JP2005209545A - 展示ケース - Google Patents

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Abstract

【課題】展示物に応じた照明を行うことが可能な展示ケースを提供する。
【解決手段】外気から遮断した状態で展示物を収容する収容部2と、収容部に収容された展示物Eを照明する照明手段16とを具備し、照明手段は、少なくとも、光を発光する光源部(例えば20)と、光源部からの光を導入して面状に発光させる導光板22とを備えている。そして、導光板の表面には、前記光を散乱させる光散乱部が形成されている。この場合、光散乱部は、導光板の表面に所定の深さまで縦横に切れ込みを入れて形成した複数の切れ込み部26を備えている。なお、光散乱部として、導光板の表面に複数の凹凸28を施して構成しても良いし、或いは、光吸収率が低く且つ反射率の高い材料で形成された複数の反射ドット30を導光板の表面に塗布して構成しても良い。
【選択図】 図4

Description

本発明は、例えば美術品や印刷物等の展示物を鑑賞可能に保管するための展示ケースに関し、特に、展示物に応じた照明を行うことが可能な展示ケースに関する。
従来から、博物館や美術館などにおいて、例えば美術品や印刷物等の展示物を鑑賞可能に保管するための各種の展示ケースが用いられている。
例えば特許文献1に示すような展示ケースでは、そのケース本体の床部材と展示品載置床との間に、調湿手段としての例えばシリカゲル(二酸化ケイ素)を素材とした調湿剤が収容されており、この調湿剤により最適な湿気を確保することができるようになっている。
また、特許文献1の展示ケースには、その展示領域の上部に照明手段としての蛍光ランプが設けられている。この蛍光ランプは、放電により水銀を励起させて紫外光を放射し、その紫外光が蛍光体を励起して可視光を放射するようになっており、放射された可視光により展示領域内の展示物を照明するようになっている。
更に、特許文献1の展示ケースには、その展示領域の下部に展示手段としての展示品載置床が設けられており、アジャスタにより展示品載置床の水平度を調整することで展示物を安定して載置することができるようになっている。
ところで、特許文献1の展示ケースに適用した照明手段は、展示領域の上部にのみ設けられているだけであり、展示物に対する照明光の照射方向が常に固定されているため、展示物の種類に応じた照明を行うことができない。例えば人物画像では、その人物画像を浮き立たせるように照明することが好ましいが、展示物に対する照明光の照射方向が常に固定されていると、そのような照明方法を実現することが困難であり、平坦で奥行きのないのっぺりとした見栄えの悪いものとなってしまう。また、例えば立体的な展示物では、照明光により影を作り出すことで迫力のある照明を行うことができるが、展示物に対する照明光の照射方向が常に固定されていると、そのような照明方法を実現することが困難であり、同様に、平坦で奥行きのないのっぺりとした見栄えの悪いものとなってしまう。
また、展示物によっては照明光に色味を持たせることが好ましいが、特許文献1の展示ケースに適用した照明手段には、単色の蛍光ランプが適用されているため、展示物に応じたカラフルな照明を行うことができない。
特開平8−205969号公報
本発明は、このような問題を解決するためになされており、その目的は、展示物に応じた照明を行うことが可能な展示ケースを提供することにある。
このような目的を達成するために、本発明の展示ケースは、外気から遮断した状態で展示物を収容する収容部2と、収容部に収容された展示物Eを照明する照明手段16とを具備し、照明手段は、少なくとも、光を発光する光源部(例えば20)と、光源部からの光を導入して面状に発光させる導光板22とを備えている。そして、導光板の表面には、前記光を散乱させる光散乱部が形成されている。
光散乱部は、導光板の表面に所定の深さまで縦横に切れ込みを入れて形成した複数の切れ込み部26を備えている。なお、光散乱部として、導光板の表面に複数の凹凸28を施して構成しても良いし、或いは、光吸収率が低く且つ反射率の高い材料で形成された複数の反射ドット30を導光板の表面に塗布して構成しても良い。
