JP2005212661A - Thumb throttle device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、鞍乗り型車両のスロットル開度を親指の操作で調整するサムスロットル装置に関する。 The present invention relates to a thumb throttle device that adjusts the throttle opening of a saddle-ride type vehicle by operating a thumb.
二輪車、三輪車あるいは不整地走行車両(ATV)等の鞍乗り型車両のスロットル開度は、操向用ハンドルバーの端部に設けられたスロットルグリップにより調整されることが多い。これに対して、特許文献1には、サムスロットルレバーを含むサムスロットル装置が開示されている。 The throttle opening of a saddle-ride type vehicle such as a two-wheeled vehicle, a three-wheeled vehicle, or a rough terrain vehicle (ATV) is often adjusted by a throttle grip provided at an end portion of a steering handlebar. On the other hand, Patent Document 1 discloses a thumb throttle device including a thumb throttle lever.
図20、21は、上記した従来のサムスロットル装置の斜視図および上面図であり、ハンドルバー501の右端部に設けられたハンドルグリップ502の内側にスロットルケース503を設け、このスロットルケース503にサムスロットルレバー504の一端が回動軸505により軸支されている。このようなサムスロットル装置では、グリップ502を回動させる従来のスロットルグリップ装置とは異なり、親指でサムスロットルレバー504を操作することでスロットル開度を調整する。
従来のサムスロットル装置では、サムスロットルレバー504の回動軸505がハンドルバー501の軸方向と直交している。このため、スロットル操作時におけるサムスロットルレバー504の操作端すなわち親指の動きが、ハンドルバー501の軸線方向に沿って大きくなることがある。
In the conventional thumb throttle device, the
さらに、棒状のサムスロットルレバー504の一端を軸支し、他端を親指で操作する従来構造では、サムスロットルレバー504の操作範囲を含むサムスロットル装置全体の占有容積が大きくなるので、ハンドルグリップ周りの設計自由度が制限を受けることがある。
Furthermore, in the conventional structure in which one end of the rod-shaped
本発明の目的は、スロットル操作時の親指の移動量が小さく、かつ占有容積の小さなサムスロットル装置を提供することにある。 An object of the present invention is to provide a thumb throttle device that has a small amount of thumb movement during throttle operation and a small occupied volume.
上記した目的を達成するために、本発明は、サムスロットルレバーを備えてハンドルバーに装着されるサムスロットル装置において、以下のような手段を講じた点に特徴がある。
(1)サムスロットルレバーをハンドルバーのグリップ部よりも内側で支持するサムスロットルボディを設け、前記サムスロットルボディが、サムスロットルレバーをハンドルバーの周方向への回動を自在に支持することを特徴とする。
(2)サムスロットルレバーの回動軸とハンドルバーの軸線とを平行にした。
(3)サムスロットルレバーの回動軸とハンドルバーの軸線とを非平行にした。
(4)サムスロットルレバーの軌道とグリップ部とのハンドルバーに沿った距離が、スロットル全閉位置ではスロットル全開位置よりも短くなるようにした。
(5)サムスロットルレバーの軌道とグリップ部とのハンドルバーに沿った距離が、スロットル全閉位置ではスロットル全開位置よりも長くなるようにした。
(6)ハンドルバーがサムスロットルレバーの回動軸を構成するサムスロットル構造において、サムスロットルレバーを前記ハンドルバーに取り付けるためのサムスロットルボディを設け、サムスロットルレバーの回動中心を前記ハンドルバーの軸線上に配置したことを特徴とする。
In order to achieve the above-described object, the present invention is characterized in that the following means are provided in a thumb throttle device that is provided with a thumb throttle lever and is attached to a handlebar.
(1) Provide a thumb throttle body that supports the thumb throttle lever on the inner side of the grip portion of the handle bar, and the thumb throttle body supports the thumb throttle lever to freely rotate the handle bar in the circumferential direction. Features.
(2) The rotation axis of the thumb throttle lever and the axis of the handlebar were made parallel.
