JP2005207707A - 貯蔵室の棚装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】背の高い冷蔵庫においても、その上部の貯蔵庫の上部の棚の奥側への物品の収納と取り出しがし易い棚装置を提供する。また、物品の重量支持も安定した搬送ベルト方式を提供する。
【解決手段】貯蔵室の左右側壁に設けた棚支持部に載置した棚本体と、この棚本体の略横幅に渡る長さでもってこの棚本体の前部と後部に回転自在に取り付けたローラと、この前後のローラに架け渡されてこれらローラの回転と共に回転する搬送ベルトから構成され、前記棚本体は、前記ローラの左右端部と前記搬送ベルトの左右端部を覆って前記棚支持部に載置される左右支持枠と、この左右支持枠を連結するようにこの左右支持枠に水平状態に渡る棚板部を合成樹脂にて形成され、前記棚板部が前記搬送ベルト上に載置された物品の荷重支え部となる。
【選択図】図4

Description

本発明は、冷蔵庫等の貯蔵室に設けた食品載置用の棚装置に関する。
冷蔵庫内の棚を水平状態と前傾状態とに選択支持で切るものがある。(例えば、特許文献1参照)。
特願2003−004055号
特許文献1の冷蔵庫の棚は、前傾状態のすれば棚の置くに載置した物の確認を行い易くなり、更に、この傾斜に沿って奥の物の取り出しがし易くなるが、傾斜載置に適さない物には好ましくない。また、背の高い冷蔵庫においては、その上部の貯蔵室の上部の棚の奥側への物品の収納がし難い問題が残る。
本発明は、このような点に鑑みて、背の高い冷蔵庫においても、その上部の貯蔵室の上部の棚の奥側への物品の収納と取り出しがし易い棚装置を提供する。また、物品の重量支持も安定した搬送ベルト方式を提供する。
第1の発明の棚装置は、貯蔵室の左右側壁に設けた棚支持部に載置した棚本体と、この棚本体の略横幅に渡る長さでもってこの棚本体の前部と後部に回転自在に取り付けたローラと、この前後のローラに架け渡されてこれらローラの回転と共に回転する搬送ベルトから構成され、前記棚本体は、前記ローラの左右端部と前記搬送ベルトの左右端部を覆って前記棚支持部に載置される左右支持枠と、この左右支持枠を連結するようにこの左右支持枠に水平状態に渡る棚板部を合成樹脂にて形成され、前記棚板部が前記搬送ベルト上に載置された物品の荷重支え部となることを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、前記搬送ベルトにて搬送される物品の脱落防止用ストッパを前記左右支持枠の前端部に渡って設けたことを特徴とする。
第3の発明は、第1の発明において、前記左右支持枠の前端部に渡って前記搬送ベルトの前端部を覆う前カバーを設けたことを特徴とする。
第4の発明は、貯蔵室の左右側壁の棚支持部に載置される左右支持枠と、この左右支持枠に渡る長さを有してこの左右支持枠の前部と後部に回転自在に取り付けた前後のローラと、これらのローラに架け渡されてこれらのローラの回転と共に回転する搬送ベルトと、前記前後のローラ間に水平状態に近接配置されて前記左右支持枠に回転自在に取り付けた複数の中間ローラと、前記搬送ベルトを回転させるために前記左右支持枠に渡る長さを有して前記左右支持枠の前部に回転自在に取り付けた駆動ローラとからなる。
背の高い冷蔵庫においては、一般的に、その上部の貯蔵室の上部の棚の奥側への物品の収納がし難く、また、この上部の棚の奥側へ収納した物品の取り出しをし難いが、第1の発明では、貯蔵室の上部の棚の奥側への物品の収納も、またこの上部の棚の奥側へ収納した物品の取り出しも容易となる。しかも物品の重量は、棚板部が支えることによって、物品の支えも安定し、搬送ベルトの前後回転もスムーズに行えるものとなる。また、前後ローラの左右端部と搬送ベルトの左右端部を覆うことによって、左右支持枠との隙間を少なくして、この隙間へ小物が入り込むことや使用者の指が挟まれないような保護をなし、更に、棚装置の左右部分の見栄えが良くなる。