また、本発明の展示ケースは、光源部から異なる発光色の光を発光させることが可能である。更に、照明手段と紫外線波長域の光をカットする透明プレート6,8,10,12,14とによって、展示物に悪影響を及ぼすような光を含まない照明を行うことが可能な照明ユニットを構成することが可能である。
本発明の展示ケースによれば、光を面状に発光させる導光板を有する照明手段を備えることにより、展示物に応じた照明を行うことができる。
以下、本発明の一実施の形態に係る展示ケースについて、添付図面を参照しながら説明する。
図1(a)に示すように、本実施の形態の展示ケースは、例えば美術品や印刷物等の展示物Eを鑑賞可能に且つ外気から遮断した状態で収容する収容部2と、収容部2を保持する外ケース4とを備えており、外ケース4は、固定台4aと、固定台4a上に設けられた外枠4bとから構成されている。この構成において、収容部2を外枠4bに嵌め込むことで固定台4a上に収容部2を安定した姿勢で保持させることができ、この状態で、収容部2に展示物Eを収容することにより、展示物Eを鑑賞可能に保管することができる。
なお、外ケース4の材質としては、展示ケースの設置場所や設置環境に応じて、例えば金属製や木製或いは樹脂製など各種の材質を適用することが可能であるため、ここでは、外ケース4の材質について限定しない。また、図面には、展示物Eの一例として掛け軸が示されており、かかる展示物Eを収容する収容部2内の領域を展示領域と称する。
図1(c)に示すように、収容部2は、外ケース4の外枠4bに嵌め込み可能な形状に構成された収容部本体フレーム2aを備えており、この収容部本体フレーム2aの前面、上下面、左右面のそれぞれには、無色透明なプレート6,8,10,12,14を着脱可能に取り付けることができるようになっている。プレート6,8,10,12,14の材質としては、例えばガラスや樹脂などを適用することができるが、収容部2内の展示物Eに悪影響を及ぼすような光(特に、紫外線)をカットできるような特性を有することが好ましい。
このような特性のプレート6,8,10,12,14としては、例えばポリカーボネートやサイトップコートポリカーボネート(CTPC)を適用すれば良く、それにより、光のスペクトルの紫外線波長域である400nm以下の波長を殆どカットすることができるため、紫外線による展示物Eの劣化を防止することができる。また、これらプレート6,8,10,12,14は、軽量且つ低膨張で耐衝撃強度に優れているため、収容部本体フレーム2aに対する取付作業を容易に行うことができると共に、長期の使用でも変形し難く、災害や不測の事故により発生する機械的な衝撃にも充分に耐えられるようになっている。
特に、サイトップコートポリカーボネートは、その表面にテフロン(登録商標)樹脂が極薄にコート(サイトップコート)されており、入射光の99%を透過し、表面反射率を1%以下に抑え込むことができる。このため、正面に対峙した人影の映り込みの無いクリアな視界を確保することができる。
なお、以下の説明において、収容部本体フレーム2aの前面に取り付けられたプレートを前面プレート6、上下面のプレートを上面プレート8及び下面プレート10、左右面のプレートを左面プレート12及び右面プレート14と称する。また、収容部本体フレーム2aの形状及び各プレート6,8,10,12,14の形状や厚みは、任意の形状(例えば、矩形状、円形状、楕円状など)や厚みに設定することができるため、ここでは特に限定しない。
また、収容部本体フレーム2aに着脱可能に取り付けられた各プレート6,8,10,12,14の外側には、展示物Eを照明するための照明手段16を配設することができる。この場合、照明手段16の配設方法としては、例えば各プレート6,8,10,12,14の外側に直接配設する方法、外ケース4(外枠4b)の内側に配設する方法が考えられるが、本実施の形態では、その一例として、照明手段16を各プレート6,8,10,12,14の外側に直接配設している。なお、照明手段16の配設位置として、図面では、全てのプレート6,8,10,12,14の外側にそれぞれ配設しているが、展示ケースの形状や大きさ或いは使用目的や使用環境に応じて、照明手段16の配設位置を適宜選択することができる。例えば上面プレート8及び下面プレート10の外側にのみ照明手段16を配設したり、左面プレート12及び右面プレート14の外側にのみ照明手段16を配設することができる。
