JP2005219166A - 押切り式カッター - Google Patents

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Mitsuharu Kobayashi
光春 小林
Makoto Igarashi
誠 五十嵐
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KOBAYASHI KOGU SEISAKUSHO KK
Kobayashi Tool Mfg Co Ltd
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KOBAYASHI KOGU SEISAKUSHO KK
Kobayashi Tool Mfg Co Ltd
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Abstract

【課題】 本願の押切り式カッターは、回動自在に取付けた固定体と回動体の間に被切断物を挟み、回動体を回動して被切断物を裁断する際、切断片が周囲に飛散せず、かつ、切断片が作業者に当り怪我をすることのなく、安全な押切り式カッターを提供する。
【解決手段】 固定体1と回動体2を回動自在に取付けた押切り式カッターであって、該固定体1と回動体2の何れかに取付け或は着脱自在に取付け、回動体2の回動により固定体1との間で押切られた被切断物の裁断片が、周囲に飛散することを防止する飛散防止体15を有することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、押切り式カッターに関する。
1997年の地球温暖化防止京都会議における地球環境京都宣言の採択以来、我国の地方自治体によるゴミの分別収集と寸法規制が急速に強化された。中でも収集ゴミの寸法規制は、ゴミ放出者による粗大ゴミの小型化、分割裁断の強制が大きな負担となっている。このような状況下で粗大ゴミの小型化、分割裁断には、ハンマー、鋸、各種の刃物が多用されているが、これらの道具による粗大ゴミの小型化、分割裁断は、多大な労力と処理時間がかかっていた。又、種々の粗大ゴミ(カーペット、段ボール、ペットボトル、発泡スチロール、剪定した樹木、棒、板、パイプ、波板、ベニヤ………)を1つの道具で小型化、分割裁断するには、押切り式カッターが適している。
上記押し切り式カッターの基本構造は、刃と受け刃を有し、該刃と受け刃の何れか一方がベース上に取付けられ、該刃の先端部と受け刃の先端部が回動自在に取り付けられ、回動側の刃の基部に把手部が設けられている。こうした押し切り式カッターは、大昔から使われており構造が簡単なため、最近の出願は、特定用途に限定した特許文献しか見当たらない。たとえば、特許文献1は、被裁断物であるブロッコリーを一定の長さに切断するため、基板上に受け板を設け、この受け板と並行に併設し当板と、受け板の側面に沿って回動自在に取り付けた包丁部とを有し、受け板と当板の間隔が裁断したい被裁断物の長さの押切りカッターである。
一般に、押し切り式カッターは、回動側の刃を人力で押し下げて物品を切断するため、連続使用は大変疲れる。物品を切り易くして疲れないようにするためのものとして、特許文献2があった。この裁断機は、基台上に支持金物を有し、支持金物に切り刃を支持するボルト用の水平な長穴とこの長孔の近傍に丸穴を有し、長穴に切り刃の先端部に切り刃の先端部をボルトにより支持すると共に、その手前に設けた切り刃の円弧状長穴に、支持金物の丸穴に設けたピンを貫通係合させ、切り刃の刃面を基台に接近させるに従い切り刃を前進させるもので、切り刃を円弧状長穴に沿ってスライドさせながら押し下げるものである。
回動側の刃を押し下げることにより固定側の刃をスライドさせるものとして特許文献3の押し切り式カッター等があった。この押切り式カッターは、アッパーフレームが円弧状の傾斜ガイドを有すると共にアッパーフレームの傾斜ガイドに対応する円弧状に刃部の背が形成され、刃部がアッパーフレームの傾斜ガイドに添った長さ方向への移動のもとで、アッパーフレームに対し傾斜可能に支持されている。
