JP2005174471A - 情報記録再生装置、情報記録再生用プログラム、記憶媒体及び情報記録再生方法 - Google Patents

情報記録再生装置、情報記録再生用プログラム、記憶媒体及び情報記録再生方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 リトライ記録された情報記録媒体に関する装置間の互換性の適正化を図る。
【解決手段】 サーボエラーに伴いリトライ動作を行った場合、記憶されているサーボエラー発生アドレスが再生できるか否かの判定ではなく、当該サーボエラー発生アドレス付近の再生に伴うブロックエラーレートBler値を測定し(S13)、このブロックエラーレートBler値が所定値を超えていた場合には(S14のN)、再生できても記録エラーがあった旨をホスト等の上位装置に報告する(S17)ことで、例えば、判定基準となる所定値を再生特性の悪い装置を考慮した値として設定しておけば、記録エラーの報告のない情報記録媒体(S15,S16)に関しては装置間での互換性を確保でき、記録エラーの報告のあった情報記録媒体(S17)に関しては装置間での互換性を保証できないので排除することができるようにした。
【選択図】 図4

Description

本発明は、CD−RW,DVD+RW等の書換え可能な情報記録媒体に対する情報記録再生装置、情報記録再生用プログラム、記憶媒体及び情報記録再生方法に関する。
CD−RW,DVD+RW等の書換え可能な情報記録媒体に記録を行なうドライブ装置では、記録中に例えば、ディスクにキズや欠陥等があってサーボが外れてしまう場合がある。書換え可能な光ディスクにおいて、サーボエラーが発生した場合、ドライブ装置は即記録エラーにするのではなく、CD−RWのパケットライト時であればサーボエラーが発生したパケットの先頭から記録のリトライを行ない、DVD+RWの場合であればECCブロックの先頭から記録リトライを行なう。この記録リトライでエラーが発生しなかった場合は、記録は続けられ、その後エラーが発生せずに記録が完了した場合は、記録正常終了となる。
装置がサーボエラーで記録リトライを行なう場合、リトライ回数は1回だけということはなく、複数回(例えば、最大8回まで)であるのに加えて,近年のドライブ装置であればドライブ装置の振動制御等も考慮されており、サーボ的に安定しているので、記録中にサーボエラーが発生しても記録リトライによって回避できる確率が上がっている。
このため,記録自体は完了するものの、現実には、記録したディスクを再生してみると、再生時に何度もリトライが発生して辛うじて読めるようなディスクだったり、酷な場合には再生できない場合もある。
このようなことから、書換え可能な光ディスクの場合、サーボエラーが発生しても、記録エラーとはならずに、記録リトライが行なわれることに着目し、記録リトライでパスした場合に、当該記録リトライアドレスが再生可能であるかをホストコンピュータから再生の要求が来る前に、確認するようにした発明が本出願人により提案されている。即ち、記録中に、記録リトライアドレスをメモリに保存しておき、記録終了処理において、記録リトライアドレスが再生できるか否かを確認し、再生できなかった場合にはホストコンピュータに記録エラーとして返すようにしたものである。
ところが、この提案例の方式では、ドライブ装置の再生特性が良い場合、記録品質が悪くても問題無く読めてしまう。ということは、当該ドライブ装置で記録された当該ディスクを再生特性の悪いドライブ装置で再生しようとする場合には再生できず、装置間の互換性に欠けるものとなってしまう。
即ち、CDの記録品質については、記録型CDの規格書であるオレンジブックに定められており、ここではブロックエラーレート(Bler)(Block Error rateの略)というもので測られる。これは1秒間当りのC1エラー(ランダムエラーともいう)訂正数である。ドライブ装置の再生能力の差はエラー訂正能力の差による所が大きい。このため、例えば、ある装置はBler値が1000のディスクでも問題なく読めるが、別の装置ではBler値が1000あるので読めない、といったいわゆる互換性の不具合が発生する可能性がある。
本発明の目的は、リトライ記録された情報記録媒体に関する装置間の互換性の適正化を図ることである。
