JP2005208718A - 画面制御システム、その方法、及びそのプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】プログラムの開発や保守管理等が容易で、基幹系業務に関する画面を作成するような場合でも、ユーザインターフェース機能が良く、サーバの通信負荷やコストを軽減可能な画面制御システムを提供する。
【解決手段】クライアント1は、表示部4と画面表示制御部5と表示画面に関する画面・設定情報を蓄積するためのクライアント側データ記憶部6を有し、サーバ2は、ウェブサーバ7とアプリケーションサーバ8とからなり、アプリケーションサーバ8は、クライアント1から送信される要求とデータに基づき情報処理を行うためのアプリケーションサーバ側情報処理部16を有する。画面表示制御部5は、ウェブサーバ7から受信したアプリケーションサーバ側情報処理部16による処理結果とクライアント側データ記憶部6からの画面・設定情報に基づいて、該処理結果が、表示されるべき画面内に設定されるように、表示部4に画面表示させることを特徴とする。
【選択図】図7
【解決手段】クライアント1は、表示部4と画面表示制御部5と表示画面に関する画面・設定情報を蓄積するためのクライアント側データ記憶部6を有し、サーバ2は、ウェブサーバ7とアプリケーションサーバ8とからなり、アプリケーションサーバ8は、クライアント1から送信される要求とデータに基づき情報処理を行うためのアプリケーションサーバ側情報処理部16を有する。画面表示制御部5は、ウェブサーバ7から受信したアプリケーションサーバ側情報処理部16による処理結果とクライアント側データ記憶部6からの画面・設定情報に基づいて、該処理結果が、表示されるべき画面内に設定されるように、表示部4に画面表示させることを特徴とする。
【選択図】図7
Description
クライアントとサーバをネットワーク上にオンラインで接続し、ウェブを利用して、サーバ側のデータに基づき、クライアント側で所望する画面を表示し、その画面内に所望するデータを入出力するための画面制御システム、その方法、及びそのプログラムに関するものである。
クライアントとサーバをネットワーク上にオンラインで接続し、ウェブブラウザを利用して、サーバ側のデータに基づき、クライアント側で画面を表示し、その画面内にデータを入出力するための画面制御システムとしては、以下に示す2つのものが知られている。
一つ目は、表示したい画面に対応する画面プログラムをサーバ側からダウンロードし、この画面プログラムにしたがってクライアント側のウェブページ上でその画面を表示するというものである。その画面内の項目に入出力する値やその属性に関するデータは、クライアント側の画面プログラムとサーバ側のプログラムの両プログラムに基づくデータ通信で処理することになる。以下、このような画面制御システムのことを「ウェブシステム1」と呼ぶ。ここで、サーバ側のプログラムは、クライアントとの間のデータ通信のみならず、クライアント側から受信したデータに対応する演算処理やデータベースからのデータの読み込み等、業務処理を行うものでもあることから、業務処理プログラムと一般的に呼ばれており、EJB(Enterprise JavaBeans)等で作成される。よって、このサーバ側のプログラムのことを以下、データ通信・業務処理プログラムと呼ぶ。
ウェブシステム1について、販売画面を表示する場合を例に挙げて説明する。
図1はウェブシステム1の構成を示すブロック図である。ウェブシステム1は、クライアントとサーバからなり、そのサーバは、クライアントへHTMLデータや画面プログラムデータを送信するためのウェブサーバと、データ通信・業務処理プログラム(図1では、販売画面用の業務処理プログラム(EJB)に相当する)を有するアプリケーションサーバからなる。
以下、図1を用いて、ウェブシステム1の動作について説明する。
まず、クライアント側のウェブページ上で入力した販売画面用のHTTPアドレスデータをそのウェブブラウザ機能を利用して送信する(この操作は、HTTPアドレスデータの入力と移動ボタンのクリックに相当する)。
次に、サーバ側は、これを受け取り、クライアント側で表示することになる販売画面用のフレーム部分に相当するHTMLデータと(図1の黒線枠部分に相当する)、そのフレーム内に表示する販売画面を作成するための画面プログラムをクライアント側へダウンロードする。
クライアント側は、画面のフレーム部分に相当するHTMLデータと画面プログラムを受け取ると、それらに基づき、ウェブページ上に表示された販売画面用のフレーム部分内に販売画面を表示する(図1によれば、画面とは、黒線枠内の日付、会社、製品、数量、単価、金額の各種項目及びその中の値、項目の配置等のことである。)。
表示された販売画面内の項目に入力した値やその値に対応して出力すべき値等のデータ通信は、クライアント側の画面プログラムの通信部分とサーバ側のデータ通信・業務処理プログラムのデータ通信部分にしたがって行うことになる。
表示された販売画面内で、前頁、次頁、検索等により画面移動する場合も(図1によれば、前頁、次頁、検索ボタンのクリック(押下)に相当する。)、各項目に入力した値やその値に対応して出力すべき値等のデータ通信は、販売用の画面プログラムと販売用のデータ通信・業務処理プログラムとの間のデータ通信にしたがって行うことになる。
画面を販売画面から財務画面へと変えるような画面変更を行う場合には、財務用の画面に対応した画面プログラムをダウンロードするため、上記一連の操作をもう一度行うことになる。なお、この場合、財務用の画面プログラムに対応した財務用のデータ通信・業務処理プログラムが必要となる。これは、表示画面内の項目に入力した値に対応した値をサーバ側から受信するためには、各画面に対応した業務処理を行わなければならないからである。
このように、ウェブシステム1は、クライアントのウェブページ上で所望する画面を表示し、その画面内の項目に対応する値等のデータを出力するという一つの画面制御処理をクライアント側の画面プログラムとサーバ側のデータ通信・業務処理プログラムの二つのプログラムにしたがって行う画面制御システムであり、画面毎に対応した画面プログラムとデータ通信・業務処理プログラムを必要とするものである。
二つ目は、クライアント側で表示したい画面に対応するHTMLデータをサーバ内で動的に作成し、これをサーバ側からダウンロードすることにより、クライアント側のウェブページ上でその画面を表示するというものである。その画面内の項目に入出力する値やその属性に関するデータも、それらのデータに対応する結果のみをクライアントサーバ間で送受信するのではなく、クライアント側で表示する画面にそれらのデータに対応する結果を組み込んだHTMLデータとしてサーバ内で動的に作成することになる。クライアント側は、このHTMLデータをダウンロードすることにより、ウェブページ上でその画面及びその画面内の項目に出力すべき値等を表示する。以下、このような画面制御システムのことを「ウェブシステム2」と呼ぶ。
図2はウェブシステム2の構成を示すブロック図である。ウェブシステム2は、クライアントとサーバからなり、そのサーバは、ウェブサーバとアプリケーションサーバから構成される。ここで、ウェブサーバは、クライアント側からの要求に応じた指示をアプリケーションサーバ側へ伝え、その指示を受けてアプリケーションサーバ側で動的に作成したHTMLデータをクライアント側へ送信するものである。また、アプリケーションサーバは、ウェブサーバからの指示を受け、これに従い、クライアント側からの要求に応じたHTMLデータを動的に作成し、そのデータを再び、ウェブサーバへ伝えるものである。
以下、図2を用いて、ウェブシステム2の動作について説明する。
まず、クライアント側のウェブページ上で入力した販売画面用のHTTPアドレスデータを、そのウェブブラウザ機能を利用して送信する(この操作は、HTTPアドレスデータの入力と移動ボタンのクリックに相当する)。
サーバ側は、このデータを受け、サーバ内の販売画面用のサーブレットプログラムを起動する。更に、このサーブレットプログラムにしたがい、同じサーバ内にある販売画面用の業務処理プログラム(EJB)を起動する。
ここで、販売画面用のサーブレットプログラムは、クライアント側から受け取ったデータを販売画面用の業務処理プログラムへ引き渡すためのプログラムであるが、その業務処理プログラムの実行により得られるデータを受け取り、その結果を基にクライアント側で表示すべき販売画面のHTMLデータを組み立てるためのプログラムでもある。
また、販売画面用の業務処理プログラムは、クライアント側からのデータを販売画面用のサーブレットから受け取り、そのデータに基づいて業務処理を実行するとともに、その結果を販売画面用のサーブレットへ送り返すためのプログラムである。
販売画面用のサーブレットで組み立てられたクライアントで表示すべき販売画面のHTMLデータを送信すると、クライアント側は、これを受信し、そのウェブブラウザを利用して、販売画面を表示する。なお、クライアント側への該HTMLデータ送信に関しては、JSP(JavaServer Pages)を使用することもある。このJavaServer Pagesは、米国サン・マイクロシステムズ社の商品名である。
表示される販売画面内の項目に新たに値を入力、若しくはそのままの状態で次頁等へ画面移動する場合、若しくは販売画面から財務画面のように、業務画面を切り替える場合は、上記一連の操作を繰り返すことになる。なお、画面が表示された後は、販売画面内の項目の値等のデータも送信される(販売画面内の項目の値とは、図2によれば、日付、会社、製品、数量、単価、金額の各種項目に入力されている値のことである。)。
このように、ウェブシステム2は、サーバ内で動的に作成した画面(その画面内の項目に出力すべき値等のデータも含む)のHTMLデータをダウンロードすることにより、クライアント側のウェブページ上でその画面を表示する画面制御システムである。
ウェブシステム1では、画面プログラムとデータ通信・業務処理プログラムが必要であり、財務画面や販売画面等の各業務に対応した画面を表示する場合には、これらのプログラムは表示画面毎に必要になる。つまり、財務画面表示のためには、財務用の画面プログラムと財務用のデータ通信・業務処理プログラムが必要であり、販売画面表示のためには、販売用の画面プログラムと販売用のデータ通信・業務処理プログラムが必要となる。このため、ウェブシステム1にしたがって、クライアント側のウェブページ上に所望する画面を表示し、その画面内の項目に対応する適切な値等のデータを出力するには、画面プログラムとデータ通信・業務処理プログラムの両方のプログラムを表示画面毎に同時に開発しなければならない。また、定期的に行うシステムの保守管理には、負荷の大きなプログラムを二つ同時にチェックすることが必要になる。
この結果、ウェブシステム1による画面制御システムは、プログラムの開発が面倒で、保守管理等が不便であるという課題があった。
更に、ウェブシステム1では、クライアント側のパソコン上で、画面プログラムにしたがい表示する画面を作成することになるため、円滑に画面表示を行うためには、画面プログラムの負荷をパソコンの性能で補わなければならない。
このため、高性能のパソコンが必要になり、コストがかかるという課題があった。
一方、ウェブシステム2は、サーバ内で動的に作成した画面のHTMLデータをダウンロードすることにより、クライアント側のウェブページ上で画面を表示する画面制御システムである。このように、クライアント側は、ウェブシステム1のような画面プログラムを必要としないため、プログラムの開発や保守管理等がウェブシステム1に比べて容易である。
