JP2005192404A - 突起状物の洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 洗浄性能を向上させた突起状物の洗浄装置を提供する。
【解決手段】 突起状物を内部に収納して、該突起状物の外周部を洗浄する洗浄装置1であって、円筒状の外カバー10と、突起状物洗浄用のブラシ25及び長手方向に延びる溝部23を壁部に備え、前記外カバー10内に回動自在に収納される第1洗浄部材20と、前記第1洗浄部材20を両方向へ回転する回動手段41と、前記溝部23に係合して前記長手方向へ移動自在であり、壁部32にブラシ33を備えて前記突起状物の先端側の洗浄を行う第2洗浄部材30とを備え、前記突起状物の先端部が当接する前記第2洗浄部材30の上面には、前記先端部の形状に対応して変化し、該先端部に摺接しながら洗浄を行う、弾性を備えた先端部洗浄材35が配置されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、乳牛の乳頭のような突起状物を清拭するときに、好適に採用できる洗浄装置に関する。
乳牛の乳頭には、汚れや多くの雑菌が付着しているので牛乳の衛生的生産及び乳房炎防除のために、搾乳前には所定の清拭作業が行われている。この清拭作業は、搾乳前に乳首の汚れを一本ずつ除去するという面倒な作業である。よって、作業者の労力軽減と確実な清拭が実行できる清拭装置が望まれている。そこで、本出願人も先に特許文献1に示す清拭装置の提案をしている。特許文献1に示す清拭装置は、外ブラシ及び内ブラシの2個のブラシを備え、内ブラシが乳頭先端部を洗浄するので所定の清拭効果を得ることができる。
特開2002−354958号 公報
特許文献1の清拭装置は、これより以前の清拭装置と比較して格段の清拭効果を得ることができる。しかし、乳頭洗浄がより確実に実行される清拭装置であることが望ましい。また、長期の使用に適しかつコストを抑制できることや、作業効率についても配慮した装置であることが望ましい。
そこで、本発明の目的は、より洗浄性能を向上させた突起状物の洗浄装置を提供することであり、さらには長期使用、コスト低減、作業性向上も図った洗浄装置を提供することである。
上記目的は、突起状物を内部に収納して、該突起状物の外周部を洗浄する洗浄装置であって、円筒状の外カバーと、突起状物洗浄用のブラシ及び長手方向に延びる溝部を壁部に備え、前記外カバー内に回動自在に収納される第1洗浄部材と、前記第1洗浄部材を両方向へ回転する回動手段と、前記溝部に係合して前記長手方向へ移動自在であり、壁部にブラシを備えて前記突起状物の先端側の洗浄を行う第2洗浄部材とを備え、前記突起状物の先端部が当接する前記第2洗浄部材の上面には、前記先端部の形状に対応して変化し、該先端部に摺接しながら洗浄を行う、弾性を備えた先端部洗浄材が配置されている突起状物の洗浄装置によって達成できる。
本発明によると、突起状物の根元から先端近くまでの外周は第1洗浄部材及び第2洗浄部材が備えるブラシにより洗浄が行われ、先端部洗浄材は突起状物の先端部の形に応じて形状を変化させ、摺接しながら洗浄を行う。よって、汚れや雑菌が残りやすい先端部についても確実に洗浄することができる。
前記先端部洗浄材には、前記突起状物の先端部が当接する部分に開口が形成されていることが望ましい。また、前記先端部洗浄材には、前記突起状物の先端部が当接する部分に複数の突起が形成されていてもよい。このように先端部が当接する部分に開口や突起が形成されているとより確実に汚れや雑菌を除去できる。前記開口は1個でもよいが、突起状物の先端部に接するように複数の開口を配置した形態がより望ましい。前記先端部洗浄材としては、ウレタンやシリコンゴム等の弾性樹脂素材を採用することができる。また、前記第2洗浄部材は前記先端部洗浄材の下に基材を有しており、該基材は前記突起状物を洗浄した後の汚水を通過させるための汚水用開口を、前記先端部洗浄材の前記開口又は前記突起の下部位置に備えていることが望ましい。このような構造を採用すると、先端部洗浄材に形成した開口又は突起によって掻き落とした突起状物の汚れを汚水用開口を介して下部へ導くことができる。特に、本洗浄装置が負圧源に接続されて内部が負圧状態であれば、上記汚水用開口から汚水を効率よく下部へ排除することができる。
