JP2005218256A - 車載用電力変換装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 制御演算装置4の回路グランドを車両の第2の直流電源8に接続し、制御演算装置4の出力ラインを電位レベルシフト回路5を介してスイッチング素子3に供給する。これによりフォトカプラを用いる必要がなくなる。
【選択図】図1
Description
また、フォトカプラは価格が高く車載用電力変換装置が高価となる主要因となるという課題があった。
前記第1の直流電源に接続された制御端子を有するスイッチング素子、このスイッチング素子を制御して前記第1の直流電源から交流電力を得、この交流電力により交流負荷を駆動する電力変換回路、
複数の出力端子を有し、そのいずれかが前記シャーシグランドに接続された第2の直流電源、
前記第2の直流電源から電力の供給を受けるとともに、回路のグランドが前記シャーシグランドに接続され、前記スイッチング素子を制御する制御信号を出力する制御演算装置、
入出力端子を有するとともに、前記入力端子が前記制御演算装置の前記制御信号の出力回路に接続され、前記出力端子が前記スイッチング素子の前記制御端子に接続された電位レベルシフト回路を備えたものである。
本発明の車載用電力変換装置の構成を図1に示す。図1において、第1の直流電源1は例えば数100ボルトであり、電力変換装置に直流を供給する電源でシャーシグランド(以下GNDとも記す)10には接続されておらず、その電位はシャーシGND10電位と異なる電位を持つ。第1の直流電源1に接続され負荷9に交流を出力する電力変換装置(点線で囲んだ部分)2は、スイッチング動作により電力変換を行うスイッチング素子3(いわゆるIGBTなどが使用される)、スイッチング素子3に制御信号を供給するとともにシャーシGND10をGNDとする制御演算装置(後述)4、制御演算装置4からスイッチング素子3への信号伝達を行うとともに後述する電位シフト手段である電位レベルシフト回路(後述)5を含む。また、制御演算装置4へ信号を供給するとともにシャーシGND10をGNDとする車両制御装置(後述)6、シャーシGND10をGNDとし制御演算装置4と車両制御装置6に電源を供給する第2の直流電源8(例えば12ないし24ボルト)を図示している。
電位レベルシフト回路5については前述の特許文献1の明細書段落[0011]から[0012]にHVIC(High Voltage Integrated Circuit)として詳細が解説されているので、ここでの詳細な説明は省くが、一般的にはNchのMOSで低電圧系から高電圧系へ、PchのMOSで高電圧系から低電圧系へ信号レベルのシフトを行う周知の高耐圧の半導体集積回路であり、JI形、DI形と呼ばれる構造が多く用いられている。HVICはMOSゲート相当の絶縁抵抗が確保できることから、産業、民生分野において、絶縁機能を有する信号伝達手段として広く用いられている。
なお、動作説明の必要上、各部の配線とシャーシGND10との間にある浮遊容量などからなるインピーダンスを11として図示している。インピーダンス11は第1の直流電源の正/負両極とシャーシ間、交流負荷9の配線とシャーシ間などに存在する。図では同じ11として図示しているが、各インピーダンスは配線ごとに異なる値であり、また、環境湿度の変動などともに変化する。
制御演算装置4をシャーシGND基準にすることが出来ると、車両制御装置6との信号伝達手段12には、絶縁素子を使用する必要がなく直結したり、直流的に遮断されていないトランジスタ回路を使ったりすることが可能となる。
信号伝達手段12にトランジスタを使用すると、従来の例で説明したフォトカプラのような耐久劣化が少ないため、電力変換装置を比較的環境条件の厳しい場所にも搭載可能となる。また、トランジスタはフォトカプラに比べて安価であるため、電力変換装置をより低価格とすることができる。
本発明の実施の形態2の車載用電力変換装置の構成を図2に示す。なお、以下の各図において同符合は同一または類似部分を示し、その詳細な説明は省略する場合がある。
図2において、第1の直流電源1とシャーシGND10の間にノイズ除去用のYコンデンサ13が接続されている。一般的に、車載用電力変換装置では、ラジオノイズ対策のためにYコンデンサ13をつけることが多い。Yコンデンサ13のインピーダンスは車両の配線の浮遊容量によるインピーダンス11より小さいため、シャーシGND10と第1の直流電源1の両極の電位関係は、Yコンデンサ13のインピーダンスにより決まり、シャーシGND10の電位は第1の直流電源1の+電極の電位と−電極の電位とのほぼ中間の値となる。シャーシGND10をGNDとする制御演算装置4と、第1の直流電源1のGND基準であるスイッチング素子3との間も明確な電位関係が出来るので、電位レベルシフト回路5でスイッチング素子3を駆動することが出来る。
なお、図2ではYコンデンサ13は電力変換装置2の中に記載してあるが、電力変換装置2の外部に取り付けられていても同じである。また、実施の形態1の図1、実施の形態2の図2に示した構成において、車両制御装置6のグランドと、制御演算装置4のグランドは共通であるから、信号伝達手段12は例えば直流絶縁機能などを備えた特別なものは必要がなく直結してもよい。