第2の発明は、搬送ベルトを前方へ回転させたとき棚装置上の物品はストッパによって前方への脱落が防止されるため、危険を回避できる。
第3の発明によって、搬送ベルトの保護と棚装置の前端部の見栄えが向上する。
第4の発明は、駆動ローラを使用者が回転させることによって、搬送ベルトが前後に回転するため、搬送ベルトを操作する場合に比して搬送ベルトの回転をし易くなる。この場合、物品の荷重は中間ローラによって支えられ安定する。なお、駆動ローラは、若干軟らかさが感じられる合成樹脂製の外皮を備えた歯車形状をなすものにすれば、操作し易く、且つ、搬送ベルトとの摩擦抵抗が大きくなって搬送ベルとの回転をし易くなる。
本発明の棚装置は、貯蔵室の左右側壁に設けた棚支持部に載置した棚本体と、この棚本体の略横幅に渡る長さでもってこの棚本体の前部と後部に回転自在に取り付けたローラと、この前後のローラに架け渡されてこれらローラの回転と共に回転する搬送ベルトから構成され、前記棚本体は、前記棚支持部に載置される左右支持枠と、この左右支持枠を連結するようにこの左右支持枠に水平状態に渡る棚板部を合成樹脂にて形成され、前記棚板部が前記搬送ベルト上に載置された物品の荷重支え部となるものであり、以下に本発明の実施形態を記載する。
次に、本発明の棚装置を貯蔵庫の一種である冷蔵庫に適用した実施形態について説明する。図1は本発明冷蔵庫の正面図、図2は本発明の冷蔵庫本体を正面から見た説明図、図3は本発明冷蔵庫の縦断側面図、図4は本発明の棚装置の斜視図、図5(A)は搬送ベルトを透視した状態の本発明棚装置の平面図、図5(B)は(A)図のA−A断面図、図5(C)は(A)図のO−O断面図、図6は図5(B)のB円拡大図、図7は図5(C)のC部拡大図、図8は前カバーを取り付けた状態の本発明棚装置の斜視図である。以下、実施例1について説明する。
実施例1に係る冷蔵庫1は、前面開口の本体2内を区画して複数の貯蔵室を形成し、これら各貯蔵室の前面は扉で開閉できる構成である。冷蔵庫本体2は外箱(外壁板)2Aと内箱(内壁板)2Bとの間に発泡断熱材2Cを充填した断熱構造である。冷蔵庫本体2内には、上から冷蔵室3、冷凍室5、野菜室4が区画されて設けられている。
冷蔵室3の前面開口は、冷蔵庫本体2の一側部にヒンジ装置にて横方向に回動する回動式の冷蔵室扉10にて開閉される。野菜室4の前面開口は、野菜室4内に設けた左右のレールとローラによる支持装置18によって前後方向へ引き出し可能に支持した野菜容器15と共に前方へ引き出される引き出し式扉11にて閉塞されている。冷凍室5の前面開口は、冷蔵庫本体2の一側部にヒンジ装置にて横方向に回動する回動式の扉12にて閉塞されているが、野菜室4と同様に、冷凍室内に設けた左右のレールに対して前後方向へ引き出し可能に支持した容器を扉12と共に前方へ引き出される引き出し式とする構成でもよい。
冷蔵室3内には複数段に棚で構成した棚装置70が、冷蔵室3の左右側壁に前後方向に水平状態に延びた棚支持部61に着脱自在に載置されて設けられている。冷蔵室3内の底部にはその上方の冷蔵室3と最下段の平板状の棚80にて区画された特定低温室90が形成されている。棚80は、冷蔵室3の左右側壁に前後方向に水平状態に延びた棚支持部61に着脱自在に載置されている。
20は冷凍サイクルの冷媒の圧縮機、21は冷凍サイクルの冷媒の凝縮器である。22は凝縮器21の熱によって後述の除霜水を蒸発させるための蒸発皿であり、凝縮器21上に載置して冷蔵庫本体2の前面下部から引き出し自在である。圧縮機20、凝縮器21、蒸発皿22は、冷蔵庫本体2の下部に設けた機械室23に設置されている。24は冷凍室5の背面部に形成した冷却器室26に設置した冷媒の蒸発器(冷却器)である。25は蒸発器(冷却器)24で冷却した冷気を冷凍室5、冷蔵室3、野菜室4へ循環する送風機である。27は蒸発器(冷却器)24の除霜用ガラス管ヒータである。蒸発器(冷却器)24の除霜水は、排水管を通って蒸発皿22へ導かれてそこで蒸発する。