(3) The rotation axis of the thumb throttle lever and the axis of the handlebar are made non-parallel.
(4) The distance along the handlebar between the track of the thumb throttle lever and the grip is made shorter at the throttle fully closed position than at the throttle fully open position.
(5) The distance along the handlebar between the track of the thumb throttle lever and the grip section is longer at the throttle fully closed position than at the throttle fully opened position.
(6) In the thumb throttle structure in which the handle bar constitutes the pivot shaft of the thumb throttle lever, a thumb throttle body for attaching the thumb throttle lever to the handle bar is provided, and the pivot center of the thumb throttle lever is the center of the handle bar. It is arranged on the axis.
本発明によれば、以下のような効果が達成される。
(1)請求項1の発明によれば、スロットル操作に応じてサムスロットルレバーがハンドルバーの周方向へ回動されるので、ハンドルバーに沿った親指の動きを小さくできる。また、サムスロットルレバーの操作範囲を含むサムスロットル装置全体の占有容積を小さくできる。
(2)請求項2の発明によれば、スロットルリングの回動軸とハンドルバーの軸線とが平行になるので、スロットル操作時に親指のハンドルバーに沿った移動量を小さくできる。
(3)請求項3の発明によれば、スロットルリングの回動軸とハンドルバーの軸線とが非平行になるので、スロットル操作時に親指のハンドルバーに沿った移動量を任意に加減できる。
(4)請求項4の発明によれば、スロットル操作時に親指のハンドルバーに沿った移動量を更に小さくできる。
(5)請求項5の発明によれば、スロットル操作時に親指のハンドルバーに沿った移動量を拡大できる。
(6)請求項6の発明によれば、スロットル操作に応じてサムスロットルレバーがハンドルバーの周方向へ回動されるので、ハンドルバーに沿った親指の動きを小さくできる。また、サムスロットルレバーの操作範囲を含むサムスロットル装置全体の占有容積を小さくできる。
According to the present invention, the following effects are achieved.
(1) According to the first aspect of the present invention, the thumb throttle lever is rotated in the circumferential direction of the handle bar according to the throttle operation, so that the movement of the thumb along the handle bar can be reduced. Further, the total volume of the thumb throttle device including the operating range of the thumb throttle lever can be reduced.
(2) According to the invention of claim 2, since the rotation axis of the throttle ring and the axis of the handle bar are parallel, the amount of movement of the thumb along the handle bar during throttle operation can be reduced.
(3) According to the invention of claim 3, since the rotation axis of the throttle ring and the axis of the handlebar are not parallel, the amount of movement of the thumb along the handlebar can be arbitrarily adjusted during the throttle operation.
(4) According to the invention of claim 4, the amount of movement of the thumb along the handlebar can be further reduced during the throttle operation.
(5) According to the invention of claim 5, the amount of movement of the thumb along the handlebar can be increased when the throttle is operated.
(6) According to the invention of claim 6, since the thumb throttle lever is rotated in the circumferential direction of the handle bar in accordance with the throttle operation, the movement of the thumb along the handle bar can be reduced. Further, the occupied volume of the entire thumb throttle device including the operation range of the thumb throttle lever can be reduced.
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。図1は、本発明のサムスロットル装置を適用した電動車両の側面図である。 Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. FIG. 1 is a side view of an electric vehicle to which a thumb throttle device of the present invention is applied.
