JP2005191898A - Motion compensation encoding method and motion compensation encoding device - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、外部から入力される映像信号を符号化する符号化方法、及びその符号化装置に関するものであり、特に、ITU−T勧告H.26xやISO/IEC標準MPEG等に代表される、動き補償機能を有する符号化方法、及びその符号化装置に関するものである。 The present invention relates to an encoding method for encoding a video signal input from the outside, and an encoding apparatus therefor. The present invention relates to an encoding method having a motion compensation function, represented by 26x, ISO / IEC standard MPEG, and the like, and an encoding apparatus thereof.
従来の動き補償予測装置では、ノイズ成分が含まれた映像信号が入力された場合、静止している映像部分を動いていると判断し、動きベクトルを検出する場合がある。そのため、このような場合、本来不要な動きベクトルを符号化して出力するという無駄な処理、無駄な情報送信が発生する。また、このようなノイズの影響を受けたビットストリームを復号処理すると、復号映像信号にノイズ成分の影響が出てしまい、復号画質が劣化する。 In a conventional motion compensated prediction apparatus, when a video signal including a noise component is input, it may be determined that a stationary video portion is moving and a motion vector may be detected. Therefore, in such a case, useless processing for encoding and outputting an originally unnecessary motion vector and useless information transmission occur. In addition, when a bit stream affected by such noise is decoded, the decoded video signal is affected by a noise component, and the decoded image quality deteriorates.
上記の問題に対し、例えば、下記特許文献1には、あるブロックについて検出した動きベクトルに対する評価値と、静止していることを示す動きベクトルに対する評価値とを比較し、両評価値の近似度が高ければ、静止していることを示す動きベクトルをそのブロックの動きベクトルとして設定する方法が記載されている。
To solve the above problem, for example, in
また、下記特許文献2には、予め定められた優先順位に従って動きベクトルを検出、設定する方法が記載されている。下記特許文献3には、ブロック単位で現フレームと前フレームとの差分絶対値和を算出する単純差分算出器と、動きベクトルの差分絶対値和を算出する動きベクトル検出器とを備え、単純差分算出器から出力された差分絶対値和と、動きベクトル検出器から出力された差分絶対値和とを比較し、両者の差がしきい値未満のときは静止していることを示す零ベクトルを選択する方法について記載されている。
ところで、上記特許文献に記載されている動き補償符号化方法においても、入力映像信号と、復号映像信号において動きベクトルとして零ベクトルが設定された予測画像とから算出される差分に対し符号化処理を行っている。両者の画像内容が変化している場合は、両者の差分に対する符号化処理は必要であるが、画像内容の変化がノイズ成分によるものである場合、符号化処理は不要であり、符号量も増えてしまう。 By the way, also in the motion compensation encoding method described in the above-mentioned patent document, encoding processing is performed on a difference calculated from an input video signal and a predicted image in which a zero vector is set as a motion vector in the decoded video signal. Is going. When both image contents have changed, encoding processing for the difference between the two is necessary. However, when the change in image contents is caused by noise components, the encoding processing is unnecessary and the amount of codes increases. End up.
この発明は、上述のような課題を解消するためになされたもので、符号化処理の軽減、符号量の削減が可能な動き補償符号化方法及び動き補償符号化装置を提供することを目的としたものである。 The present invention has been made to solve the above-described problems, and it is an object of the present invention to provide a motion compensation encoding method and a motion compensation encoding device capable of reducing encoding processing and code amount. It is a thing.
この発明は、
入力される映像信号を複数のブロックに分割し、当該ブロック単位で符号化処理を行い、当該符号化処理により得られるビットストリームを出力する動き補償符号化装置であって、
既に符号化処理された映像信号を復号処理した復号映像信号と、前記入力される映像信号とから、前記入力される映像信号におけるブロックに対応する動きベクトルを検出する動きベクトル検出手段と、
前記復号映像信号と前記動きベクトルを零ベクトルとした場合に得られる第1の予測画像と、前記ブロックとの差分を評価する第1の評価値と、前記復号信号と前記動きベクトル検出手段で検出された動きベクトルを用いた場合に得られる第2の予測画像と、前記ブロックとの差分を評価する第2の評価値とから、前記動きベクトルを零ベクトルとするか否かを判定する零ベクトル判定手段と、
当該零ベクトル判定手段において、前記動きベクトルを零ベクトルとすると判定した場合、前記第2の予測画像と前記ブロックとの差分を符号化処理するか否かを判定する符号化判定手段とを備え、
当該符号化判定手段において、前記第2の予測画像と前記ブロックとの差分を符号化処理しないと判定した場合は、前記ブロックを予測画像とすること
としたものである。
This invention
A motion compensation encoding device that divides an input video signal into a plurality of blocks, performs encoding processing in units of the blocks, and outputs a bitstream obtained by the encoding processing,
A motion vector detecting means for detecting a motion vector corresponding to a block in the inputted video signal from the decoded video signal obtained by decoding the already encoded video signal and the inputted video signal;
Detected by the first prediction image obtained when the decoded video signal and the motion vector are zero vectors, a first evaluation value for evaluating a difference between the block, and the decoded signal and the motion vector detecting means A zero vector for determining whether or not the motion vector is a zero vector from a second predicted image obtained when the motion vector is used and a second evaluation value for evaluating a difference between the block and the second predicted image A determination means;
In the zero vector determination means, when it is determined that the motion vector is a zero vector, the zero determination means comprises: an encoding determination means for determining whether or not to encode a difference between the second predicted image and the block;
When the encoding determination means determines that the difference between the second predicted image and the block is not to be encoded, the block is set as a predicted image.
この発明は、符号化処理の軽減、符号量の削減が可能な動き補償符号化方法及び動き補償符号化装置を提供することができる。 The present invention can provide a motion compensation coding method and a motion compensation coding device capable of reducing coding processing and reducing the amount of code.
実施の形態1.
