JP2005174264A - 電源切換回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造ばらつきや外的環境の変動による影響を受けることなく切り替え動作が可能であり、電源切り替え時の出力電圧変動が少なく、動作がより確実な電源切替回路を実現。
【解決手段】第1、第2の入力端子1,2と一つの出力端子5とを持ち、第1の入力端子1と出力端子5の間に介在する定電圧回路10の構成がシリーズレギュレータであって、第2の入力端子2と出力端子5の間に導通状態を制御可能なスイッチ手段6を持ち、第2の入力端子2の電源が選択されている時には、シリーズレギュレータの設定電圧を出力端子5の電圧より低い低設定電圧で動作させ、第1の入力端子1の電源が選択されている時には、低設定電圧より高い任意の設定電圧に復帰すると共に、スイッチ手段8が遮断される時のみ遅延11が働くように構成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体集積回路で構成された電源切換回路に関し、特にシステムの動作状況に応じて電源回路を切り換えて、電力利用効率を上げる必要のある各種携帯電子機器における電源切換回路に関するものである。
従来における電源切換回路の提案としては、例えば特許第2973063号公報に記載のスイッチ回路がある。
図7は、上記提案のスイッチ回路の構成図である。
入力端子1は入力電圧の電圧検出手段として電圧検出器7によってその電圧をモニタされている。入力端子1と出力端子5の間には、電圧制御回路17の出力によって制御されるスイッチングトランジスタ9が設けられ、入力端子2と出力端子5の間には、スイッチングトランジスタ6が設けられている。電圧制御回路17は、出力電圧を一定に制御する機能と共に、トランジスタ6あるいはトランジスタ9のいずれか一つを導通するための選択手段としても機能している。すなわち、電圧検出器7の出力が高電圧レベルの時にはトランジスタ6をオフして、電圧制御回路17をボルテージレギュレータとして動作させ、一方、電圧検出器7の出力が低電圧レベルの時にはトランジスタ9をオフして、トランジスタ6をオンさせている。また、図7では、電圧検出器7は入力端子1の電圧をモニタしているが、場合によっては入力端子2の電圧をモニタしてもよい。
また、例えば、特開2003−9515号公報に記載の電源システムもある。
図8は、上記電源システムの構成を示す図である。
低ドロップアウトレギュレータ10およびDC/DCコンバータ32が出力端子に並列に接続されている。低負荷時には、回路消費電流の少ない低ドロップアウトレギュレータ10としてシリーズレギュレータを使用し、高負荷時には、変換効率の高いDC/DCコンバータ32などのスイッチングレギュレータに切り換えて動作させる。これにより、電力利用効率を高めるとともに、シリーズレギュレータとスイッチングレギュレータとを所定期間同時に動作させることにより、切り換え時の電圧変動を減少させて、安定に切り換えを行えるようにしている。
特許第2973063号公報 特開2003−9515号公報
バッテリーで駆動するビデオカメラなどの携帯電子機器では、バッテリーから降圧してCPUに電圧を与える際に、電力利用効率を高めるため、CPUの消費電力が大きい状態ではスイッチングレギュレータを利用し、消費電力が小さいスタンバイ状態ではシリーズレギュレータを利用するという方法がしばしば用いられる。上記のようなシステムを構成する場合、前述の特許第2973063号公報に記載のスイッチ回路や、特開2003−9515号公報に記載の電源システムが考えられる。
すなわち、前者においては、入力端子1にバッテリーからの電圧を入力し、入力端子2にスイッチングレギュレータからの電圧を入力し、検出電圧7を入力端子2の電圧をモニタするように構成すれば、スイッチングレギュレータが動作している状態では、入力端子2から出力端子5へ電力が供給され、バッテリーから出力端子5への定電圧出力はトランジスタ9がオフに制御されることで遮断される。一方、スイッチングレギュレータが非動作の状態に入り、入力端子2の電圧が降下すると、その状態を電圧検出器7が検出して高電圧レベルを出力する。トランジスタ6はオフし、トランジスタ9のゲートが電圧制御回路17によって制御されるようになり、バッテリーから定電圧を出力するシリーズレギュレータとして機能する。
