JP2011105237A - 車両用クォータウインドウ - Google Patents

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Abstract

【課題】 クォータウインドウへのハードコート処理時に、ほこり等の異物巻き込みを防止して、尚且つ簡易な構成にて、意匠性を損なうことのないクォータウインドウを提供する。
【解決手段】 クォータウインドウ20は、クォータウインドウパネル21とフレーム部22に、未硬化又は半硬化状態のハードコートフィルム23が転写またはインサート等にてクォータウインドウパネル21及びフレーム部22の表面に密着し、一体成形され、成形後にUV硬化させた構成である。
【選択図】図4

Description

車両の分割窓部を構成するクォータウインドウに関する。
車両の分割窓部を構成するクォータウインドウの一例である後部ドア窓部を区切って設けられるクォータウインドウでは、意匠性が重視され、窓部全体と周辺の車体との一体感のある外観と、面一化した構成となっている。合わせて、構成簡素化によるコスト低減および軽量化が求められている。
従来このような、意匠性や構成簡素化および軽量化を満足する為に、クォータウインドウパネルとクォータウインドウパネル周縁に構成されるフレーム部が、合成樹脂材料により2色成形されており、また、前記フレーム部が、高剛性を有する合成樹脂材料で形成されているものが開示されている。(例えば特許文献1参照)
また、合成樹脂製クォータウインドウでは、通常傷つき防止の為に表面に液状のハードコートコーティングを行っている。
特開2009−23495号公報
特許文献1に記載の従来技術のクォータウインドウでは、ディビジョンバーとして機能するディビジョンバー部及びドアフレームに嵌着されるシール部を有するフレーム部を、合成樹脂材料にて一体成形するには2色成形が必要で、コスト高を招く問題がある。
また、液状のハードコートコーティングは、製造過程においてハードコート剤塗布工程及び焼付けの工程が必要となり成形サイクルが長くなる。また、処理時にほこり等の異物を巻き込み易く不良率の増加を生じる虞があり、異物対応の為にクリーンルーム内での処理等大掛かりな設備が必要でコスト高を招く問題がある。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、意匠性を向上させつつコスト低減を実現できるクォータウインドウを提供することである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、合成樹脂製のクォータウインドウパネルと、前記クォータウインドウパネルの周縁に沿って一体形成される、合成樹脂製のフレーム部と、未硬化又は半硬化状態にて、少なくとも前記クォータウインドウパネルと前記フレーム部の一方の面に密着し、前記クォータウインドウパネルと前記フレーム部の一体成形後にUV硬化する前記ハードコートフィルムと、を備えたクォータウインドウ。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に加えて、前記クォータウインドウパネルと前記フレーム部の合成樹脂は、透過性を有し、前記ハードコートフィルムの一部は、すくなくとも1色以上の有色部を備えるクォータウインドウ。
また、請求項3に記載の発明は、前記ハードコートフィルムの一部は、フレーム部に対応する部位に設けられ、前記有色部は不可視状態であることを特徴とする、請求項2に記載のクォータウインドウ。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに加えて、前記フレーム部は、前記フレーム部を構成する合成樹脂より軟らかい軟質樹脂で2色成形されたシール部を備えるクォータウインドウ。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに加えて、前記フレーム部は、ガラスランを係止するディビジョンバー部を備え、該ディビジョンバー部の先端は、前記フレーム部を構成する合成樹脂より軟らかい軟質樹脂で2色成形された係止部を備えるクォータウインドウ。
請求項1に記載のクォータウインドウでは、未硬化又は半硬化状態のハードコートフィルムが、合成樹脂製のクォータウインドウパネルと合成樹脂製のフレーム部の表面に転写、インサート等により密着成形されると共に、クォータウインドウパネルの周縁にフレーム部が一体成形され、一体成形後にUV照射によりハードコートフィルムを硬化させて、クォータウインドウ表面の必要硬度を得る構成になっている。前記構成をとることにより、液状のハードコーティング工程において成形サイクルが長い、ハードコート剤の塗布工程及び焼付け工程を廃止できる。さらには、ほこり等の異物がクォータウインドウに巻き込むことを防止し、クリーンルーム等の大型の設備が不要となる。よって、成形サイクルの短縮及び設備の小型化が可能となり、コスト低減が図れる。