また、このウェブシステム2におけるクライアント側のパソコンは、ダウンロードしたHTMLデータをクライアントのブラウザ機能を利用してウェブページ上に出力するものである。このため、プログラムを実行しなければならないウェブシステム1のクライアント側のパソコンで要求される程の性能は必要ない。
しかし、ウェブシステム2では、表示しようとする画面がその前後で同じ業務の画面であるか否かにかかわらず、クライアント側で表示するべき画面を、その画面内の項目に出力すべき値等のデータと一緒に、HTMLデータとしてサーバ側で動的に作成しなければならない。つまり、表示しようとする画面がその前後で同じ業務の画面であって、その画面内の項目に出力すべき値だけが異なる場合であっても、その項目に出力すべき値のデータ交換だけでは済まず、その業務画面も含めたHTMLデータを作成しなければならない。
このため、ウェブシステム2は、サーバへの負荷が大きいという課題があった。
また、表示しようとする画面がその前後で同じ業務の画面であって、その画面内の項目に出力すべき値だけが異なる場合であっても、その業務画面も含めたHTMLデータをダウンロードしなければならない。
このため、無用な通信による通信負荷の増大を招くという課題があった。
更に、ウェブシステム2では、クライアントとサーバとの間の一回の通信で得られる画面表示のためのHTMLデータが一つである。このため、複数のHTMLデータを組み合わせた複数のフレームからなるような複雑な画面(図3参照)を作成するには、通常、複数回の通信が必要になる。このような状態を回避するために、複数のHTMLデータを組み合わせた複数のフレームからなる複雑な画面を1画面とするHTMLデータをサーバ内で動的に作成しようとすれば、そのHTMLデータは大容量となるため、サーバへの負荷が大きくなり過ぎてしまう。
このように、ウェブシステム2では、複数のフレームを一つにまとめた複雑な画面を一回の通信でクライアントのウェブページ上に出力することは困難であり、ユーザインターフェース機能が良くないという課題があった。殊に、財務や販売等の基幹系業務に関する画面を作成する場合には、上記のような複雑な画面が多くなるため、極めて重要な課題であった。なお、ユーザインターフェースとは、ユーザとコンピュータとの対話をつかさどる機構のことであり、ここでは、HTMLデータをブラウザで操作する際の機能(使い勝手)のことを意味する。
以上より、本発明が解決しようとする課題は、プログラムの開発や保守管理等が容易な画面制御システムを提供することにある(課題1)。
また、本発明が解決しようとする課題は、基幹系業務に関する画面を作成するような場合でも、ユーザインターフェース機能が良い画面制御システムを提供することにある(課題2)。
また、本発明が解決しようとする課題は、クライアントやサーバの通信負荷やコストを軽減させる画面制御システムを提供することにある(課題3)。
本発明の画面制御システムでは、請求項1に記載されているように、クライアントとサーバが通信可能な状態で接続されている。そして、クライアントは、サーバとの間でのデータの送受信を行うためのクライアント側通信部と、ウェブブラウザを利用して情報の画面表示を行うための表示部と、サーバから受信したデータに基づいて表示部に画面表示させるための画面表示制御部と、画面表示制御部による表示画面に関する画面・設定情報を蓄積するためのクライアント側データ記憶部を有している。
クライアント側通信部は、データの送受信を行えるものであれば良い。通信部のデータ送受信方法としては、モデムやDSU等のデータ回線終端装置(DCE)の他、通信制御装置(CCU)等を使用するものがある。また、接続形態としては、xDSL、FTTH、ケーブル回線、PHS等の手段をとることができる。なお、これらのデータ送受信方法や接続形態は、以下に述べる通信部全てに共通する。
表示部は、ウェブブラウザを利用することにより、情報を画面として表示するものであれば良く、例えば、ディスプレイ(モニタ)の装置そのものの他、ソフトウェアを利用して表示されるもの(例えば、ウェブブラウザによる閲覧画面のようなウェブページ)も含む意である。
画面表示制御部は、表示部に画面を表示させるものである。また、後述するように、表示すべきデータを表示画面に対して設定すべき位置に所望する状態で配置させるものである。このために必要な情報を画面表示制御情報と呼ぶが、具体例としては、画面表示制御プログラムが挙げられる。なお、「発明を実施するための最良の形態」で述べるクライアントコアモジュールは、この画面表示制御プログラムに相当する。
もっとも、このプログラムは、必ずしも、クライアントが最初から備えていなければならないというものではなく、請求項4に記載されているように、ウェブサーバ側からダウンロードすることにより取得することも可能である。
クライアント側データ記憶部は、表示画面に関する画面・設定情報を蓄積するためのものである。
表示画面に関する画面・設定情報とは、表示画面の基盤となるデータ、具体的には、静的に作成されたデータ(好ましくは、HTMLデータ)や、データを表示画面内の配置すべき位置(そのデータの配置されるべき項目等)に、所望する状態(そのデータの桁数、色や入力の可否等の属性、メッセージ等)で設定するための情報データ、いわゆる設定情報等のことである。
なお、後述するように、ここでいう設定情報とは、クライアント側で使用する第一の設定情報のことであり、「発明を実施するための最良の形態」のクライアントマッピング情報プログラムに相当する。
クライアント側データ記憶部は、アクセス可能であれば良いので、コンピュータの記憶部の他、例えば、CD−ROMやフレキシブルディスク、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカード等の可搬型記憶媒体や、コンピュータプログラムを保持するデータベース、或いは他のコンピュータ並びにそのデータベースや、更に回線上の記憶可能な伝達媒体でも可能である。これは、以下に述べるサーバ側のデータ記憶部についても共通である。もっとも、クライアント側データ記憶部に関して、記憶部に格納するデータをダウンロードして利用する場合には、通常、コンピュータの記憶部であるハードディスクが好ましい。ここで、通常と述べたのは、画面制御プログラムをダウンロードして利用する場合、記録媒体はブラウザのキャッシュ機構に依存するからである。
サーバは、請求項1に記載されているように、クライアント側との間でのデータの送受信が可能なウェブサーバと、そのウェブサーバとの間でのデータの送受信が可能なアプリケーションサーバという二つのサーバから構成される。
ウェブサーバは、クライアントとの間でのデータの送受信を行うためのサーバ側通信部と、ウェブサーバとアプリケーションサーバとの間でのデータの送受信を行うためのウェブサーバ側通信部を有する。
アプリケーションサーバは、ウェブサーバとアプリケーションサーバとの間でのデータの送受信を行うためのアプリケーションサーバ側通信部と、クライアントから送信される要求とデータに基づき、情報処理を行うためのアプリケーションサーバ側情報処理部と、アプリケーションサーバ側情報処理部による処理結果をウェブサーバへ送信させるためのアプリケーションサーバ側制御部を有する。
ここで、クライアント側通信部でウェブサーバから受信したアプリケーションサーバ側情報処理部による処理結果は、画面表示制御部により、前記クライアント側記憶部からの画面・設定情報に基づいて、表示されるべき画面内に設定表示される。
クライアントから送信される要求とは、表示部に表示すべき画面を特定するための情報であり、具体的には、画面のURLや画面ID等のようなものを言う。
また、クライアントから送信されるデータとは、表示部に表示すべき画面の画面内の項目に関するデータのことであり、具体的には、その項目内に入力した値やその項目の属性に関するデータ等をいう。
情報処理とは、クライアントから送信される要求とデータを基にして、演算処理等を施すことによりその応答データを得ることを言う。つまり、具体的には、表示すべき画面内の項目に出力すべきデータ(値、属性、メッセージ等)を得るための処理のことである。なお、得られた結果は処理結果と呼ぶ。情報処理は、通常、業務処理プログラムにしたがって行われる。
画面表示制御部は、処理結果を、画面・設定情報に基づいて、表示されるべき画面内に設定表示させるものである。具体的には、処理結果を、データを表示画面内の配置すべき位置に設定し、所望する状態で表示させるための情報データ(第一の設定情報)に基づいて、静的に作成されたデータ(好ましくは、HTMLデータ)に基づいて表示された画面内に設定表示させるものである。これは、画面制御プログラム(クライアントコアモジュール)に第一の設定情報(クライアントマッピング情報プログラム)を設定することにより、その実行を図っている。
本発明の画面制御システムは、請求項2及び3の記載によれば、画面・設定情報を予めサーバ側が蓄積する。このため、ウェブサーバ側は、画面・設定情報として、静的に作成したデータ、及び/又は第一の設定情報を蓄積するためのウェブサーバ側データ記憶部と、クライアントから前記サーバに対して送信される要求に基づき、情報処理を行うためのウェブサーバ側情報処理部と、ウェブサーバ側情報処理部による要求に対応する静的に作成したデータをクライアントへ送信させるためのウェブサーバ側制御部を有することを特徴とする。
クライアントから前記サーバに対して送信される要求に基づき、情報処理を行うとは、表示部に表示すべき画面を特定するための情報として、その画面のURLやその画面ID等のような情報を利用して、表示すべき画面データ、及び/又はデータを表示画面内の配置すべき位置(そのデータの配置されるべき項目等)に、所望する状態(そのデータの桁数、色や入力の可否等の属性、メッセージ等)で設定するための情報データ(第一の設定情報)を読み込むことを言う。なお、表示すべき画面データは静的に作成されたデータであり、通常は、静的に作成されたHTMLデータのことである。
アプリケーションサーバは、請求項3の記載によれば、アプリケーションサーバ側記憶部が、画面・設定に関する情報として、第二の設定情報を蓄積し、アプリケーションサーバ側情報処理部が、クライアントからサーバに対して送信される要求及びデータと第二の設定情報に基づき、情報処理を行い、アプリケーションサーバ側制御部が、アプリケーションサーバ側情報処理部による処理結果をウェブサーバへ送信させるものであることを特徴とする。
更に、クライアント側における画面表示制御部は、表示部に画面表示させるにあたって、ウェブサーバから受信したウェブサーバ側情報処理部による要求に対応するウェブサーバ側データ記憶部からの第一の設定情報に基づいて、アプリケーションサーバ側情報処理部による処理結果が、ウェブサーバ側情報処理部による要求に対応する静的に作成したデータにしたがって表示される画面内に設定表示されるようにするものであることを特徴とする。
