JP2005208603A - 発光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、発光取り出し面を見る角度に依存した発光スペクトルの変化が低減された発光装置を提供することを課題とする。
【解決手段】 本発明の発光装置は、トランジスタと、前記トランジスタを覆う絶縁層と、前記絶縁層の開口部に設けられた発光素子とを有することを特徴としている。前記トランジスタと前記発光素子とは接続部を介して電気的に接続している。また、接続部は、前記絶縁層を貫通するコンタクトホールを通って、トランジスタに接続している。なお、前記絶縁層は、単層のものでもよいし、異なる物質から成る層が複数積層された多層のものでもよい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、アクティブマトリクス型の発光装置に関し、特に発光を取り出す部分の構造に関する。
エレクトロルミネッセンス素子(発光素子)からの発光を利用した発光装置は、高視野角、低消費電力の表示用装置として注目されている装置である。
主に表示用として利用されている発光装置の駆動方法には、アクティブマトリクス型と、パッシブマトリクス型とがある。アクティブマトリクス型の駆動方式の発光装置は、発光素子ごとに発光・非発光等を制御できる。そのため、パッシブマトリクス型の発光装置よりも低消費電力で駆動でき、携帯電話等の小型電化製品の表示部としてのみならず、大型のテレビ受像機等の表示部として実装するのにも適している。
また、アクティブマトリクス型の発光装置においては、発光素子ごとに、それぞれの発光素子の駆動を制御するための回路が設けられている。回路と発光素子とは、発光の外部への取り出しが当該回路によって妨げられないように、基板上に配置されている。また、発光素子と重畳する部分には透光性を有する絶縁層が積層して設けられており、発光は当該絶縁層中を通って外部に射出する。これらの絶縁層は、回路の構成要素であるトランジスタや容量素子等の回路素子、若しくは配線を形成するために設けられたものである。
ところで、積層された絶縁膜中を発光が通るとき、それぞれの絶縁層の屈折率の違いに起因して、発光が多重干渉することがある。その結果、発光取り出し面を見る角度に依存して発光スペクトルが変わり、発光装置において表示した画像の視認性が悪くなるという問題が生じる。
また、各層の屈折率の違いに起因して生じる画像の視認性の低下は、パッシブマトリクス型の発光装置においても生じる。例えば特許文献1では、発光素子を構成する各層の屈折率の違いに起因して外光及び発光が界面で反射し、視認性が悪くなるといった問題を提起し、それを解決できるように素子構造を工夫した発光素子を提案している。
特開平7−211458号公報
本発明は、発光取り出し面を見る角度に依存した発光スペクトルの変化が低減された発光装置を提供することを課題とする。
本発明の発光装置は、トランジスタと、前記トランジスタを覆う絶縁層と、前記絶縁層の開口部に設けられた発光素子とを有することを特徴としている。
ここで、前記トランジスタと前記発光素子とは接続部を介して電気的に接続している。また、接続部は、前記絶縁層を貫通するコンタクトホールを通って、トランジスタに接続している。
なお、前記絶縁層は、単層のものでもよいし、異なる物質から成る層が複数積層された多層のものでもよい。
本発明の発光装置は、トランジスタと、発光素子と、前記トランジスタを覆う絶縁層と、前記絶縁層を覆う隔壁層とを有する。前記絶縁層には、第1の開口部が設けられている。また、前記隔壁層には、第2の開口部が設けられている。前記第2の開口部は前記第1の開口部の内側に設けられており、前記第2の開口部には前記発光素子が設けられている。
ここで、前記トランジスタと、前記発光素子とは接続部を介して電気的に接続している。また、接続部は、前記絶縁層を貫通するコンタクトホールを通って、トランジスタに接続している。
なお、前記絶縁層は、単層のものでもよいし、異なる物質から成る層が複数積層された多層のものでもよい。
本発明の発光装置は、トランジスタと、前記トランジスタを覆う絶縁層とを有する。前記絶縁層は第1の開口部を有し、前記第1の開口部を覆うように第1の電極が設けられている。さらに、前記絶縁層を覆う隔壁層が設けられている。隔壁層は第2の開口部を有する。前記第2の開口部において、前記第1の電極の一部が露出している。そして、前記第2の開口部から露出した前記第1の電極の上には、発光層が設けられており、さらに前記発光層の上には第2の電極が設けられている。
ここで、前記トランジスタと、前記発光素子とは接続部を介して電気的に接続している。また、接続部は、前記絶縁層を貫通するコンタクトホールを通って、トランジスタに接続している。また、第1の電極は透光性を有する導電物で形成されている。
なお、前記絶縁層は、単層のものでもよいし、異なる物質から成る層が複数積層された多層のものでもよい。
本発明の発光装置は、発光素子とトランジスタとを有する。前記発光素子は、第1の絶縁層上に、第1の電極と第2の電極との間に発光層を挟んで成る。また、前記トランジスタは、前記第1の絶縁層上に設けられた第2の絶縁層上に、半導体層と第3の電極との間に第3の絶縁層を挟んで成る。また、前記トランジスタは、第4の絶縁層に覆われている。前記第3の絶縁層は開口部を有し、前記開口部において発光素子が設けられている。また、前記第1の電極と前記半導体層とは同じ層に設けられている。
ここで、前記半導体層と、前記第1の電極とは接続部を介して電気的に接続している。また、接続部は、前記絶縁層を貫通するコンタクトホールを通って、トランジスタに接続している。また、第1の電極は透光性を有する導電物で形成されている。
なお、前記第3の絶縁層は、単層のものでもよいし、異なる物質から成る層が複数積層された多層のものでもよい。
本発明によって、発光取り出し面を見る角度に依存した発光スペクトルの変化が低減された発光装置を得ることができる。
また、発光取り出し面を見る角度に依存した発光スペクトルの変化が低減されることによって、視認性に優れた画像を提供できる表示装置等を得ることができる。