また、前記回動手段による前記第1洗浄部材の回転方向の切替、及び駆動・停止のインターバル設定を行う駆動設定手段をさらに備えていてもよい。このような駆動設定手段を備えると、第1洗浄部材や第2洗浄部材に設けたブラシが一方向へ寝てしまうことを防止できる。よって、ブラシの毛が立った状態を維持して洗浄を行うことができ、また、ブラシを長期に使用できる。また、所定時間待って逆回転させるように制御することで回動手段への負荷を軽減できる。さらに、前記第1及び第2洗浄部材が備えるブラシの少なくとも一方が前記壁部に対して着脱自在であることが望ましい。このような構造としておけば、ブラシに寿命が来たときに洗浄部材からブラシを取り外して交換すればよいので、コスト低減を図ることができる。
また、前記外カバーが前記突起状物を洗浄するための洗浄液を噴射する噴射口を備え、該噴射口へ異なる性質の洗浄液を供給して前記外カバー内へ異なる洗浄液を選択的に噴射できる構造が望ましい。このように性質の異なる洗浄液を用いることで汚れと雑菌の除去を確実に行うようにすることができる。前記洗浄液には、強酸水及び強アルカリ水を用いることができる。また、前記外カバーが、前記突起状物を洗浄するための洗浄液を噴射する噴射口と、前記噴射口の近傍に形成した空気穴とを備えた構造を採用してもよい。このように空気穴を設けると洗浄液の流れをスムーズにすることができる。
また、前記回動手段、前記噴射口へ前記洗浄液を供給する洗浄液供給手段、及び前記突起状物を洗浄した後の汚水を回収する汚水回収手段の駆動タイミングを調整する駆動調整手段をさらに備え、前記駆動調整手段は装置起動時には前記洗浄液供給手段、回動手段及び汚水回収手段を同時に起動し、停止時には前記洗浄液供給手段を停止してから所定時間後に前記回動手段及び汚水回収手段を停止させるようにしてもよい。このような駆動調整手段を備えると、突起状物の洗浄をより効率的に実行できる。
そして、前記外カバーが前記突起状物を洗浄するための洗浄液を噴射する噴射口を備え、前記洗浄液を可搬式の洗浄液タンクから供給するように構成してもよい。また、可搬式の汚水タンクを更に備え、前記突起状物を洗浄した後の汚水を前記汚水タンクに回収するようにしてもよい。さらに、前記汚水タンクが汚水回収手段及び汚水放出手段を備えていてもよい。このように携帯式の洗浄装置とすれば、使用者が場所の制約を受けずに突起状物の洗浄を行うことができる。
以上説明したように、本発明の洗浄装置によれば突起状物の周部全体を万遍無く洗浄することができる。また、本洗浄装置を使用すると長期使用、コスト低減、作業性の向上も図ることができる。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。ここでは、乳牛の乳首洗浄を行う洗浄装置について、2つの実施例1及び実施例2を示す。
図1は、主要部構成に分解して示した実施例1に係る洗浄装置1の斜視図である。本洗浄装置1は、外カバーとなる洗浄ケース10、この洗浄ケース10内に収納される第1洗浄部材としての第1ブラシホルダ20及びこの第1ブラシホルダ20内にスライド可能に保持される第2洗浄部材としての第2ブラシホルダ30を備えている。さらに、本洗浄装置1は第1ブラシホルダ20を回動する回動手段としてのモータを内蔵すると共に上記洗浄ケース10の底部を塞ぐボトムキャップ40を備えている。
洗浄ケース10のケース本体11は両端が開放された円筒型であり、上側には中央に開口13HLを有するリング部材13がセットされている。リング部材13は、ケース本体11の上端外周部を覆うようにセットされている。リング部材13の開口13HL内には、開口14HLを有する柔軟樹脂シート14が張設されている。この柔軟樹脂シート14は食品衛生上問題が無く、さらに所定弾性を備えた素材、例えばシリコンゴム等により形成されている。また、中央部の開口14HLの径は、牛の乳首(太さ15〜40mm)が挿入できるように形成されている。
