JP2005172466A - 内燃機関の燃料性状判定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】内燃機関のクランキング前に燃料性状を正確に判定可能な内燃機関の燃料性状判定装置を提供する。
【解決手段】光源22と、光源22の光を入射してその光を伝搬するコア21aを有する光導波路部21と、コア21aを伝搬した光を受光する受光部23とを備え、コア21aは、少なくともその一部が燃料に接しており、受光部23は、コア21aを伝搬した光のエバネッセント波が燃料によって吸収されて強度の変化した光を受光し、さらに、受光部23で受光した光の強度に基づいて燃料性状を判定する判定部11を備える
【選択図】図2

Description

本発明は、内燃機関の燃料性状を判定する装置に関するものである。
内燃機関の燃料は、重質燃料であるか軽質燃料であるのかという燃料性状によって蒸発量(蒸発速度)が異なる。燃料性状は、同じ種類の燃料でも一定ではなく、またメーカ間で異なったり、同じメーカの燃料であっても季節や販売地域によって変更されることがある。したがって、空燃比制御(燃料噴射制御)を精度よく行うには、燃料性状を検出して燃料の蒸発量も考慮することが望ましい。
ところで、燃料は軽質であるほど気化しやすいので、クランキング時の回転速度の立ち上がりが大きい。そこで従来はその回転速度の立ち上がりに基づいて燃料性状を検出していた(特許文献1参照)。
特開2002−47997号公報(第5頁、第4図)
しかし、クランキングの時間は短時間であるので、立ち上がりの大小だけでは燃料性状を正確に判断することは困難であり、精度バラツキが大きく、また誤判定してしまう可能性があった。
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされたものであり、内燃機関のクランキング前に燃料性状を正確に判定可能な内燃機関の燃料性状判定装置を提供することを目的としている。
本発明は以下のような解決手段によって前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために本発明の実施形態に対応する符号を付するが、これに限定されるものではない。
本発明は、光源(22)と、前記光源の光を入射してその光を伝搬するコア(21a)を有する光導波路部(21)と、前記コアを伝搬した光を受光する受光部(23)とを備え、前記コア(21a)は、少なくともその一部が燃料に接しており、前記受光部(23)は、前記コアを伝搬した光のエバネッセント波が前記燃料によって吸収されて強度の変化した光を受光し、さらに、前記受光部(23)で受光した光の強度に基づいて燃料性状を判定する判定部(11)を備えることを特徴とする。
本発明によれば、コアを伝搬した光のエバネッセント波が燃料によって吸収されて強度の変化した光を受光して、その光の強度に基づいて燃料性状を判定するようにしたので、内燃機関のクランキング前であっても燃料性状を正確に判定することができる。
以下では図面等を参照して本発明の実施の形態についてさらに詳しく説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明による燃料性状判定装置の内燃機関への取付状態を示す図である。
機関本体1には、吸気通路2及び排気通路6が接続されている。各気筒毎に燃料噴射弁4が設けられている。燃料噴射弁4は、コントロールユニット11からの噴射パルス信号によって開弁駆動され、燃料ポンプ(不図示)から圧送されてプレッシャレギュレータにより所定圧力に制御された燃料を噴射供給する。燃料は燃料流路19から燃料噴射弁4に供給される。
燃料流路19の途中であって燃料噴射弁4の上流側には、燃料の性状が重質であるのか軽質であるのかを判定する燃料性状判定センサ20が配置されている。
燃料性状判定センサ20で検出された燃料性状信号は、ECU11に送られ、ECU11は、その信号に基づいて燃料噴射弁4の噴射パルス信号を制御して燃料性状に見合ったA/F制御を行う。
図2は本発明による燃料性状判定センサの第1実施形態を示す図であり、図2(A)は側面図、図2(B)は図2(A)の矢印Bから見た図、図2(C)は図2(A)のC−C断面図、図2(D)は図2(A)のD−D断面図である。
燃料性状判定センサ20は、コア21a及びクラッド21bを備える光導波路21と、光源22と、受光装置(受光部)23と、バイパス流路(燃料配管)24とを有し、光源22から照射した光を、バイパス流路24に流れる燃料に反射させながら光導波路21のコア21aに伝播させ、その光の強度を受光装置23で検出して燃料性状を判定する光導波路型燃料性状判定センサである。なおコア21aの屈折率は、クラッド21b及び燃料の屈折率よりもわずかに高くなっているので、光はコア21a内を全反射しながら伝搬する。
