JP2005218933A - 担持材および炭化水素改質用多孔質金属式触媒 - Google Patents

担持材および炭化水素改質用多孔質金属式触媒 Download PDF

Info

Publication number
JP2005218933A
JP2005218933A JP2004027896A JP2004027896A JP2005218933A JP 2005218933 A JP2005218933 A JP 2005218933A JP 2004027896 A JP2004027896 A JP 2004027896A JP 2004027896 A JP2004027896 A JP 2004027896A JP 2005218933 A JP2005218933 A JP 2005218933A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
catalyst
value
porous metal
plane
reforming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004027896A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4251089B2 (ja
Inventor
Masanori Sugino
真紀 杉野
Hiroki Hirata
寛樹 平田
Koji Hoshino
孝二 星野
Norihisa Chitose
範壽 千歳
Kenji Orito
賢治 織戸
Kazusuke Sato
一祐 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to JP2004027896A priority Critical patent/JP4251089B2/ja
Publication of JP2005218933A publication Critical patent/JP2005218933A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4251089B2 publication Critical patent/JP4251089B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Landscapes

  • Fuel Cell (AREA)
  • Hydrogen, Water And Hydrids (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Abstract

【課題】、水素ガス、天然ガス、メタノール、石炭ガスなどの炭化水素ガスを水蒸気改質により水素および一酸化炭素に富むガスに改質するための改質器に使用する多孔質金属式触媒およびその触媒を製造するための担持材に関する。
【解決手段】三次元網目構造を有する多孔質金属の金属骨格が、結晶の(040)面の回折ピーク半値幅の位置から求めた(040)面の面間隔d値およびd値がいずれも1.920〜2.035Åの範囲内に入り、かつ、(046)面のX線回折ピーク半値幅の位置から求めた(046)面の面間隔d値およびd値がいずれも1.360〜1.425Åの範囲に入るδアルミナで被覆されてなる触媒担持材およびその触媒担持材を用いて作製した炭化水素改質用多孔質金属式触媒。
【選択図】 なし