後述するように、洗浄ケース10内には乳首洗浄に用いる洗浄液が噴射されるように構成されている。リング部材13には凸部13PRが形成されている。ケース本体11の上端には、洗浄液を噴射する噴射口が形成されている(図2参照)。洗浄液供給ホース15は、凸部13PRの内側で噴射口に連通している。なお、洗浄液供給ホース15は所定圧で洗浄液を供給する洗浄液タンク(図5参照)に接続されている。
上記洗浄ケース10内に収納される第1ブラシホルダ20は、ホルダ本体21が洗浄ケース10と同様に円筒型を成している。但し、このブラシホルダ20は底部22を備えている。この底部22により、後述する第2ブラシホルダ30をブラシホルダ20の内部に保持できるようにしている。この底部22の下側に後述するモータのロータ軸が接続されることで、第1ブラシホルダ20は回動可能となっている。また、この底部22には貫通口22HL(図2参照)が形成されており、洗浄液が内部に停滞することなく下部へスムーズに落下するように構成されている。
ブラシホルダ20の本体21の壁部には、3個の溝部23−1、23−2、23−3が周方向でほぼ等間隔に形成されている。この溝部23は、第2ブラシホルダ30を長手方向(図1で上下方向)へスライドさせるために形成されている。溝部23が形成されていない壁の内面には、中心方向に向けて乳首洗浄用のブラシ25が配設されている。このブラシ25も周方向でほぼ等間隔に25−1、25−2、25−3の3個が配置されている。3個のブラシ25−1、25−2、25−3は、挿入された乳頭の根元から先端近くまで洗浄できるように長く配置されている。
第2ブラシホルダ30は、第1ブラシホルダ20の3個のブラシ23の隙間をちょうど埋めるような形状を有している。この第2ブラシホルダ30は、基材としての底板31から等間隔で放射方向へ3個の腕部が延在し、これらが途中で立ち上がり3個の壁部32−1〜32−3を形成している。各壁部32の内面には中心方向に向けて乳首洗浄用のブラシ33−1〜33−3が配置されている。また、各壁部32の外側には、外方へ向いた突起部34−1〜34−3が形成されている。これらの突起部34のそれぞれが第1ブラシホルダ20の溝部23−1〜23−3に係合するように配置される。よって、第2ブラシホルダ30は、第1ブラシホルダ20内で上下方向へスライド可能である。なお、各壁部32の内面に設けるブラシ33−1〜33−3をネジで固定するように形成した場合には、ネジの頭を上記突起部34−1〜34−3として利用することができる。また、図1に示した第1ブラシホルダ20の溝部23は一端が開放されているが、これを閉じ長穴状に形成してもよい。この場合には第2ブラシホルダ30の上端位置を規制できる。
第2ブラシホルダ30の下部には、コイルバネ37が配置されている。図1では、1個が隠れて見えないが、37−1〜37−3の3個が配置されている。これらコイルバネ37を巻き付けて定位置に保持するため、第2ブラシホルダ30の底板31の下側には3個の係止部材36−1〜36−3が固着されている。このように、第2ブラシホルダ30は下部にコイルバネ37を備えているので、第1ブラシホルダ20内で所定高さに保持される。そして、上から挿入されてくる乳頭の先端が当接したときには、その位置に応じて下降する構造を実現する。
さらに、乳頭の先端部が当接することになる第2ブラシホルダ30の上面には、弾性を備えた先端部洗浄材35が配置されている。この先端部洗浄材35は、例えばウレタン或いはシリコンゴム等の弾性樹脂素材を用いて形成されている。本装置1を使用したときには、第2ブラシホルダ30内に乳頭の先端側が進入していくる。そして、その先端部が中央部に当接することになる。そこで、本装置では先端部洗浄材35を乳頭先端に摺接させて洗浄を行うようにしている。より好ましい先端部洗浄材35の形態については後述するが、図1では中央に1個の開口35HLを形成した場合を例示している。なお、第2ブラシホルダ30の底板31はこの開口35HLに対応した汚水用開口31HL(図2参照)が形成され、洗浄液を落下し易くしている。