このような照明手段16は、互いに同一の構成を有しており、収容部2内の展示物Eに向けて面状に発光した照明光を照射することができるようになっている。この場合、展示物Eに悪影響を及ぼすような紫外線波長域の光が照明光に含まれていても、そのような光(紫外線)は各プレート6,8,10,12,14で殆どカットされるため、紫外線による展示物Eの劣化を防止することができる。
照明手段16の具体例としては、例えば図4(a)に示すように、複数の光源即ち発光ダイオード(LED)18を一列に配列して構成した光源部20と、光源部20(各発光ダイオード18)からの光を導入して面状に発光させる導光板22と、導光板22の裏面に配設された反射板24とを備えている。導光板22は、透明な合成樹脂(例えばアクリル)で形成されており、その表面には、光散乱部として、所定の深さまで縦横に切れ込みを入れて形成した複数の切れ込み部26が設けられている。
このような照明手段16によれば、光源部20から導光板22に導入された光は、導光板22中を全反射しながら進んでいくうちに、複数の切れ込み部26に当たって散乱して向きを変え、全反射角より小さくなった成分の光が導光板22の表裏面から面状に発光する。このとき裏面から面状に発光した光は、反射板24から表面方向に反射するため、結果的に、光源部20から導光板22に導入された全ての光が複数の切れ込み部26を介して表面から面状に矢印L方向に発光することになる。
この場合、各切れ込み部26のピッチ(間隔)を狭めると、各々の切れ込み部26から散乱する光が相互に複雑に重なり合った照明光を得ることができ、逆に、各切れ込み部26のピッチ(間隔)を広げると、各々の切れ込み部26から散乱する光が個々に目立つような照明光を得ることができる。従って、各切れ込み部26のピッチ(間隔)を広狭変化させることにより、展示物Eの種類や展示環境に応じた最適な照明光を作り出すことができる。
また、このような照明光の発光方法としては、複数の発光ダイオード(光源)18から同一発光色の光を発光させても良いし、異なる発光色の光を発光させても良い。異なる発光色の照明光を作り出すためには、光源18として例えば市販されている7色マルチカラーLEDを適用し、異なる色に発光させれば良い。7色マルチカラーLEDには、光の三原色である赤(R),緑(G),青(B)の発光ダイオードと、これら3つの発光ダイオードを制御する集積回路(IC)とが内蔵(図示しない)されており、集積回路で各発光ダイオードを選択的に制御することにより、選択した発光ダイオードからの発光が互いに重なり合うことで所望の発光色の照明光を作り出すことができる。
なお、異なる発光色の光を発光させる方法としては、複数の発光ダイオード(光源)18から色味の異なる光を互い違いに発光させる方法、複数の発光ダイオード(光源)18の一部の発光色を変化させる方法など展示物Eの種類や展示環境に応じて変化させることができる。
また、異なる発光色の照明光を作り出す方法としては、上述したような7色マルチカラーLEDを用いる代わりに、発光色の異なる複数の発光ダイオード18を用意して、これらを適当な順番に光源部20に配列させても良い。
以上、本実施の形態の照明手段16によれば、導光板22の表面に光散乱部を設けたことにより、展示物Eの種類に応じて変化させた照明を行うことができる。例えば展示物Eが人物画像では、その人物画像を浮き立たせるように照明することができる。また、例えば立体的な展示物Eでは、影を作り出すように照明することで迫力のある照明を行うことができる。更に、照明光に色味を持たせることにより展示物Eをカラフルに照明することができる。
なお、上述した照明手段16と各プレート6,8,10,12,14とを組み合わせて照明ユニットを構成しても良く、このような照明ユニットによれば、展示物Eに悪影響を及ぼすような紫外線波長域の光(紫外線)を含まない照明を行うことができ、その結果、紫外線による展示物Eの劣化を防止することができる。
また、照明手段16としては、例えば図4(b)に示すように、光源18として蛍光ランプを導光板22の裏面側に沿って複数本配設して光源部を構成すると共に、導光板22の表面に光散乱部として複数の凹凸28を施しても良い。この照明手段16によれば、各蛍光ランプ(光源)18から発光した光は全て、反射板24により導光板22の裏面に導入され、表面方向に進んだ後、複数の凹凸28で散乱することで表面から面状に発光する。この場合、複数の凹凸28の高低差や形成間隔を変化させることで、展示物Eの種類や展示環境に応じた最適な照明光を作り出すことができる。更に、照明光に色味を持たせる場合には、異なる蛍光色の蛍光ランプ18を必要な数だけ所望の箇所に配設すれば良い。