実施の形態1で説明する動き補償符号化装置は、動き補償予測器11において、動きベクトルを零ベクトルに設定した場合、さらに、入力マクロブロックと、復号映像信号において動きベクトルを零ベクトルとした第1の予測画像との差分を符号化するかの否かの符号化判定(以下、「Not_Coded判定」と記す。)を行う。そして、両者の差分値がある一定値未満であれば、両者の画像内容の変化はノイズ成分であると判定し、この差分を符号化しないとしたものである。以下、この発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
In the motion compensation encoding apparatus described in the first embodiment, when the
図1は、実施の形態1における動き補償符号化装置に外部から入力される映像信号を示す概念図、図2は実施の形態1における動き補償符号化装置の構成を示すブロック図、図3は、動き補償符号化装置内の動き補償予測器における符号化処理フローを示す図、図4は実施の形態1における動き補償予測器の構成を示すブロック図である。 FIG. 1 is a conceptual diagram showing a video signal input from the outside to the motion compensation coding apparatus according to the first embodiment, FIG. 2 is a block diagram showing a configuration of the motion compensation coding apparatus according to the first embodiment, and FIG. FIG. 4 is a diagram showing an encoding process flow in a motion compensation predictor in the motion compensation encoding apparatus, and FIG. 4 is a block diagram showing a configuration of the motion compensation predictor in the first embodiment.
まず、動き補償符号化装置20に入力される映像信号について説明する。図1に示すように、入力映像信号の各フレームは、複数のブロックに分割され、各ブロック毎に動き補償符号化装置20に入力される。例えば、入力映像信号が、輝度信号(Y信号)と2つの色差信号(Cb信号およびCr信号)から成る4:2:0信号の場合、輝度信号の16×16画素のブロックと、色差信号の8×8画素のブロックが画面上で同一の大きさとなる。したがって、輝度信号の8×8画素のブロック4つと、色差信号の8×8画素のブロック2つとによりマクロブロックが構成され、マクロブロック毎に、映像信号として動き補償符号化装置20に入力されることとなる。
First, the video signal input to the motion
なお、一般的に、入力映像信号はフレームであるが、MPEG−4等のVOP(Video Object Plane)の場合もある。 In general, an input video signal is a frame, but it may be a VOP (Video Object Plane) such as MPEG-4.
次に、動き補償符号化装置20に入力された映像信号の処理について説明する。映像信号は、まず、動き補償予測器11に入力される。動き補償予測器11は、入力映像信号とメモリ10に記憶されていた過去の復号映像信号とを比較し、マクロブロック毎に動きベクトルを検出し、予測画像を作成する。そして、検出した動きベクトルと、後述する符号化判定結果を可変長符号化手段5に出力するとともに、予測画像を差分器2と加算器8に出力する。さらに、入力映像信号について、フレーム内符号化(以下、「イントラ」と記す。)/フレーム間符号化(以下、「インター」と記す。)の判定を行い、判定結果を切替器2、9に出力する。なお、動き補償予測器11の詳細動作については後述する。
Next, processing of the video signal input to the motion
差分器1は、入力映像信号と動き補償予測器11から出力された予測画像との差分を切替器2に出力する。切替器2は、動き補償予測器11から出力されたインター/イントラ判定結果に基づいて、入力映像信号または差分器2から入力された差分のいずれか一方をDCT変換手段3に出力する。すなわち、イントラ/インター判定結果に基づいて、イントラの場合は入力映像信号を出力し、インターの場合は差分を出力する。
The
DCT変換手段3は、切替器2から入力された入力映像信号または差分に対しDCT変換を行う。なお、動き補償予測11はマクロブロックを単位とした処理を行うが、DCT変換手段3はマクロブロックをさらに8×8画素に分割した単位でDCT変換を行う。
The DCT conversion means 3 performs DCT conversion on the input video signal or difference input from the
量子化器4は、DCT変換手段3から入力されたDCT係数を量子化する。そして、可変長符号化手段5は、量子化手段4から入力された量子化DCT係数と、動き補償予測器11から入力された動きベクトル、イントラ/インター判定結果、符号化判定結果とを符号化し、ビットストリームを出力する。
The quantizer 4 quantizes the DCT coefficient input from the DCT conversion means 3. Then, the variable length encoding unit 5 encodes the quantized DCT coefficient input from the quantization unit 4, the motion vector input from the
一方、量子化器4から出力された量子化DCT係数は、可変長符号化手段5の他に、逆量子化器6にも入力される。量子化DCT係数は、逆量子化器6にて逆量子化され、さらに、逆DCT変換手段7にて逆DCT変換が施される。なお、切替器2に入力されるイントラ/インター判定がイントラであった場合は、逆DCT手段7から出力されるデータは復号映像信号となる。加算器8は、逆量子化手段7から入力されるデータと、動き補償予測器11から入力される予測画像とを加算した復号信号を切替器9に出力する。
On the other hand, the quantized DCT coefficient output from the quantizer 4 is also input to the inverse quantizer 6 in addition to the variable length encoding means 5. The quantized DCT coefficient is inversely quantized by the inverse quantizer 6 and further subjected to inverse DCT transform by the inverse DCT transform means 7. If the intra / inter determination input to the
切替器9は、動き補償予測器11から入力されたイントラ/インター判定結果に基づいて、逆DCT変換手段7から入力された復号映像信号、または加算器8から入力された復号映像信号のいずれか一方をメモリ10に出力する。すなわち、イントラ/インター判定結果が、イントラの場合は逆DCT変換手段7から入力された復号映像信号を出力し、インターの場合は加算器8から入力された復号映像信号を出力する。
Based on the intra / inter determination result input from the
次に、図3、図4及び図5を用いて、動き補償予測器11の動作を説明する。上記で説明したように、本実施の形態で説明する動き補償予測器11は、復号映像信号において、入力マクロブロックに対する動きベクトルを零ベクトルに設定した場合、さらに、入力マクロブロックと、復号映像信号において動きベクトルを零ベクトルに設定した第1の予測画像との差分を符号化するか否かのNot_Coded判定を行う。そして、両者の差分がある一定値未満であれば、両者の画像内容の変化はノイズ成分であると判定し、この差分を符号化しない。
Next, the operation of the motion compensated
まず、動きベクトル検出手段12にて、入力マクロブロックに対する動きベクトルを検出する(ステップ101)。例えば、図5に示すように、入力マクロブロックのフレーム中の位置を(n,m)、入力映像信号における輝度信号をFY(n,m)(0≦n<N、0≦m<M)、メモリ10に記憶されていた復号画像の輝度信号をGY(n,m)(0≦n<N、0≦m<M)とすると、入力マクロブロックの輝度信号は、
FY(n+i,m+j)(0≦i,j<16)
と表され、ベクトル(x,y)を動きベクトルとしたときの予測画像の輝度信号は、
GY(n+x+i,m+y+j)(0≦i,j<16)
と表される。そこで、これらの輝度信号を用いて、予測画像と入力マクロブロックとの差分絶対値和である評価値SAD(x,y)を下記数式1から算出する。
First, the motion vector detection means 12 detects a motion vector for the input macroblock (step 101). For example, as shown in FIG. 5, the position of the input macroblock in the frame is (n, m), and the luminance signal in the input video signal is FY (n, m) (0 ≦ n <N, 0 ≦ m <M). When the luminance signal of the decoded image stored in the
FY (n + i, m + j) (0 ≦ i, j <16)
The luminance signal of the predicted image when the vector (x, y) is a motion vector is
GY (n + x + i, m + y + j) (0 ≦ i, j <16)
It is expressed. Therefore, using these luminance signals, an evaluation value SAD (x, y), which is the sum of absolute differences between the predicted image and the input macroblock, is calculated from
そして、評価値SAD(x,y)が最小となるベクトル(x,y)を動きベクトルとして検出する。 Then, a vector (x, y) that minimizes the evaluation value SAD (x, y) is detected as a motion vector.
