JP2005216959A - 太陽光発電装置、及び、太陽光発電方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】裏面側反射層2又は8と表面側反射層4との間に介設される中間反射層6と、裏面側反射層8と中間反射層6との間に介設されるボトム発電層7と、表面側反射層4と中間反射層6との間に介設されるトップ発電層5とから構成されている。中間反射層6の反射面は凹凸面に形成されている。その両面が凹凸面に形成されることが好ましく、且つ、一方の凹凸面は表面側反射層4とは異なる形状であることが好ましい。中間反射層6の表面側と裏面側の発電層に光閉じ込め層が形成される。両側層の光閉じ込めにより、一方側の光閉じ込め層で吸収されない波長帯域の光は他方側の光閉じ込め層で吸収され、広い波長帯域の自然太陽光を効率的に吸収することができ、膜厚方向に吸収率を高めることにより、単位面積当たりの光吸収率を高めることができる。
【選択図】 図11
Description
本発明の課題は、単位面積当たりの発電量を多くするために多層化される発電層の光吸収効率が向上する太陽光発電装置、及び、太陽光発電方法を提供することにある。
本発明の他の課題は、太陽電池の積層構造の製造を簡素化する太陽光発電装置、及び、太陽光発電方法を提供することにある。
第1テクスチャ構造面9(a):基準面に平行
第2テクスチャ構造面11(a):基準面に平行
第3テクスチャ構造面12(a):基準面に平行
第4テクスチャ構造面13(a):基準面に平行
第2テクスチャ構造面11(b):基準凹凸状斜面に平行(基準凹凸状斜面に対して膜厚方向に一定光路長、膜厚垂直方向に一定位相差)
第3テクスチャ構造面12(b):基準凹凸状斜面に平行(基準凹凸状斜面に対して膜厚方向に一定光路長、膜厚垂直方向に一定位相差)
第4テクスチャ構造面13(b):基準面に平行
第2テクスチャ構造面11(c):基準凹凸状斜面に平行(基準凹凸状斜面に対して膜厚方向に一定光路長、膜厚垂直方向に基準凹凸状斜面と同一位相差)
第3テクスチャ構造面12(c):基準凹凸状斜面に非平行(基準凹凸状斜面に対して膜厚方向の光路長非一定、膜厚垂直方向に基準凹凸状斜面と同一位相差)
第4テクスチャ構造面13(c):基準面に平行
第2テクスチャ構造面11(d):基準凹凸状斜面に平行(基準凹凸状斜面に対して膜厚垂直方向に可変位相差・膜厚方向の光路長非一定)
第3テクスチャ構造面12(d):第2テクスチャ構造面11(d)に平行
第4テクスチャ構造面13(d):基準面に平行
実施例1:
図3は、既述の実現態の実施例を示している。本実施例は、トップセル層5とボトムセル層7の間に中間層6が介在し、中間層6の表裏面が第2テクスチャ構造面11と第3テクスチャ構造面12で形成され、第2透明導電膜8の表裏面のうち第3テクスチャ構造面12に対向する面が第4テクスチャ構造面13に形成され、第1透明導電膜4の表裏面のうち第2テクスチャ構造面11に対向する面が第1テクスチャ構造面9に形成されている点で、図1に示されるタンデム型標準タイプに同じである。第2テクスチャ構造面11と第3テクスチャ構造面12と第4テクスチャ構造面13は、薄膜多層形成技術により自然に滑らかな波面状に形成されている。第1テクスチャ構造面9と第2テクスチャ構造面11と第3テクスチャ構造面12と第4テクスチャ構造面13は、互いにサインカーブ状に平行であり、複数の層で膜厚方向光路差はそれぞれに一定である。
図5は、既述の実現態の他の実施例を示している。本実施例は、トップセル層5とボトムセル層7の間に中間層6が介在し、中間層6の表裏面が第2テクスチャ構造面11と第3テクスチャ構造面12で形成され、第2透明導電膜8の表裏面のうち第3テクスチャ構造面12に対向する面が第4テクスチャ構造面13に形成され、第1透明導電膜4の表裏面のうち第2テクスチャ構造面11に対向する面が第1テクスチャ構造面9に形成されている点で、図1に示されるタンデム型標準タイプと図3の実施例に同じである。第2テクスチャ構造面11と第3テクスチャ構造面12と第4テクスチャ構造面13は、自然に滑らかな波面状に形成されている点で、同様に同じである。第1テクスチャ構造面9と第2テクスチャ構造面11と第4テクスチャ構造面13は、互いにサインカーブ状に平行であり、複数の層で膜厚方向光路差はそれぞれに一定であるが、第3テクスチャ構造面12のサインカーブ状凹凸面の周期は第1テクスチャ構造面9と第2テクスチャ構造面11と第4テクスチャ構造面13のそれぞれの周期と異なっている。第3テクスチャ構造面12の周期は、第1テクスチャ構造面9と第2テクスチャ構造面11と第4テクスチャ構造面13のそれぞれの同じ周期の4分の1である。このように、中間層6内の膜厚方向光路差は、短周期に形成されている(参照:後述の条件5)。