また、他の照明手段16としては、例えば図4(c)に示すように、光源18として蛍光ランプを導光板22の端面に配設すると共に、導光板22の裏面(反射板24に対向した面)に光散乱部として複数の反射ドット30を形成しても良い。複数の反射ドット30の形成方法としては、光吸収率が低く且つ反射率の高い顔料(例えばチタン白(TiO)や沈降性硫酸バリウム(BaSO)など)とアクリル系バインダとを練り合わせた反射インクを例えばスクリーン印刷法によって塗布すれば良い。
このような照明手段16によれば、蛍光ランプ(光源)18から導光板22の端面に導入された光は、導光板22の中を全反射しながら進んでいくうちに、複数の反射ドット30に当たって向きを変え、全反射角より小さくなった成分の光が導光板22から面状に発光する。このとき裏面から面状に発光した光は、反射板24から表面方向に反射するため、結果的に、蛍光ランプ(光源)18から導光板22に導入された全ての光が複数の反射ドット30を介して表面から面状に矢印L方向に発光することになる。この場合、複数の反射ドット30の形状や大きさ及び配置間隔などを変化させることで、展示物Eの種類や展示環境に応じた最適な照明光を作り出すことができる。なお、図4(c)の照明手段16では1本の蛍光ランプ18を用いているため、照明光に色味を持たせることはできない。
上述したような照明手段16がプレート6,8,10,12,14と共に取り付けられた収容部本体フレーム2aを外ケース4の外枠4bに嵌め込んだ状態(図1(c))において、収容部本体フレーム2aの背面にバックプレート32を取り付けることにより(図1(b))、収容部2は、展示物Eを外気から遮断した状態で収容可能な状態となる(図1(a))。なお、バックプレート32は、金属材料(例えばアルミニウム)で形成されており、背面断熱材の役割を果たすように構成されている。
このような収容部(展示領域)2に収容した展示物Eを他の展示物Eに交換したり、新たな展示物Eを収容部(展示領域)2に収容して所定位置にセットする場合、かかる交換及びセット作業を容易に且つ効率的に行うことができるように、本実施の形態の展示ケースには、展示物出入機構34が設けられている。
展示物出入機構34は、収容部本体フレーム2aに組み付けることができるように構成されており、例えば図1(b)に示すように収容部(展示領域)2に収容した展示物Eを外部に引き出すことができるようになっている。図1(b)では、一例として、外ケース4(外枠4b)の側面(例えば左側面4c)及び左面プレート12が開閉可能に構成されており、左側面4cを開けた後、左面プレート12と共に照明手段16を開けた状態で、収容部(展示領域)2に収容した展示物Eを展示物出入機構34により外部(例えば左側面4cから外部)に引き出すことができる。なお、左側面4c及び左面プレート12を開閉する方法としては、例えばヒンジで左側面4c及び左面プレート12を支持する方法などを適用することができる。
このような展示物出入機構34によれば、展示物Eを収容部2から外部に引き出すことにより(図1(b))、展示物Eを容易に且つ効率的に交換することができる。また、新たな展示物Eを収容部2に収容して所定位置にセットする場合でも、外部に引き出された展示物出入機構34に当該新たな展示物Eを取り付けた後、展示物出入機構34により当該新たな展示物Eを収容部2に収容するだけで、その新たな展示物Eを収容部2内の所定位置にセットすることができる。
なお、展示物出入機構34により展示物Eを収容部2から出し入れする方法としては、例えば図2(a)に示すように、前面プレート6を開けた状態で、展示物出入機構34により展示物Eを外部(例えば収容部2の前面から外部)に引き出すように構成しても良いし、或いは、例えば図2(b)に示すように、バックプレート32を開けた状態で、展示物出入機構34により展示物Eを外部(例えば収容部2の背面から外部)に引き出すように構成しても良い。
ここで、展示物出入機構34について、2つの構成例を挙げて具体的に説明する。
