JP2005202954A - サイズ制限されたユーザ・インターフェースの半透過性 - Google Patents

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Abstract

【課題】画面上の非機能コンテンツ・エリアに重なり合う半透過的機能エリアを使用することによって、コンピューティング・デバイスの画面空間を増やす方法を提供すること。
【解決手段】この方法は、画面上で比較的大きい機能ターゲットを可能とし、したがって、小さいボタンおよび他のイメージに関連する使いやすさの問題を緩和し、また、画面上で下にあるコンテンツを明瞭に可視にすることもできる。本発明の主なデザインの特徴は、2つの機能エリアが決して重なり合うことができないことである。重なり合い状態は、どのレイヤがアクティブであるかについて、ユーザの混乱を引き起こす。その代わりに、インターフェースが、すべての場合に機能性をフォアグラウンドにするように設計される。
【選択図】図6

Description

本発明は、情報を画面上に表示するための方法に関し、特に本発明は、画面上および画面の非機能エリア上で様々な度合いの透過性(transparency)のユーザ・インターフェース・コントロールを提示するための方法に関する。
ポータブル・コンピュータ・システムは、数ヶ月ごとにより強力に、より小型に、より軽量になりつつある。ここしばらくの間に、ノートブック・コンピュータが使用可能となっている。これらのコンピュータは一般に、幅が約8.5インチ(20.32cm)、長さが11インチ(27.94cm)、厚さが1.5インチ(3.81cm)から2インチ(5.08cm)である。ノートブック・コンピュータは、液晶ディスプレイ(LCD)画面、キーボード、フロッピ(R)・ディスクまたはハード・ディスクあるいはその両方、ならびに、デスクトップ・コンピュータ上で標準の様々な他のポートおよびアイテムを含む。通常、ノートブック・コンピュータの重さは、バッテリを含めて、5ポンド(2.270kg)から9ポンド(4.086kg)である。データ入力およびアプリケーション対話は一般に、キーボードを使用して実施される。1つの問題は、システムを効率的に操作するためにタイプを学習する必要があること、および、タイプしなければならないときにコンピュータ用の安定した場所が必要であることであった。しかし、キーボード入力はたいてい非常に正確になり、したがって複雑なコマンドを、多数のエラーなしに入力することができる。
ポータブル・コンピュータ・システムのクラスにおいて、より新たに到来したものは、スレートまたはノートパッド・コンピュータである。このタイプのコンピュータでは、スタイラスを使用し、ユニット内で使用されているLCD画面上に直接書く。ディジタイザは、スタイラスの動きを取り込み、コンピュータ内のソフトウェアは、この動きをコマンドに変換する。これは、システムがタッチ・スクリーンのようなモードで使用されているときに位置を監視することによって、あるいは、動きを特定の文字に変換し、この文字が次いでコマンドまたはデータを形成することによって行う。したがって、タイプを学習する理由はない。コンピュータをノートパッドとして使用することによって、ユニットの操作のために静止空間(resting space)は必要とされない。しかし、非常に専門化されたソフトウェアが必要とされ、処理は遅くなる可能性があり、文字が誤って解釈される可能性があり、様々な他の問題が起こる可能性がある。ノートパッドの1つの利点は、ユニットを非常に小型にすることができることである。
もう1つのポータブル・デバイスは、携帯情報端末(「PDA」)である。このデバイスは通常、3インチ(7.62cm)×5インチ(12.7cm)の面積で、画面および1組のコントロール・ボタンを含む。PDAは、ある量のコンピューティング能力を必要とするが、同時にコンピューティング・デバイスを持ち運んで使用するための空間が限られている人々に大変人気のあるデバイスとなっている。加えて、技術的強化により、携帯電話が、ユーザのあるコンピューティング需要に対処することもできるデバイスとなっている。
ポータブル・コンピューティング・デバイスおよび小型のビジュアル・インターフェースの急増はしばしば、機能的イメージ/アイコンおよび画面コンテンツ用に使用可能な画面エリアの量の制限をもたらす。ユーザに可能な限り最小のデバイスを提供すると同時に、画面上のコンテンツを最大化したいという希望は根本的に、機能的イメージのための最小限の使用可能サイズを定義する、長い間知られている使いやすさの教訓と相反する。実際に、ユーザがタッチを使用して対話することができる画面は、入力モードとして比較的な不正確な人の指を扱うために、非常に大きいインタラクティブなターゲットを必要とするという、追加の問題を有する。加えて、より大きいターゲットは、しばしば揺れる、あるいは対話するために完全に静止して保持されないモバイル・デバイスにおいて、より望ましい。
