JP2005217918A - 受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ICカードを利用した方式においてリボークできる受信装置を提供する。
【解決手段】 デジタル放送を選局する選局手段21と、選局手段により選局されたデジタル信号からECM及びEMMを分離する分離手段22と、デジタル信号が入力されデスクランブルを行うデスクランブル手段27と、ECMを復号するECM復号手段263と、EMMを復号するEMM復号手段264と、ECM及びEMMを用いて視聴可否を判定する視聴可否判定手段267と、視聴可否判定手段からの信号によりリボークされているかどうかを判定するリボーク判定手段215と、リボーク判定手段からの信号により、ICカード25から供給されたデスクランブル鍵及びデスクランブル鍵を、デスクランブラに供給するかどうか、リボーク判定手段から供給されるリボークしているかどうかの情報を用いて切替える切替え手段28を具備する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、受信装置に関する。
通信衛星や放送衛星を用いた放送ではデジタル方式の放送サービスが運営されてきたが、地上放送においてもデジタル方式の放送サービスが始まった。
一般に通信衛星や放送衛星を用いた放送では、ユーザは、チャンネル単位、番組単位、時間単位など様々な単位で視聴契約を結び有料視聴できる。このために放送するためのコンテンツをスクランブル処理して、視聴契約に基づいて視聴可能となる単位のみをデスクランブルすることで視聴可能とする限定受信システムが運営されている。この限定受信システムによると、家庭に設置された各受信装置個別に利用者の契約状態等に応じた個別情報(EMM)を伝送し、この個別情報(EMM)を各受信装置個別に設定する。
一方、地上放送では、アナログ放送から一般的に無料で視聴する形態を採用しているが、今後は無料で視聴できる放送であっても放送用のコンテンツの著作権を守るために、やはりスクランブル処理して放送される。さらに著作権の保護を強化するためにコンテンツにはコピーが一回だけ許可されるコピーアットワンスの制限つきのものが主流になる。
現在、地上デジタル放送を受信する受信機には著作権保護法式としてRMP方式が検討されており、RMP方式では著作権保護の機能を不正にやぶった場合、この受信機に放送を受信できないようにするリボークと呼ばれる著作権保護を強化した技術が開発されている(特許文献1参照)。
特開2001−78154号公報
しかしながら、現状の通信衛星や放送衛星を用いた放送にもちいられる受信機にB−CASカードを利用した有料放送システム(以下ICカードを利用した方式)では、著作権保護機能が不正に破られた場合でも、その受信機を放送側は把握できずリボークすることができない。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、ICカードを利用した方式においてもリボークできる受信装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、デジタル放送を選局する選局手段と、
前記選局手段により選局されたデジタル信号からECM及びEMMを分離する分離手段と、
前記デジタル信号が入力されデスクランブルを行うデスクランブル手段と、
前記分離手段により分離されたECMを復号する第1のECM復号手段と、
前記分離手段により分離されたEMMを復号する第1のEMM復号手段と、
前記第1のECM復号手段及び前記第1のEMM復号手段により復号されたECM及びEMMを用いて視聴可否を判定する第1の視聴可否判定手段と、
前記視聴可否判定手段からの信号によりリボークされているかどうかを判定するリボーク判定手段と、
前記リボーク判定手段からの信号により、第2のECM復号手段、第2のEMM復号手段及びこれらにより復号されたECM及びEMMを用いて視聴可否を判定する第2の視聴可否判定手段を有するICカードから供給されたデスクランブル鍵及び前記第1の視聴可否判定手段から供給されたデスクランブル鍵を、前記デスクランブラに供給するかどうか、前記リボーク判定手段から供給されるリボークしているかどうかの情報を用いて切替える切替え手段とを具備することを特徴とする受信装置を提供する。
本発明は、不正に著作権保護をやぶった受信機を特定してリボークできるRMP方式を搭載した受信機において、通信衛星や放送衛星を用いた放送も受信できるようにしたICカードを利用した方式を搭載する。この受信機にて著作権が不正に破られた場合RMP方式にてリボークし、さらにCASカードも使用制限を受けるようにする。こうすることで従来リボーク機能を有しなかったICカードを利用した方式においても、リボーク機能を実現できる。
