JP2005196746A - 入力ペンおよび入力装置 - Google Patents

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聡 桜井
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信夫 谷津
Keita Harada
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Abstract

【課題】 ペン先に加わる筆圧量を検出できる入力ペンを提供する。
【解決手段】 入力装置40に用いられる入力ペン20は、接触面積に応じて抵抗値が可変する抵抗膜5と、ペン先と共に移動し、抵抗膜5との間の接触面積が可変するバネ4と、接触面積に基づいてペン先に加わる筆圧量を検出する筆圧検出回路10と、筆圧検出回路10が検出した筆圧量を赤外線を用いて受信機30に出力する赤外線出力回路12とを備える。バネ4は、ペン先から離れるほど螺旋状の径が小さくなるように構成されている。ペン先の移動に応じて可変する接触面積に基づきペン先に加わる筆圧量を検出することができる。これにより、筆圧量に応じた描画線の太さを表現することができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、入力ペンおよび入力装置に関する。
従来、タブレットから発生する電磁波を利用したタブレット方式以外のペン型座標入力装置(例えば超音波方式)では、送信機の筆圧を検出する機能がなく、送信機はペンの筆記状態かペンの筆記していない状態かの2通りの情報しか受信機に対して出力できなかった。
従って、受信機と接続されたホストマシンのアプリケーションソフトでは、送信機の筆圧に応じて描画の線幅を変えることができず、一定の線幅でしか表現できないといった問題があった。このような従来の問題点を解決する従来技術として特許文献1および特許文献2記載の装置が提案されている。
特許文献1記載の装置は、ペン先に加わる筆圧が伝えられる圧力センサの出力信号基づいてペン先から出力される電波出力を複数種類のパターンにより間欠的に行うようにし、ペン位置検出センサにより取り込まれた信号によりその位置と、検波して形成された間欠的なパターンを解読してフラットパネルに表示する線の太さとを決定することにより、紙面上に毛筆で線や文字を描くのと同様に多様な表現の線図や文字を表示画面に描くことがきるというものである。
特許文献2記載の装置は、磁気発生素子と、ホール素子とを備え、押圧部材に上下動に対応して変化するホール素子の出力を筆圧情報としてタブレットに送出するというものである。
特開平7−261906号公報 実開平5−87633号公報
しかしながら、特許文献1記載の装置では、圧力センサを用いてペン先の筆圧を検出しているが、他の方法によってもペン先の筆圧を検出することはできる。また、特許文献2記載の装置では、磁気発生素子とホール素子とを用いてペン先の筆圧を検出するようにしているが、他の方法によってもペン先の筆圧を検出することができる。
そこで、本発明は、これらの問題を解決するためになされたもので、従来とは異なる方法によりペン先に加わる筆圧量を検出できる入力ペンおよび入力装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の入力ペンは、請求項1に記載のように、入力装置に用いられる入力ペンにおいて、第1の部材と、ペン先と共に移動し、前記第1の部材との間の接触面積が可変する第2の部材と、前記接触面積に基づいて前記ペン先に加わる筆圧量を検出する筆圧検出回路とを備えることを特徴とする。請求項1記載の発明によれば、ペン先の移動に応じて可変する接触面積に基づきペン先に加わる筆圧量を検出することができる。これにより、筆圧量に応じた描画線の太さを表現することができる。
また、本発明は、請求項2に記載のように、請求項1記載の入力ペンにおいて、前記第1の部材は、前記接触面積に応じて抵抗値が可変する抵抗膜であることを特徴とする。請求項2記載の発明によれば、接触面積に応じて可変する抵抗膜の抵抗値に基づきペン先に加わる筆圧量を検出できる。
また、本発明は、請求項3に記載のように、請求項1または請求項2記載の入力ペンにおいて、前記2の部材は、前記ペン先の移動に応じて前記接触面積が可変する弾性部材であることを特徴とする。請求項3記載の発明によれば、ペン先の移動に応じて接触面積を可変にできる。