以下、本発明の一態様について図面を参照しながら説明する。但し、本発明は多くの異なる態様で実施することが可能であり、本発明の趣旨及びその範囲から 逸脱することなくその形態及び詳細を様々に変更し得ることは当業者であれば容易に理解される。従って、本実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。
(実施の形態1)
本発明の発光装置について、図1を用いて説明する。
基板11上には、絶縁層12aおよび絶縁層12bの二層から成る絶縁層12が設けられている。絶縁層12b上には、半導体層14aとゲート絶縁層15とゲート電極16とを含んで成るスタガ型のトランジスタ17が設けられている。また、トランジスタ17は、絶縁層18に覆われている。
ここで基板11はガラスや石英等の透光性を有するものを用いる。また、プラスチック等の可撓性を有するものを基板11として用いてもよい。この他、透光性を有し、トランジスタ17や発光素子24を支えるための支持体として機能するものであれば基板11として用いることができる。
また、本形態において、絶縁層12a、12bは、基板11から拡散する不純物がトランジスタ17に混入するのを阻止するために設けられており、それぞれ別の物質から成る。なお、絶縁層12a、12bは、酸化珪素や、窒化珪素、或いは酸素を含む窒化珪素等から成る層であることが好ましい。但し、この他の材料から成る層であってもよい。なお、本形態では、絶縁層12は多層であるが、単層でも構わない。また、基板11からの不純物の混入が十分に抑制されている場合は、絶縁層12は特に設けなくてもよい。
発光素子24は、第1の電極20と第2の電極23との間に発光層22を挟んで成り、絶縁層12a上に設けられている。第1の電極20と、絶縁層12aとは接している。なお、絶縁層12aは、前述のように不純物の拡散を阻止する機能をもつ膜であると共に、第1の電極20と同程度若しくは第1の電極20よりも屈折率の小さい物質から成ることがより好ましい。
なお、第1の電極20と第2の電極23とは、いずれか一方が陽極、他方が陰極として機能する。また、第1の電極20は、インジウム錫酸化物(ITO:Indium Tin Oxide)等の透光性を有する導電物から成ることが好ましい。なお、ITO以外に、酸化珪素を含有するITOや、酸化インジウムに2〜20%の酸化亜鉛(ZnO)を混合したIZO(Indium Zinc Oxide)等を用いてもよい。
また、発光層22は、発光物質を含み、単層または多層で構成される。なお、発光層22は、有機物若しくは無機物のいずれから成るものであってもよいし、又は無機物と有機物の両方を含むものであってもよい。
トランジスタ17と発光素子24とは、導電体から成る接続部19aを介して電気的に接続している。なお、接続部19aは、絶縁層18上に設けられており、さらに絶縁層18を貫通するコンタクトホールを通って半導体層14に至る。また、接続部19aの一部または全体は、第1の電極20と接している。
また、絶縁層18には、絶縁層12aの一部が露出するように、第1の開口部が設けられている。そして当該第1の開口部を覆うように第1の電極20が設けられている。なお、開口部から露出した絶縁層12aを覆うように第1の電極20が設けられていれば、必ずしも開口部全体を第1の電極20で覆う必要はない。さらに、第1の電極20の一部を露出するように第2の開口部を有する隔壁層21が設けられている。なお、その他の部分(接続部19aや、配線19b、絶縁層18等)は隔壁層21によって覆われている。
当該第2の開口部において、第1の電極20上には、発光層22が設けられており、さらに発光層22上には第2の電極23が設けられている。このように第1の電極20と発光層22と第2の電極23とが積層した部分は発光素子24として機能する。
また図1の発光装置では、接続部19aは、絶縁層18の側壁上において、第1の電極20と積層している。このような構成とすることによって、第1の電極20または接続部19aのいずれかが絶縁層18の側壁上を十分に被覆できない場合であっても、第1の電極20と接続部19aとの接続を保つことができる。また、図1の発光装置のように、接続部19aと同じ層に形成された膜19dが絶縁層18の側壁全体を覆うように設けられていてもよい。なお、接続部19aと膜19dとは一体となって形成されていてもよいし、そうでなくてもよい。
なお、絶縁層18は、複数の層から成る多層構造のものでもよいし単層構造のものでもよい。また、絶縁層18は、酸化珪素やシロキサン若しくは窒化珪素等の無機物、またはアクリルやポリイミド等の有機物のいずれから成るものであってもよいし、または無機物または有機物の両方を含むものであってもよい。いずれにしても絶縁体であればよい。
なお、本発明の発光装置では、トランジスタ17と発光素子24とはいずれも絶縁層12aや絶縁層12b等の絶縁体上に設けられている。そして、特に図1では、半導体層14a、14bは絶縁層12b上に設けられ、第1の電極20は絶縁層12a上に設けられている。このように、半導体層14a、14bと第1の電極20とは、別の層上に設けられていてもよいし、又は同じ層上に設けられていてもよい。例えば、半導体層14a、14bが、絶縁層12a上に設けられていてもよいし、又は、第1の電極20が、絶縁層12b上に設けられていてもよい(図3)。なお、図3のように基板11と第1の電極20の間に絶縁層12a、12bを有する場合、基板11および絶縁層12a、12bは、いずれも同程度の屈折率であるように選択するか、または、順に屈折率が低くなり、基板11の屈折率が最も小さくなるように積層されていることが好ましい。いずれにしても、トランジスタ17および発光素子24が絶縁体上に設けられており、基板11からトランジスタ17への不純物の拡散が阻止できるような構成であればよい。
また、膜19dは必ずしも設ける必要はなく、例えば、図4の発光装置のように膜19dが設けられていない発光装置であってもよい。図1の発光装置では半導体層14aと同じ層に半導体層14bが第1の電極20を囲むように設けられているが、例えば図5の発光装置のように、第1の電極20を囲む半導体層14bを有しない構造の発光装置であってもよい。
