JP2005214537A - 空気調和機の送風経路構造 - Google Patents

空気調和機の送風経路構造 Download PDF

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Abstract

【課題】 冷凍サイクルを利用する空気調和機において、専用の冷風機としても、専用の除湿機としても使用できる空気調和機を実現する。
【解決手段】 枠体1内に圧縮機2とコンデンサ3と減圧器4とエバポレータ5と設けて冷凍サイクルを構成し、コンデンサ3に送風する温風送風ファン3aの温風側吸入口3dと、エバポレータ5に送風する冷風送風ファン5aの冷風出口5bとを連通する送風経路6を形成し、冷風出口5bには冷風の吹出し方向を変更する冷風経路切替ダンパ7を設ける。冷風経路切替ダンパ7によって冷風の吹出し方向を冷風吹出し口5c側に選択したときは、冷風吹出し口5cから冷風が吹出して専用の冷風機として使用できる。一方、冷風の吹出し方向を送風経路6側に選択したときは、冷風が送風経路6から温風側吸入口3dに送られ、コンデンサ3の冷却に利用できるので、専用の除湿機として使用できる。
【選択図】 図1

Description

この発明は冷凍サイクルを利用して空気調和を行う空気調和機の構造に関するものである。
枠体内には冷媒を圧縮する圧縮機と、圧縮された高温のガス状冷媒が送られるコンデンサと、コンデンサで液化した冷媒が減圧器を介して送られるエバポレータとを備え、該エバポレータで気化した冷媒が圧縮機に戻されることによって冷凍サイクルを構成している。
コンデンサとエバポレータには送風ファンを備えて送風されており、前記冷媒が圧縮機で加圧されると高温高圧になり、この冷媒はコンデンサを通過する空気流と熱交換して液化する。そして、この液化した高圧の冷媒は減圧器を経て圧力を下げてエバポレータに送られ、エバポレータを通過する空気を冷却することで冷媒はエバポレータ内部で気化し、この気化した冷媒は圧縮機に戻され再び加圧されてコンデンサに送られる。
このような空気調和機において、冷媒がエバポレータで気化するときにエバポレータを低温度にするから、送風ファンによってエバポレータを通過する空気は冷却され、空気中に含まれる水分がエバポレータに結露して除去される。そして、エバポレータで冷却されて除湿された空気をコンデンサに送り、圧縮機で高温高圧となった冷媒を冷却して液化させ、室温近くまで温度を高めた除湿空気を吹出す除湿機が知られている。
また、コンデンサとエバポレータを別々の送風路に配置し、送風ファンによってエバポレータを通過して冷却された空気を枠体の冷風吹出し口から吹出し、送風ファンによってコンデンサを通過して加熱された空気を枠体背面の温風吹出し口から吹出す構成の冷風機もある。
また、冷風機は冷凍サイクルとして冷風機に存在している除湿機能を利用して、除湿機としても使用できるが、使用する季節によっては冷風機から吹出す冷風と温風が使用者に不快感を与えることがある。
このため、除湿運転時にはコンデンサを通過して加熱された空気流と、エバポレータを通過して冷却された空気流とを枠体内で混合させ、混合した調和空気を吹出すことで冷風感と温風感を低減した簡易の除湿機能を備えた冷風機の提案がある(特許文献1参照)。
特開2003−314855号公報
上記構成の空気調和機において、低温の除湿空気をコンデンサに通過させる構造の除湿機は、効率よく冷媒を冷却できるので除湿能力は高いが、コンデンサとエバポレータが同一の送風路内に配置されているため冷風のみを吹出すことができないので、使用目的や使用時期が限定されてしまう欠点がある。