図6は、既述の実現態の更に他の実施例を示している。本実施例は、トップセル層5とボトムセル層7の間に中間層6が介在し、中間層6の表裏面が第2テクスチャ構造面11と第3テクスチャ構造面12で形成され、第2透明導電膜8の表裏面のうち第3テクスチャ構造面12に対向する面が第4テクスチャ構造面13に形成され、第1透明導電膜4の表裏面のうち第2テクスチャ構造面11に対向する面が第1テクスチャ構造面9に形成されている点で、図1に示されるタンデム型標準タイプと図3,5の実施例に同じである。第2テクスチャ構造面11と第3テクスチャ構造面12と第4テクスチャ構造面13は、自然に滑らかに同一周期で形成されているが、第2テクスチャ構造面11と第3テクスチャ構造面12の間の膜厚方向光路差は膜厚直交方向に一定でなく、周期的に変化している。本実施例の膜厚方向光路差の変化周期は、図5の膜厚方向光路差の変化周期より長く、第2テクスチャ構造面11の周期に同じである。本実施例の中間層6は、第1テクスチャ構造面9の凹部に対向する部位で存在しておらず、中間層6の厚みは、第2テクスチャ構造面11の凸部に対向する部位で最大化されている(参照:後述の条件5)。
図7は、既述の実現態の更に他の実施例を示している。本実施例は、トップセル層5とボトムセル層7の間に中間層6が介在し、中間層6の表裏面が第2テクスチャ構造面11と第3テクスチャ構造面12で形成され、第2透明導電膜8の表裏面のうち第3テクスチャ構造面12に対向する面が第4テクスチャ構造面13に形成され、第1透明導電膜4の表裏面のうち第2テクスチャ構造面11に対向する面が第1テクスチャ構造面9に形成されている点で、図1,3,5,6の実施例に同じである。第2テクスチャ構造面11と第3テクスチャ構造面12と第4テクスチャ構造面13は、自然に滑らかに同一周期で形成されているが、第2テクスチャ構造面11と第3テクスチャ構造面12の間の膜厚方向光路差は膜厚直交方向に一定でなく、周期的に変化している。本実施例の膜厚方向光路差の変化周期は、図5の膜厚方向光路差の変化周期より長く、且つ、図6の膜厚方向光路差の変化周期より長い参照:後述の条件5。
図3のタイプ:標準型
図5のタイプ:短周期型
図6のタイプ:長周期透過型
図7のタイプ:長周期非透過型
図8は、第5実施例を示している。
中間層6−1:短周期型
中間層6−2:短周期型
図9は、第6実施例を示している。
中間層6−1:短周期型
中間層6−2:長周期透過型
図10は、第7実施例を示している。
中間層6−1:長周期透過型
中間層6−2:長周期透過型
図11は、第8実施例を示している。
中間層6−1:長周期透過型
中間層6−2:長周期非透過型
図12は、第9実施例を示している。本実施例では、膜厚方向光路差は一定であり、膜厚直交方向位相差は与えられていない。
実施例10:
図13は、第10実施例を示している。本実施例では、膜厚方向光路差は一定でなく、膜厚直交方向位相差として90゜が与えられている。ここで、360゜は波面の隣り合う凸部位の間として定義されている。
実施例11:
図14は、第11実施例を示している。本実施例では、膜厚方向光路差は一定でなく、膜厚直交方向位相差として180゜が与えられている。
図16は、第12実施例を示している参照:後述の条件6。
第4テクスチャ構造面13:標準型
第5テクスチャ構造面14:標準型
第1テクスチャ構造面9:標準型
図17は、第13実施例を示している参照:後述の条件6。
第4テクスチャ構造面13:標準型
第5テクスチャ構造面14:短周期型
第1テクスチャ構造面9:標準型
図18は、第14実施例を示している参照:後述の条件6。
第4テクスチャ構造面13:標準型
第5テクスチャ構造面14:標準型周期であり、且つ、第2透明導電膜8が発電層3の凹部で最大膜厚であり、且つ、発電層3の凸部で最小膜厚を形成する形状であり、後述される図18の位相構造
第1テクスチャ構造面9:標準型
図19は、第15実施例を示している参照:後述の条件6。
第4テクスチャ構造面13:標準型
第5テクスチャ構造面14:平面型
第1テクスチャ構造面9:標準型
図20は、第16実施例を示している参照:後述の条件6。
第4テクスチャ構造面13:標準型
第5テクスチャ構造面14:第2透明導電膜8が一方の発電層3の凸部で最大膜厚であり、且つ、もう一方の発電層3の凸部で最小膜厚を形成し、このため標準型より長周期構造をとる形状であり、後述の条件6の長周期非透過型
第1テクスチャ構造面9:標準型
図22は、第17実施例を示している。
第4テクスチャ構造面13:標準型
第5テクスチャ構造面14:短周期型(周期4分の1)
第1テクスチャ構造面9:標準型
位相差:0
図23は、第18実施例を示している。
第4テクスチャ構造面13:標準型
第5テクスチャ構造面14:短周期型(周期4分の1)
第1テクスチャ構造面9:標準型
位相差:180゜
図24は、第19実施例を示している。
第4テクスチャ構造面13:標準型
第5テクスチャ構造面14:短周期型(周期2分の1)
第1テクスチャ構造面9:標準型
位相差:0
図25は、第20実施例を示している。
