JP2005204974A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 遊技者の声紋による本人認証を行うことで周りの遊技者の音声が取り込まれて認識されることによる誤操作を回避する。
【解決手段】 遊技機に音声認識装置(音声認識エンジン15)を搭載することで、手に代わって音声で回胴リールの回転開始、停止のための操作指示を行ない、回胴リールの回転制御を行う。また、遊技に先立ち、遊技者の声紋を登録して本人認証を行ない、本人以外の音声を取り込まない仕組みを導入する(本人認証部114)。更に、上記した本人認証機能を備えた音声認識装置をメイン制御基板とは独立して設置されるサブ制御基板に実装する。
【選択図】 図7

Description

本発明は、図柄が配列された複数の回胴リールの回転を制御し、回転停止時、それぞれの回胴リールの図柄が特定の組み合わせになったときに有効図柄として認識する、例えば、スロットマシンに用いて好適な遊技機に関する。
遊技機として、例えば、特許文献1に開示されたスロットマシンが知られている。スロットマシンには、同文献1の図1に示されているように、本体部前面に3列のリール19a,19b,19cを有するリール機構が組み込まれ、これらリール19a,19b,19cの側方(右側壁面)に、いわゆる演出表示を行うための表示装置としての表示パネル(ELランプ)3が設けられている。
かかる構成において、遊技者によりスタートレバーが押下されると、ゲーム開始となり、リール19a,19b,19cを所定速度で回転させ、次に停止ボタンが押下されると、リール19a,19b,19cを順次停止させる。そして、停止した3個のリール19a,19b,19cに描かれている特定の絵柄(例えば、数字の7)が入賞ライン上に揃うと「大当り」となり、表示パネル3に同文献1の図4に示されている表示を行うことによって大当たりが出たことを知らせ、遊技者に対し快感を与えるようにしている。
特開2001−170250号公報
上記したスロットマシンでは、遊技者が手でスタートレバーを操作することによりリールの回転を指示し、また、停止ボタンを手で押すことにより回転しているリールを停止させるように構成されている。
遊技者の中には手の不自由な人もおり、この場合、従来の構成だと遊技に支障をきたす。また、長時間に亘って遊技を行った場合、手が疲れて遊技に集中できなくなることがたびたびある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、手に代わって音声で操作指示を行う仕組みを構築することで、手の不自由な遊技者に優しく、かつ、長時間の遊技にも手が疲れることのない遊技機を提供することを目的とする。
また、ホールのように遊技機が縦横に並んでいる場所では周りの遊技者の音声が取り込まれ、誤操作することも考えられるため、本人認証のための手段を備えることで上記した不都合を解消する遊技機を提供することも目的とする。
上記した課題を解決するために本発明は、図柄が配列された複数の回胴リールの回転を制御し、回転停止時、前記それぞれの回胴リールの図柄が特定の組み合わせになったときに有効図柄として認識する遊技機であって、遊技に先立ち、筐体の任意位置に取り付けられたマイクを介して遊技者により発声される音声から声紋情報を抽出し、遊戯中に発声される前記回胴リールの回転開始、回転停止指令に含まれる声紋情報とを照合する本人認証部と、前記本人認証部による照合が得られたときに前記前記回胴リールの回転開始、回転停止指令を取り込み、音声認識して前記回胴リールの回転駆動、および停止制御を行う音声認識エンジンと、を備えたことを特徴とする。
また、本発明において、前記本人認証部は、遊技者によって発声される音声から声紋情報を抽出して記憶装置に登録し、当該登録された声紋情報と、続いて音声入力され抽出される声紋情報とを照合することで類似性を判断し、その結果を前記音声認識エンジンに供給することを特徴とする。
また、本発明において、前記本人認証部および音声認識エンジンは、回転停止時、前記各回胴リールの図柄が特定の組み合わせになったときに有効図柄として認識するメイン制御基板とは独立したサブ制御基板に実装されることを特徴とする。
