JP2005182334A - ポイントカード、ポイントカードシステム、及び、ポイントカード使用方法 - Google Patents
ポイントカード、ポイントカードシステム、及び、ポイントカード使用方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】グループの累積ポイントと会員の累積ポイントの関係の数値的明確化による販売促進。
【解決手段】販売主体側端末4と、販売主体により管理される消費動向分析のためのコンピュータ3と、会員により管理されるポイントカード5とから構成される。そのコンピュータは、ポイントを分析する分析部12とをから形成される。ポイントは、個人ポイント数IPの合計値である個人累積ポイント数ΣIPと、グループの全会員の個人累積ポイント数ΣIPの合計値であるグループポイント数GPの累積値であるグループ累積ポイント数ΣGPとから形成されている。分析部12は、グループ累積ポイント数ΣGPが規定数より大きく、個人累積ポイント数ΣIPが規定数より小さい場合に、個人累積ポイント数が同じ一人の会員により使用されることを許可する許可信号(9)をサービスデータとして出力する。サービスデータは、個人がグループの存在を意識しないで自己のポイントの最大値まで自由に使用するシステムのセキュリティーを強化し、2様の累積ポイントを明確化する。
【選択図】 図1
【解決手段】販売主体側端末4と、販売主体により管理される消費動向分析のためのコンピュータ3と、会員により管理されるポイントカード5とから構成される。そのコンピュータは、ポイントを分析する分析部12とをから形成される。ポイントは、個人ポイント数IPの合計値である個人累積ポイント数ΣIPと、グループの全会員の個人累積ポイント数ΣIPの合計値であるグループポイント数GPの累積値であるグループ累積ポイント数ΣGPとから形成されている。分析部12は、グループ累積ポイント数ΣGPが規定数より大きく、個人累積ポイント数ΣIPが規定数より小さい場合に、個人累積ポイント数が同じ一人の会員により使用されることを許可する許可信号(9)をサービスデータとして出力する。サービスデータは、個人がグループの存在を意識しないで自己のポイントの最大値まで自由に使用するシステムのセキュリティーを強化し、2様の累積ポイントを明確化する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ポイントカード、ポイントカードシステム、及び、ポイントカード使用方法に関し、特に、グループ化される個々人がグループ単位で特典を受けるポイントカード、ポイントカードシステム、及び、ポイントカード使用方法に関する。
ポイント制は、販売を促進する。個々の消費者は、その消費に対応してポイント(数)を獲得する。ポイント数の動向は、個々人に対応して記録される。一定数に到達するポイント数は、そのポイント数に対応するサービスとして個々人に還元される。ポイント数到達の時間が長い場合には、ポイント数は死蔵され、又は、還元され難い。ポイント数のグループ化は、そのような死蔵を解消する利点がある。ポイント数の死蔵、不使用、又は、消滅を回避する技術は、特許文献1の特開平10−263174号で知られている。そのような技術では、来店回数と消費量は、家族、友人のようなグループ単位で管理される。遠方に引っ越す会員の友人は、グループ別累積ポイント数を使用することができる。累積ポイント数の共有化は、ポイント数の死蔵、不使用、消滅を有効に回避し、結果的に、会員化は販売を促進し、消費活動を円滑化する。ポイントカードは、会員間で共有化されグループに共通する有用情報を伝達する通信媒体として有効である。有用情報の共有化は、販売主体と会員との間の消費活動の無駄を省き、有用消費を促進する。
特開2002−99800号(特許文献2)は、クレジット会社と航空機会社のような異業種の間でポイントを相互に管理する技術を開示している。特許文献3の特開2001−125956号は、ネット上の販売に関してポイント制を提唱している。
ポイント制は、このように多様な分野に拡大される技術的志向を示している。ポイント制に見られる新概念は、未来的消費活動の有用な形態を孕んでいると考えられる。未来的市場では、グループとそのグループに属する個々の会員との関係、特に、グループの累積ポイントと会員の累積ポイントの関係の概念の明白化が重要であり、且つ、そのように明確化される概念のポイント数と会員間の数値不可能化情報との関係を明確化することが重要である。
