JP2005159536A - 情報通信システム、情報送信装置及び情報送信方法 - Google Patents

情報通信システム、情報送信装置及び情報送信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 短い遅延時間を置いて情報を再送してバースト誤り耐性が高い情報通信システム、情報送信装置及び情報送信方法を提供する。
【解決手段】 情報通信システムは、情報送信装置と情報受信装置からなり、情報送信装置は複数の種類の情報をRTP送信部11aがRTPパケットとして送信する。情報受信装置のRTP受信部12bは、RTPパケットを受信し、かつ、複数の種類の情報毎に、所定時間間隔で、消失したRTPパケットの累積数を情報送信装置に送信する。情報送信装置のRTCP受信部12cは、複数の種類の情報のRTPパケットが消失した時間帯に共通な時間帯を求め、その時間帯からバースト誤りの長さの最大値を求め、その最大値を送信する時間を最大バースト誤り時間13aに記憶する。情報送信装置の遅延部11bは、最大バースト誤り時間13aの遅延時間を置いて、複数の種類の情報を再送する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、情報通信システム、情報送信装置及び情報送信方法に係り、特に、遅延時間を置いて情報を再送信してバースト誤り耐性を高める処理に関する。
MPEG方式などによって符号化された動画像及び音声情報を、通信回線を介して実時間に送受信する情報通信システムにおいて、符号化された動画像及び符号化された音声情報がそれぞれ情報送信装置から情報受信装置に送られる。動画像および音声の送信プロトコルとして、例えばインタネットで用いられているRTP(Real-time Transport Protocol)を利用することができる。
ここで、例えば、移動通信端末装置を用いて構成される情報通信システムでは、情報の伝送中に長時間に渡る伝送誤りが混入することによって、符号化された動画像及び符号化された音声情報の双方に情報の消失や破棄(以後、消失と破棄を総称して消失と称する。)が生じる可能性がある(以後、符号化された動画像及び符号化された音声情報の双方に連続的な情報の消失が生じる伝送誤りをバースト誤りと称する。)。
動画像や音声などの情報を伝送する場合は、情報が正確すなわち誤り無く正しい順序で受信されることと同時に、規定の時間内に受信されることが重要である。そのためRTPプロトコルは、TCP(Transmission Control Protocol)等の、情報が正確に伝送されるが伝送時間の上限を規定できないプロトコルとは併用することができない。RTPプロトコルは、情報が正確に伝達される保証の無く、再送を行わないUDP(User Datagram Protocol)等のプロトコルと併用し、情報の欠落については別途対策を行う必要がある。
送信装置において情報の欠落に対処する方法として、RTPプロトコルに従ったパケット(以後、RTPパケットと称する。)を所定のインターリーブ長によってインターリーブして送信する処理が知られている。また、情報を送信して、所定の遅延時間を置いてその情報を再度送信する処理が知られている(例えば、特許文献1参照。)。更に、受信装置はRTCP(RTP Control Protocol)プロトコルを用いてRTPパケットなどの情報の受信状況を送信装置に送信し、送信装置はその受信状況に従って、送信した情報の一部を再度送信する処理が知られている。(例えば、特許文献2参照。)。
特開2002−77109号公報(第2頁、図1) 特開2003−169040号公報(第2−5頁、図1)
しかしながら、上述した特許文献1に開示されている方法では、遅延時間の設定が困難である問題点があった。即ち、遅延時間が短いと1回目に送信された情報及び再送された同じ情報のいずれもが1回のバースト誤りによって消失することがある。また、遅延時間が長いと受信装置で遅延時間以上のバッファを必要とするため情報を受信してからその情報を再生するまでに長時間を必要とする問題点があった。