例えば図3(a)に示す展示物出入機構34は、展示物Eを支持した状態でスライドさせることが可能なスライダ36と、スライダ36を一定方向Sに摺動自在に支持するガイド38とを備えている。スライダ36には、その両側に複数の車輪40が回転自在に取り付けられており、一方、ガイド38には、各車輪40の走行面38aが形成されており、走行面38aは、スライダ36の摺動方向に沿って延出している。この場合、スライダ36をガイド38から引き出したり、ガイド38内に引っ込めたりする際、走行面38aに沿って各車輪40が走行することにより、スライダ36をガイド38に沿って矢印S方向に滑らかに摺動させることができる。
また、スライダ36には脱落防止体36aが設けられており、スライダ36をガイド38から引き出した際に、脱落防止体36aがガイド38の端面38bに突き当たることにより、それ以上スライダ36をガイド38から引き出せないようになっている。
更に、スライダ36には展示物支持体42が設けられており、この展示物支持体42に展示物Eを支持させることができるようになっている。この場合、展示物支持体42で展示物Eを支持した状態でスライダ36をガイド38内に引っ込めることにより、展示物Eを収容部(展示領域)2の所定位置にセットすることができる。
なお、展示物支持体42の一例として、図面にはフックを示したが、これ以外に例えば展示物Eの一部を挟んで支持するもの(例えばクリップのようなもの)を適用しても良い。また、展示物支持体42の個数は、展示物Eの大きさや重さに応じて適宜増減変更できるようになっている。
また、他のタイプの展示物出入機構34として、例えば図3(b)に示すように、スライダ36をガイド38で直接支持するように構成しても良い。この場合、スライダ36とガイド38とは互いに面接触となるため、摺動時の摩擦抵抗を軽減するような構成を施すことが好ましい。例えばスライダ36とガイド38との間に潤滑剤を介在させることが好ましい。
上述したような展示ケース(収容部2)に展示物Eを保管する場合、展示ケースの設置場所(例えば、博物館や美術館など)の環境により収容部2内の温度や湿度が変化すると、展示物Eの色褪せやひび割れ等が生じるおそれがある。
そこで、図1(b),(c)に示すように、本実施の形態の展示ケースには、収容部2内の環境を常時一定に維持するために、収容部2内の環境温度を一定に調節する温度調節機構44と、収容部2内の環境湿度を一定に調節する湿度調節機構とが設けられている。この場合、環境温度及び環境湿度とは、外気から遮断された収容部2内の展示領域における温度及び湿度を指す。なお、図面において、温度調節機構44は、バックプレート32の4箇所に設けているが、展示ケースの大きさや設置場所の環境などに応じて、適宜増減変更することができる。
図5(a),(b)に示すように、温度調節機構44には、吸熱作用と加熱作用とを選択的に発揮させることが可能なペルチェ素子46が設けられており、収容部2内の温度変化に従ってペルチェ素子46の吸熱作用と加熱作用とを選択的に発揮させることにより、収容部2内の環境温度を一定に調節(維持)することができるようになっている。
ペルチェ素子46は、p形半導体とn形半導体(参照符号P,Nで示す)を銅電極48で接合し、n形半導体の方から直流電流を流すと、図5(a)のような吸熱作用及び加熱作用が生じ、これとは逆に、p形半導体の方から直流電流を流すと、図5(b)のような吸熱作用及び加熱作用が生じる。つまり、直流電流の流す方向を逆転することにより、熱の移動方向が逆転するため、ペルチェ素子46は、吸熱素子及び加熱素子として併用することが可能である。
従って、図1(c)に示すように、バックプレート32の4箇所に温度調節機構44を設けて、ペルチェ素子46に流す直流電流の向きを制御することにより、収容部(展示領域)2内の環境温度を一定に調節することが可能となる。
この場合、ペルチェ素子46に直流電流を流している間、ペルチェ素子46自体も熱を帯びるため、温度調節機構44には、ペルチェ素子46自体の放熱を助けるための構成が施されている。図5(b),(c)には、その一例として、ヒートシンク50と冷却ファン52がペルチェ素子46に装着されており、ペルチェ素子46自体の熱は、ヒートシンク50から冷却ファン52を介して放熱される。
また、図1(b),(c)に示すように、湿度調節機構には、収容部2内の水蒸気を所定量だけ吸収する吸湿手段54と、収容部2内に水蒸気を所定量だけ加える加湿手段56とが設けられている。