また、本発明は、請求項4に記載のように、請求項3記載の入力ペンにおいて、前記弾性部材は、前記ペン先から離れるほど螺旋状の径が小さくなるように構成されたバネであることを特徴とする。請求項4記載の発明によれば、ペン先の移動に応じて接触面積を可変にできる。
また、本発明は、請求項5に記載のように、請求項3記載の入力ペンにおいて、前記弾性部材は、ゴムであることを特徴とする。請求項5記載の発明によれば、ペン先の移動に応じて接触面積を可変にできる。
また、本発明は、請求項6に記載のように、請求項1記載の入力ペンにおいて、前記第2の部材は、前記接触面積に応じて抵抗値が可変する抵抗膜であることを特徴とする。請求項6記載の発明によれば、接触面積に応じて可変する抵抗膜の抵抗値に基づきペン先に加わる筆圧量を検出できる。
また、本発明は、請求項7に記載のように、請求項1または請求項6記載の入力ペンにおいて、前記1の部材は、前記ペン先の移動量に応じて前記接触面積が可変する弾性部材であることを特徴とする。請求項7記載の発明によれば、ペン先の移動に応じて接触面積を可変にできる。
また、本発明は、請求項8に記載のように、請求項7記載の入力ペンにおいて、前記弾性部材は、前記ペン先から離れるほど螺旋状の径が小さくなるように構成されたバネであることを特徴とする。請求項8記載の発明によれば、ペン先の移動に応じて接触面積を可変にできる。
また、本発明は、請求項9に記載のように、請求項7記載の入力ペンにおいて、前記弾性部材は、ゴムであることを特徴とする。請求項9記載の発明によれば、ペン先の移動に応じて接触面積を可変にできる。
また、本発明の入力ペンは、請求項10に記載のように、入力装置に用いられる入力ペンにおいて、ペン先と共に移動する発光素子と、前記発光素子からの光を受光する受光素子と、前記受光素子の受光量に応じて前記ペン先に加わる筆圧量を検出する筆圧検出回路とを備えることを特徴とする。請求項10記載の発明によれば、ペン先の移動に応じて可変する光量に基づきペン先に加わる筆圧量を検出するができる。これにより、筆圧量に応じた描画線の太さを表現することができる。
また、本発明の入力ペンは、請求項11に記載のように、入力装置に用いられる入力ペンにおいて、発光素子と、ペン先と共に移動し、前記発光素子の光を受光する受光素子と、前記受光素子の受光量に応じて前記ペン先に加わる筆圧量を検出する筆圧検出回路とを備えることを特徴とする。請求項11記載の発明によれば、ペン先の移動に応じて可変する光量に基づきペン先に加わる筆圧量を検出することができる。これにより、筆圧量に応じた描画線の太さを表現することができる。
また、本発明は、請求項12に記載のように、請求項10または請求項11記載の入力ペンにおいて、前記入力ペンは更に、前記ペン先の移動に応じて前記発光素子の点灯をオンする回路を含むことを特徴とする。請求項12記載の発明によれば、消費電力を低減できる。
また、本発明は、請求項13に記載のように、請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の入力ペンにおいて、前記筆圧検出回路は、前記筆圧量を検出する複数のコンパレータを含むことを特徴とする。請求項13記載の発明によれば、コンパレータを用いて所定の閾値と比較することで、筆圧量を検出することができる。
また、本発明は、請求項14に記載のように、請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の入力ペンにおいて、前記筆圧検出回路は、前記筆圧量を検出するA/D変換器を含むことを特徴とする。請求項14記載の発明によれば、A/D変換器を用いてディジタル化することで、多種類の筆圧パターンを表現することができる。
また、本発明は、請求項15に記載のように、請求項1から請求項14のいずれか一項に記載の入力ペンにおいて、前記入力ペンは更に、前記筆圧検出回路が検出した筆圧量を赤外線を用いて所定の受信機に出力する赤外線出力回路を備えることを特徴とする。請求項15記載の発明によれば、無線にて筆圧情報を受信機に送ることができる。
また、本発明は、請求項16に記載のように、請求項15記載の入力ペンにおいて、前記赤外線出力回路は、赤外線パルス間の周期を変えることにより前記筆圧量を表現することを特徴とする。請求項16記載の発明によれば、赤外線パルス間の周期を変えることで筆圧量を表現することができる。