この問題に対する多数の解決策が提案されており、そのすべてが欠点を有する。デバイスのメーカーは、標準の再利用可能な「ハード」ボタンを作成しており、これは、アプリケーションがアクセスすることができる画面エリアから物理的に分離している。これらのボタンにより、画面空間をボタンに充てる必要はなくなるが、これらのボタンは、通常、それらのアプリケーション使用と異なるデフォルト・システム使用を有するため、ユーザは、ボタンの機能を頭の中にマップすることを余儀なくされる。もう1つの解決策は、機能エリアのサイズまたはコンテンツのサイズあるいはその両方を減らすことに関連するが、この方法を使用すると、使いやすさおよび読みやすさは急速に悪化する。最後に、コンテキスト・センシティブのタップ・アンド・ホールド・メニューは、ユーザが要求するまで機能性を「隠す」ように実装されている。この方法は有用であるが、使用可能なアクションをあらかじめ公開しないようにするので、ユーザはテストを行い、実行する前にアイテムを活動化することができるかどうかを確かめなければならない。これらの落とし穴の多数は、Harpold、Terry他の「Using small screen space more efficiently」、CHI'96会議録(Proceedings)、1996年に詳述されている。
従来のコンピューティング・システムは、専用に開発された画面表示を利用し、この画面表示は個別の画面イメージならびに表示情報を組み込み、これらは、情報管理システム内に含まれた情報へのアクセスをユーザが効果的に得ることができるフォーマットで提示される。したがって、特定の画面表示を、表示「ツール」(グラフィカル・ユーザ・インターフェース・ツールとも呼ばれる)および表示「情報」の両表示を有するとしてみなすことができる。この構成では、画面は、定義された表示領域を有する。通常、表示ツールはツール領域内にあり、表示情報は情報領域内にある。表示ツールは、情報の編成、管理およびアクセスを行う特別な能力をユーザに与えるために使用され、表示「情報」は、結果として生じる所望のデータ、または、ユーザが対話することもしくはそうでない場合は操作することを望むアプリケーション・プログラムを構成する。
しかし、多数のコンピューティング・デバイス内で、表示画面は非常に小さい。特に、これらの表示画面は、ポータブル・コンピュータ・システム、情報管理システムとしての機能を果たすポータブル電子デバイス、および、ポータブルまたはハンドヘルドあるいはその両方の消費者向け電子デバイスに関連付けられる。例えば、携帯情報端末(PDA)は非常に小型に、例えばパーム・サイズにすることができ、対応するように小型の表示画面を有することができる。多数の消費者向け電子デバイス、例えばカムコーダおよび電話もまた、デバイスと対話するために使用される縮小サイズの表示画面を有する。これらの場合、表示画面は、タッチ・スクリーン技術を使用することによって、情報入力デバイスの2倍になる。これらの場合、いくつかのデバイスの小さい物理的寸法のため、情報を閲覧するための表示画面の使用可能エリアを最大化することが重要であり、画面は小型であり、多数のデバイスにおいて、表示画面はまた情報入力メカニズムとしての機能も果たす(例えば、タッチ・スクリーンの場合)。
いくつかの特許は、制限された量の画面空間においてコントロール・アイコンを組み込むことに関する様々な態様に対処しようと試みている。米国特許第5,388,202号は、絵画的なフレーム要素を有するウィンドウ・ボーダを生成するための方法を記載している。しかし、米国特許第5,388,202号は、ウィンドウ・フレーム、即ちボーダの生成を記載しており、これは常に情報コンテンツの周囲で、情報コンテンツから分離して表示される。ウィンドウ・フレーム、即ちボーダは透過的ではなく、したがって、それらを通じた情報の表示を可能としない。この特許は、表示画面の表示可能エリアを増やすためのメカニズムを記載しておらず、これは、この特許では表示されたユーザ情報から分離するウィンドウ・フレームのグラフィカル・イメージのために表示画面エリアを使用することが必要となるからである。
米国特許第5,651,107号は、他のウィンドウのデータを、データを含むウィンドウの最上部にあるウィンドウを通じて表示できるようにすることによる、透過性またはアルファ・ブレンディングの使用を記載している。
