JP2005189089A - 粒状被検査物状態判別装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 水分を含んだ粒状被検査物の測光データに基づいて、自動的に浸漬割粒の有無、並びにそのサンプリング数に対する割合を演算することができ、迅速かつ適正な合否の判別を行う。
【解決手段】 トレイ72に水66を貯留し、白米56を浸漬させ、所定時間(約20分程度)放置した状態で、ヘッド部34により白米56を撮像(測光)し、その測光したデータを変換した画像データに基づいて、白米56の輪郭点mと重心58の座標を求め、輪郭点mの重心58からの距離RGmと変化量DRmを演算し、距離しきい値RL、変化量しきい値DLと比較することにより浸漬割粒の有無を判別するようにしたため、作業者が目視で判別を行うよりも極めて迅速に、かつ正確に浸漬割粒の混入割合を判別することができると共に、その白米のロットの合否を判定することができる。
【選択図】 図8

Description

本発明は、粒状の被検査物の仕上がり状態を判別する粒状被検査物状態判別装置に関するものである。
粒状被検査物、例えば白米等の穀粒(以下、白米という)は、一般的に炊飯することで主食として食されるものである。炊飯が良好になされるための白米の条件は、炊飯前の浸漬中又は炊飯中に白米が割れないことにある。
すなわち、白米が割れると、その割れ部からゲル状の澱粉粒が溶出し、べとついた状態で炊き上がり、食感も悪く、味覚も低下する。
割れ部が発生した白米(割粒米)は、米の発育環境に起因する場合や、精米の仕方に起因するため、精米業者は、割れにくい米の仕入れと、割れにくい精米の仕方に神経を尖らせているのが現状であるが、それでも、割粒が混入する可能性がなくなることはなく、仕入れ後或いは精米後の検査が必須となっている。
従来の割粒米の判別検査は、精米中に所定量(約100粒程度)の白米をサンプリングし、当該サンプリングした白米を所定時間(約20分間程度)、水に浸漬し、その後の割れ具合を目視で判断し、サンプリングした白米に対する割粒米の割合を求め、この割合が基準値と比較することで、サンプリングした白米を含むロット(同時期に同一場所から仕入れた米)の合否を決定していた。
不合格となったロットは、合格品とは別扱いするか、精米を再調整する等の対応が必要となる。
なお、参考として、穀粒の状態の良否を自動的に判別する技術として特許文献1が提案されている。
この特許文献1では、穀粒の仕上がり状態をCCDカメラ等で撮像した画像に基づいて、適否を判断するものであり、種子の色、大きさ、形状等を正確に見極め、精度の高い判別が可能である。
特許第3058940公報
しかしながら、上記従来の検査員等の目視による判別では、正確な浸漬割粒とその割合の判別、並びに合否の判定ができず、検査作業の手間も掛かり、作業性が悪い。
また、特許文献1のような自動判別装置では、浸漬によって発生する割粒の判別には対応しておらず、炊飯によって発生する(すなわち、水を含むことで発生する)割れ部を検知するものではない。
本発明は上記事実を考慮し、水分を含んだ粒状被検査物の測光データに基づいて、自動的に浸漬割粒の有無の判別、並びにそのサンプリング数に対する割合を演算することができ、迅速かつ適正な合否の判定を行うことができる粒状被検査物状態判別装置を得ることが目的である。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、粒状の被検査物の仕上がり状態を判別する粒状被検査物状態判別装置であって、所定量の水を貯留可能な受け皿構造とされ、かつ前記粒状被検査物を貯留された水に浸漬させた状態で保持するトレイと、前記トレイ上の前記粒状被検査物に対して、光を照射しながら走査読取を実行し、測光データを得る測光装置と、前記測光装置による前記測光データを前記粒状被検査物の画像データに変換する画像データ変換手段と、前記画像データに基づいて、前記粒状被検査物の輪郭の各点及び重心の位置の座標データを作成する座標データ作成手段と、前記座標データ基づいて、前記各輪郭点の前記重心からの距離を演算する距離演算手段と、前記距離演算手段により演算された前記距離が互いに隣接する前記輪郭点で変化する変化量を演算する変化量演算手段と、前記変化量演算手段により演算された前記変化量と所定の変化量しきい値とを比較する変化量比較手段と、を有し、前記変化量比較手段の比較結果に基づいて、前記粒状被検査物の浸漬による割粒を判別することを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、トレイに所定量の水を貯留し、この貯留された水に粒状被検査物を浸漬させる。この粒状被検査物としては、米等の穀粒が挙げられる。
測光装置では、トレイ上の粒状被検査物に対して、光を照射して走査読取りを実行し、測光データを得る。なお、この走査読取りは、粒状被検査物が水に浸漬されてから、所定時間(例えば、約20分)放置した後が好ましい。
画像データ変換手段は、走査読取によって得られた測光データを粒状被検査物の画像データに変換する。座標データ作成手段は、画像データの例えば濃度変化に基づき粒状被検査物の輪郭の各点及び重心の位置の座標を求め、座標データを作成する。距離演算手段では、座標データに基づく輪郭点と重心の座標から、各輪郭点の重心からの距離を演算する。変化量演算手段は、距離演算手段により演算された各輪郭点の重心からの距離が互いに隣接する輪郭点で変化する変化量を演算する。なお、この変化量は距離の差や距離の変化を微分した値(距離の差/輪郭点間の距離)など、変化した大きさを表す値であればよく、また、値がマイナスとなる場合は絶対値としてもよい。
ここで、浸漬による割粒は、整粒(割れ部の無い粒)に割れ部が入ったものであり、割れている部分の輪郭点では重心との距離が急激に短くなるため、変化量の値も大きく変化する。例えば、変化量を互いに隣接する輪郭点の重心からの距離が変化する距離の差の絶対値とした場合、割れ部の輪郭点では重心との距離が急激に短くなり、距離の差の絶対値が割れ部以外と比べて大きな値となる。よって、実験によって粒状被検査物が割れていると判別する変化量しきい値を予め定めることができる。
変化量比較手段では、変化量演算手段により演算された変化量を所定の変化量しきい値と比較することにより浸漬割粒を判別できる。
このように、粒状被検査物を変化量に基づき判別するため、浸漬によって発生する粒状被検査物の浸漬割粒を確実に判別できる。よって、粒状被検査物状態判別装置の判別精度が向上する。