ステップ101にて動きベクトルを検出した後、次に、零ベクトル判定手段13にて、零ベクトル判定を行う(ステップ102)。零ベクトル判定とは、入力マクロブロックに対応する復号映像信号の動きベクトルを零ベクトルとした場合の第1の予測画像と、この入力マクロブロックとの差分値を評価する第1の評価値S1と、復号映像信号において、動きベクトル検出ステップ101で求めた動きベクトルを用いた第2の予測画像と、入力マクロブロックとの差分値を評価する第2の評価値S2とから、動きベクトルを零ベクトルに設定するか否かを判定するものである。
After detecting the motion vector in
第1の予測画像と、入力マクロブロックとの差分値である第1の評価値S1は、
S1=SAD(0,0)
となり、第2の予測画像と、入力マクロブロックとの差分値である第2の評価値S2は、
S2=SAD(x,y)
となる。なお、第2の評価値S2は、SAD(x,y)の中で最小となる値を検出したものであるから、
S1≧S2
となる。
The first evaluation value S1, which is the difference value between the first predicted image and the input macroblock,
S1 = SAD (0,0)
And the second evaluation value S2, which is the difference value between the second predicted image and the input macroblock,
S2 = SAD (x, y)
It becomes. Note that the second evaluation value S2 is a value obtained by detecting the minimum value in SAD (x, y).
S1 ≧ S2
It becomes.
そして、予め定められた固定値αを用いて、
S1<S2+α
の場合、すなわち、
S1−S2<α
の場合は、第1の予測画像の画像内容と、入力マクロブロックの画像内容との相関が高い。したがって、このような場合は「動きベクトルを零ベクトルに設定する」と判定する。
And using a predetermined fixed value α,
S1 <S2 + α
In other words,
S1-S2 <α
In this case, the correlation between the image content of the first predicted image and the image content of the input macroblock is high. Therefore, in such a case, it is determined that “the motion vector is set to a zero vector”.
一方、上記以外の場合は、第1の予測画像の画像内容と、入力マクロブロックの画像内容との相関は低い。したがって、このような場合に、動きベクトルを零ベクトルに設定すると、第1の予測画像と入力マクロブロックとの差分が大きくなり、符号量が増大するので、「動きベクトルを零ベクトルに設定しない」と判定する。なお、固定値αは、符号ビットレート、マクロブロックの大きさ等により決定される値である。 On the other hand, in the cases other than the above, the correlation between the image content of the first predicted image and the image content of the input macroblock is low. Therefore, in such a case, if the motion vector is set to the zero vector, the difference between the first predicted image and the input macroblock increases, and the amount of code increases. Therefore, “the motion vector is not set to the zero vector” Is determined. The fixed value α is a value determined by the code bit rate, the size of the macroblock, and the like.
ステップ102にて「動きベクトルを零ベクトルに設定する」と判定した場合は、動きベクトルを零ベクトルに設定する(ステップ105)。一方、ステップ102にて「動きベクトルを零ベクトルに設定しない」、すなわちステップ101にて検出した動きベクトルを使用すると判断した場合は、次に、イントラ/インター判定手段14にて、入力マクロブロックに対するイントラ/インター判定を行う(ステップ103)。
If it is determined in
イントラ/インター判定には、例えば、下記数式2に示す、入力マクロブロックの輝度信号を用いた第3の評価値V1と、下記数式3に示す、入力マクロブロックの輝度信号と予測画像の輝度信号とを用いた第4の評価値V2とを用いる。
In the intra / inter determination, for example, the third evaluation value V1 using the luminance signal of the input macroblock shown in the following
そして、予め定められた固定値βを用い、
V1<V2 または V2<β
の場合、入力マクロブロックをインターと判定し、上記の場合以外は、イントラと判定する。
And using a predetermined fixed value β,
V1 <V2 or V2 <β
In this case, the input macroblock is determined to be inter, and otherwise determined to be intra.