また、上述した特許文献2に開示されている方法では、受信装置から送信装置への通信量が増加する問題点があった。この問題点は、1台の送信装置が複数台の受信装置に情報を送信する通信システムにおいて顕著である。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、必要かつ十分な遅延時間を置いて情報を再送することによってバースト誤り耐性が高い情報通信システム、情報送信装置及び情報送信方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の情報通信システムは、同期した複数の種類の情報を送信する情報送信装置と、前記情報送信装置から送信された前記複数の種類の情報を受信する1つ以上の情報受信装置とが通信回線を介して接続された情報通信システムであって、前記情報受信装置は、前記複数の種類の情報を受信する受信手段と、前記受信手段による前記情報の受信状況を前記種類毎に所定の時間間隔で作成する受信状況作成手段と、前記受信状況作成手段によって作成された受信状況を前記情報送信装置に送信する受信状況送信手段とを有し、前記情報送信装置は、前記複数の種類の情報を送信する送信手段と、
前記受信状況を受信して記憶する受信状況受信手段と、前記受信状況受信手段によって受信され、または、記憶された前記種類の情報の受信状況から前記情報の所定値以上の伝送誤りが発生した伝送誤り時間帯を検出し、前記情報受信装置および種類に関する規定数以上の前記情報の伝送誤り時間帯に共通な時間帯であるバースト誤り発生時間帯を検出するバースト誤り発生時間帯検出手段と、前記バースト誤り発生時間帯に発生した前記各情報の伝送誤り数をバースト誤り長と推定するバースト誤り長推定手段とを有することを特徴とする。
また、本発明の情報通信システムは、情報を送信する情報送信装置と、前記情報送信装置から送信された前記情報を受信する複数の情報受信装置とが通信回線を介して接続された情報通信システムであって、前記情報受信装置は、前記情報を受信する受信手段と、前記受信手段による前記情報の受信状況を所定の時間間隔毎に作成する受信状況作成手段と、前記受信状況作成手段によって作成された受信状況を前記情報送信装置に送信する受信状況送信手段とを有し、前記情報送信装置は、前記情報を送信する送信手段と、前記受信状況を受信して記憶する受信状況受信手段と、前記受信状況受信手段によって受信され、または、記憶された前記情報受信装置の受信状況から前記情報受信装置への所定値以上の伝送誤りが発生した伝送誤り時間帯を検出し、前記情報受信装置に関する規定値以上の前記伝送誤り時間帯に共通な時間帯であるバースト誤り発生時間帯を検出するバースト誤り発生時間帯検出手段と、前記バースト誤り発生時間帯に発生した前記各情報受信装置の伝送誤り数をバースト誤り長と推定するバースト誤り長推定手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、必要かつ十分な遅延時間を置いて情報を再送することによって、バースト誤り耐性を高めることができる。
以下に、本発明による情報通信システム、情報送信装置及び情報送信方法の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る情報通信システムの情報送信装置及び情報送信方法が適用され、また、本発明の実施の形態に係る情報通信システムの情報受信装置である移動通信端末装置の構成を示すブロック図である。
この移動通信端末装置は、装置全体の制御を行う制御装置1と、アンテナ2aと、通信装置2bと、送受信装置3と、利用者からの操作指示を入力する入力装置4と、動画像及び音声の符号化及び復号を行う符号化復号装置5と、カメラ6aと、マイク6bと、表示装置6cと、スピーカ6dとにより構成される。
通信装置2bは、アンテナ2aが受信した高周波信号を送受信装置3へ出力し、また、送受信装置3から出力される高周波信号をアンテナ2aより送信する。
符号化復号装置5は、カメラ6aから出力された動画像を受信して、その動画像を符号化して、符号化された動画像情報ストリームを送受信装置3に出力する。また、マイク6bから出力された音声信号を受信して、その音声信号を符号化して、符号化された音声情報ストリームを送受信装置3に出力する。
更に、符号化復号装置5は、送受信装置3から出力された符号化された動画像情報ストリームを受信して、その動画像情報ストリームを復号して、復号された動画像を表示装置6cに送信して表示させる。また、送受信装置3から出力された符号化された音声情報ストリームを受信して、その音声情報ストリームを復号して、復号された音声信号をスピーカ6dに送信して発音させる。
図2は、送受信装置3の構成を示すブロック図である。送受信装置3は、制御装置1、通信装置2b及び符号化復号装置5と接続される送信部11と、制御装置1、通信装置2b及び符号化復号装置5と接続される受信部12と、最大バースト誤り時間記憶部13とにより構成される。
送信部11は、符号化復号装置5と接続されるRTP送信部11aと、最大バースト誤り時間記憶部13と接続される遅延部11bと、受信部12、制御装置1及び通信装置2bと接続される変調部11cとにより構成される。