ここで、第二の設定情報とは、アプリケーションサーバ側に記憶されている画面・設定情報に関する情報のことであり、具体的には、「発明の実施の最良の形態」のサーバマッピング情報ファイルに相当するものである。第一の設定情報(クライアントマッピング情報)と第二の設定情報(サーバマッピング情報ファイル)は、画面表示制御部による表示画面に関して、その画面内の項目に出力すべきデータを適切な位置に、適切な状態で設定するために必要な情報であり、具体的には、項目名の情報、数字の入る項目及びその数字の桁数の情報、更には、色や入力の可否のような属性に関する情報、或いはエラーメッセージやガイドメッセージのようなメッセージに関する情報等のいわゆる表示画面の項目識別情報に相当するものである。但し、第一の設定情報と第二の設定情報は、第二の設定情報が第一の設定情報に基づくものであり、また、チェック処理等の機能やデータの表現方法に関する記述等の点で相違し、実質的には区別される。
本発明では、請求項5に記載されているように、サーバと、サーバと通信可能な状態で接続されているクライアントとを備えてなる画面制御方法であって、クライアントは、サーバとの間でのデータの送受信を行うためのクライアント側通信ステップと、ウェブブラウザを利用して情報の画面表示を行うための表示ステップと、サーバから受信したデータに基づいて表示部に画面表示させるための画面表示制御ステップと、画面表示制御ステップによる表示画面に関する画面・設定情報を蓄積するためのクライアント側データ記憶ステップを有する。加えて、サーバは、クライアント側との間でのデータの送受信可能なウェブサーバと、ウェブサーバとの間でのデータの送受信可能なアプリケーションサーバとからなり、ウェブサーバは、クライアントとの間でのデータの送受信を行うためのサーバ側通信ステップと、ウェブサーバとアプリケーションサーバとの間でのデータの送受信を行うためのウェブサーバ側通信ステップとを有し、アプリケーションサーバは、ウェブサーバとアプリケーションサーバとの間でのデータの送受信を行うためのアプリケーションサーバ側通信ステップと、クライアントから送信される要求とデータに基づき、情報処理を行うためのアプリケーションサーバ側情報処理ステップと、アプリケーションサーバ側情報処理ステップによる処理結果をウェブサーバへ送信させるためのアプリケーションサーバ側制御ステップを有する。更に、クライアント側通信ステップでウェブサーバから受信したアプリケーションサーバ側情報処理ステップによる処理結果とクライアント側記憶ステップからの画面・設定情報に基づいて、該処理結果が、表示されるべき画面内に設定表示されるように、表示ステップで画面表示させるための前記画面表示制御ステップを備えてなることを特徴とする画面制御方法が提供される。
もっとも、本発明の画面制御方法は、必ずしも、初めから表示画面に関する画面・設定情報をクライアント側に備えていなければならないというわけではなく、請求項6に記載されているように、ウェブサーバ側データ記憶ステップ、ウェブサーバ側情報処理ステップ、ウェブサーバ側制御ステップを設けることにより、初めはウェブサーバ側に画面・設定情報を備えさせ、それを必要に応じてクライアント側のデータ記憶部に蓄積させるという方法もある。
本発明の画面制御システムは、請求項7及び8に記載されているように、サーバが、サーバ側通信部、サーバ側記憶部、情報処理部、サーバ側制御部を有する一つのサーバで構成され、サーバを構成するウェブサーバとアプリケーションサーバを一つにまとめたことを特徴としている。
サーバを一つにまとめることができるのは、本発明の画面制御システムにおけるサーバが、具体的には、クライアントからの要求を受信し、その要求に対応する静的に作成したデータをダウンロードする機能と、クライアントからの要求を受けて、その要求に基づき業務処理プログラムによる業務処理を行わせる機能と、その業務処理の結果を受け取り、クライアントへ送信する機能とを有するサーバマシンであり、これら3つの機能のうち後者の2つは、サーバ中のサーブレットが担うことによる。つまり、本発明のウェブブラウザを利用する画面制御システムにおけるサーバ形態としては、サーバ中のサーブレットを動作させる方法によって、以下の3つが考えられ、その中の二つ(第二、第三の形態)は見かけ上ひとつのサーバとして構成できるからである(図4参照)。
第一の形態はウェブサーバとアプリケーションサーバで構成されるものである。
第二の形態はアプリケーションサーバのみで構成されるものである。この場合、アプリケーションサーバがウェブサーバ機能を包含している。
第三の形態はウェブサーバのみで構成されるものである。この場合、ウェブサーバがサーブレットエンジン(サーブレットを動かす機能)を包含している。アプリケーションサーバが無いので、業務処理プログラムをEJBとしてではなく、単にJavaとして起動する。第一、第二の形態と比較して、プログラム構成の本質は同じであるが、業務処理プログラムの動作する仕組みが異なる。
なお、Javaは、米国サン・マイクロシステムズ社の商品名である。
第一から第三のいずれの形態も、クライアントからの要求に対して動的なHTMLを作成する為のサーブレットをデータ作成に利用しているため、HTMLデータのダウンロードと比較して通信量が低い、第二の設定情報(サーバマッピング情報ファイル)を用いてデータ形式のルール化を図ることにより、画面毎にサーブレットを作成しなくても良い等の特徴がある。
もっとも、請求項1乃至4に記載されているような、サーバをウェブサーバとアプリケーションサーバに分ける第一の形態は、図5や図6に示すように、大容量のHTMLデータを蓄積するウェブサーバをLAN内に設置し、データ処理をWAN越しで集中化させ、大量のデータを処理させる場合に好ましい。
本発明の画面制御システムは、請求項7に記載されているように、クライアント側の画面・設定情報が、初めからクライアント側にある場合の他、請求項8に記載されているように、サーバ側にサーバ側通信部、サーバ側記憶部、情報処理部、サーバ側制御部を設けることにより、これをサーバ側から受信してくることも可能である。
本発明の画面制御方法は、請求項9に記載されているように、サーバを一つにまとめた場合の画面制御方法であるが、データ記憶ステップで蓄積される画面・設定情報は、画面表示制御ステップ実行時に蓄積されていれば良い。
本発明は、請求項10に記載されているように、画面制御処理をコンピュータに実行させるため、コンピュータによる読取り可能な記録媒体に記憶された画面制御プログラムであって、データの送受信を行うための通信ステップと、ウェブブラウザを利用して情報の画面表示を行うための表示ステップと、受信した前記データに基づいて、前記表示ステップによる表示画面に画面表示させるための画面表示制御ステップと、前記画面表示制御ステップによる表示画面に関する画面・設定情報を蓄積するためのデータ記憶ステップと、受信した前記データと前記画面・設定情報に基づいて、表示画面内に設定表示すべきデータを、前記表示ステップによる表示画面内に設定表示させるための前記画面表示制御ステップをコンピュータに実行させることを特徴とするものである。
つまり、クライアント側の画面制御処理を、そのコンピュータが読取可能な記録媒体を使用して行うものである。
本発明の画面制御プログラムは、コンピュータにより読取可能な記録媒体として、例えば、主メモリに格納されているが、この記録媒体としては、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク(CD−ROM等)、光磁気ディスク(MO等)、半導体メモリ等、プログラムを記憶でき、且つコンピュータが読取可能な記録媒体であれば、その形態はいずれの形態であってもよい。要は、アクセス可能であればよい。もっとも、記録媒体としては、通常、ハードディスクを使用する。ここで、通常と述べたのは、画面制御プログラムをダウンロードして利用する場合、記録媒体はブラウザのキャッシュ機構に依存するからである。
(発明の効果1)本発明の画面制御システムによれば、クライアント側のウェブページ上で表示したい画面は、サーバ内の静的に作成したデータに基づき、表示することができる。そして、その表示画面内の項目に入出力する値やその属性に関するデータの送受信は、その画面に対応した第一の設定情報(クライアントマッピング情報プログラム)を利用することにより、表示する画面の種類(例えば、財務画面か販売画面かということ)によることなく、同じ画面表示制御情報(具体的には、画面表示制御プログラムのクライアントコアモジュール)に基づくデータ通信で処理することができる。
また、サーバ側は、クライアント側と同じ内容の設定情報(サーバマッピング情報ファイル)を利用することにより、表示する画面の種類によることなく、同じサーバ制御プログラムにしたがって、データ通信やクライアント側のデータに対応した業務処理プログラムに基づく情報処理を行わせることができる。
このように、本発明の画面制御システムでは、表示画面に関しては、サーバ内の静的に作成したデータに基づき、表示することができ、その画面内の項目に入出力する値等のデータの送受信は、表示画面の種類によることなく、同じプログラム(クライアントコアモジュール及びサーバ制御プログラム)を利用することができる。このため、ウェブシステム1のような負荷の大きい画面プログラムとデータ通信・業務処理プログラムを画面毎に同時に作成する必要がない。
以上から明らかなように、本発明の画面制御システムによれば、プログラムの開発や保守管理が容易な画面制御システムを提供することができるという効果を奏する。
(発明の効果2)本発明の画面制御システムによれば、表示画面に対応する静的に作成したデータに基づき、その画面を表示することができる。
このため、複数のフレームを一つにまとめた複雑な画面を一回の通信で容易に作成することができる。
また、本発明の画面制御システムによれば、表示画面内の項目に入出力する値やその属性に関するデータの送受信をクライアント側のウェブブラウザ機能とは独立したプログラム(クライアントコアモジュール)に基づいて行うことができる。
このため、表示しようとする画面がその前後で同じ業務の画面であって、その画面内の項目に出力すべき値だけが異なる場合、ウェブシステム2とは異なり、その項目に出力すべき値のデータ交換だけで済ますことができる。更に、その画面内の項目に出力すべき値に属性情報を付加することにより、項目の色替えやプロテクト、カーソルの位置づけ等の細かな制御も容易に行うことができる。この他、複数のフレームを一つにまとめた画面のように、複数のHTMLデータに基づいて画面が構成されている場合に、一のHTMLデータに基づくフレームから、他のHTMLデータに基づくフレームへまたがるタブキーの制御も可能になる。
以上のように、本発明の画面制御システムによれば、基幹系業務に関する画面を作成するような場合でも、ユーザインターフェース機能が良い画面制御システムを提供することができるという効果を奏する。
(発明の効果3)本発明の画面制御システムは、表示画面に対応する静的に作成したHTMLデータに基づき、その画面を表示することができるため、サーバへの負荷を少なくすることができ、また、表示画面内の項目に入出力する値やその属性に関するデータの送受信をクライアント側のウェブブラウザ機能とは独立したプログラム(クライアントコアモジュール)に基づいて行うことができるため、通信負荷を軽減することができる。
以上のように、本発明の画面制御システムによれば、クライアントやサーバの通信負荷及びコストを軽減する画面制御システムを提供することができるという効果を奏する。
(発明の効果4)その他、本発明の画面制御システムでは、サーバを、ダウンロード用のHTMLデータを蓄積するウェブサーバとデータ処理を行うアプリケーションサーバとに分けることにより、大容量のHTMLデータを蓄積するウェブサーバをLAN内に設置し、データ処理をWAN越しで集中化することが容易となる。このように、本発明の画面制御システムは、柔軟なシステム構成をとることができるため、回線容量の少ないネットワーク環境下でのシステム構築に適するという効果を奏する。
