JP2005189111A - 超音波濃度測定発信器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 温度応答性に優れると共に、腐食性の強い半導体研磨液のような砥粒粉末を含んだ溶液の濃度計測を精度よく行うことのできる超音波濃度測定発信器を提供する。
【解決手段】 内部をスロープ11b、11c状に順次拡径して拡径部11aを設けたセル15内に、超音波を被測定溶液Lに対し発信する超音波送受信部12と、超音波送受信部12に被測定溶液Lを介して対向し超音波送受信部12から送信された超音波を超音波送受信部12へ向けて反射させる反射板13と、送信された超音波の伝播時間を測定する超音波送受信部12と、被測定溶液Lの温度を測定する温度センサー17とを備えた構造とし、セル15の上部を貫通してセル15内部に超音波送受信部12を挿入し、ケース16にボルト22a及び22bにより固定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、超音波濃度測定発信器に関する。より詳しくは、外気温の影響を受けにくい構造で、かつ、半導体研磨液のような砥粒粉末を含んだ腐食性の強い研磨液溶液、もしくは半導体洗浄液に対しても、高精度に溶液濃度を計測可能な超音波濃度測定発信器に関する。
溶液の濃度を測定する従来技術としては、自動滴定装置があったが、濃度計測に薬品を使うため、ランニングコストが大きいこと、装置そのものが複雑でイニシャルコストが高いこと、などの欠点があった。また、光の透過度で濃度計測を行うものもあったが、接液面の汚れの問題などがあり、精度があまり高くないなどの問題もあった。超音波濃度計はこれらの問題を解決しようとしたものである。
一般に、溶液中を伝わる超音波の伝播速度は、溶液の濃度や温度と一定の関係があることが知られている。このため、従来から溶液中における超音波の伝播速度及び溶液温度から、溶液の濃度を計測する超音波発信器が開発されてきた。
図2及び図3に、従来の超音波濃度測定発信器の一例(断面図)を示す。当初、半導体研磨液用の超音波濃度測定発信器としては、図2に示すようなテフロン(登録商標)コーティングしたものを用いたが、寸法が大きいことと、流量がさほど多くないため、超音波濃度測定発信器の熱容量との関係から正しい液温を測定しにくいという問題があった。その後、超音波濃度測定発信器の小型化のため、図3のようなタイプのものを開発したが、送受信と反射板との距離を保つ領域が外気に接触しており、外気温で距離が変動する結果、音速が変動することとなり精度が悪かった。
さらに、図2に示す従来の超音波濃度測定発信器30は、被測定溶液を流通させる溶液流路31と、超音波を送信する超音波濃度測定発信器30内に設けられた超音波送受信部32に超音波計測領域38を介して対向させるとともに超音波送受信部32から送信された超音波Uを超音波送受信部32へ向けて反射する反射板33と、反射板33と超音波送受信部32とを連結する支柱34と、支柱34内に設けられた温度センサー37と、超音波送受信部32を備えたものである。
このような図2に示す従来の濃度計発信器30は、まず、溶液流路31に被測定溶液L2を流し、超音波濃度測定発信器30内に設けられた超音波送受信部32から超音波Uが超音波計測領域38へ送信される。超音波Uは、超音波計測領域38内を伝播しながら、反射板33で反射して、再び超音波送受信部32に戻る。
反射板33と超音波送受信部32との間の距離Dは一定であるから、超音波Uが送信されてから戻ってくるまでの伝播時間tを測定することにより、超音波Uの超音波計測領域38 における音速vが算出できる。
また、温度センサー37で超音波Uの音速測定領域38の近傍温度Tを測定することにより、音速v及び温度Tに対応する超音波計測領域38の濃度を演算できる。
しかしながら、図2に示すような従来の濃度計用の超音波濃度測定発信器30の温度センサー37は、超音波濃度測定発信器30の支柱内に埋め込まれて超音波濃度測定発信器30と一体化した構造であったため、外気温の影響を受け、実際に測定する溶液の温度との間に誤差を生じやすく、温度応答性に欠けるものであった。