以下、本発明の最良の実施形態について説明する。本発明はこれら実施形態に限定されることなく、種々工夫して用いることができる。
図1は、本実施形態にかかわる受信装置(ここではTV)を示すブロック図である。
図1に示すように、このTV2は、放送信号を受信するためのアンテナ1から送られてきた放送波から所望の番組を選局する選局手段21と、この選局手段21から供給される信号からECM、EMM、SI/PSIを分離する分離手段22とを有している。
また、TV2には、ECM復号手段263、ID2を記憶するメモリ262、フィルタリング261、EMM復号手段264、鍵KM2Iを記憶するメモリ265、EMMメモリ266、ECM及びEMMから視聴の可否を判定する視聴可否判定手段267とを有するRMP処理部26が組み込まれている。
また、TV2には、ECM復号手段251、EMM復号手段252、鍵Km1iが記憶されているメモリ253、EMMメモリ254、ECM及びEMMから視聴の可否を判定する視聴可否判定手段255を有するICカード25が組込み自在になっている。
また、TV2には、ICカード25のためのフィルタリング23、ID1が記憶されたメモリ24が組み込まれている。
また、TV2は、RMP処理部26の視聴可否判定267からの信号からリボークされているかどうか判定するリボーク判定手段215を有し、このリボーク処理手段215からの信号により視聴可否判定255、視聴可否判定267からのデスクランブル鍵をデスクランブラ27に入力するようになっている。
また、TV2には、デスクランブラ27からの信号が入力されるMPEGデコーダ29、MPEGデコーダ29からの信号が入力されるTVモニタ210、スピーカ211、システムを制御するシステムコントロール手段212を有している。
このTV2は、ARIB(社団法人電波産業会)等で規格化検討中の「著作権保護方式」(RMP方式)に対応している。この「著作権保護方式」では、番組提供者の権利を保護する観点から、無料放送において、スクランブルを利用し、番組の権利保護が可能な受信機のみが復調できるようにしている。こうすることで放送された番組の不正な複製を防止することを可能にしている。
具体的には、デジタル放送用受信機等における番組の著作権保護を、以下に示すように実現している。
番組の複製可能な回数等の番組の利用条件(権利保護情報)を、番組とともに放送波で伝送する。
放送の送り手側は番組等をスクランブルする鍵を管理し、権利保護情報に示す利用条件に従って動作をする受信機に対してその鍵を付与する。
受信機から外部接続機器に番組を出力できるのは、その外部接続機器も権利保護情報に示す番組の使用条件に従う動作をするものである場合に限る。その際、権利保護情報も付加して出力する。
なお、スクランブルを利用し、番組の権利保護が可能な受信機のみが放送される番組を復調でき、受信機の外部へ出力することできるようにする技術は、有料放送システムおよびその受信機で既に実用化されている。
先ずは、この有料放送システムおよびその受信機で既に実用化されている技術を利用し、追って規格化される「著作権保護方式」に切替えることでより強化された著作権保護法式を構築することを想定している。このため、1つの放送番組を2種類の方式で処理するいわゆるサイマルクリプトの運用を想定している。
このサイマルクリプトとは、地上デジタルテレビジョン放送運用規定のARIB TR−B14 1.1版(以下 TR−B14)の第三分冊、第五編、A.1.2(5−60ページ〜)では「複数限定受信方式の運用」として説明されている。
著作権保護を可能な放送の実用化に際しては、当初、ARIB STD−B25第1部準拠の限定受信方式、いわゆる現BSデジタル放送で実用化されている有料放送システム(以下ICカードを利用した方式)を利用するが、将来において、これよりもコンテンツ保護に適したコンテンツ保護専用方式(以下「著作権保護方式」)が登場した場合に、それを導入できるように複数の限定受信方式を運用可能な規定とする。
このために、「著作権保護方式」の導入時に複数の限定受信方式のための記述子を運用しても、放送開始当初の受信機でも誤動作をおこさないようにするために、複数の限定受信方式のための記述子、CAサービス記述子がCAT、PMTに配置可能な規定とした。
しかし、放送開始時点で販売される受信機においては、ICカードを利用した方式の限定受信方式のみが搭載されることが想定される。よってこの受信機においても著作権保護を可能な放送の視聴を可能とするため、ICカードを利用した方式準拠のECMと「著作権保護方式」方式準拠のECMの両方で同一のスクランブル鍵の伝送を行う。