吸湿手段54としては、収容部2内の水蒸気を所定量だけ吸収する調湿保存剤が適用されており、調湿保存剤は、外ケース4の固定台4aに設けられた吸湿室(図示しない)に収容されるようになっている。この場合、固定台4aに設けられた取出扉56を開くことにより吸湿室に調湿保存剤を収容することができる。なお、調湿保存剤としては、例えば塩化カルシウムやシリカゲル或いは生石灰などを適宜利用することができる。
加湿手段56としては、市販の加湿器をそのまま利用しても良いし、例えば電気で水を加熱し蒸気として収容部2内に供給する装置、或いは、高圧にした水を収容部2内に直接噴霧する装置を適用しても良い。
また、温度調節機構44及び加湿手段56は、市販の湿温度コントローラ58で制御できるようになっており、収容部2内には、環境温度を測定する温度測定器60と環境湿度を測定する湿度測定器62とが設けられている。なお、温度調節機構44及び加湿手段56並びに湿温度コントローラ58は、電力供給ライン64を介して外部電源(図示しない)に接続されている。
この場合、例えば収容部(展示領域)2の環境温度を25℃前後、環境湿度を55%に設定すると、収容部2内の水蒸気が調湿保存剤で吸収されている間、環境湿度が55%を下回ったことを湿度測定器62で測定したとき、湿度測定器62から出力された測定信号に基づいて、湿温度コントローラ58が加湿手段56を駆動させ、収容部2内に水蒸気を加える。また、環境温度が25℃を下回ったことを温度測定器60で測定したとき、温度測定器60から出力された測定信号に基づいて、湿温度コントローラ58が温度調節機構44を駆動させ、収容部2内の環境温度を上昇させる。
環境温度を上げる場合には、図5(a)の吸熱作用及び加熱作用を発揮するように、ペルチェ素子46に流す直流電流の向きを制御すれば良い。これに対して、環境温度を下げる場合には、図5(b)の吸熱作用及び加熱作用を発揮するように、ペルチェ素子46に流す直流電流の向きを制御すれば良い。
このように、温度調節機構44で収容部2内の温度調節を行うと共に、吸湿手段及び加湿手段で収容部2内の水蒸気量を所望値に調節することにより、収容部2内の環境温度及び環境湿度を一定に調節することができる。
なお、湿度調節機構の吸湿手段54として、例えば富士シリシア化学株式会社製のアートソーブ(図示しない)を利用しても良い。アートソーブは、湿度が上がると湿気を吸い、下がると湿気を放出して環境湿度を一定に保たせるといった特性しており、湿度40%〜70%まで5%きざみで設定することができる。
また、収容部2に収容された展示物Eの酸化を防止するために、収容部2内を窒素ガス雰囲気に保つことが好ましい。この場合、図1に示した構成において、窒素ガスは、固定台4aに設けられた取入口66から収容部2内を循環した後、外枠4bの脱気口68から放出されるようになっている。
また、収容部2内の環境を常時一定に維持する方法としては、図1に示した構成に限定されることは無く、例えば図6(a)〜(c)に示すような構成としても良い。
図6(a)に示すように、この変形例の展示ケースにおいて、収容部2は、仕切り壁70により展示領域F1と背面領域F2とに分割されており、仕切り壁70の上部側において両領域F1,F2が連通した状態となっている。
また、湿度調節機構及び温度調節機構、並びに、これら各機構を制御するための湿温度コントローラ72は、外ケース4の固定台4a(図1)に内蔵されており、取入口66から収容部2の展示領域F1まで延出した配管74上に配設されている。具体的には、配管74上には、湿度調節機構である加湿手段76及び吸湿手段78が取入口66側から順に配設されており、展示領域F1寄りに温度調節機構である加熱手段80が配設されている。なお、取入口66寄りの配管74には、取入バルブ82が設けられており、背面領域F2から延出した配管84は、脱気バルブ86を介して脱気口68に連接している。
加湿手段76及び吸湿手段78並びに加熱手段80の近傍には、それぞれの温度を測定するための温度計88が設けられており、背面領域F2から延出した配管90が3つに分岐し、その1つが第1バルブ92を介して取入バルブ82と加湿手段76との間の配管74に連接し、他の1つが第2バルブ94を介して加湿手段76と吸湿手段78との間の配管74に連接し、残りの1つが第3バルブ96を介して吸湿手段78と加熱手段80との間の配管74に連接している。
