JP2005204970A - 洗濯機 - Google Patents

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Toru Kubota
亨 久保田
Tsutomu Hatayama
勉 畑山
Masami Endo
正実 遠藤
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Abstract

【課題】 スライド式の蓋体にあって、その利便性を一層有効にするとともに、環境に優しくリサイクル性や衛生的にも有利なものとする。
【解決手段】 洗濯物を出し入れする出入口を、スライド移動により開閉するとともに可撓性を有する蓋体13を備えたものにおいて、前記蓋体13は、2色押出成形により、ポリオレフィン系樹脂により短冊状の成形体23を複数形成するとともに、これら成形体23の相互を軟質ポリオレフィン系樹脂による柔軟性を有する連接部24にて一体に連接してなる単位構成体22として、これら複数の単位構成体22の相互を軟質ポリオレフィン系樹脂による柔軟性を有する嵌合突片27と、嵌合筒部26との嵌合により結合した組合わせ構成とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、洗濯槽への洗濯物の出し入れを行なう出入口を開閉する蓋体を備えた洗濯機に関する。
従来、一般に内部に洗濯槽を配設し洗濯機の外郭を形成する筐体の上面には、上記した洗濯物の出入口を形成し、該出入口を開閉する蓋体は、一端たる後端を回動可能に軸支した構成のものが多い。この構成の場合、特に蓋体の開放移動範囲が筐体の上方に大きく突出するので、上部の棚等に干渉するおそれがあり設置場所の制約を受けることになる。加えて、この蓋体の後方部位に給水ホースの接続部や洗剤投入部などが配設されている場合には、起立状態に開放した蓋体が操作の邪魔になるなど、操作部の配置にも影響する。
このため、例えば蓋体を二つ折り可能な構成にして開放時の上方への突出高さを抑えることも有効である。しかしながら、蓋体を折り畳みながら開放操作するのが煩わしくなったり、低くなったとはいえ依然として筐体上方には突出した事情にあり、しかも当該出入口を有する筐体上面を意匠的に湾曲形状(蓋体も湾曲形状)にしたい場合、蓋体の設計製造を難しくするなど不向きである。
そこで、蓋体を全体に屈曲可能な構成とし、出入口の両側に設けたレールに沿ってスライド可能とし、その開放状態でも筐体内の空間に収納できて外部上方に突出しない構成とするとともに、具体的には軟質ポリ塩化ビニル(PVC)のエラストマシートに、所定間隔に補強桟をダブルモールド(2色成形とも謂う)によって一体に成形したものが案出されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−335595号公報 (第3頁、および図2)
ところで、上記PVCは安定した成形性に優れ洗濯機の上記蓋体をはじめ、一般日用品や玩具などの製品や工業材料として使用されてきた。ところが、PVCは塩素を多分に含むため焼却処理に伴ない有害なダイオキシンを発生する。また、土中などに埋め立てた場合には、その可塑剤に含まれるフタル酸ジエチルヘキシルが内分泌撹乱物質、所謂環境ホルモン物質を溶出し、魚介類などに影響を与えるなど、環境に対する負荷が大きくて社会問題化し、且つリサイクルの回収材料としても未だ確立されていない。しかも、洗濯機の蓋体に使用した場合には、比重(1.4〜1.6)が大きくて開閉操作が重くなったり、また軟質部分は可塑剤のためにかびが生え易くて不衛生であるばかりか、スライド部分では動きが悪くなるなどの問題を有する。
本発明は上記問題点を解決するため、スライド可能な蓋体の利便性を一層有効にするとともに、環境に優しくリサイクル性や衛生的にも有利な蓋体を備えた洗濯機を提供することを目的とする。
上記問題点を解決するため、本発明の洗濯機は、洗濯物を出し入れする出入口を、スライド移動により開閉するとともに可撓性を有する蓋体を備えたものにおいて、前記蓋体は、2色押出成形により、ポリオレフィン系樹脂により短冊状の成形体を複数形成するとともに、これら成形体の相互を軟質ポリオレフィン系樹脂による柔軟性を有する軟質部にて一体に連接した単位構成体を設け、これら複数の単位構成体の相互を軟質ポリオレフィン系樹脂による柔軟性を有する軟質部にて結合した組合わせ構成としたことを主たる特徴とするものである。
本発明の洗濯機によれば、蓋体は上方に突出しないなどのスライド蓋の利便性に加えて、環境に優しくてリサイクル性に優れ、またかびの発生を抑えて衛生的であるとともに、単位構成体を構成する硬質な複数の成形体、および屈曲可能な軟質部を2色押出成形により確実に容易に形成でき、更には安価で軽量化も期待できる蓋体を備えた洗濯機を提供できる。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1実施例を示す図1ないし図5を参照して説明する。