本発明によれば、遊技機に音声認識装置を搭載することで、手に代わって音声で回胴リールの回転開始、停止のための操作指示を行ない、回胴リールの回転制御を行う仕組みを構築することができ、このため、手の不自由な遊技者に優しく、かつ、長時間の遊技にも手が疲れることなく遊技に集中できる環境を提供することができる。
また、遊技に先立ち、遊技者の声紋を登録して本人認証を行ない、本人以外の音声を取り込まない仕組みを導入することで、周りの遊技者の音声が取り込まれて認識されることによる誤操作を回避できる。
更に、上記した本人認証機能を備えた音声認識装置をメイン制御基板とは独立して設置されるサブ制御基板に実装することで、メイン制御基板は、スタートレバーやストップボタン操作による入力取り込み、およびその制御から解放され、その分の負荷軽減がはかれる。
以下、本発明の好適な実施形態として、遊戯場等に設置される回胴式遊技機(以下「スロットマシン」という)について図面を参照して説明する。
図1は、本スロットマシン100の外部構造を表した平面図、図2は、本スロットマシン100の内部構造を表した平面図、図3は、本スロットマシン100に設けられている制御システムの構成を示したブロック図である。
図1において、本スロットマシン100は、遊技者に面するフロントドア101と、フロントドア101が開閉可能に取り付けられた箱形形状の筐体102とを備えて構成されている。
フロントドア101は、基本的に、金属製のフレーム(図示略)に硬質プラスチック等で成形された前面パネルが取り付けられた機械的に強固な構造を有し、当該前面パネルによって、上部パネル部103と中部パネル部104と下部パネル部105が構成されている。
上部パネル部103には、演出用ランプ103aと、スピーカが取り付けられた放音部103b,103cと、クレジット枚数等を表示するLEDや大当たり等を表示するランプ類が実装される中央表示基板103dが取り付けられている。
また、中部パネル部104には、複数個(本実施形態では3個)の回胴リールR1,R2,R3を備えた回胴リール装置200が略中央の位置に設けられている。また、回胴リール装置200の前面に、略長方形のリール表示窓を持つ、(ここでは透明液晶)が実装されている。液晶表示パネル106は、リール表示窓によって回胴リール装置200を外部から保護すると共に、遊技者がリール表示窓を介して回胴リールR1,R2,R3を見ることが可能となっている。
液晶表示パネル(透明液晶)106は、薄膜トランジスタ層が形成されたガラス板等の透明基板と、これに対向する透明な基板間に液晶が封入されて形成される。液晶表示パネル106は、表示面側に光が透過し、透過した光が外部から視認される構造を持つ。この構造を採用することで、液晶を駆動していなくてもリール表示窓を介して回胴リールR1,R2,R3を視認することができるようになっている。
中部パネル部104の下端には、遊技者が操作するための操作部104aが備えられ、遊技用メダルを投入するためのメダル投入部MDが備え付けられている。また、操作部104aの操作面上に、1ゲーム当たりのメダル数を提示するためのベットボタンBET(B1,B2,B3)が設けられ、更にその前面には、1ゲームの開始を指示するためのスタートレバーSTと、回転中の回胴リールR1,R2,R3を個別に停止させるための3個のストップボタンSP1,SP2,SP3が設けられている。
なお、操作部104aに向かって左端には、マイク30が取り付けられている。マイク30は、遊技者が遊技のために椅子に座ったときに、遊技者の音声を取り込みやすいようにスタンドがフレキシブルな部材で構成され、遊技者によって位置が調整自在になっている。
また、右端には、入力モード切替えスイッチ31、音声登録設定スイッチ32が取り付けられている。入力モード切替えスイッチ31は、手操作によるリールの回転制御と音声指令によるリールの回転制御を切替えるスイッチ(SW)であり、遊技に先立ち、いずれを有効にするかが遊技者によって設定される。音声登録設定スイッチ32は、入力モード切替えスイッチ31により、音声指令によるリールの回転制御が有効になったときに、液晶表示パネル106に表示されるガイダンスに従って遊技者自身による音声登録を行うときに使用される。いずれも詳細は後述する。