請求項1記載の発明の情報記録再生装置は、上位装置からのコマンドに従って情報記録媒体に対してデータの記録を実行し、その記録中にサーボエラーが発生した場合には再度記録を行うリトライを実行する情報記録再生装置において、サーボエラーに伴うリトライ動作時に当該サーボエラー発生アドレスをメモリに記憶させる記憶手段と、記録終了処理時に前記メモリに記憶されている前記サーボエラー発生アドレスを含む前記情報記録媒体の所定範囲を再生させた時のブロックエラーレート(Bler)を測定する測定手段と、測定されたBler値が所定値より大きいか否かを判定する判定手段と、測定されたBler値が所定値より大きいと判定された場合には、当該情報記録媒体に関して記録エラーがあった旨を前記上位装置に報告するエラー報告手段と、を備える。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の情報記録再生装置において、前記測定手段がブロックエラーレートを測定する記録終了処理時は、前記上位装置からSyncCacheコマンドが発行された時である。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の情報記録再生装置において、前記測定手段がブロックエラーレートを測定する記録終了処理時は、前記上位装置からCloseTrackSessionコマンドが発行された時である。
請求項4記載の発明は、請求項1ないし3の何れか一記載の情報記録再生装置において、前記測定手段によりブロックエラーレートを測定する際の再生速度を当該装置で可能な最高再生速度とする測定時速度制御手段を備える。
請求項5記載の発明は、請求項1ないし4の何れか一記載の情報記録再生装置において、前記判定手段は、測定されたBler値が所定値として220より大きいか否かを判定する。
請求項6記載の発明の情報記録再生用プログラムは、上位装置からのコマンドに従って情報記録媒体に対してデータの記録を実行し、その記録中にサーボエラーが発生した場合には再度記録を行うリトライを実行する情報記録再生装置が備えるコンピュータにインストールされ、当該コンピュータに、サーボエラーに伴うリトライ動作時に当該サーボエラー発生アドレスをメモリに記憶させる記憶機能と、記録終了処理時に前記メモリに記憶されている前記サーボエラー発生アドレスを含む前記情報記録媒体の所定範囲を再生させた時のブロックエラーレート(Bler)を測定する測定機能と、測定されたBler値が所定値より大きいか否かを判定する判定機能と、測定されたBler値が所定値より大きいと判定された場合には、当該情報記録媒体に関して記録エラーがあった旨を前記上位装置に報告するエラー報告機能と、を実行させる。
請求項7記載の発明は、請求項6記載の情報記録再生用プログラムにおいて、前記測定機能がブロックエラーレートを測定する記録終了処理時は、前記上位装置からSyncCacheコマンドが発行された時である。
請求項8記載の発明は、請求項7記載の情報記録再生用プログラムにおいて、前記測定機能がブロックエラーレートを測定する記録終了処理時は、前記上位装置からCloseTrackSessionコマンドが発行された時である。
請求項9記載の発明は、請求項6ないし8の何れか一記載の情報記録再生用プログラムにおいて、前記測定機能によりブロックエラーレートを測定する際の再生速度を前記情報記録再生装置で可能な最高再生速度とする測定時速度制御機能を前記コンピュータに実行させる。
請求項10記載の発明は、請求項6ないし9の何れか一記載の情報記録再生用プログラムにおいて、前記判定機能は、測定されたBler値が所定値として220より大きいか否かを判定する。
請求項11記載の発明の記憶媒体は、上位装置からのコマンドに従って情報記録媒体に対してデータの記録を実行し、その記録中にサーボエラーが発生した場合には再度記録を行うリトライを実行する情報記録再生装置が備えるコンピュータに読取り可能であって、請求項6ないし10の何れか一記載の情報記録再生用プログラムを格納している。
請求項12記載の発明の情報記録再生方法は、上位装置からのコマンドに従って情報記録媒体に対してデータの記録を実行し、その記録中にサーボエラーが発生した場合には再度記録を行うリトライを実行する情報記録再生方法において、サーボエラーに伴うリトライ動作時に当該サーボエラー発生アドレスをメモリに記憶させる記憶工程と、記録終了処理時に前記メモリに記憶されている前記サーボエラー発生アドレスを含む前記情報記録媒体の所定範囲を再生させた時のブロックエラーレート(Bler)を測定する測定工程と、測定されたBler値が所定値より大きいか否かを判定する判定工程と、測定されたBler値が所定値より大きいと判定された場合には、当該情報記録媒体に関して記録エラーがあった旨を前記上位装置に報告するエラー報告工程と、を備える。