本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
(実施の形態1)
図7は、実施の形態1における本発明の画面制御システムの構成を示すブロック図、図8は、実施の形態1の動作を示すフローチャートである。
(実施の形態1)
図7は、実施の形態1における本発明の画面制御システムの構成を示すブロック図、図8は、実施の形態1の動作を示すフローチャートである。
本発明の画面制御システムは、図7に示すように、クライアント(1)とサーバ(2)が通信可能な状態に接続されている。そして、そのクライアント側のパソコン(1)は、サーバ(2)との間でのデータの送受信を行うためのクライアント側通信部(3)と、ウェブブラウザを利用して情報の画面表示を行うための表示部(4)と、サーバ(2)から受信したデータに基づいて表示部(4)に画面表示をさせるための画面表示制御部(5)と、画面表示制御部による表示画面に関する画面・設定情報を蓄積するためのクライアント側データ記憶部(6)を備えている。
サーバ側のコンピュータ(2)は、2つのサーバマシンから構成されており、ここでは、これらのサーバマシンのうちの一方をウェブサーバ(7)、他方をアプリケーションサーバ(8)と呼ぶ。ウェブサーバ(7)は、クライアント(1)との間でのデータの送受信を行うためのサーバ側通信部(9)と、アプリケーションサーバ(8)との間でのデータの送受信を行うためのウェブサーバ側通信部(11)と、表示画面に関する画面・設定情報(表示画面のスクリーン部に相当するHTMLデータ、表示画面に相当するHTMLデータ、設定情報(第一の設定情報)等)や画面表示制御情報を蓄積するためのウェブサーバ側データ記憶部(13)と、クライアント(1)からウェブサーバ(7)に対して送信される要求に基づき、情報処理を行うためのウェブサーバ側情報処理部(12)と、ウェブサーバ側情報処理部(12)による要求に対応するデータをクライアント側へ、またクライアント(1)からウェブサーバ(2)に対して送信されるデータ(その財務画面内の項目に入力する値や属性等に関するデータ)をアプリケーションサーバ側へ送信させるためのウェブサーバ側制御部(10)を備えている。
一方、アプリケーションサーバ(8)は、ウェブサーバ(7)とアプリケーションサーバ(8)との間でのデータの送受信を行うためのアプリケーションサーバ側通信部(14)と、表示画面に関する情報であって、アプリケーション側情報処理部(16)による情報処理(演算処理)のための画面・設定情報に関する情報(第二の設定情報)を蓄積するアプリケーションサーバ側データ記憶部(17)と、ウェブサーバ側制御部(10)により、ウェブサーバ側通信部(11)を通じて送信されるクライアント側からの要求及びデータ(その財務画面内の項目に入力する値や属性等に関するデータ)、並びに第二の設定情報に基づき、情報処理を行うためのアプリケーションサーバ側情報処理部(16)と、アプリケーションサーバ側情報処理部(16)による処理結果をウェブサーバ(7)へ送信させるためのアプリケーションサーバ側制御部(15)を備えている。
次に、図8を用いて本発明の画面制御システムの動作について説明する。
本発明の画面制御システムは、S1からS10までのウェブブラウザの起動から業務画面を表示するまでのステップと、S11からS20までの表示した業務画面内の項目に設定・表示すべきデータを実際に設定・表示するためのステップとから構成される。
なお、JavaScriptは、米国サン・マイクロシステムズ社の商品名であり、ActiveXは、米国マイクロソフト社の商品名である。
S1.(クライアント側)ウェブブラウザを起動する(図8の1段目の画面)。なお、ウェブブラウザの起動により表示される画面が表示部(4)である。
S2.(クライアント側)ウェブブラウザを使用して、URL(HTTPアドレス)を、クライアント側通信部(3)を介して送信し、データ記憶部(13)に蓄積されているスクリーン用のHTMLデータのダウンロードをサーバ側(ウェブサーバ(7))へ要求する(図8の2段目の画面)。
S1.(クライアント側)ウェブブラウザを起動する(図8の1段目の画面)。なお、ウェブブラウザの起動により表示される画面が表示部(4)である。
S2.(クライアント側)ウェブブラウザを使用して、URL(HTTPアドレス)を、クライアント側通信部(3)を介して送信し、データ記憶部(13)に蓄積されているスクリーン用のHTMLデータのダウンロードをサーバ側(ウェブサーバ(7))へ要求する(図8の2段目の画面)。
ここで、スクリーン用のHTMLデータとは、業務画面を描画するためのスクリーンとなる通信用のコンポーネントを備えた画面表示の基礎となるHTMLデータのことであり、業務画面を表示するためのフレーム用のHTMLデータと、JavaScriptやActiveX等で記述されたモジュール群から構成される。なお、このモジュール群を以下、「クライアントコアモジュール」と呼び、本実施例におけるクライアントコアモジュールは、JavaScriptとActiveXで記述されたモジュール群で構成されるものとする。
クライアントコアモジュールのURL(HTTPアドレス)は、ダウンロードすべき業務画面を表示するためのフレーム用のHTMLデータ上に記述されているので、ウェブブラウザにより、スクリーン用のHTMLデータのURL(HTTPアドレス)を送信して、スクリーン用のHTMLデータをダウンロードすると、まず、業務画面を表示するためのフレーム用のHTMLデータをダウンロードし(S3に該当)、その後、このHTMLデータに記述されているURLのJavaScriptファイルとActiveXからなるクライアントコアモジュールをダウンロードする(S5に該当)ことになる。
つまり、スクリーン用のHTMLデータをダウンロードすると、スクリーン用HTMLのダウンロードとクライアントコアモジュールのダウンロードは、ウェブブラウザにより、見かけ上一緒にダウンロードされることになるが、物理的には区別される。
S3.(サーバ側)サーバ側のウェブサーバ(7)は、クライアント側からのURL(HTTPアドレス)を受信すると、スクリーン用のHTMLデータを構成する業務画面を表示するためのフレーム用のHTMLデータを、サーバ側通信部(9)を介してクライアント側へダウンロードする。
S3.(サーバ側)サーバ側のウェブサーバ(7)は、クライアント側からのURL(HTTPアドレス)を受信すると、スクリーン用のHTMLデータを構成する業務画面を表示するためのフレーム用のHTMLデータを、サーバ側通信部(9)を介してクライアント側へダウンロードする。
なお、この業務画面を表示するためのフレーム用のHTMLデータは、該サーバからのダウンロードを介さずに、最初からクライアント側が備えていてもよい。
S4.(クライアント側)クライアント側は、サーバ側(ウェブサーバ(7))のデータ記憶部(13)に蓄積されている業務画面を表示するためのフレーム用のHTMLデータを受信し、ウェブブラウザを使用してそのHTMLデータを画面表示させるとともに(画面表示制御部(5)、図8の3段目の画面)、クライアントコアモジュール(画面表示制御情報)のダウンロードを、クライアント側通信部(3)を介してサーバ側へ要求する。
S4.(クライアント側)クライアント側は、サーバ側(ウェブサーバ(7))のデータ記憶部(13)に蓄積されている業務画面を表示するためのフレーム用のHTMLデータを受信し、ウェブブラウザを使用してそのHTMLデータを画面表示させるとともに(画面表示制御部(5)、図8の3段目の画面)、クライアントコアモジュール(画面表示制御情報)のダウンロードを、クライアント側通信部(3)を介してサーバ側へ要求する。
以下、この表示画面のことをHTMLで作成したスクリーンという意味で、「HTMLスクリーン」と呼ぶ。具体的には、業務画面を表示するためのフレームのことである(図8の3段目の画面)。なお、HTMLスクリーン内に業務画面を表示するためのHTMLデータは、「業務画面用のHTMLデータ」、このHTMLデータに基づいて表示される業務画面は、HTMLで作成した業務画面という意味で、ここでは、「HTML業務画面」と呼ぶ。
クライアントコアモジュールは、JavaScript(画面表示のための処理等)とActiveX(サーバとの通信等)による通信・HTML制御用コンポーネントで構成されている業務画面共通のモジュールで、画面表示・通信制御のために用いられるプログラムのことである。業務画面共通とは、業務画面の種類によることなく、全業務画面で共通という意味である。
JavaScriptによる部分は、イベントに関する処理、画面表示のための処理、コンボボックスのような特殊オブジェクトの作成等を主に担う。
また、ActiveXによる部分は、HTMLで作成した項目の操作、サーバとの通信、通信データの管理等を主に担う。
S5.(サーバ側)サーバ側のウェブサーバ(7)は、クライアント側からのクライアントコアモジュール(画面表示制御情報)のダウンロード要求を受け、データ記憶部(13)に蓄積されているクライアントコアモジュール(画面表示制御情報)を読み込み(ウェブサーバ側情報処理部(12))、サーバ側通信部(9)を介してクライアント側へダウンロードする(ウェブサーバ側制御部(10))。なお、このクライアントコアモジュール(画面表示制御情報)は、該サーバからのダウンロードを介さずに、最初からクライアント側が備えていてもよい。
S6.(クライアント側)クライアント側では、HTMLスクリーン中に表示されたメニューから所望の業務画面に対応するものを選択すると、サーバ側(ウェブサーバ(7))からクライアント側通信部(3)を介してダウンロードしたクライアントコアモジュール(画面表示制御情報)に対してその業務画面に対応した画面IDを引渡す。
S7.(クライアント側)クライアント側は、画面IDを受け取ったクライアントコアモジュール(画面表示制御情報)にしたがって、その画面IDに対応したクライアントマッピング情報プログラム(第一の設定情報)のダウンロードをサーバ側(ウェブサーバ(7))へ要求する(図8の4段目の画面)。なお、そのクライアントマッピング情報プログラム(第一の設定情報)は、サーバ側(ウェブサーバ(7))のデータ記憶部(13)に蓄積されている。
S5.(サーバ側)サーバ側のウェブサーバ(7)は、クライアント側からのクライアントコアモジュール(画面表示制御情報)のダウンロード要求を受け、データ記憶部(13)に蓄積されているクライアントコアモジュール(画面表示制御情報)を読み込み(ウェブサーバ側情報処理部(12))、サーバ側通信部(9)を介してクライアント側へダウンロードする(ウェブサーバ側制御部(10))。なお、このクライアントコアモジュール(画面表示制御情報)は、該サーバからのダウンロードを介さずに、最初からクライアント側が備えていてもよい。
S6.(クライアント側)クライアント側では、HTMLスクリーン中に表示されたメニューから所望の業務画面に対応するものを選択すると、サーバ側(ウェブサーバ(7))からクライアント側通信部(3)を介してダウンロードしたクライアントコアモジュール(画面表示制御情報)に対してその業務画面に対応した画面IDを引渡す。