加湿手段76としては、市販の加湿器をそのまま利用しても良いし、例えば電気で水を加熱し蒸気として供給する装置、或いは、高圧にした水を直接噴霧する装置を適用しても良い。
図6(b)に示すように、吸湿手段78には、多量の気孔を含んだ発砲金属98と、収容部2内の水蒸気が発砲金属98中を流れる際に当該水蒸気が飽和水蒸気となる温度まで冷却して結露させるためのペルチェ素子46とが設けられている。この構成において、例えば、ペルチェ素子46で冷却された状態の発砲金属98中を水蒸気がH1からH2方向に流れたとすると、その間に水蒸気の一部が飽和水蒸気となって発砲金属98中に結露し、除水室100に落下する。これにより発砲金属98を通過した後の水蒸気は、所望量だけ除水された状態となる。
このような除水処理中にペルチェ素子46自体の放熱を助けるために、ヒートシンク102と冷却ファン104をペルチェ素子46に装着することが好ましい。これにより、ペルチェ素子46自体の熱を、ヒートシンク102から冷却ファン104を介して放熱させることができる。なお、ペルチェ素子46の構成は、上述した図5と同様であるため、その説明は省略する。
また、発砲金属98としては、例えば発砲アルミニウムを適用することができ、発砲アルミニウムは、例えば発泡スチロールのような多量の気孔を含んだ軽量で高剛性な特性を有する。このような発砲アルミニウムは、例えば溶融アルミニウム中に発泡剤を攪拌混合し、発泡剤が高温で熱分解して発生する水素ガスをアルミニウム中に留どめることにより形成することができる。
また、温度調節機構には、吸湿手段78で冷却された水蒸気を所望の環境温度まで加熱する加熱手段80が設けられている。
図6(b)に示すように、加熱手段80は、発砲金属106の外周にヒータ108を配設して構成されており、ヒータ108で発砲金属106を所定温度に加熱できるようになっている。なお、発砲金属106は、吸湿手段78に用いられた発砲金属98と同一であるため、その説明は省略する。この構成において、例えば、ヒータ108で加熱された状態の発砲金属106中を、吸湿手段78で冷却された水蒸気がT1からT2方向に流れたとすると、その間に発砲金属106から水蒸気に熱が伝わる。これにより発砲金属106を通過した後の水蒸気は、所定温度まで加熱された状態となる。
このような加熱処理中にヒータ108自体の放熱を助けるために、ヒートシンク110と冷却ファン112をヒータ108に装着することが好ましい。これにより、ヒータ108自体の熱を、ヒートシンク110から冷却ファン112を介して放熱させることができる。
ここで、図6(a)に示す構成の動作について説明する。
まず、展示物Eの酸化防止を図るために、取入口66から配管74を介して収容部2内に窒素ガスを導入すると共に、同時に配管84を介して脱気口68から収容部2内の不要なガスを脱気した後、取入バルブ82及び脱気バルブ86を閉めて収容部2内を最適な窒素ガス雰囲気にする。この状態で収容部2内の湿温度の管理が行われる。ここでは、収容部2内の環境温度を20℃、環境湿度を50%に管理する場合を想定する。
いま、環境温度が20℃、環境湿度が50%に維持された状態から環境湿度が60%(水蒸気量:12.04g)に上がった場合、湿温度コントローラ72は、吸湿手段78及び加熱手段80を動作させるように制御すると共に、第2バルブ94のみを開いて収容部2内の窒素ガスを配管90から配管74を介して循環させる。
この場合、吸湿手段78において、窒素ガスが飽和水蒸気となる約9℃まで冷却する。このとき、余分な水蒸気量(3.44g)が結露して除去される。続いて、加熱手段80において、9℃に冷却された飽和水蒸気が20℃まで加熱される。このような吸湿及び加熱処理を繰り返すことにより、収容部2内の環境温度を20℃、環境湿度を50%に管理することができる。
なお、上述した湿温度管理は一例であり、収容部2内の環境変化に伴って湿温度コントローラ72は、加湿手段76及び吸湿手段78並びに加熱手段80を適宜選択的に動作させるように制御することができる。
例えば、環境温度は正常値に維持され、環境湿度が下がったような場合には、第1バルブ92を開いた状態で加湿手段76が動作制御される。この場合、配管90から加湿手段76に送られた窒素ガスは、加湿手段76で50%まで加湿された後、配管74を介して収容部2に循環され、かかる加湿処理が繰り返されることで、収容部2内の環境温度が20℃、環境湿度が50%に管理される。
