ホルダの相対移動とのうち、少なくともいずれかを実行して、該ベース面に対する該光学部品の相対的位置及び相対的方向を目的の状態にし、
前記目的の状態で、前記ベース面に対して前記一対の支持部材を固定すると共に、該一対の支持部材に対して前記光学部品又は前記ホルダを固定することを特徴とする。
請求項10に係る発明の光学装置の製造方法は、
請求項10に記載の光学装置の製造方法において、
前記ベース面に対する前記一対の支持部材の固定に先行して、該一対の支持部材に対する前記光学部品又は前記ホルダの固定を行うことを特徴とする。
請求項12に係る発明の光学装置の製造方法は、
請求項10及び11のいずれか一項に記載の光学装置の製造方法において、
前記ベース面に対する前記一対の支持部材の相対移動、及び/又は該一対の支持部材に対する前記光学部品又は前記ホルダの相対移動の過程と、該ベース面に対する該一対の支持部材の固定、及び該一対の支持部材に対する該光学部品又は該ホルダの固定の過程とでは、該一対の支持部材のそれぞれを他方の支持部材の側に付勢しておくことを特徴とする。
請求項13に係る発明の光学装置の製造方法は、
請求項10から12のいずれか一項に記載の光学装置の製造方法において、
前記ベース面に対する前記一対の支持部材の固定、及び該一対の支持部材に対する前記光学部品又は前記ホルダの固定には、光硬化型接着剤を用いることを特徴とする。
本発明によれば、光学部品が一対の支持部材で両持ち支持されるので、支持部材自体を大型化することなく、光学部品を安定支持することができる。特に、光学部品を安定支持しつつも、各支持部材の第2の面の幅を狭めることがきる。このように、支持部材の第2の面の幅を狭められるので、この支持部材をベース面に対して傾け易くすることができ、この傾け方向の位置調整を容易に行うことができる。
以下、本発明に係る各種実施形態について図面を用いて説明する。
まず、図1〜図5を用いて、本発明に係る光学装置の第1の実施形態について説明する。
本実施形態の光学装置は、図1に示すように、光ファイバ10と、この光ファイバ10を保持するホルダ20と、このホルダ20に保持された光ファイバ10を支持する一対の支持部材30と、光ファイバ10からの光が入射する又は光ファイバ10へ光を出射するマイクロレンズブロック40と、これらが搭載される基板50と、を備えている。
ホルダ20は、溝型を成し、互いに平行な一対の側壁21と、各側壁を連結する底壁23とを有している。光ファイバ10は、一対の側壁21の間に挟まれて固定される。ホルダ20の両側壁21の各外側面22は、互いに平行な平面を成し、底壁23には、その外面から内面に貫通するネジ孔24が形成されている。
一対の支持部材30及び基板50は、いずれも透明な石英ガラスで形成されている。一対の支持部材30は、いずれも板状の直方体形状を成している。この直方体の各辺のうち最も長い辺を有し且つ最も面積の大きい平面が第1の面31を形成し、この第1の面31に対して垂直な平面であって、直方体の各辺のうち最も短い辺を有し且つ面積が最も小さい面が第2の面32を形成している。基板50も、板状の直方体形状を成しており、この直方体の各面のうち、最も面積の大きな平面がベース面51を成している。
ホルダ20は、その各外側面22が一対の支持部材30の各第1の面31に接した状態で、一対の支持部材30に挟持される。この一対の支持部材30の第2の面32は、基板50のベース面51に接した状態で、このベース面51に固定される。
マイクロレンズブロック40は、透明な石英ガラスで形成されており、直方体状のブロック本体41と、このブロック本体41の一平面上に形成されているマイクロレンズ42とを有している。
次に、以上で説明した光学装置の製造過程について、図2及び図3を用いて説明する。なお、以下の説明の都合上、基板50のベース面51と垂直な方向の軸をY軸、ベース面51と平行な面内で互いに垂直な方向の軸をそれぞれX軸及びZ軸とする。また、X,Y,Z軸回りの各方向をXθ,Yθ,Zθとする。