更に、下部パネル部105には、本スロットマシン100のゲーム内容に関連した画像等(図示略)が描かれており、遊技者の獲得したメダルを払い出すための排出口105a及び受皿105bと、スピーカが設けられた放音部105cが設けられている。
次に、図2を参照して、フロントドア101の裏面構造と、筐体102の内部構造を説明する。図2はフロントドア101を開錠して筐体102から開いた状態を表している。
同図において、フロントドア101の裏面上部に、放音部103b,103cを構成するスピーカSR,SLが設けられている。
更に、回胴リール装置200下部には、メダル投入部MDより投入される投入物を正規の遊技用メダルか異物か判別して振り分ける振り分け機構G0と、振り分け機構G0で振り分けられた遊技用メダルを筐体102側に設けられているホッパ装置HPへ案内するガイド部材G1と、振り分け機構G0で振り分けられた異物を排出口105aへ案内して排出するガイド部材G2と、ホッパ装置HPから出力される払い出し用のメダルを排出口105aへ案内して出力するガイド部材G3が設けられ、更に排出口105aの近傍に、スピーカSWが放音部105cに対応させて取り付けられている。
筐体102内には、主電源装置PWUと、ホッパ装置HPから溢れた遊技用メダルを収容するための補助貯留部SHPと、フロントドア101側の透過窓WDに対向する回胴リールR1,R2,R3を備えた回胴リール装置200と、本スロットマシン100の動作全体を集中制御する電気回路基板等を備えた主制御ユニット400が設けられている。
ここで、主制御ユニット400は、図3のブロック図に示すように、スロットマシン100の動作全体を管理するシステムプログラム及びスロットマシンゲーム用の実行プログラムが予め記憶されている半導体メモリ等で形成された記憶部と、これらのプログラムを実行する図示せぬマイクロプロセッサとを有するメイン制御基板400aを備える。
また、メイン制御基板400aが搭載されている電気回路基板とは夫々別個の電気回路基板で形成され、メイン制御基板400aからの指令に従って分散制御を行うサブ制御基板400bおよび回胴リール制御部400c、入力ポート400d、入出力ポート400g、400h、そして、音声入力ボード10(サブ制御基板)を備えて構成されている。
上記した構成において、遊技者が操作部104aに配置されたベットボタンBET(B1,B2,B3)およびスタートレバーSTを操作することにより遊技が開始され、適当なタイミングでストップボタンSP1,SP2,SP3(300)を順次操作することにより、大当たり抽選が開始される。これら操作内容は入力ポート400dを介して取り込まれ、また、メイン制御基板400aによって抽選を含む大当たり抽選処理が実行され、その結果は、中央表示基板103dに供給され、表示される。中央表示基板103dは、メイン制御基板400aによる制御の下、接続されるLED、ランプ等の表示デバイスの駆動、あるいは点灯制御を行う。
また、振り分け機構GOとホッパ装置HPは、入出力ポート400g,400hを介してメイン制御基板400aに接続され、制御される。更に、サブ制御基板400bは、音響制御部400iと、照明制御部400jおよび表示装置制御部400kを備え、音響制御部400iにはスピーカSL,SR,SWが、照明制御部400jには演出用ランプ103a,104a,104bが、そして、表示装置制御部400kには演出用の液晶表示パネル106が接続されている。
そして、ゲームの進行等に応じてメイン制御基板400aから指令される演出制御の内容に従って、音響制御部400iはスピーカSL,SR,SWによる音響演出の制御、照明制御部400jは演出用ランプ103a,104a,104bによる照明演出の制御、表示装置制御部400kは液晶表示パネル106による演出表示の制御を行う。演出表示の制御については後述する。
また、回胴リール制御部400cは、回胴リール装置200に設けられている電動モータ(図示略)を制御し、回胴リールR1,R2,R3の回転と制動及び停止の制御を行う。
一方、音声入力ボード10は、マイク30を介して入力される音声指令を取り込んで音声認識を行ない、回胴リール制御部400c経由で回胴リール装置200の回転制御を行う。音声入力ボード10の内部構成は、図4にその一例が示されている。また、入力モード切替えSW(31)は、入力ポート400d、音声入力ボード10間に接続され、音声登録設定SW(32)は、音声入力ボード10に接続されている。