そのうち、図3は本発明をドラム式洗濯機に適用して一部破断して示す洗濯機の側面図で、まず該図面に基づき全体の概略構成を説明すると、洗濯機の外郭を形成する箱状の筐体1は、矩形筒状の外箱2と、その上面に被着され図示しない操作パネル等を有するトップカバー3、および下面に被着された台板4とから大略構成されている。この筐体1内には、洗濯槽5を構成する回転可能なドラム6、および該ドラム6を包囲して設けられた水槽7が配設されていて、斯かる洗濯槽5は弾性支持されている。
即ち、前記ドラム6は、周知のように多孔状の円筒状周壁からなり、図示しない駆動モータにより回転駆動され、投入された洗濯物の洗いや脱水運転を行ない、一方前記水槽7は前記ドラム6を横軸回転可能に支持するとともに、実質的に無孔状をなし必要な洗濯水を貯留したり適宜排水可能な機能を備えた構成としている。そして、斯かる構成の洗濯槽5は、その弾性支持手段として前記台板4に一端が固定された複数のショックアブソーバ8を、前記水槽7を下方から支承するように設けることで、ドラム6の回転に伴なう振動を吸収し筐体1への振動伝達を抑制可能としている。
そして、筐体1や洗濯槽5の上面側には、洗濯物を出し入れする出入口が連通した状態に形成されている。まず、ドラム6周壁の出入口6aには、蓋体9が開閉可能に設けられ、該蓋体9は本実施例では前蓋9aおよび後蓋9bとから構成され、夫々軸部10aおよび10bを中心に回動可能に装着されている。これら前蓋9aおよび後蓋9bの開閉手段には、図示しないリンク機構を介して相互に機械的に連結された構成となし、前蓋9aおよび後蓋9bの一方の操作力を他方に逆向きに伝達可能としており、従って前蓋9aおよび後蓋9bは一方がドラム6の出入口6aを閉鎖方向に回動操作されることに連動して同様の閉鎖状態になり、一方が開放方向に回動操作されることに連動して同様の開放状態にでき、夫々1回の操作で二つの前,後蓋9a,9bによる同時開閉を可能としている。
次いで、水槽7の周壁上部の出入口7aには、一端たる後端を軸部11にて回動可能に軸支された蓋体12が装着されている。しかるに、この水槽7の出入口7aの開口位置は固定しているので、これに前記ドラム6の出入口6aが常に対向した位置設定ができるように、ドラム6の停止時に図示しない位置センサや制御装置により位置決め制御されるようにしていて、常に停止時にはドラム6に対する洗濯物の出し入れを容易にできるようにしている。
そして、筐体1の上面に形成された出入口1aには、詳細は後述するがスライド移動により開閉する蓋体13が装着されている。この、筐体1の上面たるトップカバー3の上面は、意匠や使い勝手の観点から前方に下降傾斜した湾曲状をなしており、特に前半部は急傾斜とした形状にあって、出入口1aも同湾曲状に沿って開口し前記水槽7の出入口7aと対向配置されている。しかるに、本実施例に示す蓋体13は、全体に屈曲可能な蛇腹状をなしているとともに、2分割した形態の前蓋13aと後蓋13bとから構成され、これら前,後蓋13a,13bの左右の両側端部を出入口1a周縁の左右両側部に沿って溝状に形成された例えばコ字状の案内部14に挿入し、夫々前後方向にスライド移動可能(図中矢印でスライド方向示す)に設けられている。
因みに、図3に実線で示す蓋体13は、出入口1aを開放した状態を示しており、その前蓋13aはほぼ直線状に垂下した状態で筐体1の前方内側の空間に収納され、また後蓋13bは中間部を湾曲して筐体1の後方内側の空間に収納された状態を示している。一方、同図中破線で示す蓋体13は、出入口1aの閉鎖状態を示しており、そのうちの前蓋13aの閉鎖位置は、上記した前半部の急傾斜をなす湾曲状部位に位置付けされている。
そして、斯かる蓋体13は、例えば後蓋13bのスライド移動に連動して前蓋13aもスライド移動する蓋連動機構15を設けていて、開閉操作を容易にしている。この蓋連動機構15は、前記トップカバー3内に設けられ、後方位置に主滑車16を、中間位置に補滑車17を配備し、これら滑車16,17にワイヤ18を掛け渡すとともに、その後端部を後蓋13bの前端部たる保持部19に連結され、また前端部は前蓋13aの後端部たる保持部20に連結されている。この結果、図3に示す蓋体13の開放状態から閉鎖する場合には、後蓋13bの保持部19に形成された手掛け部21を利用して手前前方に引っ張れば、後蓋13bは案内部14に沿ってスライド移動し、このときワイヤ18も前方に引き出され、主滑車16にて方向転換され途中補滑車17を経て前蓋13aの保持部20を後方に引っ張るように作用し、従って前蓋13aも案内部14に沿って後方にスライド移動を開始し、所謂急傾斜の湾曲状部位を案内部14に沿って引き上げる。