電動車両10は、車体フレーム11の前部に回転可能に取り付けられたハンドル軸12と、ハンドル軸12の上部に取り付けられたハンドル13と、ハンドル軸12の下部に取り付けられたフロントフォーク14と、フロントフォーク14の下端に取り付けられた前輪16と、車体フレーム11の中央部に設けられたフロアステップ17と、フロアステップ17の下方に配置されたバッテリ18,18(手前側の符号18のみ示す。)と、車体フレーム11の後部を構成するシートポスト21の下部に上下方向へのスイング自在に取り付けられたスイング式のパワーユニット22と、パワーユニット22の後部に取り付けられた駆動輪としての後輪23と、パワーユニット22の上部とシートポスト21側とに渡されたリヤクッションユニット24と、シートポスト21の中間部に取り付けられた充電・電圧変換装置25と、充電・電圧変換装置25の後方に配置されたテールランプ26と、シートポスト21の上端部に取り付けられたシート27と、車体フレーム11の前部に取り付けられたヘッドランプ41及びメインスイッチ42と、前輪16の上方を覆うフロントフェンダ43と、フロアステップ17の下方を覆うアンダカバー44と、サイドスタンド47と、後輪23の上方を覆うリヤフェンダ48と、テールランプ26の下部に取り付けられたライセンスプレート51とを主要な構成とする。ヘルメットはシート27の下方に収納される。
The
車体フレーム11は、ハンドル軸12を回転自在に支持するヘッドパイプ31を前部に備える。ハンドル13は、ハンドル軸12の上端に取り付けられたアーム33と、このアーム33から上方へ延びたハンドル支持部材34と、ハンドル支持部材34の上端に取り付けられたハンドルバー35とからなり、ハンドル支持部材34を備えることで、ヘッドパイプ31を低位置に配置することができ、車体フレーム11を小型にすることができ、さらに車体フレーム11の重量軽減を図ることができる。バッテリ18は、複数の円柱状のバッテリセルを樹脂製のシュリンクパック(shrink pack:熱で縮ませて包む包装材料)で包み込んだものである。
The
図2は、前記電動車両10の車体フレーム構造を示す側面図であり、車体フレーム11は、前述のヘッドパイプ31と、このヘッドパイプ31からほぼ下方に真直ぐに延びたダウンパイプ61と、このダウンパイプ61から下方、後方さらには上方へ延びた左右一対の下部パイプ62,62と、下部パイプ62,62に取り付けられたシートポスト21と、このシートポスト21の上端部から後方へ延びたシートフレーム63と、シートポスト21の中間部から後方へ延びた中間フレーム64と、補強部材66,66,67,67,68,68(それぞれ手前側の符号66,67,68のみ示す)と、パワーユニット22(図1参照)のスイング軸を取り付けるためにシートポスト21の下端部に取り付けられたパワーユニット支持部材71とにより構成される。
FIG. 2 is a side view showing a vehicle body frame structure of the
このように、車体フレーム11のヘッドパイプ31、ダウンパイプ61、下部パイプ62及びシートポスト21をほぼ∪字状に形成することで、図1に示したように、∪字の端部でハンドル13及びシート27を支持するとともに、∪字の底でフロアステップ17を支持しつつバッテリ18を収納するという、電動車両10に必要な機能を備えつつ最も単純にした車体フレーム11とすることができる。
Thus, by forming the
図3は、前記電動車両10の平面図であり、ほぼ四角形としたフロアステップ17の下方に車体フレーム11の下部パイプ62,62が配置され、これらの下部パイプ62,62間にバッテリ18,18を左右に並べて配置されている。テールランプ26の左右にはウインカ78,78が設けられている。ハンドルバー35には、ハンドルグリップ77の内側に、電動機の出力を調整するサムスロットル装置300が装着されている。サムスロットル装置300の構成に関しては後に詳述する。
FIG. 3 is a plan view of the
図4は、前記車体フレーム11の平面図であり、シートフレーム63を円形、楕円形、あるいはこれらに近い形状にすることで、ヘルメット52(図1参照)の縁をシートフレーム63の内側に掛け、ヘルメット52をシートフレーム63で保持しておくことができるようにしたことを示す。なお、81…(…は複数個を表す。以下同じ。)は下部パイプ62,62にフロアステップ17(図3参照)を固定するために下部パイプ62,62に取り付けられた第1ブラケット、82…は下部パイプ62,62にフロアステップ17及びアンダカバー44(図1参照)を固定するために下部パイプ62,62に取り付けられた第2ブラケットである。
FIG. 4 is a plan view of the