受信部12は、制御装置1及び通信装置2bと接続される復調部12aと、符号化復号装置5及び送信部11と接続されるRTP受信部12bと、最大バースト誤り時間記憶部13と接続されるRTCP受信部12cとにより構成される。最大バースト誤り時間記憶部13には、最大バースト誤り時間13aが記憶される。
上記のように構成された、本発明の実施形態に係る移動通信端末装置の動作を、送信部11の動作から説明する。まず、RTP送信部11aの動作を説明する。RTP送信部11aは、符号化復号装置5から出力される符号化された動画像情報ストリーム及び符号化された音声情報ストリームを受信する。そして、受信した上記2つのストリームからそれぞれのRTPパケットを作成する。
図3は、RTPパケットの構成を示す。RTPパケット21は、RTP送信部11aによって受信されたストリームから所定の大きさに切り取られたストリームデータ21aと、ストリーム識別子21bと、パケット番号21cとからなる。ストリーム識別子21bは、ストリームデータ21aが動画像情報ストリームから切り取られたものである場合、「画像」なる情報であり、また、ストリームデータ21aが音声情報ストリームから切り取られたものである場合、「音声」なる情報である。
パケット番号21cは、このRTPパケット21が、RTP送信部11aによって受信されたストリームから作成されたパケットの中で、何番目のパケットであるかを示す自然数である。パケット番号21cは、動画像情報ストリーム及び音声情報ストリームのそれぞれについて、独立して付けられた1、2、3、…なる一連番号である。
RTP送信部11aは、作成したRTPパケット21をストリーム識別子21bが「画像」である第1の所定個数のパケットをパケット番号21c順に、そして、ストリーム識別子21bが「音声」である第2の所定個数のパケットをパケット番号21c順に整列し、パケットを第1のRTPセッションのパケットとして変調部11cに送る。RTP送信部11aは、また、変調部11cに送ったRTPパケット21を遅延部11bに送る。
遅延部11bは、RTP送信部11aから送信されたRTPパケット21を最大バースト誤り時間13aの遅延を置いて、第2のRTPセッションのパケットとして変調部11cに送る。
変調部11cは、RTP送信部11aから送信されたRTPパケット21と、遅延部11bから送信されたRTPパケット21と、RTP受信部12bから送信されたRTCPプロトコルに従ったパケット(以後、RTCPパケットと称する。)と、更に、制御装置1から送信された制御信号とを変調、周波数変換及び増幅し、高周波信号を得てそれを通信装置2bに送る。なお、RTCPパケットについては、後述する。
次に、受信部12の動作を説明する。まず、復調部12aの動作を説明する。復調部12aは、通信装置2bからの高周波信号を増幅、周波数変換及び復調し、それによって得られたRTPパケット21をRTP受信部12bに送り、RTCPパケットをRTCP受信部12cに送り、更に、制御信号を制御装置1に送る。
次に、RTP受信部12bの動作を説明する。RTP受信部12bは、復調部12aから出力されたRTPパケット21を受信し、そのRTPパケット21に含まれるストリームデータ21aを符号化復号装置5へ送り、更に、RTPパケット21の受信状況を表
すRTCPパケットを作成し、作成したRTCPパケットを変調部11cに送る装置である。
なお受信状況の報告には、RTCPパケットの一種であるRR(Receiver Report)パケットまたはSR(Sender Report)パケットが使用されるが、以下の説明ではこれらを総称してRTCPパケットとする。
まず、RTP受信部12bの動作のうち、RTPパケット21を受信し、そのRTPパケット21に含まれるストリームデータ21aを符号化復号装置5へ送る動作を説明する。
RTP受信部12bは、復調部12aから出力されたRTPパケット21を受信し、受信したRTPパケット21が第1のRTPセッションのパケットである場合、そのパケットをストリーム識別子21bに従って、動画像情報と音声情報とを判別し、かつ、これらの情報に属するストリームデータ21aをそれぞれのパケット番号21cに従ってソートしてRTP受信部12b内の所定の記憶部に記憶する。
更に、RTP受信部12bは、第1のRTPセッションのパケットの中で、ストリーム識別子21bが「画像」であるRTPパケット21に消失があるか否かを調べ、消失したパケットの累積個数を記憶する。即ち、受信したRTPパケット21で、ストリーム識別子21bが「画像」であるRTPパケット21のパケット番号21cが直前に受信したストリーム識別子21bが「画像」であるRTPパケット21のパケット番号21cに1を加えた値であるかを調べる。