米国特許第6,057,840号は、スクロール・バーを使用して、表示画面上の表示可能エリアのユーザ情報を増やすことを論じている。
コンピュータ・システムは今日、幅広いアプリケーションにおいて使用されており、これらのアプリケーションは、一般に(例えば、キーボードまたはカーソル方向付けデバイスあるいはその両方を介した)あるユーザ対話に応答した、情報のアクセスおよび表示に関連する。コンピュータ・システムでの用途のために使用されるか、あるいはそのために適合することができるものなど、情報管理システムは、情報を表示画面上に表示するために使用可能な物理的リソースにおいて増大する需要を出しつつある。多数のアプリケーションでは、より多くの情報を表示画面上で表示して、その結果、ユーザが自分に提示される情報の量を最大化できるようにすることが、常に望ましい。したがって、情報をユーザへ、コンピュータ表示画面を介して提示するためのよりよく、より効率的なメカニズムおよび方法の必要性が存在する。
米国特許第5,388,202号 米国特許第5,651,107号 米国特許第6,057,840号 Harpold、Terry他「Using small screen space more efficiently」、CHI'96会議録(Proceedings)、1996年
本発明の目的は、専用の画面空間を必要としないハンドヘルド・コンピューティング・デバイスのためのコントロール・メニューを提供することである。
本発明の第2の目的は、コントロール・イメージを画面上で透過的方法で表示するための方法およびシステムを提供することである。
本発明の第3の目的は、画面上のコントロール・イメージの配列を、それらのコントロール・イメージのいずれもが重なり合わないように決定する方法を提供することである。
本発明の第4の目的は、画面上のコントロール・イメージを様々な度合いの透過性で表示するための方法を提供することである。
本発明の第5の目的は、ユーザによってコントロール・イメージを活動化するために必要とされる動きを最小限にするような方法で、コントロール・イメージを画面上に位置付ける方法を提供することである。
本発明の第6の目的は、機能エリアおよび非機能コンテンツ・エリアを含む階層画面を提供することである。
本発明の第7の目的は、非機能画面空間上の半透過的コントロール・イメージ(semi-transparent control image)の表示を通じて、画面の機能エリアを拡張する方法を提供することである。
本発明は、画面上の非機能コンテンツ・エリアに重なり合う半透過的機能エリアを使用することによって、コンピューティング・デバイスの画面空間を増やす方法を提供する。この方法は、画面上で比較的大きい機能ターゲットを可能とし、したがって、小さいボタンおよび他のイメージに関連する使いやすさの問題を緩和し、また、画面上で下にあるコンテンツを明瞭に可視にすることもできる。この手法はハード・ボタンの解決策よりすぐれているのは、これがユーザの注意を画面上に集中させておくことができ、ハード・ボタンをキオスク・モードのデバイス構成で使用不可にすることができるからである。半透過性(semi-transparency)はまたコンテキスト・センシティブのポップ・アップよりもすぐれており、これは半透過性により機能性が容易にユーザに見えるようになり、対話性のエリアを「暴露する」ための余計な努力がなくなるからである。最後に、半透過性により、比較的大きい機能ターゲットが可能となり、画面上の誤った対話が著しく減る。
本発明の方法では、第1のステップは、画面上に現れるコントロール・イメージの寸法を決定することである。これらのコントロール・イメージは、コンピューティング・デバイスによって実行されるアプリケーションに関係付けられる。このコントロール・イメージ決定は、タッチ・スクリーンを使用してコントロール・アイコンを容易に活動化するためにユーザが必要とする面積の量の推定値に基づくようになる。次のステップは、デバイスの画面の寸法を決定することである。この寸法決定ステップにより、プロセスがイメージの重なり合いのために使用可能な空間の量を知ることができる。画面の寸法およびコントロール・アイコンの寸法に基づいて、適切なアイコンの間隔が維持されるように画面上に理想的に配置することができるアイコンの最大数の内部計算がある。最後のステップは、最大数までのコントロール・イメージを画面上に透過的方法で表示することである。透過的イメージは、表面上のウォーターマークに類似するようになる。ユーザはイメージを検出することができるが、イメージの外観は画面上のコンテンツから減損するようにならない。