まず、図3(a)に示すように、マイクロレンズブロック40のマイクロレンズ42の光軸がZ軸とほぼ平行になるように、マイクロレンズブロック40を基板50のベース面51上に固定する。この際、マイクロレンズブロック40の光軸が、Z軸に対して正確に平行ではなく、僅かにXθ及びYθに方向に僅かに傾いているとする。
続いて、図2に示す6軸精密ステージ70と、基板50が載る台座60とを準備する。この台座60は、基板50が載る台座本体61と、台座本体61の両側に設けられている一対の側壁62と、一対の側壁62に形成されている一対の腕部63と、を有している。各側壁62には、第1のコイルスプリング65の一方の端部が取り付けられ、各第1のコイルスプリング65の他方の端部には支持部材30の第1の面31の裏面が取り付けられている。また、各腕部63には、第2のコイルスプリング66の一方の端部が取り付けられ、各第2のコイルスプリング66の他方の端部には支持部材30の天面が取り付けられている。この台座60の上には、基板50のX軸方向が第1のコイルスプリング65の伸縮方向とほぼ一致するよう、基板50が載置される。この際、コイルスプリング65を介して台座60に取り付けられている一対の支持部材30の各第1の面31は、YZ平面とほぼ平行になる。そして、6軸精密ステージ70のアーム71及びホルダ20のネジ孔24にボルト72を通して、6軸精密ステージ70のアーム71と光ファイバ10が保持されているホルダ20とを連結する。次に、6軸精密ステージ70を駆動して、一対の支持部材30の間にホルダ20を配して、一対の支持部材30の各第1の面31とホルダ20の各外側面22とを面接触させる。この際、第1のコイルスプリング65の弾性力が各支持部材30に作用して、各支持部材30とホルダ20の各外側面22とがそれぞれ密着する。また、第2のコイルスプリング66の弾性力が各支持部材30に作用して、各支持部材30の第2の面32とベース面51とが密着する
次に、図3(b)に示すように、基板50に対して、言い換えると、基板50に固定されているマイクロレンズブロック40に対して、光ファイバ10が相対的に適切な位置に配置され且つ適切な方向を向くよう、6軸精密ステージ70を駆動して、光ファイバ10を保持しているホルダ20を移動させる。マイクロレンズブロック40に対して、光ファイバ10が相対的に適切な位置に配置され且つ適切な方向を向いているか否かは、マイクロレンズブロック40の光軸上に光源を配して、この光源からの光をマイクロレンズブロック40を介して、光ファイバ10で受光し、この光ファイバ10に接続されているケーブル11(図1)から出射する光の量が最大になるようにすればよい。なお、ここでは、光ファイバ10の位置決めのために、レンズブロック40側から光ファイバ10へ光を入射させているが、逆に、光ファイバ10側からレンズブロック40へ光を入射させて、このレンズブロック40からの光に基づいて、位置決めしてもよい。
この位置決め過程で、レンズブロック40に対するホルダ20のY軸及びZ軸方向、Xθ方向のズレは、基本的に、支持部材30の第1の面31に対して、ホルダ20の外側面22を摺接させて対応する。また、レンズブロック40に対するホルダ20のX軸方向及びYθ方向のズレは、基本的に、基板50のベース面51に対して、ホルダ20に密着している支持部材30の第2の面32を摺接させて対応する。さらに、レンズブロック40に対するホルダ20のZθ方向のズレは、基本的に、基板50のベース面51に対して、ホルダ20に密着している支持部材30を傾けて対応する。
レンズブロック40に対するホルダ20の位置決めが終了すると、6軸精密ステージ70のアーム71にホルダ20を連結させた状態のまま、図3(c)に示すように、支持部材30の第1の面31とホルダ20の外側面22との境に紫外線硬化型接着剤Aを塗布し、そこに紫外線を照射して、支持部材30にホルダ20を固定する。
接着剤Aが硬化して、支持部材30に対してホルダ20が固定されると、図3(d)に示すように、支持部材30の第2の面31と基板50のベース面51との境に紫外線硬化型接着剤Aを塗布し、そこに紫外線を照射して、基板50に支持部材30を固定する。