同じく物品を切り易くするため、非特許文献1があった。この植物用押切りは、ベース上に取り付けた凹状の円弧状の刃を有する固定刃の先端部と、凸状の円弧状の刃を有する回動刃を備え、回動刃を回動させることにより植物の茎を裁断するものである。
実開平6−85792号公報 実開昭62−8098号公報 実開平06−15992号公報 意匠登録第1146576号公報
前述の通り、従来の押し切り式カッターは、基本的に刃と受け刃が端部で回動自在に取付けられており、物品を押し切り切断すると物品の切断片が周囲に飛散する上に、切断片の一部が作業者に当り作業者が怪我をすることもあり、更に、前記作業終了後、周囲に広く飛散した物品の切断片を1ヶ所に寄せ集めなければならなかった。更に、寄せ集めた切断片を結束したり、収納体(袋)に収納せねばならなかった。
又、切り易くするために開動側或は固定側の刃をスライドさせるものは、構造が複雑化し、製造コストが高くついた。刃を凸状としたものは、切断開始時における抵抗値が大きく、刃を凹状としたものは、切断終了間際における抵抗値が大きく、従来のものと較べ疲れるという点では大差がなかった。
本発明は、切断片が周辺に飛散しない押し切り式カッターの提供を第1の目的とし、物品切断時に自動的に切断片が収納体(袋)内に収納される押し切り式カッターの提供を第2の目的とし、更に、構造が簡単で切り易く、長時間の使用にも耐えられる疲れ辛い押し切り式カッターの提供を第2の目的としている。
上記目的を達成するために本発明の請求項1の押し切り式カッターは、固定体と回動体を有し、該固定体と回動体の対向面の何れか一方に鋭利な刃を有し、かつ、該固定体をベース上に取り付け、該固定体の先端部と回動体の先端部を回動自在に取付け、回動体の基部に把手部を延設した押し切り式カッターであって、前記固定体と回動体の何れかに取付け或は着脱自在に取付け、該回動体の回動により固定体との間で押切られた物品の切断片が、周囲に飛散することを防止する飛散防止体を有することを特徴とする。
本発明の請求項2の押し切り式カッターは、固定体と回動体を有し、該固定体と回動体の対向面の何れか一方に鋭利な刃を有し、かつ、該固定体をベース上に取り付け、該固定体の先端部と回動体の先端部を回動自在に取付け、回動体の基部に把手部を延設した押し切り式カッターであって、該固定体と回動体何れかに取付け或は着脱自在に取付け、該固定体の回動により固定体との間で押切られた物品の切断片を収納する収納体を開口状態で取付ける収納体取付け部材を有することを特徴とする。
本発明の請求項3の押し切り式カッターは、固定体と回動体の何れかに係止部を設け、該係止部に前記収納体取付け部材に設けた係止部を着脱自在に係止することを特徴とする。
本発明の請求項4の押し切り式カッターは、前記収納体取付け部材が枠体で形成され、前記固定体或は回動体に設けた係止部が孔であり、該孔に前記収納体取付け部材の係止部を挿入し固定することを特徴とする。
本発明の請求項5の押し切り式カッターは、前記請求項1記載の飛散防止体と、前記請求項2乃至4のうち1項記載の収納体取付け部材を有することを特徴とする。
本発明の請求項6の押し切り式カッターは、固定体と回動体を有し、該固定体と回動体の対向面の何れか一方の辺に鋭利な刃を、他方の辺には受け刃を設け、かつ、該固定体をベース上に取付け、該固定体の先端部と回動体の先端部を回動自在に取付け、回動体の基部に把手部を延設した押切り式カッターであって、
前記固定体と回動体の何れか一方の辺に形成された鋭利な刃が折曲した刃であり、
ベースと回動体の把手部の角度をθ1又はθ5とし、前記鋭利な刃の中央部と相手側の直線的な受け刃との角度をθ2又はθ6としたとき
θ1≦θ2 又は θ5≦θ6
の関係があり、鋭利な刃の後端部と受け刃との角度をθ3又はθ7としたとき、
θ2≦θ3 又は θ6≦θ7
の関係があり、鋭利な刃の先端部と受け刃との角度をθ4又はθ8としたとき、
θ2≦θ4 又は θ6≦θ8
の関係となること特徴としている。