次に、図1を用いて、本受信装置の動作についてで説明する。
ここでICカード25で処理すべきECMと受信機2に組み込まれたRMP処理部26で処理すべきECMとは、放送局から別の情報として伝送されるが、そのECM内に配置され伝送されるスクランブル鍵はまったく同じものである。
以上のように1つの放送コンテンツ(映像、音声など)を1つのスクランブル鍵でスクランブルし、そのスクランブル鍵を複数のECMに配置し伝送することを、以下ではサイマルクリプトとよぶ。
先ず、このTV2は、アンテナ1と接続されている。アンテナ1は放送受信するためのアンテナであり、ここでは衛星放送用のパラボラアンテナを示しているが、地上デジタル放送の場合には八木アンテナ等が利用される。
次に、アンテナ1で受信された放送波は、TV2の選局手段21に入力される。この選局手段21は、視聴者が指定したチャンネルの信号を選択し、復調処理、同期検出、エラー訂正処理などを行う。なお視聴者からのチャンネルの指定は、図1中右下に記載しているリモコン3から発信された信号を、リモコン受信部213で受け、システムコントロール手段212で解析後、図示しない信号線を通じて、選局手段21へ通知される。なお、ここでシステムコントロール手段212はマイコンが利用される。
次に、選局部21からの出力は、デスクランブラ27および分離部22へ与えられる。デスクランブラ27では視聴者が選択した番組の映像、音声信号やデータ放送信号を視聴可能なようにデスクランブル処理する。このデスクランブラ27へ与えられるスクランブル鍵は切替部28から入力される。
デスクランブラ27でデスクランブル処理された信号は、MPEGデコーダ29でデコード処理され、映像はTVモニタ部210に表示され、音声はスピーカ211から出力される。なお著作権保護を可能とする受信機においては、デスクランブル後の信号を、図示しない出力インターフェースから放送信号の番組配列情報(SI(SERVICE INFORMATION)、PSI(PROGRAM SPECIFIC INFORMATION))で伝送される権利保護情報に従い保護され、出力される。
次に、分離部22へ与えられた信号は、少なくともICカード25に与えられるECM、ICカード25に与えられるEMM、受信機組み込みRMP処理部26に与えられるECM、受信機組み込みRMP処理部26に与えられるEMM、SI/PSI処理部で処理すべきデータに与えられる。
このうちECM、EMMはサイマルクリプトの場合複数種類伝送される場合があり、ICカード25の処理部が処理するのか、受信機組み込みRMP処理部26の処理部が処理するのかを放送局が指定できるようになっている。
放送局からは、SI/PSIの情報の一部として伝送される限定受信方式記述子にICカード25で処理するかRMP処理部26で処理するかを記述する。SI/PSI処理部214は、この限定受信方式記述子を抽出し、解析して、図示しない信号線を介して、分離部22へ通知する。なおこの指定情報は、SI/PSI処理部214で抽出された後、システムコントロール部で解析され、分離部22へ通知される構成の受信機であっても良い。
SI/PSI処理部214で処理すべきデータとは、前記ECM、EMMや番組の映像、音声信号やデータ放送信号などを除いたデータであって、前述のように複数種類のECM、EMMがどちらの処理部で処理すべきかを指定する情報(限定受信方式記述子)のほか、番組の利用条件(権利保護情報)の情報(例えばコピーが一回だけ許可されるコピーアットワンスなど)、選局部21で選局の際に必要な周波数情報や、番組の名称など電子番組表を提示するために使用される情報などある。
次に、ICカード25での処理について説明する。
分離部22で分離されたICカード25に与えられるEMMは、さらにフィルタリング部23でさらに当該ICカード25用のEMMのみが分離される。この分離には当該ICカード25に与えられたID1が使用される。このID1は個々のICカードごとに異なるIDであり、ICカード25内の不揮発メモリ内に製品出荷前に記憶されているものである。TV2ではICカード25が差し込まれた際、あるいはTV2の電源が入った際に、ICカード25内の不揮発メモリからID記憶部24へ転送される。
そしてこのID1を使用し、フィルタリング部23でさらに当該ICカード25用のEMMのみが分離され、ICカード25に与えられる。