請求項2に記載の発明は、粒状の被検査物の仕上がり状態を判別する粒状被検査物状態判別装置であって、所定量の水を貯留可能な受け皿構造とされ、かつ前記粒状被検査物を貯留された水に浸漬させた状態で保持するトレイと、前記トレイ上の前記粒状被検査物に対して、光を照射しながら走査読取を実行し、測光データを得る測光装置と、前記測光装置による前記測光データを前記粒状被検査物の画像データに変換する画像データ変換手段と、前記画像データに基づいて、前記粒状被検査物の輪郭の各点及び重心の位置の座標データを作成する座標データ作成手段と、前記座標データ基づいて、前記各輪郭点の前記重心からの距離を演算する距離演算手段と、前記距離演算手段により演算された前記距離と所定の距離しきい値とを比較する距離比較手段と、を有し、前記距離比較手段の比較結果に基づいて、前記粒状被検査物の浸漬による割粒を判別することを特徴とする。
請求項2記載の発明によれば、トレイに所定量の水を貯留し、この貯留された水に粒状被検査物を浸漬させる。この粒状被検査物としては、米等の穀粒が挙げられる。
測光装置では、トレイ上の粒状被検査物に対して、光を照射して走査読取りを実行し、測光データを得る。なお、この走査読取りは、粒状被検査物が水に浸漬されてから、所定時間(例えば、約20分)放置した後が好ましい。
画像データ変換手段は、走査読取によって得られた測光データを粒状被検査物の画像データに変換する。座標データ作成手段は、画像データの例えば濃度変化に基づき粒状被検査物の輪郭の各点及び重心の位置の座標を求め、座標データを作成する。距離演算手段は、座標データに基づく輪郭点と重心の座標から、各輪郭点の重心からの距離を演算する。
ここで、粒状被検査物に割れ部があると、重心と割れている部分の輪郭点との距離が極端に短くなるため、実験によって粒状被検査物が割れていると判別する距離しきい値を予め定めることができる。
距離比較手段では、距離演算手段により演算された重心からの距離を所定の距離しきい値と比較することにより浸漬割粒を判別できる。
このように、粒状被検査物を各輪郭点の重心からの距離に基づき判別するため、浸漬によって発生する粒状被検査物の割粒を確実に判別できる。よって、粒状被検査物状態判別装置の判別精度が向上する。
請求項3に記載の発明は、前記請求項1記載の発明において、前記距離演算手段により演算された前記距離と所定の距離しきい値とを比較する距離比較手段をさらに有し、前記粒状被検査物が前記変化量比較手段の比較結果と前記距離比較手段の比較結果とで共に浸漬による割粒と判別された場合に、前記粒状被検査物を浸漬による割粒と判別することを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、重心との距離に基づき粒状被検査物の割れ部を判別する距離比較手段をさらに有しており、粒状被検査物が変化量比較手段と距離比較手段とで共に浸漬による割粒と判別された場合に、粒状被検査物を浸漬による割粒と判別している。
粒状被検査物に割れ部があると、割れ部では重心と輪郭点との距離が極端に短くなり、互いに隣接する輪郭点の変化量が大きく変化する。
よって、変化量比較手段と距離比較手段とによる判別結果が共に浸漬による割粒と判別されるため、粒状被検査物の浸漬割粒を確実に判別することができる。よって、粒状被検査物状態判別装置の判別精度が向上する。
請求項4に記載の発明は、前記請求項3記載の発明において、前記距離比較手段の比較結果により浸漬による割粒と判別された前記輪郭点と前記重心との軸線を基準として、前記変化量比較手段の比較結果により浸漬による割粒と判別された前記輪郭点が前記軸線を中心とした所定の角度内にある場合に、前記粒状被検査物を浸漬による割粒と判別することを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、粒状被検査物に割れ部があると、重心との距離は割れ部の輪郭点で極端に短くなり、重心からの距離の変化量は割れていない部分から割れ部の輪郭点、割れ部から割れていない部分の輪郭点へと変わる部分で大きく変化する。このため、距離比較手段により浸漬割粒と判別される輪郭点の近辺の輪郭点(同一の輪郭点も含む)が、変化量比較手段により浸漬割粒と判別される。よって、距離比較手段により浸漬割粒と判別される輪郭点と重心との軸線を基準とすると、変化量比較手段により浸漬割粒と判別される輪郭点は、軸線を中心とした所定の角度内となる。
このように、変化量比較手段により浸漬割粒と判別される輪郭点が所定の角度内であるかを判別することで、割れ部が重複した条件(重心からの距離及び変化量)を満たす形状であるかを判別することができ、粒状被検査物状態判別装置の判別精度が向上する。
なお、所定の角度は粒状被検査物に応じて適宜設定でき、前記軸線(0°)を中心とした振り幅が5°〜10°であることが好ましい。
請求項5に記載の発明は、前記請求項1記載の発明において、前記距離演算手段により演算された前記距離と所定の距離しきい値とを比較する距離比較手段をさらに有し、前記粒状被検査物が前記変化量比較手段の比較結果と前記距離比較手段の比較結果の少なくともいずれか一方で浸漬による割粒と判別された場合に、前記粒状被検査物を浸漬による割粒と判別することを特徴とする。
粒状被検査物に割れ部があると、割れ部では重心と輪郭点との距離が極端に短くなり、互いに隣接する輪郭点の変化量が大きく変化するため、少なくとも変化量比較手段と距離比較手段のいずれか一方で浸漬による割粒と判別される。
よって、粒状被検査物の浸漬割粒を確実に判別することができ、粒状被検査物状態判別装置の判別精度が向上する。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至請求項5の何れか1項記載の発明において、前記粒状被検査物が少なくとも長軸領域及び短軸領域を持つ輪郭であって、前記座標データ作成手段が、前記画像データに基づいて前記粒状被検査物の短軸領域を定め、前記短軸を基準として所定の角度内の前記輪郭点に関する座標データを作成することを特徴とする。
請求項6の発明によれば、粒状被検査物、例えば白米であれば、割れ部が無くても胚芽の部分(長軸領域)が一部欠損することにより重心との距離が短くなり、割粒であると誤った判別をする可能性がある。また、浸漬による割れ部のほとんどは短軸を基準とした特定の範囲(背部、腹部)に発生することが実験によってわかっており、白米の背部、腹部は短軸領域の範疇である。
よって、座標データ作成手段は短軸を基準として所定の角度を適切に設定することで、短軸領域の特定の範囲の輪郭点の座標データを作成することができる。また、特定の範囲の輪郭点の座標データに基づき距離、変化量を演算して比較を行うことにより、特定範囲以外の部分による誤判別を防止することができる。また、演算する輪郭点の数が少なくなり、各輪郭点の重心からの距離及び変化量の演算を行う処理時間を短くすることができる。