図5は、前記車体フレーム11の前部及びフロアステップの断面図であり、車体フレーム11の下部パイプ62,62に第2ブラケット82,82を取り付け、これらの第2ブラケット82,82の上部にフロアステップ17を取り付けるとともに、第2ブラケット82,82の側部にアンダカバー44の側面44a,44aを取り付けたことを示す。なお、44bはアンダカバー44の底面である。
FIG. 5 is a cross-sectional view of the front portion and the floor step of the
このように、アンダカバー44はバスタブ状に形成された部材であり、フロアステップ17とで密閉空間85を形成し、この密閉空間85にバッテリ18,18が収納されるので、跳ね上げた泥水や塵埃等にバッテリ18,18が晒されるのを防止することができる。
Thus, the under
図6は、電動車両10に搭載されるバッテリの断面図であり、図中の矢印は車両前方を表している(以下同じ)。
FIG. 6 is a cross-sectional view of a battery mounted on the
バッテリ18は、複数の円柱状としたニッケル水素バッテリセル18a…を俵積みし、前述のシュリンクパック18bで包んだものであり、バッテリケース88内に収納された状態で、フロアステップ17の下方に配置される。なお、91は一方の下部パイプ62にブラケット92を介して取り付けられたウインカ用リレー、93…はフロアステップ17を第2ブラケット82…に取り付けるためにフロアステップ17に設けられた取付部である。
The
図7は、パワーユニットの第1側面図であり、パワーユニット22に対して後輪23(図1参照)とは反対の側から見た図を示す。
FIG. 7 is a first side view of the power unit, and shows a view of the
パワーユニット22は、後半部に電動機100を収納するとともに、この電動機100の出力軸101を後輪23(図1参照)の車軸102に連結し、前半部に、電動機100に供給する電力を制御する、即ち電動機100の駆動を制御する電力制御部103及びこの電力制御部103に付設した平滑用コンデンサー104を取り付けたものである。なお、このパワーユニット22における動力伝達方式は、電動機100からの出力を減速機構を介して後輪23に伝達するリダクションタイプである。また、電力制御部103は、パワーFET等のスイッチング部材で構成したものである。
The
ここで、106は後輪23を制動するドラムブレーキを構成するブレーキアーム、107はブレーキアーム106の先端に取り付けられた調整部材、108は調整部材107に連結されるとともにブレーキレバー(不図示)に連結されたワイヤ、111はワイヤ108を移動自在に収納するアウタケーブルであり、ブレーキレバーを握るとワイヤ108、調整部材107を介してブレーキアーム106がスイングされ、ブレーキアーム106の回転軸となるブレーキシャフト109の先端に設けられたカム部材が回転させ、カム部材でブレーキシューをブレーキドラムに押し当てて後輪23を制動する。調整部材107はブレーキアーム106の初期の角度を調整する部材である。
Here, 106 is a brake arm constituting a drum brake for braking the
なお、本実施形態では、電動機100の出力軸101を車軸102の上方斜め後方にオフセットさせて配置した構成にした。このように出力軸101と車軸102とを配置することにより、車体の前後方向の長さを短くすることができ、車体の小型化が可能になる。また、出力軸101を車軸102の上方斜め前方に配置してもよい。
In the present embodiment, the
図8は、図7の8−8線断面図であり、パワーユニット22は、電動機100を収納するユニットケース121と、このユニットケース121の側面に取り付けられたドラムブレーキ装置122と、このドラムブレーキ装置122に取り付けられた前述の車軸102とを備える。ユニットケース121は、後輪23側のケース本体125と、このケース本体125の開口側にボルト126…(図中には1本のみ図示した。)で取り付けられたケースカバー127とからなる2分割とした部材である。
8 is a cross-sectional view taken along the line 8-8 in FIG. 7. The
電動機100は、ケース本体125に取り付けられたステータ131と、ユニットケース121にベアリング132,132を介して回転可能に取り付けられた前述の出力軸101と、この出力軸101にスプライン結合にて取り付けられたロータ134とからなるアウタロータ形式のものである。なお、137は出力軸101の先端に形成した歯部、138はダストシールである。
The