一方、簡易の除湿機能を備えた冷風機は、除湿時の冷風感と温風感を低減することで除湿機としての使い勝手の向上を狙ったものであり、簡単な構造で実施できるが、冷風と温風をコンデンサやエバポレータの下流側で混合する構成であるため、混合空気に温度むらが生じやすいという課題が残り、また、エバポレータで冷却された空気をコンデンサの冷却に利用できないため冷媒の冷却効率が悪く、専用の除湿機と比べると除湿能力が劣るので、本格的な除湿には向かないものであった。
また、送風路内へのゴミや埃の侵入を防ぐため、空気吸入口にはフィルタが取付けられるが、冷風機はコンデンサとエバポレータが別々の送風路に配置されており、それぞれの空気吸入口が離れた位置にあるためフィルタが2個必要となる。しかし、フィルタは定期的な清掃が必要であるため、フィルタの清掃を頻繁に行わなければならず、使い勝手の悪い商品となってしまう。また、部品点数が増加して製品コストも上昇してしまうものであった。
このため、コストダウンや使い勝手の点から、実際に市販されている商品はエバポレータ側にはフィルタを取付けてあるが、コンデンサ側にはフィルタを取付けていないものが多く、フィルタのないコンデンサはゴミや埃が付着しやすくなり、コンデンサにゴミや埃が堆積すると空気の通過量が低下して冷媒の冷却効率を悪化させ、冷風が発生しなくなったり除湿ができなくなるなどのトラブルを発生させることがあった。
また、エバポレータは空気吸込み口付近に配置されているから、フィルタを取外せばエバポレータの清掃は容易にできるが、除湿機のようにコンデンサがエバポレータの奥に配置されている構造では、コンデンサが全く見えない位置にあるから、ユーザーがコンデンサの清掃を行うことは不可能であった。
そして、近年では室内環境の改善から製品の清掃性や清潔感は非常に注目されており、コンデンサにフィルタがない構造やコンデンサの清掃ができない構造の空気調和機は製品価値を極端に低下させるものであった。
更に、最近は製品の付加価値を高めるために、空気吸入口に取付けるフィルタに空気清浄フィルタなどの高性能のフィルタを使用したものが増えているが、このような高性能フィルタは圧力損失が大きく空気の通過量が極端に低下してしまう欠点があり、特にエバポレータ側だけにフィルタを取付けた構造のものは冷凍サイクルのバランスが崩れ、従来の能力が発揮できなくなる問題がある。
この発明は上記課題を解決するもので、空気調和機の枠体1内には、冷媒を圧縮する圧縮機2と、高温のガス状冷媒が送られるコンデンサ3と、液化した冷媒が減圧器4を介して送られるエバポレータ5とを設け、エバポレータ5で気化した冷媒が圧縮機2に戻される冷凍サイクルを有し、かつ、前記コンデンサ3及びエバポレータ5のそれぞれに送風する温風送風ファン3a・冷風送風ファン5aと、温風送風ファン3aの温風出口3bに接続する温風吹出し口3cと、冷風送風ファン5aの冷風出口5bに接続する冷風吹出し口5cとを設けた一体形の空気調和機において、前記エバポレータ5の冷風送風ファン5aの冷風出口5bと、コンデンサ3の温風送風ファン3aの温風側吸入口3dとを連通する送風経路6を形成し、冷風出口5bには枠体1の冷風吹出し口5cと送風経路6との間で吹出し方向を変更する冷風経路切替ダンパ7を設け、該冷風経路切替ダンパ7は吹出し方向を送風経路6側に切替えて冷風・除湿機能を選択することを特徴とする送風経路を有している。
また、枠体1には外気吸入口8を設け、前記コンデンサ3とエバポレータ5は外気吸入口8に対向させながら、コンデンサ3がエバポレータ5の下方に位置するように配置し、かつ、枠体1内で隣り合うように配置した温風送風ファン3aと冷風送風ファン5aは、冷風送風ファン5aをエバポレータ5側に配置し、かつ、前記外気吸入口8にはフィルタ9を配置し、全ての空気流はフィルタ9を介して枠体1内に導風されることで、コンデンサ3とエバポレータ5のゴミや埃の付着が防止できるものとなった。
また、外気吸入口8に取付けるフィルタ9を空気清浄用フィルタで構成してもよく、コンデンサ3とエバポレータ5には同じフィルタ9を通過した空気が送られるので、空気調和機の能力を低下させることなく、室内空気を清浄することができる。