第4テクスチャ構造面13:標準型
第5テクスチャ構造面14:短周期型(周期2分の1)
第1テクスチャ構造面9:標準型
位相差:180゜
図26は、第21実施例を示している。
第4テクスチャ構造面13:標準型
第5テクスチャ構造面14:標準型(非平行)
第1テクスチャ構造面9:標準型
位相差:0
図27は、第22実施例を示している。
第4テクスチャ構造面13:標準型
第5テクスチャ構造面14:標準型(非平行)
第1テクスチャ構造面9:標準型
位相差:90゜
図28は、第23実施例を示している。
第4テクスチャ構造面13:標準型
第5テクスチャ構造面14:標準型(非平行)
第1テクスチャ構造面9:標準型
位相差:180゜
図29は、第24実施例を示している。
第4テクスチャ構造面13:標準型
第5テクスチャ構造面14:長周期型(周期2倍)
第1テクスチャ構造面9:標準型
位相差:0
実施例25:
図30は、第25実施例を示している。
第4テクスチャ構造面13:標準型
第5テクスチャ構造面14:長周期型(周期2倍)
第1テクスチャ構造面9:標準型
位相差:90゜
図32は、第26実施例を示している。
第4テクスチャ構造面13:標準型
第5テクスチャ構造面14:標準型(平行)
中間層6:標準型(平行)
第1テクスチャ構造面9:標準型
位相差:0
図33は、第27実施例を示している。
第4テクスチャ構造面13:標準型
第5テクスチャ構造面14:標準型(実施例26の第2透明導電膜8より厚い)
中間層:長周期透過型
第1テクスチャ構造面9:標準型
位相差:0
図34は、第28実施例を示している。
第4テクスチャ構造面13:標準型
第5テクスチャ構造面14:短周期型
中間層:長周期透過型
第1テクスチャ構造面9:標準型
位相差:0
図35は、第29実施例を示している。
第4テクスチャ構造面13:標準型
第5テクスチャ構造面14:平面型
中間層6:長周期透過型
第1テクスチャ構造面9:標準型
位相差:0
図36は、第30実施例を示している。
第4テクスチャ構造面13:標準型
第5テクスチャ構造面14:透明導電膜8が一方の発電層7の凸部で最大膜厚であり、且つ、もう一方の発電層7の凸部で最小膜厚を形成し、このため標準型より長周期構造をとる形状であり、後述の条件6の長周期非透過型
中間層6:長周期透過型
第1テクスチャ構造面9:標準型
位相差:0
条件1:
基板面上に設定されるx,y方向の境界に対して、周期境界条件が適用される。
条件2:
z方向は、基板面に垂直である膜厚方向に設定される。入射光は、基板面に平行である平面波である(基板は太陽に対して真っ直ぐに向けられる。)。吸収境界のアルゴリズムは、BerengerのPerfect Matching Layer法(J. P. Berenger, J. Computational Physics, 114, 185(1994))が適用される。
反射波の振幅と、各セル内の電磁波の振幅の時間変化を全計算時間で記録され、フーリエ変換により、300nm〜1200nm(空気中又は真空中)の振幅は5nm間隔で刻まれる。シリコンの吸収率の計算の収束は、吸収率と反射率の和が100%になることにより確認される。
周期的境界条件が用いられているので、xy平面のサイズは、基板側透明導電膜のテクスチャピッチに揃えられる。図38は、解析対象実施例の基本構造を示している。
裏面不透明電極2:金属膜厚50nm〜500nm
第2透明導電膜8:50nm〜500nm
ボトムセル層7:200nm〜3000nm
中間層6:30〜500nm
トップセル層5:100nm〜2000nm
第1透明導電膜4:100nm〜2000nm
ガラス基板1:数mm
条件5:
第1透明導電膜4のテクスチャ:
そのピッチは、光波長程度のテクスチャ構造を有している。第1テクスチャ構造面9の凹凸面による第1透明導電膜4のテクスチャ構造は、その形状が三角波であり、ピッチは光波長と同じ0.3〜1.5μmであり、振幅がそのピッチの0.1〜2.0倍である。中間層6のテクスチャ:
(表面側反射面11は、その形状が正弦波又は平滑処理され鋭角が除かれる三角波であり、ピッチは第1テクスチャ構造面9に等しい。中間反射層6の裏面側反射面12において、標準又は平行、又は、特に断りがない限り、表面側反射層11に平行である形状を有する。以下、特に記載したテクスチャの形状は、中間層6の裏面側反射面12に対応する。また、特に断りがない限り、中間反射層6の裏面側反射面12と表面側反射面11の位相差は等しいことが前提にされている。
短周期:
形状は正弦波又は平滑処理され鋭角が除かれる三角波であり、ピッチは第1テクスチャ構造面9の4分の1倍〜1倍未満であり、振幅は第1テクスチャ構造面9のピッチの0.1倍〜2.0倍である。
長周期非透過型:
形状は正弦波又は平滑処理され鋭角が除かれる三角波であり、ピッチは第1テクスチャ構造面9の1以上の周期であり、且つ、光波長の0.3〜1.5μmの数倍以下であり、振幅は第1テクスチャ構造面9のピッチの0.1倍〜2.0倍である。