また、図3((a)は平面図であり、(b)は(a)のx−x断面図である)に示すような従来の濃度計用の超音波発信器40においては、セル45への液流入の溶液流路41aと液流出の溶液流路41bとが垂直方向において段違いになっており、また、セル45内部がスロープ状になっていないため、セル45内に砥粒粉末などの滞留が起こりやすい。さらに、温度センサー47が超音波送受信部42から送信される超音波計測領域48に近接していないため、実際に測定する溶液の温度との間に誤差を生じやすく、温度応答性に欠けるものであった。
特開平8−043359号公報
本発明は、上記従来技術の問題点を解消し、温度応答性に優れると共に、腐食性の強い半導体研磨液のような砥粒粉末を含んだ溶液の濃度計測を精度よく行うことのできる超音波濃度測定発信器を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記本発明の目的を達成すべく、鋭意検討を重ねた結果、セル内部をスロープ状に順次拡径して拡径部を設け、そのセル内に超音波を被測定溶液に対し発信する超音波発信部と、超音波発信部に被測定溶液を介して対向し超音波発信部から発信された超音波を超音波発信部へ向けて反射させる反射板と、発信された超音波の伝播時間を測定する受信部と、被測定溶液の温度を測定する温度センサーとを備えた超音波濃度測定発信器を提供することで、上記問題を解決することができることを見出した。
すなわち、請求項1に記載の超音波濃度測定発信器は、内部をスロープ状に順次拡径して拡径部を設けたセル内に、超音波を被測定溶液に対し発信する超音波発信部と、
超音波発信部に被測定溶液を介して対向し超音波発信部から発信された超音波を超音波発信部へ向けて反射させる反射板と、発信された超音波の伝播時間を測定する受信部と、被測定溶液の温度を測定する温度センサーとを備え、セルを高耐食性材料で形成させたことを特徴とする。
請求項2に記載の超音波濃度測定発信器は、内部をスロープ状に順次拡径して拡径部を設けたセル内に、超音波を被測定溶液に対し発信する超音波発信部と、超音波発信部に被測定溶液を介して対向し超音波発信部から発信された超音波を超音波発信部へ向けて反射させる反射板と、発信された超音波の伝播時間を測定する受信部と、被測定溶液の温度を測定する温度センサーとを備え、温度センサーを超音波発信部とは分離させると共に、セルを高耐食性材料で形成させたことを特徴とする。
請求項3に記載の超音波濃度測定発信器は、請求項1又は2においてセルを形成する高耐食性材料が、フッ素樹脂であることを特徴とする。
請求項4に記載の超音波濃度測定発信器は、請求項1〜3のいずれかにおいて、温度センサーを、超音波計測領域に対して斜め方向に装着したことを特徴とする。
請求項5に記載の超音波濃度測定発信器は、請求項1〜3にいずれかにおいて、温度センサーを、溶液流路中心、かつ、超音波計測領域の近傍に装着したことを特徴とする。
請求項6に記載の超音波濃度測定発信器は、請求項1〜5のいずれかにおいて、被測定溶液が、砥粒粉末を含んだ半導体研磨液であることを特徴とする。
請求項7に記載の超音波濃度測定発信器は、請求項1〜5のいずれかにおいて、被測定溶液が、添加溶液を含んだ半導体研磨液であることを特徴とする。
請求項8に記載の超音波濃度測定発信器は、請求項1〜5のいずれかにおいて、被測定溶液が、半導体洗浄液であることを特徴とする。
本発明の請求項1の超音波濃度測定発信器は、セル内部をスロープ状に順次拡径して拡径部を設け、そのセル内に超音波を被測定溶液に対し送信する超音波送受信部と、超音波送受信部に被測定溶液を介して対向し超音波送受信部から送信された超音波を超音波送受信部へ向けて反射させる反射板と、送信された超音波の伝播時間を測定する超音波送受信部と、被測定溶液の温度を測定する温度センサーとを備え、溶液流路中心かつ超音波測定領域近傍に温度センサーを形成したため、実際に測定する溶液の温度との間に誤差を生じにくく、温度応答性に優れる。