しかる後、各前,後蓋13a,13bが夫々出入口1aのほぼ半分を閉鎖するまでに達すると、後蓋13bの保持部19が前蓋13aの保持部20と当接し、出入口1aは前,後蓋13a,13bにて完全に閉鎖状態に至る。この場合、両保持部19,20の当接面間において、図示しないが係脱可能なフック係合手段を設けて、閉鎖状態の前,後蓋13a,13bが容易に離反しないよう閉鎖状態を保持するようにしている。
これに対し、出入口1aを開放する場合も、上記と逆の手順にて蓋連動機構15を介して簡単に操作できる。即ち、手掛け部21を利用して後蓋13bを後方に押しやると、ワイヤ18は弛緩して主滑車16を介して前方に引き戻される。このため、前蓋13aを急傾斜部を引き上げていた作用はなくなり、前蓋13aは自重により案内部14に沿って下降し、前端側は扁平な収納口3aから外箱2内に垂下する。一方、後蓋13bはトップカバー3の扁平な収納口3bから内部に収納され自身の屈曲性により大きく湾曲して外箱2内に垂下する。そして、後蓋13bが所定位置まで開放した時点で前蓋13aもスライド移動が停止され、図示実線で示す蓋体13の開放状態をなし、各前,後蓋13a,13bは筐体1内の空間に自重による垂下状態に収納保持される。
次に、上記蓋体13の具体形状および製造手段につき説明する。尚、前,後蓋13a,13bの主体構造は共通につき、以下後蓋13bを対象に説明することで前蓋13aの説明は省略する。しかして、図1は後蓋13bの要部の縦断側面図で、図2は要部の分解斜視図で、これら図面に基づき説明すると、後蓋13bは前記したように全体に屈曲可能な蛇腹形状に構成されている。その構成は、先ず樹脂材料としてポリオレフィン系樹脂を用いて、後述する2色押出成形により構成され、中空矩形の短冊状をなす成形体23を複数一体に連ねた構成を主体としている。具体的には、上記成形体23は硬質のポリオレフィン系樹脂の例えばポリプロピレンにて成形され、該成形体23のほぼ中央部位には補強桟23aを設けて、機械的強度や剛性を高めており、本実施例では図1に示すように成形体23を例えば3個連ねた構成を一つの単位構成体22として成形している。
しかるに、3個の成形体23相互間の連接部24は軟質部たるポリオレフィン系エラストマー例えばスチレン系エラストマーを含有する軟質ポリオレフィン系樹脂にて形成され、従ってこの単位構成体22自体にあっても各連接部24の軟質部分にて屈曲可能な可撓性を有するものとなる。斯かる単位構成体22を、後蓋13bとして前後方向(図中に矢印で示すスライド方向と同じ)に必要とする所定長に合わせて複数組合わせて構成するのである。尚、この単位構成体22の横幅寸法は前記筐体1の出入口1aの開口幅に基づき成形してあり、また軟質部とした上記連接部24は、成形体23の厚み方向のやや上部寄りに位置して連接している。
そして、斯かる単位構成体22を複数結合し所定長さに組合わせるため、各単位構成体22の前後両端部に係脱可能な結合部25を設けている。例えば、前端(図示左端)には一部切欠した円環状の剛性を有する嵌合筒部26を、成形体23の一壁と兼用して同幅寸法形成し、後端(図示右端)には軟質部にて突設された嵌合突片27を備え、この嵌合突片27は先端に前記嵌合筒部26に嵌挿可能なやや径小の円柱状の頭部27aを形成した腕片27bとから構成するとともに、図2に示すようにこの嵌合突片27の両側端部(一端のみ図示)は一部切除した短寸の横幅寸法にしている。
従って、図2に示すように各単位構成体22を後蓋13bの前後方向でもあるスライド方向(図中矢印で示す)に並べた場合、夫々の嵌合筒部26と嵌合突片27とは相対するとともに、その嵌合突片27の頭部27aを嵌合筒部26の左右いずれかの横方向から嵌合して、スライド方向に対して連結状態に結合する。これに対し、嵌合方向に対する抜け止め処置としては、本実施例では上記嵌合筒部26の両側端部に一部形成される空洞部分に栓部材28を夫々圧入し、該結合部25のずれ止めを行ない従って単位構成体22相互が横方向にずれないようにしている。このようにして、複数の単位構成体22を結合して組合わせ、後蓋13bを形成するに必要な前後方向の長さを得ることができ、上記連接部24に加えて結合部25(嵌合突片27)にあっても屈曲可能となる。但し、図示上方向への屈曲は成形体23に突設した庇部23bが隣接の成形体23に当接することで規制され、該結合部25では主に下方向による曲がる可撓性を有した構成となる。
しかして、上記したように硬質部の成形体23、軟質部の連接部24、および結合部25における軟質部の嵌合突片27は、所謂硬軟質の2色成形(ダブルモールドとも謂う)による押出成形にて一体に成形される。図4は、一般的な押出成形手段と、その後処理工程を模式的に例示したもので、供給された原料は押出機AおよびダイスBにて加熱溶融されて所定形状の成形品となり、これを冷却等によるサイジング処理Cされ、押し出された成形品を所定寸法に切断処理Dする。通常この後、前記冷却に伴なう成形時の歪みを除去すべく樹脂軟化温度以下で再度加熱するアニール処理Eを行なうようにしている。従って、本実施例のように2色成形する場合には、押出機Aを2台要した成形装置にて、硬質部および軟質部を有する成形が行なわれる。因みに、本実施例における蓋体13のアニール処理は、単位構成体23を押出成形後50°C以上で暫時(例えば、数分〜数10分)加熱した後、徐冷することで成形後の反り等の変形や割れなどを確実に防止できるようにしている。