なお、トランジスタ17の構造については、特に限定されない。シングルゲート型でもよいし、マルチゲート型でもよい。また、シングルドレイン構造でもよいし、LDD(Lightly Doped Drain)構造、若しくはLDD領域とゲート電極とがオーバーラップしたような構造でもよい。
また、図2は、本発明の発光装置の上面図である。なお、図2において、破線A−A’で表される部分の一部の断面が図1の断面図で表されている。従って、図1で表したものに対応するものについては、図1と同様の記号を付している。つまり、14は半導体層であり、16はゲート電極であり、19bは配線であり、19aは接続部である。また、20は第1の電極であり、21は隔壁層である。さらに、図1には示されていないが、19c、29a、29bは配線であり、27,28はトランジスタである。
上記の発光装置において、発光素子24からの発光は、第1の電極20、絶縁層12および基板11を通って外部に射出する。
以上に示した本発明の発光装置では、発光素子からの発光を外部に取り出す際に、発光が通過する層数が低減されている。従って、層と層との界面において、発光素子からの発光が反射する回数または反射量が軽減され、結果として、反射光に起因した多重干渉が抑制される。
このように本発明の発光装置は、多重干渉を抑制できるような構造を有するものであり、発光取り出し面を見る角度に依存した発光スペクトルの変化が低減された、視認性が良好な発光装置である。
(実施の形態2)
本実施の形態では、図1、2に示す本発明の発光装置の作製方法について図6、図7を用いて説明する。
基板11上に絶縁層12a、12bを順に積層した後、さらに半導体層14を絶縁層12b上に積層する。
次に、半導体層14を所望の形状に加工し、半導体層14a、14bを形成する。なお、加工は、レジストマスクを用いて半導体層14をエッチングして行えばよい。
次に、半導体層14a、14bおよび絶縁層12b等を覆うゲート絶縁層15を形成し、さらにゲート絶縁層15上に導電層を積層する。
次に、当該導電層を所望の形状に加工し、ゲート電極16を形成する。ここで、ゲート電極16と共に配線29a、29b(図2)も形成する。なお、加工は、レジストマスクを用いて当該導電層をエッチングして行えばよい。
次に、ゲート電極16をマスクとして、半導体層14aに高濃度の不純物を添加する。これによって、半導体層14a、ゲート絶縁層15およびゲート電極16を含むトランジスタ17が作製される。
なお、トランジスタ17の作製工程については、特に限定されず所望の構造のトランジスタを作製できるように、適宜変更すればよい。
次に、ゲート電極16、配線29a、29b、ゲート絶縁層15等を覆う絶縁層18を形成する。本形態では、絶縁層18は、シロキサン等の自己平坦性を有する無機物をもちいて形成している。但し、これに限らず、自己平坦性を有する有機物を用いて形成してもよい。また、絶縁層18は、必ずしも自己平坦性を有する物質で形成しなくてもよく、自己平坦性を有しない物質のみから成るものであってもよい。さらに、絶縁層18は、自己平坦性を有する物質から成る層と自己平坦性を有しない物質から成る層とを組み合わせて形成した多層構造の層であってもよい。
次に、絶縁層18を貫通して半導体層14aに至るコンタクトホール及び半導体層14bに至る第1の開口部を形成する。
次に、絶縁層18等を覆う導電層19を形成した後、当該導電層19を所望の形状に加工し、接続部19a、配線19b、19c、膜19d等を形成する。この時、第1の開口部においては、絶縁層12aが露出されるように、半導体層14bの一部および絶縁層12bの一部をエッチングして除去する。本形態では、半導体層14bは、エッチング速度を調節するための層として用いている。従って、半導体層14bがなくてもエッチング速度を調節できるのであれば、図5の発光装置のように半導体層14bは特に設ける必要がない。
次に、透光性を有する導電層を接続部19a等を覆うように形成した後、当該導電層を加工し、第1の電極20を形成する。ここで、第1の電極20は、一部が接続部19aと接し、また絶縁層18に設けられた開口部を覆うような形状に加工する。
次に、第1の電極20の一部が露出されるように開口部を有する、接続部19aや絶縁層18等を覆う隔壁層21を形成する。ここで、隔壁層21は、感光性の樹脂材料を露光・現像によって所望の形状に加工して形成してもよいし、または、感光性を有しない無機物または有機物からなる層を形成した後これらをエッチングして所望の形状に加工して形成してもよい。
次に、隔壁層21から露出した第1の電極20を覆う発光層22を形成する。発光層22は、蒸着法やインクジェット法、スピンコート法等、いずれの方法を用いて形成しても構わない。なお、絶縁層12a上に凹凸が形成されている場合は、PEDOT等の高分子材料から成る層を発光層22の一部に設けることによって、当該凹凸を緩和することができる。
次に、発光層22を覆う第2の電極23を形成する。これによって、第1の電極20と発光層22と第2の電極23とから成る発光素子24を作製できる。
以上のようにして、図1に示すような本発明の発光装置を作製することができる。
本実施例では、本発明の効果について調べた実験の実験結果について説明する。
本発明を適用した発光装置の構造を図8(A)に、比較例の発光装置の構造を図8(B)に示す。
なお、本実施例では、発光装置のうち特に発光の取り出しを行う部分の構造について比較することを目的としているため、発光素子を駆動するためのトランジスタは設けず作製工程を簡略化して作製した発光装置について評価を行った。
図8(A)において、ガラスから成る基板101上には、絶縁層102aと絶縁層102bとが順に積層して設けられている。なお、絶縁層102aは酸素を含む窒化珪素から成り、絶縁層102bは酸化珪素から成る。
絶縁層102b上には、珪素から成る半導体層103が設けられている。また半導体層103を覆うように酸化珪素から成る絶縁層104が設けられている。