図4に示されるように、音声入力ボード10は、CPU11を核に、メモリ12(ROM/RAM)、外部接続インタフェース回路13、入力ポート14、音声登録テーブル(TBL)20、音声認識LSI16、音声認識辞書17、出力ポート18のそれぞれが、アドレス、データ、コントロールのためのラインが複数本で構成されるシステムバス20に共通に接続され、構成される。
CPU11は、メモリ12に記録されたプログラムに従いシステムバス20に接続される各ブロックの制御を行う。入力ポート14は、図示せぬマイク30を介して遊技者の音声指令を取り込み、NR(Noise Reduction)回路14を通して遊技者の音声信号を取り込み、音声認識LSI16経由でCPU11に供給する。
NR(Noise Reduction)回路14は、図5にその詳細が示されるように、非音声区間検出部141と、周波数スペクトル生成部A(142)と、周波数スペクトル生成部B(143)と、逆特性スペクトル生成部144と、音声信号復元部145で構成される。
非音声区間検出部141は、ホールのような騒音環境下での音声入力を取り込み、雑音が混入された状態で大まかに音声区間(認識対象となる音声指令が存在している時間)と非音声区間の検出を行う。そして、非音声区間の信号を周波数スペクトル生成部B(143)へ供給する。ここで、周波数スペクトル生成部B(143)により生成出力される信号は、騒音の周波数特性であると推定できる。次に、逆特性スペクトル生成部144で逆特性を求め、この逆特性に合うようにNRフィルタを設計する。ここで、周波数スペクトル生成部Aによって生成出力される騒音下で発生した音声周波数スペクトルを、上記したNRフィルタが実装される音声信号復元部145を通すことにより、騒音の周波数成分を抑えることができ、復元された音声指令に相当する周波数スペクトルを音声認識LSI16に供給する。
説明を図4に戻す。音声認識LSI16は、マイク30、NR回路14、入力ポート15、システムバス20を介して遊技者による音声指令を取り込み、音声登録TBL20に登録された遊技者の音声指令、および音声認識辞書17にあらかじめ登録された単語パターンとを参照して音声認識を行う。
図6に、音声認識LSI16の内部構成の一例が示されている。図6に示されるように、音声認識LSI16は、音響分析部161と、音素認識部162と、単語認識部163と、重み補正制御部164と、音声認識辞書17を構成する音素標準パターン171、単語パターン172で構成される。
音響分析部161は、遊技者によって発声される音声から時系列の特徴パラメータを抽出して音素認識部162へ供給する。例えば、FFT解析や線形予測分析等により特徴パラメータの時系列を抽出する。音素認識部162は、音響分析により得られた音素とあらかじめ用意された音素標準パターン171とのパターンマッチングを、例えば、確率統計モデル等の手法によって行ない、音素候補列を作成する。
なお、このとき、重み補正制御部164は、音声登録TBL20にあらかじめ登録された、遊技者による回転開始、停止を表現する言葉に付加された所定の重み係数を確率決定に反映させる。このことにより、単語認識部163では、音素候補列と単語パターン172とを比較してその認識結果を出力する。
説明を図4に戻す。音声認識LSI16は、上記により認識した音声指令をCPU11に供給し、CPU11は、メモリ12に記録されたプログラムに従い、回胴リール制御部400c経由で回胴リール装置200の回転開始、回転停止を制御する。また、システムバス20、出力ポート18経由でLED19の点灯を制御して、遊技者に対して後述する音声入力指令のナビゲーションもなう。
外部接続インタフェース回路13は、上記した音声入力ボード13を、メイン制御基板400aに接続する際の入出力インタフェースとして動作する。
図7は、本発明の遊技機において付加される音声入力ボード10の内部構成を機能展開して示したブロック図である。
音声入力ボード10は、機能的に大別すれば、中央制御部111と、音声登録GUI(Graphical User Interface)提供部112と、音声指令取り込み部113と、本人認証部114と、音声認識エンジン115と、LED表示ナビゲーション部116と、ST,STPシーケンス制御部117で構成される。
