JP2005185257A - Lure - Google Patents
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Description
本発明は、ルアーフィッシングに用いられるルアーに関し、特には、リップ付きのルアーに関する。 The present invention relates to a lure used for lure fishing, and more particularly to a lure with a lip.
近年、木製やプラスチック製のルアー(疑似餌)を用いたルアーフィッシングが盛んに行われている。ルアーフィッシングでは、対象魚の種類等に応じて種々のルアーが使用されている。例えば、ブラックバス等の小魚を餌とする肉食魚が対象魚の場合は、小魚に似せたルアーが使用されることがある。 In recent years, lure fishing using wooden or plastic lures (pseudo bait) has been actively performed. In lure fishing, various lures are used depending on the type of target fish. For example, when a carnivorous fish that feeds a small fish such as a black bass is a target fish, a lure resembling a small fish may be used.
図4は、従来から使用されているルアーの一例を示す側面図である。図4に示すルアーを構成するルアー本体21は小魚に似せた形状を有している。ルアー本体21における魚の顎に相当する部分にはリップ22が設けられている。また、リップ22には、釣糸(図示せず)を結びつけるためのラインアイ23が取り付けられている。リップ22は、リトリーブの際に水から抵抗を受けるため、この抵抗を利用してルアーを潜行させることができる。
FIG. 4 is a side view showing an example of a lure conventionally used. The
ルアー本体21における魚の腹に相当する部分と尻尾に相当する部分とには、フック28又は29を連結するためのフックハンガ24及び25が取り付けられている。図4の例では、フック28及び29は、それぞれスプリットリング26又は27を介してフックハンガ24又は25に連結されている。なお、フック28及び29は、スプリットリング26又は27を介さないで、フックハンガ24又は25に取り付けることもできる。
また、ルアー本体21は右側ボディと左側ボディとを接合して構成したものであって、内部は中空構造となっている。ルアー本体21における魚の胴体に相当する部分の内部には、複数のウェイト(図示せず)が配置されている。複数のウェイトのうち全部又は一部は、ルアー本体21の内部に設けられたレール(図示せず)に沿ってルアーの前後方向に移動可能となっている。
The
このため、移動可能なウェイトは、キャスト時においては後側に移動してルアーの飛距離を伸ばすという役目を果たし、ルアーが水中に入ると前側に移動して、固定されたウェイトと共に、ルアーの姿勢を適正なものとするバランサーとしての役目を果たす。 Therefore, the movable weight plays the role of moving to the rear side and extending the distance of the lure when casting, and moves to the front side when the lure enters the water, along with the fixed weight, It plays the role of a balancer who makes the posture appropriate.
また、ウェイトが移動することによって、ラトル音が発生するように構成されたルアーもある。なお、本明細書においてルアーの前方向とは、リトリーブの際にルアーが進行する方向をいう。 There is also a lure configured to generate a rattle sound when the weight moves. In this specification, the forward direction of the lure refers to the direction in which the lure travels during retrieval.
更に、図4に示すルアーにおいては、下記の非特許文献1にも開示されているように、リップ22にもウェイト30が取り付けられている。ウェイト30は、図4に示すように、その一部がリップ22から露出し、残りの部分がリップ22に埋め込まれた状態で取り付けられている。
Further, in the lure shown in FIG. 4, a
このようなウェイト30をリップ22に取り付けた場合は、ロッド操作によって、ルアーに、いわゆる「ジャーク」や「トゥイッチ」といったアクションが与えられた時に、ルアーの姿勢を素早く安定化させることができる。
When such a
具体的に説明すると、水中のルアーにジャークやトゥイッチが与えられていない場合は、移動可能なウェイトはバランサーとして機能する位置にあり、ルアーは安定した状態にある。この状態で、ルアーにジャークやトゥイッチが与えられると、移動可能なウェイトはルアーの後側に移動する。この後、移動可能なウェイトはそれがバランサーとして機能する元の位置に戻るが、後側への移動を開始してから元の位置に戻るまでの間、ルアーの姿勢は不安定となる。このとき、リップ22にウェイト30が取り付けられていると、ルアーは前傾姿勢をとり易いため、取り付けられていない場合に比べて、素早くルアーの姿勢を安定化させることができる。
More specifically, when no jerk or twitch is given to the underwater lure, the movable weight is in a position that functions as a balancer, and the lure is in a stable state. In this state, when jerk or twitch is given to the lure, the movable weight moves to the rear side of the lure. After this, the movable weight returns to the original position where it functions as a balancer, but the posture of the lure becomes unstable from the start of the backward movement until the return to the original position. At this time, if the
また、ウェイト30をリップ22に取り付けた場合は、ルアーに起き上がりコボシ的な動作、いわゆる「ローリングアクション」を起こさせることができる。更に、ウェイト30をリップ22の先端よりに取り付けることで、水底にルアーが接触した場合に、ラインやロッドを介して釣人に水底の感触を明確に伝達することもできる。
しかしながら、上記図4に示すルアーにおいては、リップ22に取り付けられたウェイト30の一部分はリップ22の外に露出している。また、露出したウェイト30の一部分はリップ22の表面から突出している。
However, in the lure shown in FIG. 4, a part of the
このため、突出したウェイト30の一部分が水中においてその周囲に乱流を生じさせ、この結果、ルアーのアクションに悪影響を及ぼすという問題がある。つまり、突出したウェイト30によって生じた余計な水流は、ルアー製作者の意図しているルアーアクションの障害となる。
For this reason, a part of the protruding
また、このような突出したウェイト30の一部分は水底や水中の障害物に接触し易く、これによりウェイト30はリップ22から外れ易いという問題もある。
In addition, a part of the protruding
本発明の目的は、上記問題を解消し、リップに取り付けられたウェイトによる乱流の発生を抑制し、且つ、ウェイトがリップから外れ難い構造を備えたルアーを提供することにある。 An object of the present invention is to provide a lure having a structure that solves the above problems, suppresses the generation of turbulent flow due to a weight attached to the lip, and prevents the weight from coming off the lip.