この発明は、エバポレータ5の冷風送風ファン5aの冷風出口5bとコンデンサ3の温風送風ファン3aの温風側吸入口3dを送風経路6によって連通し、冷風送風ファン5aの冷風吹出し口5cに設けた冷風経路切替ダンパ7によって、冷風の吐出方向を冷風吹出し口5cと送風経路6に任意に変更できるようにしたものであり、冷風経路切替ダンパ7を冷風吹出し口5c側に切替えたときは、冷風吹出し口5cから冷風を吹出して冷風機として使用できる。
また、冷風経路切替ダンパ7を送風経路6側に切替えたときは、冷風が送風経路6から温風側吸入口3dに送られ、室内空気と混合してコンデンサ3に送られて冷媒の冷却を補助するから、冷凍サイクルの効率が向上し、除湿能力の大幅上昇と消費電力の低減が可能となり、本格的な除湿機としても使用できるものであり、除湿運転時には冷風感や温風感のない風を吹出すことができるから、使用者に不快感を与えることはなくなった。
従って、冷風機能と除湿機能の両方の性能を満足する空気調和機が提供でき、年間を通じて使用できるものとなり、しかも簡単な構造で大幅なコストアップもなく実現できるものとなった。
また、コンデンサ3とエバポレータ5を外気吸入口8に対向して配置し、コンデンサ3とエバポレータ5には外気吸入口8に取付けたフィルタ9を通過した空気を送風する構成としたから、エバポレータ5とコンデンサ3の両方についてゴミや埃の付着が防止できるものとなった。
また、コンデンサ3とエバポレータ5は外気吸入口8に対向して設置されているから、フィルタ9を取外せば外気吸入口8からコンデンサ3とエバポレータ5の清掃が可能となり、ユーザーが定期的にコンデンサ3とエバポレータ5を清掃できるものであり、メンテナンス性や清潔感の向上した空気調和機が提供できる。
また、外気吸入口8に取付けるフィルタ9に空気清浄フィルタを使用しても、コンデンサ3とエバポレータ5に送られる空気量のバランスが崩れることがないから、空気調和機の能力を低下させることがない。このため、室内空気の清浄が可能になると共に、コンデンサ3やエバポレータ5にゴミや埃が付着しにくくなるから、長期にわたって性能を維持することができ、コンデンサ3やエバポレータ5の清掃回数は格段に少なくでき、製品の付加価値を高めることができた。
実施例を示す図によってこの構成を説明すると、1は空気調和機を構成する枠体、2は枠体1内に収納された冷媒圧縮用の圧縮機、3は圧縮機2で圧縮された冷媒が高温高圧となって送られるコンデンサ、4はコンデンサ3で放熱して液化した冷媒が減圧される減圧器、5は減圧器4で減圧された冷媒が送られるエバポレータであり、冷媒はエバポレータ5に送られて気化し、冷媒の気化熱によって周囲を冷却する。その後エバポレータ5で気化した冷媒ガスは圧縮機2に戻され、再び圧縮機2で加圧された冷媒がコンデンサ3に送られて循環している。
3aは室内空気を吸引して前記コンデンサ3を通過させる温風送風ファン、5aは室内空気を吸引してエバポレータ5を通過させる冷風送風ファン、10は温風送風ファン3aと冷風送風ファン5aを駆動するファンモータであり、該ファンモータ10が回転すると温風送風ファン3aと冷風送風ファン5aが一緒に回転する。
3cは枠体1の前面に設けた温風吹出し口、3bは温風吹出し口3cに連続する温風送風ファン3aの温風出口であり、温風送風ファン3aによって送風される空気はコンデンサ3を通過し、この時圧縮機2から送られる高温高圧のガス状冷媒が冷却されて液化する。11は温風送風ファン3aの外周を覆う送風スクロールを構成するファンケースであり、コンデンサ3を通過して高温となった空気はファンケース11によって温風出口3bに誘導され、温風吹出し口3cから排出される。