本発明の請求項1記載の押切り式カッターには、固定体と回動体の何れかに取付け或は着脱自在に取付けた飛散防止体がある。固定体と回動体の間で強圧され押切られた物品の切断片が周囲に飛散しようとしても、飛散防止対に当り押切り式カッターの近傍に落下するから広く周辺に散乱することがない。従って、物品切断作業後の始末が楽な上に、飛散した切断片が作業者に当ることもなく安全である。
本発明の請求項2記載の押切り式カッターには、固定体と回動体の何れかに取付け或は着脱自在に取付けた収納体取付け部材がある。該収納体取付け部材にポリ袋や開口を有する収納体を開口させた状態で取付け、該開口に切断する物品の先端部を挿入し、固定体と回動体の間で強圧し押切ると、物品の切断片が自動的に収納体内に挿入される。従って、切断作業終了後、前記収納体に収納された切断片を廃棄物として処理でき、後始末が容易になった。尚、この収納体を使い捨てとすれば、廃棄処理がもっと容易になる。
本発明の請求項3記載の押切り式カッターは、前記固定体或は回動体に係止部を設け、該係止部に前記収納体取付け部材に設けた係止部を着脱自在に係止するものである。従って、請求項2の効果に加え、固定体或は回動体の係止部に収納体取付け部材の係止部を係止するだけで簡単に着脱できるようになった。
本発明の請求項4記載の押切り式カッターは、収納体取付け部材が枠体であり、前記固定体或は回動体に設けた係止部が孔であり、該孔に収納体取付け部材に形成した係止部を挿入し固定するものであり、収納体取付け部材を加工の簡単なワイヤー(ピアノ線)や安い合成樹脂で造れる。従って、請求項3の効果に加え、固定体或は回動体の係止部に収納体取付け部材の係止部を挿入するだけで係止できる上にワイヤーを折曲したり、合成樹脂を射出成形するなど低コストで提供できる。
前記請求項5記載の押切り式カッターによれば、前記請求項1の飛散防止体と、前記請求項2乃至4のうち1項記載の収納体取付け部材があるので、請求項1及び2乃至4の夫々の効果を兼ね備えた押切り式カッターが得られた。
前記請求項6記載の押切り式カッターは、固定体と回動体の何れか一方或は両方の鋭利な刃が折曲し或は湾曲した刃であり、鋭利な刃の央部と、この央部と対向する固定体或は回動体の刃の拡開角度が、回動体とベースの拡開角度以上であり、鋭利な刃の前端部或は後端部と、この前端部或は後端部と対向する固定体或は回動体との拡開角度より拡開している。従って、固定体と回動体の間に切断する物品を挟み、回動体を回動して該物品を切断する時、該物品が鋭利な刃上を僅かに滑り、撫で切り状態となり、良く切れる。又、切断時の抵抗の大きい鋭利な刃の前後の両端部では、央部より拡開角度が大きいので、一層良く切れる。上記押切り式カッターは、従来の押切り式カッターと部品点数が同じであり、スライドする鋭利な刃を有する押切り式カッターとは異なり、製造コストが大きく高くつくこともなく、良く切れるので作業者の疲労も少ない。(注:刃物で物品を切る時は、スライドさせながら切る即ち撫で切りすると良く切れる。)
以下、本発明の第1の実施実施例を添付した図1と図2の斜視図に基づき詳細に説明する。始めに、固定体1の先端部に軸3(頭部付ボルト)により回動体2の先端部を回動自在に取り付ける。この回動体2を回動させて押し下げるとき、揺動せずにスムースに回動するように、揺動防止部材としての座金4を軸3の頭部と回動体2(或は固定体1)の間に嵌挿する。座金4の直径は大きい程良く、軸3の直径の3〜6倍程度である。回動体2の先端部下方側には、軸3の軸心と同心円の円弧状の辺を有する切欠5が設けられている。この切欠5の円弧状の辺に外接する回動規制部材としての突起6が、固定体1の先端側面に突設され、回動体2の回動範囲を切欠5の範囲内に規制している。
前記固定体1と対向する回動体2の側辺には、鋭利な刃7が設けられている。逆に、回動体2の鋭利な刃7と対向する固定体1の側辺には、断面が鈍角(或は直角)な刃8が設けられている。固定体1と回動体2の間に図示しない物品を挟み、回動体2を回動して固定体1との間の物品を強圧すると、物品が切断される。図では回動体2の対向辺を固定体1側に突出した円弧状の刃として形成している。又、固定体1の対向辺を回動体2の突出した円弧状の刃7と同形状の円弧状で凹型の刃8として形成し、この円弧状の凹型の刃8を断面が鈍角な刃としている。上記固定体1と回動体2の対向辺の刃7,8の形状は、上記の例と逆でも良く、更に、真直ぐな刃であっても、後述する実施例のような折曲した刃であっても良い。