更に、本実施例では図1に示すように、後蓋13bの上面をカバーするようにフィルム状シート29を被着している。これは、図示しない前蓋13a側にあっても同様にフィルム状シート29を被着していて、所謂蓋体13の上面のほぼ全面をカバーするようにフィルム状シート29を設けている。このフィルム状シート29は、図5(a)の平面図、同図(b)の断面図に示すように2枚のシートを接着剤にて張り合わせたものからなり、その上面側の表シート29aの厚みT1(例えば、250ミクロン)は、裏シート29bの厚みT2(例えば、188ミクロン)より厚くしている(T1>T2)。因みに、これら表,裏シート29a,29bもポリオレフィン系樹脂シートを採用しており、例えばポリプロピレン製の透明シートとしている。
しかるに、2枚張り合わせたシート29は、その内面側に文字や模様等が印刷された加飾処理(加飾部30)が施され、この場合、例えば裏シート29bの状面に印刷され、以って外表面に露出する蓋体13の外観意匠等を良好にしている。従って、図5に示すフィルム状シート29は、後蓋13bに被着すべく、常に筐体1内に隠蔽される後端部にやや大きなスペースの非加飾部たる未印刷部31を有し、また加飾部30の周囲にも連続して未印刷部31を形成している。尚、上記した両側部の未印刷部31は、図3に示したコ字状の案内部14内に隠れ、また前端部は手掛け部21を有する保持部19が取着されるなどして実質的に外部に露出しない部位となる。
しかして、図5(b)では表,裏シート29a,29b間に印刷により加飾処理されたインク層32、および接着層33を示しているが、その接着剤は全面に塗布するようにしている。この場合、インク層32の部分では十分な接着強度が得られないことを考慮して、未印刷部31にて接着層33が有効に機能するようにしている。また、ポリプロピレンやポリエチレン等のポリオレフィン系樹脂では印刷の密着性が十分に得られない場合もあるので、必要に応じ前処理としてコロナ放電処理を行ない樹脂表面に活性基を発生させ、印刷の密着力を高めるようにすることもでき、これは接着した2枚のシート29a,29bの接着剥がれを抑制するにも有効である。尚、上記印刷インクにもポリオレフィンインクを使用すれば、一層リサイクル性に優れたものとすることができる。
そして、図6には樹脂シートの製造装置を例示しており、押出機Fが原料を溶融混練してTダイGより面状に成形されたシートが押し出され、加熱ロールHおよびニップロールIを介して縦方向へ引っ張り延伸し、この所謂縦延伸したシートを引取機(図示せず)を経て巻取ロールJに巻き取るようしている。
このように、一方向に延伸され糸状の分子が結晶化したポリプロピレン製のシート29は、その方向に対して強靭なものとなる。但し、その表面は比較的柔らかく、スライド移動する際にトップカバー3のロ字状の収納口3a,3b(図3)において、頻繁に摩擦接触するため傷つき易いことは避けられない。この場合、透明性も損なわれ加飾部30(図5参照)の意匠性が損なわれる憂いがある。
そこで、本実施例では表シート29aの表面にアクルリ系のハードコート処理を行ない、耐摩耗性に優れ長期にわたり外観意匠も良好に保てるようにしている。更には、シート29は、上記延伸方向が蓋体13の前後方向でもある長手方向と一致するように被着した構成として、長期の使用においても伸びたり歪んだりしないようにし、容易に破断しないように図っている。尚、各表,裏シート29a,29bを、夫々前,後蓋13a,13bに被着する固着手段としては特に図示しないが、各シート29a,29bの夫々前後端をネジ止め、鋲止め、溶着など適宜の固着手段にて取り付けている。
上記した第1実施例によれば、次のような作用効果を奏する。
洗濯機筐体1の出入口1aを、スライド移動により開閉する蓋体13にあって、複数(3個)の短冊状の成形体23を軟質部である連接部24にて連ねた単位構成体22とし、これを結合部25にて所定長に連結するとともに、結合部25にも嵌合突片27を柔軟な軟質部にて形成したので、蓋体13は全体的には蛇腹状で屈曲可能な可撓性を有するものとなり、筐体1の湾曲状をなす上面に開口された出入口1aに対し、その両側部に形成された溝状の案内部14に沿って可撓変形しながらスムースにスライド移動して開閉することができる。また、複数の成形体23を連ねた単位構成体22として、これを連結する形態なので、所定長に連結するための結合部25を少なくできて組立作業性が良い点でも有利である。