本発明によれば、サーボエラーに伴いリトライ動作を行った場合、記憶されているサーボエラー発生アドレスが再生できるか否かの判定ではなく、当該サーボエラー発生アドレス付近の再生に伴うブロックエラーレートBler値を測定してこのブロックエラーレートBler値が所定値を超えていた場合には、再生できても記録エラーがあった旨をホスト等の上位装置に報告するようにしたので、例えば、判定基準となる所定値を再生特性の悪い装置を考慮した値として設定しておくことにより、記録エラーの報告のない情報記録媒体に関しては装置間での互換性を確保し、記録エラーの報告のあった情報記録媒体に関しては装置間での互換性を保証できないので排除することができ、よって、装置間での互換性の適正化を図ることができる。
本発明を実施するための最良の形態について図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の情報記録再生装置が適用されるCD−R/CD−RW(CD-Recordable/CD−Rewritable)ドライブなる光ディスクドライブの構成例を示す概略ブロック図である。
この光ディスクドライブAは、上位装置としてのホストコンピュータBに接続されて使用されるもので、情報記録媒体としての光ディスク1を回転駆動させるスピンドルモータ2や、この光ディスク1に記録/再生用のレーザ光を照射する光ピックアップ3を備えている。この光ピックアップ3は粗動モータ4によりディスク半径方向に移動自在とされている。また、光ピックアップ3は半導体レーザ光源、対物レンズ等を含む光学系、受光素子等を備え、データ再生時には再生パワーで半導体レーザ光源を発光させてレーザ光を光ディスク1に照射し、その反射光を受光素子で受光し信号処理系5で処理することによりデータを再生する一方、データ記録時には記録パワーで半導体レーザ光源を発光させてレーザ光を光ディスク1に照射することにより光ディスク1上に信号を記録する。光ピックアップ3は、これらの動作に際して、レーザ光の焦点が光ディスク1に合うように対物レンズの位置を光ディスク1と垂直方向に動かすフォーカスアクチュエータ機構、レーザ光の焦点がトラックをトレースするように光ディスク1の半径方向(スレッジ方向)に対物レンズを動かすトラックアクチュエータ機構を備えている。これらのフォーカスアクチュエータ,トラックアクチュエータ,粗動モータ4は受光素子,ポジションセンサから得られた信号をもとにモータドライバとサーボ手段とによりレーザスポットが目的の場所に位置するよう制御される。また、スピンドルモータ2、粗動モータ4、光ピックアップ3&信号処理系5に対しては、各々コントローラ6により制御される制御系7,8,9が接続されている。
また、コントローラ6は制御主体となるCPUを備える他、制御プログラム(情報記録再生用プログラムを含む)や各種データを固定的に格納し本発明の記憶媒体としても機能するROMや各種データを書換え自在に格納するRAMを備えるマイクロコンピュータ構成のもので、バッファメモリ10や不揮発性メモリ11が接続され、さらに、ATAPIやSCSIといったインタフェースを介して前述のホストコンピュータBが接続されている。
このような構成において、再生/記録に関する基本的な動作について説明する。まず、データ読出しの場合、光ピックアップ3で得られた再生信号はリードアンプ(Read Amp)で増幅され2値化(デジタル化)された後,CDデコーダ(CD Decoder)に入力されEFM復調される。EFMはEight to Fourteen Modulationの略で光ディスク1には光学的に再生又は記録しやすいように8bitデータを14bitのデータに変調したデータが書かれている。
EFM復調されたデータはデインタリーブ(並べ替え直し)とエラー訂正の処理を受ける。その後このデータはバッファマネージャ(Buffer Manager)により一旦バッファメモリ10に蓄えられ、セクタデータとして揃った段階でインタフェースを介してホストコンピュータBに一気に送られる。音楽データの場合、CDデコーダから出てきたデータはD/Aコンバータに入力されアナログのオーディオ信号が取り出される。
また、データ書込み時は、インタフェースを通しホストコンピュータBから送られてきたデータをバッファマネージャにより一旦バッファメモリ10に蓄え、バッファメモリ10にある程度データが貯まったところで書込みを開始するが、その前にレーザスポットを書込み開始地点に位置させなければならない。
この地点はトラックの蛇行により予め光ディスク1に刻まれているウォブル信号により求められる。ウォブル信号にはATIP(Absolute Time In Pregroove)と呼ばれる絶対時間情報が含まれており、ATIPデコーダによりこの情報を取り出す。また、ATIPデコーダが生成する同期信号はコントローラ6中のCDエンコーダに入力され、正確な位置でのデータの書出しを可能にしている。
バッファメモリ10のデータは、CD−ROMエンコーダやCDエンコーダでエラー訂正コードの付加やインターリーブ(並べ替え)が行われた後、EFM変調され、レーザーコントロール回路(Laser Controller)、光ピックアップ3を介して光ディスク1に記録される。
