JP2005162716A5 - - Google Patents
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本発明は、この様な状況下為されたものであり、専門知識なしに、イメージ通りの調香を為しうる技術を提供することを課題とする。
本発明者らは、この様な状況に鑑みて、専門知識なしに、イメージ通りの調香を為しうる技術を求めて、鋭意研究努力を重ねた結果、香料組成物の調香方法であって、香料組成物を構成すべき香料を、三種の群に分割し、該三種の香料群より、それぞれ少なくとも1種ずつの香料を選択し、これを混合することにより、その様な調香が可能であることを見出した。この様な調香作業を行うにあたり、香料を混合し、香料組成物を作成するためのシートであって、香料組成物を構成すべき香料を3種の群に分け、その内の2群を縦軸と横軸に配したマトリックス構造を有するシートを用いることにより、この様な作業がより容易に為しうることを見出し、発明を完成させるに至った。即ち、本発明は以下に示す技術に関するものである。
(1)香料を混合し、香料組成物を作成するためのシートであって、香料組成物を構成すべき香料を3種の群に分け、その内の2群を縦軸と横軸に配したマトリックス構造を有することを特徴とする、調香用シート。
(2)前記三種の香料群が、「ボディー」、「キャラクター」及び「トッピング」の三種であることを特徴とする、(1)に記載の調香用のシート。
(3)前記「ボディー」の群が、「ブーケ」、「フロリエンタル」、「オリエンタル」及び「シプル」の4種に分類されていることを特徴とする、(1)又は(2)に記載の調香用のシート。
(4)前記「キャラクター」の群が、「シトラス」、「フルーティー」、「グリーン」、「フローラル」、「モダンフローラル」、「スパイシー」、「ウッディー」及び「アニマル」の8種に分類されることを特徴とする、(1)〜(3)何れか1項に記載の調香用の
シート。
(5)前記「トッピング」の群が、次に示す、2群の何れかであることを特徴とする、(1)〜(4)何れか1項に記載の調香用シート。
(女性用のトッピング)「洋なし」、「白桃」、「苺」、「葡萄」、「パイナップル」、「林檎」、「杏子」及び「マリン」の8種
(男性用のトッピング)「都会的」、「スポーティー」、「古典的」、「ナイーブ」、「ロマン」、「情熱的」、「カジュアル」及び「ウォータリー」の8種
(6)「ボディー」の群を縦軸に、「キャラクター」の群を横軸に配したマトリックスを有することを特徴とする、(1)〜(5)何れか1項に記載の調香用シート。
(7)更に、トッピングの構成要素群の記載を有することを特徴とする、(6)に記載の調香用シート。
(1)香料を混合し、香料組成物を作成するためのシートであって、香料組成物を構成すべき香料を3種の群に分け、その内の2群を縦軸と横軸に配したマトリックス構造を有することを特徴とする、調香用シート。
(2)前記三種の香料群が、「ボディー」、「キャラクター」及び「トッピング」の三種であることを特徴とする、(1)に記載の調香用のシート。
(3)前記「ボディー」の群が、「ブーケ」、「フロリエンタル」、「オリエンタル」及び「シプル」の4種に分類されていることを特徴とする、(1)又は(2)に記載の調香用のシート。
(4)前記「キャラクター」の群が、「シトラス」、「フルーティー」、「グリーン」、「フローラル」、「モダンフローラル」、「スパイシー」、「ウッディー」及び「アニマル」の8種に分類されることを特徴とする、(1)〜(3)何れか1項に記載の調香用の
シート。
(5)前記「トッピング」の群が、次に示す、2群の何れかであることを特徴とする、(1)〜(4)何れか1項に記載の調香用シート。
(女性用のトッピング)「洋なし」、「白桃」、「苺」、「葡萄」、「パイナップル」、「林檎」、「杏子」及び「マリン」の8種
(男性用のトッピング)「都会的」、「スポーティー」、「古典的」、「ナイーブ」、「ロマン」、「情熱的」、「カジュアル」及び「ウォータリー」の8種
(6)「ボディー」の群を縦軸に、「キャラクター」の群を横軸に配したマトリックスを有することを特徴とする、(1)〜(5)何れか1項に記載の調香用シート。