しかるに、本実施例では蓋体13を、前蓋13aと後蓋13bとの2個に分割し、これを蓋連動機構15により開閉動作するようにしたので、手掛け部21による開閉操作に必要なストロークも、出入口1aの前後方向の長さのほぼ半分で済むなど、開閉操作を一層容易にするとともに、従来のように開放状態の蓋体が筐体上方に起立状態に突出することがなく、上部の棚や操作の邪魔になることはない。
特に、蓋体13はポリオレフィン系樹脂にて形成するとともに、上記成形体23相互間の軟質部による連接部24、および結合部25には、例えばスチレン系エラストマーを含有してなる軟質ポリオレフィン系樹脂を用いて、2色押出成形により一体に形成した。これにより、従来のPVCの如き燃焼時に有害なダイオキシンの発生を抑え、その可塑剤に環境ホルモン物質も有せず、環境に優しくリサイクル性にも優れた蓋体13を提供できる。また、ポリオレフィン系樹脂の比重(比重0.9)はPVC(比重1.4〜1.6)より小さいので軽量化が図れ、例えば単純計算にて40%ほど蓋開閉に係わる操作力の軽減が期待できる。
加えて、洗濯機のように水を使い且つ湿気の多い所に設置される場合が多いため、特にPVCによる軟質部では、可塑剤が原因でかびが生え易く不衛生で臭気発生の要因となり、延いては劣化による亀裂を生じるおそれがあったが、軟質ポリオレフィン系樹脂では可塑剤は使用せず、若しくは極めて少量であるため、かびなどの発生を抑え美麗に保つことができる。その他、ポリオレフィン系樹脂材料は安価に入手でき、蓋体13の製造コストを低減化するにも有効である。
尚、単位構成体22相互を連結する際、その結合部25では蓋体13のスライド方向に対し直交方向である横方向から嵌合する嵌合突片27と嵌合筒部26とから構成している。従って、この結合部25にあっては、使用中に横方向への位置ずれが懸念されるが、もともと軟質部による嵌合構造は滑りに難いのに加えて、本実施例では嵌合突片27の端部の一部を切欠して、嵌合筒部26の空洞部分に栓部材28を圧入したので、嵌合された嵌合突片27が抜け出るおそれを皆無にできる。
このような抜け止め処置により、該結合部25における単位構成体22相互のずれ防止ができ、スライド移動する溝状案内部14の内面でずれた一部の単位構成体22が擦れるようなおそれも防止できる。一方、この結合部25における屈曲は、嵌合突片27の柔軟性に基づくものであるが、具体的には嵌合突片27の頭部27aに非ず、腕部27bの柔軟性によるものであり、従って例えば頭部27aを硬質部にして嵌合作業を改善することも可能である。
また、軟質ポリオレフィン系樹脂にて多数の連接部24を設けているが、これは成形体23の厚み方向の中間に介在しており、スライド面とは離間した位置に保たれている。従って、本来軟質部はスライド面と密着し易く、或いは摩擦抵抗が大きくて滑りが悪くなる傾向にあるが、接触するおそれもない上記構成によりそのような憂いも生じない。のみならず、上記連接部24は、中間位置でも蓋体13の上面に添設されたシート29寄りの上部に配設している。このことは、蓋体13が屈曲する際、連接部24を有する上部の成形体23間の隙間変動を小さく抑えることができ、シート29下面との摺接度合を軽減できるとともに、大きく湾曲した際の蓋体13表面の長さ変動が少なくなるため、その屈伸の際シート29と蓋体13との浮き上がりを防止できて好都合である。
しかも、上記シート29にて蓋体13の上面をカバーすることで、成形体23相互間の連接部24、および単位構成体22の結合部25部分に生じる溝状の隙間を覆い、特に深い隙間をなす結合部25における指や物を挟むおそれをなくす他、本実施例では2枚張り合わせた構成としたので、その内面側に文字や色彩模様などを印刷による加飾処理を施して、外観意匠を良好にできるとともに、印刷面が直接擦れることなく長期良好に維持できる。しかるに、印刷による加飾部30が面する両面間はインク層32により十分な接着力が得られない場合があるが、本実施例ではその周縁部に未印刷部31を設けているので、確実に接着でき張り合わせ部分が早期に剥がれるおそれはない。
また、該シート29もポリオレフィン系樹脂シートであるポリプロピレンを採用することで、環境やリサイクル性に好適するものであることはもとより、製造時における延伸方向が蓋体13たる各前,後蓋13a,13bの長手方向となるように構成したので、特に同長手方向に対し長期にわたり伸びや歪みを抑えることができ、強靭な蓋体13を提供できる。
従来、この種のフイルム状シートとしては、PET材が多用されており、これは印刷もし易く、表面も硬い利点を有しているからである。ところが、PETボトルなどに代表されるように現状ではリサイクル処理が容易でないとともに、一般にフィルム状シートの合成時に有害なアンチモンを使用し、これが一部残留するなどして環境に与える影響もよくなく、且つ高価でもある。