長周期透過型:
形状は正弦波又は平滑処理され鋭角が除かれる三角波である。波形が中間層6を越えてトップセル層5に入り込む領域は除外される。ピッチは、第1テクスチャ構造面9と同じ周期である。振幅は中間層6の振幅波形の下部がトップセルに接する程度の振幅以上であり、且つ、第1テクスチャ構造面9のピッチの0.1倍〜2.0倍であり、且つ、中間層がない部分の開口率が0〜60%以内であり、特には、その開口率は20%〜40%である。
第2透明導電膜8のテクスチャ:
短周期:
形状は正弦波又は平滑処理され鋭角が除かれる三角波であり、ピッチは第1テクスチャ構造面9の4分の1倍〜1倍未満であり、振幅は第2透明導電膜8に入射する光の波長以下である。裏面不透明電極2がボトムセル層7に接触しないことが重要である。その理由は長周期非透過型に関する記載の通りである。
長周期非透過型:
形状は正弦波又は平滑処理され鋭角が除かれる三角波であり、ピッチは第1テクスチャ構造面9の1以上の周期であり、且つ、第2透明導電膜8に入射する光波長の数倍以下であり、振幅はその光波長以下である。裏面不透明電極2がボトムセル層7に接触しないことが重要である。透明導電膜8が一方の発電層7の凸部で最大膜厚であり、更にもう一方の発電層7の凸部で最小膜厚をとり、そのため、標準型よりも長周期構造をとる形状である。その接触しないための条件は、裏面不透明電極2から第2透明導電膜8を通過してボトム発電層7に裏面不透明電極2の構成原子が製造プロセス中に拡散する場合に、ボトム発電層7を構成する導電性又は真性半導体の電子・正孔キャリア密度が、製造プロセス前の1/2倍以下又は2倍以上に変化しないために十分であるバリア性を確保できる第2透明導電膜8の膜厚以上であることが重要である。
形状は正弦波又は平滑処理され鋭角が除かれる三角波であり、ピッチは第1テクスチャ構造面9に同じ周期である。第2透明導電膜8の膜厚最大位置で、ボトムセル層7の谷部に当たることが条件づけられる。振幅はその光波長以下である。裏面不透明電極2はボトムセル層7に接触せず、既述の条件6を満たす。ボトムセル層7の谷部の第2透明導電膜8の膜厚は、ボトムセル層7の山部の第2透明導電膜8の膜厚より厚い。
平坦:
第1透明導電膜4の表面に平行である平面に形成される。
(1)「周期」とは、本明細書で、太陽光発電装置が吸収し、発電可能である光波長に対応する太陽光発電装置の半導体の光進入長に等しい膜面内方向範囲内を観察する場合に、AFM等の観察で得られる膜面内高低差分布の2次元フーリエ変換パワースペクトル密度(PDS)のピーク値に対応する膜面内の凸部頂点間隔を意味する。
(2)「一定周期」は、既述の定義の「周期」に基づいて、且つ、少なくともPDSで得るピーク値に対応する膜面内の凸部頂点間隔の10倍の長さの辺を持つ正方形以上の面積について、ピーク値に対応する膜面内の凸部頂点間隔標準偏差が発電可能な光波長の1/10以下の場合についていわれる。
(3)「同一位相」は、太陽光発電装置が吸収し、発電可能な光波長に対応する太陽光発電装置内部の半導体の光進入長と等しい膜面内方向範囲を観察する場合に、AFM等の観察で得られる膜面内高低差分布の2次元フーリエ変換パワースペクトル密度のピーク値を算出し、同時に少なくとも既述のPDSで得るピーク値に対応する膜面内の凸部頂点間隔の10倍の長さの辺を持つ正方形以上の面積について、第1凹凸面個々の凸部ピーク値の位置分布の2次元フーリエ変換の最大値の波数座標、更に、第2凹凸面個々の凸部ピーク値の位置分布の2次元フーリエ変換の最大値の波数座標を得て、それらの2波数座標位置の極座標表示から計算される位相角度を位相差として得る、太陽光発電装置が吸収し発電可能である光波長の1/10未満に対応する位相差を意味する。
(4)「異なる位相」は、既述の「同一位相」の対偶であり、太陽光発電装置が吸収し発電可能である光波長の1/10以上に対応する位相差を意味する。
(5)「周期が(概ね)等しい」は、太陽光発電装置が吸収し発電可能である光波長の1/10以下のずれの範囲内であることを意味する。
(6)「正弦波、又は、平滑処理され鋭角が除かれる三角波」は、膜面内高低差分布の2次元フーリエ変換パワースペクトル密度の極座標表示で、動径方向に全測定点を投影させる場合に得られる1次元曲線上で、最大値の1個の点に対して他の極大値の値が1/10未満である特性を示す曲面を意味する。
(1)透明基板面に対して太陽光を入射させること
(2)太陽光を透明基板に通過させて表面側導電層に入射させること
(3)太陽光を表面側導電層に通過させて第1光閉込め発電層に入射させること
(4)太陽光を第1光閉込め発電層に通過させて中間反射透過層に入射させること
(5)太陽光の第1波長帯域分を中間反射透過層の表面側凹凸面で反射させること
(6)表面側凹凸面で反射する第1波長帯域分を第1光閉込め発電層に通過させて表面側導電層の裏面側凹凸面で反射させること