そして、上記受信したパケット番号21cが上記直前に受信したパケット番号21cに1を加えた値でない場合、上記受信したRTPパケット21と上記直前に受信したRTPパケット21との間のRTPパケット21が消失したと判断する。そして、消失したRTPパケット21の個数をRTP受信部12b内の所定の記憶部に記憶された消失した画像パケットの累積個数に加算して、上記所定の記憶部に更新記憶する。
また、RTP受信部12bは、第1のRTPセッションのパケットの中で、ストリーム識別子21bが「音声」であるRTPパケット21に消失があるか否かを調べ、消失した音声パケットの累積個数を記憶する。その動作は、上記説明したストリーム識別子21bが「画像」であるRTPパケット21に消失があるか否かを調べ、消失したパケットの累積個数を更新記憶する動作と同一であり、説明を省略する。
また、RTP受信部12bは、受信したRTPパケット21が第2のRTPセッションのパケットである場合、そのパケットをストリーム識別子21bに従って、動画像情報と音声情報とに分離し、かつ、受信したRTPパケット21のストリームデータ21aが既に第1のRTPセッションのパケットによって受信され、RTP受信部12b内の所定の記憶部に記憶されているか否かを調べる。
そして、RTP受信部12bは、上記ストリームデータ21aが既に上記所定の記憶部に記憶されている場合、受信した第2のRTPセッションのパケットを廃棄する。一方、記憶されていない場合、受信した第2のRTPセッションのパケットのストリームデータ21aを、上記所定の記憶部に記憶されたストリームデータ21aと共に、そのパケットのパケット番号21cに従ってソートして上記所定の記憶部に記憶する。
更に、RTP受信部12bは、RTP受信部12b内の上記所定の記憶部にパケット番号21cに従ってソートされて記憶されたストリームデータ21aから所定の長さの動画像情報ストリームと所定の長さの音声情報ストリームとを作成し、これらのストリームを符号化復号装置5に送る。
次に、RTP受信部12bのRTCPパケットを作成し、作成したRTCPパケットを変調部11cに送る動作の説明をする。RTCPパケットを作成し、作成したRTCPパケットを変調部11cに送る動作は、ストリーム識別子21bが「画像」であるRTPパケット21の受信状況と、ストリーム識別子21bが「音声」であるRTPパケット21の受信状況とに対して、独立して行われる。
まず、RTP受信部12bのストリーム識別子21bが「画像」であるRTPパケット21の受信状況を表す画像情報のRTCPパケットを作成し、作成したRTCPパケットを変調部11cに送る動作は、所定の時間間隔を置いて起動されて動作を開始する。上記所定の時間間隔は、例えば5秒から10秒の間であって、乱数によってその都度設定された間隔である。上記乱数は一様乱数であるが、これに限るものではなく、その他の乱数であっても良い。
図4は、RTCPパケットの構成を示す。RTCPパケット22は、累積消失パケット数22aと、ストリーム識別子22bからなる。累積消失パケット数22aは、RTP受信部12b内の所定の記憶部に記憶された消失した画像パケットの累積個数である。
また、ストリーム識別子22bは、「画像」なる情報である。RTCPパケット22は、更に、そのRTCPパケット22が作成された時刻を有しても良い。
RTP受信部12bは、上記RTCPパケット22を作成し、作成されたRTCPパケット22を変調部11cに送る。そして、上記RTCPパケット22の累積消失パケット数22aをRTP受信部12b内の所定の記憶部に記憶する。
また、RTP受信部12bは、ストリーム識別子21bが「音声」であるRTPパケット21の受信状況を表す音声情報のRTCPパケット22を作成し、作成したRTCPパケット22を変調部11cに送る。
この音声情報のRTCPパケット22を作成し、作成したRTCPパケット22を変調部11cに送る動作は、RTCPパケット22の累積消失パケット数22aは、RTP受信部12b内の所定の記憶部に記憶された消失した音声パケットの累積個数であり、ストリーム識別子22bは「音声」なる情報である。しかし、その他は上記説明したストリーム識別子21bが「画像」であるRTPパケット21の受信状況を表す画像情報のRTCPパケット22を作成し、作成したRTCPパケット22を変調部11cに送る動作と同一であり、説明を省略する。