次に、ICカード25のECM復号部251へ入力されたECMは、暗号復号処理される。この復号処理に使用される鍵は、後述するEMMの情報の一部として伝送された鍵Kw1である。復号後のECMは視聴可否判定部255に与えられる。このECMでは、放送コンテンツ(映像、音声データなど)の暗号化に使用されるスクランブル鍵や、視聴条件を示す情報が伝送される。
視聴条件を示す情報とは、放送が有料放送であるか無料放送であるかを表す情報のほか、有料放送である場合には、後述するEMM(個別情報)と比較し視聴が可能かどうかを判定するための情報であり、番組の視聴条件を示す情報である。
ICカード25のEMM復号部252へ入力されたEMMも、暗号復号処理される。この復号処理に使用される鍵は、製品出荷前にKm1記憶メモリ253に記憶されているものであり、個々のICカードごとに異なる鍵である。
復号後のEMMは不揮発のEMMメモリ254に記憶され、視聴可否判定部255に与えられる。このEMMメモリ254には前述の鍵Kw1(ワーク鍵)も記憶され、ECM復号部251へ与えられる場合もあるが、図1では鍵の3重構造を見やすくするため、EMM復号部252に不揮発メモリがあることを前提として図示している。このEMMは、ECMを復号するための鍵Kw1や、有料放送の場合には番組の視聴契約条件(視聴できる番組、チャンネル、視聴期限など)を含む情報である。
なお、ワーク鍵Kw1はセキュリティーの低下を防ぐという目的から、定期的に例えば1ヶ月に1度などの更新周期で更新することがあり、更新時には事前に全ての視聴契約者に向けて更新予定の新しいワーク鍵をEMMに入れ送付するようになっている。放送局では新しいワーク鍵の入ったEMMをほぼすべての受信機が受信した頃を見計らってワーク鍵を更新する。
次に、ICカード25の視聴可否判定部255では、ECM復号部251から得たECMとEMMメモリ254に記憶されているEMMとを比較し、視聴可否を判定する。この場合の処理の概要は下記のとおりである。
有料放送の場合では、前述のようにEMM内で伝送された番組の視聴契約条件に従い、受信した番組が視聴可能かどうか判定し、視聴可能な場合には、ECM内のスクランブル鍵を取出し、出力する。
しかし、EMM内で伝送された番組の視聴契約条件に視聴契約が無く、当該番組を視聴する権利が無いと判定した場合には、スクランブル鍵の出力は行わないほか、図示はしないがICカード25から当該番組が視聴不可であることを示す情報を出力する。この情報は例えばシステムコントロール部212が受け取り、オンスクリーンディスプレイ表示等を通じて視聴者に当該番組が視聴不可であることを示すこととなる。
一方無料放送の場合には、番組の権利保護が可能な受信機のみ当該ICカード25が供給される前提であるほか、無料放送では個々の視聴者(受信機)ごとに視聴契約を行うことはないため、視聴可否判定処理は行われず、当該ICカード25にECMを復号するための鍵Kw1が記憶されていればECMが復号でき、スクランブル鍵の取出しが可能となり、視聴可能となる。
次に、受信装置2に組み込まれたRMP処理部26での処理について説明する。
EMMは、分離部22で分離されRMP処理部26に与えられる。このEMMは、さらにフィルタリング部261でRMP処理部26用のEMMのみが分離される。この分離には当該受信機組み込みRMP処理部26に与えられたID2が使用される。このID2は個々の受信機ごとに異なるIDであってもよいが、例えばメーカーごと、機種ごとなど、複数の受信機で共通の場合であっても良い。このID2は、受信機組み込みRMP処理部26内の不揮発メモリ262に製品出荷前に記憶されているものとする。そしてこのID2を使用し、フィルタリング部261でさらに当該受信機組み込みRMP処理部26用のEMMのみが分離される。
次に、受信機組み込みRMP処理部26のECM復号部263へ入力されたECMは、暗号復号処理される。この復号処理に使用される鍵は、EMMの情報の一部として伝送された鍵Kw2である。復号後のECMから放送コンテンツ(映像、音声データなど)の暗号化に使用されるスクランブル鍵を抽出し、受信機組み込みRMP処理部26から出力する。
受信機組み込みRMP処理部26のEMM復号部252へ入力されたEMMも、暗号復号処理される。この復号処理に使用される鍵は、製品出荷前にKm2記憶メモリ265に記憶されているものであり、受信機組み込みRMP処理部26において、例えばメーカーごとに異なる鍵である。
復号後のEMMは不揮発のEMMメモリ266に記憶される。このEMMメモリ266には前述の鍵Kw2も記憶され、ECM復号部251へ与えられる場合もあるが、図1では鍵の3重構造を見やすくするため、EMM復号部264に不揮発メモリがあることを前提として図示している。このEMMは、ECMを復号するための鍵Kw2や、当該ID2、Kw2を有する受信機がリボークされているかどうかを示す情報(リボーク情報)を含む情報である。
