JP2005202952A - グラフィカル的に表示されたアイコンを利用するデータ項目をアクセスし、選択するための方法およびシステム - Google Patents

Abstract

【課題】 画像を注文して使用するために、サーチ結果スクリーンから直接、著作権等に関する使用の条件を受け取り、支払および課金の条件を受諾することを可能とする。
【解決手段】 少なくとも１つのオブジェクトを、データ項目と対応付けるステップであって、少なくとも１つのオブジェクトが、データ項目に関連する情報を含むものであり、および、少なくとも１つのオブジェクトに近接する表示スクリーンの位置においてデータ項目の短縮されたビューを表示するステップであって、少なくとも１つのオブジェクトの選択が、データ項目に関連する情報の表示を呼び出すものである、を含む方法。
【選択図】 図４

Description

本出願の実施例は全体として、データ処理システムおよびグラフカル・ユーザ・インターフェース(ＧＵＩ)環境に関連する。本出願の実施例は、デジタル画像のようなデータ項目(item)、および、そのようなデータ項目に関連する情報、に同時にアクセスするための方法および装置にも関連する。

デジタル画像収集のユーザは、プレゼンテーション、レクチャー用の文書、レポート、オンライン・トレーニング・モジュール、遠距離ラーニング・クラス等、での使用のために、デジタル画像を、観て、ソートして、組織化(organize)、できる必要がある。そのようなデジタル画像収集(collection)は、数個の画像から数万の数の画像まで、多岐にわたる。著作権、許諾、ライセンス、ローヤリティ等、のような、画像に関連する情報を得ることは一般的に、面倒で、混乱させるもので、時間を消費するものである。適切で効率的な画像選択およびその使用を可能とするために、複数の画像についての情報を獲得し、同時に、それを観るための能力は、現存のアプリケーションによってサポートされていない。

益々ユーザは、複数のデータベースおよびコレクション(これらは、異なった権利者によって生成され、所有される)から画像を検索できるようになっている。これは、そのような画像を用いるための許可およびコストが、たとえ、同じ画像についても、コレクションによって変動し得ることを意味する。明白に、他のソースではなく、１つのソースからの１つの特定の画像の選択は、画像自身の品質に加えて、それらの異なる著作権およびコストに基づき得る。現在ユーザは、画像を注文して使用するために、サーチ結果スクリーンから直接、使用の条件を受け取ることも、支払および課金の条件を受諾することもできない。

増大する数のデジタル画像コレクションが、個人のサーバ、デジタル記憶媒体(例えば、ＣＤ−ＲＯＭ、ＤＶＤ、等)を通じて、或いは、例えば周知の”ワールド・ワイド・ウェブ”オンラインを介して、利用可能になってくるにつれて、画像へのアクセスとその利用の可能性が、有償コンテンツと無償コンテンツの双方にとって膨大になる。ユーザは(現在は提供されていないが)、デジタル・プレゼンテーション・コンテキストを利用する能力を持つべきである。そのような活動が特に有用な市場には、エンジニアリングおよび建築企業、文書ウェアハウス、出版およびグラフィック業界、カタログ小売業、製造業のパーツおよび材料部門、教育機関、および図書館および博物館、が含まれる。

ファイル・サイズと転送時間を最小化する努力において、画像はしばしば、サムネイル・フォーマットで表示される。サムネイルは、リスト・コンテクストで、或いは、そのようなサムネイルのマトリックスで、ページごとに現れ得る。サムネイルはしばしば、画像を記述する、種々の沢山のテキスト形式の(textual)データ(例えばメタデータ)とともに提示される。複数の”ヒット”をもたらすサーチが、いくつかのデジタル画像を保持する、コンタクト・シートまたは”デジタル・スライド・スリーブ”に表示され得る。”一目で”複数の画像を観る能力を持つことは、そのようなビューの大きなアドバンテージである。更に、スライド・スリーブ・ビューでの画像と同時の、テキスト形式の(textual)メタデータのリスティングまたは表示は、画像の多くの不明瞭化をもたらし得る。これは、より大きなモニタに加えて、基本的なディスプレイ・スクリーン・サイズに適応させるために解決されねばならないスクリーン汚れ(real estate)問題を意味する。

ユーザは、ディスプレイおよびユーザに関係する、画像についての情報(例えば、著作権、許諾、ファイル・サイズ、フォーマット、ロイヤリティ、および、使用のための他のコストまたは条件)を知る必要がある。そのような情報を発見し、表示するために、ユーザはしばしば、アプリケーション中またはデータベース中をサーチする必要があり、関連画像が表示されているスクリーンから無理やり離れることを強要され得る。これは、時間の浪費であり、混乱のもとである。複数の画像が考慮の対象である場合には、何らかの特定のメタデータのブロックが参照するのがどの画像であるかを追跡することは、更により困難である。