本発明は、階層イメージおよび様々な度合いの透過性に対処することができる、技術インターフェースを使用する。対話式のターゲット/イメージは自動的に、それらの下にあるコンテンツを明らかにする。本発明の重要なデザインの特徴は、2つの機能エリアが決して重なり合うことができないことである。重なり合い状態は、どのレイヤがアクティブであったかについて、ユーザの混乱を引き起こすようになる。その代わりに、インターフェースが、すべての場合に機能性をフォアグラウンドにするように設計される。
本発明は、コントロール・メニューを画面上に透過的方法で表示するための方法を説明する。この方法は、コンピューティング・デバイスのユーザが、透過的方法で画面上に表示されるメニュー・アイコンにタッチすることによって、メニュー項目に対応する機能を活動化することができるようにする。これらの項目を画面上に表示できることにより、より大きい画面エリアがデバイス上で可能となり、デバイス上でコントロール・ボタンのための専用空間の必要性がなくなる。
本発明の方法のための主要な応用例は、ハンドヘルド・コンピューティング・デバイスである。これらのデバイスは、従来のコンピュータまたはポータブル・ラップトップ・コンピュータよりもサイズが小さい。加えて、タッチ・スクリーン・コントロール手順を使用するデバイスは、本発明の主要な応用例である。
図1は、従来のコンピューティング・ノートパッド・デバイスを例示する。これらのデバイスは、ハウジング10および画面11を含む。処理および格納機能は内部であり、この図には示されない。このデバイスのためのコマンドは、タッチ・スクリーン活動化プロセスを通じて入力される。図2は、コンピュータ・ネットワークを介してユーザと予約センターの間の通信を可能にすることができる、携帯情報端末(PDA)インターフェースを示す。このPDAは内部処理および格納能力を有する。図のように、このPDAはまた画面15および入力コントロール16をも有する。
図3は、コンピュータ上で実行するアプリケーションの機能を表す多数のアイコンを含む、ノートパッド・コンピューティング・デバイス用の従来の表示画面の例示である。図のように、この画面は2つのセクションを有する。コンテンツ・セクション20は、アクティビティのメッセージのコンテンツがユーザに表示されるところである。コントロール・セクション21は、様々なコントロール機能に対応するアイコンを有するコントロール・メニューを含む。この2セクション画面構成は、大多数のコンピューティング・デバイス上で見られる通常の画面構成である。図3はまた、この構成の主要な問題をも例示する。コントロール・セクション21は、画面空間のほぼ4分の1を占める。小型のコンピューティング・デバイスでは、この制限された画面空間の使用により、見る者に表示することができるコンテンツ情報の量が制限される。さらに、より小型のハンドヘルド・タッチ活動化デバイスでは、より小さいコントロール・アイコンにより、ユーザにとって、隣接するが望ましくないコントロール・アイコンを不注意でタッチすることがあり、適切なアイコンを選択することがより困難となる。
図4は、コンピュータ上で実行するアプリケーションの機能を表すアイコンが、コンピュータ画面上に透過的方法で、かつ本発明によって表示される、ノートパッド・コンピューティング・デバイス用の従来の表示画面の例示である。図のように、コントロール・アイコン22は、図3に示す同じアイコンよりも大きい寸法を有する。加えて、これらのアイコンはまた透過的方法で表示され、コンテンツ情報をこれらのアイコンの下に表示することができる。ユーザはコンテンツ情報を、コンテンツ情報上のコントロール・アイコンのオーバーレイからの邪魔がほとんどない状態からまったくない状態で見ることができる。この画面の構成は、コンテンツ情報のために使用される画面の量を拡大すると同時に、ユーザに、不注意で他のコントロール・アイコンにタッチすることによる誤りのリスクを減らすコントロール・アイコンを提供する。
図5は、携帯情報端末(PDA)デバイスにおける本発明の実施態様の実際の例示である。図のように、このデバイスはコンテンツ情報を地図/平面図の形態で含む。この特定の図5では、図は博物館用の平面図のレイアウトである。このデバイスは、ユーザが博物館中をナビゲートできるようにする。このデバイスはまた、2つのコントロール・アイコン24および25をも有する。コントロール・アイコン24は以前の機能を表し、これによりユーザは平面図の以前の図に行くことができる。次のアイコン25により、ユーザは平面図内の次のポイントにナビゲートすることができる。図を見るとわかるように、コントロール・アイコン24および25は、画面上のコンテンツの障害なしに、コンテンツの図の上に透過的にインポーズされる。