(7)更に、トッピングの構成要素群の記載を有することを特徴とする、(6)に記載の調香用シート。
本発明者らの考案した、誰でも容易に調香できる、調香方法は、原料となる香料をボディー、キャラクター及びトッピングの三種の群に分類し、これらより少なくとも1種類ずつ選び出し、この三種の要素を全て包含するように調香するものである。ここで、本発明で言う香料とは、バラ香油、ラベンダー香油、ジャスミン香油、ムスク、抹香、乳香等の天然の動植物を基源とする香気成分、フェネチルアルコール、リナロール、リモネン、ボルネオール等の合成によって作られる香気成分、天然の香気成分に化学修飾して得られる半合成の香気成分及びそれらの(調合)混合物の総称を意味する。通常香料成分は調香された状態で香料会社より販売されており、本発明の芳香組成物ではこの様な調香香料を購入して使用することも出来る。かかる調合用の香料は、その香りの性質より、前記の三種の分類に分類分けされる。ここで、ボディーとは、香り全体の主要なイメージを形成するもので、これは更に、花の香りを主として想起させる「ブーケ」、甘いエキゾチックなイメージの「オリエンタル」、ブーケとオリエンタルの中間に位置する「フロリエンタル」、森林調の香りであり、苔と木を想起させる「シプル」の4種に大別できる。又、キャラクターは、ボディーの香りに特徴を付し、性格付けするために用いられる香料群であり、キャラクターはその香りの種類より、オレンジ、レモン、グレープフルーツの香りに代表される柑橘系の香りである、「シトラス」、ピーチ、ストロベリー、ペア、パイナップル、林檎などの甘いフルーツの香りに代表される「フルーティー」、ガルバナムやお茶の香りのような葉の青臭い香りである「グリーン」、百合、バラ、ジャスミン或いは桜等の花の香りである「フローラル」、フローラルの香りに加えて、人工的な香調を有する「モダンフローラル」、胡椒、ナツメグ、クローブ、シナモン等のスパイスを想起させる「スパイシー」、シダーウッド、ビャクダン、オーク等木材を想起させる「ウッディー」、麝香、アンバーグリース、シベット等の獣臭的な要素を有する「アニマル」の8種に大別される。前記「ボディー」と「キャラクター」によって香料組成物の大まかな性格付けをすることが出来るが、大凡この様な組成では主として女性に好適な香りであり、これにバランスを崩さず、変化、即ち、バリエーションを持たせる意味で、「トッピング」乃至は「男性用の性格付けのためのトッピング」を加える。「トッピング」に分類される香料としては「洋なし」、「白桃」、「苺」、「葡萄」、「パイナップル」、「林檎」、「杏子」及び「マリン」が割り付けられている。「男性用の性格付けをするトッピング」に分類される香料としては「都会的」、「スポーティー」、「古典的」、「ナイーブ」、「ロマン」、「情熱的」、「カジュアル」及び「ウォータリー」が割り付けられている。これらの香料分類に属する典型的な市販の調合香料(ベマンフィス株式会社製)は図1に示す。又、これらの特徴的な香料成分も同様に図1に示す。
本発明者らの考案した、調香方法では、「ボディー」に属する香料群から選択された1種の香料を4質量部、「キャラクター」に属する香料群から選択された1種の香料を1質量部及び「トッピング」乃至は「男性用の性格付けのためのトッピング」の群から選択された2種の香料をそれぞれ1質量部、合計7質量部混合することを特徴とする。この様な割合での混合では、香調のバランスを崩すことなく、調香することが可能である。この様な調香において、量比を間違えずに、正確に調香するためには、図2、3に示す本発明のシートを用いて、調香に用いた香料を記録しておくことにより、再現性を確保し、前記調香作業をより正確に、より的確に、より短時間で行うことが出来る。これは、本発明のシートにより、各構成香料の添加効果を具体的に認識できるからである。この様な、本発明の調香方法によって得られた香料組成物は、バランスが良く、自分の欲している香りを試行錯誤して調整する上でも、ボディーのイメージを認識することにより、極めて効率的に調香が行え、しかも、全く使えない香料組成物には至らないので、極めて好ましい。更に、シートさえあれば、複雑な機器や操作もいらないので、一般人でも容易に調香が為しうる。かくして得られた香料組成物は、男性用の香料組成物として極めて有用である。本発明の調香方法によって得られる香料組成物は、希釈溶媒で希釈したり、シリカ、プラスチック或いは繊維等の吸収体に吸収せしめたり、任意成分とともに製剤化することにより、オーデコロン、香水等の身体用のフレグランス、カーフレグランスやルームフレグランスなどの空間用のフレグランスに加工することが出来る。