しかし、何らかの画像を採用または購入するためのユーザの判断は、上述のタイプの情報によって影響され得る。データベース、特に、図書券および高級教育機関および遠距離ラーニング・プロバイダに対するデータベースは、異質のソースからの画像で満たされつつあることが予想される。種々の権利者および商業ベンダーは、異なった使用とコスト要求を提供し得、これもまた、ユーザにとってのアクセス問題を複雑化する。それゆえ、単純化された方法とシステムが、関連情報を表示するために必要とされる。それらは更に、ユーザが、画像が表示されているスクリーンから離れること無しに、使用およびソーティングの条件および、画像についての他の関連する情報を識別することを可能とし得る。

それゆえ、本発明の特徴は、グラフカル・ユーザ・インターフェース(ＧＵＩ）環境内に表示されたデータを検索し、組織化するために改善された方法およびシステムを提供することである。

自動的におよび同時に、アイコンおよび、その画像選択を強化するたのアイコンに関連する情報を観るための、改善された方法およびシステムを提供することは、本発明の他の特徴である。

本発明の特徴は、データ項目に関連する情報を含むオブジェクトに関連させてグラフィカル・アイコンのようなデータ項目を表示するための方法およびシステムに関連する。一般的に、少なくとも１つのオブジェクトが、データ項目(data item)と対応付けられ得る。ここで、オブジェクトは、データ項目に関連する情報を含む。データ項目の短縮された(compacted)ビューは、オブジェクトに近接して、ディスプレイ・スクリーンの位置に表示され得る。ここで、オブジェクトの選択は、データ項目に関連する情報の表示を呼び出す。データ項目に関連する情報の表示は次に、グラフカルに表示されたカーソルの、ディスプレイ・スクリーンの上に表示されたオブジェクトに亘ってのドラッグ(dragging)に応答して、表示され得る。データ項目に関連する情報は、ユーザによって選択されたときに、追加のグラフィカル・ウィンドウ(データ項目に関連する更なる情報を含む)をアクチベートするグラフカル・ポップアップ・ウィンドウの形式で表示され得る。そのような追加のグラフィカル・ウィンドウは、そのユーザ・トランザクションを開始するためのインタラクティブ領域を含み得る。オブジェクト自体は、ディスプレイ・スクリーンの上に表示されたグラフィカル・アイコネット(iconettes)として実行され得る。

さて、図面、特に、図１を参照して、好ましい実施例を実施するために利用され得るコンピュータ・システムの実施例が示される。データ処理システム110は、処理ユニット112、表示装置114、キーボード116、ポインティング装置118、プリンタ120、およびスピーカ126を含む。処理ユニット112は、キーボード116、ポインティング装置118、そして、ローカル・エリア・ネットワーク・インターフェース(不図示)のような入力装置から入力データを受け取り、表示装置114、プリンタ120およびスピーカ126を介して、出力データをユーザに提示する。

キーボード116は、タイプライタのキーボードに似ていて、ユーザがコンピュータの特定の機能を制御することを可能とするデータ処理システム110の部分である。情報は、キーボード114から処理ユニット112に、１つの方向に流れるので、キーボード116は、入力のみの装置として機能する。機能的には、キーボード116は、完全な入力／出力装置の半分を表す。出力の半分は、ビデオ・ディスプレイ端末114である。キーボード116は、殆どのタイプライターの” クワーティ” 一般パターンに提示された、標準の印刷可能な文字の組を備える。更に、キーボード116は、１つの側に、計算機類似の数字キーパッドを備える。”コントロール”、”ａｌｔ”、および”ｓｈｉｆｔ”キーのような、これらのキーのいくつかは、他のキーの意味を変更するために利用され得る。他の特別のキーおよびキーの組み合わせが、プログラム作動を制御するため、あるいは、ビデオ・ディスプレイ端末114のディスプレイ・スクリーン上のテキストかカーソルかのいずれかを移動させるために利用され得る。

ビデオ・ディスプレイ端末114は、データ処理システム110のビジュアル出力である。ここに示されるように、ビデオ・ディスプレイ端末114は、コンピュータ・ハードウェアの技術分野で周知の、ブラウン管(ＣＲＴ)ベースのビデオ・ディスプレイであり得る。しかし、ポータブルまたはノートブック・ベースのコンピュータにおいては、ビデオ・ディスプレイ端末114は、液晶ディスプレイ(ＬＣＤ)ベースの、或いは、プラズマ・ベースの、フラット・パネル・ディスプレイと置換され得る。