上記固定体1は、ベース10上にボルト11で固定した状態で取付けられている。このベース10は、平行な帯板12の央部を角パイプ13で連結してあるが、脚付ベースや台であっても良い。
前記回動体2の外側の側部(背側)には、回動体2の後端方向に延設する把手部14がボルト11で取付けられ(溶着等でも良い)、回動体2と把手部14を合わせた長さはベース10と同等の長さとなっている。この把手部14と回動体2の取り付け部近傍に回動体2を覆い、回動体2の両翼に広がる飛散防止体15が、把手部14に上方に向かって突設されたネジ(図示せず)に蝶ナット16で着脱自在に取付けられている。この飛散防止体15の形状と取付け方法は任意であり固着であっても良い。この飛散防止体15は、固定体1と回動体2の間に挟まれ強圧されて切断された物品が、押し切り式カッターの周辺に飛散することを防ぐためのものである。この飛散防止体15は、物品の切断状態を見ながら作業できるように透明な合成樹脂板で形成されているが、物品の切断状態を見ながら作業できるものであれば、金網や格子状のものでも良く、形状と素材を問うものではない。勿論、飛散防止体15の取付け方法を変えて飛散防止体15の形状も変え固定体1に取付けることもできる。
上記のように飛散防止体15を回動体2(或は固定体1)に取付け、回動体2を回動すると、固定体1と回動体2の間に挟まれ強圧されて切断された物品の切断片が飛び跳ねても、この飛散防止体15に当って遠くに飛ばず、押し切り式カッターの周辺に散乱することがなく、作業終了後の後始末が楽である。更に、切断された物品の切断片が作業者や周辺にいる人に当り人が怪我をしたり、切断片が当った周辺の他の物品が損傷をすることがない。
本願の押切り式カッターには、固定体1と回動体2の間に挟まれ強圧されて切断された物品の切断片を自動的に収納する収納体としての袋(図示せず)を開口した状態で固定体1(或は回動体2)に取付ける収納体取付け部材17が設けられている。この収納体取付け部材17は、弾性体であるピアノ線(ピアノ線に拘らず他の金属線や合成樹脂を弾力性のある構造としたものでも良い)を折曲して形成されている。収納体取付け部材17は、本体18がピアノ線をコ状(C,U,O型、その他の形状)に折り曲げて形成される。本体18を固定体1の孔21(後述)に係止した時、この本体18は、ベース10上に垂直に立設された固定体1の後端から斜め上方に向かって30度から60度の角度で傾斜した状態で取付けられるように本体18の両端を折曲し、最先端19が内側(或は外側)に向けられた係止部20となっている。
この収納体取付け部材17は、開口を有する袋や容器等の収納体を開口した状態で、前記切断された物品の切断片を自動的に収納できるように取り付けられれば、如何なる形状、如何なる素材で形成しても良い。例えば、使い捨て容器等の収納体を紙、合成樹脂,金属、木等で形成し、この収納体を収納体取付け部材17により固定体1に取付けることもできる。或は、収納体を繰り返し使用する収納体とし、切断され収納体に収納された切断片を別途用意した使い捨てのポリ袋等に収納しなおして破棄しても良い。
固定体1には、前記収納体取付け部材17の係止部20を着脱自在に取付ける係止部としての孔21(図では○孔で図示したが、長孔やL型その他の孔としたり、別途形成した短いパイプやピンチ等の挟持体を取り付けて係止部としたりできる)を形成する。
前記収納体取付け部材17の両端の係止部20の間を両手で少し拡開した(係止部20の最先端19が、外側を向いている時は窄め)状態で固定体1の係止部21に挿入し、拡開した(或は、窄めた)圧力を開放すると(収納体取付け部材17の係止部の形状次第)、拡開された(或は窄められ)両端の係止部20間が元に戻り、固定体1の係止部21に係止部20が取付けられる。この取りつけられた収納体取付け部材17に、図示しない収納体を開口して係止し、洗濯鋏み等の取付け部材により前述の収納体を取付ける。