また請求項2に記載の発明では、一部に有色部を備えるハードコートフィルムをクォータウインドウパネルとフレーム部に密着させる。ハードコートフィルムの有色部をフレーム部に対応する部位に設けることで、不可視状態が得られる。つまり、フレーム部を有色の合成樹脂にしての2色成形が不要となり、クォータウインドウパネルとフレーム部とを、透過性を有する同一の合成樹脂にて成形を行うことができる。また、有色部をハードコートフィルムに備えることで、色及びデザインの自由度が高くなりボデー色に合わせる等の意匠性向上が図れる。
また請求項3に記載の発明では、請求項2と同様の作用効果を奏し得る。
また請求項4に記載の発明では、クォータウインドウとドアフレームとをシールするシール部を、フレーム部を構成する合成樹脂より軟らかい軟質樹脂で一体成形することで、車室内への漏水を防ぐためのシール部材を一体で形成することができ、シール部材が不要となり部品点数の低減、形状の簡略化が図れる。
また、請求項5に記載の発明では、ガラスラン外れ防止のためのガラスラン係止部を、ディビジョンバー部の先端に、フレーム部を構成する合成樹脂より軟らかい軟質樹脂で一体成形することで、工程の簡略化を図ることができる。
本発明に関わるクォータウインドウを備える車両の外観を示す側面図である。 クォータウインドウの斜視図である。 図2におけるA−A断面図である。 図3の変形例である。 ハードコートフィルムの印刷した状態を示す説明図である。 ディビジョンバー部断面の拡大図である。 クォータウインドウのベルトモール部を一体成形した説明図である。 ベルトモールを分割した場合のクォータウインドウとベルトモールの嵌合部の説明図である。
以下に本発明の実施形態を、図面に基づいて詳述する。
図1は、車両1の外観を示す側面図である。図1に示されるように、車両1が備える後部ドア10は、ドア本体部11とドアフレーム部12を有し、ドア本体部11とドアフレーム部12で囲まれた空間が窓部10aとなっている。窓部10aは、ドアガラス13が図示しないウインドウレギュレータ装置によって昇降することで開閉が可能となっている。図1において、ドアガラス13の後方に位置して、窓部10aの後方部分の面積を分割して占めるようにクォータウインドウ20が取り付けられる。クォータウインドウ20は、ドアフレーム部12及びドア本体部11に固定して取り付けられている。また、ドアガラス13及びクォータウインドウ20の下部には、ベルトモール26が取り付けられ、ベルトラインが形成されている。
図2は、クォータウインドウ20の斜視図である。図2に示されるように、クォータウインドウ20は、透過性を有する合成樹脂製のクォータウインドウパネル21の周縁に、夫々長尺形状の前側枠辺にディビジョンバー部22a、後側枠辺部22b及び下側枠辺部22cを形成する合成樹脂製のフレーム部22を備え、クォータウインドウパネル21とフレーム部22は、一体成形される。
図3は、図1におけるA−A断面図である。図3に示されるように、クォータウインドウ20は、クォータウインドウパネル21とフレーム部22の表面に密着するハードコートフィルム23(破線部)を備える。ハードコートフォルム23は、未硬化又は半硬化状態にて、転写もしくはインサート等によりクォータウインドウパネル21及びフレーム部22の表面に密着成形される。また、密着成形後にUV照射により硬化させ、クォータウインドウ20の表面に必要な硬度を得ている。
また、フレーム部22には、フレーム部22を構成する合成樹脂より軟らかい軟質樹脂で2色成形により一体成形されたシール部24を備えている。シール部24は、ドアフレーム部12と接触し、軟質樹脂の弾性力によりシールし車室内への漏水を防いでいる。
また、ディビジョンバー部22aは、車両前方に開口する断面U字形状となっていて、ガイド溝22eを備えている。ガイド溝22e内にガラスラン25が取り付けられ、ガラスラン25を介してドアガラス13が昇降可能にガイド溝22eでガイドされている。
図4は、図3の変形例であり、図3との構成の違いについて説明する。図4に示されるように、フレーム部22には、(少なくとも1つ以上の)リブ部22fが形成され、リブ部22fを覆うようにフレーム部22を構成する合成樹脂より軟らかい軟質樹脂で2色成形により一体成形されたシール部24を備えている。シール部24は、側面にスナップ形状部24aと端面に突起形状部24bを備えている。また、ドアフレーム部12には、ドアフレーム部12の長さ方向に沿って延びる係止部12aと座面部12bを備え、係止部12aと座面部12bは対向するように配置され、空間部12cを形成している。