光導波路型燃料性状判定センサ20は、バイパス流路24を介して、燃料配管のメイン流路19に接続されている。バイパス流路24には、メイン流路19を流れる燃料の一部が流れ込んでおり、エンジンが停止しているときであっても一定量の燃料が溜まっている。なお、バイパス流路24は、弾性体(例えばゴム管)25で連結されている。このようにすることで、走行中(機関作動中)であっても、機関振動が光導波路型燃料性状判定センサ20に伝わりにくく、より正確な測定が可能である。
光導波路型燃料性状判定センサ20は、コア21aの一面(図2では下面)21eは、バイパス流路24をも形成する。すなわちバイパス流路24は図3に示すように、その上部24aは開口しており、その開口部24aにコア21aの下面21eが嵌め込まれ、光導波路21と燃料流路(バイパス流路24)が一体化されている。
このように構成されているので、光導波路型燃料性状判定センサ20を小型することができ、センシングバラツキを低減することができ、また、金型による大量生産が可能となり、コストを削減にもつながる。また、燃料が流れる状態での燃料性状判定が可能となる。
光の入射部21cは、図2(A)に示すように、光を伝搬する伝搬部21d(断面を図2(C)に示す)よりも拡大されており、光が進むほど狭くなるようなテーパ形状となっているので、光が有効に入射でき、入射時の光漏れによるバラツキが無い。光導波路型燃料性状判定センサ20の中心付近(伝搬部21d)は、図2(C)に示すように、入射部21cよりも薄い形状となっており、光をできるだけ多く繰り返し反射して感度を高めるようになっている。
光の入射部21cの反対側には、コア21aを通過した光を漏れなく測定できるように、受光装置23が光導波路に埋め込まれている。
光源22は、レーザのようにコヒーレントな光を照射する光源が望ましい。またLEDであってもよい。なお、光の波長は特に限定されないが、紫外線はコア21aを通過しにくいので赤外線〜可視光線であることが望ましい。
次に、図4を参照して光導波路型燃料性状判定センサ20による燃料性状検出法について説明する。
スイッチが入れられたら(例えば、IGN/ON又はACC/ON)、光源22から光が照射される。すると、その光は、入射部21cから光導波路部21(コア21a)に入射し、クラッド21b及びコア21aの下面に接触する燃料で反射しながら、コア21aを伝播していき、受光装置22に到達する。そして、受光装置22で測定した光を強度によって燃料性状の判定する。
すなわち、コア21aを伝播していく光から染み出るエバネッセント波は、コア21aに接する燃料及びクラッド21bによって吸収されるが、その吸収量は燃料の性状によって異なるので、吸収されずに受光装置22で測定できた光の強度に基づいて燃料の性状を判定できるのである。
なお、ガソリンの密度は「重質>軽質」の関係にある。したがって、重質の方が軽質よりも光の吸収度が高いので、受光装置22で測定できる光の強度は、「重質<軽質」となる。このように、受光装置22で測定した光の強度が大きいほど燃料性状は軽質であり、逆に受光装置22で測定した光の強度が小さいほど燃料性状は重質である。なお、半値幅の場合は「重質>軽質」となるので、半値幅で判断するのであれば、半値幅が小さいほど燃料性状は軽質であり、逆に半値幅が大きいほど燃料性状は重質である。
本実施形態によれば、コアの一部が燃料に接するようにした。このため、コアを伝搬した光のエバネッセント波が燃料によって吸収されて光の強度が変化する。この強度の変化した光に基づいて燃料性状を判定するようにしたので、内燃機関のクランキング前であっても燃料性状を正確に判定することができるのである。
(第2実施形態)
図5は本発明による燃料性状判定センサの第2実施形態を示す図である。なお以下に示す各実施形態では前述した実施形態と同様の機能を果たす部分には同一の符号を付して重複する説明を適宜省略する。
本実施形態では、コア21aに入射する光を集光する凸レンズ27が設けられている。なお、この凸レンズ27は、図5に示すようにコア21aと別体に形成しても、またはコア21aと一体に形成してもよい。
本実施形態によれば、コア21aに入射する光を集光する凸レンズ27が設けられているので、より多くの光をコア21aに入射させることができる。したがって、エバネッセント波の吸収による光の強度変化も大きくなるので、燃料性状を一層正確に判定することができるのである。
(第3実施形態)
図6は本発明による燃料性状判定センサの第3実施形態を示す図である。
本実施形態では、燃料配管のメイン流路19の上部19aが開口しており、その開口部19aにコア21aの下面21eが嵌め込まれ、光導波路21と燃料流路(メイン流路19)が一体化されている。
本実施形態によれば、燃料配管のメイン流路19の開口部19aにコア21aの下面21eが嵌め込まれ、光導波路21と燃料流路(メイン流路19)が一体化されているので、メイン流路19を流れる燃料の燃料性状を一層正確に判定することができる。
(第4実施形態)
図7は本発明による燃料性状判定センサの第4実施形態を示す図である。
本実施形態では、クラッド21bの一部(本実施形態では上面)にグレーティング(回折格子)28が形成されており、光源22から照射された光は、このグレーティング28からコア21aに入射する。
本実施形態によれば、コア21aの入射部を拡幅する必要がないので、小型化を図ることができる。
以上説明した実施形態に限定されることなく、その技術的思想の範囲内において種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明と均等であることは明白である。
例えば、第4実施形態においてグレーティングに代えてプリズムを使用しても同様の効果を得ることができる。
本発明による燃料性状判定装置の内燃機関への取付状態を示す図である。 本発明による燃料性状判定センサの第1実施形態を示す図である。 光導波路型燃料性状判定センサの光導波路の分解図である。 光導波路型燃料性状判定センサによる燃料性状検出法について説明する図である。 本発明による燃料性状判定センサの第2実施形態を示す図である。 本発明による燃料性状判定センサの第3実施形態を示す図である。 本発明による燃料性状判定センサの第4実施形態を示す図である。
符号の説明
1 機関本体
2 吸気通路
4 燃料噴射弁
6 排気通路
11 コントロールユニット
19 メイン流路(燃料配管)
20 光導波路型燃料性状判定センサ(内燃機関の燃料性状判定装置)
21 光導波路21
21a コア
21b クラッド
21c 入射部
21d 伝搬部
22 光源
23 受光装置(受光部)
24 バイパス流路(燃料配管)
24a 開口部
28 グレーティング(光入射部)

Claims (8)

  1. 光源と、
    前記光源の光を入射してその光を伝搬するコアを有する光導波路部と、
    前記コアを伝搬した光を受光する受光部と、
    を備え、
    前記コアは、少なくともその一部が燃料に接しており、
    前記受光部は、前記コアを伝搬した光のエバネッセント波が前記燃料によって吸収されて強度の変化した光を受光し、
    さらに、前記受光部で受光した光の強度に基づいて燃料性状を判定する判定部を備える、
    ことを特徴とする内燃機関の燃料性状判定装置。
  2. 前記コアは、少なくともその一部が、燃料配管に設けられた開口部に嵌込されて、その燃料配管の一部を形成し、燃料配管内を流れる燃料に接する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の燃料性状判定装置。
  3. 前記燃料配管は、燃料の一部を分流させるバイパス配管を有し、
    前記コアは、前記バイパス配管に設けられた開口部に嵌込されて、そのバイパス配管の一部を形成し、バイパス配管内を流れる燃料に接する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の燃料性状判定装置。
  4. 前記コアは、前記光源から照射された光に進行方向と直交する面から光を入射し、その光入射面と反対側の端面から光を出射し、
    前記受光部は、前記コアの光を出射する面に配置されている、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の内燃機関の燃料性状判定装置。
  5. 前記コアは、前記光入射面が、光を伝搬する伝搬部よりも拡大されている、
    ことを特徴とする請求項4に記載の内燃機関の燃料性状判定装置。
  6. 前記コアは、前記光源から照射された光と平行する面に形成された光入射部を有し、その光入射部と反対側の端面から光を出射し、
    前記受光部は、前記コアの光を出射する面に配置されている、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の内燃機関の燃料性状判定装置。
  7. 前記光入射部はグレーティング又はプリズムである、
    ことを特徴とする請求項6に記載の内燃機関の燃料性状判定装置。
  8. 前記コアに入射する光を集光する凸レンズを有する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の内燃機関の燃料性状判定装置。
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