S7.(クライアント側)クライアント側は、画面IDを受け取ったクライアントコアモジュール(画面表示制御情報)にしたがって、その画面IDに対応したクライアントマッピング情報プログラム(第一の設定情報)のダウンロードをサーバ側(ウェブサーバ(7))へ要求する(図8の4段目の画面)。なお、そのクライアントマッピング情報プログラム(第一の設定情報)は、サーバ側(ウェブサーバ(7))のデータ記憶部(13)に蓄積されている。
具体的には、メニューはJavaScriptで書かれており、メニューを選択すると、メニュー上のJavaScriptの記述にしたがい、表示したい画面IDをクライアントコアモジュール(画面表示制御情報)に渡すと、クライアントコアモジュール(画面表示制御情報)は、画面IDに対応するURL(HTTPアドレス)を生成する。その後、そのクライアントコアモジュール(画面表示制御情報)にしたがい、そのURL(HTTPアドレス)に対応したクライアントマッピング情報プログラム(第一の設定情報)のダウンロードをサーバ側へ要求するというものである。クライアントマッピング情報プログラム(第一の設定情報)のダウンロード方法としては、1.メニューからの指定、2.HTML業務画面からのJavaScript指定、3.業務処理プログラムからの指示等によるものがある。
S8.(サーバ側)サーバ側のウェブサーバ(7)は、クライアント側からの画面IDに対応したURL(HTTPアドレス)を受けると、そのURL(HTTPアドレス)に対応したクライアントマッピング情報プログラム(第一の設定情報)を、サーバ側通信部(9)を介してクライアント側へダウンロードする。
S8.(サーバ側)サーバ側のウェブサーバ(7)は、クライアント側からの画面IDに対応したURL(HTTPアドレス)を受けると、そのURL(HTTPアドレス)に対応したクライアントマッピング情報プログラム(第一の設定情報)を、サーバ側通信部(9)を介してクライアント側へダウンロードする。
クライアントマッピング情報プログラム(第一の設定情報)は、業務画面用のHTMLデータをダウンロードし、このHTMLデータに基づいて業務画面を表示した後、その業務画面内の項目及びクライアントマッピング情報(第一の設定情報)をコアモジュールに設定するためのプログラムである。このプログラムはJavaScriptで作成されている。ここで、業務画面内の項目は、HTMLで作成した業務画面の項目ということで、以下、HTML業務画面項目と呼ぶ。
クライアントマッピング情報(第一の設定情報)は、画面表示制御部による表示画面に関して、その画面内の項目に出力すべきデータを適切な位置に、適切な状態で設定するために必要な情報であって、具体的には、項目名の情報、数字の入る項目及びその数字の桁数の情報、更には、色や入力の可否のような属性に関する情報、或いはエラーメッセージやガイドメッセージのようなメッセージに関する情報等のいわゆる表示画面の項目を識別するための情報である。
なお、このクライアントマッピング情報プログラム(第一の設定情報)は、該サーバからのダウンロードを介さずに、最初からクライアント側が備えていてもよい。
S9.(クライアント側)クライアント側は、ダウンロードしたクライアントマッピング情報プログラム(第一の設定情報)にしたがい、表示する業務画面用のHTMLデータのダウンロードを、クライアント側通信部(3)を介してサーバ側(ウェブサーバ(7))へ要求する。
S10.(サーバ側)サーバ側のウェブサーバ(7)は、クライアント側から業務画面用のHTMLデータのダウンロードの要求を受けると、そのHTMLデータをデータ記憶部(13)から読み込み(ウェブサーバ側情報処理部(12))、サーバ側通信部(9)を介してクライアント側へダウンロードする(ウェブサーバ側制御部(10))。
S9.(クライアント側)クライアント側は、ダウンロードしたクライアントマッピング情報プログラム(第一の設定情報)にしたがい、表示する業務画面用のHTMLデータのダウンロードを、クライアント側通信部(3)を介してサーバ側(ウェブサーバ(7))へ要求する。
S10.(サーバ側)サーバ側のウェブサーバ(7)は、クライアント側から業務画面用のHTMLデータのダウンロードの要求を受けると、そのHTMLデータをデータ記憶部(13)から読み込み(ウェブサーバ側情報処理部(12))、サーバ側通信部(9)を介してクライアント側へダウンロードする(ウェブサーバ側制御部(10))。
なお、クライアントマッピング情報プログラム(第一の設定情報)と業務画面用のHTMLデータは見かけ上一緒にダウンロードされているが(S8及びS10)、物理的には区別されている。
また、クライアント側で表示する業務画面用のHTMLデータは、該サーバからのダウンロードを介さずに、最初からクライアント側が備えていてもよい。
S11.(クライアント側)クライアント側は、ダウンロードした業務画面用HTMLデータに基づいて、HTMLスクリーン内にその業務画面を表示する(図8の5段目の画面)。
S11.(クライアント側)クライアント側は、ダウンロードした業務画面用HTMLデータに基づいて、HTMLスクリーン内にその業務画面を表示する(図8の5段目の画面)。
また、クライアント側は、クライアントマッピング情報プログラム(第一の設定情報)にしたがい、HTML業務画面項目とクライアントマッピング情報(第一の設定情報)をクライアントコアモジュール(画面表示制御情報)に設定する。
このクライアントマッピング情報プログラム(第一の設定情報)には、クライアントコアモジュール(画面表示制御情報)に対する画面初期化処理ステップの要求を記述することができる。
画面初期化処理ステップは、画面起動時に1度だけ行う処理ステップであり、コンボボックスリストデータの取得のような最初の画面表示の際に行う処理ステップである。ここで、コンボボックスリストデータとは、コンボボックスのボタンをクリックした際に表示される一覧形式のリストに使用するデータのことである。
また、クライアントコアモジュール(画面表示制御情報)に対する画面初期化処理ステップの要求とは、具体的には、業務画面上のコンボボックスのリストに必要なデータをサーバから取得し、その取得したデータをコンボボックス内に設定するために行う要求であり、コンボボックス内の表示やデフォルト値の設定等を行うためのものである。
S12.(クライアント側)クライアント側は、クライアントマッピング情報(第一の設定情報)を設定したクライアントコアモジュール(画面表示制御情報)にしたがって、HTML業務画面上に表示されている項目からの値の収集を実施する。このとき、基本項目のチェックの指示があれば、そのチェックも行う。なお、基本項目のチェックとは、業務画面の種類に依存することのない項目をチェックすることであり、具体的には、日付や数値等の形式のチェックや、整数部、小数部の桁数のチェック等がある。
S12.(クライアント側)クライアント側は、クライアントマッピング情報(第一の設定情報)を設定したクライアントコアモジュール(画面表示制御情報)にしたがって、HTML業務画面上に表示されている項目からの値の収集を実施する。このとき、基本項目のチェックの指示があれば、そのチェックも行う。なお、基本項目のチェックとは、業務画面の種類に依存することのない項目をチェックすることであり、具体的には、日付や数値等の形式のチェックや、整数部、小数部の桁数のチェック等がある。
なお、画面の初期化処理の場合には、その項目には値が入っていない。
S13.(クライアント側)クライアント側は、ここでエラーがなければ、コアモジュールにしたがって、HTML業務画面上に表示されている項目から収集した値を通信メッセージに編集し、サーバ側(ウェブサーバ(7))に送信する。
S13.(クライアント側)クライアント側は、ここでエラーがなければ、コアモジュールにしたがって、HTML業務画面上に表示されている項目から収集した値を通信メッセージに編集し、サーバ側(ウェブサーバ(7))に送信する。
通信メッセージとは、図9に示すように、項目の属性(エラー、更新の有無、色、入力の可否、カーソルの位置付け等)と値(HTML項目から入力された値、又はHTML項目に設定すべき値等)をひとつの組として表した項目データをマッピング情報の順に並べたデータ伝送用のテキストデータのことである。
また、このとき、クライアントコアモジュール(画面表示制御情報)は、サーバでの処理に必要な情報(図9の処理制御情報に該当)として、画面IDや、前頁、次頁への移行や検索等に代表される情報に基づくクライアント側から要求する処理を通信メッセージに付加する。
S14.(サーバ側)サーバ側のウェブサーバ(7)は、クライアント側からの通信メッセージを受信すると、それを、ウェブサーバ側通信部(9)を介してサーバ側のアプリケーションサーバ(8)へ伝える。そして、このアプリケーションサーバ上のサーバ制御プログラムが起動する(アプリケーションサーバ側制御部(15))。
S14.(サーバ側)サーバ側のウェブサーバ(7)は、クライアント側からの通信メッセージを受信すると、それを、ウェブサーバ側通信部(9)を介してサーバ側のアプリケーションサーバ(8)へ伝える。そして、このアプリケーションサーバ上のサーバ制御プログラムが起動する(アプリケーションサーバ側制御部(15))。
サーバ制御プログラムは、サーブレット(Servlet)により、動作する。
サーバ制御プログラムは、1.コアモジュールとの通信、2.通信メッセージとデータコンテナオブジェクトの変換、3.セッション情報、4.業務処理プログラム(EJB)の起動、5.トランザクション管理、6.実行管理等の機能を有するものである。もっとも、このような機能を有するプログラムは、これらの機能を必ずしも一つのプログラムで実現する必要はなく、各種機能を有するプログラムを組み合わせて実現するものであってもよい。
S15.(サーバ側)サーバ側のアプリケーションサーバ(8)は、起動したサーバ制御プログラムにしたがって、指定された画面に対応するサーバ内のサーバマッピング情報ファイル(設定情報)を読み込む(アプリケーションサーバ側制御部(15))。
S15.(サーバ側)サーバ側のアプリケーションサーバ(8)は、起動したサーバ制御プログラムにしたがって、指定された画面に対応するサーバ内のサーバマッピング情報ファイル(設定情報)を読み込む(アプリケーションサーバ側制御部(15))。
サーバマッピング情報ファイル(第二の設定情報)は、画面表示制御部による表示画面に関して、その画面内の項目に出力すべきデータを適切な位置に、適切な状態で設定するために必要な情報であって、HTML業務画面項目を識別するための情報データに関するデータファイルである。そのマッピング情報(第二の設定情報)は、クライアントマッピング情報プログラム(第一の設定情報)に基づく情報であって、マッピング情報(第二の設定情報)を構成する項目やその項目に表示する数値の桁数等の情報データは、クライアントマッピング情報プログラム(第一の設定情報)中の情報データと一致する。
指定された画面とは、クライアント側から指定された画面、即ち、画面IDのことである。
一方、クライアントマッピング情報プログラム(第一の設定情報)は、クライアント側での画面表示を制御するという観点からプログラムとして作成されているが、サーバマッピング情報ファイル(第二の設定情報)は、クライアントからの要求に従い、サーバ制御プログラムが指定された業務処理を制御するという観点からデータファイルとして作成されている点で相違する。
