JP2005169140A - 改良型歯科用磁性アタッチメント - Google Patents

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    • A61C13/225Fastening prostheses in the mouth
    • A61C13/30Fastening of peg-teeth in the mouth

Abstract

【課題】 磁性アタッチメントの取付けを容易にする中間メタルを提供する。
【解決手段】 維持歯にマグネット又は磁性体を可撤式に固定するための中間メタル101,102,103であって、該中間メタルは、マグネット又は磁性体を固定するための皿状部10a1,10a2,10a3を備え、該皿状部はマグネット又は磁性体を固定するための上部に突出するねじ部10c1,10c2,10c3を有する。
【選択図】 図7

Description

本発明は、歯科の補修、補綴に用いる部材に関し、特に磁力を維持力として利用する磁性アタッチメントに関する。
に関する。
現在、歯科の分野で、義歯等の補綴物を維持するために種々の方法が採用されている。従来より、機械的力を利用する方法が多く採用されていたが、近年になって、小型で強力な磁石が開発され、磁性アタッチメントが出現し、臨床応用されている。
磁性アタッチメントは、通常、義歯の側に装着されるマグネットと、鋳接等により根面板と一体化された後に維持歯に合着される磁性合金のキーパーとで構成される。
図26は、従来の磁性アタッチメントを使用して義歯を装着する例を示すものである。義歯155は、人口歯157を有するレジン床156に磁性アタッチメントを構成するマグネット152が取り付けられている。また、維持歯となる歯根159には根面板153が合着され、その根面板153の上面には磁性ステンレスからなるキーパー151が埋設される。この構成により、義歯157は、そのマグネット152を維持歯側のキーパー151に磁力により吸着させて固定される。
磁性アタッチメントは、長期間使用してもその維持力が減衰しないこと、義歯の着脱時に支持歯に無理な力がかからなく着脱が容易であること等の利点を有する。しかしながら、磁性アタッチメントの義歯及び維持歯への取付けは、マグネットとキーパーとの位置を目算で行うため、正確な位置決めが困難で、その作業に熟練を要し、さらに、キーパーは根面板上面に埋め込むように取り付けるため、キーパーとマグネットを位置合わせする場合に、互いにずれが生じ易く正確な位置決めが困難であった。
さらに、キーパー及びマグネットの夫々の取付けに確実性が劣り、術後の脱落の報告も少なくない。
また、磁性アタッチメントは、MRIのような磁気を利用する生体計測に悪影響を及ぼす欠点があり、磁性金属のキーパー自体を可撤式、即ち、取り外し可能とすることが提案されているが、キーパーが根面板内に完全に包含される方式であり、包含する金属が必要とされるため、その分だけキーパーを小さくしなければならず、また、その取扱いも手間を有するという問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたもので、磁性アタッチメントの一方を構成する部材であるアタッチメント雄部を、根面板又はインプラント本体より上部に突出させて固定し得る構造とすると共に、アタッチメント雄部自体を根面板又はインプラント本体に固定するための固定部分を設けるようにすることによってアタッチメント雄部の取付けを容易にし、一方、アタッチメント雌部をキャップ型の形状とすることにより、アタッチメント雌部の取付けを容易に理想的かつ確実にすることのできる磁性アタッチメントを得ることを目的とするものである。また、これらのことにより磁性アタッチメントの使用範囲を拡大することを目的とする。
上記課題は、本発明の以下の手段により解決される。
請求項1の発明は、維持歯にマグネット又は磁性体を可撤式に固定するための固定部を有する中間メタルであって、該固定部は、マグネット又は磁性体を固定するための内面にねじ部が形成されたカップ状の形状をなすことを特徴とする中間メタルである。
また、請求項2の発明は、前記固定部は、上部に鍔部を有することを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項1に記載の中間メタルに固定されるマグネット又は磁性体であって、前記中間メタルの内面のねじ部に螺合するねじ部と前記鍔部に合致する頭部を有するマグネット又は磁性体である。
また、請求項4の発明は、請求項1に記載の中間メタルに固定されるマグネット又は磁性体であって、固定のためのねじ部を別体にしたマグネット又は磁性体である。
請求項5の発明は、維持歯にマグネット又は磁性体を可撤式に固定するための中間メタルであって、該中間メタルは、マグネット又は磁性体を固定するための皿状部を備え、該皿状部はマグネット又は磁性体を固定するための上部に突出するねじ部を有することを特徴とする中間メタルである。