上部に位置する冷蔵室3とその下部に位置する冷凍室5とは断熱仕切り壁28にて区画されており、断熱仕切り壁28は、インジェクション成形の合成樹脂製上板とインジェクション成形の合成樹脂製下板との間に、予め所定形状に成形された発泡スチロール等の断熱材が挟持された断熱構造をなしている。このような断熱仕切り壁28は、冷蔵庫本体2の内箱(内壁板)2Bの左右側壁に前後方向に形成した溝と、内箱(内壁板)2Bの後壁に形成した前面開口の溝に冷蔵庫本体2の前面開口部から挿入されて取り付けられる構成である。
32は冷蔵庫本体2の背壁の前面側に配設した冷蔵室3の背壁部材であり、合成樹脂製背面板とその裏側に取り付けた発泡スチロール等の断熱材との組み合わせ構成され、冷蔵室3の背面側に上下方向の冷気供給通路35と、その左右両側に冷気通路35Aを形成している。
断熱仕切り壁28の後部には、断熱仕切り壁28を上下に貫通した冷気供給通路36が形成され、冷気供給通路36は、その下部が送風機25から供給される冷気の導入部であり、上部が冷気供給通路35に連通した配置である。冷気供給通路36にはダンパ装置50が取り付けられており、ダンパ装置50は、冷蔵室3の温度を感知するセンサの温度感知に基づき制御回路部によって冷気供給通路36を開閉する動作をする。このダンパ装置50の開閉動作によって、冷蔵室3は所定の温度に制御される。
冷凍温度帯室である冷凍室5内は区画板(仕切り板)47によって左側に冷凍温度に保たれる前面開口の製氷室6が、そして右側に冷凍温度に保たれる冷凍小室5Aが区画形成され、製氷室6内には上部に自動製氷機7が配置され、その自動製氷機7の下方には上面開口の貯氷容器8が配置されている。貯氷容器8は、製氷室6の左右側壁に設けられたレール6Aに前後方向へ引き出して取り外し自在に支持されている。レール6Aの一部には窪み6A1があり、この窪み6A1に貯氷容器8の一部に形成した凸部が嵌って位置決めされる構成である。自動製氷機7は電動機構7Aと電動機構7Aによって回転駆動される製氷皿7Bを備えている。製氷室6は扉12を開くことによってその前面開口は開放され、貯氷容器8を前方へ取り出し可能である。
製氷室6と冷凍小室5Aの前面開口をそれぞれ別個の扉で開閉できるようにすることができる。この場合、それぞれ製氷室6内と冷凍小室5A内に設けた左右のレールに対して前後方向へ引き出し可能に支持した各引き出し扉にて開閉可能に閉じる構成とすることができる。そして、製氷室6の引き出し扉の引き出しにて貯氷容器8を一緒に引き出し可能に構成し、また冷凍小室5Aの引き出し扉の引き出しにて冷凍小室5A内の容器を一緒に引き出し可能に構成すれば、製氷室6と冷凍小室5Aを単独で使用できるようになり、利便性が向上すると共に、扉の開閉に伴う気漏れも少なくなる。
9は後述の自動製氷機7へ供給する製氷用水を貯める給水容器(貯水容器ともいう)であり、横幅に比して奥行きが長い矩形状をなし、特定低温室90の横に区画壁45で仕切って形成した小室46に配置されており、冷蔵室3内の温度で冷却され、冷蔵室3の前面扉10を開くことによって取っ手を持って給水容器9を冷蔵庫1の前方へ取り出すことができる。
冷蔵庫1は、圧縮機20で圧縮した冷媒を凝縮器21で凝縮した後、膨張弁又はキャピラリチューブを通して減圧し、蒸発器(冷却器)24で蒸発させて圧縮機20へ帰還せしめ、再び圧縮機20で圧縮して同じ循環を繰り返す冷凍システムを構成する。蒸発器(冷却器)24で冷却した冷気は送風機25によって矢印のように循環する。即ち、送風機25から送出される冷気は冷凍室5の背壁上部の冷気吹き出し口37から冷凍室5と製氷室6の製氷皿7Bへ供給され、冷凍室5の背壁下部の冷気吸込み口38から冷却器室26に帰還して再び蒸発器(冷却器)24にて冷却される循環をする。また、送風機25から送出される冷気は、冷気供給通路36を通って冷気供給通路35へ供給され、冷気供給通路35の左右両側に形成した冷気通路35Aに流通して冷蔵室3の背壁32に形成した冷気吹き出し口39から冷蔵室3と特定低温室90へ供給される。給水容器9は、冷蔵室3の冷気によって冷却される。