また、本発明は、請求項17に記載のように、入力ペンと、該入力ペンが検出した筆圧量を受信する受信機とを備えた入力装置において、前記入力ペンは、請求項1から請求項16記載のいずれか一項に記載の入力ペンであることを特徴とする。請求項17記載の発明によれば、筆圧量を検出することができる入力装置を提供できる。これにより、筆圧量に応じた描画線の太さを表現することができる。
本発明によれば、ペン先に加わる筆圧量を検出できる入力ペンおよび入力装置を提供できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、第1実施例に係る入力装置における入力ペンの断面図である。図2は、第1実施例に係る入力装置のブロック図である。図2に示すように、入力装置40は、入力ペン20、受信機30を備える。図1に示すように、入力ペン20は、ペンの芯1、超音波センサ2、芯ホルダ3、バネ4、抵抗膜5、回路板6、電池7、電池用電極8、ケース9を備える。また、図2に示すように、入力ペン20は、ペンの芯1、芯ホルダ3、バネ4、抵抗膜5、筆圧を検出する筆圧検出回路10、マイクロコントローラ11、赤外線出力回路12を備える。
入力ペン20は、ペン形状であり、受信機30に筆圧情報を送る送信機として機能するものである。ペンの芯1は、芯ホルダ3にホールドされている。超音波センサ2は、座標検出用の超音波を感知する。なお、この座標検出は公知のものを用いることができるため、ここでは説明を省略する。芯ホルダ3は、芯1をホールドするためのものである。
バネ4は、ペン先と共に移動し、抵抗膜5との間の接触面積が可変するように構成されている。このバネ4は、抵抗膜5側に近い程、径が小さい螺旋状の形状になっており、芯ホルダ3と抵抗膜5の間に挟まった状態で配置されている。このバネ4は、ペン先の移動に応じて接触面積が可変する弾性部材である。
抵抗膜5は、導体のバネ4の接触面積でその抵抗値が変化するものである。回路板6上には、筆圧検出回路10、マイクロコントローラ11、赤外線出力回路12等が配置されている。電池7は、入力ペン20の電源となる。電池用電極8は、回路板6と電池7間を接続する。これらの部品は、ケース9で覆われ保護されている。
筆圧検出回路10は、接触面積の変化に応じて可変する抵抗膜5の抵抗値に基づき筆圧量を検出する。利用者が入力ペン20を手に持ち筆記状態になると、ペンの芯1と芯ホルダ3は、筆圧で押され、その押された分だけバネ4が収縮され、抵抗膜5に接触するバネ4の接触面積が大きくなり、この接触面積の変化を筆圧検出回路10で筆圧情報として検出する。
赤外線出力回路12は、赤外線を用いて筆圧情報を受信機30に送信する。受信機30は、マイクロコントローラ31、赤外線受信回路32を備える。マイクロコントローラ31は、受信機30全体を制御し、赤外線受信回路32が受信する赤外線から筆圧情報を得る。マイクロコントローラ31は、この筆圧情報を図示省略するホストマシンに出力することで、ホストマシンのアプリケーションは描画線の太さを筆圧情報に従って変えることができる。これにより、文字の止め、跳ね、抜きの表現や詳細なデザイン描画が可能となる。
次に、バネ4の接触面積について説明する。まず、ペン先に加わる筆圧が小さい場合のバネ4の接触面積について説明する。図3は、ペン先に係る筆圧が小さくバネ4の収縮が小さい状態の正面図である。図4は、図3の左側面図である。図3および図4において、符号4はペン先から離れるほど螺旋状の径が小さいくなるように構成されているバネ、5は抵抗膜をそれぞれ示している。図3および図4に示すように、ペン先に加わる筆圧が小さいほど、抵抗膜5に接触するバネ4の接触面積が小さくなるように構成されている。
次に、ペン先に加わる筆圧が大きい場合のバネ4の接触面積について説明する。図5は、ペン先に係る筆圧が大きくバネ4の収縮が大きい状態の正面図である。図6は、図5の左側面図である。図5および図6に示すように、ペン先に加わる筆圧が大きい場合、抵抗膜5に接触するバネ4の接触面積は大きくなる。筆圧検出回路10は、上記バネ4の接触面積を検出することでペン先に加わる筆圧を検出する。
次に、バネ4の接触面積と抵抗膜5の抵抗値の関係について説明する。図7は、バネ4の接触面積と抵抗膜5の抵抗値の関係を示す図である。図7に示すように、ペン先に加わる筆圧が小さく、バネ4の接触面積が小さい場合、抵抗膜5の抵抗値は大きくなり、ペン先に加わる筆圧が大きく、バネ4の接触面積が大きい場合、抵抗膜5の抵抗値は小さくなる。