しかしながら、特許第2973063号公報に記載のスイッチ回路では、電圧検出器7の出力が低電圧レベルの場合には、電圧制御回路17とトランジスタ9で構成されるシリーズレギュレータは機能しておらず、誤差増幅器3が出力する値は入力端子2からトランジスタ6を介して出力端子5に出力される電圧の分圧成分を基準電圧と比較して得られたものであるため、前記シリーズレギュレータに負荷をかけた時の出力とは一致しないと考えるのが妥当である。このような状態から、電圧検出器7が反転すると、その瞬間から前記シリーズレギュレータが機能し始めるが、誤差増幅器3から負荷状態に応じた出力が得られるまでには少なからず遅延が生じるため、出力端子5に出力される電圧には瞬間的にオーバーシュートやアンダーシュートが発生する。
この問題について、特開2003−9515号公報に記載の電源システムでは、シリーズレギュレータとスイッチングレギュレータの同時動作期間を設けることにより、切り替え時の電圧変動を減らすことを提案している。しかし、前述の理由によれば、厳密には、両レギュレータの出力電圧が真に一致していないと、この提案は有効に機能しない可能性がある。すなわち、両出力電圧が一致していない場合、どちらか一方の低い電圧を出力している定電圧回路には十分な負荷がかかっておらず、その結果、同時動作期間終了後に突然に負荷がかかることになるため、結局、アンダーシュートの発生を回避することができない。この場合、システムの負荷としては、主としてCPUなどが想定されているのであるから、アンダーシュートの発生は重大な問題となる。
このような問題に対して、本発明者は先に電源切替回路を提案した。
図9および図10は、それぞれ上記本発明者が提案した電源切替回路の構成図である。
また、図11は、図10に示す回路を用いた電源切替え動作時の特性図である。
図11では、バッテリーからの直接の電圧を入力端子1へ、バッテリーからDC/DCコンバータで降圧した電圧を入力端子2へ、それぞれ入力した場合の電源切り替え動作を説明するための波形図が示されている。入力端子2への電力供給がある状態、つまりDC/DCコンバータなどのスイッチングレギュレータが動作している状態では、入力端子1を経由した第1シリーズレギュレータ10の出力電圧を意図的に下げることにより、その出力を遮断し、入力端子2への電力供給がない状態では第1シリーズレギュレータ10の出力電圧を元の設定値に復帰させることにより、出力端子5に安定した定電圧出力もしくは入力端子2からの電力を供給可能としている。
また、その切り替え時の検出電圧を第1シリーズレギュレータ10の低設定電圧より若干下げた値とすることで、切り替え時に両入力端子の電源で電力を供給する状態を設け、シリーズレギュレータにかかる負荷変動を滑らかにし、出力電圧にオーバーシュートやアンダーシュートが生じることを回避していた。
この方法は、厳密には、図11のBで示す部分で電流が第1シリーズレギュレータ10から入力端子2へ逆流し、特に入力端子2の電源が立ち下がる過程では、入力端子2に接続されている外部負荷により電流を引き込むことで、第1シリーズレギュレータ10に緩やかに負荷をかけ、電圧検出器を動作させて切り替え動作を実現していた。
しかしながら、この方法では、例えば入力端子2に外部負荷がない場合には適用できないという問題があり、あるいは、検出電圧と低設定電圧の差と逆流時のスイッチ手段6での電圧降下のばらつきにより、切替動作に必要な逆流電流が増減するという問題があり、また、最悪の場合には、切り替え動作そのものが完了しないで、電流が逆流し続けるという危険性を含んでいた。
(目的)
本発明の目的は、上記のような課題を克服するために、製造ばらつきや外的環境の変動による影響を受けることなく切り替え動作が可能であり、電源切り替え時の出力電圧変動が少なく、動作がより確実な電源切替回路を提供することにある。
本発明の電源切替回路は、複数の入力端子と一つの出力端子とを持ち、いずれの電源から電力を供給するかを制御するように構成された電源切替回路であって、少なくとも一つの定電圧回路と導通手段を備え、切り替え動作時に該定電圧回路の出力電圧と、該導通手段の導通状態を時間的に変化させることを特徴としている。
また、第1、第2の入力端子と一つの出力端子とを持ち、第1の入力端子と出力端子の間に介在する定電圧回路の構成がシリーズレギュレータであって、第2の入力端子と出力端子の間に導通状態を制御可能なスイッチ手段を持ち、第2の入力端子の電源が選択されている時には該シリーズレギュレータの設定電圧を出力端子の電圧より低い低設定電圧で動作させ、第1の入力端子の電源が選択されている時には低設定電圧より高い任意の設定電圧に復帰すると共に、スイッチ手段が遮断される時のみ遅延が働くように構成されることを特徴としている。
また、上記のシリーズレギュレータが低設定電圧に移行する場合には、緩やかに、復帰する場合は速やかに移行するように構成されることも特徴としている。
また、上記シリーズレギュレータが低設定電圧に移行する場合には、段階的に、復帰する場合には直接に移行するように構成されることも特徴としている。
また、上記電源切替回路において、第2の入力端子と出力端子の間のスイッチ手段に、MOSトランジスタを用いたことも特徴としている。
また、上記電源切替回路において、第2の入力端子と出力端子の間のスイッチ手段として、第2のシリーズレギュレータが挿入されることも特徴としている。
また、上記電源切替回路において、切り替え動作の制御を入力端子の電圧状態により行うことも特徴としている。
さらに、上記電源切替回路において、切り替え動作の制御を外部入力信号によって行うことも特徴としている。
本発明によれば、下記のような効果を奏する。
(1)少なくとも一つの定電圧回路を常時動作させ、電源切り替え時に両入力端子の電源で電力を供給する状態を作ると共に、定電圧回路の出力電圧とスイッチ手段の導通状態を時間的に制御するようにしたため、製造ばらつきや入力端子の状態によらず動作がより確実となる。
(2)定電圧回路としてのシリーズレギュレータの出力電圧を通常の設定電圧と低設定電圧で出力可能としたため、負荷に対してより最適な出力電圧を選択可能としながら、過渡的なアンダーシュートに対してもそのレベルを低設定電圧で制限することが可能となる。
(3)シリーズレギュレータの低設定電圧への移行を緩やかにしたため、電源が切り替わる際の出力電圧を安定に保つことが可能になった。
(4)シリーズレギュレータの低設定電圧への移行を段階的にしたため、電源が切り替わる際の出力変動を軽減することが可能になった。
(5)電源切替回路の構成要素の全てを、既存のCMOSプロセスを用いて省スペースに集積することが可能になった。
(6)第2のシリーズレギュレータを追加したため、第2の入力端子からの電源で電力を供給する時にもより安定した定電圧出力を実現することが可能になった。
(7)電源切り替えの動作を、入力端子の電圧レベルを検出して行うこととしたため、制御信号入力端子や、制御信号の入力が不要となった。
(8)電源切り替えの動作を制御信号により行うことにしたため、電圧検出器が不要となり、回路構成を簡単にすることが可能になった。
(第1の実施例)
図1は、本発明の第1の実施例を示す電源切替回路の構成図である。
入力端子1、出力端子5は、定電圧回路10の入力端子、出力端子を構成する一方、出力端子5と入力端子2の間には導通状態を制御可能なスイッチ手段6が接続されている。
定電圧回路10は、誤差増幅器3、基準電圧4、出力ドライバーとなるPchトランジスタ9、出力端子およびグランド間に直列接続された抵抗R1,R2,R3、Nchトランジスタ8からなるシリーズレギュレータとして機能する。誤差増幅器3において出力端子5の電圧の分圧成分と基準電圧とを比較し、ドライバーとなるPchトランジスタ9のゲートを制御して出力端子5に定電圧を出力している。ここで、定電圧回路10には、抵抗R2、R3の接続点とグランド間にNchトランジスタ8が存在し、このトランジスタ8がオフすることにより、定電圧回路10の出力を抵抗比の変化に応じて通常の設定電圧から低設定電圧に下げることが可能となる。
また、一方、入力端子2の電圧レベルを検出する電圧検出器7、遅延回路11、NOR回路12およびインバータ回路13を備え、電圧検出器7の出力信号と遅延回路11、NOR回路12およびインバータ回路13によりスイッチ手段6の導通状態および定電圧回路10の出力電圧を制御している。ここで、電圧検出器7の検出レベルは、図9や図10の電源切替回路とは異なり、定電圧回路10の通常の設定電圧よりさらに幾分高い電圧に設定され、スイッチ手段6は遮断される時のみ遅延が働くように構成されている。
以上のような電源切替回路を用い、例えばバッテリーからの直接の電圧を入力端子1へ、スイッチングレギュレータからの電圧を入力端子2へ、それぞれ入力した場合、スイッチングレギュレータの電圧が降下し始めた後に、時間的な間隔を置いてスイッチ手段6が遮断されるので、この間に定電圧回路10へ負荷が緩やかにかかり、しかる後にスイッチ手段6が遮断されることになる。本実施例の回路では、このように切り替え動作時に、定電圧回路10から入力端子2への電流引き込みを必ずしも必要としないため、図9や図10の電源切替回路で懸念されていた課題を克服することが可能である。一方、スイッチングレギュレータの立ち上りの際には、電圧検出器7の検出レベルを上げたことにより出力端子の負荷が瞬間的に入力端子2にかかるため、スイッチングレギュレータの出力が降下することが考えられるが、出力端子5での電圧の落ち込みは、その直前まで負荷がかかっていた定電圧回路10の低設定電圧で制限されるため、致命的なアンダーシュートの発生を回避することができる。
(第2の実施例)
図2は、本発明の第2の実施例を示す電源切替回路の構成図である。
図2では、図1の構成要素はそのまま残し、インバータ回路13とNchトランジスタ8の間に抵抗R4とダイオードD1の並列回路を接続し、さらにNchトランジスタ8および抵抗R4の接続点とグランドとの間に容量C1を接続した。これらの新たに追加された回路により、定電圧回路10は通常の設定電圧から低設定電圧へ移行する場合には緩やかに、復帰する場合には速やかに移行するようになる。すなわち、低設定電圧へ移行する場合には、抵抗R4とダイオードD1の並列回路が遅延回路となるため、トランジスタ8のゲート電圧を徐々に降下させることにより、トランジスタ8は緩やかにオンからオフに切り替わる。また、通常の設定電圧へ復帰する場合には、容量C1にダイオードD1を通して電荷を急速に充電させることにより、トランジスタ8のゲート電圧を急激に上昇させて、瞬間的にオフからオンに切り替える。
このことにより、例えば電源が入力端子1から入力端子2へ切り替わる際には、入力端子2への負荷接続を緩やかにして、出力端子5の電圧変動をさらに安定させることが可能となる。勿論、定電圧回路10の出力を同様に制御可能な手段であれば、その構成は如何なるものであっても良い。
(第3の実施例)
図3は、本発明の第3の実施例を示す電源切替回路の構成図である。
図3では、図1の構成要素はそのまま残し、抵抗R3を分割してその中点とグランドとの間に、Nchトランジスタ82を追加する。それとともに、インバータ14をトランジスタ82のゲートに接続する。トランジスタ82のゲートは、遅延回路11の出力をインバータ回路14で反転して制御している。これら新たに接続した回路82,14により、定電圧回路10は通常の設定電圧から低設定電圧へ移行する場合は段階的に、復帰する場合は直接に移行するようになる。すなわち、低設定電圧へ移行する場合には、遅延回路11をバイパスしたインバータ回路13を介してトランジスタ81のゲートに低電圧を印加し、トランジスタ81を急激にオンからオフにした後、遅延回路11を経由したインバータ回路14を介してトランジスタ82のゲートに低電圧を印加することで、トランジスタ82のゲートを徐々にオンからオフにして、低設定電圧に段階的に移行させる。一方、低設定電圧から復帰する場合には、遅延回路11をバイパスしたインバータ回路13を介してトランジスタ81のゲートに高電圧を印加し、トランジスタ81を急激にオフからオンにするとともに、遅延回路11を経由したインバータ回路14を介してトランジスタ82のゲートに高電圧を印加することにより、トランジスタ82もオフからオンにする。
これらの新たに追加した回路により、定電圧回路10は通常の設定電圧から低設定電圧へ移行する場合は段階的に、また、復帰する場合には直接に移行するようになる。
その結果、例えば、電源が入力端子1から入力端子2へ切り替わる際には、入力端子2への負荷接続を段階的にして出力端子5の電圧変動を軽減させることが可能となる。
(第4の実施例)
図4は、本発明の第4の実施例を示す電源切替回路の構成図である。
また、図5は、図4の電源切替回路を用いて、例えばバッテリーからの直接の電圧を入力端子1へ、スイッチングレギュレータとしてDC/DCコンバータからの電圧を入力端子2へ、それぞれ入力した場合の切り替え動作を説明する波形図である。
本実施例では、第2実施例でスイッチング手段6であったものを、定電圧回路20として第2のシリーズレギュレータで置き換えている。
入力端子2への電力供給がある状態、つまりDC/DCコンバータなどのスイッチングレギュレータが動作している状態では、入力端子1を経由した第1シリーズレギュレータ10の出力電圧を意図的に下げることでその出力を遮断し、入力端子2へ電力供給がない状態では、第1シリーズレギュレータ10の出力電圧を元の設定値に復帰させることで、出力端子5に安定した定電圧出力もしくは入力端子2からの電力を供給可能にする。
第4の実施例では、第2の実施例と同じように、インバータ13とNchトランジスタ8の間に、抵抗R4とダイオードD1の並列回路を設けるとともに、トランジスタ8と抵抗R4の接続点とグランドとの間に容量C1を設けている。これにより、第1シリーズレギュレータ10を低設定電圧に移行するときには、トランジスタ8を緩やかにオンからオフにして、緩やかに低設定電圧に移行させ、復帰するときには、トランジスタ8を急激にオフからオンにして、瞬時に元の設定電圧に移行させる。
また、Pchトランジスタ6の前段に誤差増幅器23、基準電圧24、分圧抵抗R21,R22からなる第2シリーズレギュレータ20を設けることにより、電圧変動を抑制する制御電圧をトランジスタ6のゲートに印加することができるので、出力端子5に安定した電圧を出力することができる。
このような構成により、第2の実施例の作用効果はそのままに、例えば入力端子2からスイッチングレギュレータの出力で定電圧を出力する場合であっても、より安定した電圧を出力することができる。
図5では、Aが第1シリーズレギュレータへ負荷がかかり始める期間、つまり入力端子2の端子電圧が降下し始める期間であり、Bは遅延回路11による遅延時間、つまりDC/DCコンバータ出力が降下し始めて、電圧検出器7がそれを検出して、インバータ13を介して第1シリーズレギュレータ10に伝達することで、第1シリーズレギュレータ10の出力が低レベルから高レベルに切り替わってから、入力端子2の端子電圧が下降し始める時刻までの期間である。また、Cは第1シリーズレギュレータ10が通常の出力電圧から低設定電圧に移行する期間、つまりDC/DCコンバータ出力が上昇し始めて、電圧検出器7がそれを検出し、インバータ13を介して第1シリーズレギュレータ10のNchトランジスタ8に伝達することにより、低設定電圧に移行する期間である。
(第5の実施例)
図6は、本発明の第5の実施例を示す電源切替回路の構成図である。
図6では、第1〜第4の実施例で接続されていた電圧検出器7の代わりに制御信号入力端子15を設けて、電源切り替え動作を制御信号により行う場合を示している。
入力端子2へ電力を供給するスイッチングレギュレータなどに動作状態をコントロールする制御端子が備えられている場合には、本実施例の回路を用いることで、第1〜第4の実施例の作用効果をそのままに残した上で、回路構成を簡単にすることができる。すなわち、電圧検出器7が不要となったので、回路構成は簡単となり、操作も単純になる。
本発明の第1の実施例(請求項1,2,5,7に対応)を示す電源切替回路の構成図である。 本発明の第2の実施例(請求項3に対応)を示す電源切替回路の構成図である。 本発明の第3の実施例(請求項4に対応)を示す電源切替回路の構成図である。 本発明の第4の実施例(請求項6に対応)を示す電源切替回路の構成図である。 図4における切り替え動作を説明するための波形図である。 本発明の第5の実施例(請求項8に対応)を示す電源切替回路の構成図である。 第1の従来例の電源切替回路の構成図である。 第2の従来例の電源切替回路の構成図である。 本発明者の提案した従来の電源切替回路(その1)の構成図である。 本発明者の提案した従来の電源切替回路(その2)の構成図である。 図10における電源切替回路の動作を説明するための波形図である。
符号の説明
1…入力端子、2…入力端子、3…誤差増幅器、4…基準電圧、5…出力端子、
6…スイッチ手段(Pchトランジスタ)、7…電圧検出器、8…Nchトランジスタ、
9…スイッチ手段(Pchトランジスタ)、10…定電圧回路、11…遅延回路、
12…NOR回路、13…インバータ回路、14…第2のインバータ回路、
15…制御信号入力端子、20…第2の定電圧回路、23…第2の誤差増幅器、
24…基準電圧、82…Nchトランジスタ、
R1,R2,R3…抵抗、R21,R22…抵抗、R32…抵抗、C1…容量、
D1…ダイオード。

Claims (8)

  1. 複数の入力端子と一つの出力端子を有し、該複数の入力端子のいずれの電源から電力を供給するかを制御するように構成された電源切替回路であって、
    該複数の入力端子の一つに接続された少なくとも一つの定電圧回路と、
    該複数の入力端子の他の一つに接続された少なくとも一つの導通手段を設け、
    該複数の入力端子に接続された電源の切り替え動作時に、該定電圧回路の出力電圧を変化させるとともに、該導通手段の導通状態も時間的に変化させることを特徴とする電源切替回路。
  2. 第1および第2の入力端子と、一つの出力端子と、該第1の入力端子と該出力端子の間に介在し、シリーズレギュレータを構成する定電圧回路と、該第2の入力端子と該出力端子の間に導通状態を制御可能なスイッチ手段とを設け、
    該第2の入力端子の電源が選択されている時には、該シリーズレギュレータの設定電圧を該出力端子の電圧より低い低設定電圧で動作させ、該第1の入力端子の電源が選択されている時には、低設定電圧より高い任意の設定電圧に復帰すると共に、該スイッチ手段が遮断される時にのみ遅延が働くように構成されることを特徴とする電源切替回路。
  3. 請求項2に記載の電源切替回路において、
    前記シリーズレギュレータが低設定電圧に移行する場合には緩やかに移行し、該低設定電圧から元の電圧に復帰する場合には速やかに移行するように構成されたことを特徴とする電源切替回路。
  4. 請求項2に記載の電源切替回路において、
    前記シリーズレギュレータが低設定電圧に移行する場合には段階的に移行し、該低設定電圧から元の電圧に復帰する場合には直接に移行するように構成されたことを特徴とする電源切替回路。
  5. 請求項2に記載の電源切替回路において、
    前記第2の入力端子と出力端子の間のスイッチ手段に、MOSトランジスタを用いたことを特徴とする電源切替回路。
  6. 請求項2または5に記載の電源切替回路において、
    前記第2の入力端子と出力端子の間のスイッチ手段として、第2のシリーズレギュレータを配置したことを特徴とする電源切替回路。
  7. 請求項2〜6のいずれかに記載の電源切替回路において、
    前記切り替え動作の制御を、前記入力端子の電圧状態によって行うことを特徴とする電源切替回路。
  8. 請求項2〜6のいずれかに記載の電源切替回路において、
    前記切り替え動作の制御を、外部入力信号によって行うことを特徴とする電源切替回路。
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