5cは枠体1の上面に設けた冷風吹出し口、5bは冷風吹出し口5cに連続する冷風送風ファン5aの冷風出口であり、減圧器4で減圧された液体の冷媒はエバポレータ5に送られて気化し、冷風送風ファン5aによってエバポレータ5に送られる空気は気化熱によって冷却される。12は冷風送風ファン5aの外周を覆う送風スクロールを構成するファンケースであり、エバポレータ5を通過して低温となった空気はファンケース12によって冷風出口5bに誘導され、冷風吹出し口5bから吹出す。
13はエバポレータ5の下方に設けたドレンパン、14は枠体1内の下部に設けたドレンタンク、1aはドレンタンク14の側方に位置するタンク取出口であり、エバポレータ5で冷却される空気に含まれる水分はエバポレータ5の表面に結露してドレン水となってドレンパン13に滴下する。ドレンパン13に滴下したドレン水はドレンタンク14に溜まり、このドレンタンク14はタンク取出口1aを開いて枠体1内から取出して捨て水する。
従来の一般的な冷風機は、冷風吹出し口5cから吹出す冷風を使用者に向けてスポット的な冷房として使用するものであるが、冷風吹出し口5から冷風となって吹出す空気はエバポレータ5を通過するときに除湿されているから、除湿機としても使用することができる。
しかし、従来の冷風機はエバポレータ5で冷却された除湿空気が冷風吹出し口5cから吹出し、コンデンサ3に送られる冷媒は温風送風ファン3aによって吸引される室内空気によって冷却しているため、効率よく冷媒が冷却できないものであった。このため、エバポレータ5を通過した低温の除湿空気によって冷媒の冷却を行う専用の除湿機に比べて除湿能力が低く、除湿機としての性能は満足できるものではなかった。
また、気温の低いときに使用すると、冷風吹出し口5cから吹出す冷風が使用者に不快感を与えることがあるため、従来の冷風機の中には、除湿運転を行うときはコンデンサ3を通過した高温の空気と、エバポレータ5を通過した低温の空気を枠体内で混合してから吹出すようにしたものがあるが、冷風と温風の混合した空気は温度むらが生じやすく、改善の余地がある。
この発明は上記の問題を解決するもので、3dはコンデンサ3の温風側吸入口、6は冷風送風ファン5aの冷風出口5bとコンデンサ3の温風側吸入口3dとを連通する送風経路、7は冷風送風ファン5aの冷風出口5b付近に設けた冷風経路切替ダンパであり、冷風切替ダンパ7によって冷風ファン5aの吹出し方向を冷風吹出し口5c側と送風経路6側に切替える。
6aは冷風出口5bの下側に開口した送風経路6の流入口、6bはコンデンサ3よりも上流側の温風側吸入口3dに開口した送風経路6の流出口であり、図に示す実施例の冷風経路切替ダンパ7は送風経路6の流入口6aに取付けられ、回転支点を中心に可動するように構成したものである。
空気調和機を使用するときにおいて、冷風経路切替ダンパ7を送風経路6側に可動して送風経路6の流入口6aを閉止し、冷風出口5bと冷風吹出口5cを連通すると、冷風出口5bから吹出す冷風は冷風吹出し口5cへ誘導され、冷風吹出し口5cから室内に吹出すので、冷風機として使用できる。
一方、冷風経路切替ダンパ7を冷風吹出し口5c側に可動して空気吹出し口5cを閉止し、送風経路6の流入口6aが開口して冷風出口5bと送風経路6が連通すると、冷風出口5bから吹出す冷風は送風経路6に誘導され、送風経路6の流出口6bからコンデンサ3の温風側吸入口3dに流入し、コンデンサ3の上流で室内空気と混合してコンデンサ3に送られ、コンデンサ3の冷媒を冷却してから温風出口3bを経て温風吹出し口3bから室内に吹出すので、除湿機として使用できる。
このため、除湿機として使用するときはコンデンサ3に低温度の空気が通過し、コンデンサ3に送られる冷媒を効率よく冷却させることができるものとなり、除湿能力の高い専用の除湿機としての運転が可能となる。また、コンデンサ3を通過した風が温風吹出し口3cから吹出すので、温度むらのない空気を吹出すことができるものとなり、使用者がこの風にあたっても不快感がなくなった。