また、クライアントマッピング情報プログラム(第一の設定情報)は、HTML業務画面項目との対応、入力時の基本チェック、編集機能、表示画面における操作性等を重点に構成されているのに対して、サーバマッピング情報ファイル(第二の設定情報)は、業務処理プログラムであり、あらゆる画面を使い易い共通した形式で表現できるデータ構造を生成することを重点に構成されている点で相違する。
S16.(サーバ側)サーバ側のアプリケーションサーバ(8)は、サーバマッピング情報ファイル(設定情報)を読み込んだサーバの制御プログラムにしたがって、通信メッセージをデータコンテナオブジェクトに変換する(アプリケーションサーバ側制御部(15))。
S16.(サーバ側)サーバ側のアプリケーションサーバ(8)は、サーバマッピング情報ファイル(設定情報)を読み込んだサーバの制御プログラムにしたがって、通信メッセージをデータコンテナオブジェクトに変換する(アプリケーションサーバ側制御部(15))。
サーバ側(アプリケーションサーバ)の処理では、通信メッセージの項目データを、例えば、「項目」、「レコード」、「表」、「表の集まり」という4種類の形式で扱うことにより、画面のイメージを表現するが、このうちの「表の集まり」のことを、ここでは、データコンテナオブジェクトと呼ぶ(図10)。つまり、データコンテナオブジェクトは、伝送された通信メッセージを業務処理プログラムで利用し易い形式にするために用意するデータの入れ物のことである。
S17.(サーバ側)サーバ側のアプリケーションサーバ(8)は、更に、サーバ制御プログラムにしたがって、指定された画面に対応する業務処理プログラム(EJB)を起動し(アプリケーションサーバ側制御部(15))、この業務処理プログラムにデータコンテナオブジェクトを引き渡して、業務処理を実行する(アプリケーションサーバ側情報処理部(16))。
S18.(サーバ側)サーバ側のアプリケーションサーバ(8)は、業務処理プログラムに基づく業務処理が完了すると(アプリケーションサーバ側情報処理部(16))、サーバ制御プログラムにしたがって業務処理プログラムからの結果をデータコンテナオブジェクトとして受け取る(アプリケーションサーバ側制御部(15))。受け取ったデータコンテナオブジェクトは、サーバ制御プログラムにしたがって通信メッセージに変換し、これを、アプリケーションサーバ側通信部(14)を介して、ウェブサーバ(7)へ送信する(アプリケーションサーバ側制御部(15))。そして、ウェブサーバ(7)がこの通信メッセージを、サーバ側通信部(9)を介してクライアント側へ送信する(ウェブサーバ側制御部(10))。
S19.(クライアント側)クライアント側は、クライアントコアモジュール(画面表示制御情報)にしたがって、サーバ側から送信された通信メッセージを、クライアント側通信部(3)を介して受信する。
S20.(クライアント側)クライアント側は、クライアントマッピング情報プログラム(第一の設定情報)にしたがって、受信した通信メッセージに基づき、HTML業務画面項目に値を設定する(画面表示制御部(5))(図8の6段目の画面)。
S17.(サーバ側)サーバ側のアプリケーションサーバ(8)は、更に、サーバ制御プログラムにしたがって、指定された画面に対応する業務処理プログラム(EJB)を起動し(アプリケーションサーバ側制御部(15))、この業務処理プログラムにデータコンテナオブジェクトを引き渡して、業務処理を実行する(アプリケーションサーバ側情報処理部(16))。
S18.(サーバ側)サーバ側のアプリケーションサーバ(8)は、業務処理プログラムに基づく業務処理が完了すると(アプリケーションサーバ側情報処理部(16))、サーバ制御プログラムにしたがって業務処理プログラムからの結果をデータコンテナオブジェクトとして受け取る(アプリケーションサーバ側制御部(15))。受け取ったデータコンテナオブジェクトは、サーバ制御プログラムにしたがって通信メッセージに変換し、これを、アプリケーションサーバ側通信部(14)を介して、ウェブサーバ(7)へ送信する(アプリケーションサーバ側制御部(15))。そして、ウェブサーバ(7)がこの通信メッセージを、サーバ側通信部(9)を介してクライアント側へ送信する(ウェブサーバ側制御部(10))。
S19.(クライアント側)クライアント側は、クライアントコアモジュール(画面表示制御情報)にしたがって、サーバ側から送信された通信メッセージを、クライアント側通信部(3)を介して受信する。
S20.(クライアント側)クライアント側は、クライアントマッピング情報プログラム(第一の設定情報)にしたがって、受信した通信メッセージに基づき、HTML業務画面項目に値を設定する(画面表示制御部(5))(図8の6段目の画面)。
なお、HTML業務画面項目には、値の他、色のような属性やメッセージ等も設定することができる。
これらS1〜S20までのステップを経ると、ウェブブラウザを利用した所望の業務画面が表示され、その業務画面内の項目に適切な値や属性等のデータが設定される。
もっとも、この後、HTML業務画面上のボタンやチェックボックス等のイベントを実行すると、上記S12へ戻り、S20までのステップを繰り返すことになる。
また、財務画面から販売画面へのような業務画面の切り替え要求が発生した場合には、上記S6へ戻り、S20までのステップを繰り返す。
(実施の形態2)
実施の形態2は、表示した業務画面内の項目に対して設定・表示すべきデータを実際に設定・表示する本発明の画面制御システム(実施の形態1におけるS11からS20まで)である。この実施の形態2に関して、図11を用いて、製品A、Bの販売画面(図上:画面A)が、次頁のクリックにより、製品C,Dの販売画面(図下:画面A)になる場合を例に挙げて説明する。なお、この画面制御システムの構成を示すブロック図は、実施の形態1で説明した通りである。また、本発明の画面制御システムは本実施例に制限されるものではない。
実施の形態2は、表示した業務画面内の項目に対して設定・表示すべきデータを実際に設定・表示する本発明の画面制御システム(実施の形態1におけるS11からS20まで)である。この実施の形態2に関して、図11を用いて、製品A、Bの販売画面(図上:画面A)が、次頁のクリックにより、製品C,Dの販売画面(図下:画面A)になる場合を例に挙げて説明する。なお、この画面制御システムの構成を示すブロック図は、実施の形態1で説明した通りである。また、本発明の画面制御システムは本実施例に制限されるものではない。
図11は、実施の形態2の処理機能に関するブロック図である。
図11上下部は、クライアント側における処理機能を示し、中間部は、サーバ側における処理機能を示す。なお、データの流れにしたがって説明した方が理解しやすいので、便宜上、クライアント側の処理機能を二つに分けている。
図11の上部におけるクライアント側の処理機能は、クライアントコアモジュール(画面表示制御情報)による製品A,Bの販売画面(画面A)の各項目の値を抜き出すための抜き出し機能(101)と、その抜き出した各項目の値をチェックするためのチェック機能(103)と、その画面のマッピング情報(第一の設定情報)の読み込みによる参照を行うためのマッピング情報の参照機能(102)と、抜き出しやチェックを行ったデータを通信用メッセージとして構築するための通信用メッセージ構築機能(104)と、そのメッセージを送信するためのデータ送信機能(105)を有する。
図11の中間部におけるサーバ側の処理機能は、クライアント側から送信される通信用メッセージをデータ編集するための第一のデータ編集機能(106)と、画面(A)のマッピング情報(第ニの設定情報)の読み込みによる参照を行うためのマッピング情報の参照機能(107)と、編集データに基づき、プログラム管理データを読み込み、業務処理プログラムの実行の可否を判断するためのプログラム制御機能(108)と、業務処理プログラムの実行命令があれば、業務処理プログラムを起動し、編集データを受け渡し、演算処理やデータ編集等の情報処理を実行し、その処理結果を再びサーバ制御プログラムへ戻すための情報処理機能(109)と、その戻された処理結果を通信用メッセージに編集するための第ニのデータ編集機能(110)と、その通信用メッセージを送信するためのデータ送信機能(111)を有する。
図11の下部におけるクライアント側の処理機能は、画面(A)のマッピング情報(第一の設定情報)の読み込みによる参照を行うためのマッピング情報の参照機能(112)と、サーバ側から送信される通信用メッセージをクライアントコアモジュール(画面表示制御情報)により解析し、販売画面(画面A)の項目に製品C,Dに関するデータを設定するための画面表示制御機能(113)と、その設定した画面を表示するための表示機能(114)を有する。
次に、図11乃至16を用いて本発明の画面制御システムの動作について詳細に説明する。
S201.製品A,Bに関する販売画面(画面A)における次頁ボタンを押すと、画面や通信を制御するためのプログラムであるクライアントコアモジュールは、前記抜き出し機能(101)と、前記チェック機能(103)と、前記マッピング情報の参照機能(102)に基づいて、画面Aのマッピング情報にしたがい、HTMLデータで作成した画面Aの値を収集し、型・長さ等の基本的な値のチェックを実施する。このチェックを実施することにより、サーバへ誤りの少ないデータを送信することができる。
S201.製品A,Bに関する販売画面(画面A)における次頁ボタンを押すと、画面や通信を制御するためのプログラムであるクライアントコアモジュールは、前記抜き出し機能(101)と、前記チェック機能(103)と、前記マッピング情報の参照機能(102)に基づいて、画面Aのマッピング情報にしたがい、HTMLデータで作成した画面Aの値を収集し、型・長さ等の基本的な値のチェックを実施する。このチェックを実施することにより、サーバへ誤りの少ないデータを送信することができる。
チェックを通過するとS202のステップへ移る。
一方、チェックにひっかかると、エラー項目の色変更やエラー内容のようなメッセージボックスを表示し、ブラウザに制御を戻す。
なお、このマッピング情報は、上記クライアントマッピング情報に相当するものである。この情報は、画面Aの中の項目を入出力制御するために使用するものであり、またマッピング情報の構成の中で「変数」を指定することにより、画面Aに存在しない項目もプログラム中に退避させることも可能である(図12)。
S202.クライアントコアモジュールは、前記通信用メッセージ構築機能(104)と、前記データ送信機能(105)に基づいて、マッピング情報に従って、通信メッセージを作成し、サーバ制御プログラムへデータを送信し、応答を待つ。
S202.クライアントコアモジュールは、前記通信用メッセージ構築機能(104)と、前記データ送信機能(105)に基づいて、マッピング情報に従って、通信メッセージを作成し、サーバ制御プログラムへデータを送信し、応答を待つ。
通信メッセージは以下の情報で構成される(図13)。
メッセージは、マッピング情報の順に従って組立てられ、1つの項目は、属性と値で構成される。値は通常の値とリストボックス等の配列情報を格納するための配列値で構成される。また、メッセージには通常のデータ(画面の項目内のデータ)以外にも要求するプログラム名や処理、また、現在のページ位置、続き頁の有無をグループ毎に示す値等のプログラム間で必要な連絡情報や画面起動時のパラメータ等も含む。これらの連絡情報も通常の項目と構成は同じである。
なお、図13の属性には、クライアントからサーバへの送信の場合には、検索処理時と現在の値との変更有無の情報が設定される。また、サーバからクライアントへの受信(応答)の場合には、項目のエラー情報、入力不可(プロテクト)情報、入力カーソルの位置情報等のHTMLデータを制御するための制御情報が設定される。