ステップ103にて「インター」と判定された場合は、ステップ101で検出した動きベクトルを用い、予測画像作成手段16にて予測画像を作成する(ステップ104)。一方、ステップ103にて「イントラ」と判定された場合は、動きベクトルと予測画像とも不要であるので、動き補償器11の動作は終了する。なお、固定値βは、符号ビットレート、マクロブロックの大きさ等により決定される値である。
When it is determined as “inter” in
ステップ105にて動きベクトルを零ベクトルとした場合、次に、符号化判定手段(以下、「Not_Coded判定手段」と記す。)15にて、第1の予測画像と入力マクロブロックとの差分を符号化するか否か判定する。
If the motion vector is set to a zero vector in
Not_Coded判定では、まず、第1の予測画像と入力マクロブロックとの差分を、輝度信号(Y信号)と2つの色差信号(Cb信号およびCr信号)とについて算出する。すなわち、輝度信号FY(n,m)、GY(n,m)の他に、入力マクロブロックの色差信号Cb、CrをそれぞれFb(n,m)、Fr(n,m)(0≦n<N/2、0≦m<M/2)、復号映像信号の色差信号Cb、CrをそれぞれGb(n,m)、Gr(n,m)(0≦n<N/2、0≦m<M/2)とした場合、第1の予測画像と入力マクロブロックとの輝度信号の差分は、
FY(n+i,m+j)−GY(n+i,m+j) (0≦i,j<16)
と表され、2つの色差信号の差分はそれぞれ、
Fb(n/2+i,m/2+j)−Gb(n/+i,m/2+j)
Fr(n/2+i,m/2+j)−Gb(n/+i,m/2+j)
と表される。そして、それぞれの信号についての差分絶対値和である第5の評価値SY、第6の評価値Sb、第7の評価値Srを下記の式から算出する。なお、第5の評価値SYは、評価値SAD(x,y)において、x=0、y=0としたSAD(0,0)と同値である。
In the Not_Coded determination, first, the difference between the first predicted image and the input macroblock is calculated for the luminance signal (Y signal) and the two color difference signals (Cb signal and Cr signal). That is, in addition to the luminance signals FY (n, m) and GY (n, m), the color difference signals Cb and Cr of the input macroblock are respectively converted to Fb (n, m) and Fr (n, m) (0 ≦ n < N / 2, 0 ≦ m <M / 2), and the color difference signals Cb and Cr of the decoded video signal are respectively Gb (n, m) and Gr (n, m) (0 ≦ n <N / 2, 0 ≦ m < M / 2), the difference in luminance signal between the first predicted image and the input macroblock is
FY (n + i, m + j) −GY (n + i, m + j) (0 ≦ i, j <16)
And the difference between the two color difference signals is
Fb (n / 2 + i, m / 2 + j) -Gb (n / + i, m / 2 + j)
Fr (n / 2 + i, m / 2 + j) -Gb (n / + i, m / 2 + j)
It is expressed. Then, a fifth evaluation value SY, a sixth evaluation value Sb, and a seventh evaluation value Sr, which are sums of absolute differences for the respective signals, are calculated from the following equations. The fifth evaluation value SY is the same value as the SAD (0, 0) in the evaluation value SAD (x, y) where x = 0 and y = 0.
上記数式4にて算出されたそれぞれの評価値に対し、予め定められた固定値γ1、γ2を用いて、
SY<γ1 かつ Sb<γ2 かつ Sr<γ2
の場合は、第1の予測画像と入力マクロブロックとの差分が小さいので、画像内容の相関性が高く、両者間の変化はノイズ成分であると判断して、「両者の差分を符号化しない」と判定する。この場合、符号化判定結果を「Not_Codedである」とする。一方、上記以外の場合、すなわち符号化判定結果が「Not_Codedではない」場合は、第1の予測画像と入力マクロブロックとの画像内容の相関性が低いので、画像内容自体が変化したと判断して、「両者の差分を符号化する」と判定する。なお、固定値γ1、γ2は、符号ビットレート、マクロブロックの大きさ等により決定される値である。
For each evaluation value calculated by the above Equation 4, using predetermined fixed values γ1, γ2,
SY <γ1 and Sb <γ2 and Sr <γ2
In this case, since the difference between the first predicted image and the input macroblock is small, the correlation between the image contents is high, and it is determined that the change between the two is a noise component. Is determined. In this case, the encoding determination result is “Not_Coded”. On the other hand, in other cases, that is, when the encoding determination result is “Not Not Coded”, it is determined that the image content itself has changed because the correlation between the image content of the first predicted image and the input macroblock is low. It is determined that “the difference between the two is encoded”. The fixed values γ1 and γ2 are values determined by the code bit rate, the size of the macroblock, and the like.
ステップ106のNot_Coded判定において、「Not_Codedではない」と判定された場合、すなわち「第1の予測画像と入力マクロブロックとの差分を符号化する」と判定された場合は、予測画像作成手段16にて、第1の予測画像と入力マクロブロックの輝度信号及び2つの色差信号を用い予測画像を作成し、出力する(ステップ104)。
In the determination of Not_Coded in
一方、ステップ106のNot_Coded判定において、「Not_Codedである」と判定された場合、すなわち「第1の予測画像と入力マクロブロックとの差分を符号化しない」と判定された場合は、入力マクロブロックを予測画像として設定する(ステップ107)。
On the other hand, in the Not_Coded determination of
以上説明したように、実施の形態1の動き補償予測器11は、復号映像信号において動きベクトルを零ベクトルとした場合に、さらに入力マクロブロックとの差分を符号化するか否かのNot_Coded判定を行い、差分値が小さい場合は両者間の変化はノイズ成分であると判断してその差分値を符号化せず、入力マクロブロックを予測画像として設定することとした。したがって、ノイズ成分を符号化する処理が不要となり、全体の符号量を削減することが可能となる。特に、本実施の形態で説明した動き補償符号化器11を備える動き補償符号化装置20を、符号量制限を厳しく要求される携帯機器等に搭載する場合には、効果が大きい。
As described above, the motion compensated
なお、実施の形態1では、動き補償予測器11は、マクロブロック単位毎に動きベクトルの検出、イントラ/インター判定、Not_Coded判定、予測画像の作成を行うように説明したが、8×8画素単位ごとに行うことも可能である。すなわち、実施の形態1における動き補償予測器11の処理単位は16×16画素に限定されるものではなく、任意のサイズのブロックに適応することが可能である。
In the first embodiment, the motion compensated
また、ステップ101における動きベクトルの検出では、入力マクロブロックの輝度信号と予測画像の輝度信号との差分絶対値和である評価値SAD(x,y)を用いたが、輝度信号の差分二乗和を用いてもよく、また、色差信号の差分絶対値和を用いてもよい。
In the motion vector detection in
同様に、ステップ102における零ベクトル判定では、第1の評価値S1=SAD(0,0)、第2の評価値S2=SAD(x,y)、を用いたが、輝度信号の差分二乗和を用いてもよく、また、輝度信号と色差信号の差分絶対値和の重み付き和を用いてもよい。すなわち、入力マクロブロックと予測画像との差分の大きさを評価できる値であればよい。
Similarly, in the zero vector determination in
さらに、ステップ103におけるイントラ/インター判定では、入力マクロブロックにおける輝度信号と平均値との差分二乗和である第3の評価値V1、入力マクロブロックの輝度信号と予測画像の輝度信号との差分二乗和である第4の評価値V2を用いたが、それぞれ差分絶対値和としてもよく、また、色差信号を用いてもよい。
Further, in the intra / inter determination in
また、ステップ106におけるNot_Coded判定では、入力マクロブロックの輝度信号と予測画像の輝度信号との差分絶対値和である第5の評価値SY、入力マクロブロックの色差信号と予測画像との色差信号との差分絶対値和である第6の評価値Sb、第7の評価値Srを用いたが、それぞれ差分二乗和、または最大値を用いてもよい。
In the Not_Coded determination in
また、本実施の形態では、動きベクトルを画素単位、すなわち画素精度で検出する場合について説明したが、半画素精度、または1/4画素精度で検出してもよい。 In the present embodiment, the case where the motion vector is detected in pixel units, that is, in pixel accuracy has been described. However, the motion vector may be detected in half pixel accuracy or ¼ pixel accuracy.