ここで、CD系ディスクの場合、データ読出しにおいて,EFM復調されたデータはデインタリーブ(並べ替え直し)とエラー訂正の処理を受ける。ここに、CDではCIRC(Cross Interleave Reed-Solomon)という誤り訂正方式が採用されており、CIRCには2段のReed-Solom符号が用いられている。各々をC1符号、C2符号と呼ぶ。C1符号は主にメディア上のランダムエラーを訂正し、C2符号はバーストエラー(連続するエラー)を訂正する能力がある。CDの記録品質については、記録型CDの規格書であるオレンジブックに定められており、ここでは、Bler値というもので測られる。Bler値とはブロックエラーレート(Block Error Rate)の略で1秒当りのC1エラー(ランダムエラーともいう)数のことであり、その最大値は7350である。C1音楽CDの規格であるレッドブックには、読出しを保証するためには、C1エラー=Bler値は毎秒220回以下でなければならないと定められている。
このような基本的な構成・動作例において、本実施の形態の光ディスクドライブAは、ホストコンピュータBからのコマンドに従って光ディスク1に対してデータの記録を実行し、その記録中にサーボ外れによるサーボエラーが発生した場合には再度記録を行うリトライを実行する機能を有するものであり、サーボエラー発生時にコントローラ6により実行される処理制御例を図2に示す概略フローチャートを参照して説明する。まず、光ディスクドライブAが或る光ディスク1に対して記録を行なっている最中にサーボエラーが発生した場合,記録リトライを実行し(ステップS1)、記録リトライを行なった結果、エラーが発生せずにリトライOKだった場合には(S2のY)、バッファメモリ10なるメモリに記録リトライアドレス=サーボエラー発生アドレスを格納して(S3)、記録処理を続行する(S4)。ステップS3の処理が記憶手段、記憶機能、記憶工程として実行される。このようにして、記録リトライが発生する度に(S1)、記録リトライアドレスをバッファメモリ10に保存して行き(S3)、最後まで記録エラーが発生しなかった場合は,記録終了処理へと続く。一方、記録リトライを所定のリトライ回数(例えば、最大8回)実行しても(S5)、結果がOKとならない場合には(S2のN)、ホストコンピュータBに記録エラーを報告して処理を終了する(S6)。
図3にバッファメモリ10への保存例を示す。これは当該光ディスクドライブAにおいて、アドレス500でサーボエラーが発生し、記録中断し、その後、1回目の記録リトライでパスしたので、そのまま記録を続け、今度はアドレス50000で再びサーボ外れ発生のため再び記録中断し、その後、2回目の記録リトライでパスした時の例である。
次に、データ記録動作における記録終了時にコントローラ6により実行される記録終了処理制御例を図4に示す概略フローチャートを参照して説明する。まず、記録終了処理の段階になると(S11)、コントローラ6はバッファメモリ10にアクセスし,記録リトライアドレスに記録されたリトライ回数があるか否かにより、記録動作中に記録リトライを行なったか否かを判定する(S12)。記録リトライが行なわれていた場合には(S12のY)、バッファメモリ10に記憶されている記録リトライアドレス=サーボエラー発生アドレスを含む光ディスク1の所定範囲を再生させた時のブロックエラーレートBler値を測定する(S13)。ステップS13の処理が測定手段、測定機能、測定工程として実行される。
この測定の結果、得られたBler値が予め設定されている所定値以下であるか否かを判定する(S14)。ステップS14の処理が判定手段、判定機能、判定工程として実行される。この場合の判定基準となる所定値としては、例えば、C1音楽CDの規格であるレッドブックにおいて、読出しが保証されるC1エラー=毎秒220回なる数値が用いられる。
判定の結果、得られたBler値が所定値以下であれば(S14のY)、そのまま記録終了処理を行ない(S15)、一連の記録処理を終了する(S16)。しかし、得られたBler値が所定値を超えていた場合は(S14のN)、ホストコンピュータBに対して当該光ディスク1に関して記録エラーがあった旨を通知し一連の処理を終了する(S17)。
このように、本実施の形態によれば、サーボエラーに伴いリトライ動作を行った場合、記憶されているサーボエラー発生アドレスが再生できるか否かの判定ではなく、当該サーボエラー発生アドレス付近の再生に伴うブロックエラーレートBler値を測定してこのブロックエラーレートBler値が所定値を超えていた場合には、仮に再生できても記録エラーがあった旨をホストコンピュータBに報告することにより、例えば、判定基準となる所定値を再生特性の悪い装置を考慮した値(例えば、220)として設定しておくことにより、記録エラーの報告のない光ディスク1に関しては装置間での互換性を確保し、記録エラーの報告のあった光ディスク1に関しては装置間での互換性を保証できないので排除することができ、よって、装置間での互換性の適正化を図ることができる。
