JP2005214581A - 地中熱利用融雪室内冷房装置 - Google Patents

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昭己 洲澤
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Misawa Kankyo Gijutsu KK
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Misawa Kankyo Gijutsu KK
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    • Y02E10/10—Geothermal energy

Abstract

【課題】地中熱を利用した融雪装置に改良を加え、夏期の冷房にも使用することのできる設備を提供する。
【解決手段】地中熱を利用して冬期における路面Ｒの融雪と夏季における建物Ｂ内の冷房を行う設備であって、少なくとも、地中に埋設された地中熱交換器１と、路面Ｒの直下に敷設され、地中熱交換器１に融雪循環パイプ３によって連結された融雪管２と、地中に埋設され、地中熱交換器１と冷房循環パイプ５によって連結され、冷却した冷風を建物Ｂ内へ供給する送風管６を連結すると共に、建物Ｂ内または建物外部の空気を取り入れる吸引管７を連結したエアハンドリングユニット（中央式空調機）４と、で構成する。
【選択図】 図１

Description

本発明は、地中熱を、冬期においては融雪に利用し、夏期においては建物内の冷房に利用することのできる地中熱利用融雪室内冷房設備に関するものである。
近年、地中熱を利用して駐車場などの路面に積もった雪を融かす融雪設備が考えられ実用化されている。この融雪設備は無限に存在する地中熱を利用するので、運転コストが低廉であるといった大きな利点を有する。
しかし、この従来の融雪設備は雪の積もる冬期にのみ使用するものであって、その他の時期は休止状態にあるため、設備コスト等を勘案すると、他の時期における有効利用が求められる。特に、夏期における冷房に使用できれば、既存の電気やガス等を利用した冷房装置と比較して運転コストを大幅に低廉化できるので実用性がきわめて高い。
本発明はこうした点に鑑み創案されたもので、従来の地中熱を利用した融雪装置に改良を加え、夏期の冷房にも使用することのできる設備を提供することを課題とする。
本発明に係る地中熱利用融雪室内冷房設備は、地中熱を利用して冬期における路面Ｒの融雪と夏季における建物Ｂ内の冷房を行う設備であって、少なくとも、地中に埋設された地中熱交換器１と、路面Ｒの直下に敷設され，前記地中熱交換器１に融雪循環パイプ３によって連結された融雪管２と、地中に埋設され，前記地中熱交換器１と冷房循環パイプ５によって連結され，冷却した冷風を建物Ｂ内へ供給する送風管６を連結すると共に、前記建物Ｂ内または建物外部の空気を取り入れる吸引管７を連結したエアハンドリングユニット（中央式空調機）４と、からなるものである。
本発明に係る地中熱利用融雪室内冷房設備は、地中熱交換器１に融雪管２とエアハンドリングユニット４を連結しているので、無限に存在する地中熱を利用して、冬期においては、融雪管２によって路面Ｒの雪を融かすことができ、また、夏期においては、エアハンドリングユニット４によって建物Ｂ内を冷房することができる。従って、当該設備を冬期のみでなく、夏期にも有効利用することができるので実用性がきわめて高い。
また、地中熱を利用して冷房を行うので、電気やガス等を利用して冷房するこれまでの冷房装置と比較して、運転コストを大幅に削減することができる。同時に、二酸化炭素の削減を図り、省エネルギーに貢献することができる。
本発明に係る地中熱利用融雪室内冷房装置の実施形態を、図１および図２に示す。なお、図１に示す図は、その基本構成を示すもので（吸引管７を省略）、図２はそのより具体的な構成を示す（吸引管７を具備）。これは、地中熱を利用して冬期における路面Ｒの融雪と、夏季における建物Ｂ内の冷房を行う設備であり、地中熱交換器１、融雪管２およびエアハンドリングユニット（中央式空調機）４を備える。
地中熱交換器１は、地中に埋設され、内部に充填した循環液を循環ポンプ８で循環させながら地中熱と熱交換を行う。融雪管２は、駐車場等の路面Ｒの直下に敷設され、地中熱交換器１と融雪循環パイプ３によって連結される。そして、エアハンドリングユニット４は、地中に埋設され、地中熱交換器１と冷房循環パイプ５によって連結され、冷却した冷風を建物Ｂ内へ供給する送風管６を連結している。また、建物Ｂ内の空気を取り入れる吸引管７を連結している。
なお、吸引パイプは、建物外部の空気を取り入れるように設けても良いが（図２中の想像線参照）、建物Ｂ内の空気を取り入れるようにした方が、通常、建物Ｂ内の温度の方が建物外部の温度より低いので効率的な冷房を行うことができる。
この地中熱利用融雪室内冷房装置は、融雪循環パイプ３と冷房循環パイプ５のそれぞれにバルブ９を設けており、このバルブ９を操作することによって、循環液を、冬期では融雪管２に送り、夏期ではエアハンドリングユニット４に送る。また、エアハンドリングユニット４は、地中熱と熱交換を終えた循環液が通る空気冷却器４ａや、冷風を建物Ｂ内へ供給すると共に建物Ｂ内の空気を吸引するためのファン４ｂを備えている。
本実施形態における地中熱利用融雪室内冷房設備は、地中熱交換器１に融雪管２とエアハンドリングユニット４を連結しているので、地中熱を利用して、冬期においては、融雪管２によって路面Ｒの雪を融かすことができる。また、夏期においては、エアハンドリングユニット４によって建物Ｂ内を冷房することができる。
これにより、当該設備を冬期のみでなく、夏期にも有効利用することができるので実用性に優れる。また、融雪および冷房は地中熱を利用して行うので、電気やガス等を利用して冷房するこれまでの冷房装置と比較して、運転コストを大幅に削減することができる。それと同時に、二酸化炭素による環境破壊を抑制し、省エネルギーの実現に貢献することができる。
本発明に係る地中熱利用融雪室内冷房設備の実施形態において、その基本構成を示す断面構成図である。 本発明に係る地中熱利用融雪室内冷房設備の実施形態において、そのより具体的な構成を示す断面構成図である。
符号の説明
１ 地中熱交換器
２ 融雪管
３ 融雪循環パイプ
４ エアハンドリングユニット
４ａ 空気冷却器
４ｂ ファン
５ 冷房循環パイプ
６ 送風管
７ 吸引管
８ 循環ポンプ
９ バルブ
Ｂ 建物
Ｒ 路面

Claims (1)

  1. 地中熱を利用して冬期における路面（Ｒ）の融雪と夏季における建物（Ｂ）内の冷房を行う設備であって、少なくとも、地中に埋設された地中熱交換器（１）と、路面の直下に敷設され，前記地中熱交換器に融雪循環パイプ（３）によって連結された融雪管（２）と、地中に埋設され，前記地中熱交換器と冷房循環パイプ（５）によって連結され，冷却した冷風を建物内へ供給する送風管（６）を連結すると共に，前記建物内または建物外部の空気を取り入れる吸引管（７）を連結したエアハンドリングユニット（４）と、からなる地中熱利用融雪室内冷房装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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