S203.クライアントコアモジュールからデータを受け取ったサーバ制御プログラムは、前記第一のデータ編集機能(106)と、前記マッピング情報の参照機能(107)に基づいて、マッピング情報に従い、業務処理プログラムでも共通に使用できるデータに変換する。このマッピング情報はサーバマッピング情報と呼ばれるものである。
S203.クライアントコアモジュールからデータを受け取ったサーバ制御プログラムは、前記第一のデータ編集機能(106)と、前記マッピング情報の参照機能(107)に基づいて、マッピング情報に従い、業務処理プログラムでも共通に使用できるデータに変換する。このマッピング情報はサーバマッピング情報と呼ばれるものである。
このとき、ページ管理データが存在すれば、通信で受け取ったデータとページ管理データとを合成してデータを作成する。
業務処理プログラムのデータは、以下の情報で構成されるメッセージという単位でプログラムに提供される(図14)。
メッセージは、制御情報とデータセットの集まりで構成され、画面を表現する。また、先頭のデータセット(グループ0)は、画面・通信制御用のプログラム(クライアントコアモジュール)との連絡情報の集まりで、グループ1以降は、マッピング情報のグループ番号に対応する。データセットは、制御情報と行(Row)の集まりで構成され、データベースのレコード集合等に対応し、ある単位のデータ集合を表現する。行(Row)は制御情報とカラムの集まりで構成され、データベースのレコードや画面の行等に対応し、データの処理単位(データの更新等)を表現する。カラムは、制御情報と値で構成され、データベースの項目や画面の項目等に対応する最小単位である。
サーバマッピング情報は、以下の情報で構成される。
通信メッセージとこの情報を順番につき合わせて、上記形式のデータ(メッセージ)を作成する(図15)。
ページ管理データは、処理が画面1頁分で完結できない場合(複数頁分のデータをまとめて更新したい場合等)に使用する。業務処理プログラムは、1画面分のデータではなく、全頁分のデータを受け取ることになる(図16)。ページ管理データを使用した場合、サーバ制御プログラムは、通信メッセージ中の現在頁を判定し、ページ管理データの該当ページ位置に通信メッセージを埋め込む。また、クライアントにデータを戻す場合は、逆にページ管理データから要求のあったページのデータを抽出し、通信メッセージが作成される。
S204.前記プログラム制御機能(108)を有するサーバ制御プログラムは、プログラム管理データを読み込み、プログラム実行の可否を判定する。
S204.前記プログラム制御機能(108)を有するサーバ制御プログラムは、プログラム管理データを読み込み、プログラム実行の可否を判定する。
実行可能な場合には、S205の処理を実行するが、実行不可能な場合には、警告メッセージを通信メッセージに設定し、データを送信する。
プログラム管理データは、画面プログラムの実行可否を管理するデータで、プログラムの計画停止等で画面の使用を禁止する場合に使用される。
S205.前記情報処理機能(109)に基づき、通信メッセージで要求のあった業務処理プログラムを起動し、データ(メッセージ)を受け渡す。
S205.前記情報処理機能(109)に基づき、通信メッセージで要求のあった業務処理プログラムを起動し、データ(メッセージ)を受け渡す。
業務処理プログラムは、メッセージを編集してサーバ制御プログラムに戻す。
また、サーバ制御プログラムは戻されたメッセージ中のエラーを確認し、業務処理プログラムの後処理を行う。
ここで、業務処理プログラムのトランザクション管理は、サーバ制御プログラムが行う。業務処理プログラムは、メッセージに状態(成功、若しくは失敗)を設定するだけで良い。サーバ制御プログラムは、業務処理が成功していれば、コミット(更新データをデータベースに反映する)を発行し、失敗していれば、ロールバック(更新データの廃棄)を発行する。
S206.サーバ制御プログラムは、前記第ニのデータ編集機能(110)と、前記データ送信機能(111)に基づき、マッピング情報に従って、通信メッセージを作成し、クライアントコアモジュールに応答を返す。
S206.サーバ制御プログラムは、前記第ニのデータ編集機能(110)と、前記データ送信機能(111)に基づき、マッピング情報に従って、通信メッセージを作成し、クライアントコアモジュールに応答を返す。
このとき、ページ管理データが必要であれば、これを作成し、該当ページ分のデータのみを通信メッセージとして編集する。
S207.クライアントコアモジュールは、前記マッピング情報の参照機能(112)と、前記画面表示制御機能(113)と、前記表示機能(114)に基づいて、応答を受け取り、マッピング情報に従って、販売画面(画面A)の項目に値を設定する。その結果、製品C,Dに関する販売画面(画面A)が表示される。
S207.クライアントコアモジュールは、前記マッピング情報の参照機能(112)と、前記画面表示制御機能(113)と、前記表示機能(114)に基づいて、応答を受け取り、マッピング情報に従って、販売画面(画面A)の項目に値を設定する。その結果、製品C,Dに関する販売画面(画面A)が表示される。
このとき、エラー、入力不可、入力カーソルの位置付け等の属性が設定されている場合、値の設定と同時に色変更・プロテクト等の操作をHTMLに対して実施する。
また、画面の切り替え要求があった場合には、上記処理に続いて、新しい画面をロードする。
画面の切り替えは、サーバでの業務処理プログラムの指示により実行される。切り替えには、大別して自画面が表示されているウィンドウに新しい画面を表示する方法と、新しいブラウザのウィンドウを開いて、画面を表示する2種類がある。
本発明の画面制御システムやその方法等は、ウェブブラウザを利用する画面制御システムや方法等の分野で利用するものであるが、殊に、基幹系業務画面のような複雑な画面を作成することや該画面制御システムを構成するプログラムの保守管理を簡易にすること等が要求されるような場合にその利用が期待される。
Claims (10)
- サーバと、前記サーバと通信可能な状態で接続されているクライアントとを備えてなる画面制御システムであって、
前記クライアントは、
前記サーバとの間でのデータの送受信を行うためのクライアント側通信部と、
ウェブブラウザを利用して情報の画面表示を行うための表示部と、
前記サーバから受信したデータに基づいて前記表示部に画面表示させるための画面表示制御部と、
前記画面表示制御部による表示画面に関する画面・設定情報を蓄積するためのクライアント側データ記憶部を有し、
前記サーバは、クライアント側との間でのデータの送受信可能なウェブサーバと、前記ウェブサーバとの間でのデータの送受信可能なアプリケーションサーバとからなり、
前記ウェブサーバは、
前記クライアントとの間でのデータの送受信を行うためのサーバ側通信部と、
前記ウェブサーバと前記アプリケーションサーバとの間でのデータの送受信を行うためのウェブサーバ側通信部と、
を有し、
前記アプリケーションサーバは、
前記ウェブサーバと前記アプリケーションサーバとの間でのデータの送受信を行うためのアプリケーションサーバ側通信部と、
前記クライアントから送信される要求とデータに基づき、情報処理を行うためのアプリケーションサーバ側情報処理部と、
前記アプリケーションサーバ側情報処理部による処理結果を前記ウェブサーバへ送信させるための前記アプリケーションサーバ側制御部を有し、
前記画面表示制御部は、前記クライアント側通信部で前記ウェブサーバから受信した前記アプリケーションサーバ側情報処理部による処理結果と前記クライアント側記憶部からの画面・設定情報に基づいて、該処理結果が、表示されるべき画面内に設定表示されるように、前記表示部に画面表示させることを特徴とする画面制御システム。 - サーバと、前記サーバと通信可能な状態で接続されているクライアントとを備えてなる画面制御システムであって、
前記クライアントは、
前記サーバとの間でのデータの送受信を行うためのクライアント側通信部と、
ウェブブラウザを利用して情報の画面表示を行うための表示部と、
前記サーバから受信したデータに基づいて前記表示部に画面表示させるための画面表示制御部と、
前記サーバから受信した前記画面表示制御部による表示画面に関する画面・設定情報を蓄積するためのクライアント側データ記憶部を有し、
前記サーバは、クライアント側との間でのデータの送受信可能なウェブサーバと、前記ウェブサーバとの間でのデータの送受信可能なアプリケーションサーバとからなり、
前記ウェブサーバは、
前記クライアントとの間でのデータの送受信を行うための前記サーバ側通信部と、
前記ウェブサーバと前記アプリケーションサーバとの間でのデータの送受信を行うためのウェブサーバ側通信部と、
前記画面・設定情報として、静的に作成したデータを蓄積するためのウェブサーバ側データ記憶部と、
前記クライアントから前記サーバに対して送信される要求に基づき、情報処理を行うためのウェブサーバ側情報処理部と、
前記ウェブサーバ側情報処理部による前記要求に対応する前記静的に作成したデータを前記クライアントへ送信させるためのウェブサーバ側制御部を有し、
前記アプリケーションサーバは、
前記ウェブサーバと前記アプリケーションサーバとの間でのデータの送受信を行うためのアプリケーションサーバ側通信部と、
前記クライアントから送信される前記要求とデータに基づき、情報処理を行うためのアプリケーションサーバ側情報処理部と、
前記アプリケーションサーバ側情報処理部による処理結果を前記ウェブサーバへ送信させるためのアプリケーションサーバ側制御部を有し、
前記画面表示制御部は、前記クライアント側通信部で前記ウェブサーバから受信した前記アプリケーションサーバ側情報処理部による処理結果と前記ウェブサーバ側情報処理部による前記静的に作成したデータに基づいて、該処理結果が、該静的に作成したデータにしたがって表示されるべき画面内に設定表示されるように、前記表示部に画面表示させることを特徴とする画面制御システム。 - 請求項2記載の画面制御システムであって、
前記ウェブサーバ側データ記憶部は、前記画面・設定情報として、前記アプリケーションサーバ側情報処理部による前記処理結果を、前記ウェブサーバ側情報処理部による前記要求に対応する前記静的に作成したデータにしたがって表示されるべき画面内に設定表示するための第一の設定情報を蓄積し、
前記ウェブサーバ側情報処理部は、前記クライアントから前記サーバに対して送信される要求に基づき、その要求に対応する前記第一の設定情報を読み込み、
前記ウェブサーバ側制御部は、前記ウェブサーバ側情報処理部で読み込む前記第一の設定情報を前記クライアントへ送信させるものであって、
前記アプリケーションサーバ側記憶部は、前記画面・設定情報に関する情報として、第二の設定情報を蓄積し、
前記アプリケーションサーバ側情報処理部は、前記クライアントから前記サーバに対して送信される要求及びデータと前記第二の設定情報に基づき、情報処理を行い、
前記アプリケーションサーバ側制御部は、前記アプリケーションサーバ側情報処理部による処理結果を前記ウェブサーバへ送信させるものであって、
前記画面表示制御部は、前記クライアント側通信部で前記ウェブサーバから受信した前記ウェブサーバ側情報処理部による前記第一の設定情報に基づいて、前記アプリケーションサーバ側情報処理部による処理結果が、前記ウェブサーバ側情報処理部による前記要求に対応する前記静的に作成したデータにしたがって表示されるべき画面内に設定表示されるように、前記表示部に画面表示させることを特徴とする画面制御システム。 - 請求項2又は3記載の画面制御システムであって、