ポインティング装置118は好ましくは、グラフィカル・ユーザ・インターフェース(ＧＵＩ)とともに利用される。このＧＵＩ内では、ハードウェア・コンポーネントおよびソフトウェア・オブジェクトが、ディスプレイ装置114内に表示された、対応付けられたグラフカル・オブジェクトの選択および操作を通じて制御される。データ処理システム110は、ポインティング装置118のためのマウスとともに示されるが、グラフィック・タブレット、ジョイステック、トレイル・ボール、タッチ・パッド、または、トラック・パッド、のような他のグラフカル・ポインティング装置もまた、利用され得る。ポインティング装置118は、人間の手によって把持され得るフラット・ボタンを伴ったケーシングを持つ。ポインティング装置118は、頂部にボタンを備え得、底部にボールのような多方向検知装置を、そして、ポインティング装置118を処理ユニット112に接続するケーブル129を備え得る。

データの記憶および検索をサポートするために、処理ユニット112は更に、ディスケット・ドライブ122、ハードディスク・ドライブ123、および、ＣＤ−ＲＯＭドライブを含む。これらは、処理ユニット112の他のコンポーネントと相互接続され、図２の記載を参照して更に以下に説明される。データ処理システム110は、何らかの適切なコンピュータを用いて実施され得る。しかし、コンピュータ・システムが複雑か、マルチ・ユーザ・コンピューティング装置、単一ユーザ・ワークステーション、或いは、それ自身の非揮発性の記憶を持たないネットワーク装置か否かに関わらず、本発明の好ましい実施例は、ウィンドウズ(登録商標)のディスプレイを可能とする、いかなるハードウェア構成にも適用され得る。

図２を参照して、処理ユニット112の主要コンポーネントのブロック図が記載されている。ＣＰＵ226は、システム・バス234を介して、ＲＡＭ(ランダム・アクセス・メモリ)258、ディスケット・ドライブ122、ハードディスク・ドライブ123、ＣＤ−ＲＯＭドライブ124、キーボード／ポインティング装置・コントローラ284、パラレル・ポート・アダプタ276、ネットワーク・アダプタ285、ディスプレイ・アダプタ270、および、モデム287、に接続される。図２のコンポーネントが、単一の構成要素(entity)として示されているが、その各々は、複数の構成要素で成り立ち得、複数のレベルにおいて存在し得る。

処理ユニット112は、命令を実行する中央処理ユニット(ＣＰＵ)226を含む。ＣＰＵ226は、全体のコンピュータ・システムの作動(特定のコンピュータ・プログラムに含まれる数値および論理関数の実行を含む)を制御するデータ処理システム110の一部を備える。図２に示されていないが、ＣＰＵ226は一般的に、コンピュータ・メモリ内でのデータおよびプログラムの格納を編成(organize)し、コンピュータ・システムの種々の部分の間でデータおよび他の情報を転送する制御ユニットを含む。ＣＰＵ226は一般的に、加算、比較、および乗算のような数値および論理作動を実行する数値ユニットを含む。ＣＰＵ226は、揮発性のＲＡＭ258からデータおよび命令にアクセスし、そこに、データを記憶する。

ＣＰＵ226は例えば、種々のベンダーから入手可能な、いくつかのプロセッサ・チップ、または、何らかの他のタイプのプロセッサ、のいずれか１つとして実現(implemented)され得る。データ処理システム110は、１つのＣＰＵと１つのシステム・バスだけを含むために示されるが、本発明は、それぞれが、異なるやり方で異なった機能(function)を実行する、複数のＣＰＵを持つコンピュータ・システム、および、複数のバスを持つコンピュータ・システムにも同様に適用される。

ＲＡＭ258は、データ・処理システム110に電力が供給されている間に、オペレーティング・システムおよびアプリケーション・ソフトウェアのセグメントを記憶する、いくつかの個々の、揮発性のメモリ・モジュールを備える。ソフトウェア・セグメントは、各々が等しい数の仮想メモリ・アドレスを含む、一つあるいはそれ以上の仮想メモリページに区分(partitioned)されている。ソフトウェアの実行が、ＲＡＭ258内に記憶され得るよりも、より多くの仮想メモリを要求するときに、現在必要とされていないページが、要求されるページと交換される。この現在必要とされていないページが、非揮発性の記憶装置122または123内に記憶される。ＲＡＭ258は、その中に記憶されたデータの位置が、内容から独立であるように設計されたタイプのメモリである。更に、ＲＡＭ258内のいかなる位置も、最初から開始する必要無しに直接アクセスされ得る。

ハード・ディスク・ドライブ123およびディスケット・ドライブ122は、ディスクから読み取り、そこに書き込む、電子機械的な装置である。ディスク・ドライブの主要なコンポーネントは、スピンドル(この上にディスクが載置される)、ドライブが作動中のときにディスクを回転する駆動モータ、実際の読取りおよび書き込みを実行する一つあるいはそれ以上のリード／ライト・ヘッド、ディスクの上にリード／ライト・ヘッドを配置する第２のモータ、および、リード／ライトの動作の同期をとり、データ処理システム110に、および、そこから情報を転送するコントローラ回路、である。