これに対し、ポリプロピレン製シート29は、環境に優しいなど多くの利点も有するが、その反面表面が柔らかくて傷付き易く、特に表シート29aの表面は筐体1側とのスライド摩擦や、不用意に蓋体13上に置かれた洗濯用具等と擦れたり打痕等を生じ易い。従って、このような表面の傷は目立ち易くて美観を損なうとともに、2枚張り合わせた内面側に文字や模様等を印刷した加飾部30を施した構成でありながら、その加飾価値たる意匠性を減じることになる。そこで、本実施例では表シート29aの表面にアクルリ系の透明なハードコート処理を施したので、擦り傷等がつきにくくして長期使用にわたり美観を呈し、スムースなスライド移動が期待できるとともに、環境に優しいなどポリプロピレン製の特徴を有効に発揮できる。
尚、本実施例では上記し図面に示した実施例に限定されず、例えば図1にも開示したように単位構成体22として短冊状の成形体23を3個連接した構成としたが、これは連接部23や結合部25の柔軟性や成形体23の大きさ、出入口1aを有する周辺の湾曲形状の度合、更には2色成形する押出機の成形装置等の条件を加味して複数個に設定すればよい。また、蓋体13は、2分割した構成としてスライドストーロークを小さくして操作性を良くしているが、1枚蓋の構成として蓋連動機構を要しない簡易な構成としても何ら支障がなく、且つ前後方向へのスライド蓋構成に限らず、左右の横方向にスライドする構成としてもよいことは謂うまでもない。
上記実施例に対し、図7ないし図10は本発明の第2,第3実施例および変形例を示すもので、上記第1実施例と実質的に同一部分には同一符号を付して説明を簡略化し、主に異なる部分につき説明する。
(第2の実施の形態)
図7は、本発明の第2実施例を示す要部を拡大した縦断側面図で、蓋体44とこれに被着されたシート29の一部を拡大して示している。尚、蓋体44は上記第1実施例の蓋体13に対応した構成および機能を有し、同一のポリオレフィン系樹脂による2色押出成形によるものであるが、ここでは説明の便宜上、1個の蓋体44として述べる。
しかして本実施例では、蓋体44の構成において特には組合わせ構成において異なり、これは単一の成形体45の相互を結合して複数連ね、所定長の蓋体44を得る構成としたものである。
即ち、単一の成形体45は、上記第1実施例に謂う成形体23の単独形状と実質的に同じ短冊状で中空内部に補強桟45aや庇部45bを有するものであるが、該成形体45相互を結合する構成のため、前後方向(図中、矢印で示すスライド方向と同じ)の前端(図示左端)に嵌合筒部46を有し、後端に嵌合突片47の両部分を、個々の成形体45が備えた構成である点で相違する。そして、各成形体45毎に嵌合突片47の頭部47aを、隣接する他方の成形体45の嵌合筒部46に横方向から逐次嵌合して結合した後、軟質部からなる頭部47aの両側端部を図示しない加熱治具を宛がって加熱溶融し、該頭部47aが嵌合筒部46と溶着、若しくは径大化により嵌合筒部46内面に圧着して固化することによる、所謂抜け止め処置が施されている。
このように、抜け止め処置された部位の断面形状として、図7の右側の2箇所の結合部48に示しており、同左側の2箇所は未処置で隙間を存して嵌合結合されただけの形態を示している。そして、この加熱溶融する部位は軟質部であるので、例えば棒状の加熱治具を局部的に宛がい易く、また一端側の加熱溶融にて左右いずれの横方向の動きも阻止できるので、抜け止め処置としては、一端側のみの処置でも各成形体45のずれ止めが可能である。
尚、この抜け止め処置では、頭部47aの嵌合部分での滑りがなくなるが、蓋体44の屈曲性は腕片47bの軟質部によるもので、つまりは元々嵌合突片47全体の柔軟性によるものであり、蓋体44が全体に蛇腹状を呈した可撓性を有した構成に何ら支障を来たすことはない。また、この軟質部を有する結合部48での屈曲となるため、図示上方向への屈曲は成形体45の庇部45bが隣接する成形体45に当接するため、主として図示下方たる一方向への可撓性を有した蓋体44の構成となる。
しかして、斯かる第2実施例においても上記第1実施例とほぼ同様の作用効果が期待できるとともに、単一の成形体45相互を連結してなる蓋体44であることから、可撓性に富み小半径の湾曲形状に沿うスライド移動も可能となり、設計的自由度が増し且つ蓋体44の所定長を正確に組合わせて得るにも有利である。
(第3の実施の形態)
次いで、図8,9は本発明の第3実施例を示すもので、図8は図1相当図で、図9は蓋体49の平面図である。このものは、上記第1実施例に対し特には結合部50の結合手段および蓋体49に対する加飾手段が異なり、それ以外は実質的に同様の構成の蓋体49を備えたものである。