次に、裁断する物品の先端部を、収納体取付け部材17に取付けられた収納体の開口に挿入した状態で、固定体1と回動体2の間に挿入し、回動体2を回動させて前記物品を強圧すると、切断された切断片が自動的に収納体に収納される。物品の切断片が収納された収納体を収納体取付け部材17から取外せば、そのまま廃棄物として廃棄できるから大変便利である。
尚、本実施例の押切り式カッターは、固定体1の刃8を凹型で、回動体2の刃7を凸型で図示し説明したが、固定体1と回動体2の形状が逆であっても良く、両者の対向する辺に設けた刃7,8を真直ぐな刃としても良い。又、固定体1を1枚で示したが、2枚でも良く、固定体1と回動体2を閉じた時、回動体2が2枚の固定体の間に嵌入するものでも良い。即ち、本願の押切り式カッターは、固定体1と回動体2を有し、両者が先端部で回動自在となっていれば、如何なる構成であっても良い。
本願の第2の実施例を図3の側面図により説明する。前記第1の実施例と主に異なる点は、固定体31に形成された刃50が複数個所で折曲された鋭利な刃50で、刃50の先端方向から後端方向に向かいベース40方向に折り曲げられていることである。即ち、固定体1の鋭利な刃50が先端部51と後端部53と央部52の3つの部分に分かれ、これらが折線のように折り曲げられている。
更に詳述すると、鋭利な刃50の央部52はベース40と平行或は前端方向(回動軸3側)から後端方向に向かって順次ベース側に向かう傾斜した刃とする。次に、前端部51と後端部53の刃を央部52の刃の傾斜角度より急な傾斜角度とする。或は、刃50の前端部51と央部52、央部52と後端部53を円弧状に連続させ、折曲部を湾曲させた鋭い刃としても良い。
このように固定体31の刃50が折曲した鋭い刃で、回動体32が真直ぐな受け刃54の時、固定体31の前端部51、央部52、後端部53と回動体32の受け刃54との拡開角度θ2,θ3,θ4は、回動体32を任意の位置にしたときのベース40と回動体32とが成す角度をθ1としたとき、これらの関係は、下記のような式で表される。
θ1≦θ2
θ2≦θ3
θ2≦θ4
図4は、図3に示す第2実施例の変形例である。この実施例では、回動体32方に鋭利な刃55を形成している。この鋭利な刃55は、前端部56、央部57、後端部58の各部分からなり、これらは折線状になっている。
回動体32を任意の位置にしたときのベース40と回動体32の把手部44とが成す角度をθ5とし、固定体31の受け刃59と、回動体32の刃55の前端部56、央部57、後端部58の各部分との拡開角度をそれぞれθ6,θ7,θ8とすれば、これらは下記のような式で表される。
θ5≦θ6
θ5≦θ6
θ5≦θ6
従来の押切り式カッターは、一方の回動する刃を回動させ固定体と回動体の間に挟んだ物品を強圧して裁断するとき、裁断開始時と終了時間際の抵抗が大きいため作業者の疲労が多くなる。上記実施例は、従来の裁断時に刃を摺動させ所謂撫で切りする押切り式カッターの撫で切り作用を応用したもので、鋭利な刃50,55を傾斜させることにより裁断時に裁断する物品を僅かに摺動させながら裁断するため、裁断時の抵抗を和らげスムースに裁断でき、作業者の疲労を軽減できた。鋭利な刃50,55の前端部51,56と後端部53,58の傾斜角度を央部52,57より大きくすることにより、裁断開始時と終了時間際の抵抗を一層軽減できるようになった。又、鋭利な刃50,55の形状を変えただけであるから押切り式カッターの部品点数に変化がなく、製造コストの増加要因が少なくてすむ。
本発明の押切り式カッターは、長尺の種々の物品を裁断するときに有効で、特に、家庭や事務所で長さ規制が強化された少量の長尺廃棄物を裁断する時に使う低廉な押切り式カッターとして使用できる。
本発明の押切り式カッターを示す斜視図である。 本発明の押切り式カッターの収納体取付け部材を示す斜視図である。 本発明の押切り式カッターの異なる実施例を示す側面図である。 図3に示す第2実施例の変形例である。
符号の説明
1 固定体