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至請求項6の何れか1項記載の発明において、前記距離演算手段が、前記輪郭上において、画像データに基づく隣接した前記輪郭点との最小距離を複数倍した間隔毎の前記輪郭点で前記重心からの距離を演算することを特徴とする。
請求項7の発明によれば、粒状被検査物に走査読取を実行して得られた画像データの粒状被検査物一粒あたりの解像度(画素数)が高い場合、隣接した輪郭点との距離が短くなり、輪郭点の数も多くなる。輪郭点の数が多くなると、各輪郭点の重心からの距離及び変化量の演算を行う処理時間が長くなる。
そこで、前記距離演算手段では、輪郭上において、隣接した輪郭点との最小距離を複数倍した間隔毎の輪郭点で重心からの距離を演算することにより、重心からの距離を演算する輪郭点の数を減らすことができる。また、複数倍する倍数を調整することで重心からの距離を演算する輪郭点の間隔が適正となり、元の画像の特徴が損なわれない輪郭を得ることができる。
よって、画像データの解像度に応じて倍数を調整することにより、粒状被検査物の輪郭上の重心からの距離を演算する輪郭点の数が減少し、効率良く処理ができる。
請求項8に記載の発明は、請求項1乃至請求項6の何れか1項記載の発明において、前記距離演算手段が、前記輪郭上において、画像データに基づく隣接した前記輪郭点との最小距離を複数倍した間隔毎に、前記間隔内の各輪郭点の座標を平均し、前記平均した座標と前記重心との距離を演算することを特徴とする。
請求項8の発明によれば、距離演算手段は、輪郭上において、隣接した輪郭点との最小距離を複数倍した間隔毎に、前記間隔内の各輪郭点の座標を平均し、平均した座標と重心との距離を演算する。平均した座標を求めると平均した座標による輪郭は、元の画像データによる輪郭に近似したものとなる。
また、前記距離演算手段は、複数倍する倍数を調整することにより、粒状被検査物の輪郭上の重心からの距離を演算する輪郭点の数が減少して、効率良く処理ができる。
よって、画像データの解像度に応じて倍数を調整することにより効率良く処理ができ、元の画像データによる輪郭と近似した輪郭点を判別することができる。
請求項9に記載の発明は、請求項1乃至請求項8の何れか1項記載の発明において、前記浸漬による割粒の判別が、前記割粒の発生割合を判別することを特徴としている。
請求項9の発明によれば、割粒の判別後、その発生割合を得ることで、判別結果における、良否の判定を容易に行うことができる。
請求項10に記載の発明は、請求項1乃至請求項9の何れか1項記載の発明において、前記トレイには、複数の粒状被検査物がランダムに、かつ重ならないように載置され、粒状被検査物が十分に水分を含む時間浸漬した後に、測光装置による測光が実行されることを特徴としている。
請求項10の発明によれば、トレイに貯留された水に粒状被検査物を載置する場合、特に整列は不要であるが、互いに重ならないように並べることが好ましい。また、測光装置による測光は、粒状被検査物が十分に水分を含む時間浸漬した後が好ましく、経験的、かつ実験的には約20分程度の浸漬が必要である。
このため、例えば、トレイをセットした状態で、検査開始指示を行った後、約20分間放置した後測光を開始するようなタイマーを設けるようにしてもよく、これにより、作業者による計時作業を省略することができる。また、複数ロットの粒状被検査物をロット別に複数トレイに入れて浸漬し、約20分後に次々と測光装置にセットして検査をするようにしてもよい。
以上説明した如く本発明では、水分を含んだ粒状被検査物の測光データに基づいて、自動的に浸漬割粒の有無、並びにそのサンプリング数に対する割合を演算することができ、迅速かつ適正な合否の判定を行うことができるという優れた効果を有する。
(第1の実施の形態)
以下、図面を参照して、本発明の第1の実施の形態について説明する。
図1には、判別装置10が示されている。
判別装置10は、一対の箱体12、14が蝶番(図示省略)によって連結され、開閉可能なブリーフケース型の筐体16に収容されており、図1は使用状態を示している。
すなわち、一対の箱体12、14が互いに180°開放した状態で載置されている。なお、格納時には一対の箱体12、14が前記蝶番を中心に回転し、開口端同士が向かい合って閉止されるようになっており、これにより、内部の精密機器類が保護される(なお、本実施の形態では、後述のカバー46を外した状態で閉止するようにしてある)。
一方の箱体12(図1の奥側)には、コントローラ(汎用パソコンであってもよい)18とプリンタ20とが収容されている。このコントローラ18とプリンタ20とは図示しない接続ケーブルによって接続されており、コントローラ18で演算処理したデータ等をプリンタ20によってプリントアウトすることができるようになっている。また、コントローラ18には、LCDモニタ18Aが設けられている。
また、このコントローラ18は、他方の箱体14に収容された判別装置本体22の動作を制御する機能を有しており、判別装置本体22は、このコントローラ18からの指示に従って動作する構成となっている。なお、コントローラ18と判別装置本体22とは、箱体12、14の開閉によって損傷しないフレキシブルケーブル等可撓性を有する配線ケーブル(図示省略)によって接続することが好ましい。
図2には、判別装置本体22の概略構成が示されている。
判別装置本体22は、ベースとなるスキャナ部24と、カバー46と、で構成されている。
スキャナ部24は、周縁を除く上面部が開口した箱型のケーシング28を備え、当該開口した部分には、透明ガラス板30が嵌め込まれている。
この透明ガラス板30の上部には、後述するトレイ72が位置決めされるようになっており、このトレイ72が穀粒の載置台となる。
また、この透明ガラス板30の下部には、ライン走査型撮像ユニット32が配設されている。
ライン走査型撮像ユニット32は、撮像素子が図2の手前から奥側にかけてアレイ状に配列された(主走査方向)撮像素子アレイ34Aとこの撮像素子アレイ34Aに沿って設けられた円筒状の光源34Bを備えたヘッド部34を有しており、このヘッド部34が、スキャナモータ36の駆動力で前記透明ガラス板30の下部を図2の左右方向に沿って移動する(副走査方向)。
これにより、透明ガラス板30のほぼ全面を撮像素子アレイ34Aによって走査することができる。
前記カバー46は、前記透明ガラス板30の上部を含むケーシング28の上部を覆うように設けられている。このカバー46は、トレイ72を透明ガラス板30に位置決めする際に開放され、位置決め後の測光の際に閉止されるようになっている。