冷蔵室3へ供給された冷気は、冷蔵室3の背壁32の一側下部に形成した冷気吸込み口40から吸い込まれて、冷凍室5の後方に形成した冷気通路41を下方に流れて野菜室4の後部に開口した冷気吹き出し口42から野菜室4に吹き出す。野菜室4に吹き出した冷気は、野菜容器15内の野菜等を冷却して野菜室4の上部又は野菜室4の後部に開口した冷気吸込み口43から冷却器室26に帰還して再び蒸発器(冷却器)24にて冷却される循環をする。
製氷用水は給水容器9からポンプによって汲み上げられて自動製氷機7の製氷皿7Bへ供給される方式でもよいが、実施例では自然落下方式によって給水路51Aを介して自動製氷機7の製氷皿7Bへ供給される構成を示している。製氷皿7Bは、長手方向を列方向として4個2列、5個2列、又は6個2列のように複数の製氷小室7B1に区分されて8乃至12個の角型氷が作られる合成樹脂製である。また、貯氷容器8は、白色、透明、半透明又はその他の色の合成樹脂製であり、奥行きが左右幅に比して長い上面開口の箱状である。
棚支持部61に着脱自在に載置された棚装置70は、冷蔵室3の左右側壁に前後方向に水平状態に延びた棚支持部61に渡る横幅をもつ棚本体71と、棚本体71の略横幅に渡る長さでもって棚本体71の前部と後部に回転自在に取り付けたローラ72、73と、このローラ72、73に架け渡されてローラ72、73の回転と共に回転する搬送ベルト74から構成されている。
棚本体71は、冷蔵室3の左右側壁の棚支持部61に載置される左右支持枠75、76と、左右支持枠75、76の前部から後部に連続する奥行きでもってこの左右支持枠75、76を連結するように左右支持枠75、76に水平状態に渡る棚板部77を合成樹脂にて形成している。
棚板部77は搬送ベルト74の上辺74A上に載置される物品の荷重を支える部分である。即ち、搬送ベルト74がローラ72、73に架け渡された状態で、棚板部77は搬送ベルト74の上面となる上辺74Aと下辺74Bとの間に位置し、搬送ベルト74の上辺74Aは棚板部77の上面に接触又は略接触する状態で位置し、搬送ベルト74の上辺74A上に載置される物品の荷重によって搬送ベルト74の上辺74Aが下方へ撓み、物品の荷重は実質的に棚板部77によって支えられる状態となる。搬送ベルト74の上辺74Aと棚板部77との摩擦抵抗を減少させると共に、搬送ベルト74の上辺74A上に載置される物品の安定載置を確保するために、棚板部77の上面には、左右に略等間隔ピッチで配列され、略棚板部77の前後の長さに渡るように前後方向へ長く延びた多数の突起78を一体に形成している。
ローラ72、73は、合成樹脂製又は金属製の円筒体または円柱体の外面が摩擦抵抗の大きな合成樹脂外皮又はゴム外皮で覆われた形態であり、ローラ72、73は左右支持枠75、76の前端部と後端部相互に渡るように左右支持枠75、76に回転自在に取り付けられている。また、搬送ベルト74は合成樹脂製又はゴム製で構成され、前後のローラ72、73に一定の張力が得られる状態で架け渡されている。搬送ベルト74とローラ72、73の両者の摩擦抵抗によって、使用者が指又は手で搬送ベルト74を前方へ引き寄せるか後方へ押す操作によって、ローラ72、73の回転を伴って搬送ベルト74の上辺74Aが前方又は後方へ移動し、これによって搬送ベルト74の上辺74Aに載せた物品の前方への移動又は後方への収納が可能となる。