Description

この発明は、多孔質金属を骨格とし、骨格の表面にアルミナ層を形成してなる担持材およびその担持材を使用して作製した炭化水素改質用多孔質金属式触媒に関するものであり、特に燃料電池用改質器に使用する炭化水素改質触媒を作製するための担持材に関するものである。
一般に、燃料電池は、水素ガスを燃料とするものであるが、この水素ガスは、天然ガス、メタノール、石炭ガス、都市ガス、ガソリンなどの炭化水素ガスを水蒸気改質して水素ガスを生成することは一般に知られている。例えば、天然ガスの主成分であるメタンを水蒸気改質して水素ガスを製造するには下記の平衡反応により水蒸気と反応して水素を生成する。
CH4+H2O⇔3H2+CO
CO+H2O⇔H2+CO2
この炭化水素ガスを水蒸気改質するための改質器には、従来、円柱状や球状のアルミナ担体にルテニウムやニッケルを担持させたペレット式触媒が多く利用されて来た。しかし、ペレット式触媒は背圧が大きくなり、燃料電池システムの中で燃料ガスを昇圧しなければならなくなるという問題がある。そのために背圧の小さい触媒が用いられており、背圧が小さい触媒の一例として多孔質金属を骨格とした多孔質金属式触媒が知られている。この多孔質金属を骨格とした多孔質金属式触媒は多孔質金属の骨格表面にアルミナ層を焼き付けたものを担持材とし、この担持材のアルミナ層の表面にさらにルテニウム層、白金族金属層、ニッケル層などを形成してなるものである。燃料改質反応は吸熱反応であり、改質触媒を加熱する必要があるところから、触媒担持材の骨格となる多孔質金属は伝熱性に優れた材料を用いた方が効率的である。とくに燃料電池システムに用いられる燃料改質器においては、燃料電池システムの発電効率を高めるために熱効率が重視され、そのため、燃料電池用の燃料改質器に組み入れられる改質触媒の担持材の骨格は、伝熱性に優れる材料からなる多孔質金属で構成されることが望ましく、耐熱性に優れたFe基耐熱合金またはNi基耐熱合金などの金属材料からなる多孔質金属が用いられている(特許文献1、特許文献2、特許文献3などを参照)。
特開昭52−52885号公報 特開昭52−150394号公報 特開平10−258234号公報
改質された水素ガスを燃料とする燃料電池を一層普及させるためには燃料電池に付随して設置される改質器の改質効率を向上させて一層小型化すると同時に改質器の改質効率を長期間に渡って維持することができる耐久性を有することも必須の要件である。改質器における多孔質金属式触媒は燃料電池の運転時には加熱され、運転停止時には常温に冷却され、加熱冷却の繰り返し(以下、サーマルサイクルという)を受ける。このサーマルサイクルを長期間受けると、担持材における多孔質金属とアルミナコーティグ層との熱膨張率の違いに基づくコーティング層の剥離が起こり、改質効率が低下して耐久性が低下するという問題があった。
そのために、多孔質金属式触媒が長期間サーマルサイクルを受けても改質効率が低下することのない多孔質金属式触媒が求められていた。
そこで、本発明者等は、上述のような観点から、炭化水素ガスを一層効率よく水素ガスに改質することができかつ長期間サーマルサイクルを受けても改質効率が低下することのない多孔質金属触媒を得るべく研究を行った。その結果、
(イ)市販の多孔質金属触媒は、多孔質金属の骨格表面にγアルミナ層を焼き付けたものを担持材とし、この担持材のγアルミナ層の表面にさらにルテニウム層、白金族金属層、ニッケル層などの触媒を形成してなるものであるが、多孔質金属の骨格表面に対する密着性はγアルミナ層よりもδアルミナ層の方が優れており、したがって、多孔質金属の骨格表面にδアルミナ層を焼き付けたものを担持材とし、この担持材のδアルミナ層の表面にさらにルテニウム層、白金族金属層、ニッケル層などの触媒を形成してなる多孔質金属式触媒の方が市販の多孔質金属式触媒に比べて長期間のサーマルサイクルを受けても改質効率の低下が少ない、
(ロ)前記δアルミナ層の内でも、特に結晶の(040)面のX線回折ピーク半値幅の位置から求めた(040)面の面間隔d値およびd値がいずれも1.920〜2.035Åの範囲内に入り、かつ、(046)面のX線回折ピーク半値幅の位置から求めた(046)面の面間隔d値およびd値がいずれも1.360〜1.425Åの範囲に入るδアルミナ層は、多孔質金属の骨格に対する密着性が一層優れており、かかる条件を満たすδアルミナ層を多孔質金属の表面に形成した担持材にルテニウム層、白金族金属層、ニッケル層などの触媒層を形成してなる多孔質金属式触媒は、サーマルサイクルに対する耐久性が一層優れている、という研究結果が得られたのである。
この発明は、かかる研究結果に基づいてなされたものであって、
(1)三次元網目構造を有する多孔質金属の金属骨格が、結晶の(040)面のX線回折ピーク半値幅の位置から求めた(040)面の面間隔d値およびd値がいずれも1.920〜2.035Åの範囲内に入り、かつ、(046)面のX線回折ピーク半値幅の位置から求めた(046)面の面間隔d値およびd値がいずれも1.360〜1.425Åの範囲に入るδアルミナで被覆されてなる触媒担持材、に特徴を有するものである。
前記三次元網目構造を有する多孔質金属は、ステンレス鋼などのFe基耐熱合金またはFe及び/又はCrを含むNi基耐熱合金からなることが好ましい。したがって、この発明は、