上記トレイ72が透明ガラス板30に位置決めされた状態で、ヘッド部34を1往復させることで、前記トレイ72上の穀粒を測光(撮像)することができる。測光したデータはコントローラ18へ送出されるようになっている。
図3には、トレイ72の構造が示されている。
本実施の形態に係るトレイ72は、矩形状の底板部50の四方から縦壁部52が一体形成され、所定の容積を持つ受け皿構造となっている。短辺側の縦壁部52の一方の上端には外側に向けて略直角に屈曲された把持部54が形成されている。作業者はこの把持部54を把持することで、透明ガラス板30上への着脱を行うようになっている。
前記底板部50は透明とされ、粒状被検査物としての白米56の載置面となっている。この白米56の載置の際、本実施の形態では、受け皿構造となった領域に水66を貯留する。水66は、縦壁部52により、こぼれることなく保持され、この状態で所定数(本実施の形態では約100粒)の白米56を載置する。
なお、載置する場合、白米56同士が重ならないようにするが、整列させる必要はない。
上記のように水66が貯留され、白米56が載置されたトレイ72は、約20分間放置した後、透明ガラス板30上に載置され、カバー46が閉じられることで、測定準備が完了する。
なお、白米56は、水66に浸漬されることで、割粒が発生する不良品が出る場合があり、本実施の形態では、この割粒の発生の有無を判別するべく、前記スキャナ部24のヘッド部34が透明ガラス板30の下方を移動(走査)することで、白米56を撮像(測光)する。
図4には、第1の実施の形態に係る浸漬された割粒とその割合の判別、並びに合否の判定のためのコントローラ18の制御を機能的に示したブロック図が示されている。
ヘッド部34は、画像データ生成部100に接続され、ヘッド部34で撮像したデータ(測光データ)がこの画像データ生成部100へ送出される。
画像データ生成部100では、測光データを画像データに変換し、画像データの濃度に基づいて穀粒の輪郭60(図7(A)参照)を検出し、それぞれの白米56の一粒毎の画像データを生成して画像データメモリ102へ記憶する。
これにより、画像データメモリ102には、トレイ72上の約100粒の白米56の画像データが記憶されることになる。
画像データメモリ102に記憶された画像データは、座標データ作成部104によって、一粒ずつ読み出され、画像データから白米56(図7(A)参照)の全輪郭点の数M(解像度に依存する)とそれぞれの輪郭点62の座標、及び白米56の重心58の座標が求められ、距離演算部106へ送出されるようになっている。ここで、図7(A)に示す各輪郭点62をそれぞれ輪郭点m(m=1〜M)とする。
距離演算部106では、送出された白米56の輪郭点m(m=1〜M)と重心58の座標から、輪郭点mの重心58からの距離RGm(m=1〜M)を演算し、変化量演算部108へ送出される。また、演算した距離RGmを距離記憶メモリ110に記憶させる。
変化量演算部108では、送出された距離RGm(m=1〜M)から、輪郭点mと互いに隣接する輪郭点m−1とで重心58からの距離が変化する距離の差の絶対値DRm(m=1〜M)(図7(C)参照)を演算し、輪郭点mにおける変化量として変化量記憶メモリ112に記憶させる。なお、輪郭点1(開始点)における変化量ついては、隣接する輪郭点M(図7(A)参照)の重心58から距離RGMとRG1とにより差の絶対値DR1(図7(C)参照)を求める。
すなわち、座標データ作成部104によって画像データメモリ102から一粒ずつ白米56の画像データが読み出され、距離演算部106によって読み出した白米56の全輪郭点と重心58との距離を演算して距離記憶メモリ110に記憶する処理を繰り返すことで、トレイ72上の約100粒の白米56それぞれ毎に重心58と各輪郭点との距離RGm(m=1〜M)が距離記憶メモリ110に記憶される。
また、変化量演算部108によって輪郭点mと輪郭点m−1の重心58からの距離の差の絶対値DRmを演算して変化量記憶メモリ112に記憶する処理を繰り返すことで、約100粒の白米56それぞれ毎に変化量DRm(m=1〜M)が変化量記憶メモリ112に記憶される。
距離しきい値メモリ114には、一定の距離しきい値RL(図7(B)の距離しきい値RL参照)が記憶されており、変化量しきい値メモリ116には、一定の変化量しきい値DL(図7(C)の変化量しきい値DL参照)が記憶されている。距離しきい値RLと変化量しきい値DLは、予め実験によって白米56の割粒を判別する適切な値にそれぞれ設定されている。
距離比較部118は、距離記憶メモリ110、距離しきい値メモリ114及び割粒判別部122と接続されており、距離しきい値メモリ114から距離しきい値RLを読み出し、距離記憶メモリ110に記憶されている白米56一粒毎の重心58からの距離RGmを距離しきい値RLと比較(RGm:RL)し、比較結果を割粒判別部122へ送出する。
一方、変化量比較部120は、変化量記憶メモリ112、変化量しきい値メモリ116及び割粒判別部122と接続されており、変化量しきい値メモリ116から変化量しきい値DLを読み出し、変化量記憶メモリ112に記憶されている白米56一粒毎の変化量DRmを変化量しきい値DLと比較(DRm:DL)し、比較結果を割粒判別部122へ送出する。
割粒判別部122では、一粒の白米56のいずれかの輪郭点m(m=1〜M)において、距離比較部118の比較の結果がRGm≦RLと判定され、且つ、変化量比較部120の比較の結果がDRm≧DLと判定された場合に、この白米56は浸漬割粒(不良品)と判別し、これ以外の場合にはこの白米56は浸漬割れのない良品と判別する。
割粒判別部122での判別結果は、割粒割合演算部124によって集計され、サンプリングした全白米56の内の割粒(不良品)と判別された白米56の割合を演算し、LCDモニタ18Aに表示する。なお、LCDモニタ18Aへの表示と共に、プリンタ20によってプリントアウトするようにしてもよい。
この割合が所定の基準値より大きい場合は、その白米のロットは不合格と判定されることになる。
以下に上記第1の実施の形態の作用を説明する。
(測光手順)
トレイ72(図3(B)参照)に水を貯留し、さらにこの貯留された水66にサンプルとしての白米56を浸漬させる。浸漬された白米56は互いに重なり合わないように、移動することが好ましいが、特に整列させる必要はない。
上記水を貯留、並びに穀粒を載置したトレイ72は、約20分間放置させることで、白米56に十分な水分を吸収させる。その後、カバー46(図2参照)を開放し、トレイ72を透明ガラス板30上に位置決めし、当該カバー46を閉止する。
撮像(測光)の起動を促す操作がなされると、ヘッド部34の光源34Bをオンとし撮像素子アレイ34Aをアクティブ状態とし、スキャナモータ36の駆動を開始する。