なお、ワーク鍵Kw2はセキュリティーの低下を防ぐという目的から、定期的に例えば1ヶ月に1度などの更新周期で更新することがあり、更新時には事前に全ての視聴契約者に向けて更新予定の新しいワーク鍵をEMMに入れ送付するようになっている。放送局では新しいワーク鍵の入ったEMMをほぼすべての受信機が受信した頃を見計らってワーク鍵を更新する。
リボークとは、当該受信機が当初番組の権利保護が可能な受信機として認定され、Km2が提供されて製造されたものの、その後、番組の権利保護を行う機能が悪意を持った利用者に改悪されるなどされ、無能化(すなわちコピー1回のみのコンテンツをコピーフリーのコンテンツとして出力されるようになってしまうなど)された場合に、放送事業者から実行する行為であり、当該受信機を視聴不可にするものである。
この場合、リボークの対象となる受信機以外の正規の受信機に対し、新しいワーク鍵を送り更新する。こうすることでリボークの対象となる受信機には、新しいワーク鍵を与えられないので、リボークの対象となる受信機は、ECM復号部263で正しい復号ができず、従って視聴できないようになる。
このように不正な(改悪された)受信機を、システム全体から排除することを、ここではリボークとよぶ。なおワーク鍵をEMMで送らないというだけでは、送られていない受信機がリボークされているかどうか明確にわからないため、明確に受信機に認識させるためにはリボークされてことを示す情報(リボーク情報)を送るものとする。なおこのリボーク情報はリボーク判定部215に出力される。
前述のように、リボークされていなければ、万一ワーク鍵の更新時期に受信機の電源が入っていなかった等のトラブルが無い限り、ECM復号部で正しく復号され、正しいスクランブル鍵を出力可能である。
次に切替部28の説明を行う。切替部28ではEMMメモリ266から出力されるリボーク情報および、SI/PSI処理部214から出力される情報とを利用し、図2に示すように判定処理する。
図2に示すように、先ず、受信している放送が有料放送か否かを判定する(S101)。有料放送か無料放送かを示す情報は、SI/PSI処理部214から出力される情報とするが、ECMで伝送し、ICカード25もしくは受信機組み込みRMP処理部26から切替部28へ有料放送か無料放送かを示す情報が与えられても良いものとする。
S101で、もし無料放送と判定した場合には、図1の切替部28では受信機組み込みRMP処理部26から出力されたスクランブル鍵を選択するように設定し(S104)処理は終了する。
もしS101において有料放送と判定した場合には、S102に進む。S102では当該受信機がリボークされていないか否か判定する。なおこのリボーク情報は上述の通り、受信機組み込みRMP処理部26に割り付けられたIDごとに放送局がリボーク制御するための情報であり、ICカードを利用した有料放送では実施されていないものである。
そのため有料放送の視聴可否判定処理のためのECM、EMMは従来通りICカード25に対し放送局から送付するものとし、リボーク制御のためのECM、EMMを受信機組み込みRMP処理部26に対し放送局から送付する。
このS102で当該受信機がリボークされていない場合には、図1の切替部28ではICカード25から出力されたスクランブル鍵を選択し(S103)処理は終了する。
もし視聴契約があれば、図2では図示しないが、ICカード25からスクランブル鍵が出力され、視聴が可能となるが、視聴契約がないとICカード25からスクランブル鍵が出力されず、視聴が不可となる。
一方、S102においてリボークされていると判定した場合には、図1の切替部28では受信機組み込みRMP処理部26から出力されるスクランブル鍵を選択するように設定し(S104)処理は終了する。
なお、この場合有料放送であるので、受信機組み込みRMP処理部26には必要なKw1などの情報がなく、よってスクランブル鍵は出力されず、視聴は不可である。
また、図3に示すように、S105に示すように視聴不可になるように切替部28の出力を無効にするように処理をしても良い。無効になるように処理するとは、ICカード25および受信機組み込みRMP処理部26のいずれからののスクランブル鍵も切替出力しないということである。
このように本実施形態で説明した受信装置25では、ICカードを利用した受信機において有料放送を受信時に、権利保護機能が改悪され、無能化(すなわちコピー1回のみのコンテンツをコピーフリーのコンテンツとして出力されるようになってしまうなど)された場合にも、リボークできなかったものがリボークできる。