さらに、絶縁層104上には、絶縁層105a、105b、105cが設けられており、これらの層は順に積層している。また絶縁層104と絶縁層105aとは接している。ここで、絶縁層105aは酸素を含む窒化珪素から成り、絶縁層105bはシロキサンから成り、絶縁層105cは窒化珪素から成る。
また、絶縁層105a、105b、105c上には配線106が設けられており、配線106は、絶縁層105a、105b、105cを貫通して半導体層103に至るコンタクトホールを通って半導体層103と接続している。さらに、配線106は発光素子111の構成要素である第1の電極108と接している。
また、絶縁層105a、105b、105cには、絶縁層102aが露出するように、第1の開口部が設けられている。そして当該第1の開口部を覆うように第1の電極108が設けられている。つまり、絶縁層102aと第1の電極108とは接している。さらに、配線106を覆い、また第1の電極108の一部を露出するように第2の開口部を有する隔壁層107が設けられている。なお、第1の電極108は、酸化珪素を含むITOから成り、隔壁層107は感光性のポリイミドから成る。
当該第2の開口部において、第1の電極108上には、発光層109が設けられており、さらに発光層109上には第2の電極110が設けられている。このように第1の電極108と発光層109と第2の電極110とが積層した部分は発光素子111として機能する。
図8(A)に示す発光装置において、発光は、第1の電極108と絶縁層102aと基板101とを通って発光装置外部に射出する。
なお、半導体層103はトランジスタに含まれる半導体層に、絶縁層104はトランジスタに含まれるゲート絶縁層に該当する。従って、発光素子111が設けられている部分の積層構造については、本発明の発光装置と同様になっている。
また、図8(B)では、絶縁層205a、205b、205cに図8(A)で示されているような開口部がなく、絶縁層205a、205b、205c上に発光素子211が設けられている。その他の構成については、図8(A)に示すものと同様である。なお、201は基板、202a、202bは絶縁層、203は半導体層、204、205a、205b、205cは絶縁層、206は配線、207は隔壁層、208は第1の電極、209は発光層、210は第2の電極であり、それぞれ、図8(A)に示す発光装置と同じ物質で形成されている。
なお、図8(A)で表されるような構造を有する発光装置は、赤色系の発光を呈するものと、緑色系の発光を呈するものと、青色系の発光を呈するものとをそれぞれ作製した。また、図8(B)で表されるような構造を有する発光装置についても、赤色系の発光を呈するものと、緑色系の発光を呈するものと、青色系の発光を呈するものとをそれぞれ作製した。
図9(A)、図10(A)、図11(A)は、図8(A)に表されるような構造を有する発光装置から得られる発光の発光スペクトルを発光スペクトル分析装置で測定した結果について示す図である。また、図9(B)、図10(B)、図11(B)は、図8(B)に表されるような構造を有する発光装置から得られる発光の発光スペクトルを発光スペクトル分析装置で測定した結果について示す図である。図9(A)、(B)、図10(A)、(B)、図11(A)、(B)において、横軸はスペクトル(nm)を表し、縦軸は発光の強度を表している。また、発光スペクトルは基板面(発光取り出し面)の法線方向に対し0°の傾きを有する方向から測定した場合と、測定した場合と、基板面(発光取り出し面)の法線方向に対し20°の傾きを有する方向から測定した場合と、基板面(発光取り出し面)の法線方向に対し40°の傾きを有する方向から測定した場合とについてそれぞれ示されている。
また、図9(A)、(B)は、発光層に4−(ジシアノメチレン)−2,6−ビス[p−(ジメチルアミノ)スチリル]−4H−ピランを含み、赤色系の発光を呈する発光装置からの発光を測定したものである。また、図10(A)、(B)は、発光層にN,N’−ジメチルキナクリドンを含み、緑色系の発光を呈する発光装置からの発光を測定したものである。また、図11(A)、(B)は、発光層に2−tert−ブチル−9,10−ジ(2−ナフチル)アントラセンを含み、青色系の発光を呈する発光装置からの発光を測定したものである。
図9(A)より、本発明を適用した発光装置は、いずれの角度から測定した場合でも、同様の形状の赤色系の発光スペクトルが得られていることが分かる。一方、図9(B)より、比較例の発光装置は、発光を測定するときの角度によって、発光スペクトルが異なっていることが分かる。
また、図10(A)より、本発明を適用した発光装置は、いずれの角度から測定した場合でも、同様の形状の緑色系の発光スペクトルが得られていることが分かる。一方、図10(B)より、比較例の発光装置は、発光を測定するときの角度によって、発光スペクトルが異なっていることが分かる。
さらに、図11(A)より、本発明を適用した発光装置は、いずれの角度から測定した場合でも、同様の形状の青色系の発光スペクトルが得られていることが分かる。一方、図11(B)より、比較例の発光装置は、発光を測定するときの角度によって、発光スペクトルが異なっていることが分かる。
以上のように、本発明を適用することによって、赤色系、緑色系、青色系のいずれの発光についても、発光取り出し面をみる角度に依存した発光スペクトルの変化が低減された発光装置を得られることが分かる。
本実施例では、本発明を適用した発光装置について説明する。但し、本発明の発光装置の構造および発光装置を構成する物質等は、本実施例に示すものに限定されない。
本実施例の発光装置は、図1で表される本発明の発光装置である。