また、腐食性の強い半導体研磨液のような溶液を計測対象としても、計測部であるセルが腐食されにくい材料を用いたので、長期間に亘り連続して溶液濃度が計測できる。
さらに、計測部であるセル内に砥粒粉末や成分の滞留が起こりにくい構造としたため、精度のよい測定ができる。
請求項2の超音波濃度測定発信器は、温度センサーを超音波送受信部とは分離させて形成したので、さらに、精度良く溶液の温度を測定でき、温度応答性にも優れる。
請求項3の超音波濃度測定発信器は、セルが耐食性の高い材料、例えばフッ素樹脂により形成されているため、腐食性の強い半導体研磨液のような溶液の濃度計測も容易である。
請求項4や請求項5の超音波濃度測定発信器は、温度センサーが、超音波計測領域に対して斜め方向に装着して、もしくは,溶液流路中心、かつ、超音波計測領域の近傍に装着されているため、外気温の影響を受けにくく被測定溶液Lの温度を正確に測定することができ、温度応答性に優れている。
本発明の超音波濃度測定発信器は、その構造上、砥粒粉末を含んだ溶液、添加溶液を含んだ半導体研磨液、半導体洗浄液などの濃度計測に好適に用いられる。
(1)本発明の実施の形態1
図1は、本発明の実施形態1に係る超音波濃度測定発信器の断面図を示す。
図1に示すように、本実施形態1に係る超音波濃度測定発信器10は、内部をスロープ11b、11c状に順次拡径して拡径部11aを設けたセル15内に、超音波を被測定溶液Lに対し発信する超音波送受信部12と、超音波送受信部12に被測定溶液Lを介して対向し超音波送受信部12から送信された超音波を超音波送受信部12へ向けて反射させる反射板13と、送信された超音波の伝播時間を測定する超音波送受信部12と、被測定溶液Lの温度を測定する温度センサー17とを備えている。
また、温度センサー17を超音波送受信部12とは分離させた構造としている。
さらに、セル15の上部を貫通してセル15内部に、超音波送受信部12が挿入され、ケース16にボルト22a及び22bにより固定されている。
本実施形態1の超音波濃度測定発信器10は、セル15内には、溶液流路11の入口から溶液Lが流れ込み、スロープ11bを通過してセル15の拡径部11aに装着された超音波送受信部12によって被測定溶液L流体に超音波を送信する。
超音波送受信部12から送信された超音波は、超音波送受信部12と支柱14によって連結対向して設けられた反射板13によって反射され、再び超音波送受信部12内に設けられた振動子12aに伝えられる。
本実施形態1においては、溶液流路11の入口及び出口からそれぞれセルの中央部(拡径部11a)に向かって拡径するように傾斜部(スロープ11b,11c)が設けられており、このスロープ11b,11cと拡径部11aに囲まれたセル15は、拡径部11aに超音波計測領域18を形成している。
このように流路の径を拡径してスロープ11b,11cとすることにより、砥粒粉末や溶液中の成分の滞留を効率よく防ぎ、正確な測定が可能となり、かつ、溶液中の成分の析出を防ぐ。
被測定溶液Lとしては、金属酸洗工程における酸液、エッチング処理工程におけるめっき浴、ペイント液管理その他広範囲の多成分系液管理に用いることができるが、中でも、腐食性の高い溶液、具体的には例えば半導体研磨液や洗浄液が好ましく適用できる。
超音波送受信部12は、超音波を被測定溶液Lに対し送信する部分であり、その発生には超音波送受信部12内に設けられている振動子12a、例えば圧電振動子(圧電セラミック、水晶など)、電歪振動子(チタン酸バリウム)、磁歪振動子(ニッケル、フェライトなど)など、公知のものを用いることができる。
また、超音波送受信部12は、超音波送受信部12内に設けられている振動子12aを兼用して用い、送信された超音波が反射板13によって反射されてきた振動を振動子12aによって検出することにより、送信された超音波を受信して超音波の伝播時間を測定する。
反射板13は、被測定溶液Lを介して超音波送受信部12から送信された超音波を超音波送受信部12へ向けて反射するように、超音波送受信部12に対向して設けられている。