また、冷風経路切替ダンパ7は、運転スイッチなどが配置される操作部に冷風・除湿運転を選択するスイッチを設け、スイッチの操作によって可動してもよいが、この発明は冷風運転と除湿運転の切替えが冷風経路切替ダンパ7による送風経路の切替えのみで対応できるから、冷風経路切替ダンパ7に操作レバーなどを設けて枠体1外から操作できるようにすれば、冷風経路切替ダンパ7を手動で操作して切替えができるから、スイッチが不要となり、簡単な構造で実施できるものである。
このように、送風経路6と冷風切替ダンパ7を追加する簡単な構造でありながら、1つの製品で冷風機と除湿機の性能を両立させた空気調和機を高い次元で達成できたから、使用者の要求する冷風能力及び除湿能力を充分に満足させ、充分な能力を発揮できることから使用方法の多目的化を達成すると同時に、年間における使用期間も長くなり年中商品としての価値を向上できるものである。
また、この発明の実施例において、8は枠体1の側面に開口する外気吸入口であり、コンデンサ3とエバポレータ5は外気吸入口8と対向するように枠体1内に設置し、コンデンサ3をエバポレータ5の下方に配置している。枠体1内はエバポレータ5とコンデンサ3との間で上下に区画されており、外気吸入口8から吸引される空気は、上部に配置されたエバポレータ5側に向かう空気流と、下部に配置されたコンデンサ3側に向かう空気流とに分かれる。
また、温風送風ファン3aと冷風送風ファン5aは隣り合わせに配置されており、冷風送風ファン5aのファンケース12の吸入口をエバポレータ5にのぞませて設置し、冷風送風ファン5aと隣り合う温風送風ファン3aのファンケース12の吸入口は反対側に開口している。
従って、ファンモータ10を駆動して冷風送風ファン5aと温風送風ファン3aが回転すると、冷風送風ファン5aによって外気吸入口8の上部側から吸引される空気はエバポレータを通過し、冷風出口5bを経て冷風吹出し口5cから吹出す。一方、温風送風ファン3aによって外気吸入口8の下部側から吸引される空気はコンデンサ3を通過し、エバポレータ5や冷風送風ファン5aのファンケース11の下部から回り込んでファンケース11に入り、温風出口3bを経て温風吹出し口3cから吹出す。
9は外気吸入口8に取付けたフィルタであり、外気吸入口8から吸引される空気中に含まれるゴミや埃がフィルタ9によって捕集され、コンデンサ3とエバポレータ5にはフィルタ9を通過した空気が送られる。
従来の冷風機では、コンデンサ3の温風側吸入口3dとエバポレータ5の冷風側吸入口5dが異なる位置に開口しているが、コストやメンテナンス性の点からエバポレータ5側のみしかフィルタが取付けられていない。このため、コンデンサ3にゴミや埃が付着しやすく、コンデンサ3にゴミや埃が堆積するとコンデンサ3を通過できる空気量が少なくなり、冷媒の冷却効率を低下させるなどの不具合を発生させる原因となる。また、ゴミや埃の付着したコンデンサ3を通過した空気が室内に吹出すため、室内環境を悪化させるという問題もあった。
この発明は、コンデンサ3とエバポレータ5が同じ外気吸入口8に対向して配置され、コンデンサ3とエバポレータ5にはフィルタ9を通過した空気を供給することができるから、コンデンサ3とエバポレータ5の両方共にゴミや埃の付着が防止できると共に、外気吸入口8に取付けるフィルタ9は1個であるから、フィルタ9の清掃作業の手間はかからないものである。
また、コンデンサ3とエバポレータ5は外気吸入口8に対向して設置されているから、フィルタ9を取外せば外気吸入口8が開口してコンデンサ3とエバポレータ5の清掃が可能となるものでメンテナンス性に優れ、室内の汚れを発生させることもなくなった。更に、ユーザーが定期的に清掃を行うことができるので、冷媒の冷却効率を低下させることなく省エネルギー性の向上にもつながるものである。