音声登録GUI提供部112は、音声登録設定スイッチ32がONされたときに有効となって、中央制御部111によるコントロール下で、液晶表示パネル106を介して遊技開始に先立ち遊技者自身に音声登録を行わせるためのガイダンスを表示し、遊技者により登録される音声指令を取り込む機能を持つ。また、音声指令取り込み部113は、中央制御部111によるコントロールの下で遊技者による音声指令を取り込み、音声認識エンジン115へ提供する機能を持つ。
一方、本人認証部114は、遊技に先立ち登録される遊技者の声紋と遊戯中に入力される遊技者本人の音声指令に含まれる声紋との照合を行ない、音声認識エンジン115による音声認識結果に従い回胴リールの制御を有効にする機能を持つ。即ち、本人認証部114は、遊技者によって発声される音声から声紋情報を抽出して音声登録TBL20に登録し、当該登録された声紋情報と、続いて音声入力され抽出される声紋情報とを照合することで類似性判断を行ない、その判断結果を音声認識エンジン115に供給する。
音声認識エンジン115は、音声登録TBL20に格納される遊技者マ音声指令にかかわる登録情報、および音声認識辞書17に格納された単語パターンとを参照しながら音声認識を行ない、LED表示ナビゲーション部116による遊技者の音声指令の誘導、ならびにST,STPシーケンス制御部117による音声指令の優先監視制御をコントロールする。
LED表示ナビゲーション部116は、中央制御部111によるコントロールの下、音声認識エンジン115による音声指令認識の結果を、LED19の色制御、あるいは点滅制御を行うことで遊技者へ通知すると共に、次に発声すべき音声指令を遊技者にナビゲーションする機能を持つ。
また、ST,STPシーケンス制御部117は、中央制御部111によるコントロールの下で遊技者による音声指令の順序制御を行ない、リールの回転状態に伴うタイミング監視を行ない、内部的に音声指令のキャンセル等の処理を行う。これらついてはいずれも後述する。
なお、中央制御部111は、音声認識をスタートレバーやストップボタン操作の代替手段として使用することにより予想される遊技機側の音声指令入力受付可能なタイミングを、例えば、LED19に表示することにより、また、後述するように、回胴リールが回転不可(ウエイト)状態にある場合に音声指令が発声されたとき、それを一時記憶しておくことで、ウエイト解除後の再音声指令入力を不要とし、入力受付可能なタイミングの判りづらさを解消するタイミング制御手段としての機能も併せ持つ。
図7〜図14は、本発明の遊技機の動作を説明するために引用した図であり、特に、図4〜図6に示す音声入力ボードに係わる部分のみを抽出して示したものである。
図7、図8は、音声認識の基本動作を示すフローチャートである。まず、図7、図8に示すフローチャートを参照しながら基本動作について説明する。
遊技者は、遊技開始に先立ち、遊技機の操作テーブル104a上に取り付けられた入力モード切替えSW31を音声入力モードに切替えて音声指令による遊技を有効とする。また、音声登録設定SW32をON設定する(S71)。ここで、音声登録GUI提供部112が起動され、表示パネル106上に音声登録のためにあらかじめ用意されたライブラリを表示してその選択入力を促す。あるいは、遊技者による直接登録を促す。
このとき、遊技機内部では、入力される遊技者の音声から声紋情報を取り込み、音声登録TBL20に格納し、遊技開始に伴い行なわれる本人認証に備える(S72)。
図10に、音声登録のための手順が示されている。リールの回転開始指令に関しては、『スタート』、『開始』、『回れ』といった回転をイメージしたライブラリを用意し、これを表示して遊技者に選択入力させる(S91)。遊技者は、そのうちの好きな言葉を設定するか、あるいは、好きな言葉が直接音声登録し(S94)、その内容は音声登録GUI提供部112を介して取り込まれ、音声登録TBL20に格納される(S98)。