(7)太陽光の第2波長帯域分を中間反射透過層に通過させて第2光閉込め発電層に入射させること
(8)第2波長帯域分を第2光閉込め発電層に通過させて裏面側導電層で反射させること
(9)裏面側導電層で反射する第2波長帯域分を第2光閉込め発電層に通過させて中間反射透過層の裏面側凹凸面で反射させること
の9ステップで実行される。
2…裏面側反射層
3…発電層
4…表面側反射層
5…トップ発電層
6…中間反射層
6−1…第2中間反射層
6−2…第1中間反射層
7…ボトム発電層
8…裏面側反射層
9…裏面側反射面
11…表面側反射面
12…裏面側反射面(反射面)
19…透明基板面)
Claims (82)
- 裏面側反射層と、
表面側反射層と、
前記裏面側反射層と前記表面側反射層との間に介設される中間反射層と、
前記裏面側反射層と前記中間反射層との間に介設されるボトム発電層と、
前記表面側反射層と前記中間反射層との間に介設されるトップ発電層とを構成し、
前記中間反射層は凹凸面に形成されている
太陽光発電装置。 - 前記中間反射層の裏面側反射面と前記裏面側反射層の表面側反射面はともに平面でなく、且つ、前記中間反射層の裏面側反射面と前記裏面側反射層の表面側反射面の間の膜面垂直方向距離は膜面内方向で一定である
請求項1の太陽光発電装置。 - 発電に寄与する光波長に対応する膜面内方向範囲で、前記距離の標準偏差は前記光波長の1/10以下である
請求項1の太陽光発電装置。 - 前記中間反射層の裏面側反射面と前記裏面側反射層の表面側反射面はともに平面でなく、且つ、前記中間反射層の裏面側反射面と前記裏面側反射層の表面側反射面の間の膜面垂直方向距離は膜面内方向に一定周期で変化する
請求項1の太陽光発電装置。 - 発電に寄与する光波長に対応する光進入長に等しい膜面内方向範囲で、膜面内高低差分布の2次元フーリエ変換パワースペクトル密度のピーク値に対応する膜面内の凸部の頂点間隔の標準偏差は、前記光波長の1/10以下である
請求項1の太陽光発電装置。 - 前記ピーク値の対応する膜面内の凸部の頂点間隔の10倍の長さの辺を持つ正方形の面積が基準とされ、前記頂点間隔の標準偏差は、前記光波長の1/10以下である
請求項5の太陽光発電装置。 - 前記中間反射層の裏面側反射面と前記裏面側反射層の表面側反射面はともに平面でなく、且つ、前記中間反射層の裏面側反射面と前記裏面側反射層の表面側反射面の間の膜面垂直方向距離は前記中間反射層の厚みの変化に対応して変化する
請求項1の太陽光発電装置。 - 前記厚みの変化の周期は前記表面側反射層の裏面側反射面の変化の周期より長い
請求項5の太陽光発電装置。 - 前記厚みの変化の周期は、発電に寄与する光波長に対応する光進入長に等しい膜面内方向範囲で、膜面内高低差分布の2次元フーリエ変換パワースペクトル密度のピーク値に対応する膜面内の前記頂点間隔に対応する
請求項8の太陽光発電装置。 - 前記厚みの変化は正弦波又は平滑処理される三角波であり、前記厚みの変化のピッチは、前記表面側反射層の裏面側反射面の変化のピッチの1倍以上であり、且つ、前記光波長の0.3〜1.5μmの数倍以下であり、前記厚みの変化の振幅は、前記表面側反射層の裏面側反射面のピッチの0.1〜2.0倍である
請求項8の太陽光発電装置。 - 前記中間反射層の変化は正弦波又は平滑処理される三角波であり、前記中間反射層の変化のピッチは、前記表面側反射層の裏面側反射面の変化のピッチの1/4〜1倍未満であり、前記厚みの変化の振幅は、前記表面側反射層の裏面側反射面のピッチの0.1〜2.0倍である
請求項8の太陽光発電装置。 - 前記中間反射層の表面側反射面と前記中間反射層の裏面側反射面は凹凸面に形成され、前記凹凸面は滑らかに形成されている
請求項1〜8から選択される1請求項の太陽光発電装置。 - 前記凹凸面を形成する凹凸部の断面の曲率半径は、発電に寄与する前記光波長の1/10以上である
請求項12の太陽光発電装置。 - 前記中間反射層の表面側反射面は第1凹凸面に形成され、前記中間反射層の裏面側反射面は第2凹凸面に形成され、前記第1凹凸面と前記第2凹凸面の形状は同一位相で変化する
請求項1〜8から選択される1請求項の太陽光発電装置。 - 発電に寄与する光波長に対応する光進入長に等しい膜面内方向範囲で、膜内高低差分布の2次元フーリエ変換パワースペクトル密度のピーク値に対応する膜面内の前記頂点間隔の10倍の長さの辺を持つ正方形以上の面積が基準とされ、前記第1凹凸面の凸部ピークの位置分布の2次元フーリエ変換の最大値の波数座標と前記第2凹凸面の凸部ピークの位置分布の2次元フーリエ変換の最大値の波数座標との座標表示により計算される位相角度である位相差は、前記光波長の1/10以下である
請求項14の太陽光発電装置。 - 前記中間反射層の表面側反射面は第1凹凸面に形成され、前記中間反射層の裏面側反射面は第2凹凸面に形成され、前記第1凹凸面と前記第2凹凸面は異なる位相で変化する