接着剤Aが硬化して、基板50に対して支持部材30が固定されると、支持部材30からコイルスプリング65(図2)を外し、6軸精密ステージ70のアーム71とホルダ20とを連結していたボルト72を外して、アーム71からホルダ20を離すと、前述の光学装置が完成する。なお、コイルスプリング65は、基本的に外した方が好ましいが、残しておいてもよい。
以上のように、本実施形態では、ホルダ20の両側を一対の支持部材30で支持し、言い換えると、ホルダ20を両持ち支持しているので、支持部材30自体を大きくしなくても、ホルダ20、さらにホルダ20に保持されている光ファイバ10をしっかりと安定支持することができる。特に、本実施形態では、一対の支持部材30をX軸方向に並べたので、光ファイバ10を安定支持しつつも、各支持部材30の第2の面32のX軸方向の幅を狭めることがきる。このように、X軸方向の幅を狭められるので、さらに、第2の面32のX軸方向の幅よりも、第1の面31のうちのホルダ20との接触面のY方向の幅が広く、ベース面51に対する第2の面32の倣い性よりも、ホルダ20の外側面22に対する第1の面31の倣い性の方が高いので、この支持部材30をベース面51に対してZθ方向に傾け易くすることができる。一方、前述の特許文献1に記載の技術では、光学部品をしっかりと安定支持する場合、この光学部品の光軸に対して垂直な方向であるX軸方向における支持部材の幅を広くする必要があり、この結果、支持部材の大型化、さらには、光学部品の光軸回り方向、つまりZθ方向に、支持部材を傾けることが困難で、Zθ方向の調整が難しくなる。一方、本実施形態では、前述したように、支持部材30がベース面51に対してZθ方向に傾け易いので、Zθ方向の調整を容易に行うことができる。なお、以上の実施形態のように、一つの光ファイバ10を位置決めする際には、その光軸をZ軸と平行にする場合、Zθ方向の調整は基本的に不要であるが、例えば、複数の光ファイバがZ軸と平行にX軸方向又はY軸方向に並んでいる場合には、Zθ方向の調整が必要になる。
また、本実施形態では、ベース面51と支持部材30の第2の面32との固定に先立ち、ホルダ20と支持部材30の第1の面31とを固定しているので、接着剤Aの硬化過程での接着剤Aの容積収縮に伴うZθ方向の変位を抑えることができる。
ここで、以上の効果について、図4を用いて説明する。
支持部材30をベース面51に対してZθ方向に傾け、支持部材30の第2の面32とベース面51との間に接着剤Aを充填すると、この接着剤Aの硬化過程で、接着剤Aが容積収縮し、支持部材30に対して-Zθ方向に傾ける力が働く、つまり、支持部材30に対して第2の面32とベース面51との角度を小さくする力が働く。しかしながら、本実施形態では、ホルダ20と一対の支持部材30とを先に固定し、ホルダ20と一対の支持部材30との相対的位置関係が変位しない状態で、支持部材30の第2の面32とベース面51とを固定しているので、第2の面32とベース面51との間の接着材Aが硬化する過程で、支持部材30に対して-Zθ方向に傾ける力が働いても、支持部材30がこの力で傾くことはない。
なお、以上の実施形態では、部材間の接合に紫外線硬化型接着剤Aを用いたが、この替わりに、可視光硬化型接着剤、熱硬化型接着剤、湿気硬化型接着剤を用いてもよいし、ハンダ、レーザ溶接、電気溶接で接合してもよい。
また、以上の実施形態では、光学部品である光ファイバ10を固定するために、支持部材30の他に、光ファイバ10を保持するホルダ20を用いたが、光学部品自体に、互いに平行な一対の平面が形成されていれば、ホルダ20は不要である。例えば、以上の実施形態において、光ファイバ10を先に基板50に固定し、この光ファイバ10に対してマイクロレンズブロック40を位置決め固定する場合、このマイクロレンズブロック40には、互いに平行な一対の平面が形成されているので、この平面に、一対の支持部材30を直接接触させて、このマイクロレンズブロック40を位置決め固定してもよい。
次に、以上の実施形態におけるホルダ20と支持部材30との接合部分の変形例について、図5を用いて説明する。