ドラムブレーキ装置122は、ケース本体125の内側面125aにボルト144…で取り付けられた装置であり、ケース本体125と共に車軸102をベアリング145,145で回転可能に支持する基部146と、この基部146に回転可能に取り付けられるとともに一端部にブレーキアーム106を取り付けられた前述のブレーキシャフト109と、このブレーキシャフト109の他端部に取り付けられたカム部材(不図示)と、このカム部材の回転により押圧されて径外方に開くブレーキシュー151と、このブレーキシュー151を内面に当てるカップ状のブレーキドラム152と、前述のブレーキアーム106とからなる。
The
車軸102は、出力軸101の歯部137に噛み合う歯部155と、後輪23を結合するための雄スプライン156とを形成した部材である。なお、157は基部146と車軸102との間に設けられたダストシールである。上記歯部137を備えた出力軸101と歯部155を備えた車軸102とは、減速機構158を構成する部材である。
The
後輪23は、車軸102に取り付けられたホイール部161と、このホイール部161の外周部に装着されたタイヤ162とからなる。ホイール部161は、車軸102の雄スプライン156に結合された雌スプライン165を形成したボス部166及びカップ状のドラム部167から構成した前述のブレーキドラム152と、このブレーキドラム152の外周面152aに取り付けられたディスク部168と、このディスク部168の外周部に取り付けられたリム部171とからなる。なお、173,174は車軸102に後輪23を取り付けるためのワッシャ及びナットである。
The
図8に示されたパワーユニット22の構成について更に詳しく説明する。ホイール部16は、その中心側(即ち、ドラム部167側)が後輪23の車幅方向の中心から電動機100とは反対側に突出するように構成した部材である。即ち、後輪23における回転中心部となるボス部166がオフセットした状態にある。
The configuration of the
また、上記のようにオフセットしたホイール部161内に、電動機100と後輪23との間に設けられた減速機構158をめり込むように配置したことで、いわゆる、リダクションタイプのパワーユニット22を採用しても、後輪23に対するパワーユニット22の車体側方への突出量を小さくすることができる。そのため、重量物であるパワーユニット22と後輪23とを車幅方向の略中心に配置することができる。
Further, the
次に、電動機100から後輪23に対する動力伝達について説明する。電力制御部103からの制御によりステータ131に駆動電流が供給される。駆動電流の制御は、例えば、PWM(Pulse Wide Modulation:パルス幅変調)制御にてなされる。
Next, power transmission from the
PWM制御とは、電動機100にパルス状に電圧を加えるとともにそのパルスのオンとオフの間隔の比率(デューティ比)を変化させて、電動機100の回転数(及びトルク)を制御する方式である。
The PWM control is a method of controlling the rotation speed (and torque) of the
上記のPWM制御によって、ステータ131の回りに生じる回転磁界によりロータ134が回転し、それに伴い出力軸101が回転する。出力軸101からの動力は、歯部137及び歯部155を介して減速され、車軸102に対して伝達される。このように、電動機100からの動力は、減速されて後輪23に対して伝達される。
By the PWM control described above, the
なお、本実施形態では、出力軸101と車軸102とを用いた減速比が固定である減速機構について例示したが、電動機100からの動力が別の変速機で変速されて後輪23に対して伝達されるものでもよい。そのような減速機構として、例えば、無段変速機を用いてもよい。
In this embodiment, the speed reduction mechanism using the
更に、本実施形態に係る電動車両は回生充電機構も有する。即ち、ドラムブレーキ装置、フロント用ブレーキ、エンジンブレーキ等を作用させて電動車両10を減速させた場合に、電動機100が発電機として駆動し、減速時に後輪23から電動機100に伝わる回転力を電気エネルギーに変換してバッテリ18,18に蓄積する。
Furthermore, the electric vehicle according to the present embodiment also has a regenerative charging mechanism. That is, when the
図9は、電動車両10の後部側面図(一部断面図)であり、シートポスト21に取り付けられたヘルメット支持部材216及びシートフレーム63で外面がほぼ半球状のヘルメット52の縁を掛けることにより保持し、シートポスト21の中空部217に、充電・電圧変換装置25に接続したカール形状の充電コード218を収納し、中空部217が外部に開口する開口部221及びヘルメット52の上方をシート27で覆ったことを示す。
FIG. 9 is a rear side view (partially sectional view) of the