次に、図2で示した筆圧検出回路10の構成について説明する。図8は第1実施例に係る筆圧検出回路10の構成例を示す図である。図8において、Rxは抵抗膜5による抵抗を示す。従って、この抵抗Rx接触面積に応じて可変する。筆圧検出回路10は、複数のコンパレータ101、102、103を有する。電源電圧Vcc−VDD間には、抵抗膜5による抵抗Rx、抵抗R1が接続されている。抵抗Rxと抵抗R1の接続点は、各コンパレータ101、102、103の一方の入力端子に接続されている。
コンパレータ101の他方の入力端子は、電源電圧Vcc−VDD間に設けられた抵抗Rs1、抵抗R2の接続点が接続されている。コンパレータ102の他方の入力端子は、電源電圧Vcc−VDD間に設けられた抵抗Rs2、抵抗R3の接続点が接続されている。コンパレータ103の他方の入力端子は、電源電圧Vcc−VDD間に設けられた抵抗Rs3、抵抗R4の接続点が接続されている。各コンパレータ101〜103の出力端子は、マイクロコントローラ11の端子に接続されている。
上記構成により、抵抗膜5の抵抗値(抵抗Rx)の変化で可変する電圧値Viをコンパレータ101、102、103の3つのそれぞれ異なる閾値Vs1、Vs2、vs3と比較する。ここで、閾値はVs1>Vs2>Vs3の関係にある。各コンパレータ101、102、103は、閾値≧Viの場合、Low(0)を出力し、閾値<Viの場合、high(1)を出力する。これら3通りのコンパレータ101、102、103の出力Vo1、Vo2、Vo3をマイクロコントローラ11で検出し、ペン先に加わる筆圧を判定する。
次に、マイクロコントローラ11の筆圧判定について説明する。図9は、マイクロコンピュータの筆圧判定のフォローチャートである。マイクロコントローラ11は、Vo1=1の場合(S1)、ペン先に加わる筆圧が大きいと判定し(S2)、Vo1=0およびVo2=1の場合(S3)、ペン先に加わる筆圧が中程度と判定し(S4)、Vo1=Vo2=0およびVo3=1の場合(S5)、ペン先に加わる筆圧が小さいと判定する(S6)。Vo1=Vo2=Vo3=0の場合、ペンは筆記状態でないため、ペンOFFと判定する(S7)。
次に、図2で示した赤外線出力回路12について説明する。図10は、赤外線出力回路の構成例を示す図である。図10において、符号10は筆圧検出回路、11はマイクロプロセッサ、12は赤外線検出回路をそれぞれ示す。図10に示すように、赤外線出力回路は、LED(Light Emitting Diode)、NPNトランジスタTR、抵抗Rを備える。トランジスタTRは、マイクロコントローラ11からの制御コードの波形が「1」でオンし、「0」でオフする。LEDは、トランジスタTRにより駆動し、トランジスタTRがオンにて通電し赤外線信号を出力する。
次に、赤外線出力回路12が出力する赤外線パターンについて説明する。図11は、赤外線出力回路12が出力する赤外線パターンを示す図であり、同図(a)はペン先に加わる筆圧が小さい場合の赤外線パルスパターン、同図(b)はペン先に加わる筆圧が中程度の場合の赤外線パルスパターン、同図(c)はペン先に加わる筆圧が大きい場合の赤外線パルスパターンをそれぞれ示す図である。赤外線出力回路12は、マイクロコントローラ11での検出に応じて、図11(a)〜(c)に示すような赤外線パターンを出力する。
図11に示すように、赤外線出力回路12は、2種類のパルス(highレベルがLED点灯)による周期T(T1、T2、T3)の違いでペン先に加わる筆圧の違いを表現している。パルス周期はT1<T2<T3の関係である。例えば周期T=T1の場合はペン先に加わる筆圧が小さく、周期T=T2の場合はペン先に加わる筆圧が中程度、周期T=T3の場合はペン先に加わる筆圧が大きいと表現する。
なお、第1実施例では、バネ4をペン先と共に移動するように構成し、抵抗膜5を固定するように構成したが、抵抗膜5をペン先と共に移動するように構成し、バネ4を固定するように構成してもよい。このため、バネ4が特許請求の範囲における第1の部材または第2の部材に相当し、抵抗膜5が特許請求の範囲における第1の部材または第2の部材に相当する。
第1実施例によれば、ペン先の移動に応じて可変する接触面積に基づきペン先に加わる筆圧量を検出することができる。これにより、筆圧に応じた描画、例えば筆圧が大きい場合は太線、筆圧が小さい場合は細線といった表現が可能となる。