本変形例のホルダ20aは、その外側面22に、複数の溝25を形成したものである。この溝25の断面積は、ここに接着剤Aを充填すると、接着剤Aが毛管現象により溝25の端から端まで行き渡ることが可能なサイズである。
このように、接着剤Aによる接合面(外側面)22に複数の溝25を形成すると、前述したように、溝25の一部に接着剤Aを充填することにより、毛管現象により溝25の端から端まで接着剤Aが行き渡るので、接着剤塗布工程の手間を簡略化することができる。なお、この変形例では、ホルダ20aの外側面22に溝を形成したが、光学部品に一対の平面が形成されている場合には、この光学部品の一対の平面のそれぞれに複数の溝を形成してもよいし、また、支持部材30の第1の面31に複数の溝を形成してもよい。
次に、以上の実施形態におけるコイルスプリング65の取付形態の変形例について、図6を用いて説明する。
以上の実施形態では、図2に示すように、基板50が載る台座60に一対の側壁62を形成し、この一対の側壁62のそれぞれにコイルスプリング65の端部を取り付けたが、本変形例では、一対の側壁62a及び一対の腕部63aを有するスプリング取付板60aを準備し、このスプリング取付板60aの一対の側壁62aのそれぞれに第1のコイルスプリング65の端部を取り付け、一対の腕部63aのそれぞれに第2のコイルスプリング66の端部を取り付けている。
各第1のコイルスプリング65の他方の端部には、以上の実施形態と同様に、支持部材30の第1の面31の裏面が取り付けられ、各第2のコイルスプリング66の他方の端部には、支持部材30の天面が取り付けられている。また、スプリング取付板60aは、6軸精密ステージ70に固定されている。
次に、図7〜図9を用いて、本発明に係る光学装置の第2の実施形態について説明する。
本実施形態の光学装置は、図7に示すように、複数の光ファイバ11bが束になっている光ファイバアレイブロック10bと、これが固定されるファイバブロック基板60bと、光ファイバアレイブロック10bを位置決め固定のために支持する一対の支持部材30bと、複数の光ファイバ11bのそれぞれからの光が入射する、又は複数の光ファイバ11bのそれぞれに光を出射する複数のマイクロレンズ52を有するマイクロレンズアレイブロック50bと、を備えている。
マイクロレンズアレイブロック50bは、板状の直方体形状を成しているブロック本体53と、ブロック本体53の一平面上に形成されている複数のマイクロレンズマイクロレンズ52とを有している。ブロック本体53及び複数のマイクロレンズマイクロレンズ52は、石英ガラスにより一体成形されている。本実施形態では、このマイクロレンズアレイブロック50bのブロック本体53が第1の実施形態における基板50の役目を担い、ブロック本体53の一平面(以下、ベース面とする)51bが第1の実施形態におけるベース面51の役目を担っている。すなわち、第1の実施形態における基板50に相当する部材53に、光学部品であるマイクロレンズ52が組み込まれている。なお、本実施形態において、ブロック本体53のベース面51bに対して垂直な方向の軸をY軸、ベース面51bと平行な面内で複数のマイクロレンズ52が並んでいる方向の軸をX軸、X軸及びY軸に垂直な方向の軸をZ軸とし、X,Y,Z軸回りの各方向をXθ,Yθ,Zθとする。
光学部品である光ファイバアレイブロック10bは、複数の光ファイバ11bと、これを保持するための光ファイバブロック本体13bとを有して構成されている。光ファイバブロック本体13bは、直方体形状を成し、この内部に複数の光ファイバ11bが固定されている。複数の光ファイバ11bは、光ファイバブロック本体13内でほぼX軸方向に直線状に並び、それぞれは、ほぼY軸方向に伸びている。
一対の支持部材30bは、透明な石英ガラスにより、板状のほぼ直方体形状に形成されている。この直方体の各辺のうち最も長い辺を有し且つ最も面積の大きい平面が第1の面31を成している。また、この第1の面31に隣接し、互いに対向している一対の面のうち、一方の面が第1の面に対して垂直な平面であって直方体の各辺のうち最も短い辺を有し且つ面積が最も小さい面で、他方の面が第2の面32bを成している。この第2の面32bは、図9に示すように、XY平面での断面形状が、対を成す一方の面から遠ざかる方向に凸の円弧形状を成している。