(2)三次元網目構造を有する多孔質金属はFe基耐熱合金からなる前記(1)記載の触媒担持材、
(3)三次元網目構造を有する多孔質金属はFe及びCrの内の1種または2種を含むNi基耐熱合金からなる触媒担持材、に特徴を有するものである。
前記この発明の担持材にAg,Pd,Ru,Ti,Cr,Mo,W,Mn,Fe,Co,Ni,Rh,Pt,Cu,Zn,In,Sn,Pd,Ge,Si,Al,Sb、またはそれらの合金粉末などの一般に知られている触媒金属を塗布することにより炭化水素ガスを改質するための改質触媒を製造することができるが、これらの触媒金属の内でもNi、Ruが特に好ましい。
したがって、この発明は、
(4)前記(1)、(2)または(3)記載の担持材にルテニウムを担持してなる多孔質金属式炭化水素改質触媒、
(5)前記(1)、(2)または(3)記載の担持材にニッケルを担持してなる多孔質金属式炭化水素改質触媒、に特徴を有するものである。
この発明の担持材を使用して作製したこの発明の多孔質金属式触媒は、従来の多孔質金属触媒に比べて特にサーマルサイクルに対する耐久性に優れ、したがって、長寿命の改質器を提供することができる。
次に、この発明の担持材およびその製造方法、並びにその担持材を使用して作製した多孔質金属触媒およびその製造方法を説明する。
(i)担持材の製造方法
まず、多孔質金属の1種であるFe基耐熱合金またはNi基耐熱合金からなる通常の発泡金属を用意する。この発泡金属は、Fe基耐熱合金またはNi基耐熱合金からなる原料粉末に、有機バインダー、溶剤、発泡剤および必要に応じて界面活性剤を添加混合してスラリーを作製し、このスラリーをドクターブレード法などにより成形し、これを加熱、乾燥し、さらに脱脂し焼成することにより作製することができる。この製造方法はすでに知られている。
その方法で得られる発泡金属は、骨格表面に金属粉焼結に基づく凹凸が存在しているので、前記アルミナ層がアンカー効果によっても固着するので、発泡金属基体として望ましい。さらに、発泡金属の金属組成は、Fe基耐熱合金、Ni基耐熱合金またはCo基耐熱合金を使用できるが、表面保護酸化皮膜層と前記アルミナ層との密着性に優れることから、特にステンレス鋼などのFe基耐熱合金、並びにFeおよびCrの内の1種または2種を含むNi基耐熱合金を用いることがより一層望ましい。密着性に優れる理由は、ステンレス鋼などのFe基耐熱合金またはFeおよびCrの内の1種もしくは2種を含むNi基耐熱合金は表面にスピネル型構造の酸化皮膜を形成しやすく、一方、この発明に用いるδアルミナは格子欠陥をもつスピネル型構造を有するので、同型の結晶構造であって、相互に相性が良いためであると推定される。
さらに、平均粒子径:7〜50nm、BET法による比表面積:35〜250m/g、結晶の(040)面のX線回折ピーク半値幅の位置から求めた(040)面の面間隔d値およびd値がいずれも1.920〜2.035Åの範囲内に入り、かつ、(046)面のX線回折ピーク半値幅の位置から求めた(046)面の面間隔d値およびd値がいずれも1.360〜1.425Åの範囲に入るδアルミナ粉末を用意する。このアルミナ粉は、塩化アルミニウムを180〜190℃に加熱して昇華させ、一旦、800℃に加熱して、塩化アルミニウムの2量体と単量体の混合ガスとし、次いで酸化炎に導入し、酸化させることにより製造できる。
このようにして作製したδアルミナ粉末の面間隔が前記条件を満たしているか否かは、X線回折図の散乱角2θが40°〜70°の間に存在する(040)面のX線回折ピーク及び(046)面のX線回折ピークの半値幅の位置から、下記のブラッグの式にとって求められる。
2dsinθ=nλ(ここで、λ:X線波長、n:定数である。)
すなわち、一般にδアルミナ粉末は単一の結晶ではないので面間隔に幅があることは知られており、その幅を、横軸を散乱角2θ、縦軸を反射強度であらわした図がX線回折図であることが知られている。このX線回折図におけるX線回折ピークの半値幅の位置からθの値を求め、その半値幅の位置のθを前記ブラッグの式に代入することにより結晶面の面間隔が求められられる。図1は、縦軸の反射強度をとり、横軸にブラッグの式から求めた面間隔を取ったX線回折図であり、このX線回折図におけるX線回折ピークのピークトップ位置(Imax)とベースライン位置(Imin)間の高さの半分(Ihalfwidh)でチャートの横軸と平行に直線を引き、前記平行に引いた直線とX線回折ピークの山型曲線が交わった交点がこの発明におけるX線回折ピーク半値幅の位置から求めた結晶面の面間隔d値およびd値である。
そして、この発明の担持材は、三次元網目構造を有する多孔質金属の金属骨格が(040)面の面間隔d値およびd値がいずれも1.920〜2.035Åの範囲内に入りかつ(046)面のX線回折ピーク半値幅の位置から求めた(046)面の面間隔d値およびd値がいずれも1.360〜1.425Åの範囲に入る条件を満たすδアルミナ被膜で被覆されたものであり、このδアルミナ被膜を形成するための原料粉末も(040)面の面間隔d値およびd値がいずれも1.920〜2.035Åの範囲内に入りかつ(046)面のX線回折ピーク半値幅の位置から求めた(046)面の面間隔d値およびd値がいずれも1.360〜1.425Åの範囲に入る条件を満たすδアルミナ粉末を使用することが必要なのである。