ディスク自身は一般的に、丸い。平坦な、フレキシブルなプラスチック部品(例えば、フレキシブル・ディスク)、或いは、デジタル形式で記録された情報を保持するように電子的に感応された(influenced)磁気材料で被覆された非フレキシブル金属(例えば、ハード・ディスク)である。ディスクは、殆どのコンピュータにおいて、永続的に、或いは、半永続的にデータを記憶するための主要な手段である。ディスクの磁気被覆は、損傷および汚染から保護されねばならないので、フレキシブル・ディスク(例えば、５．２５インチ)または、マイクロ・フレキシブル・ディスク(例えば、３．５インチ)は、保護プラスチック・ジャケットのケース内に収納される。しかし、いかなるサイズのディスクも、使用され得る。非常にきめこまかに製造されたハード・ディスクは一般的に、堅固なケースに収納され、ダスト・フリーの環境においてのみ露呈され得る。キーボード／ポインティング装置284は、処理ユニット112と、キーボード116およびグラフィカル・ポインティング装置118をインターフェースする。別の実施例において、キーボード116およびグラフィカル・ポインティング装置118は、別々のコントローラを持つ。ディスプレイ・アダプタ270は、ＣＰＵ226からのグラフィック・データを、ディスプレイ装置114を駆動するために利用されるビデオ信号に翻訳する。

最後に、処理ユニット112は、ネットワーク・アダプタ285、モデム287、およびパラレル・ポート・アダプタ276を含む。これらは、データ処理システム110と周辺装置または他のコンピュータ・システムの間の通信を促進する。パラレル・ポート・アダプタ276は、パラレル・ポートを介して、プリンタ制御信号を、プリンタ120に送信する。ネットワーク・アダプタ285は、データ処理システム110を、不図示のローカル・エリア・ネットワーク(ＬＡＮ)に接続する。ＬＡＮは、データ処理システム110のユーザに、ソフトウェアを含む情報を、遠隔コンピュータまたはネットワーク論理記憶装置と電子的に通信する手段を提供する。更に、ＬＡＮは、データ処理システム110が、タスクを、ＬＡＮにリンクされた他のコンピュータ・システムと共有することを可能とする分散処理をサポートする。これは、ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワーク(ＷＬＡＮ)の文脈においても実現され得る。

モデム287は、標準電話線を介した、データ処理システム110と他のコンピュータ・システムの間の通信をサポートする。更に、モデム287を通じて、データ処理システム110は、サーバ、電子掲示板、および、インターネット、または、周知のワールド・ワイド・ウェブのような他のソースにアクセスできる。

図１に記載された構成は、図２に示されたコンポーネントの、１つのあり得る実施に過ぎない。ポータブル・コンピュータ、ラップトップ・コンピュータ、および、ネットワーク・コンピュータ、または、インターネット装置が、他の可能な構成である。図２に記載されたハードウェアは、特定のアプリケーションに対して変化し得る。既に説明されたハードウェアに加えて、或いは、その替わりに、コンピュータ・ハードウェアの技術分野で周知な、光ディスク媒体、音声アダプタ、または、例えば、ＰＡＬまたはＥＰＲＯＭプログラミング素子のような、チップ・プログラミング装置のような他の周辺装置が利用され得る。

以下に説明されるように、好ましい実施例の特徴は、コンピュータ・システムの上で実行可能な特定の方法ステップに関連する。代替的な実施例において、本発明は、コンピュータ・システムとともに使用するためのコンピュータ・プログラム製品として実施され得る。好ましい実施例の機能を規定するプログラムは、(ａ)書き込み不可能な記憶媒体(例えば、ＣＤ−ＲＯＭドライブ124によって読取り可能なＣＤ−ＲＯＭディスクのような、コンピュータ内のリード・オンリー・メモリ装置)上に永続的に記憶された情報、(ｂ)書き込み可能な記憶媒体(例えば、ディスケット・ドライブ122内のフレキシブル・ディスクまたはハード・ディスク・ドライブ123)の上に記憶された書き替え可能な情報、または、(ｃ)例えば、ワイヤレス通信を含む、コンピュータまたは電話ネットワークを通じて、通信メディアによってコンピュータに運ばれた情報、を含むがそれに限定されない、種々の信号担持メディアを介して、コンピュータに伝送され得る。コンピュータ読取り可能な命令を担うときに、そのような信号担持媒体は、本発明の一つあるいはそれ以上の実施例の機能を命令し、および/または、本発明の代替的な実施例を表現する。

図３を参照する。ここには、データ処理システム110のソフトウェア構成のブロック図表現が示される。上述のように、データ処理システム110によって実行されるソフトウェアは、一つあるいはそれ以上のＲＡＭ258、ディスケット・ドライブ122によって提供される不揮発性の記憶媒体、ハード・ディスク・ドライブ123、ＣＤ−ＲＯＭドライブ124、または、モデム287またはネットワーク・アダプタ285を介してアクセス可能な遠隔サーバ、に記憶され得る。