クォータウインドウ20のシール部24は、ドアフレーム部12の空間部12cに圧入され、ドアフレーム部12の係止部12aと座面部12bの間に、クォータウインドウ20のシール部24のスナップ形状部24aと突起形状部24bが挟まれる形で密着し、ドアフレーム部12にクォータウインドウ20を保持している。また、シール部24の軟質樹脂の弾性力によりシールし車室内への漏水を防いでいる。
図5は、ハードコートフィルム23に有色部23bを印刷した状態を示している。ハードコートフィルム23は、透過部23aと有色部23bから構成される。有色部23bは、図3及び図4に示されるように、クォータウインドウ20のフレーム部22に対応する部位等に設定され、シール部24及びガラスラン25を外部より見えなくするような不可視部を形成する構成となっている。また、有色部23bは、色、面積等自由に設定できる。
図6は、ディビジョンバー部22aの断面拡大図である。図6に示されるように、ディビジョンバー部22aの先端部22gは、フレーム部22を構成する合成樹脂より軟らかい軟質樹脂で2色成形により一体成形される。先端部22gは、車両前方に開口する断面U字形状の先端が内側に湾曲した形状となっている。先端部22gは、ガイド溝22e内にガイドされるガラスラン25を係止する構成となっている。
図7は、図2におけるB−B断面図である。フレーム部22の下側枠辺部22cには、ベルトモール26の形状に合わせた、ベルトモール部22hがフレーム部22と一体成形されている。また、ドア本体部11を挟みこむように、一対のドアパネル係止部22jがフレーム部22と一体成形され、クォータウインドウ20の車両側方方向の移動を規制している。
ベルトモール26は、ドアガラス13の下部とクォータウインドウ20の下部で2分割される構成とすることもできる。尚、ベルトモール部22h及びドアパネル係止部22jは、フレーム部22を構成する合成樹脂より軟らかい軟質樹脂で2色成形により一体成形される構成でもよい。
図8は、ベルトモール26を2分割した場合の、クォータウインドウ20とベルトモール26を嵌合させる部位の説明図である。図8(a)に示すように、クォータウインドウ20の下側枠辺部22cに、凸形状のフレーム側嵌合部22kが、フレーム部22と一体成形される。また、フレーム部22のベルトモール部22hに、凸形状のガイド部22mが、フレーム部22と一体成形される。また、図8(B)に示すように、ベルトモール26には、凹形状のベルトモール側嵌合部26aが形成される。また、フレーム側嵌合部22kとベルトモール側嵌合部26aは、嵌め合い形状に形成される。また、ガイド部22mは、ベルトモール26内側の面26bに沿った形状で形成される。フレーム側嵌合部22kとベルトモール側嵌合部26aを嵌合させ、且つ、ガイド部22mが、ベルトモール26の内側の面26bに挿入されることで、2分割されたベルトモール26に一体感を与える構成となっている。
尚、フレーム側嵌合部22kとベルトモール側嵌合部26aの嵌め合い形状は、図8に示す円形状に限定されない。
上記のように構成されたクォータウインドウ20では、以下のような利点が得られる。
合成樹脂製のクォータウインドウ20は、傷つき防止のためのハードコート処理がハードコートフィルム23により行われる。ハードコートフィルム23は、クォータウインドウパネル21及びフレーム部22の表面に、未硬化又は半硬化状態にて密着成形され、密着成形後にUV照射にて必要な硬度を得る構成であり、従来技術のように、液状のハードコート剤を使用しないため、成形サイクルの長い塗布工程及び焼付け行程が不要となる。さらには、塗布工程を廃止できることにより、ほこり等の異物がクォータウインドウ20に巻き込むことを防止でき、クリーンルーム等の大型の設備が不要となる。よって、成形サイクルの短縮、設備の縮小ができ、コストの低減が図れる。
また、ハードコートフィルム23は、有色部23bを備えており、クォータウインドウ20の一部(フレーム部22等)を有色部23bにより不可視状態にすることができる。つまり、クォータウインドウパネル21とフレーム部22を、透過性を有する同一の樹脂材料で一体成形することが可能となり、従来技術(例えば特許文献1)のように、不可視部を設定するために、フレーム部22を有色の合成樹脂材料により2色成形することが不要となり、工程の削減が図れる。
また、有色部23bは、色、面積等自由に設定でき、例えば、ベルトモール26が金属製もしくは、金属調等クォータウインドウ20のフレーム部22と別系色の場合でも、フレーム部22のベルトモール部22hにはベルトモール26と同色を設定することが可能である。よって、意匠性を損なうことなく、後部ドア10のベルトラインを2分割し、ドアガラス13の下部は、ベルトモール26を配置、クォータウインドウ20の下部は、フレーム部22と一体成形されたベルトモール部22hを配置する構成とすることができる。従来技術のように、ベルトモール26をドアガラス13の下部からクォータウインドウ20の下部まで設定する必要がなく、ベルトモール26の端末キャップ及びクォータウインドウ20下部に配置される部位のトリム加工が不要となり、部品点数の低減及び工程低減が図れる。また、クォータウインドウ20とベルトモール部22hが一体成形されることにより、車室内への漏水を防止できる。