図6は、本発明の実施態様における全体的なステップの流れ図である。本発明の実施態様は、「マクロメディア・フラッシュ(Macromedia Flash)」などの透過性技術を通じて可能となる。この方法では、各コンピューティング・デバイスのために実行されるいくつかの初期ステップがある。図のように、これらのステップの最初のもの30は、画面上に透過的方法で位置付けられるコントロール・アイコンの寸法を決定する。コントロール・アイコンのための寸法は、ユーザが隣接したコントロール・アイコンに不注意でタッチして活動化することなく、容易に画面上のアイコンにアクセス/タッチするために必要とされる面積に基づく。次のステップ31は、コンピューティング・デバイスの画面の寸法を決定することである。これらの2組の寸法の決定により、本発明の方法はステップ32で、画面上に合理的に表示することができるコントロール・アイコンの最大数を決定することができる。この最大数は、この特定のコンピューティング・デバイス上で実行するいかなるアプリケーションにも当てはまる。これらのステップ30、31および32は1回限りのステップであり、この方法がコンピューティング・デバイス上にインストールされるときに実施することができる。この情報が決定された後、この情報は、任意のアプリケーションのためのコントロール・アイコンについても同じである。
図7は、本発明の特定の実施態様におけるステップの流れ図である。この方法のこの態様は、ユーザが特定のアプリケーションにアクセスするときに発生する。アプリケーションを、コントロール・アイコンを組み込む任意のアプリケーションにすることもできる。これらのプログラムのいくつかを、マイクロソフト(Microsoft)のワード(Word)、パワーポイント(PowerPoint)またはエクセル(Excel)に類似のエディタ・アプリケーション・プログラムにすることができる。このプロセスでは、ステップ33は、このアプリケーションのためのコントロール・アイコンの数が、ステップ32で決定された、表示することができるアイコンの最大数より大きいかどうかを判断する。ステップ33で判断されたアイコンの数がこのデバイス上の表示のための最大数より小さい場合、この方法はステップ34に進み、すべてのアイコンを透過的方法で画面上に表示することができる。ステップ33の判断が、このデバイスのために許可された最大数より多いコントロール・アイコンがあるということである場合、この方法はステップ35に進み、コントロール・アイコンに、画面上に含めるための優先順位が付けられる。優先順位付けのための1つの基礎を、コントロール・アイコンの使用の頻度にすることができる。より頻繁に使用されるアイコンは、それほどしばしば使用されないアイコンよりも高い優先順位を有するようになる。
優先順位付けステップ35が完了すると、ステップ36は、コントロール・アイコンを画面表示上に含めるプロセスを開始する。アイコンが表示された後、ステップ37は、表示に挿入するために使用可能な次のアイコンを指定する。このステップ37はまた、表示に挿入されているアイコンの数の正確なカウントを維持するための、カウンティング・アクティビティも含むことができる。ステップ38は、表示に挿入されているアイコンのカウントを見直し、このアプリケーションにおいて、この表示のためのアイコンの最大数に等しくなっているかどうかを判断する。最大数に等しくなっている場合、この方法は終了する。挿入されたアイコンの数が最大数に等しくなっていない場合、この方法はステップ36へ、次のコントロール・アイコンを表示するために戻る。
本発明は完全に機能するデータ処理システムとの関連で説明されたが、本発明のプロセスを、分散を実行するために使用される媒体の特定のタイプにかかわらず、コンピュータ可読媒体における命令の形態および様々な他の形態で分散させることができることは、当業者には理解されるであろうことに留意されたい。コンピュータ可読媒体の例には、EPROM、ROM、テープ、紙、フロッピ(R)・ディスク、ハード・ディスク・ドライブ、RAMおよびCD−ROMなどの媒体、ならびに、デジタルおよびアナログ通信リンクなどの伝送タイプの媒体が含まれる。
以上のように本発明を説明してきたが、新規であることを主張し、かつ特許によって保護されることを望むものを、添付の特許請求の範囲に示す。