ボトムキャップ40の上部には、内蔵しているモータ(図2参照)のロータ軸41が突出している。このボトムキャップ40は、上方の第1ブラシホルダ20から乳首洗浄に用いられた洗浄液(汚水)が落下しているので気密性を備えた防水構造となっている。ただし、このボトムキャップ40には図示するように一部を掘り込んで堀部42が形成されている。この堀部42には外部への貫通口43が形成されている。この貫通口43が形成された部分の外側には汚水を回収するための回収ホース45が接続されている。この回収ホース45は負圧源に接続されている。よって、上部に位置する上記第1ブラシホルダ20から落下してくる汚水を、堀部42で収集し回収ホース45を介して効率よく外部へ排出するようになっている。また、負圧源に接続されることで本洗浄装置内は負圧状態となっている。よって、第1ブラシホルダ20の底部22に形成した貫通口22HL及び第2ブラシホルダ30の底板31に形成した汚水用開口31HLを介して汚水が吸引されるのでボトムキャップ40に汚水を効率良く回収できる。
図2は、図1で示した各部構成を組付けた洗浄装置1の部分断面図である。この図では、図1で図示していない構成が示されているので、先ずこの点について説明する。ケース本体11の上部には洗浄液噴射口16が配設されており、洗浄液供給ホース15から供給される洗浄液が洗浄ケース10内に噴射できるように構成されている。この洗浄液噴射口16は周方向に複数配置してもよい。洗浄液噴射口16の近傍には、小さな空気導入穴18が形成されている。このように空気導入穴18を設けると、洗浄ケース10内を流れる空気流が形成できるので、内部の洗浄液の流れをスムーズにすることができる。
また、図示するように、洗浄液供給ホース15から供給する洗浄液としては、例えば強酸性水SACや強アルカリ水SALを使用することができる。強アルカリ水SALは蛋白質溶解性があるので、乳頭に付着した汚れを効率的に除去することができる。また、強酸性水SACは強い殺菌作用を有するので、乳頭NPについた雑菌を効率的に除去できる。しかも、これらは水を化学処理して同時に製造できるので低価格であり、低刺激性で乳頭NPを痛めないという優れた特徴がある。これら強酸性水SAC及び強アルカリ水SALを使用する場合には、先に強アルカリ水SALを供給して乳頭の洗浄を行い、その後に強酸性水SACによる洗浄を行うようにすることが望ましい。なお、強酸性水SACが乳頭NPに付着した状態で、搾乳を開始しても問題を生じない。
図2では、1本の洗浄液供給ホース15へ交互に強酸性水SACと強アルカリ水SALを供給する例を示しているが、2本の供給ホースを用いるようにしてもよい。また、他の種類の洗浄液を用いるようにしてもよい。
この図2では第2ブラシホルダ30の底板31に形成した前述の汚水用開口31HLや、第1ブラシホルダ20の底部22に形成した汚水落下用の貫通口22HLを確認できる。また、この図2ではボトムキャップ40に内蔵しているモータ46やこのモータ46を駆動するための電気を供給する給電線48も図示している。
図3は、図1に示した第2ブラシホルダ30について示した図である。(A)は第2ブラシホルダ30を取り出して示しており、前述したように上面に弾性を備えた先端部洗浄材35が配置されている。このように弾性を備えた洗浄材は乳頭の先端部が当接したときに、その先端部の形状に対応して変化する。そして、この第2ブラシホルダ30が収納される第1ブラシホルダ20が回動されたときには、先端部洗浄材35が乳頭に摺接しながら洗浄を行うことができるので先端部を確実に洗浄できる。
図3(B)はより好ましい先端部洗浄材50の形態例について示した図である。この図3(B)は、第2ブラシホルダ30に装着前の展開状態の先端部洗浄材50を示している。先端部洗浄材50も弾性を備えたウレタン或いはシリコンゴム等により形成されている。開口51はブラシ33を第2ブラシホルダ30の壁部32に固定するために形成されている。この先端部洗浄材50は中央部に複数の開口52が形成されている。このように径を小さく形成した開口を複数形成すると、乳頭の先端部分をより確実に洗浄することができる。この点を次の図3(C)を参照してより詳細に説明する。