本実施例において、発光素子24の構成要素である発光層22は、複数の層から成る。複数の層は、キャリア輸送性の高い物質とキャリア注入性の高い物質とから選ばれた物質から成る層を組み合わせて構成されたものであり、一部に発光性の高い物質を含むものである。なお、発光物質としては、4−ジシアノメチレン−2−メチル−6−(1,1,7,7−テトラメチルジュロリジル−9−エニル) −4H−ピラン(略称:DCJT)、4−ジシアノメチレン−2−t−ブチル−6−(1,1,7,7−テトラメチルジュロリジル−9−エニル) −4H−ピラン(略称:DPA)、ペリフランテン、2,5−ジシアノ−1,4−ビス(10−メトキシ−1,1,7,7−テトラメチルジュロリジル−9−エニル)ベンゼン、N,N’−ジメチルキナクリドン(略称:DMQd)、クマリン6、クマリン545T、トリス(8−キノリノラト)アルミニウム(略称:Alq3)、9,9’−ビアントリル、9,10−ジフェニルアントラセン(略称:DPA)や9,10−ビス(2−ナフチル)アントラセン(略称:DNA)等を用いることができる。また、この他の物質でもよい。キャリア輸送性の高い物質のうち、特に電子輸送性の高い物質としては、例えばトリス(8−キノリノラト)アルミニウム(略称:Alq3)、トリス(5−メチル−8−キノリノラト)アルミニウム(略称:Almq3)、ビス(10−ヒドロキシベンゾ[h]−キノリナト)ベリリウム(略称:BeBq2)、ビス(2−メチル−8−キノリノラト)−4−フェニルフェノラト−アルミニウム(略称:BAlq)など、キノリン骨格またはベンゾキノリン骨格を有する金属錯体等が挙げられる。また正孔輸送性の高い物質としては、例えば4,4’−ビス[N−(1−ナフチル)−N−フェニル−アミノ]−ビフェニル(略称:α−NPD)や4,4’−ビス[N−(3−メチルフェニル)−N−フェニル−アミノ]−ビフェニル(略称:TPD)や4,4’,4’’−トリス(N,N−ジフェニル−アミノ)−トリフェニルアミン(略称:TDATA)、4,4’,4’’−トリス[N−(3−メチルフェニル)−N−フェニル−アミノ]−トリフェニルアミン(略称:MTDATA)などの芳香族アミン系(即ち、ベンゼン環−窒素の結合を有する)の化合物が挙げられる。また、キャリア注入性の高い物質のうち、特に電子注入性の高い物質としては、フッ化リチウム(LiF)、フッ化セシウム(CsF)、フッ化カルシウム(CaF2)等のようなアルカリ金属又はアルカリ土類金属の化合物が挙げられる。また、この他、Alq3のような電子輸送性の高い物質とマグネシウム(Mg)のようなアルカリ土類金属との混合物であってもよい。また、正孔注入性の高い物質としては、例えば、モリブデン酸化物(MoOx)やバナジウム酸化物(VOx)、ルテニウム酸化物(RuOx)、タングステン酸化物(WOx)、マンガン酸化物(MnOx)等の金属酸化物が挙げられる。また、この他、フタロシアニン(略称:H2Pc)や銅フタロシアニン(CuPC)等のフタロシアニン系の化合物が挙げられる。
また、トランジスタ17は、スタガ型のものであるが、この他、逆スタガ型のものでもよい。さらに、逆スタガ型の場合、半導体層の上に保護層を有する所謂チャネル保護型のものでもよいし、または半導体層の一部がエッチングされている所謂チャネルエッチ型のものでもよい。
また、半導体層14a、14bは、結晶性、非結晶性のいずれのものでもよい。また、セミアモルファス等でもよい。
なお、セミアモルファスな半導体とは、次のようなものである。非晶質と結晶構造(単結晶、多結晶を含む)の中間的な構造を有し、自由エネルギー的に安定な第3の状態を有する半導体であって、短距離秩序を持ち格子歪みを有する結晶質な領域を含んでいるものである。また少なくとも膜中の一部の領域には、0.5〜20nmの結晶粒を含んでいる。ラマンスペクトルが520cm-1よりも低波数側にシフトしている。X線回折ではSi結晶格子に由来するとされる(111)、(220)の回折ピークが観測される。未結合手(ダングリングボンド)の中和剤として水素またはハロゲンを少なくとも1原子%またはそれ以上含ませている。所謂微結晶半導体(マイクロクリスタル半導体)とも言われている。珪化物気体をグロー放電分解(プラズマCVD)して形成する。珪化物気体としては、SiH4、その他にもSi26、SiH2Cl2、SiHCl3、SiCl4、SiF4などを用いることができる。この珪化物気体をH2、又は、H2とHe、Ar、Kr、Neから選ばれた一種または複数種の希ガス元素で希釈しても良い。希釈率は2〜1000倍の範囲。圧力は概略0.1Pa〜133Paの範囲、電源周波数は1MHz〜120MHz、好ましくは13MHz〜60MHz。基板加熱温度は300℃以下でよく、好ましくは100〜250℃。膜中の不純物元素として、酸素、窒素、炭素などの大気成分の不純物は1×1020/cm3以下とすることが望ましく、特に、酸素濃度は5×1019/cm3以下、好ましくは1×1019/cm3以下とする。なお、セミアモルファスな半導体を用いたTFT(薄膜トランジスタ)の移動度はおよそ1〜10m2/Vsecとなる。
また、半導体層が結晶性のものの具体例としては、単結晶または多結晶性の珪素、或いはシリコンゲルマニウム等から成るものが挙げられる。これらはレーザー結晶化によって形成されたものでもよいし、例えばニッケル等を用いた固相成長法による結晶化によって形成されたものでもよい。
なお、半導体層が非晶質の物質、例えばアモルファスシリコンで形成される場合には、トランジスタ17およびその他のトランジスタ(発光素子を駆動するための回路を構成するトランジスタ)は全てNチャネル型トランジスタで構成された回路を有する発光装置であることが好ましい。それ以外については、Nチャネル型またはPチャネル型のいずれか一のトランジスタで構成された回路を有する発光装置でもよいし、両方のトランジスタで構成された回路を有する発光装置でもよい。
隔壁層21は、図1のようにエッジ部において、曲率半径が連続的に変化する形状であることが好ましい。また隔壁層21は、アクリルやシロキサン(シリコン(Si)と酸素(O)との結合で骨格構造が構成され、置換基に少なくとも水素を含む物質)、レジスト、酸化珪素等を用いて形成される。なお隔壁層21は、無機膜と有機膜のいずれか一で形成されたものでもよいし、または両方を用いて形成されたものでもよい。