以上、本実施の形態の展示ケースによれば、収容部(展示領域)2の環境温度や環境湿度を常時最適な状態に維持することができると共に、展示物Eに応じた照明を行うことができ、更に、収容部(展示領域)2に対する展示物Eのセットや交換を簡単且つ短時間に行うことができる。
本発明は、博物館や美術館などにおいて、例えば美術品や印刷物等の展示物を鑑賞可能に保管するための各種の展示ケースに限らず、商店、小売店などの商品棚に対して利用することが可能である。
(a)は、本発明の一実施の形態に係る展示ケースの正面側斜視図、(b)は、本発明の一実施の形態に係る展示ケースの裏面側斜視図、(c)は、本発明の一実施の形態に係る展示ケースの正面側分解斜視図。 (a)は、前面プレートを開けた状態で、展示物出入機構により展示物を外部に引き出す状態を示す図、(b)は、バックプレートを開けた状態で、展示物出入機構により展示物を外部に引き出す状態を示す図。 (a)は、展示物出入機構の構成例を示す斜視図、(b)は、展示物出入機構の他の構成例を示す斜視図。 (a)は、照明手段の構成例を示す分解斜視図、(b)は、照明手段の他の構成例を示す斜視図、(c)は、照明手段の他の構成例を示す斜視図。 (a)は、ペルチェ素子の構成を示す図であって、加熱作用状態を示す図、(b)は、吸熱作用状態を示す図。 (a)は、収容部内の環境を常時一定に維持する展示ケースの変形例を示す図、(b)は、吸湿手段の構成例を示す図、(c)は、加熱手段の構成例を示す図。
符号の説明
2 収容部(展示領域)
4 外ケース
6,8,10,12,14 プレート
16 照明手段
18 発光ダイオード
20 光源部
22 導光板
24 反射板
26 切れ込み部
28 光散乱部
34 展示物出入機構
36 スライダ
38 ガイド
40 車輪
42 展示物支持体
44 温度調節機構
46 ペルチェ素子
48 銅電極
54 吸湿手段
56 加湿手段
58 湿温度コントローラ

Claims (6)

  1. 各種の展示物を鑑賞可能に保管するための展示ケースであって、
    外気から遮断した状態で展示物を収容する収容部と、
    収容部に収容された展示物を照明する照明手段とを具備し、
    照明手段は、少なくとも、光を発光する光源部と、光源部からの光を導入して面状に発光させる導光板とを備えており、
    導光板の表面には、前記光を散乱させる光散乱部が形成されていることを特徴とする展示ケース。
  2. 光散乱部は、導光板の表面に所定の深さまで縦横に切れ込みを入れて形成した複数の切れ込み部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の展示ケース。
  3. 光散乱部は、導光板の表面に複数の凹凸を施して構成されていることを特徴とする請求項1に記載の展示ケース。
  4. 光散乱部は、光吸収率が低く且つ反射率の高い材料で形成された複数の反射ドットを導光板の表面に塗布して構成されていることを特徴とする請求項1に記載に展示ケース。
  5. 光源部から異なる発光色の光を発光させることが可能な請求項1〜4のいずれか1に記載の展示ケース。
  6. 照明手段と紫外線波長域の光をカットする透明プレートとによって、展示物に悪影響を及ぼすような光を含まない照明を行うことが可能な照明ユニットが構成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1に記載の展示ケース。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100704651B1 (ko) 2006-08-31 2007-04-09 유니나 도광판에 의한 발광부와 비발광부가 격자형태로 배열된쇼케이스 조명장치
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WO2013135517A1 (en) * 2012-03-15 2013-09-19 Osram Gmbh Module, electronic device and illumination device comprising the module

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