前記ウェブサーバ側データ記憶部は、前記画面表示制御部における画面表示制御を行うための画面表示制御情報を蓄積し、
前記ウェブサーバ側情報処理部は、前記クライアントから前記サーバに対して送信される要求に基づき、前記画面表示制御情報を読み込み、
前記ウェブサーバ側制御部は、前記ウェブサーバ側情報処理部で読み込む前記画面表示制御情報を前記クライアントへ送信させるものであって、
前記画面表示制御部は、前記ウェブサーバ側データ記憶部からの前記画面表示制御情報に基づく制御部であることを特徴とする画面制御システム。 - サーバと、前記サーバと通信可能な状態で接続されているクライアントとを備えてなる画面制御方法であって、
前記クライアントは、
前記サーバとの間でのデータの送受信を行うためのクライアント側通信ステップと、
ウェブブラウザを利用して情報の画面表示を行うための表示ステップと、
前記サーバから受信したデータに基づいて前記表示部に画面表示させるための画面表示制御ステップ、
前記画面表示制御ステップによる表示画面に関する画面・設定情報を蓄積するためのクライアント側データ記憶ステップを有し、
前記サーバは、クライアント側との間でのデータの送受信可能なウェブサーバと、前記ウェブサーバとの間でのデータの送受信可能なアプリケーションサーバとからなり、
前記ウェブサーバは、
前記クライアントとの間でのデータの送受信を行うためのサーバ側通信ステップと、
前記ウェブサーバと前記アプリケーションサーバとの間でのデータの送受信を行うためのウェブサーバ側通信ステップと、
を有し、
前記アプリケーションサーバは、
前記ウェブサーバと前記アプリケーションサーバとの間でのデータの送受信を行うためのアプリケーションサーバ側通信ステップと、
前記クライアントから送信される要求とデータに基づき、情報処理を行うためのアプリケーションサーバ側情報処理ステップと、
前記アプリケーションサーバ側情報処理ステップによる処理結果を前記ウェブサーバへ送信させるためのアプリケーションサーバ側制御ステップを有し、
前記画面表示制御ステップは、前記クライアント側通信ステップで前記ウェブサーバから受信した前記アプリケーションサーバ側情報処理ステップによる処理結果と前記クライアント側記憶ステップからの画面・設定情報に基づいて、該処理結果が、表示されるべき画面内に設定表示されるように、前記表示ステップで画面表示させることを特徴とする画面制御方法。 - サーバと、前記サーバと通信可能な状態で接続されているクライアントとを備えてなる画面制御方法であって、
前記クライアントは、
前記サーバとの間でのデータの送受信を行うためのクライアント側通信ステップと、
ウェブブラウザを利用して情報の画面表示を行うための表示ステップと、
前記サーバから受信したデータに基づいて前記表示部に画面表示させるための画面表示制御ステップと、
前記サーバから受信したデータに基づいて、前記画面表示制御ステップによる表示画面に関する画面・設定情報を蓄積するためのクライアント側データ記憶ステップを有し、
前記ウェブサーバは、
前記クライアントとの間でのデータの送受信を行うためのサーバ側通信ステップと、
前記ウェブサーバと前記アプリケーションサーバとの間でのデータの送受信を行うためのウェブサーバ側通信ステップと、
前記画面・設定情報を蓄積するためのウェブサーバ側データ記憶ステップと、
前記クライアントから前記サーバに対して送信される要求に基づき、その要求に対応する前記画面・設定情報を読み込むためのウェブサーバ側情報処理ステップと、
前記ウェブサーバ側情報処理ステップで読み込む前記画面・設定情報を前記クライアントへ送信させるためのウェブサーバ側制御ステップを有し、
前記アプリケーションサーバは、
前記ウェブサーバと前記アプリケーションサーバとの間でのデータの送受信を行うためのアプリケーションサーバ側通信ステップと、
前記画面・設定情報に関する情報として第二の設定情報を蓄積するためのアプリケーションサーバ側記憶ステップと、
前記クライアントから前記サーバに対して送信される要求及びデータと前記第二の設定情報に基づき、情報処理を行うためのアプリケーションサーバ側情報処理ステップと、
前記アプリケーションサーバ側情報処理ステップによる処理結果を前記ウェブサーバへ送信させるための前記アプリケーションサーバ側制御ステップと、
前記クライアント側通信ステップで前記ウェブサーバから受信した前記アプリケーションサーバ側情報処理ステップによる処理結果と前記ウェブサーバ側データ記憶ステップからの前記画面・設定情報に基づいて、前記アプリケーションサーバ側情報処理ステップによる処理結果が、表示されるべき画面内に設定表示されるように、前記表示ステップで画面表示させるための前記画面表示制御ステップを備えてなることを特徴とする画面制御方法。 - サーバと、前記サーバと通信可能な状態で接続されているクライアントとを備えてなる画面制御システムであって、
前記クライアントは、
前記サーバとの間でのデータの送受信を行うためのクライアント側通信部と、
ウェブブラウザを利用して情報の画面表示を行うための表示部と、
前記表示部に画面表示させるための画面表示制御部と、
前記画面表示制御部による表示画面に関する画面・設定情報を蓄積するためのデータ記憶部を有し、
前記サーバは、
前記クライアントとの間でのデータの送受信を行うためのサーバ側通信部と、
前記クライアントから送信される要求とデータに基づき、情報処理を行うための情報処理部と、
前記情報処理部による処理結果を前記サーバへ送信させるための前記サーバ制御部を有し、
前記画面表示制御部は、前記クライアント側通信部で前記サーバから受信した前記情報処理部による処理結果及び前記データ記憶部からの画面・設定情報に基づいて、該処理結果が、表示されるべき画面内に設定表示されるように、前記表示部に画面表示させることを特徴とする画面制御システム。 - サーバと、前記サーバと通信可能な状態で接続されているクライアントとを備えてなる画面制御システムであって、
前記クライアントは、
前記サーバとの間でのデータの送受信を行うためのクライアント側通信部と、
ウェブブラウザを利用して情報の画面表示を行うための表示部と、
前記サーバから受信したデータに基づいて前記表示部に画面表示させるための画面表示制御部と、
前記サーバから受信した前記画面表示制御部による表示画面に関する画面・設定情報を蓄積するためのデータ記憶部を有し、
前記サーバは、
前記クライアントとの間でのデータの送受信を行うためのサーバ側通信部と、
前記画面・設定情報を蓄積するためのサーバ側記憶部と、
前記クライアントから送信される要求とデータに基づき、情報処理を行うための情報処理部と、
前記情報処理部による処理結果を前記サーバへ送信させるための前記サーバ制御部を有し、
前記画面表示制御部は、前記クライアント側通信部で前記サーバから受信した前記情報処理部による処理結果及び前記サーバ側データ記憶部からの画面・設定情報に基づいて、該処理結果が、表示されるべき画面内に設定表示されるように、前記表示部に画面表示させることを特徴とする画面制御システム。 - サーバと、前記サーバと通信可能な状態で接続されているクライアントとを備えてなる画面制御方法であって、
前記クライアントは、
前記サーバとの間でのデータの送受信を行うためのクライアント側通信ステップと、
ウェブブラウザを利用して情報の画面表示を行うための表示ステップと、
前記サーバから受信したデータに基づいて前記表示部に画面表示させるための画面表示制御ステップと、
前記画面表示制御ステップによる表示画面に関する画面・設定情報を蓄積するためのデータ記憶ステップを有し、
前記サーバは、
前記クライアントとの間でのデータの送受信を行うためのサーバ側通信ステップと、
前記クライアントから送信される要求とデータに基づき、情報処理を行うための情報処理ステップと、
前記情報処理ステップによる処理結果を前記サーバへ送信させるための前記サーバ制御ステップを有し、
前記画面表示制御ステップは、前記クライアント側通信ステップで前記サーバから受信した前記情報処理ステップによる処理結果及び前記データ記憶ステップからの画面・設定情報に基づいて、該処理結果が、表示されるべき画面内に設定表示されるように、前記表示ステップで画面表示させることを特徴とする画面制御方法。 - 画面制御処理をコンピュータに実行させるため、コンピュータによる読取り可能な記録媒体に記憶された画面制御プログラムであって、
データの送受信を行うための通信ステップと、
ウェブブラウザを利用して情報の画面表示を行うための表示ステップと、
受信した前記データに基づいて、前記表示ステップによる表示画面に画面表示させるための画面表示制御ステップと、
前記画面表示制御ステップによる表示画面に関する画面・設定情報を蓄積するためのデータ記憶ステップと、
受信した前記データと前記画面・設定情報に基づいて、表示画面内に設定表示すべきデータを、前記表示ステップによる表示画面内に設定表示させるための前記画面表示制御ステップと、
をコンピュータに実行させることを特徴とする画面制御プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004011650A JP2005208718A (ja) | 2004-01-20 | 2004-01-20 | 画面制御システム、その方法、及びそのプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004011650A JP2005208718A (ja) | 2004-01-20 | 2004-01-20 | 画面制御システム、その方法、及びそのプログラム |
Publications (1)
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JP2005208718A true JP2005208718A (ja) | 2005-08-04 |
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ID=34898278
Family Applications (1)
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JP2004011650A Pending JP2005208718A (ja) | 2004-01-20 | 2004-01-20 | 画面制御システム、その方法、及びそのプログラム |
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JP (1) | JP2005208718A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007206874A (ja) * | 2006-01-31 | 2007-08-16 | Exa Corp | クライアントサーバ型システム及びクライアントアプリケーションプログラム |
-
2004
- 2004-01-20 JP JP2004011650A patent/JP2005208718A/ja active Pending
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