上記目的を達成するために本発明にかかるルアーは、リップが設けられたルアーであって、前記リップにはウェイトが設けられており、ウェイトは、リップの表面から突出しないように配置されていることを特徴とする。 In order to achieve the above object, a lure according to the present invention is a lure provided with a lip, wherein the lip is provided with a weight, and the weight is disposed so as not to protrude from the surface of the lip. It is characterized by that.
以上の特徴により、本発明にかかるルアーによれば、リップに取り付けられたウェイトによる乱流は生じにくいため、乱流によるルアーのアクションへの悪影響は抑制される。また、水底や水中の障害物との接触によって、ウェイトがリップから外れてしまうことも抑制できる。 With the above features, according to the lure according to the present invention, turbulent flow due to the weight attached to the lip is unlikely to occur, so that adverse effects on the action of the lure due to turbulent flow are suppressed. It is also possible to prevent the weight from coming off the lip due to contact with the bottom of the water or an obstacle in the water.
また、上記本発明にかかるルアーにおいて、ウェイトをリップの内部に配置しておけば、ウェイトはリップの外部に露出しないため、上記の効果は更に発揮される。 In the lure according to the present invention, if the weight is arranged inside the lip, the weight is not exposed to the outside of the lip, and thus the above effect is further exhibited.
以下、本発明の実施の形態にかかるルアーについて、図1〜図3を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態にかかるルアーを示す斜視図である。図2は、本発明の実施の形態にかかるルアーを示す側面図である。図3は、本発明の実施の形態にかかるルアーを示す断面図である。 Hereinafter, a lure according to an embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. FIG. 1 is a perspective view showing a lure according to an embodiment of the present invention. FIG. 2 is a side view showing the lure according to the embodiment of the present invention. FIG. 3 is a cross-sectional view showing a lure according to an embodiment of the present invention.
図1〜図3に示すように、本実施の形態にかかるルアーは、小魚に似せた形状を備えたルアー本体1を有している。ルアー本体1における魚の顎に相当する部分には、リップ2が設けられている。また、図1及び図3に示すように、ルアー本体1は、右側ボディ1aと左側ボディ1bとを接合して構成されており、内部は中空構造となっている。図3においては、右側ボディ1aのみが示されている。
As shown in FIGS. 1-3, the lure concerning this Embodiment has the lure main body 1 provided with the shape resembling a small fish. A
図3に示すように、ルアー本体1における魚の胴体に相当する部分の内部には、ルアー本体1に固定部材15によって固定された固定ウェイト11及び12と、ルアー本体1の内部を前後方向に移動可能な移動ウェイト13とが収納されている。
As shown in FIG. 3, inside the portion corresponding to the fish body of the lure body 1, the
移動ウェイト13は、キャストの際には、レール14a及び14bに沿って、ルアー本体1の後側へと移動する。更に、ルアーが水中に入り、リトリーブが開始されると、リップにかかる水の抵抗により、ルアーは潜行しようと前傾姿勢になるため、ウェイト13はレール14a及び14bに沿って前側へと移動する。なお、本実施の形態においては、固定部材15とレール14a及び14bとはルアー本体1と一体的に形成されているが、本発明はこの例に限定されるものではない。
The moving
また、図1〜図3に示すように、リップ2には、金属製のウェイト10が取り付けられている。このため、ルアーにジャークやトゥイッチが与えられることによりウェイト13が移動してルアーの姿勢が不安定になっても、ルアーの姿勢は素早く安定化する。また、水底の感触をラインやロッドを介して釣人に明確に伝達でき、ルアーにローリングアクションを起こさせることもできる。
As shown in FIGS. 1 to 3, a