ヘルメット52は、外殻部材223と、この外殻部材223内に設けられた緩衝材224とからなり、ヘルメット52の縁部52aを広げたものであって、上記したヘルメット支持部材216及びシートフレーム63に掛けることができる。
The
ここで、225は充電コード218のプラグ、226はプラグ225に嵌めたキャップ、227はシートポスト21の上端部に取り付けられた縁取り部材、228はシートフレーム63にシート27を開閉自在に取り付けるシートヒンジ、231はシートクッション材、232はシート底板、233はシート底板232に着脱自在に取り付けることで書類等を収納するトレーである。
Here, 225 is a plug of the
以上のように、シート27の下の空間は、物品としてのヘルメット52を収納する物品収納空間234であり、この収納空間234は外部と隔てる隔壁を有しない開放した空間である。
As described above, the space under the
このような物品収納空間234を、シート27の直下に配置したことにより、雨が降ってもヘルメット52が濡れることがなく、特別に雨避けを設ける必要がない。
By arranging such an
また、本実施の形態に係る電動車両10のシート27の下方は剥き出し空間になっているにもかかわらず、シート27下にヘルメット52を収納することから、一見してはシート27下にヘルメット52を収納しているとは見えない斬新な印象を与えることができ、電動車両10の商品魅力を高めることができる。
Moreover, since the
充電・電圧変換装置25は、車体フレーム11側への車体側取付部236,236(−方の符号236のみ示す。)及び車体側取付部237,237(一方の符号237のみ示す。)を備え、車体側取付部236,236を補強部材68に取り付け、車体側取付部材237,237を中間フレーム64の側面に取り付けることでシートポスト21にほとんど接するように近接させた装置であり、下面25aに第5フイン238…を設けたものである。
The charging /
このように、充電・電圧変換装置25は、車体フレーム11に剥き出しの状態で取り付けられたものであるから、従来のような車体カバー内に配置するのに比べて、充電・電圧変換装置25をより効果的に冷却することができる。つまり、充電・電圧変換装置25をシート27下の剥き出しの空間に配置したので、充電・電圧変換装置25で発生した熱をそのまま大気に逃がすことができ、より放熱性を向上させることができる。
Thus, since the charging /
ここで、241,242はテールランプ26から延びる導線243,243を接続する端子、244は中間フレーム64にテールランプ26を取り付けるためにテールランプ26に一体に設けられたランプ取付部である。246はリヤクッションユニット24(図1参照)の上端を取り付けるために補強部材68に設けられたクッション上端取付部である。
Here, 241 and 242 are terminals for connecting the
つまり、充電・電圧変換装置25とテールランプ26とを略一体的に設けたので、充電・電圧変換装置25とテールランプ26との間の結線距離を短くすることができる。また、充電・電圧変換装置25とテールランプ26とを同一のカバーで容易に覆うことができるので、このようなカバーを設けた場合に、製造コスト等を削減することができる。
That is, since the charging /
図10は、本発明の第1実施形態に係るサムスロットル装置300を車体後方から見込んだ図であり、図中上方が車体上方に相当する。図11は、図10の右側面図である。
FIG. 10 is a view of the
サムスロットル装置300は、ハンドルバー35にハンドルグリップ77よりも内側で装着されたサムスロットルボディ半体301a,301bの結合体であるサムスロットルボディ301と、このサムスロットルボディ301により、ハンドルバー35の周方向への回動を自在に支持されたスロットルリング302と、スロットルリング302に一体的に設けられ、ドライバーの親指で操作されてハンドルバー35の周方向へ回動されるサムスロットルレバー303とを主要な構造体とする。
The
図12、13は、それぞれ前記図11のB−B線断面図および図10のA−A線断面図であり、前記と同一の符号は同一または同等部分を表している。 12 and 13 are a cross-sectional view taken along line BB in FIG. 11 and a cross-sectional view taken along line AA in FIG. 10, respectively, and the same reference numerals as those described above represent the same or equivalent parts.