なお、図1において、超音波送受信部12の電極,配線等は省略して図示している。
セル15は、耐食性の高い材料で形成されている。耐食性の高い材料で形成されることにより、半導体研磨液や洗浄液のような腐食性の高い濃度の溶液であっても、連続して長期間正確に計測作業を継続することができる。
セル15を形成する耐食性の高い材料としては、フッ素樹脂等の耐食性樹脂を用いることが好ましい。フッ素樹脂そのものでセル15を形成することもできるが、安価で成形性に優れる樹脂上に任意の厚みにコーティング加工を施したものも用いることができる。
セル15は、溶液流路の入口・出口にスロープ11b、11cを形成しており、出口側スロープ11cを貫通するように超音波計測領域18に対して斜め方向に温度センサー17をセル15内に挿入して装着している。
このように温度センサー17を斜め方向に装着することにより、より実際の計測領域の温度を測定でき、外気温の影響を受けにくく、精度のよい溶液濃度を計測できる。
また、セル15内への突出部分の長さについては、できるだけ超音波計測領域に近接させることにより(超音波計測領域近傍)、超音波計測領域18の近くで正確な温度を測定できるので、好ましい。
温度センサー17は、溶液の温度を測定するものであり、例えば公知のサーミスター等を用いることができる。本実施形態1のように、セル15内に温度センサー17を設けて超音波発信器12と温度センサー17とを個別に設置することにより、従来のように一体化して設ける場合と比べて温度応答性を向上させることができる。
尚、図1において、温度センサー17の配線は省略して図示している。
超音波濃度測定発信器10と外気19との間には、塩化ビニル樹脂、ポリプロピレン樹脂等の熱伝導率の低い材料からなる断熱板21を設けることで、外気温の影響を受けず、正確な伝播時間を計測することができる。
また、AC電源、全体を制御し伝播時間および温度から溶液濃度を算出するためのマイクロプロセッサー、算出した数値を既知の濃度との比較において演算するためのデータを記録したROM等を適宜備えることができる(図示しない)。
本実施形態1の超音波濃度測定発信器10を用いて、例えば半導体研磨液中の砥粒粉末の濃度の測定を行う場合の操作を説明する。
セル15内を流通する溶液に対して超音波送受信部12から超音波Uを送信させると、介在している超音波計測領域18を通過して反射板13で反射し、再び超音波送受信部12に戻る。送信から受信までに要した被測定溶液Lの伝播時間を計測すると共に、温度センサー17が半導体研磨液の温度を測定して、所定の関係式を用いて濃度を算出する。
ここで、溶液中を伝わる超音波の音速(伝播速度)は、溶液の成分、濃度及び温度等により複雑に変化するが、以下の関係式から、本発明の超音波濃度測定発信器を用いれば溶液の濃度計測が可能となる。
超音波の溶液中の伝播速度、同液体の密度、及び体積弾性率との基本的関係は、下記式(1)の関係にある。
V2=E/ρ・・・(1)
ただし、(1)式で、V:溶液中の超音波伝播速度、E:溶液の体積弾性率、ρ:溶液の密度、である。体積弾性率E及び密度ρは、溶液の濃度及び温度により変化するので、前記式(1)から超音波伝播速度Vも変化する。
ここで超音波伝播速度Vは、下記(2)式の関係にもある。
V=2L0/ti・・・(2)
ただし、L0:超音波送信部から反射板までの距離、ti:2L0間の超音波伝播時間、で表される。
即ち、超音波伝播時間を測定することにより超音波伝播速度が定まり、さらに温度測定することによって溶液濃度が定まる。
この関係は、下記(3)式の関係にある。
D=F(Tc,V)・・・(3)
ただし、D:溶液濃度、F(Tc,V):温度・超音波伝播速度の2変数関数、Tc:溶液温度、となり、濃度計測が可能となる。ここで、前記2変数関数は溶液毎に決められるものである。
本発明の超音波濃度測定発信器は、実際に測定する溶液の温度との間に誤差を生じにくく、温度応答性に優れる。
また、腐食性の強い半導体研磨液のような溶液を計測対象としても、計測部であるセルが腐食されにくい材料を用いたので、長期間に亘り連続して溶液濃度が計測できる。