発光素子24において、第1の電極20および第2の電極23がいずれもインジウム錫酸化物(ITO)のような透光性を有する物質で構成されている場合、図12(A)の白抜きの矢印で表されるように、第1の電極20側と第2の電極23側の両方から発光を取り出すことができる。また、第1の電極20のみが透光性を有する物質で構成されている場合、図12(B)の白抜きの矢印で表されるように、第1の電極20側のみから発光を取り出すことができる。この場合、第2の電極23は反射率の高い材料で構成されているか、または反射率の高い材料から成る膜(反射膜)が第2の電極23の上方に設けられていることが好ましい。
また、発光素子24は、第1の電極20が陽極として機能し、第2の電極23が陰極として機能する構成であってもよいし、或いは第1の電極20が陰極として機能し、第2の電極23が陽極として機能する構成であってもよい。但し、前者の場合、トランジスタ17はPチャネル型トランジスタであり、後者の場合、トランジスタ17はNチャネル型トランジスタである。
以上のような、本発明の発光装置は、発光取り出し面をみる角度に依存した発光スペクトルの変化が低減されたものである。
本実施例では、本発明の発光装置において発光素子を駆動するために画素部に設けられている回路について説明する。但し、発光装置を駆動するための回路は、本実施例で示すものには限定されない。
図13に示すように、発光素子301には、各々の発光素子を駆動するための回路が接続されている。当該回路は、それぞれ、映像信号によって発光素子301の発光・非発光を決定する駆動用トランジスタ321と、前記映像信号の入力を制御するスイッチング用トランジスタ322と、前記映像信号に関わらず発光素子301を非発光状態にする消去用トランジスタ323とを有する。ここで、スイッチング用トランジスタ322のソース(又はドレイン)はソース信号線331と接続し、駆動用トランジスタ321のソース及び消去用トランジスタ323のソースはソース信号線331と並列するように延びた電流供給線332と接続し、スイッチング用トランジスタ322のゲートは第1の走査線333と接続し、第1の走査線333と並列に延びた消去用トランジスタ323のゲートは第2の走査線334と接続している。また、駆動用トランジスタ321と発光素子301とは直列に接続している。
発光素子301が発光するときの駆動方法について説明する。書き込み期間において第1の走査線333が選択されると、第1の走査線333にゲートが接続されているスイッチング用トランジスタ322がオンになる。そして、ソース信号線331に入力された映像信号が、スイッチング用トランジスタ322を介して駆動用トランジスタ321のゲートに入力さることによって電流供給線332から発光素子301へ電流が流れ、緑の発光をする。この時、発光素子301へ流れる電流の大きさによって発光の輝度が決まる。
なお、発光素子301は図1における発光素子24に対応し、駆動用トランジスタ321は図1におけるトランジスタ17に対応する。また、消去用トランジスタ323は図2におけるトランジスタ27に対応し、スイッチング用トランジスタ322は図2におけるトランジスタ28に対応する。さらに、ソース信号線331は図2における配線19cに対応し、電流供給線332は図2における配線19bに対応し、第1の走査線333は図2における配線29aに対応し、第2の走査線334は図2における配線29bに対応する。
また、各々の発光素子に接続する回路の構成は、ここで述べたものに限定されず、図14で表されるような、上記と異なる構成のものであってもよい。
次に、図14で表される回路について説明する。
図14に示すように、発光素子801には、各々の発光素子を駆動するための回路が接続されている。当該回路は、映像信号によって発光素子801の発光・非発光を決定する駆動用トランジスタ821と、前記映像信号の入力を制御するスイッチング用トランジスタ822と、前記映像信号に関わらず発光素子801を非発光状態にする消去用トランジスタ823と、発光素子801に供給される電流の大きさを制御するための電流制御用トランジスタ824とを有する。ここで、スイッチング用トランジスタ822のソース(又はドレイン)はソース信号線831と接続し、駆動用トランジスタ821のソース及び消去用トランジスタ823のソースはソース信号線831と並列するように延びた電流供給線832と接続し、スイッチング用トランジスタ822のゲートは第1の走査線833と接続し、第1の走査線833と並列に延びた消去用トランジスタ823のゲートは第2の走査線834と接続している。また、駆動用トランジスタ821と発光素子801と間に電流制御用トランジスタ824を挟み、直列に接続している。電流制御用トランジスタ824のゲートは、電源線835に接続している。なお、電流制御用トランジスタ824は、電圧−電流(Vd−Id)特性における飽和領域において電流が流れるように構成、制御されたものであり、これによって、電流制御用トランジスタ824に流れる電流値の大きさを決定することができる。
発光素子801が発光するときの駆動方法について説明する。書き込み期間において第1の走査線833が選択されると、第1の走査線833にゲートが接続されているスイッチング用トランジスタ822がオンになる。そして、ソース信号線831に入力された映像信号が、スイッチング用トランジスタ822を介して駆動用トランジスタ821のゲートに入力さる。さらに、駆動用トランジスタ821と、電源線835からの信号を受けてオン状態になった電流制御用トランジスタ824とを介して電流供給線832から発光素子801へ電流が流れ、発光に至る。このとき、発光素子へ流れる電流の大きさは、電流制御用トランジスタ824によって決まる。
なお、本発明によって、発光取り出し面を見る角度に依存した発光スペクトルや発光強度の変化が低減されることによって、視認性に優れた画像を提供できる表示装置等を得ることができる。本実施例では、本発明によって視認性が改善された電子機器の具体例について説明する。
本発明を適用した発光装置は、外部入力端子の装着および封止後、各種電子機器に実装される。