さらに、ハードコート処理に伴う塗布工程を廃止できるため、クォータウインドウ20のシール部24を構成する軟質樹脂の弾性を確保するために必要であったマスキング工程、ハードコート処理後にシール部24を成形する等の工程が不要となる。また、クォータウインドウパネル21とフレーム部22が、透過性を有する同一の樹脂材料で一体成形することが可能となり、クォータウインドウ20のシール部24を、フレーム部22を構成する合成樹脂より軟らかい軟質樹脂により、2色成形で一体成形できる。また、シール部24が型抜き方向にアンダーカット部が形成される構成の場合でも、軟質樹脂の弾性力により、無理抜きによる成形が可能となり、シール部24の形状を、ドアフレーム部12の空間部12cに比較的軽い力で圧入することができ、圧入後は、シール部24が外れにくくなるスナップ形状で形成することができる。よって、シール部24は、クォータウインドウ20がドアフレーム部12から外れることを防止する機能と、シール部24を構成する軟質樹脂の弾性力により、シールし車室内への漏水を防止する機能を合わせ持つことができ、従来技術(例えば特許文献1)のように、シール部24を3色成形又は、別部材とすること及び、クォータウインドウ20をドアフレーム部12に固定するための固定部材及び固定部の形成が不要となり、部品点数の低減、形状の簡略化が図れる。
さらに、クォータウインドウパネル21とフレーム部22を同一の樹脂材料で一体成形が可能となり、ディビジョンバー部22aの先端部22gを、フレーム部22を構成する合成樹脂より軟らかい軟質樹脂で2色成形により一体成形することができる。先端部22gは、軟質樹脂で構成されるため、先端部22gの形状が内側に湾曲した形状で型抜き方向にアンダーカット部が形成される構成の場合でも、軟質樹脂の弾性力により、無理抜きによる成形が可能であり、ガラスラン25の外れ防止の係止部を成形する型構造の簡素化が図れる。
なお、本実施形態では、クォータウインドウ20は、車両1の後側に位置する後部ドア10に配置され、ドアガラス13の後方に位置して、窓部10aの後方部分の面積を分割して占めるように取付けられていた。しかしながら、例えば、クォータウインドウ20は、車両1の前側に位置する前側ドア30に配置され、ドアガラス33の前方に位置して、窓部30aの前方部分の面積を分割して占めるように取付けるよう変更してもよい。また、クォータウインドウは、後部ドア10の後方に位置して、車両1に取り付けられる車両側クォータウインドウ40に適用してもよい。もちろん、車両側クォータウインドウ40の位置は、前部ドア30の前側であってもよい。
20 クォータウインドウ
21 クォータウインドウパネル
22 フレーム部
22a ディビジョンバー部
22g 先端部
23 ハードコートフィルム
23a 透過部
23b 有色部
24 シール部
25 ガラスラン

Claims (5)

  1. 合成樹脂製のクォータウインドウパネルと、
    前記クォータウインドウパネルの周縁に沿って一体形成される、合成樹脂製のフレーム部と、
    未硬化又は半硬化状態にて、少なくとも前記クォータウインドウパネルと前記フレーム部の一方の面に密着し、前記クォータウインドウパネルと前記フレーム部の一体成形後にUV硬化するハードコートフィルムと、を備えたクォータウインドウ。
  2. 前記クォータウインドウパネルと前記フレーム部の合成樹脂は、透過性を有し、
    前記ハードコートフィルムの一部は、すくなくとも1色以上の有色部を備えることを特徴とする、請求項1に記載のクォータウインドウ。
  3. 前記ハードコートフィルムの一部は、フレーム部に対応する部位に設けられ、
    前記有色部は不可視状態であることを特徴とする、請求項2に記載のクォータウインドウ。
  4. 前記フレーム部は、前記フレーム部を構成する合成樹脂より軟らかい軟質樹脂で2色成形されたシール部を備えることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載のクォータウインドウ。
  5. 前記フレーム部は、ガラスランを係止するディビジョンバー部を備え、
    該ディビジョンバー部の先端は、前記フレーム部を構成する合成樹脂より軟らかい軟質樹脂で2色成形された係止部を備えることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載のクォータウインドウ。
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