次に第2実施例について説明する。図12は、第2実施例に係る筆圧検出回路110の構成を説明するための図である。第1実施例の筆圧検出回路10では、3種類のコンパレータ101〜103を用いてペン先に加わる筆圧を判断するようにしていたが、第2実施例の筆圧検出回路110では、コンパレータの変わりにA/D変換器111を用いて、アナログ信号であるViをディジタル信号に変換することで、筆圧情報を表現する。これにより、第1実施例で説明した筆圧検出回路10よりも細かく筆圧量を判定することができる。図13は、第2実施例に係る赤外線出力回路の赤外線出力パターンを示す図である。
赤外線出力回路12は、スタートビットを含める一定間隔で赤外線を出力する。例えば、スタートビット以降の出力パターンを000〜111で表現すればA/D変換器111で得られる情報から8種類の筆圧パターンが表現できる。筆圧パターン「1」の場合、同図(a)に示すように、スタートビット以降の出力パターンを「001」とし、パターン「3」の場合、同図(b)に示すように、出力パターンを「110」とし、パターン「7」の場合、同図(c)に示すように、出力パターンを「111」として受信機30に送る。受信機30は入力ペン20から受信した筆圧情報をホストマシンへ渡し、ホストマシンのアプリケーションにて太さの異なる描画線を表現することができる。
第2実施例によれば、A/D変換器を用いてディジタル化することで、多種類の筆圧パターンを表現することができる。
次に、第3実施例について説明する。上記実施例では、筆圧によって収縮する機構としてバネを用いた例について説明したが、第3実施例では、ゴムを用いた例について説明する。図14は、第3実施例に係る入力ペン120の構成を示す図である。図14に示すように、第3実施例に係る入力ペン120は、ペンの芯1、芯ホルダ3、導電性ゴム41、抵抗膜5、筆圧検出回路10、マイクロコントローラ11、赤外線出力回路12を備える。なお、上記実施例と同一箇所については同一符号を付するものとしてその説明を省略する。
ゴム41は、弾性部材であり、芯ホルダ3および抵抗膜5間に配置されている。抵抗膜5は、ゴム41との間の接触面積が変わると、抵抗値が変化するように構成されている。筆圧検出回路10は、抵抗膜5の抵抗値の変化を検出して筆圧情報を得る。
図15は、接触面積と抵抗膜5の抵抗値との関係を説明する図である。図15において、横軸はゴム41との間の接触面積、縦軸は抵抗膜5の抵抗値を示している。図15に示すように、抵抗膜5は、ゴム41との間の接触面積が大きくなると抵抗膜5の抵抗値が小さくなるように構成されている。接触面積を用いる点で第1実施例と原理は同じである。第3実施例によれば、ゴムを用いてペン先の移動に応じて接触面積を可変にできる。
次に、第4実施例について説明する。図16は、第4実施例に係る入力ペン220の断面図である。図17は、第4実施例に係る入力ペン220の筆圧検出機構を説明するための図である。図16に示すように、入力ペン220は、ペンの芯1、超音波センサ2、芯ホルダ3、回路板6、電池7、電池用電極8、ケース9、第1のバネ301、第2のバネ302、接点303、LED304、フォトディテクタ305を備える。
図17に示すように、入力ペン220は、ペンの芯1、芯ホルダ3、筆圧検出回路10、マイクロコントローラ11、赤外線出力回路12、第1のバネ301、第2のバネ302、接点303、LED304、フォトディテクタ305、LED点灯回路306を備える。なお、上記実施例と同一箇所については同一符号を付するものとしてその説明を省略する。第1のバネ301は、LED点灯回路306とLED304の間に設けられ、ペン先に筆圧が加わることにより収縮するように構成されている。
第2のバネ302は、一方がLED304に接続され、他方が接点303に接続され、ペン先に筆圧が加わることにより収縮するように構成されている。接点303は、第2のバネ302とLED点灯回路306間に設けられている。LED304は、ペン先と共に移動する発光素子であり、芯ホルダ3の所定箇所に取り付けられている。フォトディテクタ305は、受光素子であり、入力ペン220内の所定箇所に配置され、LED304が発光した光を受光する。LED点灯回路306は、LED304の点灯を制御する。