δアルミナ粉末の平均粒子径は透過型電子顕微鏡で観察することにより測定できる。他の簡便な方法として、X線回折によって測定される結晶子径を測定し、それを一次粒子径とする方法、BET値(比表面積)から、次式で球換算粒子径を算出する方法がある。
D=6/(ρS ’)
(ここでD:球換算粒子径、ρ:粉体の真密度、S ’:比表面積値である。)
δアルミナ粉末の平均粒径は、小さすぎると凝集しやすくなって、コーティング塗料に上手く分散できにくくなり、大きすぎると耐サーマルサイクル性が悪くなるので、7nm〜50nmの範囲が良く、より一層好ましくは、9nm〜20nmが良い。
BET値は、大きすぎると凝集しやすくなって、コーティング塗料に上手く分散できにくくなり、小さすぎると耐サーマルサイクル性が悪くなるので、35〜250m/gの範囲が良く、より一層好ましくは、80〜200m/gが良い。
コーティング塗料は上記δアルミナ粉、エタノール(溶媒)、β−ジケトン(分散剤)を所定量混合し、ビーズミルにて混合することにより製造できる。コーティング塗料中のδアルミナ粉の含有量は、少なすぎると発泡金属骨格に所定の厚さにδアルミナのコーティングが出来なくなり、多すぎるとコーティング液の粘性が高くなりすぎるので、1〜30質量%、望ましくは5〜20質量%の範囲が良い。溶媒はエタノールに限定しない。メタノール、プロパノール、ブタノール、ヘキサン、トルエン、及びそれらの混合液、その他の有機溶剤を使用できる。分散剤にβ-ジケトンを使用する場合、β-ジケトン配合量は、少なすぎるとアルミナ粉の分散性が悪くなり、多すぎてもそれ以上の効果が現れないので、塗料に対して0.025〜1.0質量%、望ましくは0.2〜0.5質量%の範囲が良い。分散剤はβ−ジケトンに限定しない。他のノニオン系界面活性剤も、気泡が形成してコーティング液がクリーム状にならない範囲で使用することができる。また、分散剤によっては、カップリング剤を併用する場合もある。
このようにして得られたコーティング塗料に前記用意した発泡金属を浸漬し、取りだし後、エアブローして、発泡金属に形成した液膜を割るとともに、過剰に含浸したコーティング塗料を除去し、乾燥後、250〜850℃に加熱することによりコーティングし、担持材を作製することができる。加熱温度が250℃未満では十分に分散剤を除去できない恐れあがり、850℃を超えると、アルミナコーティング層が焼結反応によって緻密化してしまい、担持材としての特性が悪くなる。好ましくは450〜750℃が良い。
このようにして作製したこの発明の担持材のアルミナコーティング層の厚さは、2〜80μmの範囲内にあることが好ましい。
(ii)多孔質金属式炭化水素改質触媒の製造方法
次に、このようにして得られたこの発明の担持材に触媒金属であるRuまたはNiの金属を担持させてこの発明の多孔質金属式炭化水素改質触媒を作製する方法を説明する。
(a)Ruの担持方法
市販試薬級の塩化ルテニウムRuCl3・3H2Oを純水に溶解して濃度:1〜15g/Lの塩化ルテニウム水溶液を調製し、その塩化ルテニウム水溶液にこの発明の担持材を浸漬し、取りだし、100〜200℃で乾燥後、水素還元雰囲気中、500〜800℃に加熱することにより、Ruを担持させることが出来る。硝酸ルテニウムを使用することも出来る。
(b)Niの担持方法
市販試薬級の硝酸ニッケルNi(NO3)2・6H2Oを純水に溶解して濃度:1〜30g/Lの硝酸ニッケル水溶液を調製し、その硝酸ニッケル水溶液にこの発明の担持材を浸漬し、取りだし、100〜200℃で乾燥後、水素還元雰囲気中、500〜800℃に加熱することにより、Niを担持させることが出来る。
つぎに、この発明の担持材および多孔質金属式触媒を実施例により具体的に説明する。
使用したδアルミナ粉末A〜Fは、塩化アルミニウムを予め加熱して気体にしておき、水素・空気と混合して燃焼させることにより製造されるものであり、いわゆる乾式アルミナと呼ばれるものであって表1に示される平均粒径、BET法による比表面積、結晶の(040)面のX線回折ピーク半値幅の位置から求めた(040)面の面間隔d値およびd値並びに(046)面のX線回折ピーク半値幅の位置から求めた(046)面の面間隔d値およびd値を有するものである。
Figure 2005218933
かかるδアルミナ粉末A〜Fに、分散剤のβ−ジケトンを表2に示す配合組成で混合し、ビーズミルで2時間混合して、表2に示されるアルミナコーティング塗料a〜fを調製した。
Figure 2005218933
さらに発泡金属として、SUS310Sからなり、厚さ:2mm、孔径:250μm、孔数:1800ヶ/cmのFe基合金発泡金属および86%Ni−16%Cr−8%Feからなる成分組成を有し、厚さ:3mm、孔径:300μm、孔数:1300ヶ/cmのNi基合金発泡金属を用意した。
実施例1
表2に示したコーティング塗料a〜fに、先に用意したFe基合金発泡金属板を浸漬し、取りだし後、エアブローして、発泡金属に形成した液膜を割るとともに、過剰に含浸したコーティング塗料を除去し、105℃に設定した乾燥機で30分間乾燥した。次いで、表3に示す熱処理条件で熱処理して、前記Fe基合金発泡金属の骨格表面にδアルミナのコーティング層を形成した本発明担持材1〜5及び比較担持材1を作製した。