請求項1〜8から選択される1請求項の太陽光発電装置。 - 前記位相の位相差は、発電に寄与する光波長に対応する光進入長に等しい膜面内方向範囲で、膜内高低差分布の2次元フーリエ変換パワースペクトル密度のピーク値に対応する膜面内の前記頂点間隔の10倍の長さの辺を持つ正方形以上の面積が基準とされ、前記第1凹凸面の凸部ピークの位置分布の2次元フーリエ変換の最大値の波数座標と前記第2凹凸面の凸部ピークの位置分布の2次元フーリエ変換の最大値の波数座標との座標表示により計算される位相角度として定義される
請求項16の太陽光発電装置。 - 前記中間反射層の平均膜厚は50nm以上であり250nm以下である
請求項1〜18から選択される1請求項の太陽光発電装置。 - 裏面側反射層と、
表面側反射層と、
前記裏面側反射層と前記表面側反射層との間に介設される中間反射層と、
前記裏面側反射層と前記中間反射層との間に介設されるボトム発電層と、
前記表面側反射層と前記中間反射層との間に介設されるトップ発電層とを構成し、
前記中間反射層と前記裏面側反射層の間の膜厚方向光路は、前記膜厚方向に直交する膜厚直交方向に変化する光路長を有する
太陽光発電装置。 - 前記光路差は一定周期で変化する
請求項19の太陽光発電装置。 - 前記光路長は、前記中間反射層の厚みの変化により変化する
請求項11の太陽光発電装置。 - 前記厚みの変化の周期は前記表面側反射層の裏面側反射面の変化の周期より長くない
請求項21の太陽光発電装置。 - 前記中間反射層の裏面側反射面と前記裏面側反射層の表面側反射面はともに平面でなく、前記光路長は一定周期で変化する
請求項19の太陽光発電装置。 - 前記中間反射層の表面側反射面は第1凹凸面に形成され、前記中間反射層の裏面側反射面は第2凹凸面に形成され、前記第1凹凸面と前記第2凹凸面の形状は同一位相で変化する
請求項19の太陽光発電装置。 - 前記中間反射層の表面側反射面は第1凹凸面に形成され、前記中間反射層の裏面側反射面は第2凹凸面に形成され、前記第1凹凸面と前記第2凹凸面は異なる位相で変化する
請求項12の太陽光発電装置。 - 前記中間反射層の表面側反射面は第1凹凸面に形成され、前記中間反射層の裏面側反射面は第2凹凸面に形成され、前記第2凹凸面の形状の変化の周期は前記第1凹凸面の形状変化の周期より短い
請求項19の太陽光発電装置。 - 前記中間反射層の表面側反射面は第1凹凸面に形成され、前記中間反射層の裏面側反射面は第2凹凸面に形成され、前記第1凹凸面と前記第2凹凸面は異なる位相で変化する
請求項19の太陽光発電装置。 - 前記中間反射層の表面側反射面は第1凹凸面に形成され、前記中間反射層の裏面側反射面は第2凹凸面に形成され、前記第1凹凸面と前記第2凹凸面の間の膜厚方向厚みは部分的に零である
請求項19の太陽光発電装置。 - 前記第1凹凸面の形状と前記第2凹凸面の形状は正弦波又は平滑化される三角波の波形であり、前記第2凹凸面の波形はこれが前記中間反射層を越えて前記トップセル層に入り込む領域は除外され、前記波形のピッチは前記表面側反射層の裏面側反射面のピッチに同じであり、前記波形の振幅は前記中間反射層振幅波形の底部が前記トップセル層に接する程度の振幅以上であり、且つ、前記中間反射層がない部分の開口率は0〜60%の範囲である
請求項28の太陽光発電装置。 - 前記開口率は20〜40%の範囲である
請求項29の太陽光発電装置。 - 前記中間反射層の平均膜厚は250nm以下である
請求項19〜28から選択される1請求項の太陽光発電装置。 - 裏面側反射層と、
表面側反射層と、
前記裏面側反射層と前記表面側反射層との間に介設される発電層とを構成し、
前記裏面側反射層は、
金属層と、
前記金属層の表面側に接合する導電層とを形成し、
前記表面側反射層と前記裏面側反射層の間の膜厚方向光路は、前記膜厚方向に直交する膜厚直交方向に変化する光路長を有する
太陽光発電装置。 - 前記光路長は一定周期で変化する
請求項32の太陽光発電装置。 - 前記光路長は、前記導電層の厚みの変化に対応して変化する
請求項32の太陽光発電装置。 - 前記導電層の表面側反射面と前記表面側反射層の裏面側反射面はともに平面でなく、前記光路長は一定周期で変化する
請求項32の太陽光発電装置。 - 前記導電層の表面側反射面と前記表面側反射層の裏面側反射面はともに平面であり且つ平行である
請求項32の太陽光発電装置。 - 前記導電層の表面側反射面は第1凹凸面に形成され、前記表面側反射層の裏面側反射面は第2凹凸面に形成され、前記第1凹凸面の形状と前記第2凹凸面の形状は同一位相で変化する
請求項32の太陽光発電装置。 - 前記導電層の表面側反射面は第1凹凸面に形成され、前記表面側反射層の裏面側反射面は第2凹凸面に形成され、前記第1凹凸面の形状と前記第2凹凸面の形状は異なる位相で変化する
請求項32の太陽光発電装置。 - 前記異なる異相の位相差は60゜〜120゜の範囲である
請求項38の太陽光発電装置。 - 前記導電層の表面側反射面は第1凹凸面に形成され、前記導電層の裏面側反射面は第2凹凸面に形成され、前記第2凹凸面の変化の周期は前記第1凹凸面の形状の変化の周期より長い