図3(C)は、図3(B)に示した先端部洗浄材50で乳頭NPを洗浄したときの状態を模式的に示した図である。底板31上に配置した先端部洗浄材50は弾性を備えているので、乳頭NPに対応して変形する。乳頭NPの先端部には複数の開口52が接触する。この状態で第2ブラシホルダ30が回動するので、開口52のエッジ部分で乳頭NPの汚れや雑菌を確実に除去できる。しかも、前述したように開口52下部の底板31には汚水用開口31HLが形成されており、装置内はボトムキャップ40側へ吸引する負圧状態が形成されている。よって、乳頭NPから除去された汚れは、開口52に停滞すること無く効率良く下部へと移動する。よって、この構造を採用すると、従来において汚れが残存し易かった乳頭NPの先端部まで確実に洗浄できる。
図4は、第2ブラシホルダ30が備える先端部洗浄材50の他の形態例について示した図である。図4(A)及び(B)は、図3(B)で示した先端洗浄部材50の中央部(CR部分)の開口に代えて、突起を配置した場合の例を示した側面図である。図4(A)は、平面状の先端部洗浄材50の表面に複数の突起55を配置した例を示している。また、図4(B)は先端部洗浄材50の一部を盛り上げてドーム型の凸部56を形成した例を示している。この凸部56の表面には複数の突起57が設けられている。乳頭NPの先端部が当接する位置に、図4(A)或いは(B)の突起構造を設けた場合も、効率良く乳頭先端の汚れを落すことができる。特に、図4(B)では、弾性を備えている先端部洗浄材50をドーム型の凸部56に成形しているので、乳頭NPの先端部を包み込むように変形しながら洗浄が行われる。よって、より高い洗浄効果を期待できる。なお、この図4(A)及び(B)では図示していないが、突起55、57で落した乳頭NPの汚れを下部に落すため、突起の間には貫通口を形成しておくことが望ましい。
さらに、図4(C)は、図4(B)に示したドーム型の凸部56を利用する好ましい構造例を示した図である。図4(C)では底板31に形成した汚水用開口31HLを囲むように複数のドーム型の凸部56が配置されている。この構造で図示のように乳頭NPを進入させると、凸部56が対応して変形する。このとき表面に設けた複数の突起57が、乳頭NPの先端部を覆う状態となる。よって、突起57が乳頭NPの先端部の全体を覆うように摺接しながら洗浄が行われる。しかも、図3(C)で説明した場合と同様に、汚水用開口31HLには負圧が作用しているので、除去した汚れは凸部56の表面に停滞することなく下部へと移動する。よって、乳頭NPの先端部を確実に洗浄できる。なお、図4に示した突起の配置は一例である。突起の形状、配置位置やその数は適宜に変更すればよい。
図5は、本洗浄装置1の駆動系を示したブロック図である。図1及び図2では、洗浄ケース10の周部を説明したが、本洗浄装置1はこの図5に示すように複数の駆動系を有している。CPU等を中心に構成されたコントローラ60により全体の駆動が制御されている。このコントローラ60に入力スイッチ61が接続され、作業者により入力指示ができるようになっている。また、ROMやRAM等を含んで形成されたメモリ部62がコントローラ60に接続されている。コントローラ60は、予め設定されたプログラムを読み出して所定の洗浄動作を実行する。好ましいプログラムについては後述する。また、コントローラ60には洗浄液供給ポンプ64、洗浄モータ46及び汚水回収用ファン63が接続されている。
洗浄液供給ポンプ64は洗浄液タンク65に接続されており洗浄液供給ホース15を介して前述した洗浄ケース10へ向けて洗浄液を供給する。また、汚水回収用ファン63は汚水タンク66に配置され、タンク内を負圧状態とすることで、洗浄ケース10の回収ホース45を介して汚水を回収する。なお、前述したように洗浄モータ46はボトムキャップ40の内部に配置されており、第1ブラシホルダ20を回動する。図4に示した他の構成は洗浄ケース10外に設けた所定のハウジング内に収納すればよい。ただし、コントローラ60、入力スイッチ61、メモリ62等は比較的小さく形成できるので、洗浄ケース10側に配置するようにしてもよい。