車両に搭載する場合、特に小型車の場合には、各種の電子装置を搭載するためのまとまった大きいスペースを確保することが難しい場合がある。このような場合には実施の形態
1、2で説明した制御演算装置4が電力変換装置の中に収納されている構成では車両への搭載が難しくなる。
実施の形態1の図1と実施の形態2の図2とでは、電力変換装置2は制御演算装置4を含んだ構成となっていた。しかし、制御演算装置4の電源は第2の直流電源8、即ち、車両制御装置6と共通の電源を用いているので、制御演算装置4は電力変換装置2から分離した構成としてもよい。このようにした実施の形態3の車両用電力変換装置の構成を図3に示す。制御演算装置4を含まない電力変換装置は2aで示している。
図3に示す制御演算装置4を電力変換装置とは分離して別の構成とした場合、スイッチング素子3と電位レベルシフト回路5とを含む部分を収納した部分を第1の変換部2aと呼ぶ。そして制御演算装置4や車両制御装置6は第1の変換部とは異なる別の筐体に収納する。このようにすることにより小型の車両においても搭載するためのスペースを得やすくなる。
なお、図3は図1の構成をもとに記載しているが、図2のようにYコンデンサ13を直流電源ラインに含む場合も同様な構成とすることができる。
実施の形態1の図1、実施の形態2の図2に示した構成において、車両制御装置6のグランドと、制御演算装置4のグランドは共通であるから、信号伝達手段12は例えば直流絶縁機能などを備えた特別なものは必要がなく、図4に示すように直結してもよい。
実施の形態3の説明のように、搭載すべき車両において得られるスペースに応じて図4のように、スイッチング素子3と電位レベルシフト回路5と制御演算装置4とを一つの筐体に収納したものを第2変換部2bと呼ぶ。この場合、車両制御装置6は第2変換部2bとは異なる別の筐体に収納する。
実施の形態3、実施の形態4では、特に小型車の場合の搭載スペースを得るために電力変換装置の構成を細分化することについて説明した。一方、車両が大型である場合には、電力変換装置を搭載するためのまとまった大きいスペースが比較的容易に得られる。一般的に電子装置は細分化するよりも可能な限り装置を一体化した方が全体としてのコストは低くなる傾向にある。そこで、大型車両に搭載するための電力変換装置としては図5に示すようにように、スイッチング素子3と制御演算装置4と電位レベルシフト回路5のみでなく、更に車両制御装置6を一つの筐体、第3変換部2cと呼ぶ筐体に収納してもよい。
図5では、図1〜図4に示した信号伝達手段12を用いず直結している場合を示しているが、用いてもよいことはいうまでもない。また、Yコンデンサ13を用いてもよい。
2b 第2変換部、 2c 第3変換部、 3 スイッチング素子、
4 制御演算装置、 5 電位レベルシフト回路、 6 車両制御装置、
8 第2の直流電源、 9 モータ、 10 シャーシグランド、
11 浮遊容量のインピーダンス、 13 Yコンデンサ、
21 電力変換装置。
Claims (6)
- 複数の出力端子を有し、そのいずれもが車体のシャーシグランドに接続していない第1の直流電源、
前記第1の直流電源に接続された制御端子を有するスイッチング素子、このスイッチング素子を制御して前記第1の直流電源から交流電力を得、この交流電力により交流負荷を駆動する電力変換回路、
複数の出力端子を有し、そのいずれかが前記シャーシグランドに接続された第2の直流電源、
前記第2の直流電源から電力の供給を受けるとともに、回路のグランドが前記シャーシグランドに接続され、前記スイッチング素子を制御する制御信号を出力する制御演算装置、
入出力端子を有するとともに、前記入力端子が前記制御演算装置の前記制御信号の出力回路に接続され、前記出力端子が前記スイッチング素子の前記制御端子に接続された電位レベルシフト回路を備えたことを特徴とする車載用電力変換装置。 - 前記電力変換回路は前記交流負荷が発生した交流電力を直流に変換して前記第1の直流電源に供給する機能を備えたことを特徴とする請求項1に記載の車載用電力変換装置。
- 前記第1の直流電源の前記複数の出力端子間と、前記シャーシグランドとの間に接続されたYコンデンサを備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の車載用電力変換装置。
- 前記車載用電力変換装置は、前記スイッチング素子と前記電位レベルシフト回路とを1筐体に収納した第1変換部と、前記第1変換部とは異なる筐体に収納した前記制御演算装置とを含むことを特徴とする請求項1または3に記載の車載用電力変換装置。
- 前記車載用電力変換装置は、前記スイッチング素子と前記電位レベルシフト回路と前記制御演算装置とを1筐体に収納した第2変換部を含むことを特徴とする請求項1または3に記載の車載用電力変換装置。
- 前記車載用電力変換装置は、前記スイッチング素子と前記電位レベルシフト回路と前記制御演算装置と、前記第2の直流電源から電力供給をうけて動作し前記制御演算装置に信号を供給する車両制御装置とを1筐体に収納した第3変換部を含むことを特徴とする請求項1または3に記載の車載用電力変換装置。
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-
2004
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