なお、ストリーム識別子21bが「音声」であるRTPパケット21の受信状況を表すRTCPパケット22を作成し、作成したRTCPパケット22を変調部11cに送る動作が起動される時刻と、ストリーム識別子21bが「画像」であるRTPパケット21の受信状況を表すRTCPパケット22を作成し、作成したRTCPパケット22を変調部11cに送る動作が起動される時刻とはそれぞれが乱数に基づいて独立に決定され、依存関係はない。
次に、RTCP受信部12cの動作を説明する。RTCP受信部12cは、復調部12aから送信されたRTCPパケット22をRTCP受信部12c内の所定の記憶部に記憶し、記憶された複数のRTCPパケット22からバースト誤りが発生したか否かを判断し、バースト誤りが発生したと判断される場合には、その誤りの長さおよびその誤りが継続した時間を推定する装置である。
更に、推定されたバースト誤りの長さを追加記憶し、記憶された複数の推定されたバースト誤りの長さの最大値を求め、求めた最大値の送信時間をもって最大バースト誤り時間13aを更新する。これによって、最大バースト誤り時間13aを小さい値とし、遅延部11bが置く遅延時間を適切な範囲で短縮させる装置である。
RTCP受信部12cは、受信したRTCPパケット22に、パケット消失の有無を付加して記憶する。パケット消失の有無は、今回受信したRTCPパケット22の累積消失パケット数22aの、前回受信したRTCPパケット22からの増分が、所定値を超えていた場合に「消失有」と設定し、所定値以下の場合は「消失無」と設定する。該所定値を0に設定した場合はすべてのパケット消失をバーストエラーとして扱い、1以上に設定した場合は一度に少数のパケットが消失してもバーストエラーとして扱わないことを意味する。
以上の方法により連続するRTCPパケット22間の時間帯(以下RTCP区間と表記する。)についてパケット消失の有無を判定すると、消失有または消失無のRTCP区間が連続する場合がある。図5は、連続する消失有および消失無のRTCPパケットを何回か交互に受信した後にこれを記憶する方法を図示したものである。
連続する消失無のRTCP区間の最終時刻をT4とした場合、時刻T4以前で最後に消失有と報告されたRTCPパケット22の時刻をT3する。時刻T3以前で、最後に消失無と報告されたRTCPパケット22の時刻をT2とする。T2以前で、最後に消失有と報告されたRTCPパケット22の時刻(該当するものがなければ送信開始時刻。)をT1とする。
消失有のRTCP区間の最終時刻をT3とした場合は上記と同様に、時刻T2およびT1を定義する。このとき時刻T4は無効とする。
なお一度も消失有RTCPパケット22を受信していない場合はT2およびT3を定義できない。またRTPパケット21の送信開始後、最初に受信したRTCPパケット22が消失有であった場合は、その後消失無RTCPパケット22を受信するまでT1を定義できない。このような場合はRTCP区間集合31全体を無効とする。
すべてのRTCPパケット22についてRTCP区間集合31の組み合わせを保存することも可能であるが、記憶領域の使用を抑えるため、実際にはRTCP区間集合32に示すように最新の2組を保存すれば十分である。図5の時刻Ta、Tb、Tc、Tdはそれぞれ時刻T1、T2、T3、T4と同じであり、Tc、Td、TeはそれぞれT1、T2、T3と同じ意味である。
最新のRTCPパケット22が消失有の場合は最新のRTCPパケット22の時刻をTeとし、消失無の場合は最新のRTCPパケット22の時刻をTdとしてTeは無効とする。それ以前のRTCPパケット22の時刻について、Ta、Tb、Tc、Tdを算出して記憶する。またTb−Tc間およびTd−Te間にある各RTCPパケット22を保存することにより、各消失有RTCP区間を記憶する。RTCP区間集合32は、各ストリームごとに保存する。
上記受信したRTCPパケット22のストリーム識別子22bは、「画像」または「音声」なる情報のいずれかであるが、その受信した情報を「第1のメディア」と称し、他方の情報を「第2のメディア」と称して、以下の動作を説明する。「第1のメディア」が「画像」情報であり、「第2のメディア」が「音声」情報である場合の動作と、「第1のメディア」が「音声」情報であり、「第2のメディア」が「画像」情報である場合の動作は同一である。
RTCPパケット22を受信した際に、前記の方法によって、今回のRTCPパケット22の時刻を終端とするRTCP区間が消失有か消失無かを判定し、RTCP区間集合32を更新する。このときに全ストリームに関するRTCP区間集合32について、RTCP区間集合32を構成するRTCP区間集合31に対して図6から図12に示すRTCPパケット22の受信状況を適用することにより、バースト誤り発生時間帯があるかどうかを判定する。この判定においては、全メディアのパケット消失は常に同時刻に発生するため、あるストリームの消失無RTCP区間では他のストリームのパケット消失も発生しないことを仮定している。