更に、本実施の形態にかかるルアーにおいては、ウェイト10はリップ2の内部に配置されており、リップ2の外部に突出及び露出しないようになっている。このため、リップ2に取り付けられたウェイト10による乱流の発生が抑制されており、結果、ルアーのアクションに悪影響が及ぶことが抑制される。また、ウェイト10が水中の障害物に直接接触しないため、リップから外れることはない。
Further, in the lure according to the present embodiment, the
なお、図1〜図3の例では、ウェイト10の取り付けは、上述のように右側ボディ1aと左側ボディ1bとによる挟み込みによって行っているが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明においては、ウェイトの取り付けは接着剤によって行うこともできる。
In the example of FIGS. 1 to 3, the
また、本発明において、ウェイト10はリップ2の内部に取り付けられた態様に限定されるものではない。本発明においては、ウェイト10は、リップの表面から突出しないように配置されていれば良い。例えば、ウェイト10の一部分がリップ2から露出している場合であっても、露出した部分がリップ2の表面と連続した面を形成し、ウェイトの露出した部分によって水流が乱されないようになっていれば良い。
Further, in the present invention, the
この場合、ウェイト10のリップ2への取り付けは、右側ボディ1a及び左側ボディ1bそれぞれのリップ2となる部分に、ウェイト10の取り付けのための凹部を設けておき、この凹部にウェイト10を嵌め込むことによって、又は接着剤によって接着することによって行うことができる。また、この場合にウェイト10が水中の障害物に接触しても、ウェイト10はリップ2から突出していないため、リップから外れ難くなっている。
In this case, the
また、本発明において、リップ2に取り付けるウェイト10の形状、大きさ、質量及び位置は特に限定されるものではなく、ルアー全体の大きさ、用途、対象魚、使用されるエリア等を考慮して設定される。更に、ウェイト10の形成材料は金属に限られず、他の材料であっても良い。
In the present invention, the shape, size, mass, and position of the
また、図1〜図3に示すように、ルアー本体1の魚の腹に相当する部分と尻尾に相当する部分とには、フックハンガ4及び5がそれぞれ取り付けられている。フックハンガ4及び5は、図3に示すように、線材をひょうたん状(8の字状)に折り曲げて形成されており、右側ボディ1aと左側ボディ1bとによって挟み込まれて固定されている。更に、フックハンガ4には、スプリットリング6を介してフック8が連結されており、フックハンガ5には、スプリットリング7を介してフック9が連結されている。
Moreover, as shown in FIGS. 1-3, the
なお、図1〜図3の例に示すフック8及び9は、一般にトリプルフックと呼ばれるものであるが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明においては、フック8及び9は、ダブルフックと呼ばれるものであっても良い。また、フック8及び9は、スプリットリング6及び7を介さずに、フックハンガ4又は5に連結されていても良い。
The hooks 8 and 9 shown in the examples of FIGS. 1 to 3 are generally called triple hooks, but the present invention is not limited to this. In the present invention, the hooks 8 and 9 may be called double hooks. Further, the hooks 8 and 9 may be connected to the
更に、図1〜図3に示すように、リップ2には、釣糸(図示せず)を結びつけるためのラインアイ3が取り付けられている。ラインアイ3も、フックハンガ4及び5と同様に、線材をひょうたん状(8の字状)に折り曲げて形成されており、右側ボディ1aと左側ボディ1bとで挟み込まれて固定されている。
Further, as shown in FIGS. 1 to 3, a
以上のように本発明にかかるルアーによれば、リップのウェイトに起因するルアーのアクションへの悪影響が抑制できるため、ルアー製作者が意図している効果的なルアーアクションを対象魚にアピールすることができる。よって、ヒット数の向上が期待できる。また、リップに取り付けられたウェイトはリップから外れ難くなっている。 As described above, according to the lure according to the present invention, it is possible to suppress an adverse effect on the action of the lure caused by the weight of the lip, so that the effective lure action intended by the lure producer is appealed to the target fish. Can do. Therefore, improvement in the number of hits can be expected. In addition, the weight attached to the lip is difficult to come off from the lip.
1 ルアー本体
1a 右側ボディ
1b 左側ボディ
2 リップ
3 ラインアイ
4、5 フックハンガ
6、7 スプリットリング
8、9 フック
10 ウェイト
11、12 固定ウェイト
13 移動ウェイト
14a、14b レール
15 固定部材
1
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2003
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