リール停止(S93『STOP』)についても同様に登録が行なわれる。スロットマシンの場合、停止リールは、左、中、右の3列から構成される。従って、リール停止の場合は、6通りある停止のパターンのうちいずれを有効とするかが選択される(S96)。続いて、各リールに対する停止指令が登録されるが、停止の場合は、音声の認識からリール停止までのタイムラグが大きいと遊技に支障が発生するため、このため、なるべく短縮された言葉、例えば、1音声を利用することで回避することができる(S97)。例えば、『ダ!』、『プ!』、『ビ!』といった単語を利用する。これらは、音声登録GUI提供部112を介して誘導され、取り込まれる。
以上のようにして遊技者によって入力された音声は、音声登録GUI提供部112、音声指令取り込み部113を介して音声登録TBL20に登録される(S73)。次に、LEDによる音声指令ナビゲーションが開始され、遊技が開始される(S74)。
音声指令が入力され、音声認識を実行してリールの回転を制御するにあたり、タイミング制御に困難が伴うことが予測される。そのため、ここでは、マイク30自体にランプまたはLEDの光源を付加し、あるいは現実的なところで、マイク30周辺にLEDを実装して、例えば、入力付加は赤表示、入力可は青表示等のように、LED表示ナビゲーション部116が、色の切替えを制御して遊技者に通知することが行なわれる。
また、回転スタートに関しては、一定速度になる以前に入力された場合(ウエイト期間中)は、これをあらかじめ記憶しておき、ウエイト解除後に再音声指令入力を必要とせず自動的に回転が開始する仕組みを導入する。この記憶された状態は、光源を点滅させることにより、遊技者に識別させることが可能になる。色の変化については、2色では状態が多少わかりづらいため、3色が好ましい。
図11に、表示例の状態遷移が示されている。図11(a)に示されるように、通常時、(赤)→メダル投入→(青)→回転指令音声入力→(赤)→回転〜一定回転→(緑)→停止指令音声入力→回転停止→(赤)とする。
また、図11(b)に示されるように、ウエイト時、(赤)→メダル投入→(赤)→回転指令音声入力→(点滅赤)→(赤)→回転〜一定回転→(緑)→停止指令音声入力→回転停止→(赤)とする。
説明を図8に戻す。以上のようにして前処理実行後、遊技者による遊技が開始され、まず、遊戯者によって音声指令入力が行なわれる(S75)。ここでは、まず、本人認証部114による本人認証が行なわれる(S76)。すなわち、本人認証部114では、先に音声登録TBL20に格納された遊技者の声紋情報と音声指令取り込み部113によって取り込まれた音声指令に含まれる声紋情報との照合を行ない、一致した場合に音声認識エンジン115を起動して音声認識エンジン115による音声認識を有効にする。不一致の場合、音声認識エンジン115は動作しない。
音声認識エンジン15は、図6に示したように、遊技者によって発声される音声から時系列の特徴パラメータを抽出して音響分析を行ない、音響分析により得られた音素とあらかじめ用意された音素標準パターン171とのパターンマッチング行ない音素候補列を作成し、更に、その音素候補列と単語パターン172とを比較してその認識結果を出力する(S77)。
ここで、認識された音声指令は、上記したように一旦メモリ12の作業領域に記憶され、その内容に伴う状態情報および、次指令に対するナビゲーション情報がLED19に表示される(S78)。なお、音声認識が不成功に終わった場合は、LED19を介して音声指令再入力要求が促される(S79)。
また、回転開始指令の場合は、回胴リール制御部400cを介して回胴リール装置200を制御し、その回転開始のための制御を(S80、S81)、一方、回転停止指令の場合は、あらかじめ登録された停止順に従う回胴停止制御を行ない(S80、S82)、いずれも実行した指令のメモリ消去を行う(S83)。
ここで、停止順の登録操作について説明する。スロットマシンの場合、リールは、左、中、右の3列から構成される。ここでは、左リール停止を、『ひだり!』『ひ!』『いち!』『い!』等、中リール停止を、『なか!』『な!』『に!』等、右リール停止を、『みぎ!』『み!』『さん!』『さ!』等の言葉を、音声登録GUI提供部112を用いて事前に登録しておき、停止させたいリールに対応したそれぞれの音声指令を入力する。
停止順は、6通り存在するため、左中右の場合、『いち!』『ひな!』『あ!』等、左中右の場合、『に!』『ひみ!』『い!』等、中左右の場合、『さん!』『なひ!』『う!』等、中左右の場合、『し!』『なみ!』『え!』等、右左中の場合、『ご!』『みひ!』『お!』等、右中左の場合、『ろく!』『みな!』『か!』等を事前に登録しておき、停止順に対応した音声指令をリール停止毎に3回入力する。