得られた本発明担持材1〜5及び比較担持材1についてX線回折を実施し、結晶の(040)面のX線回折ピーク半値幅の位置から求めた(040)面の面間隔d値およびd値、並びに(046)面のX線回折ピーク半値幅の位置から求めた(046)面の面間隔d値およびd値を求め、その結果を同じく表3に示した。
Figure 2005218933
次に、市販試薬級の塩化ルテニウムRuCl3・3H2Oを純水に溶解して、表4に示す濃度の塩化ルテニウム水溶液を調製し、その塩化ルテニウム水溶液に表3の本発明担持材1〜5及び比較担持材1を浸漬し、取りだし、150℃に設定した乾燥機で乾燥後、水素還元雰囲気中、表4に示す温度、時間に加熱・保持して本発明Ru担持触媒:1〜5および比較Ru担持触媒:1を作製した。
得られた本発明Ru担持触媒1〜5および比較Ru担持触媒1をそれぞれレーザー加工機を用いて直径:3.6cmφの円盤状に切り出し、適当枚数を重ねて、直径:3.6cmφ、高さ:10cmの円柱状にし、内径:4cmの管状炉芯管の電気炉に挿入し、N2ガスを2L/min供給しながら温度700℃に加熱した。次いで、N2ガス供給を停止し、メタン−水蒸気混合ガス(モル比でメタン1:3水、S/C=3)をメタン流量が0℃、1気圧換算で127L/h(2.12L/min)になるように導入し、炉から排出される改質ガスの組成をガスクロマトグラフで分析した。前記ガス流量は、SV値=5,000h-1 に相当する。
評価試験に使用した触媒体積:3.6×3.6×3.14÷4×10=101.7cm3=0.1017L
SV値=5,000h-1 のときのガス流量:0.1017L×5,000h-1=509L/h=8.48L/minである。
この分析結果から改質率を算出し、同じく表4に示した。
次に、本発明Ru担持触媒1〜5、比較Ru担持触媒1を同様にS/C=3、SV値=5,000h-1 、700℃で1時間改質反応を実施し、N2ガス雰囲気で室温まで降温し、再度昇温して同条件で改質反応を実施する、という繰返しを100回繰り返し、100回目の改質率を同じく表4に示すことにより炭化水素改質触媒としてのサーマルサイクルに対する耐久性を評価した。
従来例1
SUS310SからなるFe基合金発泡金属板にγアルミナコーティング層が形成されている担持材にRuが担持されている市販のRu担持触媒を従来Ru担持触媒1とし、実施例1と同様に1回目の改質率を算出しその結果を表4に示し、さらに100回目の改質率を算出し、同じく表4に示すことにより炭化水素改質触媒としてのサーマルサイクルに対する耐久性を評価した。
Figure 2005218933
表4に示される結果から、本発明Ru担持触媒1〜5は従来Ru担持触媒1に比べてサーマルサイクルに対する耐久性が一段と優れていることが分かる。しかし、この発明の条件から外れた値の比較Ru担持触媒1はサーマルサイクルに対する耐久性がやや劣ることがわかる。
実施例2
市販試薬級の硝酸ニッケルNi(NO3)2・6H2Oを純水に溶解して表5に示す濃度の硝酸ニッケル水溶液を調製し、その硝酸ニッケル水溶液に表3に示される本発明担持材1〜5及び比較担持材1を浸漬し、取りだし、150℃に設定した乾燥機で乾燥後、水素還元雰囲気中、同じく表5に示す温度、時間に加熱・保持して本発明Ni担持触媒:1〜5および比較Ni担持触媒:1を作製した。
得られた本発明Ni担持触媒1〜5、比較Ni担持触媒1をそれぞれレーザー加工機を用いて直径:3.6cmφの円盤状に切り出し、適当枚数を重ねて、直径:3.6cmφ、高さ:10cmの円柱状にし、内径:4cmの管状炉芯管の電気炉に挿入し、N2ガスを2L/min供給しながら温度700℃に加熱した。次いで、実施例1と同様にして分析結果から改質率を算出し、その結果を表5に示した。
次に、本発明Ni担持触媒1〜5、比較Ni担持触媒1を同様にS/C=3、SV値=5,000h-1 、700℃で1時間改質反応を実施し、N2ガス雰囲気で室温まで降温し、再度昇温して同条件で改質反応を実施する、という繰返しを100回繰り返した。100回目の改質率を同じく表5に示すことにより炭化水素改質触媒としてのサーマルサイクルに対する耐久性を評価した。
従来例2
SUS310SからなるFe基合金発泡金属板にγアルミナコーティング層が形成されている担持材にNiが担持されている市販のNi担持触媒を従来Ni担持触媒1とし、実施例1と同様に1回目の改質率を算出しその結果を表5に示し、さらに100回目の改質率を算出し、同じく表5に示すことにより炭化水素改質触媒としてのサーマルサイクルに対する耐久性を評価した。
Figure 2005218933
表5に示される結果から、本発明Ni担持触媒1〜5は従来Ni担持触媒1に比べてサーマルサイクルに対する耐久性が一段と優れていることが分かる。しかし、この発明の条件から外れた値の比較Ni担持触媒1はサーマルサイクルに対する耐久性がやや劣ることがわかる。
実施例3