ローラ72、73の左右両端部と、搬送ベルト74の左右両端部は、左右支持枠75、76の上壁75A、76Aによって覆われた形態をなし、左右支持枠75、76間における棚板部77の上面全体を搬送ベルト74の上辺74Aが覆う状態となる。このため、これらの搬送ベルト74の左右両端部の保護と、この左右両端部と左右支持枠75、76との隙間を少なくして、この隙間へ小物が入り込むことや使用者の指が挟まれないような保護をなし、更に、棚装置70の左右部分の見栄えを良好にしている。
棚装置70の前端部近傍には物品の脱落防止用ストッパ79を備えている。ストッパ7は左右支持枠75、76の前端部近傍相互間に渡るように左右支持枠75、76に固定されている。このため、ストッパ79の下端は、搬送ベルト74の上辺74Aの上面から若干上方に離れている。
このように構成された棚装置70は、冷蔵室3の左右側壁の棚支持部61に載置されるが、左右支持枠75、76の前端部が棚支持部61の前端部の立ち上がり部に当接して、棚装置70の前方への移動を制限する。また、棚装置70の後方への移動は、冷蔵室3の背壁部材32に当接して制限される。棚装置70の前方と後方への移動制限は、他の構成でもよい。また、搬送ベルト74の上辺74Aと下辺74Bは、左右支持枠75、76の上下厚さTの範囲内に納まっているため、棚装置70を棚支持部61に載置した場合にも、この搬送ベルト74が棚支持部61に当たることはない。
上記のような構成において、物品を棚装置70上に載置し、使用者が指又は手で搬送ベルト74の上辺74Aが後方へ移動するように、搬送ベルト74の上辺74A又は下辺74Bを操作することによって、ローラ72、73の回転を伴って搬送ベルト74の上辺74Aが後方へ移動し、これによって搬送ベルト74の上辺74Aに載せた物品を棚装置70の後方へ収納できる。また、棚装置70の奥側に載置した物品を取り出したいときには、使用者が指又は手で搬送ベルト74の上辺74Aが前方へ移動するように、搬送ベルト74の上辺74A又は下辺74Bを操作することによって、ローラ72、73の回転を伴って搬送ベルト74の上辺74Aが前方へ移動し、これによって搬送ベルト74の上辺74Aに載せた物品が前方へ移動するため、棚装置70の奥側に載置した物品の取り出しが容易となる。
背の高い冷蔵庫においては、一般的に、その上部の貯蔵室(上記の実施形態では冷蔵室3)の上部の棚の奥側への物品の収納がし難く、また、この上部の棚の奥側へ収納した物品の取り出しをし難いが、本発明の棚装置70によって、冷蔵室3の上部の棚の奥側への物品の収納も、またこの上部の棚の奥側へ収納した物品の取り出しも容易となる。しかも物品の重量は、棚板部77が支えることによって、物品Pの支えも安定し、搬送ベルト74の前後回転もスムーズに行えるものとなる。また、ストッパ79は設けなくてもよいが、ストッパ79を設けたときには、搬送ベルト74を前方へ回転させたとき、棚装置70上の物品は、ストッパ79によって前方への脱落が防止されるため、危険を回避できる。
本発明の棚装置70は、搬送ベルト74の前端部を覆うように、左右支持枠75、76の前端部に渡って前カバー81を取り付けることによって、搬送ベルト74の保護と棚装置70の前端部の見栄えが向上する。この場合、ストッパ79を設けない方が、搬送ベルト74の回転操作をし易い。また、搬送ベルト74は、図8のように、多数の横棒82を帯状に組み合わせた形態でもよい。
更に、図9には棚装置70の他の実施形態を示している。この棚装置70は、冷蔵室3の左右側壁の棚支持部61に載置される左右支持枠75、76と、左右支持枠75、76に渡る長さを有して左右支持枠75、76の前部と後部に回転自在に取り付けたローラ72、73と、このローラ72、73に架け渡されてローラ72、73の回転と共に回転する搬送ベルト74と、上記の棚板部77に代えて左右支持枠75、76に渡る長さを有してローラ72、73間に水平状態に近接配置されて左右支持枠75、76に回転自在に取り付けた複数の中間ローラ83と、搬送ベルト74を回転させるために搬送ベルト74に当接するように、左右支持枠75、76に渡る長さを有して左右支持枠75、76の前部に回転自在に取り付けた駆動ローラ84を設けた構成である。