この場合、最初に発声される音声のみで、後続する2番、3番目の停止順は認識できるため、2番、3番目の音声は簡単な音声を登録しておいたほうが、効率が良い。例えば、左中右の場合に、『に!』『ダ!』『ダ!』が考えられる。
図12〜図14に、ST,STPシーケンス制御の流れがフローチャートで示されている。ここに示すST,STPシーケンス制御は、音声認識エンジン115によって認識された結果を受信したST,STPシーケンス制御部117が、中央制御部111のコントロールの下で実行する。
図12に示すフローチャートにおいて、まず、遊技者によって回転開始に関する音声指令が発声され(S121『Yes』)、音声認識エンジン115は、これを、音声指令取り込み部113を介して取り込み(S122)、音声認識を実行する(S123『OK』)。認識結果を得たST,STPシーケンス制御部117は、スタート信号を生成して回動リール制御装置400cへ供給する(S124)。そして、リールが一定回転速度になったことを確認して(S125)メモリ12に割付けられるSTフラグをON設定すると共に、LED19に状態表示を行う(S126)。
次に、音声認識エンジン115は、停止ボタンSTP1の音声指令が発声されたときに、これを、音声指令取り込み部113を介して取り込み(S128)、音声認識を実行する(S129『OK』)。
認識結果を得たST,STPシーケンス制御部117は、メモリ12中の作業領域に割付けられたSTフラグをチェックする(S130)。ここで、STフラグがON設定されていた場合に限ってSTP1信号を生成し(図13、S133)、STフラグがON設定されていなかった場合は、先に入力されたSTP1音声指令の実行をキャンセルし(S131)、ST音声指令を再入力するようにLED表示ナビゲーション部116を起動してLED19の表示制御を行ない、ナビゲーションを実行する(S132)。
図13において、ST,STPシーケンス制御部117は、STP1信号を生成して回胴制御装置400cに供給した後、メモリ12の作業領域に割当てられるSTP1フラグをON設定し、同時にLED19に対してその旨、状態表示を行う(S134)。
次に、音声認識エンジン115は、停止ボタンSTP2の音声指令が発声されたときに(S135『Yes』)、これを、音声指令取り込み部113を介して取り込み(S136)、音声認識を実行する(S137『OK』)。
認識結果を得たST,STPシーケンス制御部117は、メモリ12中の作業領域に割付けられたSTP1フラグをチェックする(S130)。ここで、STP1フラグがON設定されていた場合に限ってSTP2信号を生成し、STP1フラグがON設定されていなかった場合は、先に入力されたSTP2音声指令の実行をキャンセルし(S141)、STP1音声指令を再入力するようにLED表示ナビゲーション部116を起動してLED19の表示制御を行ない、ナビゲーションを実行する(S142)。
続いて、音声認識エンジン115は、停止ボタンSTP3の音声指令が発声されたときに(S143『Yes』)、これを、音声指令取り込み部113を介して取り込み(図15、S145)、音声認識を実行する(S146『OK』)。
図14において、認識結果を得たST,STPシーケンス制御部117は、メモリ12中の作業領域に割付けられたSTP2フラグをチェックする(S147)。ここで、STP2フラグがON設定されていた場合に限ってSTP3信号を生成し、STP1フラグがON設定されていなかった場合は、先に入力されたSTP3音声指令の実行をキャンセルし(S150)、STP2音声指令を再入力するようにLED表示ナビゲーション部116を起動してLED19の表示制御を行ない、ナビゲーションを実行する(S151)。
なお、以上の説明は、音声指令入力を有効とした場合の動作について説明したが、入力モード切替えSW31を操作することにより、従来同様、スタートレバーST、ストップボタンSTP1、2、3を手操作することによって入力することも可能である。
また、上記した実施形態は、スロットマシンに適用した場合についてのみ説明したが、他に、パチンコ機等に利用しても同じ効果が得られる。