また、この発明の他の実施例において、外気吸入口8に取付けるフィルタ9を空気清浄用のフィルタで構成してもよく、空気清浄用のフィルタ9を使用することにより、コンデンサ3やエバポレータ5にゴミや埃が付着しにくくなるから、長期にわたって性能を維持することができ、コンデンサ3やエバポレータ5の清掃回数は格段に少なくなり、温風吹出し口3cや冷風吹出し口5cからは清浄空気を吹出すことができる。
空気清浄用のフィルタは圧力損失が多いため、フィルタを通過する空気量が極端に低下してしまうという問題があり、エバポレータ5側のみフィルタを取付けた製品で空気清浄用のフィルタを使用すると、コンデンサ3を通過する空気量とエバポレータ5を通過する空気量のバランスが崩れ、従来の能力が発揮できなくなるものであった。
この発明は、温風送風ファン3aと冷風送風ファン5aの両方共に同じ空気清浄用のフィルタ9を通過した空気を吸引するので、コンデンサ3とエバポレータ5を通過する空気量のバランスが崩れることはなく、しかも外気吸入口8は開口面積が広いから、圧力損失の多い空気清浄用のフィルタを取付けた場合でも空気通過量の低下が最低限に抑えられる。このため、高性能な付加価値の高い空気清浄用のフィルタを搭載しても、消費電力、能力、高温時の過負荷性能に大きく影響するコンデンサ3側の送風量は低下することはなく、冷凍サイクルの能力低下は最小なものとできる。
この発明の実施例を示す空気調和機の断面図であり、冷風運転を選択した状態を示す。 この発明の実施例を示す空気調和機の断面図である。 この発明の実施例を示す除湿運転を選択した状態を示す要部断面図である。
符号の説明
1 枠体
2 圧縮機
3 コンデンサ
3a 温風送風ファン
3b 温風出口
3c 温風吹出し口
3d 温風側吸入口
4 減圧器
5 エバポレータ
5a 冷風送風ファン
5b 冷風出口
5c 冷風吹出し口
6 送風経路
7 冷風経路切替ダンパ
8 外気吸入口
9 フィルタ

Claims (3)

  1. 空気調和機の枠体1内には、冷媒を圧縮する圧縮機2と、高温のガス状冷媒が送られるコンデンサ3と、液化した冷媒が減圧器4を介して送られるエバポレータ5とを設け、
    エバポレータ5で気化した冷媒が圧縮機2に戻される冷凍サイクルを有し、
    かつ、前記コンデンサ3及びエバポレータ5のそれぞれに送風する温風送風ファン3a・冷風送風ファン5aと、温風送風ファン3aの温風出口3bに接続する温風吹出し口3cと、冷風送風ファン5aの冷風出口5bに接続する冷風吹出し口5cとを設けた一体形の空気調和機において、
    前記エバポレータ5の冷風送風ファン5aの冷風出口5bと、コンデンサ3の温風ファン3aの温風側吸入口3dとを連通する送風経路6を形成し、
    冷風出口5bには枠体1の冷風吹出し口5cと送風経路6との間で吹出し方向を変更する冷風経路切替ダンパ7を設け、該冷風経路切替ダンパ7は吹出し方向を送風経路6側に切替えて冷風・除湿機能を選択することを特徴とする空気調和機の送風経路。
  2. 前記枠体1には外気吸入口8を設け、前記コンデンサ3とエバポレータ5は外気吸入口8に対向させながら、コンデンサ3がエバポレータ5の下方に位置するように配置し、
    かつ、枠体1内で隣り合うように配置した温風送風ファン3aと冷風送風ファン5aは、冷風送風ファン5aをエバポレータ5側に配置し、
    かつ、前記外気吸入口8にはフィルタ9を配置し、全ての空気流はフィルタ9を介して枠体1内に導風されることを特徴とする請求項1に記載した空気調和機の送風経路。
  3. 外気吸入口8に取付けるフィルタ9を空気清浄用フィルタで構成したことを特徴とする請求項2に記載した空気調和機の送風経路。

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