なお、より実際的な処理制御例として、例えば、図5に示すように、ホストコンピュータBからSyncCacheコマンドが発行された場合(S21)を記録終了処理時(S11)として、前述したような処理を行なわせるようにすればよい。ここに、SyncCacheコマンドは、情報記録時に度々発行されるコマンドであって、バッファメモリ10の情報をある程度(バッファメモリ10が空にならない程度)にバッファメモリ10内のデータを送り出させるコマンドであり、記録終了処理時を表すコマンドとして好適に用い得る。なお、SyncCacheコマンドに従う場合、測定されたBler値が所定値以下であれば(S14のY)、記録終了処理としてSyncCache処理を実行するが(S22)、その処理後、CloseTrackSessionコマンドが発行されたか否かの判定処理(CTS?)を行ない(S23)、CloseTrackSessionコマンドが発行されていれば(S23のY)、そのまま処理を終了し(CloseTrackSession処理実行)(S16)、CloseTrackSessionコマンドが発行されていなければ(S23のN)、記録処理を続行する(S24)。ここに、CloseTrackSessionコマンドは記録終了時に発行されるコマンドであって、記録情報の容量やアドレスを記録するコマンドである。
また、より実際的な処理制御例の他例として、例えば、図6に示すように、ホストコンピュータBからCloseTrackSessionコマンドが発行された場合(S31)を記録終了処理時(S11)として、前述したような処理を行なわせるようにすればよい。ここに、CloseTrackSessionコマンドは記録終了時に発行されるコマンドであって、記録情報の容量やアドレスを記録するコマンドであり、記録終了処理時を表すコマンドとして好適に用い得る。なお、CloseTrackSession コマンドに従う場合、測定されたBler値が所定値以下であれば(S14のY)、記録終了処理としてCloseTrackSession 処理を実行する(S32)。
ところで、一般的に光ディスクドライブAが光ディスク1を再生する場合は,当該ドライブが再生最高速度で行なうが、再生時のエラー数(Bler値)も、再生速度が速くなれば増える傾向にある。このように,最も使用される再生速度と、最も再生が厳しい再生速度とは一致することが多い。他機互換性を考慮する場合は厳しい条件で最も使用される速度設定、即ち、当該装置の所有する再生最高速度で確認するのが望ましい。そこで、図4に示した処理制御の変形例として、図7に示すように、記録エラー発生アドレスの再生をさせる場合に,再生速度を装置の持つ最高再生速度として行わせる(S18)。このステップS18の処理が測定時速度制御手段、測定時速度制御機能として実行される。つまり、光ディスクドライブAが記録速度対応の再生速度のままBler値の測定を行なわないようにしている。
このように、Bler値の測定を、使用される可能性が高く、厳しい条件である最高再生速度で行わせることで、記録処理は正常終了したにも関らず、再生できないといった不具合の解消が望める。この場合も、前述の場合と同様にBler値が所定値を超えていた場合は記録エラーとし、その旨をホストコンピュータBに通知させる。なお、Bler値の測定が終わった後は、元の記録速度=再生速度に戻し、記録終了処理(SyncCache又はCloseTrackSession)を行い記録を完了する。
なお、これらの処理制御例の説明では、CD−RWディスクの場合を例に挙げて説明したが、この他のディスク、例えばDVD+RW等の光ディスクの場合にも同様に適用することができる。
本発明の第一の実施の形態の光ディスクドライブの構成例を示す概略ブロック図である。 記録リトライ時のアドレス記憶処理例を示す概略フローチャートである。 記録リトライアドレス保存例を示す説明図である。 記録終了時の処理制御例を示す概略ブロック図である。 記録終了時としてSyncCacheコマンド発行時の処理制御例を示す概略ブロック図である。 記録終了時としてCloseTrackSessionコマンド発行時の処理制御例を示す概略ブロック図である。 記録終了時の処理制御例の変形例を示す概略ブロック図である。
符号の説明
1 情報記録媒体
10 メモリ
B 上位装置

Claims (12)