上記メモリ62には、本洗浄装置1を駆動する際に好ましいプログラムが格納されている。この点について説明する。本洗浄装置1はブラシを具備している第1ブラシホルダ20及び第2ブラシホルダ30を回転させて乳頭の洗浄を行う。ブラシホルダを一方向のみに回転させると、乳頭に対してブラシが片当りする状態となり、長期の使用ではブラシが寝てしまい洗浄性能が低下してしまう。そこで、定期的に逆回転させて洗浄を行うようにしている。このようにするとブラシによる洗浄効果を高めることができる。また、一方向へ回転させた場合よりもブラシの長寿命化を図ることができる。
また、回転しているブラシホルダ20、30を逆向きに回転させるときには、慣性力が作用しているので駆動を停止してから、所定時間(例えば3秒)を待って洗浄モータ46の逆駆動を開始することが望ましい。よって、上記メモリ62には、回転方向の切替並びに駆動・停止のインターバルに関するプログラムが格納され、これに基づいてコントローラ60が洗浄モータ46の制御を実行する。また、上記メモリ62に乳首1つの洗浄を完了するまでの時間も設定しておけば、過度の洗浄を防止することもできる。上記のような動作に関しては、コントローラ60及びメモリ62が駆動設定手段として機能している。
また、上記のように洗浄液に強酸性水等を使用した場合には、乳頭に洗浄液が残っていても問題はないが、洗浄が完了した乳頭の表面には不用な洗浄液が停滞していない方が好ましい。そこで、本洗浄装置1では、起動を開始時には洗浄モータ46、洗浄液供給ポンプ64及び汚水回収用ファン63を同時に起動する。しかし、停止時には洗浄液供給ポンプ64から洗浄液の供給を停止してからを所定時間(例えば3秒後)に、洗浄モータ46及び汚水回収用ファン63を停止するようにしている。このように構成すれば、乳頭表面の洗浄液をブラシの回転で除去し、汚水回収用ファン63により形成された空気流により乾燥を促進できる。
上記のような起動と停止に関するプログラムも上記メモリ62に格納され、これに基づいてコントローラ60が洗浄モータ46、洗浄液供給ポンプ64及び汚水回収用ファン63の制御を実行する。上記のような動作に関しては、コントローラ60及びメモリ62が駆動調整手段として機能している。
図6は、携帯性を具備した実施例2に係る洗浄装置2について示した図である。なお、実施例1と同様の部分には同一の符号を付している。この洗浄装置2はキャリアケース70内に駆動用バッテリ75、洗浄液タンク90及び汚水タンク80が収納されている。キャリアケース70には作業者が肩に担ぐための一対のストラップ71が設けられている。また、キャリアケース70には着脱自在の操作ユニット76が配備され、作業者がキャリアケース70を背負ったときには取り外して入力操作ができるようになっている。この操作ユニット76には、図5に示したコントローラ60、入力スイッチ61及びメモリ62等が収納されている。
汚水タンク80は汚水回収用ファン81を備えている。汚水タンク80の底部には図示しない逆支弁を備えた吸入口82が形成され、この吸入口82は洗浄ケース10の回収ホース45に接続されている。汚水回収用ファン81を回転して汚水タンク80内を負圧状態にすることで汚水を内部に回収できる。また、洗浄液タンク90は底部に形成した排出口92に供給ポンプ91が設置されている。この排出口92は洗浄液供給ホース15に接続されている。供給ポンプ91を駆動すると、洗浄液供給ホース15を介して、所定圧をもって洗浄液を洗浄ケース10内に噴射させることができる。操作ユニット76には、ボトムキャップ40内のモータ46を駆動するための給電線48が接続されている。
図6に示す洗浄装置2を用いると、従来のように作業者が乳牛の乳房を拭うタオル等を洗濯するため定位置に戻る必要がなく、連続的に清拭作業を行えるようになる。また、任意の場所に移動できるので、使用場所の限定を受けることなく清拭作業が行える。例えば一頭の乳牛の乳首を洗浄するのに0.3リットルの洗浄液を必要する場合には、余分をみて0.5リットルとする。そして、5頭分を一度に清拭する洗浄装置では2.5リットルの洗浄液タンク90を準備すればよい。汚水タンク80は洗浄液を回収するものであるから、同程度の容量のタンクとすればよい。
なお、図6で示す洗浄装置2は洗浄液タンク90及び汚水タンク80を携帯するように構成しているが、洗浄液タンク90のみをキャリアケース70で運び、汚水は牛舎に敷設されている設備を利用して回収するようにしてもよい。この場合は清拭作業が進むに従って、洗浄液タンク90が軽くなるので作業者への負担を軽減できる。