以上説明のように本発明は、遊技機に音声認識装置を搭載することで、手に代わって音声で回胴リールの回転開始、停止のための操作指示を行ない、回胴リールの回転制御を行う仕組みを構築するものであり、このことにより、手の不自由な遊技者に優しく、かつ、長時間の遊技にも手が疲れることなく遊技に集中できる環境を提供することができるものである。
また、遊技に先立ち、遊技者の声紋を登録して本人認証を行ない、本人以外の音声を取り込まない仕組みを導入することで、周りの遊技者の音声が取り込まれて認識されることによる誤操作を回避できる。更に、上記した本人認証機能を備えた音声認識装置をメイン制御基板とは独立して設置されるサブ制御基板に実装することで、メイン制御基板は、スタートレバーやストップボタン操作による入力取り込み、およびその制御から解放され、その分の負荷軽減がはかれる。
なお、これまで手操作によっていた遊技を音声に変更することで、ゲーム性が同じ遊技機であっても全く別の楽しみを味わうことができ、また、右利き、左利きでの操作の煩雑さの解消にもなる。更に、高齢化社会に対応したユニバーサルデザインを導入する意味でも有効となる。
本発明の実施形態に係るスロットマシンの外観構造を概略的に表した平面図である。 図1に示したスロットマシンの内部構造を概略的に表した平面図である。 本発明の実施形態に係るスロットマシンの制御システムの構成を示したブロック図である。 図3に示す音声入力ボードの内部構成の一例を示すブロック図である。 図4に示すNR回路の内部構成の一例を示すブロック図である。 図4に示す音声認識LSIの内部構成の一例を示すブロック図である。 本発明の遊技機において付加される音声入力ボードの内部構成を機能展開して示したブロック図である。 本発明実施形態の動作を説明するために引用したフローチャートである。 本発明実施形態の動作を説明するために引用したフローチャートである。 本発明実施形態の動作を説明するために引用したフローチャートである。 本発明実施形態によるLEDの状態遷移を示す図である。 本発明実施形態の動作を説明するために引用したフローチャートである。 本発明実施形態の動作を説明するために引用したフローチャートである。 本発明実施形態の動作を説明するために引用したフローチャートである。
符号の説明
10 音声入力ボード
14 NR回路
16 音声認識LSI
19 LED
30 マイク
31 入力モード切替えスイッチ
32 音声登録設定スイッチ
100 スロットマシン
112 音声登録GUI提供部
114 本人認証部
115 音声認識エンジン
116 LED表示ナビゲーション部
117 ST,STPシーケンス制御部

Claims (3)

  1. 図柄が配列された複数の回胴リールの回転を制御し、回転停止時、前記それぞれの回胴リールの図柄が特定の組み合わせになったときに有効図柄として認識する遊技機であって、
    遊技に先立ち、筐体の任意位置に取り付けられたマイクを介して遊技者により発声される音声から声紋情報を抽出し、遊戯中に発声される前記回胴リールの回転開始、回転停止指令に含まれる声紋情報とを照合する本人認証部と、
    前記本人認証部による照合が得られたときに前記前記回胴リールの回転開始、回転停止指令を取り込み、音声認識して前記回胴リールの回転駆動、および停止制御を行う音声認識エンジンと、
    を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記本人認証部は、
    遊技者によって発声される音声から声紋情報を抽出して記憶装置に登録し、当該登録された声紋情報と、続いて音声入力され抽出される声紋情報とを照合することで類似性を判断し、その結果を前記音声認識エンジンに供給することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記本人認証部および音声認識エンジンは、
    回転停止時、前記各回胴リールの図柄が特定の組み合わせになったときに有効図柄として認識するメイン制御基板とは独立したサブ制御基板に実装されることを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
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