さらに、動きベクトル検出のために用いられる復号映像信号は、入力される映像信号より時間的に前に動き補償符号化装置20に入力された映像信号を復号処理したものに限られず、時間的に後に入力された映像信号を復号処理したものでもよい。また、入力される映像信号の直前、直後の映像信号を復号処理したものに限られない。
Further, the decoded video signal used for motion vector detection is not limited to the one obtained by decoding the video signal input to the motion
なお、後述する実施の形態3、5における動き補償予測器11の基本的な処理フローは、実施の形態1の動き補償予測器11と同じである。したがって、実施の形態1の動き補償予測器11が有する、ノイズ成分の符号化処理の除去、符号量削減の効果を実施の形態3、5における動き補償予測器11も有する。
Note that the basic processing flow of the motion compensated
実施の形態2.
実施の形態2で説明する動き補償符号化方法の符号化処理フローを図6.1及び図6.2に示す。本実施の形態では、実施の形態1で説明した「Not_Coded判定」を行う動き補償符号化装置20全体の動作について説明する。実施の形態1では、動き補償予測器11内に、動きベクトル検出手段、零ベクトル判定手段等を備える場合について説明した。しかし、これらは、動き補償予測器11内にある必要はなく、動き補償符号化装置20全体として、機能を満足すればよい。なお、図6.1及び図6.2において、図3と同一処理のステップには同一の符号を付してある。
The encoding process flow of the motion compensation encoding method described in the second embodiment is shown in FIGS. 6.1 and 6.2. In the present embodiment, the overall operation of the motion
本実施の形態における動き補償符号化装置20は、ステップ106にて、Not_Codedの判定を行った場合、符号化処理を行ったか否かの符号化判定結果を含めたビットストリームを、可変長符号化手段5から出力する(ステップ118、120)。すなわち、予め定められた固定符号を用いて、符号化判定結果である「Not_Codedであるか否か」を示すフラグを含めたビットストリームを出力する。
When the motion
以下、図6.1及び図6.2を用いて動き補償符号化装置20の動作を説明する。
まず、復号映像信号において、入力マクロブロックに対する動きベクトルを検出し(ステップ101)、零ベクトル判定を行う(ステップ102)。さらに、ステップ102にて「動きベクトルを零ベクトルに設定しない」と判定した場合は、入力マクロブロックに対するイントラ/インター判定を行い(ステップ103)、「動きベクトルを零ベクトルに設定する」と判定した場合は、Not_Coded判定を行う(ステップ106)。これらの各ステップにおける処理内容は実施の形態1で説明したものと同じであるので、詳細な説明は省略する。
Hereinafter, the operation of the motion
First, a motion vector for the input macroblock is detected in the decoded video signal (step 101), and zero vector determination is performed (step 102). Further, when it is determined in
なお、実施の形態1では、「動きベクトルを零ベクトルに設定する」と判定した場合、Not_Coded判定の前に動きベクトルを零ベクトルに設定していた(ステップ105)。しかし、本実施の形態では、ステップ106のNot_Coded判定において、「Not_Codedでない」と判定された後に行う処理フローとしている。これは、以下の理由による。すなわち、Not_Codedでない場合、動きベクトルが零ベクトルであるという情報がステップ104の予測画像作成における処理に必要となる。一方、入力マクロブロックが「Not_Codedである」と判定された場合、ステップ118、119では動きベクトルが零ベクトルであるという情報を処理に用いず、不要となるからである。ただし、図3に示すような位置にステップ105があってもよい。また、実施の形態1においても、図6.1に示すような位置にステップ105があってもよい。
In the first embodiment, when it is determined that “the motion vector is set to the zero vector”, the motion vector is set to the zero vector before the Not_Coded determination (step 105). However, in the present embodiment, the processing flow is performed after it is determined that “not Not Coded” in the Not_Coded determination in
さて、ステップ103にて入力マクロブロックがイントラであると判定された場合、予測画面の作成を行わず、入力マクロブロックをそのままDCT変換する(ステップ111)。一方、ステップ103にてインターであると判定された場合、ステップ101にて検出された動きベクトルを用い輝度信号と色差信号の予測画像を作成し(ステップ104)、予測画像と入力マクロブロックとの差分を算出し(ステップ110)、算出した差分をDCT変換する(ステップ111)。
If it is determined in
ステップ102にて「動きベクトルを零ベクトルに設定する」と判定した場合は次に、動きベクトルを零ベクトルとした第1の予測画像と入力マクロブロックとの差分を符号化するか否かの「Not_Coded判定」を行う(ステップ106)。「両者の差分を符号化する」、すなわち「Not_Codedではない」と判定した場合は、動きベクトルを零ベクトルとした予測画像を作成し(ステップ104)、予測画像と入力マクロブロックとの差分を算出し(ステップ110)、算出した差分をDCT変換する(ステップ111)。「Not_Codedである」と判定した場合については後述する。
If it is determined in
ステップ111のDCT変換により得られたDCT係数は、ステップ112の量子化により量子化DCT係数となる。さらに、量子化DCT係数は、ステップ113にて逆量子化、ステップ114にて逆DCT変換され、インターの場合は予測画像と加算されることにより復号画像を得る(ステップ115、116)。イントラの場合はステップ114の逆DCT変換の出力が復号画像である(ステップ115)。得られた復号画像はメモリ10に記憶されるとともに(ステップ117)、得られた量子化DCT係数、動きベクトル、イントラ/インター判定の結果を符号化処理し、出力する(ステップ118)。
The DCT coefficient obtained by the DCT transform in
ステップ106にて「Not_Codedである」と判定した場合は、入力マクロブロックと第1の予測画像との差分を符号化しないので、入力マクロブロックを予測画像として設定し、メモリ10に書き込む(ステップ119)。さらに、固定符号を用いて、符号化判定結果として「Not_Codedである」を示すフラグを含めたビットストリームを、可変長符号化手段5から出力する(ステップ120)。
If it is determined as “Not_Coded” in
実施の形態2の動き補償符号化装置20は、復号映像信号において動きベクトルを零ベクトルとした場合に、さらに入力マクロブロックとの差分を符号化するか否かのNot_Coded判定を行い、差分値が小さい場合は両者間の変化はノイズ成分であると判断してその差分値を符号化せず、入力マクロブロックを予測画像として設定することとした。したがって、ノイズ成分を符号化する処理が不要となり、全体の符号量を削減することが可能となる。特に、本実施の形態で説明した動き補償符号化装置20を、符号量制限を厳しく要求される携帯機器等に搭載する場合には、効果が大きい。
When the motion vector in the decoded video signal is a zero vector in the decoded video signal, the motion
実施の形態3.