即ち、このものは第1実施例と同様に例えば3個の成形体51を、軟質部たる軟質ポリオレフィン系樹脂にて連接(連接部52)してなる単位構成体53を2色押出成形し、これを複数連結して組合わせた構成にある。しかるに、第1実施例とは異なる結合手段につき述べると、これは蓋体49の前後方向(矢印で示すスライド方向と同じ)となる単位構成体53の両端の成形体51から、上記連接部52と実質的に同形状、同位置に軟質ポリオレフィン系樹脂からなる結合片51a,51bを水平方向に突設している。この両結合片51a,51bも同一形状でもよい。
そして、斯かる単位構成体53の相互を連結すべく、隣接する単位構成体53間の結合片51a,51bを重合した状態で、これらを超音波融着や熱融着など加熱溶着して結合する。このようにして、蓋体49が必要とする前後方向の所定長を得るべく組合わせた構成とし所望の蓋体49を得ることができる。斯くして、蓋体49は連接部52および結合部50共に軟質部に形成されることから、上下いずれの方向にも屈曲可能で可撓性を有する構成となるが、第1実施例と同様にこれら連接部52および結合部50は厚み方向の中間上部に形成され、洗濯機の蓋体49として下方向に屈曲するに有利な可撓性を発揮できるようにしている。
しかるに、上記構成によれば連接部52および結合部50も実質的に同じ形態となり、個々の成形体51も結合片51a,51の有無に関係なく全て同一形状とすることができ、且つ相互間の隙間もほぼ均等に形成され、平面視しても特に違和感はない。そこで、本実施例では斯かる構成を巧みに利用して、図9に示すように蓋体49に対する加飾処理として直接蓋体49に印刷を施したもので、更に具体的に述べれば、各成形体51の上面に直接印刷処理し、相互間の隙間はそのまま未印刷としてなる加飾部54を設けたもので、第1実施例の如き2枚張り合わせのシート29を用意する必要はない。尚、矢印で示すスライド方向における蓋体49の後端部に、非加飾部たる未印刷部55を有しているが、これは第1実施例に謂う後蓋13bに対応して例示したものである。
このように、第3実施例においても主たる作用効果は上記第1実施例と同様に期待できる他、単位構成体53相互の結合作業は加熱溶着により効率良く実行できる。またその組合わせからなる蓋体49は、同一形態の成形体51からなり、且つこれら相互間の隙間も含め外観的にも整然とした美観状態が得られ、押出成形も簡易な型構造にて容易に実施できるとともに、その上面に直接加飾処理を施すことができる点でも有効である。
尚、上記構成の加飾処理に限らず、例えば成形体51と隙間部分でもある連接部52および結合部50(結合片51a,51b)は、夫々硬質ポリオレフィン系樹脂および軟質ポリオレフィン系樹脂による2色押出成形するので、この硬質部および軟質部に異なる色調を施して加飾部となすことも容易にでき、特に本実施例の如く蓋体49の外観が整然とした形態が得られる場合に好適する。その他、上記したように蓋体49の上面に透明なシートを必ずしも被着する必要はないが、勿論被着すれば加飾部54の印刷文字等の擦れ防止や、長期にわたり良好な意匠性を維持できるとともに、一層蓋体49を外観上美麗にして提供できるなどの効果が期待できる。この場合、第1実施例の如き2枚張り合わせにする必要はなく、1枚のシートにて十分であって簡単構成にて安価に製作できる点でも有利である。
(変形例)
そして、図10(a),(b),(c)は、本発明の変形例を示すもので、夫々異なる形状の成形体を備えた蓋体56,57,58の縦断側面図で、これらはいずれもスライド移動する際の滑り性能の向上を図ったものである。
即ち、まず同図(a)の蓋体56は、断面が楕円形の中空筒状をなす成形体59にあって、軟質部による連接部60を備えている。そして、斯かる構成からなる蓋体56は、第1実施例でも述べたように、その両側端部がコ字状の案内部14(二点鎖線で示す)にスライド可能に挿入支持されている。
従って、図中矢印で示すスライド方向に対し、特に各成形体59下部の下円弧状部59aが案内部14の底面14aと点接触しながら移動する。また、上部における上円弧状部59bも案内部14の上面14bと頻度は少なくなるが、やはり接触する場合は点接触となる。この結果、スライド面による摩擦は、点接触により低減されて滑り性が向上し、案内部14にてスライド可能に支持された蓋体56は、スムースにスライド移動し開閉操作が軽く行なえる。
これに対し、同図(b)に示す蓋体57は、常に摩擦接触する下部のみ円弧状部61aとした矩形の成形体61にあって、案内部14の底面14aとの間の摩擦力を低減するに有効としたものである。
更に、同図(c)に示す蓋体58は、やや変形した矩形の成形体62にあって、各成形体62の前後端部の上下部に夫々突出した凸部62aを複数設けたもので、上記図(a)と同様に上下面共に点接触による摩擦力の低減を可能とした構成にある。
しかるに、上記した図(a)および(b)に開示した各円弧状部59a,61aも、所謂凸部を大形化したものに相当視することができ、結果としていずれも凸部による点接触とした事例と看做すことができ、その他種々変形して実施可能である。