本実施例では、本発明を適用した発光装置およびその発光装置を実装した電子機器について図15、16、17を用いて説明する。但し、図15、16、17に示したものは一実施例であり、発光装置の構成はこれに限定されるものではない。
図15は封止後の発光装置の断面図である。トランジスタ6504および発光素子6505とが封じ込められるように基板6500および封止基板6501とがシール材6502によって貼り合わされている。また基板6500の端部には外部入力端子となるFPC(フレキシブルプリントサーキット)6503が装着されている。なお、基板6500と封止基板6501とに封じ込められた内部領域は、窒素などの不活性ガスまたは樹脂材料で充填された状態となっている。
図16は本発明を適用した発光装置を上面からみた模式図である。図16において、点線で示された6510は駆動回路部(ソース側駆動回路)、6511は画素部、6512は駆動回路部(ゲート側駆動回路)である。画素部6511には本発明の発光素子が設けられている。駆動回路部6510および6512は外部入力端子であるFPC6503と基板6500上に形成された配線群を介して接続している。FPC(フレキシブルプリントサーキット)6503からビデオ信号、クロック信号、スタート信号、リセット信号等を受け取ることによって駆動回路部6510及び駆動回路部6512に信号が入力される。またFPC6503にはプリント配線基盤(PWB)6513が取り付けられている。駆動回路部6510には、シフトレジスタ6515、スイッチ6516、メモリ(ラッチ)6517,6518が設けられており、駆動回路部6512にはシフトレジスタ6519、バッファ6520が設けられている。なお、これら以外の機能を備えられていてもよい。 また、駆動回路部は必ずしも画素部6511と同一基板上に設けられている必要はなく、例えば、配線パターンが形成されたFPC状にICチップを実装したもの(TCP)等を利用し、基板外部に設けられていてもよい。
本発明を適用した発光装置を実装した電子機器の一実施例を図17に示す。
図17(A)は、本発明を適用して作製したノート型のパーソナルコンピュータであり、本体5521、筐体5522、表示部5523、キーボード5524などによって構成されている。本発明の発光素子を有する発光装置を表示部として組み込むことでパーソナルコンピュータを完成できる。
図17(B)は、本発明を適用して作製したテレビ受像機であり、表示部5531、筐体5532、スピーカー5533などによって構成されている。本発明の発光素子を有する発光装置を表示部として組み込むことでテレビ受像機を完成できる。
なお、本実施例では、ノート型のパーソナルコンピュータについて述べているが、この他に携帯電話、カーナビゲイション、或いは照明機器等に本発明の発光素子を有する発光装置を実装しても構わない。
本発明の発光装置の構造について説明する図。 本発明の発光装置の構造について説明する図。 本発明の発光装置の構造について説明する図。 本発明の発光装置の構造について説明する図。 本発明の発光装置の構造について説明する図。 本発明の発光装置の作製方法について説明する図。 本発明の発光装置の作製方法について説明する図。 本発明の有効性について検討する実験に用いたサンプルの構造について説明する図。 本発明の有効性について検討する実験に用いたサンプルにおける発光スペクトル特性を示す図。 本発明の有効性について検討する実験に用いたサンプルにおける発光スペクトル特性を示す図。 本発明の有効性について検討する実験に用いたサンプルにおける発光スペクトル特性を示す図。 本発明の発光装置について説明する図。 本発明の発光装置を駆動するための回路について説明する図。 本発明の発光装置を駆動するための回路について説明する図。 封止後の本発明の発光装置について説明する図。 本発明の発光装置全体を表す模式図。 本発明を適用した電子機器について説明する図。
符号の説明
11 基板
12 絶縁層
12a 絶縁層
12b 絶縁層
14 半導体層
14a 半導体層
14b 半導体層
15 ゲート絶縁層
16 ゲート電極
17 トランジスタ
18 絶縁層
19 導電層
19a 接続部
19b 配線
19c 配線
19d 膜
20 第1の電極
21 隔壁層
22 発光層
23 第2の電極
24 発光素子
27 トランジスタ
28 トランジスタ
29a 配線
29b 配線
101 基板
102a 絶縁層
102b 絶縁層
103 半導体層
104 絶縁層
105 絶縁層
105a 絶縁層
105b 絶縁層
105c 絶縁層
106 配線
107 隔壁層
108 第1の電極
109 発光層
110 第2の電極
111 発光素子
201 基板
202a 絶縁層
202b 絶縁層
203 半導体層
204 絶縁層
205 絶縁層
205a 絶縁層
205b 絶縁層
205c 絶縁層
206 配線
207 隔壁層
208 第1の電極
209 発光層
210 第2の電極
211 発光素子
301 発光素子
321 駆動用トランジスタ
322 スイッチング用トランジスタ
323 消去用トランジスタ
331 ソース信号線
332 電流供給線
333 第1の走査線
334 第2の走査線
801 発光素子
821 駆動用トランジスタ
822 スイッチング用トランジスタ
823 消去用トランジスタ
824 電流制御用トランジスタ
831 ソース信号線
832 電流供給線
833 第1の走査線
834 第2の走査線
824 電流制御用トランジスタ
835 電源線
6500 基板
6501 封止基板
6502 シール材
6503 FPC
6504 トランジスタ
6505 発光素子
6510 駆動回路部
6511 画素部
6512 駆動回路部
6513 プリント配線基盤(PWB)
6515 シフトレジスタ
6516 スイッチ
6517 メモリ(ラッチ)
6519 シフトレジスタ
6520 バッファ
5521 本体
5522 筐体
5523 表示部
5524 キーボード
5531 表示部
5532 筐体
5533 スピーカー

Claims (20)

  1. トランジスタと、
    前記トランジスタを覆い、開口部を有する絶縁層と、