これにより、ヘッド部34による測光が開始される。すなわち、トレイ72上の白米56に光源34Bからの光を照射し、その反射光を撮像素子アレイ34Aによって検出しながらヘッド部34を移動させることで、トレイ72の所定の領域に散布された白米56を撮像する。
撮像が終了すると、次の測光のスタンバイのため、ヘッド部34が初期位置(ホームポジション)へ戻る。
コントローラ18(図1参照)では、取り込んだデータを処理し、LCDモニタ18Aへの表示を制御し、プリント指示があった場合にプリンタ20でのプリントを制御する。
以下、図5のフローチャートに従い、白米56の撮像を含み、白米56の浸漬割粒とその発生割合を得るための画像処理並びに比較手順の一例を示す。
ステップ150では、初期設定として変数n(白米粒数カウント値)を1にセットし、変数NG(不良品数)をクリア(0)し、ステップ152へ移行する。
ステップ152では、前述のヘッド部34による測光(撮像)処理を実行し、ステップ154へ移行する。
ステップ154では、測定した測光データを画像データに変換し、画像データの濃度に基づき白米56の数Nを認識し、次いでステップ156で各白米56の画像データを生成する。
ステップ158では、それぞれの白米56の画像データを画像データメモリ102に記憶する。
ステップ160では、n粒目(初回はn=1)の画像データを画像データメモリ102から読出し、次いでステップ162で当該画像データ(図7(A)参照)の全輪郭点の数Mとそれぞれの輪郭点62の座標、及び重心58の座標を求める。
ステップ164では、図7(A)に示すように求めた輪郭点62の1点を開始点(輪郭点1)として、開始点と重心58の座標に基づき距離RG1を演算する。また、重心58から左回りに隣接する輪郭点62を変数mと対応させて輪郭点m(m=1〜M)とする。
ステップ166では、変数m(輪郭点62カウント値)を2にセットし、ステップ168へ移行する。
ステップ168では、輪郭点mと重心58の座標に基づき距離RGmを演算し、ステップ170へ移行する。
ステップ170では、輪郭点mにおける重心58からの距離RGmと輪郭点m−1における重心58からの距離RGm-1の差の絶対値を演算して輪郭点mにおける変化量DRmを求め、ステップ172へ移行する。
ステップ172では、変数m(輪郭点m)が輪郭点62の全数Mとなったか否かが判断され、否定判定された場合には、ステップ174へ移行して変数mをインクリメントし、ステップ168へ戻り、輪郭点mと重心58との距離RGmの演算を実行する。
また、ステップ172で肯定判定されると、図7(B)に示すようにn粒目の全輪郭点(全数M)での重心58との距離演算処理が終了したため、ステップ176へ移行する。
ステップ176では、図7(A)に示すように、距離演算処理が輪郭点1(開始点)〜輪郭点Mと1周しているので、輪郭点1における重心58からの距離RG1と輪郭点Mにおける重心58からの距離RGMの差の絶対値DR1(図7(C)参照)を演算して輪郭点1における変化量を求める。これにより、図7(C)に示すようにn粒目の全輪郭点(全数M)の変化量演算処理が終了し、ステップ178へ移行する。
ステップ178では、n粒目の全輪郭点の重心58との距離RGm(m=1〜M)を距離記憶メモリ110に、n粒目の全輪郭点の変化量DRm(m=1〜M)を変化量記憶メモリ112に記憶する。
ステップ180では、画像データの読出し回数nが白米56の全数Nとなったか否かが判断され、否定判定された場合には、ステップ182へ移行して変数nをインクリメントし、ステップ160へ戻り、次の白米56の画像データを読み出し、距離演算処理を実行する。
また、ステップ180で肯定判定、すなわち測定した全ての白米56の全数処理が終了したと判断されると、ステップ184へ移行する。ステップ184以降の処理は、割粒とその割合の判別処理となる。
ステップ184では、浸漬割粒判別処理を実行し、図6に示すステップ200へ移行する。
ステップ200では、変数nを初期値(1)に戻し、次いでステップ202へ移行し、距離しきい値メモリ114から距離しきい値RL、変化量しきい値メモリ116から変化量しきい値DLを読み出し、ステップ204へ移行する。
ステップ204では、変数mを初期値(1)に戻し、次いでステップ206へ移行する。
ステップ206では、距離比較部118において、距離記憶メモリ110に記憶されているn粒目の全輪郭点62の重心58からの距離RGm(m=1〜M)を読み出す。また、変化量比較部120において、変化量記憶メモリ112に記憶されているn粒目の全輪郭点62の変化量DRm(m=1〜M)を読み出し、ステップ208へ移行する。
ステップ208では、距離RGmを距離しきい値RLと比較した結果を保持するフラグFG1と、変化量DRmを変化量しきい値DLと比較した結果を保持するフラグFG2を共に良品(整粒)を意味する初期値(0)にクリアする。
ステップ210では、n粒目の輪郭点mの重心58からの距離RGmを距離しきい値RLと比較する(RGm:RL)。図8(B)の輪郭点mに示すように、RGm≦RLと判定された場合は、この白米56は輪郭点mに割れ部57があるため、浸漬割粒(不良品)と判別してステップ212へ移行し、フラグFG1を1(浸漬割粒)としてステップ214へ移行する。
一方ステップ210でRGm>RLと判定された場合は、輪郭点mが割れ部57では無いと判別できるため、ステップ214へ移行する。
ステップ214では、n粒目の輪郭点mの変化量DRmを変化量しきい値DLと比較する(DRm:DL)。図8(C)の輪郭点mに示すように、DRm≧DLと判定された場合は、この白米56は浸漬割粒と判別してステップ216へ移行し、フラグFG2を1(浸漬割粒)としてステップ218へ移行する。
一方ステップ214でDRm<DLと判定された場合は、輪郭点mが割れ部57では無いと判別できるため、ステップ218へ移行する。
ステップ218では、判別した輪郭点mがn粒目の輪郭点62の全数Mとなったか否かが判断される。ステップ218が否定判定された場合には、また、n粒目の輪郭点mを全て比較処理していないため、ステップ220へ移行して変数mをインクリメントし、ステップ210へ戻り、輪郭点mでの比較処理を行う。ステップ218が肯定判定された場合は、n粒目の全輪郭点について比較処理が完了したため、ステップ222へ移行する。全輪郭点でステップ210とステップ214の比較処理を行ったことにより、フラグFG1、フラグFG2の値は、割れ部57の輪郭点62で1(浸漬割粒)へと変わり、保持されている。
ステップ222では、フラグFG1とフラグFG2が共に1(浸漬割粒)となっているかを判別する。共に1の場合は、このn粒目は浸漬割粒(不良品)と判別してステップ224へ移行する。ステップ224ではNG値をインクリメントしてステップ226へ移行する。