グループの累積ポイント数の会員の有効利用の促進が求められる。グループの累積ポイントと会員の累積ポイントの関係を数値的に明確化する技術の確立が求められる。グループ内の数値と非数値(属性)の関係を明確にすることが重要である。
本発明の課題は、グループの累積ポイント数の会員の有効利用を促進するポイントカード、ポイントカードシステム、及び、ポイントカード使用方法を提供することにある。
本発明の他の課題は、グループの累積ポイントと会員の累積ポイントの関係を数値的に明確化する技術を確立するポイントカード、ポイントカードシステム、及び、ポイントカード使用方法を提供することにある。
本発明の更に他の課題は、グループ内の数値と非数値の関係を明確化する技術を確立するポイントカード、ポイントカードシステム、及び、ポイントカード使用方法を提供することにある。
本発明の他の課題は、グループの累積ポイントと会員の累積ポイントの関係を数値的に明確化する技術を確立するポイントカード、ポイントカードシステム、及び、ポイントカード使用方法を提供することにある。
本発明の更に他の課題は、グループ内の数値と非数値の関係を明確化する技術を確立するポイントカード、ポイントカードシステム、及び、ポイントカード使用方法を提供することにある。
本発明によるポイントカードは、グループに属する会員のポイントである個人累積ポイントを電子的に記録する個人記録部と、グループの全会員の個人累積ポイントの合計であるグループ累積ポイントを電子的に記録するグループ記録部とから構成されている。個人累積ポイントのうちで会員により使用される個人使用ポイントが個人累積ポイントから減算される減算後個人累積ポイントが個人記録部に更新的に記録され、且つ、個人使用ポイントがグループ累積ポイントから減算される減算後グループ累積ポイントがグループ記録部に更新的に記録される。
個人累積ポイントとグループ累積ポイントが厳格に区別され、グループ累積ポイントが基準になるサービス開始条件が明確化される。使用ポイントは、個人累積ポイントとグループ累積ポイントの両累積ポイントから減算されるので、会員のポイント使用がグループに対する不正になることは絶対になく、グループ全体の消費活動の利益が増大し、販売主体と消費者の間の消費活動が円滑に促進される。個人は、グループの存在を意識しないで、自己のポイントの最大値まで自由に使用することができる。このことは、個人に関して見れば、個人単位で設定される使用許可累積ポイントの値が極端に低下したことに同等である。このような同等化は、個人使用ポイントの最大値がグループに対して設定される設定値に一致することにより更に促進される。
本発明によるポイントカードシステムは、販売主体(3)により店舗(1)に設置される販売主体側端末(4)と、販売主体(3)により管理される消費動向分析のためのコンピュータと、グループに属する購買主体である会員により管理されるポイントカード(5)とから構成される。そのコンピュータは、ポイントを記録する記録部(11)と、ポイントを分析する分析部(12)とをから形成される。ポイントは、グループのうちの同じ一人の会員の購買の購買量に対応する個人ポイント数IPの合計値である個人累積ポイント数ΣIPと、グループの全会員の個人累積ポイント数ΣIPの合計値であるグループポイント数GPの累積値であるグループ累積ポイント数ΣGPとから形成されている。分析部(12)は、グループ累積ポイント数ΣGPが規定数より大きく、個人累積ポイント数ΣIPが規定数より小さい場合に、個人累積ポイント数が同じ一人の会員により使用されることを許可する許可信号(9)をサービスデータとして出力する。許可信号(9)は、販売主体側端末(4)に送信される。
グループ累積ポイント数ΣGPが規定数より大きく、個人累積ポイント数ΣIPが規定数より小さい場合に、個人累積ポイント数が同じ一人の会員により使用されることを許可する許可信号(9)がサービスデータとして出力されるので、個人がグループの存在を意識しないで自己のポイントの最大値まで自由に使用するシステムのセキュリティーが強化される。