実施の形態3で説明する動き補償符号化方法の符号化処理フローを図7に示す。本実施の形態では、実施の形態1で説明した動き補償予測器11において、動きベクトル検出の処理時間の短縮を目的とした、動きベクトルの検出を複数回行う動作について説明する。すなわち、まず、動きベクトルの検出を画素単位、つまり画素精度で行った後、さらに半画素精度、または1/4画素精度にて動きベクトルの検出を行う動き補償予測器11の動作について説明する。なお、図7において、図3と同一処理のステップには同一の符号を付してある。
FIG. 7 shows an encoding process flow of the motion compensation encoding method described in the third embodiment. In the present embodiment, an operation will be described in which motion vector detection is performed a plurality of times for the purpose of shortening the motion vector detection processing time in the motion compensated
本実施の形態における動き補償予測器11は、ステップ102の零ベクトル判定の前に、まず画素単位、すなわち画素精度で動きベクトルを検出する(ステップ101)。この処理内容は実施の形態1と同じである。さらに、ステップ103のイントラ/インター判定にてインターと判定された場合、ステップ101にて検出された動きベクトルを中心に、半画素精度、または1/4画素精度でさらに動きベクトルを検出する(ステップ201)。なお、その他のステップ102から107における処理内容は実施の形態1と同様であるので、説明を省略する。
The motion compensated
以上説明したように、実施の形態3における動き補償予測器11は、まず画素単位、すなわち画素精度で動きベクトルを検出し、ステップ103のイントラ/インター判定にてインターと判定され、ステップ101で検出された動きベクトルを使用する場合のみ、画素精度で検出した動きベクトルを中心に、半画素精度、または1/4画素精度でさらに動きベクトルを検出することとした。したがって、半画素精度、または1/4画素精度のみで動きベクトルを検出した場合と比較して、動きベクトル検出の処理時間を短縮することが可能となる。また、実施の形態3における動き補償予測器11は、動きベクトルの検出を画素精度で行った後、さらに半画素精度または1/4画素精度で行うので、画素精度のみで動きベクトルの検出を行った場合と比較して、動きベクトルの検出精度が向上する効果もある。
As described above, the motion compensated
実施の形態4.
実施の形態4で説明する動き補償符号化方法の符号化処理フローを図8.1及び図8.2に示す。本実施の形態では、実施の形態2で説明した動き補償予測装置20において、動きベクトル検出の処理時間の短縮を目的とした、動きベクトルの検出を複数回行う動作について説明する。すなわち、まず、動きベクトルの検出を画素単位、つまり画素精度で行った後、さらに半画素精度、または1/4画素精度にて動きベクトルの検出を行う動き補償予測器20の動作について説明する。なお、図8.1及び図8.2において、図6.1及び図6.2と同一処理のステップには同一の符号を付してある。
Embodiment 4 FIG.
The coding process flow of the motion compensation coding method described in the fourth embodiment is shown in FIGS. 8.1 and 8.2. In the present embodiment, an operation will be described in which motion vector detection is performed a plurality of times for the purpose of reducing the motion vector detection processing time in the motion compensated
本実施の形態における動き補償符号化器20は、ステップ102の零ベクトル判定の前に、まず画素単位、すなわち画素精度で動きベクトルを検出する(ステップ101)。さらに、ステップ103のイントラ/インター判定にてインターと判定された場合、ステップ101にて検出された動きベクトルを中心に、半画素精度、または1/4画素精度でさらに動きベクトルを検出する(ステップ201)。なお、その他のステップ102から120における処理内容は実施の形態2と同様であるので、説明を省略する。
The
以上説明したように、実施の形態4における動き補償符号化装置20は、まず画素単位、すなわち画素精度で動きベクトルを検出し、ステップ103のイントラ/インター判定にてインターと判定され、ステップ101で検出された動きベクトルを使用する場合のみ、画素精度で検出した動きベクトルを中心に、半画素精度、または1/4画素精度でさらに動きベクトルを検出することとした。したがって、半画素精度、または1/4画素精度のみで動きベクトルを検出した場合と比較して、動きベクトル検出の処理時間を短縮することが可能となる。また、実施の形態4における動き補償符号化装置20は、動きベクトルの検出を画素精度で行った後、さらに半画素精度または1/4画素精度で行うので、画素精度のみで動きベクトルの検出を行った場合と比較して、動きベクトルの検出精度が向上する効果もある。
As described above, the motion
実施の形態5.