請求項32の太陽光発電装置。 - 前記導電層の表面側反射面は第1凹凸面に形成され、前記導電層の裏面側反射面は第2凹凸面に形成され、前記第1凹凸面と前記第2凹凸面は異なる位相で変化する
請求項32の太陽光発電装置。 - 前記導電層の表面側反射面は第1凹凸面に形成され、前記導電層の裏面側反射面は第2凹凸面に形成され、前記第1凹凸面と前記第2凹凸面の間の膜厚方向厚みは全領域で零より大きい
請求項32の太陽光発電装置。 - 前記表面側反射層と前記裏面側反射層との間に介設される中間反射層を更に構成し、
前記発電層は、
前記裏面側反射層と前記中間反射層との間に介設されるボトム発電層と、
前記表面側反射層と前記中間反射層との間に介設されるトップ発電層とを形成し、
前記中間反射層と前記裏面側反射層の間の膜厚方向光路は、前記膜厚方向に直交する膜厚直交方向に変化する中間光路長を有する
請求項32の太陽光発電装置。 - 前記中間光路長は一定周期で変化する
請求項43の太陽光発電装置。 - 前記中間光路長は、前記中間反射層の厚みの変化により変化する
請求項43の太陽光発電装置。 - 前記中間反射層の裏面側反射面と前記裏面側反射層の表面側反射面はともに平面でなく、前記中間光路長は一定周期で変化する
請求項43の太陽光発電装置。 - 前記中間反射層の表面側反射面は第1凹凸面に形成され、前記中間反射層の裏面側反射面は第2凹凸面に形成され、前記第1凹凸面の形状と前記第2凹凸面の形状は同一位相で変化する
請求項43の太陽光発電装置。 - 前記中間反射層の表面側反射面は第1凹凸面に形成され、前記中間反射層の裏面側反射面は第2凹凸面に形成され、前記第1凹凸面の形状と前記第2凹凸面の形状は異なる位相で変化する
請求項43の太陽光発電装置。 - 前記中間反射層の表面側反射面は第1凹凸面に形成され、前記中間反射層の裏面側反射面は第2凹凸面に形成され、前記第2凹凸面の変化の周期は前記第1凹凸面の形状の変化の周期より長い
請求項43の太陽光発電装置。 - 前記第1凹凸面の形状の変化の周期は、前記表面側反射層の裏面側反射面の凹凸面の形状の変化の周期に発電可能な光波長の1/10のずれの範囲で等しい
請求項49の太陽光発電装置。 - 前記中間反射層の表面側反射面は第1凹凸面に形成され、前記裏面側反射層の表面側反射面は第2凹凸面に形成され、前記第1凹凸面の形状と前記第2凹凸面の形状は異なる位相で変化する
請求項43の太陽光発電装置。 - 前記中間反射層の表面側反射面は第1凹凸面に形成され、前記中間反射層の裏面側反射面は第2凹凸面に形成され、前記第1凹凸面と前記第2凹凸面の間の膜厚方向厚みは部分的に零である
請求項43の太陽光発電装置。 - 前記中間反射層の平均膜厚は250nm以下である
請求項43〜52から選択される1請求項の太陽光発電装置。 - 前記中間反射層の平均膜厚は50nm以上である
請求項53の太陽光発電装置。 - 前記裏面側反射層と前記裏面側反射層との間に介設される複数の中間反射層を更に構成し、前記複数の中間反射層のうち前記裏面側反射層により近い中間反射層は第1中間反射層といわれ、前記複数の中間反射層のうち前記表面側反射層により近い中間反射層は第2中間反射層といわれ、
前記発電層は、
前記裏面側反射層と前記第1中間反射層との間に介設されるボトム発電層と、
前記表面側反射層と前記第2中間反射層との間に介設されるトップ発電層と、
前記第1中間反射層と前記第2中間反射層の間に介設される単数又は複数のミドル発電層を形成し、
前記第1中間反射層と前記第2中間反射層の間の膜厚方向光路は、前記膜厚方向に直交する膜厚直交方向に変化する分割中間光路長を有する
請求項32の太陽光発電装置。 - 前記分割中間光路長は一定周期で変化する
請求項55の太陽光発電装置。 - 前記分割中間光路長は、前記第1中間反射層又は前記第2中間反射層の厚みの変化により変化する
請求項55の太陽光発電装置。 - 前記第1中間反射層の表面側反射面と前記第2中間反射層層の裏面側反射面はともに平面でなく、前記分割中間光路長は一定周期で変化する
請求項55の太陽光発電装置。 - 前記第1中間反射層の表面側反射面は第1凹凸面に形成され、前記第1中間反射層の裏面側反射面は第2凹凸面に形成され、前記第1凹凸面の形状と前記第2凹凸面の形状は同一位相で変化する
請求項55の太陽光発電装置。 - 前記第1中間反射層の表面側反射面は第1凹凸面に形成され、前記第1中間反射層の裏面側反射面は第2凹凸面に形成され、前記第1凹凸面の形状と前記第2凹凸面の形状は異なる位相で変化する
請求項55の太陽光発電装置。 - 前記第1中間反射層の表面側反射面は第1凹凸面に形成され、前記第1中間反射層の裏面側反射面は第2凹凸面に形成され、前記第2凹凸面の形状の変化の周期は前記第1凹凸面の形状の変化の周期より長い