分析部(12)は、会員順序数と会員属性を示す会員データの2次元データを形成する第1テーブル(17)と、グループ順序数とグループ属性を示すグループデータの2次元データを形成する第2テーブル(26)とから構成されている。このようなテーブルは、会員に共通する属性を示し、その属性に対して適正である消費動向(例示:学生に相応しい中古車の入荷)を全会員に共通に通知するための基礎データの分析のために提供される。会員属性は、会員番号、会員氏名、会員ポイント数、会員が属するグループ番号、その他の属性(25)を含む。その他の属性(25)としては、職業、年齢が例示される。グループ属性は、グループ番号、グループ名、グループ累積ポイント数、会員数、その他の属性(34)を含む。
分析部(12)は、第1テーブル(17)と第2テーブル(26)のそれぞれの2次元データに対応しグループに共通する消費動向を作成する。消費動向は消費傾向を含む。消費傾向が会員の年齢と収入に対応する時間的傾向によるサービスは、消費者に有益なサービスである。
会員に管理される会員側端末がシステム内に存在することは、有効である。消費動向は販売主体(3)から会員側端末(16)に伝達されることが有益である。
本発明によるポイントカード使用方法は、消費者の消費活動に対応するポイントを加算して個人累積ポイントを電子的に計算する販売主体(3)の第1計算行為と、個人累積ポイントを会員に対応するポイントカード(5)に電子的に記録する販売主体(3又は4)の記録行為と、消費者が会員であることを判定する販売主体(4)の第1判定行為と、消費者が会員である場合には、ポイントを加算してその会員が属するグループのグループ累積ポイントを電子的に計算する販売主体(3)の第2計算行為と、グループ累積ポイントがサービス開始の規定数に到達していることを判定する販売主体(3)の第2判定行為と、グループ累積ポイントがその規定数に到達している場合に、個人累積ポイントの使用を許可する販売主体(3)の許可行為と、その許可行為に基づいて会員が個人累積ポイントを使用する場合に、個人累積ポイントから会員が使用する使用ポイントを減算し、且つ、グループ累積ポイントから会員が使用するその使用ポイントを減算する販売主体(3)の第3計算行為とから構成されている。更には、グループの全会員に共通する属性に基づいて共通の消費動向を探知する販売主体(3)の探知行為と、消費動向を会員に通知する販売主体(3)の探知行為とが有効に追加される。
本発明によるポイントカード、ポイントカードシステム、及び、ポイントカード使用方法は、グループの累積ポイントと会員の累積ポイントの関係を数値的に明確化することにより、グループの累積ポイント数の会員の有効利用を促進し、更には、グループ内の数値と非数値の関係を明確化することにより、販売主体と購買主体の間の消費活動を円滑に促進することができる。多様な消費活動は、将来、ますますグループ化されることが予測される。グループ化は、多様化する消費対象の内容を適切に会員にピンポイントで知らせることができ、生産者と消費者の間で必要なデータが緊密に伝達される。
図に対応して、本発明によるポイントカードシステムの実現形態が詳細に記述される。単一又は複数の会員制サービス提供店舗1は、図1に示されるように、通信ネットのような有線又は無線の通信線2を介して、単一のサービス統合所(販売主体)3に双方向に接続している。店舗は、仮想店舗であり得る。会員制サービス提供店舗1は、店舗内にサービス提供端末4を備えている。会員制サービス提供店舗1と会員制消費者Pjとは、会員制サービス提供店舗1と会員制消費者Pjとの間の契約により、会員制サービス提供店舗1と会員制消費者Pjとの間で会員制消費者Pjの消費行動をサービス提供端末4を介して暫定的に又は決定的に確定する。会員制消費者Pj(j=1〜n)は、会員制サービス提供店舗1と会員制消費者Pjとの間の契約により有効化するポイントカード5で代表される。会員制消費者Pjは、会員集合の任意の要素である。
サービス提供確定端末4は、ポイントカード受付器6と店舗側インタフェース7とを備えている。ポイントカード受付器6は、店舗側インタフェース7を介して双方向に通信線2に接続し、更に、通信線2を介してサービス統合所3に双方向に接続している。ポイントカード受付器6は、ポイントカード5を装着可能に受け付ける装着器(図示されず)と、装着器に装着されているポイントカード5に対して消費行動確定データ8とサービスデータ9とを書込読出自在に入出力する書込読出器(図示されず)を備えている。消費行動確定データ8とサービスデータ9は、ポイントカード受付器6とサービス統合所3との間で双方向に送受信される。
サービス統合所3は、消費行動確定データ(例示:消費量、購買量)8とサービスデータ9をデータベース化するデータ保存処理器11と、消費行動確定データ8とサービスデータ(例示:商品紹介、後述されるポイント使用許可)9とに基づいて消費動向を分析して探知する消費動向探知器12とを備えている。会員制サービス提供店舗1から通信線2を介して送信される消費行動確定データ8とサービスデータ9は、統合所側インタフェース13を介して、データ保存処理器11に入力される。サービス統合所3は、サービスデータ作成器14を更に備えている。消費動向探知器12で作成され消費動向探知器12から出力される消費動向データ15は、サービスデータ作成器14に入力される。サービスデータ作成器14は、消費動向データ15に基づいて、サービスデータ9を更新自在に作成する。サービスデータ作成器14から出力されるサービスデータ9は、統合所側インタフェース13を介し通信線2を経由してサービス提供確定端末4に対して送信される。
会員制消費者Pjのポイントカード5に対応するパーソナルコンピュータ、携帯電話のような消費者個人対応端末16が通信線2に接続することはサービス向上の点で顕著に有用である。サービス統合所3のサービスデータ作成器14で作成された新規なサービスデータ9は、会員制消費者Pjの要求により、又は、サービス統合所3の自発的意向により、通信線2を介して消費者個人対応端末16に送信され得る。
図2は、第1会員集合(第1会員グループ)と第2会員集合(第2会員グループ)の会員データを表す会員別データテーブル17を示している。会員別データテーブル17は、消費動向探知器12で作成され得る。縦方向は会員順序数18を示し、横方向は会員データ19を示している。消費税支払い義務がある消費者は、顧客の表現で示されている。顧客番号は、会員順序数(顧客番号)18に一致している。顧客番号1〜5の顧客は、グループ番号が1である第1会員集合に属し、顧客番号6〜10の顧客は、グループ番号が2である第2会員集合に属している。会員データ19は、顧客番号欄21、顧客氏名欄22、個人ポイント数欄23、グループ番号欄24、その他の個人固有データ欄25で形成されている。ポイント数欄に入力されている数は、個々の顧客の消費(購買)の消費量(例示:消費税に比例する量)に対応する個人消費活動度の累積を示し、個人累積ポイント数といわれる。
図3は、会員集合データを表す集合別(グループ別)データテーブル26を示している。集合別データテーブル26は、消費動向探知器12で作成され得る。縦方向は会員集合順序数27を示し、横方向は会員集合データ28を示している。会員集合順序数27は、既述のグループ番号に一致している。会員集合データ28は、グループ番号欄29、グループ名欄31、ポイント合計数欄32、会員集合要素数欄33、その他の会員集合データ欄34で形成されている。ポイント合計数欄32に入力されている数は、個々の会員の個人累積ポイント数の合計である合計消費活動度の累積を示し、集合累積プポイント数といわれる。グループ番号が1である第1会員集合の集合累積ポイント数である680は、図2の個人ポイント数欄23の参照により(100+150+120+300+10)に一致している。
会員別データテーブル17と集合別データテーブル26は、サービス統合所3のデータ保存処理器11又は消費動向探知器12で更新可能に作成され得る。会員別データテーブル17のうちで会員制消費者Pjに対応する顧客氏名欄22、個人ポイント数欄23、グループ番号欄24、個人固有データ欄25は、ポイントカード5で会員別部分データテーブルとして更新可能に作成されている。集合別データテーブル26のうちで会員制消費者Pjに対応するグループ番号欄29、グループ名欄31、ポイント合計数欄32、会員集合要素数欄33は、ポイントカード5で集合別部分データテーブルとして更新可能に作成されている。
図4は、グループポイントGPの加減算方法を示している。会員制消費者Pjの購買行為(消費行為:ステップS0)は、ポイントカード5をポイントカード受付器6に装着する装着行為に一致して対応している。ポイントカード5の会員別部分データテーブルと集合別部分データテーブルに書き込まれているデータは、ポイントカード受付器6で読まれてデータ保存処理器11に送信される。既述の消費行動確定データ8には、個人ポイント数欄23の個人累積ポイント数ΣIPと集合累積ポイント数ΣGPとが含まれている。
データ保存処理器11は、下記式を計算する。
ΣIP[s+1]=ΣIP[s]+IP[s+1]・・・(1)
ΣGP[t+1]=ΣGP[t]+IP[t+1]・・・(2)
ここで、[s]は会員制消費者Pjの個人消費行為回数を示し、[t]は会員制消費者Pjは属する会員集合の全会員の全会員消費行為回数を示している。IP[s]は消費回数がsである時の消費行為に対応するポイント数を示しIP[t+1]は全会員消費回数がtである時の消費行為に対応するポイント数を示す。ΣIP[s]は個人消費行為回数がsである時の個人累積ポイント数を示し、ΣGP[t]は全会員消費行為回数がtである時の集合累積ポイント数を示している。普通には、ΣSはTに一致する。式(1)は、ステップS1で計算される。ステップS1の式(1)の計算は、その個人が会員集合に属しているかいないかに関係せずに実行される。
ΣIP[s+1]=ΣIP[s]+IP[s+1]・・・(1)
ΣGP[t+1]=ΣGP[t]+IP[t+1]・・・(2)
ここで、[s]は会員制消費者Pjの個人消費行為回数を示し、[t]は会員制消費者Pjは属する会員集合の全会員の全会員消費行為回数を示している。IP[s]は消費回数がsである時の消費行為に対応するポイント数を示しIP[t+1]は全会員消費回数がtである時の消費行為に対応するポイント数を示す。ΣIP[s]は個人消費行為回数がsである時の個人累積ポイント数を示し、ΣGP[t]は全会員消費行為回数がtである時の集合累積ポイント数を示している。普通には、ΣSはTに一致する。式(1)は、ステップS1で計算される。ステップS1の式(1)の計算は、その個人が会員集合に属しているかいないかに関係せずに実行される。
ステップS2は、その個人が会員集合に属しているか属していないかを判断する。その個人が会員集合に属していない場合には、ステップS3は、個人累積ポイントΣIP[s]の全部又は一部を使用するかしないかをその個人に問いかける。その問いかけは、ポイントカード受付器6に付随する表示画面のうちの問いかけ画面により実行される。その個人又は会員制サービス提供店舗1の店側の担当責任者は、ステップS3で、個人累積ポイントΣIP[s]の全部又は一部を使用するか、個人累積ポイントΣIP[s]の一部を使用しないかをその問いかけ画面のクリック部分をクリックすることにより意思決定する。個人累積ポイントΣIP[s]の一部が使用されない場合には、消費回数sの値はそのままに維持されて、ステップS1の計算済みの式(1)はそのままに維持される。式(1)の計算の結果は、データ保存処理器11からポイントカード受付器6に送信されて、個人累積ポイント数ΣIP[s]はΣIP[s]+P[s+1]にポイントカード5で更新され、消費回数sはs+1に更新される。
グループ累積ポイント数ΣGP[t+1]と規定ポイント数(ポイント使用可能閾値)との大小が消費動向探知器12で比較される。その比較結果は、消費動向データ15として消費動向探知器12から出力されてサービスデータ作成器14に入力される。グループ累積ポイント数ΣGP[t+1]が規定ポイント数より大きい場合には、サービスデータ作成器14は会員の個人累積ポイント数がその規定回数に達しているかいないかに関係せずに、その個人の会員の累積ポイントの使用を許可する許可信号を作成する。その許可信号は、サービスデータ9として作成されて、サービス提供端末4に送信される。
ステップS3で個人累積ポイントΣIP[s]の全部又は一部が使用されることが判断される場合には、ステップS4で使用ポイントに関して減算処理が実行され、そのポイント使用意思と使用ポイント数がポイントカード受付器6からデータ保存処理器11に送信され、ステップS4で、次式が計算される。
ΣIP[s+1]=ΣIP[s]+P[s+1]−Q[s’+1]・・・(3)
ここで、s’+1は今回の消費行為の時の累積ポイント使用回数を示し、Q[s’+1]は今回の使用ポイント数を示す。式(3)の計算結果は、データ保存処理器11からポイントカード受付器6に送信され、個人累積ポイント数ΣIP[s]は減算処理後の(ΣIP[s]+P[s+1]−Q[s’+1])にポイントカード5で更新され、ポイント使用回数s’はs’+1に更新される。
ΣIP[s+1]=ΣIP[s]+P[s+1]−Q[s’+1]・・・(3)
ここで、s’+1は今回の消費行為の時の累積ポイント使用回数を示し、Q[s’+1]は今回の使用ポイント数を示す。式(3)の計算結果は、データ保存処理器11からポイントカード受付器6に送信され、個人累積ポイント数ΣIP[s]は減算処理後の(ΣIP[s]+P[s+1]−Q[s’+1])にポイントカード5で更新され、ポイント使用回数s’はs’+1に更新される。
ステップS2でその個人が会員集合に属していると判定される場合には、ステップS5で式(2)の計算がデータ保存処理器11で実行される。個人累積ポイントΣIP[s]の一部が使用されないことがステップS6で判断される場合には、消費回数sの値はそのままに維持されて、ステップS5の計算済みの式(2)はそのままに維持される。式(5)の計算の結果は、データ保存処理器11からポイントカード受付器6に送信されて、集合累積ポイント数ΣGP[t]はΣGP[t]+P[t+1]にポイントカード5で更新され、消費回数sはs+1に更新される。
個人累積ポイントΣIP[s]の一部が使用されることがステップS6で判断される場合には、ステップS7で使用ポイントに関して減算処理が実行される。ステップS7の減算処理と計算後のポイントカード5の更新処理は、ステップS4で既述されている通りである。ステップS7に続くステップS8では、集合累積ポイント数ΣGP[t]の減算が下記式により実行される。
ΣGP[t+1]=ΣGP[t]+P[s+1]−Q[t’+1]・・・(4)
ここで、t’+1は今回の消費行為の時の累積ポイント使用回数を示し、Q[t’+1]は今回の使用ポイント数を示す。式(4)の計算結果は、データ保存処理器11からポイントカード受付器6に送信され、集合累積ポイント数ΣGP[t]は減算処理後の(ΣIP[t]+P[t+1]−Q[t’+1])にポイントカード5で更新され、累積ポイント使用回数t’はt’+1に更新される。
ΣGP[t+1]=ΣGP[t]+P[s+1]−Q[t’+1]・・・(4)
ここで、t’+1は今回の消費行為の時の累積ポイント使用回数を示し、Q[t’+1]は今回の使用ポイント数を示す。式(4)の計算結果は、データ保存処理器11からポイントカード受付器6に送信され、集合累積ポイント数ΣGP[t]は減算処理後の(ΣIP[t]+P[t+1]−Q[t’+1])にポイントカード5で更新され、累積ポイント使用回数t’はt’+1に更新される。
式(2)と式(4)の計算は、集合単位で累積獲得ポイント数ΣGP[t+1]の有効利用を実現する。ポイント数の使用は、ポイント数が規定数に到達する場合に許可される。今、許可可能累積ポイント数が1000に設定されていて、会員制消費者Pjの個人累積ポイント数ΣIP[s]が現在値として900であり、現在の集合累積ポイント数は11000であり、今回の消費行為(購買行為)により会員制消費者Pjの個人累積ポイント数ΣIP[s+1]が950に増加すると仮定される。会員制消費者Pjの今回の消費行為による個人累積ポイント数ΣIP[s+1]の950は、許可可能累積ポイント数の1000に到達していないが、今回の消費行為により増加する集合累積ポイント数の11050には十分に到達しているので、会員制消費者Pjは自己のポイント使用権を行使することができる。会員制消費者Pjが今回に使用するポイント数は、500であると仮定される。式(3)では、
ΣIP[s+1]=900+50−500=350
式(4)では、
ΣGP[t+1]=11000+50−500=10550
ポイントカード5には、この値350と10550が更新的に書き込まれる。式(2)と式(4)とにより、会員制消費者Pjが最大限に利用することができる使用可能ポイント数の上限は、その時のΣGP[t+1](=11000)である。
ΣIP[s+1]=900+50−500=350
式(4)では、
ΣGP[t+1]=11000+50−500=10550
ポイントカード5には、この値350と10550が更新的に書き込まれる。式(2)と式(4)とにより、会員制消費者Pjが最大限に利用することができる使用可能ポイント数の上限は、その時のΣGP[t+1](=11000)である。
グループ(集合)化は、個々人の申し込みのみによらずに、個々人の個人情報の分析に基づくサービス統合所3の自発的意思により行うことが可能である。個々人は、サービス統合所3に消費行為契約を行ってポイントカード5の発行を希望する際に必要である申し込み書を作成する。その申し込み書の作成は、消費者個人対応端末16により可能である。申し込み書に書き込まれる個人情報には、本人、家族、友人について、住所、年齢、性別、職種、収入、趣味、特技、住居環境のような生活環境情報(消費関係情報)が含まれる。このような生活環境情報から選択される1つ、2つ、又は、それ以上の属性は、申し込みにより知られる消費行為者集合を統一される部分集合に分類するために用いられる。ここで、部分集合は、会員から構成される会員集合又はグループといわれる。そのように分類される会員集合は、サービス統合所3から消費者個人対応端末16にブロードキャスティングされる。申し込み者は、自己に適正である会員集合を選択して、自己が入会する会員集合を申し込み書で選択的に特定することができる。サービス統合所3は、会員でない個人にその個人に適正である会員集合を推奨することができる。
消費動向探知器12は、既述の会員集合の作成を行うとともに、会員集合の共通の消費動向を探知するための分析を既述の生活環境情報に基づいて実行することができる。職種が学生である学生集合は、年齢(18〜27)、性別、職種(学生)、本人収入(仕送り金額とアルバイト収入)、親の収入、趣味(車)、特技(運転)、住居環境(賃貸)により単一化され、更には、部分集合化され得る。消費動向は、車の売買履歴、車種により判断され得る。学生集合に属する大勢の消費者は、タイムリーに自己の個人累積ポイント数又は集合累積ポイント数の一部を利用(使用)することができる。ポイント数は、売買可能であることが望ましい。学生から社会人に職種移動する元会員は、適正な値段で又は無償で現在会員にポイント数を譲渡することができる。
消費動向探知器12は、会員個人の時間的金額的消費予想を作成する。時間的金額的消費予想は、消費動向データ15として作成される。ここで、消費は消費税支払い対象(免税を含む)の経済活動を含む。消費動向データ15は、サービスデータ作成器14に入力される。サービスデータ作成器14は、消費動向データ15に基づいて、サービスデータ9を作成する。サービスデータ9は、新車価格又は中古車価格と学生集合の適正会員の対データとして作成される。サービスデータ9は、サービスデータ作成器14で作成されサービス統合所3から出力されて、ポイントカード受付器6に付属している表示端末又は消費者個人対応端末16に対して送信される。サービスデータ9には、学生集合累積ポイント数と学生集合累積ポイント数のうち譲渡可能ポイント数が含まれ得る。
3…販売主体
4…販売主体側端末(販売主体)
5…ポイントカード
9…許可信号
11…記録部
12…分析部
16…会員側端末
17…第1テーブル
25…他の属性
26…第2テーブル
34…他の属性
4…販売主体側端末(販売主体)
5…ポイントカード
9…許可信号
11…記録部
12…分析部
16…会員側端末
17…第1テーブル
25…他の属性
26…第2テーブル
34…他の属性
Claims (10)
- グループに属する会員のポイントである個人累積ポイントを電子的に記録する個人記録部と、
前記グループの全会員の前記個人累積ポイントの合計であるグループ累積ポイントを電子的に記録するグループ記録部とを具え、
前記個人累積ポイントのうちで前記会員により使用される個人使用ポイントが前記個人累積ポイントから減算される減算後個人累積ポイントが前記個人記録部に更新的に記録され、且つ、前記個人使用ポイントが前記グループ累積ポイントから減算される減算後グループ累積ポイントが前記グループ記録部に更新的に記録される
ポイントカード。 - 前記個人使用ポイントの最大値は前記グループに対して設定される設定値に一致する
請求項1の名称。 - 販売主体により店舗に設置される販売主体側端末と、
前記販売主体により管理される消費動向分析のためのコンピュータと、
グループに属する購買主体である会員により管理されるポイントカードとを具え、
前記コンピュータは、
ポイントを記録する記録部と、
前記ポイントを分析する分析部とを備え、
前記ポイントは、
前記グループのうちの同じ一人の会員の購買の購買量に対応する個人ポイント数IPの合計値である個人累積ポイント数ΣIPと、
前記グループの全会員の前記個人累積ポイント数ΣIPの合計値であるグループポイント数GPの累積値であるグループ累積ポイント数ΣGPとを含み、
前記分析部は、グループ累積ポイント数ΣGPが規定数より大きく、前記個人累積ポイント数ΣIPが前記規定数より小さい場合に、前記個人累積ポイント数が前記同じ一人の会員により使用されることを許可する許可信号を出力し、
前記許可信号は前記販売主体側端末に送信される
ポイントカードシステム。 - 前記分析部は、
会員順序数と会員属性を示す会員データの2次元データを形成する第1テーブルと、
グループ順序数とグループ属性を示すグループデータの2次元データを形成する第2テーブルを具える
請求項3のポイントカードシステム。 - 前記会員属性は会員番号、会員氏名、会員ポイント数、前記会員が属するグループ番号を含み、前記グループ属性はグループ番号、グループ名、グループ累積ポイント数、会員数を含む
請求項4のポイントカードシステム。 - 前記分析部は、前記第1テーブルと前記第2テーブルのそれぞれの2次元データに対応し前記グループに共通する消費動向を作成する
請求項5のポイントカードシステム。 - 前記消費動向は消費傾向を含み、前記消費傾向は会員の年齢と収入に対応する時間的傾向に一致する
請求項6のポイントカードシステム。 - 前記会員に管理される会員側端末を更に具え、前記消費動向は前記販売主体から前記会員側端末に伝達される
請求項1〜7から選択される1請求項のポイントカードシステム。 - 消費者の消費活動に対応するポイントを加算して個人累積ポイントを電子的に計算する販売主体の第1計算行為と、
前記個人累積ポイントを前記会員に対応するポイントカードに電子的に記録する前記販売主体の記録行為と、
前記消費者が会員であることを判定する前記販売主体の第1判定行為と、
前記消費者が会員である場合には、前記ポイントを加算して前記会員が属するグループのグループ累積ポイントを電子的に計算する前記販売主体の第2計算行為と、
前記グループ累積ポイントがサービス開始の規定数に到達していることを判定する前記販売主体の第2判定行為と、
前記グループ累積ポイントが前記規定数に到達している場合に、前記個人累積ポイントの使用を許可する前記販売主体の許可行為と、
前記許可行為に基づいて前記会員が前記個人累積ポイントを使用する場合に、前記個人累積ポイントから前記会員が使用する使用ポイントを減算し、且つ、前記グループ累積ポイントから前記会員が使用する前記使用ポイントを減算する前記販売主体の第3計算行為
とを具えるポイントカード使用方法。 - 前記グループの全会員に共通する属性に基づいて共通の消費動向を探知する前記販売主体の探知行為と、
前記消費動向を前記会員に通知する前記販売主体の探知行為
とを更に具える請求項9のポイント使用方法。
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---|---|---|---|
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WO2013130391A1 (en) * | 2012-02-28 | 2013-09-06 | Symantec Corporation | Systems and methods for maintaining group membership records |
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-
2003
- 2003-12-18 JP JP2003420307A patent/JP2005182334A/ja active Pending
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US8740797B2 (en) | 2005-06-22 | 2014-06-03 | The Jikei University | Ultrasonic therapeutic apparatus |
WO2013130391A1 (en) * | 2012-02-28 | 2013-09-06 | Symantec Corporation | Systems and methods for maintaining group membership records |
US8805888B2 (en) | 2012-02-28 | 2014-08-12 | Symantec Corporation | Systems and methods for maintaining group membership records |
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