2 回動体
7 折曲した鋭利な刃
8 断面が鈍角(或は直角)な刃としての円弧状の凹型の刃
10 ベース
14 把手部
15 飛散防止体
17 収納体取付け部材
31 固定体
32 回動体
40 ベース
44 把手部
51 鋭利な刃の先端部
52 鋭利な刃の央部
53 鋭利な刃の後端部
54 真直ぐな受け刃
55 折曲した鋭利な刃
56 鋭利な刃の前端部
57 鋭利な刃の央部
58 鋭利な刃の後端部
59 固定体の受け刃

Claims (6)

  1. 固定体と回動体を有し、該固定体と回動体の対向面の何れか一方の辺に鋭利な刃を有し、かつ、該固定体をベース上に取付け、該固定体の先端部と回動体の先端部を回動自在に取付け、回動体の基部に把手部を延設した押切り式カッターであって、
    該固定体と回動体の何れかに取付け或は着脱自在に取付け、該回動体の回動により固定体との間で押切られた物品の切断片が、周囲に飛散することを防止する飛散防止体を有することを特徴とする押切り式カッター。
  2. 固定体と回動体を有し、該固定体と回動体の対向面の何れか一方の辺に鋭利な刃を有し、かつ、該固定体をベース上に取付け、該固定体の先端部と回動体の先端部を回動自在に取付け、回動体の基部に把手部を延設した押切り式カッターであって、
    該固定体と回動体の何れかに取付け或は着脱自在に取付け、該回動体の回動により固定体との間で押切られた物品の切断片を収納する収納体を開口状態で取付ける収納体取付け部材を有することを特徴とする押切り式カッター。
  3. 前記固定体と回動体の何れかに係止部を設け、該係止部に前記収納体取付け部材に設けた係止部を着脱自在に係止することを特徴とする請求項2に記載の押切り式カッター。
  4. 前記収納体取付け部材が、枠体で形成され、前記固定体或は回動体に設けた係止部が孔であり、該孔に前記収納体取付け部材の係止部を挿入し固定することを特徴とする請求項3に記載の押切り式カッター。
  5. 前記請求項1記載の飛散防止体と、
    前記請求項2から4のいずれか1に記載の収納体取付け部材と、
    を有することを特徴とする押切り式カッター。
  6. 固定体と回動体を有し、該固定体と回動体の対向面の何れか一方の辺に鋭利な刃を、他方の辺には受け刃を設け、かつ、該固定体をベース上に取付け、該固定体の先端部と回動体の先端部を回動自在に取付け、回動体の基部に把手部を延設した押切り式カッターであって、
    前記固定体と回動体の何れか一方の辺に形成された鋭利な刃が折曲した刃であり、
    ベースと回動体の把手部の角度をθ1又はθ5とし、前記鋭利な刃の中央部と相手側の直線的な受け刃との角度をθ2又はθ6としたとき
    θ1≦θ2 又は θ5≦θ6
    の関係があり、鋭利な刃の後端部と受け刃との角度をθ3又はθ7としたとき、
    θ2≦θ3 又は θ6≦θ7
    の関係があり、鋭利な刃の先端部と受け刃との角度をθ4又はθ8としたとき、
    θ2≦θ4 又は θ6≦θ8
    の関係となることを特徴とする押切り式カッター。
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KR101531748B1 (ko) * 2013-05-27 2015-06-25 권영업 작두 본체
KR102212033B1 (ko) * 2019-11-20 2021-02-04 (주) 다리온 스테인레스 스틸관의 후렌치에 성형 접착된 폴리에틸렌 캡 하부 커팅 장치

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101531748B1 (ko) * 2013-05-27 2015-06-25 권영업 작두 본체
KR102212033B1 (ko) * 2019-11-20 2021-02-04 (주) 다리온 스테인레스 스틸관의 후렌치에 성형 접착된 폴리에틸렌 캡 하부 커팅 장치

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