次に、図4に示すフローチャートを用いて、本発明の他の実施形態にかかわる受信装置の説明を行う。
この他の受信装置において、ブロック構成は図1で説明したものと同様であるのでその説明は省略する。
図4の実施形態では、図1の受信装置とは、SI/PSI処理部214から切替部28へ与える信号としてリボーク情報の利用可否情報が増える点、および切替部28の処理フローが異なる。
先ず、切替部28では、受信している放送が有料放送か否かを判定する(S101)。この有料放送か無料放送かを示す情報は、SI/PSI処理部214から出力される情報とするが、ECMで伝送し、ICカード25もしくは受信機組み込みRMP処理部26から切替部28へ有料放送か無料放送かを示す情報が与えられても良いものとする。
S101で、もし無料放送と判定した場合には、図1の切替部28では受信機組み込みRMP処理部26出力のスクランブル鍵を選択するように設定し(S105)処理は終了する。
もしS101において有料放送と判定した場合には、S102に進む。S102ではSI/PSI処理部214から出力される情報(リボーク情報の利用可否情報)を参照する。なお、このリボーク情報の利用可否情報は、SI/PSI処理部214から出力される情報とするが、ECMで伝送し、ICカード25もしくは受信機組み込みRMP処理部26から切替部28へ与えられても良いものとする。
もしリボーク情報が利用可である場合には、S103で当該受信機がリボークされていないか否か判定する。なおこのリボーク情報は上述の通り、受信機組み込みRMP処理部26に割り付けられたIDごとに放送局がリボーク制御するための情報であり、ICカード25を利用した有料放送では実施されていないものである。
このため有料放送の視聴可否判定処理のためのECM、EMMは従来通りICカード25に対し放送局から送付するものとし、リボーク制御のためのECM、EMMを受信機組み込みRMP処理部26に対し放送局から送付するようにする。
S103で当該受信機がリボークされていないと判定した場合には、図1の切替回路28をICカード25出力のスクランブル鍵を選択するように設定し(S104)処理は終了する。
もし有料放送の視聴契約があれば、ICカード25からスクランブル鍵が出力され、視聴が可能となるが、視聴契約がないとICカード25からスクランブル鍵が出力されず、視聴が不可である。
一方、S103においてリボークされていると判定した場合には、図1の切替回路28を受信機組み込みRMP処理部26出力のスクランブル鍵を選択するように設定し(S105)処理は終了する。
なお、この場合有料放送であるので、受信機組み込みRMP処理部26には必要なKw1などの情報がなく、よってスクランブル鍵は出力されず、視聴は不可である。
また、図5に示すように、S106のように視聴不可になるように切替回路28の出力が無効になるようになっていても良い。
無効になるようにするとは、ICカード25および受信機組み込みRMP処理部のいずれからののスクランブル鍵も切替出力しないということである。
このように本実施形態による受信装置においても、ICカード25を利用して有料放送を受信時に、権利保護機能が改悪され、無能化(すなわちコピー1回のみのコンテンツをコピーフリーのコンテンツとして出力されるようになってしまうなど)された場合にも、リボークできなかったものがリボークできるようになり、さらにリボークの実施をSI/PSIもしくはECMで指定できるため、放送番組ごとに細かく制御できるというメリットがある。すなわち、番組コンテンツをコピーフリーとして放送する場合には、リボーク状態を無効化指定とし、コピー制御を行う情報がコピー1世代もしくはコピー禁止フリーの場合にリボーク状態を有効化指定することで、番組コンテンツの価値に従ってリボーク制御可能となる。
図2のフローチャートにて説明した処理においては、当該受信機がリボークされている場合に、ICカード25から出力されたスクランブル鍵を使用させないように受信機を制御することによって、有料放送においてもリボークをした。
しかしながら、有料放送に使用されるICカード25は、他の受信機に差し込んで使用することができる過般型の装置である。従って、さらに他の実施形態として図6に示す受信装置について説明する。
図6に示すように、この受信装置が図1に示すものと異なるのは、切替部28で判定した結果の情報をシステムコントロール部212へ与える点である。この切替部28で判定した結果の情報とは、例えば図2、図3のフローチャートで説明したS102でリボークと判定した情報(図4、図5ではS103の処理)であり、すなわち有料放送において当該受信機がリボークであると判定した情報である。