サムスロットルボディ半体301bはハンドルバー35に挿貫固定されており、そのサムスロットルボディ半体301a側に形成された小径の第1フランジ部308に前記スロットルリング302が挿貫されている。前記第1フランジ部308の外方には、これよりもさらに小径の第2フランジ部309が形成され、当該第2フランジ部309には、外径が前記第1フランジ部308よりも大径のサムスロットルボディ半体301aが挿貫され、両者はネジ310により相互に係止されている。
The thumb
前記スロットルリング302は、ハンドルバー35の軸方向に沿った変位をサムスロットルボディ半体301aおよび同301bの対向面で規制されて前記第1フランジ部308により回動自在に支持される。前記サムスロットルボディ半体301bには戻しバネ305の一端が係止されている。前記戻しバネ305の他端はスロットルリング302に係止されている。前記スロットルリング302のサムスロットルボディ半体301a側の端面には、その円周方向に沿って高さが変位する傾斜面311が形成されている。前記サムスロットルボディ半体301aには、図示しない支持部材によりストロークセンサ306が支持されている。前記ストロークセンサ306は、前記スロットルリング302の傾斜面311と対向配置され、その操作子307が前記傾斜面311に当接されている。
The
このような構成において、スロットル全閉時には、図11に示したようにサムスロットルレバー303が最下点に位置している。ここで、ドライバーがスロットル開操作として、親指で前記サムスロットルレバー303を前方へ押し込むと、スロットルリング302が前記戻しバネ305のバネ力に抗して回転する。スロットルリング302が回転すると、その傾斜面311がハンドルバー35の軸方向に変位するので、スロットルリング302の回転角度をストロークセンサ306の操作子307の変位量として検知できる。
In such a configuration, when the throttle is fully closed, the
本実施形態によれば、スロットル操作時におけるドライバーの親指の移動方向がハンドルバー35の周方向となるので、ハンドルバー35の軸線方向への移動量を小さくできる。
According to the present embodiment, the movement direction of the thumb of the driver during the throttle operation is the circumferential direction of the
このように、上記した第1実施形態では、サムスロットルレバー303がハンドルバー35の中心軸を仮想的な回転軸として回動するのに対して、右手はハンドルグリップ77を握っているので、図14に示したように、親指334は、その付け根部分の関節335を支点として円運動することになる。
Thus, in the first embodiment described above, the
これに対して、次に説明する本発明の第2実施形態では、スロットル操作時に親指334が関節335を支点として円運動しても、ドライバーは親指を伸ばさずに済むようにしている。
On the other hand, in the second embodiment of the present invention described below, the driver does not have to extend the thumb even if the
図15は、本発明の第2実施形態に係るサムスロットル装置300を車体上方から見込んだ図であり、図中上方が車体前方に相当する。図16は、前記サムスロットル装置300を車体後方から見込んだ図であり、図中上方が車体上方に相当する。
FIG. 15 is a view of the
本実施形態では、スロットルリング302およびサムスロットルレバー303の仮想的な回転軸X1とハンドルバー35の中心軸X2とが非平行であり、両者の角度θは、ハンドルグリップ77の基準位置Pとサムスロットルレバー303の軌道とのハンドルバーに沿った距離Lが、図17に一例を示したように、サムスロットルレバー303がスロットル全閉位置から全開位置へ回動されるに従って短くなるように設定されている。
In the present embodiment, the virtual rotation axis X1 of the
このように、本実施形態ではスロットルリング302の仮想的な回転軸X1とハンドルバー35の中心軸X2とが非平行であり、かつ両者の角度θは、ハンドルグリップ77とサムスロットルレバー303の軌道との距離Lが、サムスロットルレバー303のスロットル全閉位置から全開位置への回動に従って短くなるように設定されている。したがって、スロットルの操作時にドライバーの親指が付け根部分の関節を支点として動作しても、親指とサムスロットルレバー303との距離が略一定に保たれる。その結果、スロットル開度すなわちサムスロットルレバー303の操作を、より適切に設定することができる。
Thus, in this embodiment, the virtual rotation axis X1 of the
図18は、本発明の第3実施形態に係るサムスロットル装置300を車体上方から見込んだ図であり、図中上方が車体前方に相当する。
FIG. 18 is a view of the
本実施形態でも、上記した第2実施形態と同様に、スロットルリング302およびサムスロットルレバー303の仮想的な回転軸X1とハンドルバー35の中心軸X2とを非平行としているが、両者の角度θは、ハンドルグリップ77の基準位置Pとサムスロットルレバー303の軌道とのハンドルバーに沿った距離Lが、図19に一例を示したように、サムスロットルレバー303がスロットル全閉位置から全開位置へ回動されるに従って、上記第2実施形態とは逆に長くなるように設定されている。