説明されるように、データ処理システム110のソフトウェア構成は、データ処理システム110の作動を管理することについての責任を持つオペレーティング・システム390を含む。例えば、オペレーティング・システムは一般的に、メモリ、ＣＰＵタイム、ディスク・スペース、および、周辺装置のようなハードウェア資源の割当ておよび利用を制御するためのコンピュータ・ソフトウェアを含む。タッチ・スクリーン技術または人間の音声制御のような他の技術もまた、利用され得る。オペレーティング・システムは、その上に、ワード・プロセッシング、スプレッド・シート、および、ウェブ・ブラウザ・プログラムのようなアプリケーション395が構築される基礎である。

好ましい実施例によって、オペレーティング・システム390は、グラフィカル・ユーザ・インターフェース(ＧＵＩ)392マネジャを含むが、それらは、別個にパッケージされ得る。ＧＵＩ392は、グラフィカル・ユーザ・インターフェースを用いて、データ処理システム110のユーザが対話する当該グラフィカル・ユーザ・インターフェースを管理する。オペレーティング・システム390は、アイコネット・コントローラ399をも含む。アイコネット・コントローラ399は、実行可能な命令312を含む。アイコネット・コントローラ399は、オペレーティング・システム390に含まれるように描かれているが、アイコン・コントローラ399は、オペレーティング・システム390とは別個にパッケージされ得る。図３を参照して、図５のフローチャートにおいてより詳細に説明されるように、ＣＰＵ226は適切にプログラムされて、実行可能な命令312によって好ましい実施例を実行する。代替的に、図５の機能は、プロセッサ・ベースのシステムの替わりに、論理ゲート、プログラマブル論理素子、または他のハードウェア・コンポーネント、の使用を通じた制御回路によって実行され得る。

オペレーティング・システム390は、オペレーティング・システム390によってサポートされた、アプリケーション・プログラム・インターフェース(ＡＰＩ)の文法(syntax)に準拠するメッセージを通じて、アプリケーション395と通信する。オペレーティング・システム390は更に、グラフィカル・ポインティング・デバイス・ドライバ396、プリンタ・デバイス・ドライバ397、および、ディスプレイ・アダプタ・デバイス・ドライバ398と通信する。例えば、オペレーティング・システム390は、ディスプレイ・アダプタ・デバイス・ドライバ398にグラフィックス・データを送る。ディスプレイ・アダプタ・デバイス・ドライバ398は次に、メッセージを、ディスプレイ・アダプタ270を制御するために利用されるバス信号に変換する。更に、グラフィカル・ポインティング・デバイス・ドライバ396は、キーボード／ポインティング・デバイス・コントローラ284を通じたポインティング・デバイス118からの信号を、デカルト座標系および選択状態に変換する。これらは次に、ＧＵＩマネジャ392に中継される。また、オペレーティング・システム390は、プリンタ制御コードおよびデータを、プリンタ・デバイス・ドライバ397に送る。このプリンタ・デバイス・ドライバ397は次に、制御コードおよびデータを、プリンタ120を制御するために使用されるバス信号に変換する。

図４は、本発明の好ましい実施例にしたがって実装(implemented)され得る、一つあるいはそれ以上のアイコネット、ポップアップ・ウィンドウ、および、アイコン情報ウィンドウを含む、システム400のグラフィカル表現を示す。システム400は、アイコン410を囲む、フレームまたはフレーム化された領域412内のアイコン410に近接して配置される、複数のアイコン・シンボル(単に「アイコネット(iconettes)」とも呼ぶ)を含む。アイコン410は、例えば、図１のデータ処理システム110のようなデータ処理システムのディスプレイ・スクリーンの上に表示され得る小さな画像を含む。ここで用いられる用語「ウィンドウ」は一般的に、それ自身の文書またはメメッセージを含み得るＧＵＩのようなグラフィカル・インターフェース内の、その部分のスクリーンを意味することに留意して欲しい。ウィンドウ・ベースのグラフィカル・ユーザ・インターフェース環境において、ＧＵＩスクリーンは、一つあるいはそれ以上のウィンドウに再分割され得る。このウィンドウの各々がそれ自身の境界を含み、追加的に、一つあるいはそれ以上の変化する文書またはビューを含み得る。