表2に示したコーティング塗料a〜fに、先に用意したNi基合金発泡金属板を浸漬し、取りだし後、エアブローして、発泡金属に形成した液膜を割るとともに、過剰に含浸したコーティング塗料を除去し、105℃に設定した乾燥機で30分間乾燥した。次いで、表6に示す熱処理条件で熱処理して、前記Ni基合金発泡金属の骨格表面にδアルミナのコーティング層を形成し、本発明担持材:6〜10及び比較担持材2を作製した。
得られた本発明担持材:6〜10及び比較担持材2についてX線回折を実施し、結晶の(040)面のX線回折ピーク半値幅の位置から求めた(040)面の面間隔d値およびd値、並びに(046)面のX線回折ピーク半値幅の位置から求めた(046)面の面間隔d値およびd値を求め、その結果を同じく表6に示した。
Figure 2005218933
次に、市販試薬級の塩化ルテニウムRuCl3・3H2Oを純水に溶解して、表7に示す濃度の塩化ルテニウム水溶液を調製し、その水溶液に本発明担持材:6〜10及び比較担持材2を浸漬し、取りだし、150℃に設定した乾燥機で乾燥後、水素還元雰囲気中、同じく表7に示す温度、時間に加熱・保持して本発明Ru担持触媒:6〜10および比較Ru担持触媒:2を作製した。
得られた本発明Ru担持触媒6〜10、比較Ru担持触媒2をそれぞれレーザー加工機を用いて直径:3.6cmφの円盤状に切り出し、適当枚数を重ねて、直径:3.6cmφ、高さ:10cmの円柱状にし、内径:4cmの管状炉芯管の電気炉に挿入し、N2ガスを2L/min供給しながら温度700℃に加熱した。次いで、N2ガス供給を停止し、メタン−水蒸気混合ガス(モル比でメタン1:3水、S/C=3)をメタン流量が0℃、1気圧換算で127L/h(2.12L/min)になるように導入し、炉から排出される改質ガスの組成をガスクロマトグラフで分析した。前記ガス流量は、SV値=5,000h-1 に相当する。
評価試験に使用した触媒体積:3.6×3.6×3.14÷4×10=101.7cm3=0.1017L
SV値=5,000h-1 のときのガス流量:0.1017L×5,000h-1=509L/h=8.48L/minである。
分析結果から改質率を算出し、同じく表7に示した。
次に、本発明Ru担持触媒6〜10、比較Ru担持触媒5〜6を同様にS/C=3、SV値=5,000h-1 、700℃で1時間改質反応を実施し、N2ガス雰囲気で室温まで降温し、再度昇温して同条件で改質反応を実施する、という繰返しを100回繰り返した。100回目の改質率を同じく表7に示すことにより炭化水素改質触媒としてのサーマルサイクルに対する耐久性を評価した。
従来例3
SUS310SからなるNi基合金発泡金属板にγアルミナコーティング層が形成されている担持材にRuが担持されている市販のRu担持触媒を従来Ru担持触媒2とし、実施例1と同様に1回目の改質率を算出しその結果を表7に示し、さらに100回目の改質率を算出し、同じく表7に示すことにより炭化水素改質触媒としてのサーマルサイクルに対する耐久性を評価した。
Figure 2005218933
表7に示される結果から、本発明Ru担持触媒6〜10は従来Ru担持触媒2に比べてサーマルサイクルに対する耐久性が一段と優れていることが分かる。しかし、この発明の条件から外れた値の比較Ru担持触媒2はサーマルサイクルに対する耐久性がやや劣ることがわかる。
実施例4
市販試薬級の硝酸ニッケルNi(NO3)2・6H2Oを純水に溶解して表8に示す濃度の硝酸ニッケル水溶液を調製し、その硝酸ニッケル水溶液に表6に示される本発明担持材:6〜10及び比較担持材2を浸漬し、取りだし、150℃に設定した乾燥機で乾燥後、水素還元雰囲気中、同じく表8に示す温度、時間に加熱・保持して本発明Ni担持触媒:6〜10および比較Ni担持触媒:2を作製した。
得られた本発明Ni担持触媒6〜10、比較Ni担持触媒2をそれぞれレーザー加工機を用いて直径:3.6cmφの円盤状に切り出し、適当枚数を重ねて、直径:3.6cmφ、高さ:10cmの円柱状にし、内径:4cmの管状炉芯管の電気炉に挿入し、N2ガスを2L/min供給しながら温度700℃に加熱した。次いで、実施例1と同様にして分析結果から改質率を算出し、その結果を表8に示した。
次に、本発明Ni担持触媒6〜10、比較Ni担持触媒2を同様にS/C=3、SV値=5,000h-1 、700℃で1時間改質反応を実施し、N2ガス雰囲気で室温まで降温し、再度昇温して同条件で改質反応を実施する、という繰返しを100回繰り返した。100回目の改質率を同じく表8に示すことにより炭化水素改質触媒としてのサーマルサイクルに対する耐久性を評価した。
従来例4
SUS310SからなるNi基合金発泡金属板にγアルミナコーティング層が形成されている担持材にNiが担持されている市販のNi担持触媒を従来Ni担持触媒2とし、実施例1と同様に1回目の改質率を算出しその結果を表8に示し、さらに100回目の改質率を算出し、同じく表8に示すことにより炭化水素改質触媒としてのサーマルサイクルに対する耐久性を評価した。
Figure 2005218933
表8に示される結果から、本発明Ni担持触媒6〜10は従来Ni担持触媒2に比べてサーマルサイクルに対する耐久性が一段と優れていることが分かる。しかし、この発明の条件から外れた値の比較Ni担持触媒2はサーマルサイクルに対する耐久性がやや劣ることがわかる。
結晶面の面間隔d値およびd値を説明するためのX線回折図である。