次に、以上で説明した光学装置の製造過程について説明する。
まず、図8に示すように、光ファイバアレイブロック10bをファイバブロック基板60bに固定する。このファイバブロック基板60bには、光ファイバアレイブロック10bを基準として左右に腕部67が設けられ、そこに、第2のコイルスプリング66の一方の端部が取り付けられている。そして、このファイバブロック基板60bを例えば垂直な作業用壁面等に固定する。この壁面には、ファイバブロック基板60bを基準として、左右に、一対の側壁62bが固定されており、各側壁62bには、第1のコイルスプリング65の一方の端部が取り付けられ、各第1のコイルスプリング65の他方の端部に支持部材30bの第1の面31の裏面が取り付けられている。この状態で、一対の支持部材30bの各第1の面31は、光ファイバアレイブロック10bの外側面12に接している。
続いて、6軸精密ステージ70を準備し、この6軸精密ステージ70のアーム71に、取付冶具73及びボルト72を用いて、マイクロレンズアレイブロック50bを連結し、マイクロレンズアレイブロック50bのベース面51b上に一対の支持部材30bが載るようにする。そして、第2のコイルスプリング66の他方の端部を支持部材30bの天面に取り付ける。なお、この実施形態では、第1の実施形態の基板50に相当するマイクロレンズアレイブロック50bを6軸精密ステージ70のアーム71に取り付けたが、第1の実施形態と同様に、光学部品である光ファイバアレイブロック10bを6軸精密ステージ70のアーム71に取り付けてもよい。
次に、光ファイバアレイブロック10bに対してマイクロレンズアレイブロック50bが相対的に適切な位置に配置され且つ適切な方向を向くよう、6軸精密ステージ70を駆動して、マイクロレンズアレイブロック50bをX,Y,Z,Xθ,Yθ,Zθ方向に移動させる。光ファイバアレイブロック10bに対してマイクロレンズアレイブロック50bが相対的に適切な位置に配置され且つ適切な方向を向いているか否かは、第1の実施形態と同様に、マイクロレンズアレイブロック50bの各マイクロレンズ52の光軸上に光源を配して、この光源からの光をマイクロレンズアレイブロック50bの各マイクロレンズ52を介して、各マイクロレンズ52に対応する光ファイバ11bで受光し、この光ファイバ11bに接続されているケーブルから出射する光の量が最大になるようにすればよい。
光ファイバアレイブロック10bに対するマイクロレンズアレイブロック50bの位置決めが終了すると、6軸精密ステージ70のアーム71にマイクロレンズアレイブロック50bを連結させた状態のまま、支持部材30bの第1の面31と光ファイバアレイブロック10bの外側面12との境、及び支持部材30bの第2の面32bとマイクロレンズアレイブロック50bのベース面51bとの境に紫外線硬化型接着剤を塗布し、そこに紫外線を照射して、光ファイバアレイブロック10bに支持部材30bを固定すると共に、この支持部材30bにマイクロレンズアレイブロック50bを固定する。すなわち、この実施形態では、第1の実施形態と異なり、支持部材30bの第1の面31及び第2の面32bとそれぞれの接着対象面とを実質的に同時に接着固定する。
接着剤が硬化して、光ファイバアレイブロック10bに支持部材30bが固定され、この支持部材30bにマイクロレンズアレイブロック50bが固定されると、支持部材30bからコイルスプリング65を外し、マイクロレンズアレイブロック50bから6軸精密ステージ70のアーム71を離す。
以上のように、本実施形態では、光ファイバアレイブロック10bの両側を一対の支持部材30bで支持しているので、支持部材30b自体を大きくしなくても、光ファイバアレイブロック10bをしっかりと安定支持することができる。さらに、本実施形態でも、第1の実施形態と同様に、支持部材30bの幅を狭められるので、この支持部材30bをベース面51bに対してZθ方向に傾け易くすることができる。