ペン先に加わる筆圧によって第1のバネ301、第2のバネ302が収縮すると、ある位置で接点303が開放状態から短絡状態になり、これがLED304の駆動スイッチとなっており、LED304が点灯する。LED304は、第1のバネ301および第2のバネ302が収縮することで、フォトディテクタ305に近づくように構成されている。
図18は、フォトディテクタ305とLED304の距離によるフォトディテクタ出力電圧の特性を示す図である。図18に示すように、フォトディテクタ305は、LED304との距離が近いほど出力電圧が高くなるように構成されている。
次に、LED304の点灯原理を説明する。図19(a)は、LED304の点灯原理を説明するための図であり、同図(b)は接点が開放している状態を示す図、同図(c)は接点が短絡している状態を示す図である。図19に示すように、電源電圧Vcc−VDD間には、抵抗R、第1のバネ301、LED304、第2のバネ302、接点303が接続されている。第1のバネ301、第2のバネ302が収縮して接点303が短絡することでLED304が点灯するように構成されている。従って、ペン先の移動に応じてLED304の点灯をオンする回路を含むので、筆記状態ではないときには、LED304は点灯せず消費電力を低減する機構となっている。
次に、筆圧検出回路について説明する。図20は図17で示した電圧検出回路10の構成例である。図20において、符号305はフォトディテクタ、307はアンプ、10は筆圧検出回路、11はマイクロコントローラをそれぞれ示している。LED304によって得られたフォトディテクタ305の出力電圧Viは、アンプ307によって増幅されてVi2となり、この出力電圧Vi2をA/D変換器308でディジタル信号Voに変換し、それをマイクロコントローラ11で検出する。なお、A/D変換器308の代わりにコンパレータを複数用いて構成してもよい。
第4実施例によれば、ペン先の移動に応じて可変する光量に基づきペン先に加わる筆圧量を検出するができる。これにより、筆圧量に応じた描画線の太さを表現することができる。
次に第5実施例について説明する。上記実施例では、入力ペンと受信機間の通信を赤外線を用いた例について説明したが、第5実施例では、入力ペンと受信機間を有線にて接続する構成例である。図21は、第5実施例に係る入力装置340のブロック図である。図21に示すように、入力装置340は、入力ペン320、受信機330を有する。入力ペン320は、ペンの芯1、筆圧検出機構部321、筆圧検出回路10、マイクロコントローラ11を備える。筆圧検出機構部321は、例えば、第1から第4実施例で説明した機構を適用することができる。この入力ペン320は、筆圧検出回路10で検出した筆圧をマイクロコントローラ11で判定し、判定結果を受信機330に筆圧情報を送る。
受信機330は、マイクロコントローラ331を備え、入力ペン320からの筆圧情報を受信する。入力ペン320、受信機330間はケーブル350で接続されている。符号Txは入力ペン320から受信機330へ送る情報を、Rxは受信機330から入力ペン320へ送る情報を示す。このRxにはマイクロコントローラ331が筆圧情報を受け取ったことを示す情報等を含む。
第5実施例によれば、入力ペン320と受信機330間を有線にて接続することで赤外線回路が不要となり、入力ペン320のマイクロコントローラ11と受信機330のマイクロコントローラ331とで直接ディジタル通信が可能となる。
以上、上記各実施例によれば、入力ペン側に筆圧検出機構と筆圧検出回路を設け、受信側に筆圧情報を送信することで受信機に接続されたホストマシンのアプリケーションは描画線の太さを筆圧によって変えることが可能となる。従って、文字の止め・跳ね・抜きの表現や詳細なデザイン描画が可能となる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