アイコン410は、ユーザによって操作され得るデータ項目を表す。ビジュアルな簡略記号(mnemonics)を提供することによって、ユーザは、コマンドを呼び出す(recall)必要、あるいは、コンピュータ・キーボードのようなユーザ装置を介してそのようなコマンドを入力する必要無しに、一定のデータ処理システム・アクションを制御することが可能となる。アイコンとしてグラフィカルに表現され得るデータ項目の例には、ＪＰＥＧ、ＭＰＥＧ、ワード・プロセッシング・ファイル、スプレッド・シート・ファイル、テキスト・フォーマット・ファイル等、のようなデータ項目が含まれる。一つあるいはそれ以上のオブジェクトまたは「アイコネット」402は、アイコン410のような個々のデータ項目と対応付けられる。そのようなオブジェクトまたはアイコネット402は、データ項目またはアイコン410に関連する情報を含む。アイコン410は、データ項目の縮小されたビューである。ユーザによる、一つあるいはそれ以上のオブジェクト(即ち、アイコネット402)の選択は、データ項目に関連する情報の表示を呼出し得る。それは最初は、ポップアップ・ウィンドウ404によって表示され、より詳細な情報が、インタラクティブな領域408を含むアイコネット情報ウィンドウ406内に表示される。

一般的に、画像およびテキストのフォーマットで提示された画像を観るためのユーザ・インターフェース(例えば、ＧＵＩ)は、アイコネット402、または、個々の画像フレームまたは境界内に埋め込まれた「ホット・エリア」のようなオブジェクトの生成によって向上され得る。ファイル・サイズおよび転送時間を最小化する努力において、画像はしばしば、サムネイル・フォーマットで表示される。ユーザが、ユーザによって開始されたサーチまたは他のデータ処理システム事象の結果として、サムネイル画像、または、サムネイル画像の組を検索するときに、そのような画像が、可視的な「サムネイル」フレームに表示され得る。小さな色符号化されたアイコン、或いは「アイコネット」は次に、サムネイルのエッジと、フレームの外側のエッジの間のスペースに表示され得る。カーソルが、個々のアイコネット402を越えて通過または走るときに、アイコネットが提示可能な情報のタイトル名が、ポップアップ・ウィンドウ404内に表示される。アイコネット情報ウィンドウ408は、ポップアップ・ウィンドウ404の表示と関連されて、或いは、追加のユーザ・インプットの結果として、表示され得る。いずれの場合にも、アイコネットおよびポップアップ・ウィンドウの使用は、ユーザが、画像自身から直接、画像の使用に関連するオプションを選択することを可能とする。

図５は、本発明の好ましい実施例にしたがって実行され得る、論理的作動ステップを表す高レベルフロー・チャート500を示す。ブロック502に説明されるように、アイコネット・プロセスが開始される。その後、ブロック504に示されるように、ユーザは、例えば、証明書承認(credentials authorization)(例えば、ログイン・パスワード)を提供する、ここに示されるようなアイコネットを利用するデータ処理システムにアクセスできる。

ユーザは、たとえば、いわゆる「サーチ・エンジン」を介したオンライン・サーチを実行することを希望するかもしれない。ここで利用されるように、用語「サーチ・エンジン」は一般的に、ユーザによって提供された特定のキーワードのための文書をサーチし、そこ(例えば、ウェブ・ページ)にキーワードが発見された文書またはページのリストを戻す、プログラム、ルーチン、及び／又は、サブルーチンのタイプを意味することに留意して欲しい。オンライン・ウェブ・サイトを介してそのようなサーチ・エンジンにアクセスする替わりに、そのような口座に信用貸し(credit)するために、例えばユーザは、彼のクレジット・カードの口座情報を提供することを要求され得る。サーチ・エンジンを用いる替わりに、ユーザは単に、ユーザが、特定のタイプのデータベースをサーチすることを可能とする、スケール・ダウンされたバージョンのサーチ・エンジンを使用し得る。例えばユーザは、デジタル画像の形式での数千枚の写真を提供する「ウェブ・サイト」にアクセスすることを希望し得る。特定のタイプの写真、または、写真家の名称、画像が最初に採取された年、元となる国あるいは州等、により写真をサーチするために、ユーザはマニュアルで、写真素材による索引に亘ってスクロールできるか、或いは、ユーザによって提供されたキーワードまたはフレーズを利用するスケール・ダウンされたサーチ・エンジンにアクセスできる。

ユーザが旨く、特定のデータベースにアクセスすることを許可されたときに、ユーザは、ブロック506に示されるように、サーチエンジンを介してデータベースのサーチを実行し得る。その後、ブロック508に示されるように、サーチ結果(例えば、文書、画像、ウェブ・ページ、テキスト等)は、ディスプレイ・スクリーンを介して、ユーザにグラフィカルに提示され得る。次に、ブロック510に示されるように、各サーチ結果は、サーチ結果アイコンを囲むフレームに埋め込まれたアイコネット・シンボル(即ち、アイコネット)と対応付けられる。アイコネットは、例えば、著作権通知、ユーザ許可、価格情報等のような種々の機能を表し得る。その後、ブロック512に示されるように、もし、ユーザが、アイコネット・シンボルに亘って、グラフィカルに表示されたカーソルを回すならば、ブロック514に示されるように、ポップアップ・ウィンドウが「ポップ」して、アイコネットが表す分野(field)の値を表示する。