    前記開口部に設けられた発光素子と
    を有することを特徴とする発光装置。
  2. 請求項1に記載の発光装置において、
    前記トランジスタと前記発光素子とは、
    前記絶縁層を貫通するように設けられた接続部を介して電気的に接続している
    ことを特徴とする発光装置。
  3. トランジスタと、
    発光素子と、
    前記トランジスタを覆い、第1の開口部を有する絶縁層と
    前記絶縁層を覆い第2の開口部を有する隔壁層と
    を有し、
    前記第2の開口部は、前記第1の開口部の内側に設けられ、
    前記第2の開口部に前記発光素子が設けられている
    ことを特徴とする発光装置。
  4. 請求項3に記載の発光装置において、
    前記トランジスタと前記発光素子とは、
    前記絶縁層を貫通するように設けられた接続部を介して電気的に接続している
    ことを特徴とする発光装置。
  5. トランジスタと、
    前記トランジスタを覆い、第1の開口部を有する絶縁層と、
    前記絶縁層に設けられた第1の開口部を覆う第1の電極と、
    前記絶縁層を覆うと共に、前記第1の電極が露出するように設けられた第2の開口部を有する隔壁層と、
    前記第2の開口部において露出した前記第1の電極上に設けられた発光層と、
    前記発光層上に設けられた第2の電極と
    を有する
    ことを特徴とする発光装置。
  6. 請求項5に記載の発光装置において、
    前記トランジスタと前記第1の電極とは、
    前記絶縁層を貫通するように設けられた接続部を介して電気的に接続している
    ことを特徴とする発光装置。
  7. 請求項5又は請求項6に記載の発光装置において、前記第1の電極は透光性を有する導電物から成ることを特徴とする発光装置。
  8. 第1の絶縁層と、
    前記第1の絶縁層上に設けられた第2の絶縁層と、
    前記第2の絶縁層上に設けられたトランジスタと、
    前記トランジスタを覆うと共に第1の開口部を有する第3の絶縁層と、
    前記第1の開口部に、前記第1の絶縁層と接するように設けられた前記第1の電極と、
    前記第2の絶縁層を覆うと共に、前記第2の開口部を有する隔壁層と、
    前記第2の開口部において露出した前記第1の電極に接する発光層と、
    前記発光層上に設けられた第2の電極と
    を有する
    ことを特徴とする発光装置。
  9. 請求項8に記載の発光装置において、
    前記トランジスタと前記第1の電極とは、
    前記第3の絶縁層を貫通するように設けられた接続部を介して電気的に接続している
    ことを特徴とする発光装置。
  10. 請求項8又は請求項9に記載の発光装置において、前記第1の電極は透光性を有する導電物から成ることを特徴とする発光装置。
  11. 基板と、
    前記基板上に設けられた第1の絶縁層と、
    前記第1の絶縁層上に設けられた第2の絶縁層と、
    前記第2の絶縁層上に設けられたトランジスタと、
    前記トランジスタを覆うと共に第1の開口部を有する第3の絶縁層と、
    前記第1の開口部に、前記第1の絶縁層と接するように設けられた前記第1の電極と、
    前記第2の絶縁層を覆うと共に、前記第2の開口部を有する隔壁層と、
    前記第2の開口部において露出した前記第1の電極に接する発光層と、
    前記発光層上に設けられた第2の電極と
    を有する
    ことを特徴とする発光装置。
  12. 請求項11に記載の発光装置において、
    前記トランジスタと前記第1の電極とは、
    前記第3の絶縁層を貫通するように設けられた接続部を介して電気的に接続している
    ことを特徴とする発光装置。
  13. 請求項11又は請求項12に記載の発光装置において、前記第1の電極は透光性を有する導電物から成ることを特徴とする発光装置。
  14. 請求項11乃至請求項14のいずれか一項に記載の発光装置において、
    前記基板は前記第1の絶縁層よりも屈折率が小さく、
    前記第1の絶縁層は前記第1の電極よりも屈折率が小さい
    ことを特徴とする発光装置。
  15. 基板と、
    前記基板上に設けられた第1の絶縁層と、
    前記第1の絶縁層上に設けられた第2の絶縁層と、
    前記第2の絶縁層上に設けられたトランジスタと、
    前記トランジスタを覆うと共に第1の開口部を有する第3の絶縁層と、
    前記第1の開口部に、前記第1の絶縁層と接するように設けられた前記第1の電極と、
    前記第2の絶縁層を覆うと共に第2の開口部を有する隔壁層と、
    前記第2の開口部において露出した前記第1の電極に接する発光層と、
    前記発光層上に設けられた第2の電極と
    を有し、
    前記トランジスタは、半導体層と第4の絶縁層と第3の電極とを含んで成り、
    前記第3の電極は前記第2の絶縁層に接する
    ことを特徴とする発光装置。
  16. 請求項15に記載の発光装置において、
    前記トランジスタと前記半導体層とは、
    前記第3の絶縁層を貫通するように設けられた接続部を介して電気的に接続している
    ことを特徴とする発光装置。
  17. 請求項15又は請求項16に記載の発光装置において、前記第1の電極は透光性を有する導電物から成ることを特徴とする発光装置。
  18. 請求項15乃至請求項17のいずれか一項に記載の発光装置において、
    前記基板は前記第1の絶縁層よりも屈折率が小さく、
    前記第1の絶縁層は前記第1の電極よりも屈折率が小さい
    ことを特徴とする発光装置。
  19. 請求項1乃至請求項18のいずれか一項に記載の発光装置を表示部として用いていることを特徴とする表示装置。
  20. 請求項19に記載の表示装置を含む電子機器。










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