第1実施例に係る入力装置における入力ペンの断面図である。 第1実施例に係る入力装置のブロック図である。 ペン先に係る筆圧が小さくバネの収縮が小さい状態の正面図である。 図3の左側面図である。 ペン先に係る筆圧が大きくバネの収縮が大きい状態の正面図である。 図5の左側面図である。 バネの接触面積と抵抗膜の抵抗値の関係を示す図である。 第1実施例に係る筆圧検出回路の構成例を示す図である。 マイクロコンピュータの筆圧判定のフォローチャートである。 赤外線出力回路の構成例を示す図である。 赤外線出力回路が出力する赤外線パターンを示す図である。 第2実施例に係る筆圧検出回路の構成を説明するための図である。 第2実施例に係る赤外線出力回路の赤外線出力パターンを示す図である。 第3実施例に係る入力ペンの構成を示す図である。 ゴムによる抵抗膜への圧力と抵抗膜の抵抗値との関係を説明する図である。 第4実施例に係る入力ペンの断面図である。 第4実施例に係る入力ペンの筆圧検出機構を説明するための図である。 フォトディテクタとLEDの距離によるフォトディテクタ出力電圧の特性を示す図である。 LEDの点灯原理を説明するための図である。 図17で示した電圧検出回路の構成例である。 第5実施例に係る入力装置のブロック図である。
符号の説明
1 ペンの芯
3 芯ホルダ
4 バネ
5 抵抗膜
10、110 筆圧検出回路
11 マイクロコントローラ
12 赤外線出力回路
20、120、220、320 入力ペン
30、330 受信機
101、102、103 コンパレータ
40、340 入力装置

Claims (17)

  1. 入力装置に用いられる入力ペンにおいて、
    第1の部材と、
    ペン先と共に移動し、前記第1の部材との間の接触面積が可変する第2の部材と、
    前記接触面積に基づいて前記ペン先に加わる筆圧量を検出する筆圧検出回路とを備えることを特徴とする入力ペン。
  2. 前記第1の部材は、前記接触面積に応じて抵抗値が可変する抵抗膜であることを特徴とする請求項1記載の入力ペン。
  3. 前記2の部材は、前記ペン先の移動に応じて前記接触面積が可変する弾性部材であることを特徴とする請求項1または請求項2記載の入力ペン。
  4. 前記弾性部材は、前記ペン先から離れるほど螺旋状の径が小さくなるように構成されたバネであることを特徴とする請求項3記載の入力ペン。
  5. 前記弾性部材は、ゴムであることを特徴とする請求項3記載の入力ペン。
  6. 前記第2の部材は、前記接触面積に応じて抵抗値が可変する抵抗膜であることを特徴とする請求項1記載の入力ペン。
  7. 前記1の部材は、前記ペン先の移動量に応じて前記接触面積が可変する弾性部材であることを特徴とする請求項1または請求項6記載の入力ペン。
  8. 前記弾性部材は、前記ペン先から離れるほど螺旋状の径が小さくなるように構成されたバネであることを特徴とする請求項7記載の入力ペン。
  9. 前記弾性部材は、ゴムであることを特徴とする請求項7記載の入力ペン。
  10. 入力装置に用いられる入力ペンにおいて、
    ペン先と共に移動する発光素子と、
    前記発光素子からの光を受光する受光素子と、
    前記受光素子の受光量に応じて前記ペン先に加わる筆圧量を検出する筆圧検出回路とを備えることを特徴とする入力ペン。
  11. 入力装置に用いられる入力ペンにおいて、
    発光素子と、
    ペン先と共に移動し、前記発光素子の光を受光する受光素子と、
    前記受光素子の受光量に応じて前記ペン先に加わる筆圧量を検出する筆圧検出回路とを備えることを特徴とする入力ペン。
  12. 前記入力ペンは更に、前記ペン先の移動に応じて前記発光素子の点灯をオンする回路を含むことを特徴とする請求項10または請求項11記載の入力ペン。
  13. 前記筆圧検出回路は、前記筆圧量を検出する複数のコンパレータを含むことを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の入力ペン。
  14. 前記筆圧検出回路は、前記筆圧量を検出するA/D変換器を含むことを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の入力ペン。
  15. 前記入力ペンは更に、前記筆圧検出回路が検出した筆圧量を赤外線を用いて所定の受信機に出力する赤外線出力回路を備えることを特徴とする請求項1から請求項14のいずれか一項に記載の入力ペン。
  16. 前記赤外線出力回路は、赤外線パルス間の周期を変えることにより前記筆圧量を表現することを特徴とする請求項15記載の入力ペン。
  17. 入力ペンと、該入力ペンが検出した筆圧量を受信する受信機とを備えた入力装置において、
    前記入力ペンは、請求項1から請求項16記載のいずれか一項に記載の入力ペンであることを特徴とする入力装置。
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