また、図1には示さなかったがICカード25の視聴可否判定部255からの視聴可否判定情報をシステムコントロール部212へ与える信号線を記載した。
この場合に、システムコントロール部212は、図7に示すように処理する。S201において、図6の切替部28でリボークと判定したかどうかを判定する。すなわち切替部28で受信中の番組が有料放送であり、リボークである場合にS201においてリボークと判定し、それ以外はリボークでないとする。
次に、S202でICカード25内の視聴可否判定処理が可か不可かを判断する。このS202で可であった場合には、S203において、当該受信機はリボークされておりこのままでは視聴不可であるが、リボークされていない他の機器であれば受信可能である旨のメッセージを表示する。
さらにリボークされている機種名の情報が、図示はしないがSI/PSI情報の一部として伝送され、SI/PSI処理部214からシステムコントロール部212に入力されるようになっていれば、前記メッセージ表示の際に、リボークされている機種名の表示を同時に行え、より便利である。
本実施例により、従来ICカードを利用した受信機において有料放送を受信時に、権利保護機能が改悪され、無能化された場合に、当該受信機はリボークされておりこのままでは視聴不可であるが、リボークされていない他の機器であれば受信可能である旨のメッセージを表示できるようになった。従ってこれを参照した視聴者は、当該ICカードをリボークされていない別の受信機に差し替えて視聴すれば、視聴可能であり、本来視聴できる有料放送の権利を有効に活用できるようになる。
また、リボークされている機種名の表示を同時に行うことにより、別の受信機に差し替える前にその受信機がリボークされているかどうか判断できより便利である。
本発明の実施形態における受信装置のブロック図である。 本発明の実施形態におけるフローチャートである。 本発明の実施形態におけるフローチャートである。 本発明の実施形態におけるフローチャートである。 本発明の実施形態におけるフローチャートである。 本発明の実施形態における受信装置のブロック図である。 本発明の実施形態におけるフローチャートである。
符号の説明
1・・・アンテナ
2・・・受信装置
3・・・リモコン
21・・・選局手段
22・・・分離手段
23・・・フィルタリング
24・・・メモリ
25・・・ICカード
26・・・RMP処理手部
27・・・デスクランブラ
28・・・切替部
29・・・MPEGデコーダ
210・・・TVモニタ
211・・・スピーカ
212・・・システムコントローラ
213・・・リモコン受信部
214・・・SI/PSI処理手段
215・・・リボーク手段
251・・・ECM復号手段
252・・・EMM復号手段
253・・・メモリ
254・・・メモリ
255・・・視聴可否判定手段
261・・・フィルタリング
262・・・メモリ
263・・・ECM復号手段
264・・・EMM復号手段
265・・・メモリ
266・・・メモリ
267・・・視聴可否判定手段

Claims (2)

  1. デジタル放送を選局する選局手段と、
    前記選局手段により選局されたデジタル信号からECM及びEMMを分離する分離手段と、
    前記デジタル信号が入力されデスクランブルを行うデスクランブル手段と、
    前記分離手段により分離されたECMを復号する第1のECM復号手段と、
    前記分離手段により分離されたEMMを復号する第1のEMM復号手段と、
    前記第1のECM復号手段及び前記第1のEMM復号手段により復号されたECM及びEMMを用いて視聴可否を判定する第1の視聴可否判定手段と、
    前記視聴可否判定手段からの信号によりリボークされているかどうかを判定するリボーク判定手段と、
    前記リボーク判定手段からの信号により、第2のECM復号手段、第2のEMM復号手段及びこれらにより復号されたECM及びEMMを用いて視聴可否を判定する第2の視聴可否判定手段を有するICカードから供給されたデスクランブル鍵及び前記第1の視聴可否判定手段から供給されたデスクランブル鍵を、前記デスクランブラに供給するかどうか、前記リボーク判定手段から供給されるリボークしているかどうかの情報を用いて切替える切替え手段とを具備することを特徴とする受信装置。
  2. 前記分離手段から分離されたSI/PSI信号を復号処理するSI/PSI処理手段とをさらに具備し、前記SI/PSI信号が前記リボーク判定手段に供給されていることを特徴とする請求項1記載の受信装置。
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