これにおいて、駆動ローラ84を使用者が回転させることによって、搬送ベルト74が前後に回転するため回転物品Pの取り出しと収納が可能となる。この場合、物品の荷重は、中間ローラ83によって支えられ安定する。駆動ローラ84は、操作する人の手に当たる感触を和らげることと、搬送ベルト74との摩擦抵抗を大きくするために、若干軟らかさが感じられる合成樹脂製の外皮を備えた歯車形状をなすものにすれば、操作し易く、且つ、搬送ベルトとの摩擦抵抗が大きくなって搬送ベルとの回転をし易くなる。そして、駆動ローラを使用者が回転させることによって、搬送ベルトが前後に回転するため、搬送ベルトを操作する場合に比して搬送ベルトの回転をし易くなる。この場合、物品の荷重は中間ローラによって支えられ安定する。
本発明の棚装置の採用によって、貯蔵室内の物品の取り出し収納がし易くなるため、冷蔵庫又は他の貯蔵庫の形態は限定されず、本発明の技術的範囲を逸脱しない限り種々の変更が考えられ、それに係る種種の実施形態を包含するものである。
本発明冷蔵庫の正面図である。(実施例1) 本発明の冷蔵庫本体を正面から見た説明図である。(実施例1) 本発明冷蔵庫の縦断側面図である。(実施例1) 本発明の棚装置の斜視図である。(実施例1) (A)は搬送ベルトを透視した状態の本発明棚装置の平面図、(B)は(A)図のA−A断面図、(C)は(A)図のO−O断面図である。(実施例1) 図5(B)のB円拡大図である。(実施例1) 図5(C)のC部拡大図である。 前カバーを取り付けた状態の本発明棚装置の斜視図である。(実施例1) 本発明第2実施例に係る棚装置の断面図である。(実施例2)
符号の説明
1・・・冷蔵庫
2・・・冷蔵庫本体
3・・・冷蔵室
4・・・野菜室
5・・・冷凍室
24・・冷却器
25・・送風機
61・・棚支持部
70・・棚装置
71・・棚本体
72、73・・前後ローラ
74・・搬送ベルト
75、76・・左右支持枠
77・・棚板部
78・・突起
79・・ストッパ
81・・前カバー
83・・中間ローラ
84・・駆動ローラ

Claims (4)

  1. 貯蔵室の左右側壁に設けた棚支持部に載置した棚本体と、この棚本体の略横幅に渡る長さでもってこの棚本体の前部と後部に回転自在に取り付けたローラと、この前後のローラに架け渡されてこれらローラの回転と共に回転する搬送ベルトから構成され、前記棚本体は、前記ローラの左右端部と前記搬送ベルトの左右端部を覆って前記棚支持部に載置される左右支持枠と、この左右支持枠を連結するようにこの左右支持枠に水平状態に渡る棚板部を合成樹脂にて形成され、前記棚板部が前記搬送ベルト上に載置された物品の荷重支え部となることを特徴とする貯蔵室の棚装置。
  2. 前記搬送ベルトにて搬送される物品の脱落防止用ストッパを前記左右支持枠の前端部に渡って設けたことを特徴とする請求項1に記載の貯蔵室の棚装置。
  3. 前記左右支持枠の前端部に渡って前記搬送ベルトの前端部を覆う前カバーを設けたことを特徴とする請求項1に記載の貯蔵室の棚装置。
  4. 貯蔵室の左右側壁の棚支持部に載置される左右支持枠と、この左右支持枠に渡る長さを有してこの左右支持枠の前部と後部に回転自在に取り付けた前後のローラと、これらのローラに架け渡されてこれらのローラの回転と共に回転する搬送ベルトと、前記前後のローラ間に水平状態に近接配置されて前記左右支持枠に回転自在に取り付けた複数の中間ローラと、前記搬送ベルトを回転させるために前記左右支持枠に渡る長さを有して前記左右支持枠の前部に回転自在に取り付けた駆動ローラとからなる貯蔵室の棚装置。
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