実施の形態5で説明する動き補償符号化方法の符号化処理フローを図9に示す。本実施の形態では、実施の形態3で説明した動き補償予測器11において、処理全体の時間の短縮を目的とし、動きベクトル検出の前にプレ零ベクトル判定を行う動作について説明する。なお、図9において、図7と同一処理のステップには同一の符号を付してある。
Embodiment 5 FIG.
FIG. 9 shows an encoding process flow of the motion compensation encoding method described in the fifth embodiment. In the present embodiment, the motion compensated
本実施の形態における動き補償予測器11は、ステップ101における画素精度での第1の動きベクトル検出の前に、まずステップ301のプレ零ベクトル判定おいて、予測画像の動きベクトルを零ベクトルとするか否かについて判定する。そして、「動きベクトルを零ベクトルとする」と判定した場合は、ステップ101、102の処理を行わずステップ105にて動きベクトルを零ベクトルに設定する。以下、ステップ301の処理について説明する。
The motion compensated
ステップ301のプレ零ベクトル判定では、第1の予測画像と入力マクロブロックとの差分値である第1の評価値S1を用い、この第1の評価値S1が予め定めた固定値εよりも小さいときに、「動きベクトルを零ベクトルに設定する」と判定し、それ以外の場合は、「動きベクトルを零ベクトルに設定しない」と判定する。
In the pre-zero vector determination in
すなわち、
S1=SAD(0,0)
にて算出される第1の評価値S1において、
S1<ε
の場合には、「動きベクトルを零ベクトルに設定する」と判定し、さらにステップ105に進み、動きベクトルを零ベクトルに設定する。一方、上記以外の場合には、「動きベクトルを零ベクトルに設定しない」と判定し、ステップ101に進み、第1の動きベクトル検出を行う。なお、固定値εは、符号ビットレート、マクロブロックの大きさ等により決定される値である。
That is,
S1 = SAD (0,0)
In the first evaluation value S1 calculated by
S1 <ε
In this case, it is determined that “the motion vector is set to a zero vector”, and the process proceeds to step 105 where the motion vector is set to the zero vector. On the other hand, in cases other than the above, it is determined that “the motion vector is not set to the zero vector”, and the process proceeds to step 101 to perform the first motion vector detection. Note that the fixed value ε is a value determined by the code bit rate, the size of the macroblock, and the like.
さらに、ステップ101にて動きベクトルを検出した後、ステップ102にて零ベクトル判定を行う。なお、ステップ102以降における処理内容は、実施の形態3と同じであるので、説明を省略する。
Further, after the motion vector is detected in
以上説明したように、実施の形態5における動き補償予測器11は、第1の動きベクトル検出の前に、まず、プレ零ベクトル判定を行い、「動きベクトルを零ベクトルに設定する」と判定したときは、ステップ101、102の処理を行わずステップ105に進み、零ベクトルの設定を行う。したがって、全体の処理時間の短縮を図ることができる。特に、実施の形態5にて説明した動き補償予測器11を備える動き補償符号化装置を、画像の大部分が静止している映像信号を送信する装置、例えば、テレビ電話等に適応すると、処理時間を大きく短縮することが可能となり、大きな効果を得ることができる。
As described above, the motion compensated
また、実施の形態5は、実施の形態3で説明した動き補償予測器11を基に説明したが、実施の形態1で説明した動き補償予測器11にも適応可能である。すなわち、図3に示した処理フローにおいて、ステップ101の前にステップ301を加えた処理フローとしてもよい。
Further, although the fifth embodiment has been described based on the motion compensated
実施の形態6.
実施の形態6で説明する動き補償符号化方法の符号化処理フローを図10.1及び図10.2に示す。本実施の形態では、実施の形態4で説明した動き補償符号化装置20において、処理全体の時間の短縮を目的とし、動きベクトル検出の前にプレ零ベクトル判定を行う動作について説明する。なお、図10.1及び図10.2において、図8.1及び図8.2と同一処理のステップには同一の符号を付してある。
Embodiment 6 FIG.
An encoding process flow of the motion compensation encoding method described in the sixth embodiment is shown in FIGS. 10.1 and 10.2. In the present embodiment, an operation for performing pre-zero vector determination before motion vector detection is described for the purpose of reducing the overall processing time in the motion
本実施の形態における動き補償符号化装置20は、ステップ101における画素精度での第1の動きベクトル検出の前に、まずステップ301のプレ零ベクトル判定おいて、予測画像の動きベクトルを零ベクトルとするか否かについて判定する。そして、「動きベクトルを零ベクトルに設定する」と判定した場合は、ステップ101、102の処理を行わずステップ105にて動きベクトルを零ベクトルに設定する。なお、ステップ301の処理の内容は、実施の形態5と同じであるので、説明を省略する。
The motion
以上説明したように、実施の形態6における動き補償符号化装置20は、第1の動きベクトル検出の前に、まず、プレ零ベクトル判定を行い、「動きベクトルを零ベクトルに設定する」と判定したときは、ステップ101、102の処理を行わずステップ105に進み、零ベクトルの設定を行う。したがって、全体の処理時間の短縮を図ることができる。特に、実施の形態6にて説明した動き補償符号化装置20を、画像の大部分が静止している映像信号を送信する装置、例えば、テレビ電話等に適応すると、処理時間を大きく短縮することが可能となり、大きな効果を得ることができる。
As described above, the motion
また、実施の形態6は、実施の形態4で説明した動き補償符号化装置20を基に説明したが、実施の形態1で説明した動き補償符号化装置20にも適応可能である。すなわち、図6.1に示した処理フローにおいて、ステップ101の前にステップ301を加えた処理フローとしてもよい。
Further, although the sixth embodiment has been described based on the motion
1 差分器、2 切替器、3 DCT変換手段、4 量子化器、5 可変長符号化手段、6 逆量子化器、7 逆DCT変換手段、8 加算器、9 切替器、10 メモリ、11 動き補償予測器、12 動きベクトル検出手段、13 零ベクトル判定手段、14 イントラ/インター判定手段、15 符号化判定手段、16 予測画像作成手段、20 動き補償符号化器。 1 differencer, 2 switch, 3 DCT conversion means, 4 quantizer, 5 variable length coding means, 6 inverse quantizer, 7 inverse DCT conversion means, 8 adder, 9 switch, 10 memory, 11 motion Compensation predictor, 12 motion vector detection means, 13 zero vector determination means, 14 intra / inter determination means, 15 encoding determination means, 16 predicted image creation means, 20 motion compensation encoder.