  1. 上位装置からのコマンドに従って情報記録媒体に対してデータの記録を実行し、その記録中にサーボエラーが発生した場合には再度記録を行うリトライを実行する情報記録再生装置において、
    サーボエラーに伴うリトライ動作時に当該サーボエラー発生アドレスをメモリに記憶させる記憶手段と、
    記録終了処理時に前記メモリに記憶されている前記サーボエラー発生アドレスを含む前記情報記録媒体の所定範囲を再生させた時のブロックエラーレート(Bler)を測定する測定手段と、
    測定されたBler値が所定値より大きいか否かを判定する判定手段と、
    測定されたBler値が所定値より大きいと判定された場合には、当該情報記録媒体に関して記録エラーがあった旨を前記上位装置に報告するエラー報告手段と、
    を備えることを特徴とする情報記録再生装置。
  2. 前記測定手段がブロックエラーレートを測定する記録終了処理時は、前記上位装置からSyncCacheコマンドが発行された時である、請求項1記載の情報記録再生装置。
  3. 前記測定手段がブロックエラーレートを測定する記録終了処理時は、前記上位装置からCloseTrackSessionコマンドが発行された時である、請求項1記載の情報記録再生装置。
  4. 前記測定手段によりブロックエラーレートを測定する際の再生速度を当該装置で可能な最高再生速度とする測定時速度制御手段を備える請求項1ないし3の何れか一記載の情報記録再生装置。
  5. 前記判定手段は、測定されたBler値が所定値として220より大きいか否かを判定する、請求項1ないし4の何れか一記載の情報記録再生装置。
  6. 上位装置からのコマンドに従って情報記録媒体に対してデータの記録を実行し、その記録中にサーボエラーが発生した場合には再度記録を行うリトライを実行する情報記録再生装置が備えるコンピュータにインストールされ、当該コンピュータに、
    サーボエラーに伴うリトライ動作時に当該サーボエラー発生アドレスをメモリに記憶させる記憶機能と、
    記録終了処理時に前記メモリに記憶されている前記サーボエラー発生アドレスを含む前記情報記録媒体の所定範囲を再生させた時のブロックエラーレート(Bler)を測定する測定機能と、
    測定されたBler値が所定値より大きいか否かを判定する判定機能と、
    測定されたBler値が所定値より大きいと判定された場合には、当該情報記録媒体に関して記録エラーがあった旨を前記上位装置に報告するエラー報告機能と、
    を実行させる情報記録再生用プログラム。
  7. 前記測定機能がブロックエラーレートを測定する記録終了処理時は、前記上位装置からSyncCacheコマンドが発行された時である、請求項6記載の情報記録再生用プログラム。
  8. 前記測定機能がブロックエラーレートを測定する記録終了処理時は、前記上位装置からCloseTrackSessionコマンドが発行された時である、請求項7記載の情報記録再生用プログラム。
  9. 前記測定機能によりブロックエラーレートを測定する際の再生速度を前記情報記録再生装置で可能な最高再生速度とする測定時速度制御機能を前記コンピュータに実行させる請求項6ないし8の何れか一記載の情報記録再生用プログラム。
  10. 前記判定機能は、測定されたBler値が所定値として220より大きいか否かを判定する、請求項6ないし9の何れか一記載の情報記録再生用プログラム。
  11. 上位装置からのコマンドに従って情報記録媒体に対してデータの記録を実行し、その記録中にサーボエラーが発生した場合には再度記録を行うリトライを実行する情報記録再生装置が備えるコンピュータに読取り可能であって、請求項6ないし10の何れか一記載の情報記録再生用プログラムを格納している記憶媒体。
  12. 上位装置からのコマンドに従って情報記録媒体に対してデータの記録を実行し、その記録中にサーボエラーが発生した場合には再度記録を行うリトライを実行する情報記録再生方法において、
    サーボエラーに伴うリトライ動作時に当該サーボエラー発生アドレスをメモリに記憶させる記憶工程と、
    記録終了処理時に前記メモリに記憶されている前記サーボエラー発生アドレスを含む前記情報記録媒体の所定範囲を再生させた時のブロックエラーレート(Bler)を測定する測定工程と、
    測定されたBler値が所定値より大きいか否かを判定する判定工程と、
    測定されたBler値が所定値より大きいと判定された場合には、当該情報記録媒体に関して記録エラーがあった旨を前記上位装置に報告するエラー報告工程と、
    を備えることを特徴とする情報記録再生方法。
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