ブロック516に示されるように、アイコネットを選択(例えば「クリック」)することによって、引き続きブロック5118に示されるように、アイコネット情報ウィンドウを表示できる。そのようなアイコネット情報ウィンドウの例が、図４のウィンドウ406である。ユーザは次に、ブロック520で説明されるように、アイコネット情報ウィンドウ406のインタラクティブな領域408内の所望のオプションを選択できる。アイコネット情報ウィンドウのインタラクティブな領域内に表示され得る選択オプションの例には、グラフィカルに表示されたチェック・ボックス、ラジオ・ボタン、および、他のＧＵＩボタンが含まれる。その後、ブロック522に示されるように、アイコネット情報ウィンドウを介したユーザの選択に応答して確認ウィンドウが自動的に実装(implemented)され得る。ブロック524に示されるように、もしユーザが選択を確認するならば、元々選択されたアイコネットに応答するアイコンと対応付けられたユーザのデータ項目の選択を確定(finalize)するために、情報は、資産管理(asset management)および追跡サービス(tracking service)に送られ得る(即ち、ブロック512および514を参照頂きたい)。ブロック526に示されるように、この工程は次に、終了され得る。

フローチャート500に示される工程は、一つあるいはそれ以上のモジュールとして実体化され得る。ここに記載される実施例は、「モジュール」またはそのようなモジュールのグループの文脈において実施され得ることに留意してほしい。コンピュータ・プログラミング技術の分野において、モジュールは一般的に、特定のタスクを実行(perform)するか、或いは、特定の抽象データ・タイプを具体化(implement)するルーチンおよびデータ構造の集合として実行され得る。

モジュールは一般的に、２つの部分から成る。第１に、ソフトウェア・モジュールは、他のモジュールまたはルーチンによってアクセスされ得る、定数、データ・タイプ、変数、ルーチン等をリストし得る。第２に、ソフトウェア・モジュールは、プライベート(即ち、恐らく、そのモジュールだけによってアクセス可能)で有り得る具体化(implementation)として構成され得、実際に、ルーチンまたはサブルーチン(モジュールはこれらに基づく)を具体化するソース・コードを含む。したがって、例えば、ここで一般的に呼ばれる用語「モジュール」は、ソフトウェア・モジュールまたはその具体化を意味する。そのようなモジュールは、送信媒体および記録可能媒体を含む信号担持媒体(signal-bearing media)を通じて具体化され得るプログラム製品を生成するために、別個に、或いは、一緒に利用され得る。それゆえ、図５のフローチャート500は、モジュールまたはそのようなモジュールのグループとして具体化され得る。

本発明の実施例にしたがって具体化され得るモジュール(即ち、ソフトウェア・モジュール)のタイプの例は、表示モジュールである。ここに示されるように、一つあるいはそれ以上のオブジェクトまたはアイコネットが、デジタル画像(例えばＪＰＥＧファイル)のようなデータ項目と対応付けられ得る。オブジェクトは、データ項目と関連する情報を含み、或いは、それと対応付けられる。表示モジュールは、オブジェクトに近接するディスプレイ・スクリーンの位置におけるデータ項目の短縮されたビュー(例えばサムネイル)を表示するためのユーザのＧＵＩとの対話を通じて自動的に実行され得る。ここで、ユーザによるオブジェクトの選択は、データ項目に関連する情報の表示を呼び出し得る。このタイプの表示モジュールは、グラフィカルに表示されたカーソルの表示スクリーン上に表示されたオブジェクトを横切る(across)ドラッグ、に応答してデータ項目に関連する情報の表示を呼び出すためにプログラムされ得る。

本発明の実施例にしたがった具体化され得る他のタイプのモジュールは、選択モジュールである。そのような選択モジュールは、データ項目(例えば、デジタル画像ファイル)に関連する情報の表示を呼び出すためのオブジェクト(例えば、アイコネット・シンボル)を選択するための使用を可能とするために利用され得る。そのようなモジュールは、例えば、図３のアイコネット・コントローラ399と対応付けられた実行可能な命令312を介して具体化され得る。

その中で本発明の好ましい実施例が実行され得るコンピュータ・システムの図的表現を示す。 図１に表されたコンピュータ・システムの処理ユニットのハードウェア環境の表現のブロック図を示す。 図１に示されたコンピュータ・システムのメモリ内に記憶されたソフトウェアのブロック図を示す。 本発明の好ましい実施例によって実行されうる、一つあるいはそれ以上のアイコネットのグラフィカル表現、ポップアップ・ウィンドウ、およびアイコン情報ウィンドウ、を示す。 本発明の好ましい実施例によって実行されうる、論理作動ステップを表す高レベルフロー・チャートを示す。