一方、ステップ222でフラグFG1とフラグFG2が共に1で無い場合は、このn粒目は良品(整粒)と判別して、ステップ226へ移行する。
ステップ226では、変数nが白米56の全数Nとなったか否かが判断され、否定判定された場合には、ステップ228へ移行して変数nをインクリメントし、ステップ204へ戻り、n粒目の白米56で比較処理を実行する。
また、ステップ226で肯定判定、すなわち測光(撮像)した全白米56(全数N)の判定が終了したと判断されると、浸漬割粒判別処理が終了する。なお、NG値は浸漬割粒と判別された粒の数となっている。浸漬割粒判別処理が終了すると、図5のステップ186へ移行する。
ステップ186では、白米56の全数Nに対するNG値の割合(不良の割合)を演算し、百分率A(%)を得る。
演算された不良の割合A%は、ステップ188において、LCDモニタ18A(図1参照)に表示される。作業者はこの数値を見ることで、白米56の全数Nに対して割れ部57が発生した割合を正確に把握することができる。なお、プリンタ20によって不良の割合A%をプリントアウトしてもよい。
なお、説明のため距離、変化量算出の処理(ステップ164〜170)と浸漬割粒判別処理(図6)を分離して記述してあるが、各輪郭点の距離、変化量算出毎に各しきい値と比較して浸漬割粒の判別を行ってもよい。
以上説明したように第1の実施の形態では、トレイ72に水66を貯留し、白米56を浸漬させ、所定時間(約20分程度)放置した状態で、ヘッド部34により白米56を撮像(測光)し、その測光したデータを変換した画像データに基づいて、白米56の輪郭点mと重心58の座標を求め、輪郭点mの重心58からの距離RGmと変化量DRmを演算し、距離しきい値RL、変化量しきい値DLと比較することにより浸漬割粒の有無を判別するようにしたため、作業者が目視で判別を行うよりも極めて迅速に、かつ正確に浸漬割粒の混入割合を判別することができると共に、その白米のロットの合否を判定することができる。
なお、第1の実施の形態では、輪郭点m毎に距離RGmと変化量DRmを共に演算し、距離しきい値RL、変化量しきい値DLとの比較により浸漬割粒の判別を行ったが、変化量DRmを変化量しきい値DLと比較した結果のみにより浸漬割粒の判別を行ってもよい(判別条件1)。また、距離RGmを距離しきい値RLと比較した結果のみにより浸漬割粒の判別を行ってもよい(判別条件2)。
さらに、変化量DRmを変化量しきい値DLと比較した結果(判別条件1)と、距離RGmを距離しきい値RLと比較した結果(判別条件2)の少なくともいずれか一方で浸漬割粒と判別された場合に、粒状被検査物を浸漬割粒と判別してもよい(判別条件3)。これにより、判別条件1又は判別条件2のいずれか一方では浸漬割粒と判別されない割れ部(例えば、割れ部の重心58からの距離がぎりぎり距離しきい値RLより大きい)を有する粒状被検査物も浸漬割粒と判別することができる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。この第2の実施の形態の特徴は、
距離しきい値RLとの比較結果により割れ部と判別される輪郭点と重心との軸線を基準として、変化量しきい値DLとの比較結果により割れ部と判別される輪郭点が前記軸線を中心とした所定の角度内であるかを判別する点にある。
第2の実施の形態の判別装置10は、第1の実施の形態で示した図1、図2、図3と同様の構成であるため、説明を省略する。
図12には、第2の実施の形態のコントローラ18の制御を機能的に示したブロック図が示されている。なお、同一符号の個所は第1の実施の形態の図4と同様であるため説明を省略し、異なる部分については符号Aを付して説明をする。
距離演算部106Aでは、座標データ作成部104より送出された白米56の輪郭点mと重心58の座標から、輪郭点mの重心58からの距離RGm(m=1〜M)を演算し、距離RGmと輪郭点mの座標が変化量演算部108Aへ送出される。また、演算した距離RGmと輪郭点mの座標を距離記憶メモリ110に記憶させる。
変化量演算部108Aでは、距離演算部106Aより送出された距離RGm(m=1〜M)から、輪郭点mと互いに隣接する輪郭点m−1とで重心58からの距離が変化する距離の差の絶対値DRm(m=1〜M)(図7(C)参照)を演算し、輪郭点mにおける変化量として、距離演算部106Aより送出された輪郭点mの座標と共に変化量記憶メモリ112に記憶させる。
距離比較部118Aは、距離記憶メモリ110、距離しきい値メモリ114及び距離割れ部輪郭点記憶メモリ130Aと接続されており、距離しきい値メモリ114から距離しきい値RLを読み出し、距離記憶メモリ110に記憶されている白米56一粒毎に重心58からの距離RGmを距離しきい値RLと比較(RGm:RL)し、距離RGmが距離しきい値RL以下(RGm≦RL)となる輪郭点mの座標を、距離により割れ部と判別される輪郭点(以下、距離割れ部輪郭点)として距離割れ部輪郭点記憶メモリ130Aに記憶させる。すなわち、距離割れ部輪郭点記憶メモリ130Aには、重心からの距離RGmが距離しきい値RL以下となる輪郭点の座標が全て記憶されている。
変化量比較部120Aは、変化量記憶メモリ112、変化量しきい値メモリ116及び変化量割れ部輪郭点記憶メモリ132Aと接続されており、変化量しきい値メモリ116から変化量しきい値DLを読み出し、変化量記憶メモリ112に記憶されている白米56一粒毎に変化量DRmを変化量しきい値DLと比較(DRm:DL)し、変化量DRmが変化量しきい値DL以上(DRm≧DL)となる輪郭点mの座標を、変化量により割れ部と判別される輪郭点(以下、変化量割れ部輪郭点)として変化量割れ部輪郭点記憶メモリ132Aに記憶させる。すなわち、変化量割れ部輪郭点記憶メモリ132Aには、変化量DRmが変化量しきい値DL以上となる輪郭点の座標が全て記憶されている。
割粒判別部122Aでは、白米56一粒毎に距離割れ部輪郭点記憶メモリ130Aに距離割れ部輪郭点が、変化量割れ部輪郭点記憶メモリ132Aに変化量割れ部輪郭点が共に記憶されているかをチェックする。共に記憶されている場合は、いすれかの距離割れ部輪郭点と重心との軸線を中心(0°)として、±5°(振り幅10°)以内の領域に変化量割れ部輪郭点が存在するかを判断する。存在する場合には白米56を浸漬割粒(不良品)と判別し、これ以外の場合には白米56を浸漬割れのない良品と判別する。
次に上記第2の実施の形態の作用を説明する。
第2の実施の形態の測光手順は、第1の実施の形態で示した露光手順と同様である。