さらに、計測部であるセル内に砥粒粉末や成分の滞留や析出が起こりにくい構造としたため、精度のよい測定ができる。
また、セルが耐食性の高い材料により形成されているため、腐食性の強い半導体研磨液のような溶液の濃度計測も容易であり、温度センサーが、超音波計測領域に対して斜め方向に装着して超音波計測領域の近傍に設けられているため、もしくは、溶液流路中心、かつ、超音波計測領域の近傍に設けられているため、被測定溶液Lの温度を正確に測定することができ、温度応答性に優れている。
さらに、本発明の超音波濃度測定発信器は、
その構造上、砥粒粉末を含んだ溶液や添加溶液を含んだ半導体研磨液、半導体洗浄液などの濃度計測に好適に用いられる。
本発明の実施形態に係る超音波濃度測定発信器の断面図を示す。 従来型の超音波発信器の断面図を示す。 従来型の他の超音波発信器の平面図(a)及び断面図(b)を示す。
符号の説明
L,L2 被測定溶液
U 超音波
10 本実施形態の超音波濃度測定発信器
11 溶液流路
11a 拡径部
11b,11c スロープ
12 超音波送受信部
12a 振動子
13 反射板
14 支柱
15 セル
16 ケース
17 温度センサー
18 超音波計測領域
19 外気
21 断熱板
22a,22b ボルト
30 従来の超音波発信器
31 溶液流路
32 超音波送受信部
33 反射板
34 支柱
37 温度センサー
38 超音波計測領域
40 従来の他の超音波発信器
41a,41b 溶液流路
42 超音波送受信部
45 セル
47 温度センサー
48 超音波計測領域

Claims (8)

  1. 内部をスロープ状に順次拡径して拡径部を設けたセル内に、超音波を被測定溶液に対し送信する超音波送受信部と、前記超音波送受信部に前記被測定溶液を介して対向し前記超音波送受信部から送信された超音波を前記超音波送信部へ向けて反射させる反射板と、前記送信された超音波の伝播時間を測定する超音波送受信部と、被測定溶液の温度を測定する温度センサーとを備え、
    前記セルを高耐食性材料で形成させたことを特徴とする、超音波濃度測定発信器。
  2. 内部をスロープ状に順次拡径して拡径部を設けたセル内に、超音波を被測定溶液に対し送信する超音波送受信部と、前記超音波送受信部に前記被測定溶液を介して対向し前記超音波送受信部から送信された超音波を前記超音波送信部へ向けて反射させる反射板と、前記送信された超音波の伝播時間を測定する超音波送受信部と、被測定溶液の温度を測定する温度センサーとを備え、
    前記温度センサーを超音波送受信部とは分離させると共に、
    前記セルを高耐食性材料で形成させたことを特徴とする、超音波濃度測定発信器。
  3. 前記セルを形成する高耐食性材料が、フッ素樹脂であることを特徴とする請求項1又は2に記載の超音波濃度測定発信器。
  4. 前記温度センサーを、超音波計測領域に対して斜め方向に装着したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の超音波濃度測定発信器。
  5. 前記温度センサーを、溶液流路中心、かつ、超音波計測領域の近傍に装着したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の超音波濃度測定発信器。
  6. 前記被測定溶液が、砥粒粉末を含んだ半導体研磨液であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の超音波濃度測定発信器。
  7. 前記被測定溶液が、添加溶液を含んだ半導体研磨液であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の超音波濃度測定発信器。
  8. 前記被測定溶液が、半導体洗浄液であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の超音波濃度測定発信器。
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