請求項55の太陽光発電装置。 - 前記第1中間反射層の表面側反射面は第1凹凸面に形成され、前記第2中間反射層の裏面側反射面は第2凹凸面に形成され、前記第1凹凸面の形状と前記第2凹凸面の形状は異なる位相で変化する
請求項55の太陽光発電装置。 - 前記第1中間反射層の表面側反射面は第1凹凸面に形成され、前記第1中間反射層の裏面側反射面は第2凹凸面に形成され、前記第1凹凸面と前記第2凹凸面の間の膜厚方向厚みは部分的に零である
請求項55の太陽光発電装置。 - 前記第1中間反射層の平均膜厚は250nm以下である
請求項55〜63から選択される1請求項の太陽光発電装置。 - 前記第1中間反射層の平均膜厚は50nm以上である
請求項64の太陽光発電装置。 - 前記第2中間反射層の平均膜厚は250nm以下である
請求項64又は65の太陽光発電装置。 - 前記第2中間反射層の平均膜厚は50nm以上である
請求項64〜66から選択される1請求項の太陽光発電装置。 - 前記第1中間反射層の平均膜厚は前記第2中間反射層の平均膜厚より大きい
請求項55〜63から選択される1請求項の太陽光発電装置。 - 前記第1中間反射層の膜厚は全領域で零でなく前記第2中間反射層の膜厚は部分的に零である
請求項68の太陽光発電装置。 - 前記裏面反射層である裏面側導電膜の裏面側反射面は第1凹凸面に形成され、前記裏面反射層である裏面側導電膜の表面側反射面は第2凹凸面に形成され、前記第1中間反射層の裏面側反射面は第3凹凸面に形成され、前記第1中間反射層の表面側反射面は第4凹凸面に形成され、前記第2中間反射層の裏面側反射面は第5凹凸面に形成され、前記第2中間反射層の表面側反射面は第6凹凸面に形成され、前記表面側反射層の裏面側反射面は第7凹凸面に形成され、前記第1凹凸面と前記第2凹凸面と前記第3凹凸面と前記第4凹凸面と前記第5凹凸面と前記第6凹凸面と前記第7凹凸面は、互いに同一周期で変化する
請求項55の太陽光発電装置。 - 前記第1中間反射層の平均膜厚と前記第2中間反射層の平均膜厚は、ともに250nm以下であり、且つ、ともに50nm以上である
請求項70の太陽光発電装置。 - 入射面に対して太陽光を入射させる第1ステップと、
前記太陽光を前記入射面に通過させて表面側導電層に入射させる第2ステップと、
前記太陽光を前記表面側導電層に通過させて第1光閉込め発電層に入射させる第3ステップと、
前記太陽光を前記第1光閉込め発電層に通過させて中間反射透過層に入射させる第4ステップと、
前記太陽光の第1波長帯域分を前記中間反射透過層の表面側凹凸面で反射させる第5ステップと、
前記表面側凹凸面で反射する前記第1波長帯域分を前記第1光閉込め発電層に通過させて前記表面側導電層の裏面側凹凸面で反射させる第6ステップと、
前記太陽光の第2波長帯域分を前記中間反射透過層に通過させて第2光閉込め発電層に入射させる第7ステップと、
前記第2波長帯域分を前記第2光閉込め発電層に通過させて裏面側導電層で反射させる第8ステップと、
前記裏面側導電層で反射する前記第2波長帯域分を前記第2光閉込め発電層に通過させて前記中間反射透過層の裏面側凹凸面で反射させる第9ステップ
とを構成する太陽光発電方法。 - 前記入射面は光透過性基板に形成されている
請求項72の太陽光発電方法。 - 前記第8ステップは、前記第2波長帯域分を前記裏面側導電層の表面側凹凸面で反射させる
請求項72の太陽光発電方法。 - 基準平坦面の平均面が平均とされ、前記表面側凹凸面の凹凸面形状の高さの標準偏差は、発電に寄与する光波長の1/10以上である
請求項74の名称。 - 前記中間反射透過層の膜厚は膜厚方向に直交する膜厚直交方向に変化している
請求項72の太陽光発電方法。 - 前記中間反射透過層の膜厚は周期的に変化している
請求項72の太陽光発電方法。 - 前記中間反射透過層は表面側で第1凹凸面を有し、且つ、前記中間反射透過層は裏面側で第2凹凸面を有し、
前記第2凹凸面の形状の変化の周期は前記第1凹凸面の形状の変化の周期より長い
請求項77の太陽光発電方法。 - 前記第1凹凸面の形状の変化の周期は、前記表面側導電層の前記裏面側凹凸面の形状の変化の周期に発電可能な光波長の1/10のずれの範囲で等しい
請求項78又は79の太陽光発電方法。 - 前記裏面側導電層の表面側反射面は凹凸面に形成されている
請求項72〜79から選択される1請求項の太陽光発電方法。 - 前記中間反射透過層の膜厚の変化の周期は、前記表面側導電層の前記裏面側凹凸面の形状の変化の周期より長い
請求項72〜80から選択される1請求項の太陽光発電方法。 - 前記中間反射透過層の膜厚の変化の周期は、前記表面側導電層の前記裏面側凹凸面の変化の周期より長く、
前記中間反射透過層は表面側で第1凹凸面を有し、且つ、前記中間反射透過層は裏面側で第2凹凸面を有し、
前記第1凹凸面の変化は、前記表面側導電層の前記裏面側凹凸面の変化に対して同一位相を有する
請求項72の太陽光発電方法。
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