図13、図14に第2の実施の形態の画像処理並びに比較手順(図13)、浸漬割粒判別処理(図14)に関するフローチャートを示す。なお、同一符号の個所は第1の実施の形態の図5(画像処理並びに比較手順)、図6(浸漬割粒判別処理)と同様であり、異なる部分については符号Aを付してある。第2の実施の形態の作用を説明は、第1の実施の形態と同様部分について説明を省略し、異なる部分についてのみ説明をする。
ステップ178Aでは、ステップ164及びステップ168により算出したn粒目の全輪郭点の重心58との距離RGm(m=1〜M)を距離記憶メモリ110に、ステップ170及びステップ176により算出したn粒目の全輪郭点の変化量DRm(m=1〜M)を変化量記憶メモリ112に記憶する。また、輪郭点m(m=1〜M)の座標を距離記憶メモリ110及び変化量記憶メモリ112に記憶する。
ステップ184Aでは、浸漬割粒判別処理を実行し、図14に示すステップ200へ移行する。
ステップ230Aでは、ステップ210によりRGm≦RLと判定(FG1=1)された輪郭点mの座標を距離により割れ部と判別される輪郭点(距離割れ部輪郭点)として距離割れ部輪郭点記憶メモリ130Aに記憶する。これは、図15に示される白米56の拡大された割れ部において、m=5の輪郭点は重心との距離RG5が距離しきい値RL以下のため、座標が距離割れ部輪郭点記憶メモリ130Aに記憶される。
ステップ232Aでは、ステップ214によりDRm≧DLと判定(FG2=1)された輪郭点mの座標を変化量により割れ部と判別される輪郭点(変化量割れ部輪郭点)として変化量割れ部輪郭点記憶メモリ132Aに記憶する。これは、図15において、m=3、4、10の輪郭点は変化量DR3、DR4、DR10が変化量しきい値DL以上(FG2=1)となるため、各座標が変化量割れ部輪郭点記憶メモリ132Aに記憶される。
ステップ234Aでは、ステップ222によりフラグFG1とフラグFG2が共に1と判別されているため、距離割れ部輪郭点記憶メモリ130Aに距離割れ部輪郭点が、変化量割れ部輪郭点記憶メモリ132Aに変化量割れ部輪郭点が共に記憶されていると判断できる。よって、ステップ234Aでは距離割れ部輪郭点記憶メモリ130Aに記憶されている各距離割れ部輪郭点と重心との軸線を基準(0°)として、±5°以内の範囲にいずれかの変化量割れ部輪郭点が存在するかの判別する。存在する場合はステップ234Aが肯定判定され、このn粒目は浸漬割粒(不良品)と判別してステップ224へ移行する。存在しない場合はステップ234Aが否定判定され、このn粒目を良品と判別してステップ226へ移行する。
図15に示す場合では、m=5の輪郭点と重心との軸線(0°)を基準としてm=3、4、10の輪郭点の座標が±5°以内となるかを判別する。m=4の輪郭点は±5°以内となるため、ステップ234Aは肯定判定され、このn粒目は浸漬割粒(不良品)と判別してステップ224へ移行する。ステップ224ではNG値をインクリメントしてステップ226へ移行する。
以上説明したように第2の実施の形態では、距離しきい値RLにより割れ部と判別される輪郭点と重心との軸線を基準として、変化量しきい値DLにより割れ部と判別される輪郭点が軸線を中心とした所定の角度内であるかを判別することで、割れ部が重複した条件(重心からの距離及び変化量)を満たす形状であるかを判別することができ、粒状被検査物状態判別装置の判別精度が向上する。
なお、第2の実施の形態では、所定の角度を軸線を中心として±5°(振り幅10°)としたが、検査する粒状被検査物や、判別したい割れ部の形状に応じて調整してもよい。浸漬による割れ部を判別するには、軸線を中心とした振り幅が5°〜10°であることが好ましい。
ここで、図9に粒状被検査物を、第1実施の形態、第2実施の形態及び判別条件1、2、3により判別した結果を示す。図9の判別結果に示すように、条件を変えることにより粒状被検査物の中から、浸漬割粒と判別される白米の数は、判別条件3>判別条件1>第1の実施の形態>第2実施の形態、判別条件3>判別条件2>第1の実施の形態>第2実施の形態となり、浸漬割粒と判別される割れ部の満たす条件がより厳密となる。
また、第1の実施の形態及び第2の実施の形態で判別される粒状被検査物(白米56)は図10に示すように円形ではなく、楕円に近いことから画像データに基づき、座標データ作成部104によって白米56の短軸と長軸を求め、短軸を基準として45度以内の輪郭点62について座標データを作成し、作成した座標データに基づき重心58との距離、変化量を求めて比較処理を行うようにしてもよい。白米56は背部、腹部に割れのほとんどが発生するため、短軸を基準として45度以内の輪郭点62について比較処理を行うことで、背部、腹部以外の部分による誤判別を防止することができる。
第1の実施の形態及び第2の実施の形態では、図11の範囲Aに示す輪郭点62のように、画像データの全ての輪郭点62で重心58との距離を演算したが、図11の範囲Bに示すように、所定の間隔毎の輪郭点62(図11の範囲Bでは5輪郭点毎)で重心58との距離を求めて距離しきい値と比較してもよい。所定の間隔を適切に設定することにより、距離を演算する輪郭点数が減り演算処理が迅速となる。
さらに、図11の範囲Cに示すように、所定の間隔毎に輪郭点62の座標を平均して平均座標Pとし、平均座標Pと重心58との距離を求めて距離しきい値と比較してもよい。図11の範囲Cでは、輪郭点62を(X1,Y1)(X2,Y2)(X3,Y3)とした場合に平均輪郭点の座標を以下の(1)式から求めることができ
P=((X1+X2+X3)/3,(Y1+Y2+Y3)/3)・・・(1)
となる。
また、第1の実施の形態及び第2の実施の形態では、粒状被検査物として白米56を適用したが、玄米等他の穀粒であってもよい。
第1の実施の形態に係る白米の割れ部の有無を判別するための判別装置の概観を示す斜視図である。 第1の実施の形態に係る判別装置の内部構成を示す概略図である。 第1の実施の形態に係る(A)トレイの斜視図、(B)は図3(A)のIIIB−IIIB線断面図である。 第1の実施の形態に係る浸漬割粒の判別のためのコントローラの制御を機能的に示したブロック図である。 第1の実施の形態に係る画像処理並びに比較手順を示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係る浸漬割粒判別処理を示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係る割れ部の無い粒状被検査物の輪郭点、輪郭点と重心との距離、変化量の関連を示す図である。 第1の実施の形態に係る割れ部を有する粒状被検査物の輪郭点、輪郭点と重心との距離、変化量の関連を示す図である。 粒状被検査物を第1の実施の形態、第2の実施の形態及び判別条件1、2、3により判別した結果を示す説明図である。 割れ部を有する粒状被検査物において、短軸を基準として45度以内の輪郭点を示す図である。 重心との距離を演算する画像データ上の粒状被検査物の輪郭点の略1/4部分を示す図である。 第2の実施の形態に係る浸漬割粒の判別のためのコントローラの制御を機能的に示したブロック図である。 第2の実施の形態に係る画像処理並びに比較手順を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る浸漬割粒判別処理を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る粒状被検査物の割れ部を拡大した拡大図である。