本発明の調香用のシートは、前記「ボディー」、「キャラクター」及び「トッピング」の内の2構成要素を用いてマトリックスを構成していることを特徴とする。マトリックスとは縦軸と横軸にそれぞれの構成成分を並べ、方画を形成するものである。各交点が混合形態を示すものである。調合を行う際に、選択した混合形態を示す交点にチェックを入れることにより、縦軸成分と横軸成分の組合せを表示することが出来る。この様な2軸を構成する要素には、香料組成物の性格の決定に寄与の大きいものを選択することが好適であり、その意味で、ボディーとキャラクターを選択することが好ましい。特に好ましい形態は、図2、3に示す如く、縦軸にボディーの群を、横軸にキャラクターの群を配したものである。これに加えて、もう一つの構成要素である、「トッピング」の表示を同一のシート中に行っておくことが好ましく、図2(女性用)、図3(男性用)の如く、マトリックスの下部にスケールとして配することが特に好ましい。
Claims (5)
- 香料を混合し、香料組成物を作成するためのシートであって、香料組成物を構成すべき香料を3種の群に分け、その内の2群を縦軸と横軸に配したマトリックス構造を有することを特徴とする、調香用シート。
- 前記「ボディー」の群が、「ブーケ」、「フロリエンタル」、「オリエンタル」及び「シプル」の4種に分類されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の調香用のシート。
- 前記「キャラクター」の群が、「シトラス」、「フルーティー」、「グリーン」、「フローラル」、「モダンフローラル」、「スパイシー」、「ウッディー」及び「アニマル」の8種に分類されることを特徴とする、請求項1〜3何れか1項に記載の調香用のシート。
- 前記「トッピング」の群が、次に示す、2群の何れかであることを特徴とする、請求項
1〜4何れか1項に記載の調香用シート。
(女性用のトッピング)「洋なし」、「白桃」、「苺」、「葡萄」、「パイナップル」、「林檎」、「杏子」及び「マリン」の8種
(男性用のトッピング)「都会的」、「スポーティー」、「古典的」、「ナイーブ」、「ロマン」、「情熱的」、「カジュアル」及び「ウォータリー」の8種
- 「ボディー」の群を縦軸に、「キャラクター」の群を横軸に配したマトリックスを有することを特徴とする、請求項1〜5何れか1項に記載の調香用シート。
Priority Applications (1)
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JP2003407669A JP2005162716A (ja) | 2003-12-05 | 2003-12-05 | 香料組成物の調香用のシート |
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ID=34729641
Family Applications (1)
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JP2003407669A Pending JP2005162716A (ja) | 2003-12-05 | 2003-12-05 | 香料組成物の調香用のシート |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005162716A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2003
- 2003-12-05 JP JP2003407669A patent/JP2005162716A/ja active Pending
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