ところで、本実施形態では、前述したように、第1の実施形態と異なり、支持部材30bの第1の面31及び第2の面32bとそれぞれの接着対象面とを実質的に同時に接着固定しているが、本実施形態では、第2の面32bの形状を工夫したことにより、接着剤の硬化過程での接着剤の容積収縮に伴うZθ方向の変位を抑えることができる。
支持部材30bの第2の面32bは、図9を用いて前述したように、XY平面での断面形状が、対を成す一方の面から遠ざかる方向に凸、言い換えると、ベース面51b側の凸の円弧形状を成している。このため、第2の面32bとベース面51bとの接点Pを基準にして、+X側及び−X側にほぼ等量の接着剤Aを施すと、接点Pを基準にして、+X側の接着剤Aが硬化する過程で生じる+Zθ方向の力と、−X側の接着剤Aが硬化する過程で生じる−Zθ方向の力とが釣り合う。従って、接着剤Aの硬化過程での接着剤Aの容積収縮に伴うZθ方向の変位を抑えることができる。
なお、以上と同様の効果をもたらす第2の面の形状は、以上のように円弧形状である必要はなく、ベース側に凸の滑らかな曲線形状、例えば、楕円弧形状であってもよいし、また、図10(a)(b)に示すように、第2の面形状32c,32dが二等辺三角形状や等脚台形形状等の多角形状であってもよい。
以上、本発明に係る各種実施形態を説明したが、本発明は、以上の各実施形態のよういに、光ファイバ、光ファイバアレイブロック、マイクロレンズブロック、マイクロレンズアレイブロックの位置決め固定のみならず、各種光学部品の位置決め固定に適用できることは言うまでもない。例えば、フェノール、フォトダイオードアレイ、MEMS(Micro Electro Mechanical System)、ミラー、回折格子等の光学部品の位置決め固定に適用できる。
また、以上の各種実施形態及び変形例では、いずれも、支持部材をベース面に密着させるために、第2のコイルスプリング66を設けたが、例えば、支持部材の自重のみでベース面との密着性をある程度確保できる場合には、この第2のコイルスプリング66を設けなくてもよい。
本発明に係る第1の実施形態としての光学装置の斜視図である。 本発明に係る第1の実施形態としての光学装置及び6軸精密ステージの側面図である。 本発明に係る第1の実施形態としての光学装置の製造手順を示す説明図である。 本発明に係る第1の実施形態で、接着剤の硬化過程で容積収縮してもZθ方向の変位が起きない理由を説明するための説明図である。 本発明に係る第1の実施形態におけるホルダと支持部材との接合部分の変形例を示す説明図である。 本発明に係る第1の実施形態におけるコイルスプリングの取付形態の変形例を示す説明図である。 本発明に係る第2の実施形態としての光学装置の斜視図である。 本発明に係る第2の実施形態としての光学装置及び6軸精密ステージの側面図である。 本発明に係る第2の実施形態としての支持部材の第二の面の形状を示す説明図である。 本発明に係る第2の実施形態における支持部材の第二の面の変形例を示す説明図である。
符号の説明
10:光ファイバ 10b:光ファイバアレイブロック
12,22:外側面 20:ホルダ
30,30b:支持部材 31:第1の面
32,32b,32c,32d:第2の面
40:マイクロレンズブロック 50:基板
50b:マイクロレンズアレイブロック 51,51b:ベース面
65:第1のコイルスプリング 66:第2のコイルスプリング
70:6軸精密ステージ 71:アーム

Claims (13)

  1. 光学部品を平坦なベース面に対して相対的に位置決め固定する光学部品の位置決め固定器具において、
    平坦な第1の面と、該第1の面に対して垂直方向成分を有する方向に広がっている第2の面とがそれぞれ形成されている一対の支持部材を備え、
    前記一対の支持部材の各々の前記第1の面が、前記光学部品又は該光学部品を保持しているホルダと面接触して、該光学部品又は該ホルダを挟持し、
    前記一対の支持部材の各々の前記第2の面が前記ベース面に線接触又は面接触する、
    ことを特徴とする光学部品の位置決め固定器具。
  2. 請求項1に記載の光学部品の位置決め固定器具において、
    前記第1の面に垂直な方向の前記第2の面の幅は、前記第1の面内のうち、前記光学部品又は前記ホルダと接触している面の前記ベース面に対して垂直な方向の幅よりも狭い、