Claims (6)

  1. 三次元網目構造を有する多孔質金属の金属骨格が、結晶の(040)面のX線回折ピーク半値幅の位置から求めた(040)面の面間隔d値およびd値がいずれも1.920〜2.035Åの範囲内に入り、かつ、(046)面のX線回折ピーク半値幅の位置から求めた(046)面の面間隔d値およびd値がいずれも1.360〜1.425Åの範囲に入るδアルミナで被覆されてなることを特徴とする触媒担持材。
  2. 三次元網目構造を有する多孔質金属はFe基耐熱合金からなることを特徴とする請求項1記載の触媒担持材。
  3. 三次元網目構造を有する多孔質金属はFeおよびCr内の1種または2種を含むNi基耐熱合金からなる請求項1記載の触媒担持材。
  4. 請求項1、2または3記載の触媒担持材にルテニウムを担持していることを特徴とする炭化水素改質用多孔質金属式触媒。
  5. 請求項1、2または3記載の触媒担持材にニッケルを担持していることを特徴とする炭化水素改質用多孔質金属式触媒。
  6. 平均粒子径:7〜50nm、BET法による比表面積:35〜250m/g、結晶の(040)面のX線回折ピーク半値幅の位置から求めた(040)面の面間隔d値およびd値がいずれも1.920〜2.035Åの範囲内に入り、かつ、(046)面のX線回折ピーク半値幅の位置から求めた(046)面の面間隔d値およびd値がいずれも1.360〜1.425Åの範囲に入るδアルミナ粉末:1.0〜30質量%を含有するコーティング塗料を、三次元網目構造を有する多孔質金属の骨格に塗工した後、温度:250〜850℃で熱処理することを特徴とする請求項1、2または3記載の触媒担持材の製造方法。
JP2004027896A 2004-02-04 2004-02-04 担持材および炭化水素改質用多孔質金属式触媒 Expired - Fee Related JP4251089B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004027896A JP4251089B2 (ja) 2004-02-04 2004-02-04 担持材および炭化水素改質用多孔質金属式触媒