図7は、汚水タンク80の改造例について示した図である。図6に示した洗浄装置2では、清拭作業が進むにつれて汚水タンク80内の汚水が増加する。この汚水を途中で廃棄できれば作業者への負担を軽減できる。図7で、この汚水タンク80は側部に常時閉とされる排出弁85を備えている。また、この汚水タンク80の上部には握手部87が取り付けられている。よって、作業者が清拭作業を途中で中断して汚水回収用ファン81を止め、握手部87を持って排出弁85を開とすれば汚水を外部に排出できる。牛舎には通常、床に清掃用の溝が形成されているので、この溝に汚水を廃棄すればよい。
図8は、第1ブラシホルダ20に配置するブラシ25の好ましい構造例を示した図である。この構造は、ブラシ25の基部26を第1ブラシホルダ20のホルダ本体21の壁部にスライド可能に配置している。すなわち、この構造はブラシ基部26を両側から保持する一対の爪部27を壁部に形成している。よって、ブラシ基部26は壁部内面に沿って(図8では紙面に垂直な方向へ)スライド可能となっている。よって、ブラシ25の寿命が来たときには、基部26をスライドして取り出し、新しいものと簡単に交換できる。このようにブラシ交換を可能な構造としておけば、第1ブラシホルダ20の本体21を長期に使用できるので低コスト化を図ることができる。図8は第1ブラシホルダ20について示したが、第2ブラシホルダ30についても同様の構造を採用できる。
また、図8で示したブラシ25は、特にブラシ補助部材28を備えている。このブラシ補助部材28は、ブラシ25が寝ることを予防するために配置されている。このブラシ補助部材28は、例えば板状或いは棒状に形成した硬質のゴム部材を基部26に埋め込むことで形成できる。前述のように本洗浄装置は、乳頭に片当りすることによりブラシが寝てしまうことを防止するためにブラシホルダ20を両方向へ回転させている。この構成により、ブラシが寝てしまわないように第1の予防措置がなされている。よって、この図8で示したブラシ補助部材28は、第2の予防措置となるのでブラシ25が寝ることをより確実に防止できる。この構造を採用することによりブラシ25の更なる長寿命化を図ることができる。
以上説明した洗浄装置によれば、挿入されてくる乳牛の乳頭の根元から先端近くまでの外周は第1ブラシホルダ20及び第2ブラシホルダ30が備えるブラシ25,33により洗浄が行われ、さらに第2ブラシホルダ30の先端部洗浄材35は乳頭先端部の形に応じて形状を変化させ、摺接しながら洗浄を行う。よって、汚れや雑菌が残りやすい先端部を確実に洗浄することができる。
なお、上記洗浄装置は、洗浄液を供給するための供給ポンプ64及び回収用ファン63を利用したメンテナンスを行うように構成することも可能である。例えば、洗浄液供給ホース15や回収ホース45を消毒液中に浸漬させた状態で、上記供給ポンプ64及び回収用ファン63を所定周期で正転と反転を繰り返して洗浄を行う。このような器具洗浄プログラムは、前述したメモリ62に予め格納しておけばよい。
以上、本発明の好ましい一実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。上記実施形態では突起状物の一例として乳牛の乳頭を洗浄する場合を説明したが本発明はこれに限定されるものではない。本発明に係る洗浄装置は、基部から突起状に出た物体、例えば人の指を洗浄する場合にも同様に適用できることは言うまでもない。
主要部構成に分解して示した実施例1に係る洗浄装置の斜視図である。 図1で示した各部構成を組付けた洗浄装置の部分断面図である。 図1に示した第2ブラシホルダについて示した図である。 第2ブラシホルダが備える先端部洗浄材の他の形態例について示した図である。 図1で示した洗浄装置の駆動系を示したブロック図である。 携帯性を具備した実施例2に係る洗浄装置について示した図である。 汚水タンクの改造例について示した図である。 第1ブラシホルダに配置するブラシの好ましい構造例を示した図である。
符号の説明
1 洗浄装置
10 洗浄ケース
15 洗浄液供給ホース