符号の説明

400 システム
402 アイコネット
404 ポップアップ・ウィンドウ
406 アイコネット情報ウィンドウ
408 インタラクティブな領域
410 アイコン
412 フレームまたはフレーム化された領域

Claims (12)

1. 少なくとも１つのオブジェクトを、データ項目と対応付けるステップであって、当該少なくとも１つのオブジェクトが、当該データ項目に関連する情報を含むものであり、
   および、
   前記少なくとも１つのオブジェクトに近接する表示スクリーンの位置において前記データ項目の短縮されたビューを表示するステップであって、前記少なくとも１つのオブジェクトの選択が、前記データ項目に関連する情報の表示を呼び出すものである、
   を含む方法。
2. グラフィカルに表示されたカーソルの、前記表示スクリーンの上に表示された前記少なくとも１つのオブジェクトを横切るドラッグに応答して、前記データ項目に関連する情報の表示を自動的に呼び出すステップ、
   を更に含む請求項１に記載の方法。
3. 前記少なくとも１つのオブジェクトを選択して、前記データ項目に関連する情報の表示を呼び出すステップ、
   を更に含む請求項１に記載の方法。
4. 前記データ項目に関連する情報を、グラフィカル・ポップ・アップ・ウィンドウの形式で表示するステップであって、当該グラフィカル・ポップ・アップ・ウィンドウは、ユーザによって選択されたときに、当該データ項目に関連する更なる情報を含む追加のグラフィカル・ウィンドウを活動化(activate)するものである、
   を更に含む請求項１に記載の方法。
5. 前記追加のグラフィカル・ウィンドウが、インタラクティブな領域の少なくとも１つのユーザ・トランザクションを開始するための当該インタラクティブな領域を備える、
   請求項４に記載の方法。
6. 前記少なくとも１つのオブジェクトを、前記表示スクリーンの上に表示可能なグラフィカルなアイコネットとして構成(configuring)するステップ
   を更に含む、請求項１に記載の方法。
7. 前記データ項目の短縮されたビューを、前記少なくとも１つのオブジェクトに近接する表示スクリーンの位置に表示するステップにおいて、前記少なくとも１つのオブジェクトの選択が、前記データ項目に関連する情報の表示を呼び出す、請求項１に記載の方法であって、
   複数のデータ項目の短縮されたビューを、表示スクリーンの表示エリアに表示するステップであって、前記複数のデータ項目の中の、少なくとも１つのデータ項目が、当該少なくとも１つのデータ項目に関連する情報を含む少なくとも１つのオブジェクトに近接して表示され、前記少なくとも１つのオブジェクトの選択が、当該少なくとも１つのデータ項目に関連する情報の表示を呼び出すものである、
   を更に含む方法。
8. 前記データ項目の短縮されたビューを、表示スクリーンの、前記少なくとも１つのオブジェクトに近接した位置に表示するステップが、
   前記データ項目と対応付けられたデータを、グラフィカルなアイコンとして、前記表示スクリーンの上に表示するステップ、および、
   前記少なくとも１つのオブジェクトを、前記グラフィカルなアイコンを取り囲むグラフィカルなフレーム内に埋め込まれたグラフィカルなアイコネットとして表示するステップであって、当該グラフィカルなアイコネットが、前記グラフィカルなアイコンに関連する情報を表示するためにユーザによって呼び出され得るものである、
   を更に含む、請求項１に記載の方法。
9. データ項目と対応付けられた少なくとも１つのオブジェクトであって、当該少なくとも１つのオブジェクトが、当該データ項目に関連する情報を含む、オブジェクト、および、
   前記データ項目の短縮されたビューを、表示スクリーンの、前記少なくとも１つのオブジェクトに近接した位置に表示するための表示モジュールであって、前記少なくとも１つのオブジェクトの選択が、前記データ項目に関連する情報の表示を呼び出す、表示モジュール、
   を備えるシステム。
10. 前記少なくとも１つのオブジェクトを選択して、前記データ項目に関連する情報の表示を呼び出すための選択モジュール、
    を更に備える請求項９に記載のシステム。
11. 前記表示モジュールが、前記データ項目に関連する情報を、グラフィカルなポップアップ・ウィンドウの形式で表示するものであり、当該グラフィカルなポップアップ・ウィンドウが、ユーザによって選択されたときに、前記データ項目に関連する更なる情報を含む、追加のグラフィカルなウィンドウを活動化(activate)するものである
    請求項９に記載のシステム。
12. 前記追加のグラフィカルなウィンドウが、インタラクティブな領域の少なくとも１つのユーザ・トランザクションを開始するための当該インタラクティブな領域を含む、
    請求項１１に記載のシステム。

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