符号の説明
10 判別装置(判別装置)
12、14 箱体
16 筐体
18 コントローラ
18A LCDモニタ
20 プリンタ
22 判別装置本体
24 スキャナ部
30 透明ガラス板
32 ライン走査型撮像ユニット
34 ヘッド部(測光装置)
36 スキャナモータ
50 底板部
52 縦壁部
54 把持部
56 白米
57 割れ部
58 重心
60 輪郭
62 輪郭点
66 水
72 トレイ
100 画像データ生成部(画像データ変換手段)
102 画像データメモリ
104 座標データ作成部(座標データ作成手段)
106 距離演算部(距離演算手段)
108 変化量演算部(変化量演算手段)
110 距離記憶メモリ
112 変化量記憶メモリ
114 距離しきい値メモリ
116 変化量しきい値メモリ
118 距離比較部(距離比較手段)
120 変化量比較部(変化量比較手段)
122 割粒判別部
124 割粒割合演算部
130A 距値割れ部輪郭点記憶メモリ
132A 変化量割れ部輪郭点記憶メモリ

Claims (10)

  1. 粒状の被検査物の仕上がり状態を判別する粒状被検査物状態判別装置であって、
    所定量の水を貯留可能な受け皿構造とされ、かつ前記粒状被検査物を貯留された水に浸漬させた状態で保持するトレイと、
    前記トレイ上の前記粒状被検査物に対して、光を照射しながら走査読取を実行し、測光データを得る測光装置と、
    前記測光装置による前記測光データを前記粒状被検査物の画像データに変換する画像データ変換手段と、
    前記画像データに基づいて、前記粒状被検査物の輪郭の各点及び重心の位置の座標データを作成する座標データ作成手段と、
    前記座標データ基づいて、前記各輪郭点の前記重心からの距離を演算する距離演算手段と、
    前記距離演算手段により演算された前記距離が互いに隣接する前記輪郭点で変化する変化量を演算する変化量演算手段と、
    前記変化量演算手段により演算された前記変化量と所定の変化量しきい値とを比較する変化量比較手段と、を有し、
    前記変化量比較手段の比較結果に基づいて、前記粒状被検査物の浸漬による割粒を判別することを特徴とする粒状被検査物状態判別装置。
  2. 粒状の被検査物の仕上がり状態を判別する粒状被検査物状態判別装置であって、
    所定量の水を貯留可能な受け皿構造とされ、かつ前記粒状被検査物を貯留された水に浸漬させた状態で保持するトレイと、
    前記トレイ上の前記粒状被検査物に対して、光を照射しながら走査読取を実行し、測光データを得る測光装置と、
    前記測光装置による前記測光データを前記粒状被検査物の画像データに変換する画像データ変換手段と、
    前記画像データに基づいて、前記粒状被検査物の輪郭の各点及び重心の位置の座標データを作成する座標データ作成手段と、
    前記座標データ基づいて、前記各輪郭点の前記重心からの距離を演算する距離演算手段と、
    前記距離演算手段により演算された前記距離と所定の距離しきい値とを比較する距離比較手段と、を有し、
    前記距離比較手段の比較結果に基づいて、前記粒状被検査物の浸漬による割粒を判別することを特徴とする粒状被検査物状態判別装置。
  3. 前記距離演算手段により演算された前記距離と所定の距離しきい値とを比較する距離比較手段をさらに有し、
    前記粒状被検査物が前記変化量比較手段の比較結果と前記距離比較手段の比較結果とで共に浸漬による割粒と判別された場合に、前記粒状被検査物を浸漬による割粒と判別することを特徴とする前記請求項1記載の粒状被検査物状態判別装置。
  4. 前記距離比較手段の比較結果により浸漬による割粒と判別された前記輪郭点と前記重心との軸線を基準として、前記変化量比較手段の比較結果により浸漬による割粒と判別された前記輪郭点が前記軸線を中心とした所定の角度内にある場合に、前記粒状被検査物を浸漬による割粒と判別することを特徴とする前記請求項3記載の粒状被検査物状態判別装置。
  5. 前記距離演算手段により演算された前記距離と所定の距離しきい値とを比較する距離比較手段をさらに有し、
    前記粒状被検査物が前記変化量比較手段の比較結果と前記距離比較手段の比較結果の少なくともいずれか一方で浸漬による割粒と判別された場合に、前記粒状被検査物を浸漬による割粒と判別することを特徴とする前記請求項1記載の粒状被検査物状態判別装置。
  6. 前記粒状被検査物が少なくとも長軸領域及び短軸領域を持つ輪郭であって、
    前記座標データ作成手段が、前記画像データに基づいて前記粒状被検査物の短軸領域を定め、前記短軸を基準として所定の角度内の前記輪郭点に関する座標データを作成することを特徴とする前記請求項1乃至請求項5の何れか1項記載の粒状被検査物状態判別装置。
  7. 前記距離演算手段が、前記輪郭上において、画像データに基づく隣接した前記輪郭点との最小距離を複数倍した間隔毎の前記輪郭点で前記重心からの距離を演算することを特徴とする前記請求項1乃至請求項6の何れか1項記載の粒状被検査物状態判別装置。
  8. 前記距離演算手段が、前記輪郭上において、画像データに基づく隣接した前記輪郭点との最小距離を複数倍した間隔毎に、前記間隔内の各輪郭点の座標を平均し、前記平均した座標と前記重心との距離を演算することを特徴とする前記請求項1乃至請求項6の何れか1項記載の粒状被検査物状態判別装置。
  9. 前記浸漬による割粒の判別が、前記割粒の発生割合を判別することを特徴とする前記請求項1乃至請求項8の何れか1項記載の粒状被検査物状態判別装置。
  10. 前記トレイには、複数の粒状被検査物がランダムに、かつ重ならないように載置され、粒状被検査物が十分に水分を含む時間浸漬した後に、測光装置による測光が実行されることを特徴とする前記請求項1乃至請求項9の何れか1項記載の粒状被検査物状態判別装置。
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