    ことを特徴とする光学部品の位置決め固定器具
  3. 請求項1及び2のいずれか一項に記載の光学部品の位置決め固定器具において、
    前記一対の支持部材の各々を他方の支持部材の方向へ付勢する付勢手段を備えている、
    ことを特徴とする光学部品の位置決め固定器具。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の光学部品の位置決め固定器具において、
    前記一対の支持部材の各々を前記ベース面の方向へ付勢する付勢手段を備えている、
    ことを特徴とする光学部品の位置決め固定器具。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の光学部品の位置決め固定器具において、
    前記第2の面は、前記第1の面に対して垂直な平面である、
    ことを特徴とする光学部品の位置決め固定器具。
  6. 請求項1から4のいずれか一項に記載の光学部品の位置決め固定器具において、
    前記支持部材の断面であって、前記第1の面及び前記ベース面に対して垂直な面での断面における前記第2の面の形状は、該ベース面側に凸の滑らかな曲線形状又は多角形状である、
    ことを特徴とする光学部品の位置決め固定器具。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の光学部品の位置決め固定器具において、
    前記一対の支持部材は、光学的に透明である、
    ことを特徴とする光学部品の位置決め固定器具。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載の光学部品の固定器具において、
    前記ベース面が形成された基板を備えている、
    ことを特徴とする光学部品の位置決め固定器具。
  9. 請求項8に記載の光学部品の固定器具において、
    前記基板には、前記光学部品から光が入力する又は該光学部品に対して光を出力する他の光学部品が取り付けられている、
    ことを特徴とする光学部品の固定器具。
  10. 光学部品が平坦なベース面に対して相対的に位置決め固定された光学装置の製造方法において、
    請求項1から9のいずれか一項に記載の光学部品の位置決め固定器具を予め準備し、
    前記ベース面に対する前記一対の支持部材の相対移動と、該一対の支持部材に対する前記光学部品又は前記ホルダの相対移動とのうち、少なくともいずれかを実行して、該ベース面に対する該光学部品の相対的位置及び相対的方向を目的の状態にし、
    前記目的の状態で、前記ベース面に対して前記一対の支持部材を固定すると共に、該一対の支持部材に対して前記光学部品又は前記ホルダを固定する、
    ことを特徴とする光学装置の製造方法。
  11. 請求項10に記載の光学装置の製造方法において、
    前記ベース面に対する前記一対の支持部材の固定に先行して、該一対の支持部材に対する前記光学部品又は前記ホルダの固定を行う、
    ことを特徴とする光学装置の製造方法。
  12. 請求項10及び11のいずれか一項に記載の光学装置の製造方法において、
    前記ベース面に対する前記一対の支持部材の相対移動、及び/又は該一対の支持部材に対する前記光学部品又は前記ホルダの相対移動の過程と、該ベース面に対する該一対の支持部材の固定、及び該一対の支持部材に対する該光学部品又は該ホルダの固定の過程とでは、該一対の支持部材のそれぞれを他方の支持部材の側に付勢しておく、
    ことを特徴とする光学装置の製造方法。
  13. 請求項10から12のいずれか一項に記載の光学装置の製造方法において、
    前記ベース面に対する前記一対の支持部材の固定、及び該一対の支持部材に対する前記光学部品又は前記ホルダの固定には、光硬化型接着剤を用いる、
    ことを特徴とする光学装置の製造方法。
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