In the present embodiment as well, the virtual rotation axis X1 of the
本実施形態によれば、スロットルの開操作時には親指を積極的に伸ばしながら、かつ関節を支点として回動操作させる必要があるので、スロットルの開操作をドライバーに強く意識させることになる。また、第2実施形態と第3実施形態とを組み合わせることにより、適切な操作を設定することができる。 According to the present embodiment, when the throttle is opened, it is necessary to rotate the thumb while actively extending the joint and using the joint as a fulcrum, so that the driver is strongly aware of the throttle opening operation. Further, an appropriate operation can be set by combining the second embodiment and the third embodiment.
35…ハンドルバー,77…ハンドルグリップ,300…サムスロットル装置,301…サムスロットルボディ,302…スロットルリング,303…サムスロットルレバー,305…戻しバネ,306…ストロークセンサ,307…ストロークセンサの操作子,308…第1フランジ部,309…第2フランジ部,311…傾斜面
35 ... handle bar, 77 ... handle grip, 300 ... thumb throttle device, 301 ... thumb throttle body, 302 ... throttle ring, 303 ... thumb throttle lever, 305 ... return spring, 306 ... stroke sensor, 307 ...
Claims (6)
前記サムスロットルレバーを、前記ハンドルバーのグリップ部よりも内側で支持するサムスロットルボディを含み、
前記サムスロットルボディは、前記サムスロットルレバーを前記ハンドルバーの周方向への回動を自在に支持することを特徴とするサムスロットル装置。 In the thumb throttle device equipped with the thumb throttle lever and attached to the handlebar,
A thumb throttle body that supports the thumb throttle lever on the inner side of the grip portion of the handlebar;
The thumb throttle device is characterized in that the thumb throttle lever supports the thumb throttle lever so as to freely rotate the handlebar in the circumferential direction.
前記サムスロットルレバーを前記ハンドルバーに取り付けるためのサムスロットルボディを備え、
前記サムスロットルレバーの回動中心が前記ハンドルバーの軸線上にあることを特徴とするサムスロットル装置。 In the thumb throttle structure where the handle bar constitutes the rotation axis of the thumb throttle lever,
A thumb throttle body for attaching the thumb throttle lever to the handlebar;
A thumb throttle device, wherein the center of rotation of the thumb throttle lever is on the axis of the handlebar.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004023329A JP2005212661A (en) | 2004-01-30 | 2004-01-30 | Thumb throttle device |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2004023329A JP2005212661A (en) | 2004-01-30 | 2004-01-30 | Thumb throttle device |
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ID=34906395
Family Applications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019012319A1 (en) * | 2017-07-14 | 2019-01-17 | Ka Group Ag | Control systems and throttle assemblies for vehicles having handlebars |
JP2020138679A (en) * | 2019-03-01 | 2020-09-03 | 朝日電装株式会社 | Throttle operation device |
-
2004
- 2004-01-30 JP JP2004023329A patent/JP2005212661A/en active Pending
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