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004027896A JP4251089B2 (ja) 2004-02-04 2004-02-04 担持材および炭化水素改質用多孔質金属式触媒

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005218933A true JP2005218933A (ja) 2005-08-18
JP4251089B2 JP4251089B2 (ja) 2009-04-08

Family

ID=34994998

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004027896A Expired - Fee Related JP4251089B2 (ja) 2004-02-04 2004-02-04 担持材および炭化水素改質用多孔質金属式触媒

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4251089B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006000844A (ja) * 2004-05-19 2006-01-05 Mitsubishi Materials Corp 多孔質金属触媒及びその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006000844A (ja) * 2004-05-19 2006-01-05 Mitsubishi Materials Corp 多孔質金属触媒及びその製造方法
JP4622667B2 (ja) * 2004-05-19 2011-02-02 三菱マテリアル株式会社 多孔質金属触媒及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4251089B2 (ja) 2009-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Gong et al. Lanthanum and cerium co-modified Ni/SiO2 catalyst for CO methanation from syngas
Li et al. Preparation of bimetallic Ni@ Ru nanoparticles supported on SiO2 and their catalytic performance for CO methanation
Figueredo et al. A comparative study of dry reforming of methane over nickel catalysts supported on perovskite-type LaAlO3 and commercial α-Al2O3
JP4216067B2 (ja) 水素に富んだガスを発生させる方法
US20120063963A1 (en) Selective co methanation catalyst, method of producing the same, and apparatus using the same
Modafferi et al. Propane reforming on Ni–Ru/GDC catalyst: H2 production for IT-SOFCs under SR and ATR conditions
Khalighi et al. High catalytic activity and stability of X/CoAl2O4 (X= Ni, Co, Rh, Ru) catalysts with no observable coke formation applied in the autothermal dry reforming of methane lined on cordierite monolith reactors
Gaudillere et al. YSZ monoliths promoted with Co as catalysts for the production of H2 by steam reforming of ethanol
WO2007029862A1 (ja) 炭化水素の接触部分酸化用の触媒及び合成ガスの製造方法
CA2389202A1 (en) Catalyst for exothermic or endothermic reaction, catalyst for water-gas-shift reaction and catalyst for selective oxidation of carbon monoxide, and plate-fin heat exchange type reformer
TW200812700A (en) Catalyst composition for alcohol steam reforming
KR20130014364A (ko) 금속 구조체 촉매 및 이의 제조방법
Wu et al. Recent progresses in the design and fabrication of highly efficient Ni-based catalysts with advanced catalytic activity and enhanced anti-coke performance toward CO2 reforming of methane
Zhang et al. Effect of Gd promoter on the structure and catalytic performance of mesoporous Ni/Al2O3–CeO2 in dry reforming of methane
US8889588B2 (en) High-durability metal foam-supported catalyst for steam carbon dioxide reforming and method for preparing the same
JP2005169236A (ja) 燃料改質触媒
EP1651562A2 (en) Catalysts, systems and methods of steam reforming, and methods of making steam reforming catalysts
Li et al. Structured nanoporous copper catalysts prepared by laser powder bed fusion and dealloying for on-board methanol steam reforming
Xue et al. Constructing Ni-based confinement catalysts with advanced performances toward the CO 2 reforming of CH 4: state-of-the-art review and perspectives
Dong et al. Transition metal (Ni, Cu, Ga, Fe) doped LaCoO3 improve surface hydrogen activation to promote low-temperature CO2 methanation
JP2012061398A (ja) 水素製造用触媒、その触媒の製造方法およびその触媒を用いた水素の製造方法
Mohammed et al. Synthesis of fumed silica supported Ni catalyst for carbon dioxide conversion to methane
KR20180098200A (ko) 촉매 부착성 및 반응특성이 향상된 smr 반응용 금속 다공체 코팅 니켈계 촉매 및 이의 제조방법 및 용도
JP4251089B2 (ja) 担持材および炭化水素改質用多孔質金属式触媒
Bozdağ et al. Effects of synthesis route on the performance of mesoporous ceria-alumina and ceria-zirconia-alumina supported nickel catalysts in steam and autothermal reforming of diesel

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060331

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081224

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090106

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120130

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120130

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120130

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130130

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees