JP2005180258A - 内燃機関用点火システム - Google Patents

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Masaru Kamoshita
勝 鴨志田
Takahide Onari
隆秀 小斉
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Abstract

【課題】 供給される2次エネルギを臨機応変に制御することで、突然の燃焼変化に的確に対応できる内燃機関用点火システムを提供すること。
【解決手段】 少なくとも1次コイル及び2次コイル、その二つのコイルを磁気的に結合させる前記の1次コイルの内周を通るセンタ鉄心及び前記2次コイルの外周を通るサイド鉄心を有し、1次コイル、2次コイル、センタ鉄心及びサイド鉄心が高電圧を絶縁する為の絶縁材に埋設させ、2次コイルの巻き始め側と巻き終わり側を各々、別の気筒に設置されているプラグに接続し、2次コイルの高電圧を各々に伝達する点火コイルを用いた内燃機関用同時着火点火システムであって、内燃機関の気筒数と同数の点火コイルにて構築するとともに、1つの気筒に対して2つの電圧供給ルートを有するので、供給される2次エネルギを臨機応変に制御することで、突然の燃焼変化に的確に対応できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば自動車のエンジンの点火プラグにおいて、火花放電を発生させる為に高電圧を供給する内燃機関用点火システムに関するものである。
図5は、従来の1つの点火コイルを使用して、2つの気筒に同時に点火する内燃機関用同時着火点火システム(以下、同時着火システムと略す)のシステム図を示すものである。ここで、図外のバッテリーからの電流が印加される1次コイルlと、この1次コイル1の外周に巻回された2次コイル2と、二次コイル2の巻き始め位置3、巻き終わり位置4、それらが接続される内燃機関の点火プラグ5、逆流を防止するための高圧ダイオード10等から構成されている。
特開2001−90645号
以上のように構成した従来の同時着火システムは、2気筒分を1個の点火コイルにより高電圧が供給されている。よって、気筒数の半分の点火コイル数にて、点火システムを構築できることから安価な点火システムとして広く採用されている。但し、独立点火システム(各気筒毎に点火コイルを設置するシステム)に比べ、1個の点火コイルで2気筒分を点火することから、点火コイルの発熱の問題から点火制御を複雑にできないという欠点がある。
この発明は上記に鑑み提案されたもので、通常の同時着火システムの他に更にもう1つの同時着火システムを組合せることにより、供給する点火エネルギを増加させることができ、複雑な点火制御への対応を可能とする内燃機関用点火システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成する為に、本発明の点火システムは、少なくとも1次コイル及び2次コイル、その二つのコイルを磁気的に結合させる前記の1次コイルの内周を通るセンタ鉄心及び前記2次コイルの外周を通るサイド鉄心を有し、1次コイル、2次コイル、センタ鉄心及びサイド鉄心が高電圧を絶縁する為の絶縁材に埋設させ、2次コイルの巻き始め側と巻き終わり側を各々、別の気筒に設置されているプラグに接続し、2次コイルの高電圧を各々に伝達する点火コイルを用いた内燃機関用同時着火点火システムであって、内燃機関の気筒数と同数の点火コイルにて構築するとともに、1つの気筒に対して2つの電圧供給ルートを有することを特徴としている。
また、請求項2に記載の発明において、通常使用時は、2つの気筒を1つの点火コイルで点火する制御とし、燃焼が不安定になったことをセンサーにより感知した際に、通常の電圧供給ルートに付加し、接続されている他の電圧供給ルートから電圧を供給することで、1つの気筒に供給される点火エネルギを増加することを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明において、前記他の電圧供給ルートへ付加して電圧を供給するタイミングを1次コイルヘの遮断タイミングで制御することを特徴としている。
また、請求項4に記載の発明において、前記1気筒に2つの点火プラグを設置した内燃機関であって、前記2つの電圧供給ルートが各気筒の別のプラグに、非使用の点火コイルヘ電圧が流れるのを防止する高電圧対応ダイオードなしで接続されたことを特徴としている。
この発明は上記した構成からなるので、以下に説明するような効果を奏することができる。
請求項1に記載の発明では、少なくとも1次コイル及び2次コイル、その二つのコイルを磁気的に結合させる前記の1次コイルの内周を通るセンタ鉄心及び前記2次コイルの外周を通るサイド鉄心を有し、1次コイル、2次コイル、センタ鉄心及びサイド鉄心が高電圧を絶縁する為の絶縁材に埋設させ、2次コイルの巻き始め側と巻き終わり側を各々、別の気筒に設置されているプラグに接続し、2次コイルの高電圧を各々に伝達する点火コイルを用いた内燃機関用同時着火点火システムであって、内燃機関の気筒数と同数の点火コイルにて構築するとともに、1つの気筒に対して2つの電圧供給ルートを有するので、供給される2次エネルギを臨機応変に制御することで、突然の燃焼変化に的確に対応した点火制御が可能である。これにより、安定した燃費と排気ガス制御が可能となる。
請求項2に記載の発明では、通常使用時は、2つの気筒を1つの点火コイルで点火する制御とし、燃焼が不安定になったことをセンサーにより感知した際に、通常の電圧供給ルートに付加し、接続されている他の電圧供給ルートから電圧を供給することで、1つの気筒に供給される点火エネルギを増加するので、突然の燃焼変化に的確に対応した点火制御が可能である。
請求項3に記載の発明では、前記他の電圧供給ルートへ付加して電圧を供給するタイミングを1次コイルヘの遮断タイミングで制御するので、供給される2次エネルギを臨機応変に制御することができる。
請求項4に記載の発明では、前記1気筒に2つの点火プラグを設置した内燃機関であって、前記2つの電圧供給ルートが各気筒の別のプラグに、非使用の点火コイルヘ電圧が流れるのを防止する高電圧対応ダイオードなしで接続されたので、高価な高電圧対応ダイオードを削減することができる。
1気筒に対して2つの電圧供給ルートを設置し、供給される2次エネルギを臨機応変に制御することで、突然の燃焼変化に対する的確な点火制御を可能とすることができる。
以下、本発明の実施例を説明する。図1は、本発明に係る内燃機関用点火システムの一実施例を示す点火システムの説明図であり、図5に示した従来の点火システムと同一又は相当部分には同一符号を付し、その説明を省略する。本実施例において、1次コイル1及び2次コイル2、その二つのコイルを磁気的に結合させる前記の1次コイル1の内周を通るセンタ鉄心及び前記2次コイル2の外周を通るサイド鉄心を有し、1次コイル1、2次コイル2、センタ鉄心及びサイド鉄心が高電圧を絶縁する為の絶縁材に埋設させ、2次コイル2の巻き始め側と巻き終わり側を各々、別の気筒に設置されているプラグ5に接続し、2次コイル2の高電圧を各々に伝達する点火コイルを用いた内燃機関用同時着火点火システムであって、内燃機関の気筒数4と同数の点火コイル6、7、8、9にて構築するとともに、1つの気筒に対して2つの電圧供給ルートA、Bを有している。
このように構成された上記実施例では、4気筒内燃機関用のシステムとなっており、点火プラグ5aには、点火コイル6と点火コイル9が接続されている。また、点火プラグ5bも同様に点火コイル7と点火コイル8が接続されている。同様に、点火プラグ5cには、点火コイル7と点火コイル8が、点火プラグ5dには、点火コイル6と点火コイル9が接続されている。また、通常放電時に、必要に応じて動作させる点火コイル側に2次電圧が流れてしまうのを防止するために高圧ダイオード10が夫々設けられている。尚、前記他の電圧供給ルートBへ付加して電圧を供給するタイミングを1次コイル1ヘの遮断タイミングで制御する。
以上のように構成した、内燃機関用点火システムは必要に応じて1つの気筒に対して2つの電圧供給ルートA、Bを使用して電圧を供給するので、突然の燃焼変化に対する的確な点火制御を可能とすることができる。
図2は、本発明の内燃機関用点火システムのタイミングチャート図であり、本発明により動作させた時の1気筒分のタイミングチャートを通常時、供給エネルギ増加時、点火タイミング調整時についてそれぞれ示す。1次コイル1の電流波形11と2次コイル2から供給される点火エネルギ波形12が追加で点火コイルを動作させることで点火エネルギ増加時は、点火エネルギ波形12が単純に大きくなり、点火タイミング調整時では、点火エネルギ波形12が2個出ることを示している。
図3は、1気筒に2つの点火プラグ15が取付けられている内燃機関の点火システムの例を示す。本実施例では、第1の気筒には、点火コイル6に接続された点火プラグ15aと点火コイル9に接続された点火プラグ15bが設置され、第2の気筒には、点火コイル7に接続された点火プラグ15cと点火コイル8に接続された点火プラグ15dが設置され、第3の気筒には、点火コイル7に接続された点火プラグ15eと点火コイル8に接続された点火プラグ15fが設置され、第4の気筒には、点火コイル6に接続された点火プラグ15gと点火コイル9に接続された点火プラグ15hが設置されている。また、各気筒には、点火プラグ15がそれぞれ2つ装着されているため、高圧ダイオード10を廃止することができる。
図4(a)(b)は、同内燃機関用点火システムのシステム構造を示す要部断面図である。ここで、図4(a)は、点火コイルが独立した収納ケース16に収容されて存在しており、高圧コード13により、点火システムが構築されている例を示す。図4(b)は、点火コイル6〜9を1つの収納ケース17内に収容し、収納ケース17内で結線した後、各点火プラグへ供給する例を示すものである。
以上のように構成された内燃機関用点火システムは、通常の同時着火システムの他に更にもう1つの同時着火システムを構成することにより、供給する点火エネルギを増加することができ、複雑な点火制御への対応を可能とすることができる。
図1は、本発明に係る内燃機関用点火システムの一実施例を示す点火システムの説明図である。 図2は、同内燃機関用点火システムのタイミングチャート図である。 図3は、同内燃機関用点火システムの1気筒2点火プラグ式の点火システムを示す説明図である。 図4(a)(b)は、同内燃機関用点火システムのシステム構造を示す要部断面図である。 図5は、従来の点火システムを示す説明図である。
符号の説明
1 1次コイル
2 2次コイル
3 2次コイル巻き始め
4 2次コイル巻き終わり
5 点火プラグ
6〜9 点火コイル
l0 高圧ダイオード
11 1次電流波形
12 供給エネルギ波形
13 高圧コード
14 収納ケース
15 点火プラグ
16 収納ケース
17 収納ケース

Claims (4)

  1. 少なくとも1次コイル及び2次コイル、その二つのコイルを磁気的に結合させる前記の1次コイルの内周を通るセンタ鉄心及び前記2次コイルの外周を通るサイド鉄心を有し、1次コイル、2次コイル、センタ鉄心及びサイド鉄心が高電圧を絶縁する為の絶縁材に埋設させ、2次コイルの巻き始め側と巻き終わり側を各々、別の気筒に設置されているプラグに接続し、2次コイルの高電圧を各々に伝達する点火コイルを用いた内燃機関用同時着火点火システムであって、
    内燃機関の気筒数と同数の点火コイルにて構築するとともに、1つの気筒に対して2つの電圧供給ルートを有することを特徴とする内燃機関用点火システム。
  2. 通常使用時は、2つの気筒を1つの点火コイルで点火する制御とし、燃焼が不安定になったことをセンサーにより感知した際に、
    通常の電圧供給ルートに付加し、接続されている他の電圧供給ルートから電圧を供給することで、1つの気筒に供給される点火エネルギを増加することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関用点火システム。
  3. 前記他の電圧供給ルートへ付加して電圧を供給するタイミングを1次コイルヘの遮断タイミングで制御することを特徴とする求項3に記載の内燃機関用点火システム。
  4. 1気筒に2つの点火プラグを設置した内燃機関であって、前記2つの電圧供給ルートが各気筒の別のプラグに、非使用の点火コイルヘ電圧が流れるのを防止する高電圧対応ダイオードなしで接続されたことを特徴とする請求項1〜3の何れか1に記載の内燃機関用点火システム。
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JP2010261395A (ja) * 2009-05-08 2010-11-18 Toyota Motor Corp 内燃機関の点火制御装置

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