尚、本発明は上記各実施例に記載し図面に示した構成に限定されることなく、例えば蓋体は各実施例に記載された構成を適宜組合わせて構成してもよいし、ドラム式の洗濯機に限らず垂直軸周りの縦軸型の洗濯機などスライド蓋を備えた洗濯機に広く適用できるもので、実施に際して本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。
本発明の第1実施例を示す要部の縦断側面図 要部を説明するための分解斜視図 ドラム式洗濯機に適用して一部破断して示す洗濯機の側面図 押出成形機を主とした樹脂成形装置の概要を説明するための模式図 (a)は要部の平面図、(b)は図(a)のX−X線で切断して示す断面図 樹脂シートの成形手段を説明するための図 本発明の第2実施例を示す要部を拡大して示す縦断側面図 本発明の第3実施例を示す図1相当図 要部の平面図 本発明の変形例における異なる要部(a),(b),(c)を拡大して示す縦断側面図
符号の説明
図面中、1は筐体、1aは出入口、5は洗濯槽、6はドラム(洗濯槽)、7は水槽(洗濯槽)、13,44,49,56,57,58は蓋体、13aは前蓋、13bは後蓋、14は案内部、22,53は単位構成体、23,45,51,59,61,62は成形体、24,52,60は連接部(軟質部)、25,48,50は結合部(軟質部)、26,46は嵌合筒部、27,47は嵌合突片(軟質部)、28は栓部材、29はシート、30,54は加飾部、31,55は未印刷部(非加飾部)、51a,51bは結合片、下円弧状部59b(凸部)、61aは円弧状部(凸部)、および62aは凸部を示す。

Claims (10)

  1. 洗濯物を出し入れする出入口を、スライド移動により開閉するとともに可撓性を有する蓋体を備えたものにおいて、
    前記蓋体は、2色押出成形により、ポリオレフィン系樹脂により短冊状の成形体を複数形成するとともに、これら成形体の相互を軟質ポリオレフィン系樹脂による柔軟性を有する軟質部にて一体に連接した単位構成体を設け、これら複数の単位構成体の相互を軟質ポリオレフィン系樹脂による柔軟性を有する軟質部にて結合した組合わせ構成としたことを特徴とする洗濯機。
  2. 洗濯物を出し入れする出入口を、スライド移動により開閉するとともに可撓性を有する蓋体を備えたものにおいて、
    前記蓋体は、2色押出成形により、ポリオレフィン系樹脂により短冊状の成形体を形成するともに、この成形体の相互を結合するための軟質ポリオレフィン系樹脂による柔軟性を有する軟質部にて一体に形成し、この軟質部により結合した成形体を複数組合わせて構成したことを特徴とする洗濯機。
  3. 蓋体を構成する短冊状の成形体の上面には、これをカバーするシートが被着された構成にあって、前記成形体を結合する軟質部は、この成形体の厚み方向の中間で前記シート寄りに配設されていることを特徴とする請求項1又は2記載の洗濯機。
  4. 成形体の下面側には、点接触によるスライド可能な凸部が形成してあることを特徴とする請求項1又は2記載の洗濯機。
  5. 成形体の相互を軟質部にて結合する手段は、蓋体のスライド方向に対し直交する方向に嵌合した後、端部に抜け止め処置を施した嵌合手段としたことを特徴とする請求項1又は2記載の洗濯機。
  6. 蓋体を構成する短冊状の成形体を連ねた上面には、これをカバーするシートが被着された構成にあって、該シートは内面側に印刷等による加飾処理が施された表裏2枚の張り合わせシートからなり、そのうち表側シートの厚みは裏側シートより厚くしたことを特徴とする請求項1又は2記載の洗濯機。
  7. シートは、ポリプロピレン製で表面にアクルリ系の透明コーティングを施したことを特徴とする請求項6記載の洗濯機。
  8. シートは、製造時の延伸方向が蓋体の長手方向と一致する構成としたことを特徴とする請求項6記載の洗濯機。
  9. 蓋体の上面に、直接加飾処理を施したことを特徴とする請求項1又は2記載の洗濯機。
  10. 加飾処理は、2色押出成形時に成形体と軟質部とに異なる色調を施したことを特徴とする請求項9記載の洗濯機。


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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2650424A1 (en) * 2012-04-12 2013-10-16 Electrolux Home Products Corporation N.V. A laundry treatment machine including a front panel
CN110735295A (zh) * 2018-07-19 2020-01-31 青岛海尔洗衣机有限公司 一种洗衣机的门体结构及洗衣机

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