20 第1ブラシホルダ
21 ホルダ本体
23 溝部
25 ブラシ
30 第2ブラシホルダ
32 壁部
33 ブラシ
35 先端部洗浄材
40 ボトムキャップ
45 回収ホース

Claims (13)

  1. 突起状物を内部に収納して、該突起状物の外周部を洗浄する洗浄装置であって、
    円筒状の外カバーと、
    突起状物洗浄用のブラシ及び長手方向に延びる溝部を壁部に備え、前記外カバー内に回動自在に収納される第1洗浄部材と、
    前記第1洗浄部材を両方向へ回転する回動手段と、
    前記溝部に係合して前記長手方向へ移動自在であり、壁部にブラシを備えて前記突起状物の先端側の洗浄を行う第2洗浄部材とを備え、
    前記突起状物の先端部が当接する前記第2洗浄部材の上面には、前記先端部の形状に対応して変化し、該先端部に摺接しながら洗浄を行う、弾性を備えた先端部洗浄材が配置されていることを特徴とする突起状物の洗浄装置。
  2. 前記先端部洗浄材には、前記突起状物の先端部が当接する部分に開口が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の突起状物の洗浄装置。
  3. 前記先端部洗浄材には、前記突起状物の先端部が当接する部分に複数の突起が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の突起状物の洗浄装置。
  4. 前記第2洗浄部材は前記先端部洗浄材の下に基材を有しており、該基材は前記突起状物を洗浄した後の汚水を通過させるための汚水用開口を、前記先端部洗浄材の前記開口又は前記突起の下部位置に備えていることを特徴とする請求項2又は3に記載の突起状物の洗浄装置。
  5. 前記回動手段による前記第1洗浄部材の回転方向の切替、及び駆動・停止のインターバル設定を行う駆動設定手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の突起状物の洗浄装置。
  6. 前記第1及び第2洗浄部材が備えるブラシの少なくとも一方が前記壁部に対して着脱自在であることを特徴とする請求項1に記載の突起状物の洗浄装置。
  7. 前記外カバーが前記突起状物を洗浄するための洗浄液を噴射する噴射口を備え、該噴射口へ異なる性質の洗浄液を供給して前記外カバー内へ異なる洗浄液を選択的に噴射できるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の突起状物の洗浄装置。
  8. 前記洗浄液が強酸水及び強アルカリ水を含むことを特徴とする請求項7に記載の突起状物の洗浄装置。
  9. 前記外カバーが、前記突起状物を洗浄するための洗浄液を噴射する噴射口と、前記噴射口の近傍に形成した空気穴とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の突起状物の洗浄装置。
  10. 前記回動手段、前記噴射口へ前記洗浄液を供給する洗浄液供給手段、及び前記突起状物を洗浄した後の汚水を回収する汚水回収手段の駆動タイミングを調整する駆動調整手段をさらに備え、
    前記駆動調整手段は装置起動時には前記洗浄液供給手段、回動手段及び汚水回収手段を同時に起動し、停止時には前記洗浄液供給手段を停止してから所定時間後に前記回動手段及び汚水回収手段を停止させることを特徴とする請求項7乃至9のいずれか一項に記載の突起状物の洗浄装置。
  11. 前記外カバーが前記突起状物を洗浄するための洗浄液を噴射する噴射口を備え、前記洗浄液を可搬式の洗浄液タンクから供給するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の突起状物の洗浄装置。
  12. 可搬式の汚水タンクを更に備え、前記突起状物を洗浄した後の汚水を前記汚水タンクに回収するようにしたことを特徴とする請求項11に記載の突起状物の洗浄装置。
  13. 前記汚水タンクが汚水回収手段及び汚水放出手段を備えていることを特徴とする請求項12に記載の突起状物の洗浄装置。
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