従来のノートパッド・コンピューティング・デバイスの例示の図である。 従来の携帯情報端末(PDA)デバイスの例示の図である。 コンピュータ上で実行するアプリケーションの機能を表す多数のアイコンを含む、ノートパッド・コンピューティング・デバイス用の従来の表示画面の例示の図である。 コンピュータ上で実行するアプリケーションの機能を表すアイコンが、コンピュータ画面上で透過的方法で表示される、ノートパッド・コンピューティング・デバイス用の従来の表示画面の例示の図である。 携帯情報端末(PDA)デバイスにおける本発明の実施態様の実際の例示の図である。 本発明の実施態様における全体的なステップの流れ図である。 本発明の特定の実施態様におけるステップの流れ図である。
符号の説明
10 ハウジング
11 画面
15 画面
16 入力コントロール
20 コンテンツ・セクション
21 コントロール・セクション
22 コントロール・アイコン
24 コントロール・アイコン
25 コントロール・アイコン

Claims (18)

  1. コンピューティング・デバイスの画面空間を、半透過的な機能コントロール・エリアを前記画面上で使用して増やすための方法であって、
    前記画面上の表示用コントロール・イメージのサイズを決定するステップと、
    前記コンピューティング・デバイスの前記画面の全体の表示エリアを決定するステップと、
    画面コンテンツが可視のままであり、かつ、コントロール・イメージが前記画面上の同じ空間のいずれも共有しないように、該コントロール・イメージを前記コンピューティング・デバイスの前記画面上に半透過的状態で表示するステップと
    を含む、方法。
  2. 前記表示するステップの前に、前記画面の全体のエリア内に表示することができる前記コントロール・イメージの最大数を、該コントロール・イメージが前記画面上でいかなる重なり合いもないように決定するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記コントロール・イメージの最大数を決定するステップの後で、
    ユーザ要求に応答して、アプリケーション・プログラムを取り出すステップと、
    前記取り出されたアプリケーション・プログラムから表示用コントロール・イメージの数を決定するステップと、
    前記コントロール・イメージの数が、前記画面上に表示することができる前記コントロール・イメージの最大数より小さいとき、前記アプリケーション・プログラム用コントロール・イメージを表示するステップと
    をさらに含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記コントロール・イメージの最大数を決定するステップの後で、
    ユーザ要求に応答して、アプリケーション・プログラムを取り出すステップと、
    前記取り出されたアプリケーション・プログラムから表示用コントロール・イメージの数を決定するステップと、
    前記表示用コントロール・イメージの数が前記画面用コントロール・イメージの最大数より大きいと決定されたとき、前記アプリケーション・プログラム用コントロール・イメージをランク付けするステップと、
    前記コントロール・イメージを、前記コントロール・イメージの前記ランクによる順序で表示するステップと
    をさらに含む、請求項2に記載の方法。
  5. 前記表示するステップは、
    コントロール・イメージを前記画面上に表示するステップと、
    コントロール・イメージ表示数カウントを増分するステップと、
    前記表示カウントを、前記画面用コントロール・イメージの最大数と比較するステップと、
    前記表示カウントが前記画面用コントロール・イメージの最大数より小さいとき、次のコントロール・イメージを前記画面上に表示するステップと
    をさらに含む、請求項4に記載の方法。
  6. 前記表示するステップは、
    コントロール・イメージを前記画面上に表示するステップと、
    コントロール・イメージ表示数カウントを増分するステップと、
    前記表示カウントを、前記画面用コントロール・イメージの最大数と比較するステップと、
    前記表示カウントが前記画面用コントロール・イメージの最大数に等しいとき、前記ランクによる順序で表示するステップを終了するステップと
    をさらに含む、請求項4に記載の方法。
  7. 前記ランク付けするステップは、前記コントロール・イメージの使用の頻度に従って前記コントロール・イメージを優先順位付けすることによって処理する、請求項4に記載の方法。
  8. コンピューティング・デバイスの画面空間を、半透過的な機能コントロール・エリアを前記画面上で使用して増やすための、コンピュータ可読媒体内のコンピュータ・プログラム製品であって、
    前記画面上の表示用コントロール・イメージのサイズを決定するための命令と、