また、請求項6の発明は、前記皿上部の下面に維持歯の固定を強固にするための複数の突起を設けたことを特徴とする。
また、請求項7の発明は、請求項5に記載の中間メタルに固定されるマグネット又は磁性体であって、前記中間メタルのねじ部に螺合するねじ孔を有するマグネット又は磁性体である。
上述の如く、本発明の中間メタルによれば、
また、本発明の中間メタルを使用することにより、マグネット又は磁性体を容易に可撤式に維持歯に固定することができる。
本発明の磁性アタッチメントによれば、磁性アタッチメントを構成する維持歯に取り付けられるアタッチメント雄部及び補綴物に取り付けられるアタッチメント雌部との吸着部が、アタッチメント雄部の頭部をアタッチメント雌部のキャップ部が覆うようになっているため、両者の位置決めが容易となり、アタッチメント雌部を補綴物に取り付ける際、容易に理想的かつ確実に取り付けることが可能となる。
また、本発明による磁性アタッチメント雌部のキャップをキャップ構造としているため、装着部位の状況及び目的に合わせて種々の材質や形状に変えることができ使用範囲を拡大することが可能である。
また、磁性アタッチメントの部材を、補綴部材を磁力により維持するために上部に突出した頭部を有する構造とすることにより、種々の形態の補綴物を装着することが容易となる。
なお、本発明による磁性アタッチメント部材は、キャップ構造の磁性アタッチメントの雌部を使用することなく使用することもできる。
さらに、磁性アタッチメント部材の固定部を可撤式にすることによって、MRIのような磁気を利用する生体計測に悪影響を及ぼすのを防止することが可能であり、しかも、可撤式のため、後日、設計変更が可能となる。
また、必要に応じてアタッチメント雄部を取り付けるにあたり、アタッチメント雄部を可撤式にするためのアタッチメント雄部と固定する固定部を有する中間メタルを使用することにより、アタッチメント雄部の取り付けを、種々の状況に応じて対応可能となる。
また、維持歯に固定される雄部と、雄部に吸着する雌部とからなる磁性アタッチメントの雄部を維持歯に固定する固定部と雌部を吸着する頭部とで構成し、雌部を雄部を覆うキャップ部を有する構成として印象採取に好適に利用できる磁性アタッチメントとすることができる。
また、本発明の磁性アタッチメントを使用することにより、簡単な工程により印象の採取が可能となる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
図1乃至図3は、本発明による磁性アタッチメントの基本的な実施形態を示すものである。本発明の磁性アタッチメントは、図1に示すキャップ付きマグネット2と図2に示すキーパー1とから成る。尚、キーパー1は、例えば、維持歯に固定される根面板やインプラントに取り付けられ、アタッチメント雄部となり、一方、義歯等補綴物に取り付けられるキャップ付きマグネット2はアタッチメント雌部を構成する。
キーパー1は、通常、磁性ステンレスからなり、マグネットを吸着する頭部1aと根面板等に取り付けるための固定部1bを有している。
キャップ付きマグネット2は、マグネット3とキャップ4とが一体化されたものであるが、レジンを材料としてキャップを成形する際、マグネット3を一体に組み込んで成形して製造する。
マグネット3は円筒形状をなし、本実施形態では、直径4.5mm、厚さ1.5mmを使用している。
キャップ4は、マグネット3の形状に適合するように平面形状が円形をなし、周縁部に下方に垂下する胴部4aを有している。胴部4aの内径はキーパー1の外径に通常は等しくされている。
図3は、図1に示したキャップ付きマグネット2を図2に示すキーパー1に装着した状態を示す。キーパー1はアタッチメント雄部としてアタッチメント雌部であるキャップ付きマグネット2のキャップの胴部4aの内部に入り込み、マグネット3とキーパー1とが互いに磁力により吸着される。
尚、図3は磁性アタッチメントのキーパー(磁性体)1とキャップ付きマグネット(キャップ付き磁性体)2の吸着状態を示すもので、実際の歯科治療における、例えば、義歯の装着の場合は、先に示した図26のように、キャップ付きマグネット(キャップ付き磁性体)2は義歯側に固定され、キーパー(磁性体)1は維持歯側に固定部1bにより取り付けられて使用されるものである。
次に図4及び図5に、本発明に磁性アタッチメントを既製のインプラントに適用した例を示す。なお、ここで示すインプラントとは、インプラント本体及びインプラント本体に必要な部材の一部がすべて固定されているものを示す。
図中、5はインプラントでチタンを材料として作られており、頭部5aと、ねじ部5bとからなり、インプラント5は、そのねじ部5bにより骨に固定されるものである。尚、本発明によるキーパー1のねじ部1aは、インプラント5のねじ孔5cに螺合する形状にしてある。
さらに、キーパー1の頭部1aのねじ部1b側の形状をインプラント5の頭部5aの外形に合わせた形状としておくことにより、既製のインプラントに本発明の磁性アタッチメントを適用することができる。
図5は、図4に示したインプラント5に本発明によるキーパー1を固定し、このキーパ1に、同じく本発明によるキャップ付きマグネット2を義歯6に装着する状態を示すものである。尚、図5(b)は、義歯6を装着した状態を示している。
キャップ付きマグネット2は義歯6のレジン床6bに通常、即時重合レジンを使用して固定されるが、ここで、このキャップ付きマグネット2の固定する方法の一例として、口腔内で固定する方法を述べる。
先ず、骨に固定したインプラント5にキーパー1を、そのねじ部1bをインプラント5の頭部5aに形成したねじ孔5cにねじ込むことにより固定する。
次に、キャップ付きマグネット2を図3に示したような状態でキーパー1に吸着させる。このとき、キャップ付きマグネット2は、キャップ4の胴部4aがインプラント5の頭部5a上に突出する状態で取り付けられたキーパー1に入り込むようにして装着されるため、簡単に正確に位置決めされて装着することができ、キーパー1に吸着されているマグネット3も位置がずれることがない状態で保持される。
次に、マグネットの取り付けられていない義歯のマグネット装着部分に即時重合レジンを入れ、義歯をそのマグネット取り付け部をキャップ付きマグネットの位置に合わせて載置し、指の押圧力あるいは顎の力を利用して押圧する。これにより、キャップ付きマグネットのキャップ4と義歯6のレジン床6bは即時重合レジンにより強固に固定される。マグネット3が固定された義歯6は、キーパー1に磁力により維持されているため、必要に応じて取り外すことができる。また、MRIによる生体計測を行うような場合には、必要に応じてキーパー1をそのねじ込みをはずすことにより取り除くことができる。さらに、外すことができるため後日、設計変更することも可能である。
上記義歯のマグネットの取付け方法によれば、完成した義歯のマグネット部周囲の形態を維持歯周囲の歯肉との関係において理想的に作製することができる。たとえば、義歯の取付けの際、キャップの胴部4aによって、即時重合レジン等が図5(b)の矢印(イ)で示すアンダーカット部分に入り込むことを防止することができる。
前記図4、図5においては、本発明の磁性アタッチメントを既製のインプラントを使用して義歯の装着に適用した例を示したが、本発明の磁性アタッチメントを現存する歯根に適用する例について述べる。
図6はキーパー1を直接、根面板に鋳接した図を示す。(a)は歯根12の幅径がキーパー1の直径より小さい例を、(b)はキーパー1の直径より大きい場合を示す。
さらに、キーパー1を歯根に合着される根面板に図6に示すように直接鋳接することもできるが、アタッチメント雄部の固定部をねじ式にしてそれに螺合するねじ孔を有する中間メタルを用いることによって容易にキーパー1を可撤式にすることができる。
図7に、本発明に磁性アタッチメントを天然歯に適用する際にアタッチメント雄部を可撤式にするために用いる中間メタル10を示す。この中間メタル10によりキーパー1を天然歯においても可撤式にすることが容易となる。中間メタル10は、後述するように、天然歯に合着される根面板に埋め込むもので、アタッチメント雄部(キーパー1)を取り付けるために使用される。なお、ここではキーパーを可撤式にする例を示すが、マグネット及び磁性体を可撤式にすることも同様に可能である。
図7(a)に示す中間メタル101 は、頭部10a1 及び脚部10b1 からなり、頭部10a1 は、キーパー11 の頭部1a1 の下部の形状に合致する外形を有する。また、頭部10a1 には、キーパー11 のねじ部1b1 をねじ込むためのねじ孔10c1 が形成されている。また脚部10b1 には凹凸10dを設けることにより、根面板に埋め込んだ際、結合を強固にするためのものであり、必要に応じて設ける。
図7(b)は中間メタルの他の実施例を示し、中間メタル102 は上部に突出する雄ねじ部10c2 を有する偏平な皿状部10a2 からなる。皿状部10a2 の下面にはこれを根面板等に埋め込んだ際、結合を強固にするための突起10d2 を形成することができる。この中間メタル102 に固定されるキーパー12 は、中間メタル102 の雄ねじ部10c2 に螺合するねじ孔1b2 が形成れている形状とされたものが使用される。
図7(c)は、他の中間メタル103 を示し、内面にねじ部10c3 が形成され、上部に鍔部10a3 を有するカップ状の形状とされている。この中間メタル103 に固定されるキーパー13 は中間メタル103 の内面のねじ部10c3 に螺合する雄ねじ部1b3 を有し、鍔部10a3 に合致する頭部1a3 を有する。 図7(a)〜(c)に示すように中間メタルは、これが固定される根面板の状態やその形状、さらに使用するキーパーの形状に合わせて 種々の形状とすることができる。
図8、図9は中間メタル10を埋め込んだ根面板11を示す。この根面板11は、通常の歯科用金属を使用し、歯根12に形成した凹所12aに合着されるものである。この製造は、歯根12の凹所12aをワックス等で型取りして中間メタル10を組み込んだ状態で鋳造し、中間メタル10を鋳接することにより製造する。 中間メタル10を一体化した根面板11は、歯根12の凹所12aに合着材により合着される。尚、図8(b)、図9(b)は、キーパー1を中間メタル10を介して歯根に取り付けた状態を示す。
このようにして取り付けられたキーパー1に、先に述べたように本発明のキャップ付きマグネットを使用して義歯等を装着することができる。尚、図9は歯根の幅径が中間メタル10の直径より大きい症例に応用したものである。
本実施例によれば、キーパーの種類に応じて中間メタルを用意しておくことにより、種々の状態の歯根にキーパーを取り付けることが可能となる。
図10は、中間メタル10を他の方法により歯根への取り付けた例を示すものである。中間メタル10は歯根12の凹所12a内で直接にレジン等14を用いて最上部に中間メタル10を埋め込んだ状態で固定させるものである。
図11は、図8に示すようにして歯根12に中間メタル10を利用して取り付けたキーパー1に本発明による磁性アタッチメントのキャップ付きマグネット2を装着した状態を示すものである。図11bに示すように、キーパー1にキャップ付きマグネット2がマグネット3により磁力により吸着している。
図示のように、本発明によるキーパー1は、根面板11の上面に突出した状態で取り付けられていることとなる。一方、これに取り付けられるキャップ付きマグネット2は、キャップの胴部4aがキーパー1を覆うようにして装着され、これ により、マグネット2をキーパー1に対して正確に位置決めし、その状態を保持することができる。
尚、本実施例においても、磁性アタッチメントを義歯の装着に適用する場合には、前述の図5により述べた方法と同様の方法により、義歯のレジン床にキャップ4を固定させてマグネットが取り付けられた義歯を得ることができる。
義歯をキャップ付きマグネット2と接着する際、通常、義歯のマグネット装着部に即時重合レジンを流すこととなるが、キャップ4の胴部4aが歯根12や根面板、中間メタルを覆っているため、即時重合レジンが例えば符号14で示す空所に入り込んでしまうことを防ぐことができる。
図12は、義歯にマグネットを取り付ける場合、キャップ付きマグネットを使用した場合(a)と使用しない場合(b)を対比するための図である。
図12aに示すように、キャップ付きマグネットを使用して義歯を取り付けた場合は、義歯のレジン床6aとマグネットのキャップ4とが理想的に取り付けられている。これに対して、図12bに示すキャップのないマグネットを取り付けた場合は、例えば、即時重合レジン等が歯根12や中間メタル10や根面板11のアンダーカット部14に入り込んで取り付けられたり、歯根12や中間メタル10または根面板11と歯肉13との間に不必要な空隙16が生じて取り付けられたりする場合がある。
磁性アタッチメントのマグネットとしてキャップ付きマグネットを用いることにより、図12(a)に示すように上記問題点は解決される。
次に、本発明による磁性アタッチメントのうち、アタッチメント雄部となるキーパーの形状の種々の実施形態を図13に示す。
図13(a)は高さhの高いキーパー20、(b)は高さhの低いキーパー21を示している。高さの高いキーパー20は、いわゆる積極的維持装置として用いる場合に使用し、低いキーパー21は、いわゆる守りの維持装置として使用する場合に使用するのに適している。
その他、キーパーを取り付ける維持歯等の状況や使用目的により、種々の形状のキーパーが考えられる。図(c)のキーパー22は、キーパー側面に傾斜を持たせたもの、図(d)のキーパー23は側面を湾曲形状としたもの、図(e)のキーパー24は上面を球形状にしたものであり、より有害な負荷を逃すように、維持歯の状況や使用目的に応じてキーパーの形状を選択することができる。尚、図(f)は図(e)のキーパー24を使用した場合に使用するマグネット25を示すもので、キーパーとの当接面をキーパーの外面と合致する形状としたものであるが、球状にした場合、吸着面が広くなり吸引力が増すと考えられる。
次に、本発明による磁性アタッチメントのうち、アタッチメント雌部のキャップ4の形状の種々の実施形態を示す。
図14(a)は、キーパーをしっかりした状態で覆うようにしてあり、いわゆる積極的維持装置としての使用に適している。
図(b),(c)は、キャップの胴部に傾斜を持たせたの、湾曲形状を持たせたものの例で、いわゆる守りの維持装置としての使用に適している。
また(d)に示すものは、キャップ33の胴部33aとキーパー1の側面との間に若干の間隙を持たせるよにしたもので、このようにすることにより、キャップに作用する側方力をより開放するこができる。さらに(e)に示すものはキャップ34の内部にスペーサ34bを取付けておき、キーパー1より浮かしてキャップを覆い、キャップ34を補綴物と接着した後スペーサ34bを削除することによって垂直荷重も緩圧することを期待したものである。尚、(f)はキーパー24を使用した場合のキャップ35を示すものである。キャップ35以外のキャップ30、31、32、33、34はキーパー20、21、22、23の夫々に応用できる。これらは、維持歯の状況や使用目的に応じて選択することができる。
以上、キャップ付きマグネットのキャップについて種々の変形例を示したが、キャップの材料については、これまで、レジンとして説明したが、キャップの材料を変えることにより、種々の使用目的や、維持歯の状況に対応して応用することができる。たとえば、キャップを弾性材料とすることにより、垂直的荷重の緩圧効果も発揮し、歯根あるいはインプラントと粘膜との被圧変位の差を補う緩圧効果を期待することができる。
図15は、本発明の磁性アタッチメントのマグネットの他の変形例を示すものである。この例においては、キャップ付きマグネット40は、マグネット41を金属製のキャップ42と一体に形成したもので、このキャップ状のマグネット40をキーパー43と組み合わせていわゆる積極的維持装置として使用するこができる。
図16は、図15に示した磁性アタッチメントをクラウン45の装着に適用した例を示すものである。図16(a)はインプラント5に適用する場合を示し、図16(b)は歯根12に取り付けた根面板11に中間メタル10を使用してクラウン45を装着する例を示している。
クラウン45はキャップ付きマグネット40と適宜の合着材により合着して、容易に可撤式のクラウンとすることができる。同様に可撤式のブリッジも容易に製作することが可能である。
図17は、本発明の磁性アタッチメントの他の変形例を示す。
これまで述べてきた磁性アタッチメントは、キーパーがアタッチメント雄部の形状をなし、キャップ付きマグネットがアタッチメント雌部をなすものであった。本変形例では、この結合関係を逆にしたものである。即ち、マグネット52は支持部材51に取り付けられており、支持部材51は、頭部51a及びねじ部51bからなり、例えば、インプラントあるいは根面板等にねじ込み固定して、アタッチメント雄部をなす。一方、キーパー50はキャップの形状をなすものでアタッチメント雌部となるもので、マグネットと接するところは磁性ステンレスでその他の部分は磁性ステンレスでない金属でもよい。キャップ型のアタッチメント雌部材は金属製であり、可撤式のクラウンやブリッジの応用に適している。
この変形例を用いることによって、さらに応用範囲が広がる。即ち、たとえばクリアランスの無い症例においても、吸着力の強い大きめのマグネットを利用することができる。
更に、クラウン、ブリッジを直接アタッチメント雌部(キーパー側)と鋳接することができるため、精度を上げることができる。特に、インプラントにおいては雌部によってマージン部を既製に製作できるため、精度が非常に高い、可撤式クラウンブリッッジが製作できると考えられる。天然歯においても、中間メタルを用いることによって、同様に応用可能であると考えられる。
図18は図17に示した磁性アタッチメントをクラウン46の装着に適用した例を示すものである。図18(a)は、インプラントに適用した例、(b)、(c)は根面板11に中間メタル10を介して支持部材51を取り付けたもので、(b)は中間メタル10の直径が歯根幅より大きい場合、(c)は、歯根幅より小さい場合の例である。
クラウン46はアタッチメント雌部と鋳接により接続される。マグネットは熱に弱いためこれまで述べてきた磁性アタッチメントは雌部にマグネットがあったため、雌部を鋳接することはできなかったが、この変形例は逆にすることによって鋳接も可能となった。
図19は図18に示す各例のクラウン46を外したころを示す。
図20は、図17と同様にキーパーを雌型にマグネットを雄型とした他の例を示している。この場合、マグネット支持部材61を円みを有する凸状または球状として形成し、その中にマグネット62を埋設したものである。また、アタッチメント雌部60はマグネット支持部材61の外形に合った形状となっており、全てまたは一部が磁性ステンレスからなる。このような形状とする磁性アタッチメントは、いわゆる守りの維持装置としての使用に適しているものである。このことにより吸着面が増し、さらに補綴物着脱時の指向性をさらになくすことができる。そのため、維持歯の方向が悪い場合や指向性の強い維持装置との併用での使用も容易に可能となる。
また、クラウン、ブリッジ及びオーバーデンチャーに応用可能である。
以上、磁性アタッチメントを歯の補綴物の装着に適用するものについて述べてきたが、次に、磁性アタッチメントを利用して、歯の印象を採取する方法について述べる。
歯科において例えば、歯の治療に使用する義歯やクラウンやブリッジ等を製作する場合に、口腔内の歯形の印象を採取する必要がある。精度を上げた印象を採取する場合には複雑な過程を経なけらばならない。本発明者は、磁性アタッチメントを使用することによりこれまで複雑な過程を経ていた印象の採取をきわめて簡単な方法で行うことを見出した。以下に磁性アタッチメントを利用した印象採取方法についてインプラントを用いた場合を例にして述べるが天然歯にも適用可能である。なお、ここでは雄部に磁性材、雌部にマグネットを用いた例で述べるが他の方式でも適応できる。
図21の(a)〜(h)は、磁性アタッチメント使用して印象採取を行う例を示すもので、ここでは、(a)口腔内にインプラントが固定された状態を印象材及び石膏を用いて(h)に示す歯型モデルを作成する手順を示す。
(a)は口腔内において歯肉100にインプラント101が固定された状態を示している。先ず、(a)に示すように、このインプラント101に102で示す磁性アタッチメント雄部102をそのねじ部102bをインプラント101のねじ孔101bにねじ込むことにより固定する。
次に、(b)に示すように、磁性アタッチメント雄部102にマグネットを有するキャップ型の磁性アタッチメント雌部103を装着する。磁性アタッチメント雌部103は磁性アタッチメント雄部102と磁力により固定される。
次に、磁性アタッチメント雄部102と雌部103が固定された口腔内のインプラント101上に、(c)に示すよに、トレイ105に載せた印象材106を覆うようにして供給し、印象材が固化するまでその状態を保つ。
印象材106が固化した後、歯肉100及びインプラント101より取り外すと(d)に示すように、磁性アタッチメント雌部103が印象材に埋め込まれた状態の口腔内のマイナスの型が得られる。
次に、(e)に示すように、印象材106に固定された磁性アタッチメント雌部103に、予め用意しておいたインプラント101と同一のモデル(アナログ)110に、インプラント101に固定した磁性アタッチメント雄部102と同一又は同一形状である磁性アタッチメント雄部1021 を固定したものを磁力を利用して固定する。
次いで、インプラントモデル110が固定された印象材の型に、(f)で示すように、流動状の石膏115を供給し、これを固化させる。
石膏115が固化した後、これを印象材106から取り外すと、(g)で示すように、磁性アタッチメント雄部1021 が固定されたインプラントモデル110が埋設された石膏による型が得られる。
そして、この石膏の型に固定されたインプラントモデル110よりねじ込みされた磁性アタッチメント雄部1021 を取り外し、(h)の状態のものを得る。 この(h)の状態の型は、(a)に示すインプラント101が固定された口腔内の状態と同一の状態を再現したモデルである。このモデルは、例えば、インプラント101に装着する義歯、クラウンあるいはブリッジの製作に利用される。 従来のこの種の印象の採取は、印象用コーピングというインプラントに適合するねじ付き部品を使用し、これらをインプラントあるいは印象材供給用のトレイとねじにより取り付けたり、あるいは取り外したりするなど、複雑な工程を経て行っていた。本発明においては、上述のように、磁性アタッチメントを利用することにより、きわめて簡単な工程で印象を得ることが可能となる。
以上、磁性アタッチメントを利用した歯の義歯、クラウンなど補綴部の装着と、印象の採取について述べていたが、ここで、磁性アタッチメントを構成する部材の他の実施例についてインプラントを用いた場合を例にしてさらに説明する。なお、天然歯にも適用可能である。
図22は、斜めの状態で固定されたインプラントに適用する場合の磁性アタッチメントを示す。この場合、インプラント側に固定される磁性アタッチメント雄部121は、その上面121aが固定された状態でほぼ水平となることが通常望ましい。本例の磁性アタッチメント雄部121は別部材である取付けねじ121bによりインプラント120に固定されるが、磁性アタッチメント雄部121の形状は図示のようにその上面121aが、インプラント120の長手方向の軸に対して所定の角度を有する形状とされている。なお、この磁性アタッチメント雄部121に装着される磁性アタッチメント雌部122を利用する場合は、そのマグネットを有する内側面が磁性アタッチメント雄部121の上面121aに密着するようにされている。
このように、磁性アタッチメント雄部の雄部の形状を変えることにより、固定されるインプラントが垂直でないものであっても支障が生じないないようにすることができる。
図23は、磁性アタッチメント雄部の他の実施例を示す。本例では、アタッチメント雄部125がカップ状の形状ななしている。そして、このアタッチメント雄部の取付けは仮着材を用いてもよいがねじ125aを用いることもできる。本例のカップ形状のアタッチメント雄部125は、インプラントの頭部が突出しているものか、インプラントに突出した部材がすでに固定されている場合や天然歯にもに有効である。
図24は、維持歯に固定され補綴部材を磁力により維持する部材の代表的なものを示している。(a)に示すアタッチメント雄部130は、雄部本体の上面130aと下面130bが平行となっている標準的な形状を有するものを示す。(b)のアタッチメント雄部131は、前述の図22で説明した場合のように、斜めに固定されている維持歯に固定するのに適した形状となっている。(c)に示す磁性アタッチメント雄部132は、雄部本体と固定用のねじ部が一体に形成されたているものである。
なお、以上述べたすべての形状において、必要に応じて溝、あるいは凹凸を形成して回転を防止するようにすることもできる。
図25は、維持歯に固定され補綴部材を磁力により維持する部材の材料について種々の形態を示す。なお、図15(a)〜(e)において、斜線部分は、磁性体又はマグネット部分(以下、ここでは単に「磁性体」という)を表している。(a)に示すアタッチメント雄部140は全体が磁性体で形成されている。(b)のアタッチメント雄部141は、固定部分は非磁性体の金属を使用し、上面のみを磁性体で形成している。(c)のアタッチメント雄部142は、取付け用のねじを別体としたものであるが、アタッチメント本体部分に磁性体を使用した例である。なお、ねじ部においても磁性体を使用することができる。
(d)のアタッチメント雄部143は、上面又は一部の側部を磁性体で形成し、取付け用ねじは非磁性体で構成したものである。
(e)に示すアタッチメント雄部144は、本体の上部と取付けねじの頭部のみを磁性体で形成している。上記の例のうち、(b)、(d)、(e)のように部分的に磁性体で形成し、取付け部分を非磁性体で形成することにより、耐腐蝕性を高めることができる。
(f)のアタッチメント雄部144は、耐腐蝕性を高める手段として、アタッチメント雄部145の下面部分及び取付けねじ部分の表面に耐腐蝕性を有する金属被膜を施したものである。また、同様に(g)に示すアタッチメント雄部146は、アタッチメント本体の下面部分及び別体の取付けねじの頭部表面を除く外表面に耐腐蝕性の金属被膜を施しているものである。この例では、金属の接触から生ずるすきま腐蝕を防ぐことができる。
以上、天然歯やインプラントに固定される雄部と、これに磁力により吸着される雌部とからなる歯科における補綴物の装着に使用される磁性アタッチメントと、印象採取するための磁性アタッチメントの使用方法について述べてきた。そしてそれらの具体例においては一部の例(図17乃至図20)を除き、雄部において少なくとも一部に磁性体(キーパー)を有し、雌部において少なくとも一部にマグネットを有する方式としたものである。しかしながら、本発明による磁性アタッチメントはこれらに限るものでなく、雄部において少なくとも一部にマグネットを有し、雌部において少なくとも一部に磁性体を有する方式、
雄部において少なくとも一部にマグネットを有し、雌部においてくなくとも一部にマグネットを有する方式においても、以上最初より述べてきたすべてにおいて適用可能である。
また、キャップを構成する材料は、これまで具体的に述べたように、レジンや金属の他弾性部材も使用することが可能である。
さらに、磁性アタッチメントの雄部は、常にキャップ構造を有する雌部と対にして使用する例について述べてきたが、これらに限ることなく、最初より述べてきたすべてにおいてキャップ構造を有しない、マグネット部材あるいは磁性体を磁力により維持する部材としても使用できる。
上述の如く、本発明の磁性アタッチメントによれば、以下のごとき種々の利点が得られる。
(1)維持歯側に固定する部材である雄部の形態を変えることにより、症例にあった磁性アタッチメントとすることができる。
(2)雄部を既製のインプラントに固定できるように製作することにより、容易にインプラントにおいて、磁性アタッチメントを応用できる。
(3)雄部の固定部を可撤式にすることによって、雄部を可撤式とすることが可能となり、MRIに及ぼす影響防止、さらには、後日、設計変更が可能となる。
(4)雄部の固定部をネジ式とし、それに螺合するネジ孔を有する中間メタルを製作することにより、天然歯にいても、雄部可撤式磁性アタッチメントをよういに作成することができる。
また、アタッチメント雌部の利点として、
(5)雄部と雌部がキャップにより定められた位置に吸着するようになっているため容易に正確にかつ確実に、雌部を補綴物に取り付けることができる。
(6)予めキャップとマグネットが一体化しているため、マグネットの脱落をより少なくするこができる。
(7)オーバーデンチャーにおいては、キャップ部を長くすることによって、雌部を義歯に取り付ける際、レジン等が余分な部分に流れことを防止することができる。更に、マグネット部周囲の形態を容易に理想的に作製することができる。
(8)キャップの形態を変えることにより、有害な負荷の緩圧効果を調節することができる。
(9)キャップを弾性材料とすることにより垂直及び側方荷重の緩圧効果をさらに得ることができる。
(10)キーパーの高さを高くして積極的維持装置にし、それにあったキャップ付きマグネットを用意しておくことにより、容易に可撤式クラウン、ブリッジとすることができる。
(11)雄部にマグネット、雌部にキーパーを有すようにすることにより、磁性アタッチメントの応用範囲を広げることができる。例えば、クリアランスのない症例においても、吸着力の強い大きめのマグネットを使用できる。また、クラウン、ブリジを直接雌部(キーパー側)と鋳接することができるため、精度を上げることができる。
(12)斜めの状態である維持歯に適用することができる。
(13)維持歯側に固定する雄部の腐蝕の生じ易い部分を耐蝕性金属で形成したり、耐蝕性の材料でコーティングしたりするこにより、雄部のすきま腐蝕を防止することができる。
(14)従来の精度を上げた印象を採取する方法として印象用コーピングを使用したり、これらをねじにより取り付けたりするなど、複雑な工程を経て行う方法もあるが、本発明による磁性アタッチメントを利用することにより、きわめて簡単な工程で印象を得ることが可能となる。
上述の如く、本発明の磁性アタッチメントによれば、雄部を頭部を有す構造とし、雌部を雄部の頭部を覆うキャップ部を有する構造とすることにより、両者の位置合わせを確実に行うことが可能となる。
また、本発明による磁性アタッチメント部材として、補綴部材を磁力により維持する上部に突出する頭部を有する構造とすることにより、磁性アタッチメントの雌部を介してのみならず、種々の形態の補綴物、例えば、義歯、ブリッジ、クラウン等を磁力により維持することが容易となるとともに応用範囲を拡大できる。
また、本発明の中間メタルを使用することにより、マグネット又は磁性体を容易に可撤式に維持歯に固定することができる。
また、磁性アタッチメントを印象採取に利用することにより、簡単な工程で、精度を上げた印象を採取することができる。
本発明による磁性アタッチメントのキャップ付きマグネットの基本的な実施形態を示す図である。 本発明による磁性アタッチメントのキーパーの基本的実施形態を示す図である。 磁性体(キーパー)にキャップ付き磁性体(キャップ付きマグネット)を装着した状態を示す図である。 キーパーをインプラントに取り付け図を示し、(a)は取り付け前の状態、(b)は取り付けた状態を示す図である。 本発明による磁性アタッチメントを使用してインプラントに義歯を装着する状態を示す図である。 キーパーを直接根面板に鋳接した図である。 キーパーの取り付けに使用する中間メタルを示す図である。 中間メタルが取り付けられた根面板を歯根に合着した図である。 歯根の幅径が中間メタルの直径より大きい症例を示す図である。 レジンにより歯根に中間メタルを取り付けた状態を示す図である。 中間メタルに取り付けたキーパーにキャップ付きマグネットを装着した図である。(a)はキャップ付きマグネットを示し、(b)はキャップ付きマグネットが装着された状態を示す図である。 (a)本発明による磁性アタッチメントを使用して義歯にマグネットを装着した状態を示す図である。(b)はキャップのないマグネットを使用して義歯にマグネットを装着した状態を示す図である。 本発明による磁性アタッチメントのキーパーの変形例を示す図である。(a)〜(e)は夫々頭部の形状を変化させたキーパーを示す。(f)はマグネットの変形例を示す図である。 キャップ付きマグネットの変形例を示す図である。 金属製キャップと一体化したマグネットを使用する例を示す図である。 金属製マグネット付きキャップを使用してクラウンを装着する例を示す図である。 磁性アタッチメント雄部にマグネット、磁性アタッチメント雌部にキーパーを用いた図である。 図17に示した磁性アタッチメントを用いてクラウンを装着する例である。 図18に示す例のクラウンを外した状態を示す図である。 磁性アタッチメント雄部にマグネット、磁性アタッチメント雌部にキーパーを用いた他の例を示す図である。 磁性アタッチメントを使用して印象を採取する工程を示す図である。 斜めに固定されたインプラントに取付けられる磁性アタッチメントの例を示す図である。 カップ形状の磁性アタッチメント雄部を示す図である。 磁性アタッチメントの雄部の代表的形状を示す図である。 磁性アタッチメント雄部を構成する材料について種々の形態を示す図である。 従来の磁性アタッチメントの使用例を示す図である。
符号の説明
1、102 磁性体(マグネット又は磁性材料)
2 キャップ付き磁性体
3 磁性体
4 キャップ
5、101 インプラント
6 義歯
10 中間メタル
11 根面板
14 レジン
105 トレイ
106 印象材
110 アナログ
115 石膏

Claims (7)

  1. 維持歯にマグネット又は磁性体を可撤式に固定するための固定部を有する中間メタルであって、該固定部は、マグネット又は磁性体を固定するための内面にねじ部が形成されたカップ状の形状をなすことを特徴とする中間メタル。
  2. 前記固定部は、上部に鍔部を有することを特徴とする請求項2に記載の中間メタル。
  3. 請求項1に記載の中間メタルに固定されるマグネット又は磁性体であって、前記中間メタルの内面のねじ部に螺合するねじ部と前記鍔部に合致する頭部を有するマグネット又は磁性体。
  4. 請求項1に記載の中間メタルに固定されるマグネット又は磁性体であって、固定のためのねじ部を別体にしたマグネット又は磁性体。
  5. 維持歯にマグネット又は磁性体を可撤式に固定するための中間メタルであって、該中間メタルは、マグネット又は磁性体を固定するための皿状部を備え、該皿状部はマグネット又は磁性体を固定するための上部に突出するねじ部を有することを特徴とする中間メタル。
  6. 前記皿上部の下面に維持歯の固定を強固にするための複数の突起を設けたことを特徴とする請求項5に記載の中間メタル。
  7. 請求項5に記載の中間メタルに固定されるマグネット又は磁性体であって、前記中間メタルのねじ部に螺合するねじ孔を有するマグネット又は磁性体。
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