Claims (7)
既に符号化処理された映像信号を復号処理した復号映像信号と、前記入力される映像信号とから、前記入力される映像信号におけるブロックに対応する動きベクトルを検出する動きベクトル検出手段と、
前記動きベクトルを零ベクトルとした場合の前記復号映像信号に基づいて生成される第1の予測画像と前記ブロックとの差分を評価する第1の評価値、並びに、前記復号映像信号及び前記動きベクトル検出手段で検出された動きベクトルに基づいて生成される第2の予測画像と前記ブロックとの差分を評価する第2の評価値を得て、これら前記2つの評価値に基づいて前記動きベクトルを零ベクトルとするか否かを判定する零ベクトル判定手段と、
前記動きベクトルを零ベクトルとすると判定した場合、前記第1の予測画像と前記ブロックとの差分を符号化処理するか否かを判定する符号化判定手段とを備え、
当該符号化判定手段において、前記第1の予測画像と前記ブロックとの差分を符号化処理しないと判定した場合は、前記ブロックを予測画像とすること
を特徴とする動き補償符号化装置。 A motion compensation encoding device that divides an input video signal into a plurality of blocks, performs encoding processing in units of the blocks, and outputs a bitstream obtained by the encoding processing,
A motion vector detecting means for detecting a motion vector corresponding to a block in the inputted video signal from the decoded video signal obtained by decoding the already encoded video signal and the inputted video signal;
A first evaluation value for evaluating a difference between a first predicted image generated based on the decoded video signal and the block when the motion vector is a zero vector, and the decoded video signal and the motion vector; A second evaluation value for evaluating a difference between the second predicted image generated based on the motion vector detected by the detection unit and the block is obtained, and the motion vector is calculated based on the two evaluation values. Zero vector determination means for determining whether or not to make a zero vector;
When it is determined that the motion vector is a zero vector, an encoding determination unit that determines whether or not to encode a difference between the first predicted image and the block,
The motion compensation encoding apparatus according to claim 1, wherein, in the encoding determination unit, when it is determined that the difference between the first predicted image and the block is not to be encoded, the block is set as a predicted image.
零ベクトル判定手段において、前記動きベクトルを零ベクトルにしないと判定した場合、さらに画素精度以下の精度で動きベクトルの検出を行う第2の動きベクトル検出手段を備えること
を特徴とする請求項1に記載の動き補償符号化装置。 The motion vector detection means detects the motion vector with pixel accuracy,
The zero vector determination means further comprises second motion vector detection means for detecting a motion vector with an accuracy equal to or lower than a pixel accuracy when the motion vector is determined not to be a zero vector. The motion compensation encoding device described.
を特徴とする請求項1または2に記載の動き補償符号化装置。 The pre-zero vector detecting means for determining whether or not the motion vector is set to a zero vector from the first evaluation value before detecting the motion vector by the motion vector detecting means. 2. A motion compensation encoding apparatus according to 1.
第1の評価値が、第2の評価値と予め定められた値との和より小さい場合に、動きベクトルを零ベクトルとすると判定すること
を特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の動き補償符号化装置。 Zero vector determination means
4. The method according to claim 1, wherein the motion vector is determined to be a zero vector when the first evaluation value is smaller than the sum of the second evaluation value and a predetermined value. 5. 2. A motion compensation encoding apparatus according to 1.
第1の評価値が、予め定められた値より小さい場合に、動きベクトルを零ベクトルとすると判定すること
を特徴とする請求項3または4に記載の動き補償符号化装置。 The pre-zero vector detection means is
The motion compensation coding apparatus according to claim 3 or 4, wherein when the first evaluation value is smaller than a predetermined value, the motion vector is determined to be a zero vector.
を特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の動き補償符号化装置。 6. The motion compensation encoding apparatus according to claim 1, wherein a bit stream including a determination result of the encoding determination unit is output.
既に符号化処理された映像信号を復号処理した復号映像信号と、前記入力される映像信号とから、前記入力される映像信号におけるブロックに対応する動きベクトルを検出する動きベクトル検出ステップと、
前記動きベクトルを零ベクトルとした場合の前記復号映像信号に基づいて生成される第1の予測画像と前記ブロックとの差分を評価する第1の評価値、並びに、前記復号映像信号及び前記動きベクトル検出ステップで検出された動きベクトルに基づいて生成される第2の予測画像と前記ブロックとの差分を評価する第2の評価値を得て、これら前記2つの評価値に基づいて前記動きベクトルを零ベクトルとするか否かを判定する零ベクトル判定ステップと、
当該零ベクトル判定ステップにおいて、前記動きベクトルを零ベクトルとすると判定した場合、前記第2の予測画像と前記ブロックとの差分を符号化処理するか否かを判定する符号化判定ステップとを備え、
当該符号化判定ステップにおいて、前記第2の予測画像と前記ブロックとの差分を符号化処理しないと判定した場合は、前記ブロックを予測画像とすること
を特徴とする動き補償符号化方法。
A motion compensation encoding method that divides an input video signal into a plurality of blocks, performs encoding processing in units of the blocks, and outputs a bitstream obtained by the encoding processing,
A motion vector detection step of detecting a motion vector corresponding to a block in the input video signal from the decoded video signal obtained by decoding the already encoded video signal and the input video signal;
A first evaluation value for evaluating a difference between a first predicted image generated based on the decoded video signal and the block when the motion vector is a zero vector, and the decoded video signal and the motion vector; A second evaluation value for evaluating a difference between the second predicted image generated based on the motion vector detected in the detection step and the block is obtained, and the motion vector is calculated based on the two evaluation values. A zero vector determination step for determining whether to make a zero vector;
An encoding determination step for determining whether or not to encode a difference between the second predicted image and the block when it is determined in the zero vector determination step that the motion vector is a zero vector;
A motion-compensated encoding method, wherein, in the encoding determination step, when it is determined that the difference between the second predicted image and the block is not to be encoded, the block is set as a predicted image.
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