    前記コンピューティング・デバイスの前記画面の全体の表示エリアを決定するための命令と、
    画面コンテンツが可視のままであり、かつ、コントロール・イメージが前記画面上の同じ空間のいずれも共有しないように、該コントロール・イメージを前記コンピューティング・デバイスの前記画面上に半透過的状態で表示するための命令と
    を含む、コンピュータ・プログラム製品。
  9. 前記表示する命令の前に、前記画面の全体のエリア内に表示することができる前記コントロール・イメージの最大数を、該コントロール・イメージが前記画面上でいかなる重なり合いもないように決定するための命令をさらに含む、請求項8に記載のコンピュータ・プログラム製品。
  10. 前記コントロール・イメージの最大数を決定する命令の後で、
    ユーザ要求に応答して、アプリケーション・プログラムを取り出すための命令と、
    前記取り出されたアプリケーション・プログラムから表示用コントロール・イメージの数を決定するための命令と、
    前記コントロール・イメージの数が、前記画面上に表示することができる前記コントロール・イメージの最大数より小さいとき、前記アプリケーション・プログラム用コントロール・イメージを表示するための命令と
    をさらに含む、請求項9に記載のコンピュータ・プログラム製品。
  11. 前記コントロール・イメージの最大数を決定する命令の後で、
    ユーザ要求に応答して、アプリケーション・プログラムを取り出すための命令と、
    前記取り出されたアプリケーション・プログラムから表示用コントロール・イメージの数を決定するための命令と、
    前記表示用コントロール・イメージの数が前記画面用コントロール・イメージの最大数より大きいと決定されたとき、前記アプリケーション・プログラム用コントロール・イメージをランク付けするための命令と、
    前記コントロール・イメージを、前記コントロール・イメージの前記決定されたランクによる順序で表示するための命令と
    をさらに含む、請求項9に記載のコンピュータ・プログラム製品。
  12. 前記表示する命令は、
    コントロール・イメージを前記画面上に表示するための命令と、
    コントロール・イメージ表示数カウントを増分するための命令と、
    前記表示カウントを、前記画面用コントロール・イメージの最大数と比較するための命令と、
    前記表示カウントが前記画面用コントロール・イメージの最大数より少ないとき、次のコントロール・イメージを前記画面上に表示するための命令と
    をさらに含む、請求項11に記載のコンピュータ・プログラム製品。
  13. 前記表示する命令は、
    コントロール・イメージを前記画面上に表示するための命令と、
    コントロール・イメージ表示数カウントを増分するための命令と、
    前記表示カウントを、前記画面用コントロール・イメージの最大数と比較するための命令と、
    前記表示カウントが前記画面用コントロール・イメージの最大数に等しいとき、前記ランクによる順序で表示する命令を終了するための命令と
    をさらに含む、請求項11に記載のコンピュータ・プログラム製品。
  14. 半透過的な機能コントロール・エリアを画面上で使用するコンピューティング・デバイスであって、
    前記コンピューティング・デバイス内に組み込まれた処理装置と、
    情報を前記コンピューティング・デバイスのユーザに表示するための画面であって、前記画面はコンテンツ・レイヤおよびコントロール・レイヤを含み、前記コントロール・レイヤはさらに、前記画面上で重なり合わない半透過的な機能コントロール・エリアを含む、画面と、
    前記半透過的なコントロール・エリアに対応するコントロール機能の実装のためのコントロール・ソフトウェアと
    を含む、コンピューティング・デバイス。
  15. 前記コントロール・レイヤは前記画面上で前記コンテンツ・レイヤをオーバーレイする、請求項14に記載のコンピューティング・デバイス。
  16. 前記コントロール・エリアおよび前記コントロール・ソフトウェアは、前記コンピューティング・デバイスのためのユーザ・インターフェースを含む、請求項14に記載のコンピューティング・デバイス。
  17. 前記画面はタッチ・コントロール画面である、請求項16に記載のコンピューティング・デバイス。
  18. 前記デバイス画面上に位置付けられないコントロール・ボタンをさらに含む、請求項14に記載のコンピューティング・デバイス。
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