図6および図7は、第1のメディアおよび第2のメディアのRTCPパケット集合33(時刻T21−T31およびT22−T32)がそれぞれ単一のRTCP区間から構成される場合に、バースト誤り発生時間帯を検出する状況である。時刻T11<T22、T12<T21<T32、T22<T31<T42、T32<T41のすべての式が成立する場合にRTCPパケット22の受信状況を適用できる。
図6においては、T22−T31の区間をバースト誤り発生時間帯とする。このとき該時間帯で、第1のメディアについてはT21−T31のRTCPパケット22の消失パケット数をバースト誤り長と推定し、第2のメディアについてはT22−T32のRTCPパケット22の消失パケット数をバースト誤り長と推定する。
図7においては、T22−T32の区間をバースト誤り発生時間帯とする。このとき該時間帯で図6の場合と同様に、第1のメディアについてはT21−T31のRTCPパケット22の消失パケット数をバースト誤り長と推定し、第2のメディアについてはT22−T32のRTCPパケット22の消失パケット数をバースト誤り長と推定する。
図8および図9は、第1のメディアのRTCPパケット集合33(時刻T21−T31)が単一のRTCP区間から構成され、第2のメディアのRTCPパケット集合33(時刻T22−T32)が単一のRTCP区間から構成され、時刻T32以降に第2のメディアに関するRTCPパケット22が到着していない場合に、バースト誤り発生時間帯を検出する状況である。時刻T11<T22、T12<T21<T32、T22<T31<T32、T32<T41のすべての式が成立する場合にRTCPパケット22の受信状況を適用できる。
第2のメディアに関する最新のRTCPパケット22は時刻T32に報告され、その直前のRTCPパケット22は時刻T22に報告されているとする。第2のメディアの時刻T32以降のパケット消失状況は未報告のため不明である。T32−T41において第2のメディアのパケット消失は発生していないと想定できるため、図8の場合は図6と、図9の場合は図7と同じ方式で、バースト誤り発生時間帯およびバースト誤り長を推定することができる。
図10は、第1のメディアの消失有RTCPパケット集合33(時刻T21−T31)が複数のRTCP区間から構成される場合にバースト誤り発生時間帯を検出する状況である。第2のメディアのRTCPパケット集合33(時刻T22−T32)が単一のRTCP区間から構成され、第一のメディアのT21−T31中の最新のRTCP区間をT51−T31としたときに、時刻T12<T51<T22<T31<T32<T41が成立する場合に受信状況を適用できる。
このとき第2のメディアの消失無RTCP区間T12−T22では、第1のメディアでもパケット消失が発生していないと想定できる。そこでT22−T31の区間をバースト誤り発生時間帯とする。このとき該時間帯で、第1のメディアについてはT51−T31のRTCPパケット22の消失パケット数をバースト誤り長と推定し、第2のメディアについてはT22−T32のRTCPパケット22の消失パケット数をバースト誤り長と推定する。
図11は、第1のメディアのRTCPパケット集合33(時刻T21−T31)が単一のRTCP区間から構成され、第2のメディアのRTCPパケット集合33(時刻T22−T32)が複数のRTCP区間から構成される場合にバースト誤り発生時間帯を検出する状況である。時刻T11<T52、T52<T21<T32、T52<T31<T42、T32<T41のすべての式が成立する場合にRTCPパケット22の受信状況を適用できる。
第2のメディアのT22−T32における最新のRTCP区間をT52−T32とする。このとき第1のメディアの消失無RTCP区間T11−T21では、第2のメディアでもパケット消失が発生していないと想定できる。そこでT21−T31の区間をバースト誤り発生時間帯とする。このとき該時間帯で、第1のメディアについてはT21−T31のRTCPパケット22の消失パケット数をバースト誤り長と推定し、第2のメディアについてはT52−T32のRTCPパケット22の消失パケット数をバースト誤り長と推定する。
図12は、第1のメディアのRTCPパケット集合33(時刻T21−T31)が2個のRTCP区間から構成され、第2のメディアのRTCPパケット集合33(時刻T22−T32)が単一のRTCP区間から構成される場合にバースト誤り発生時間帯を検出する状況である。T11<T22、T12<T21<T32、T22<T31<T42、T32<T41、T22<T51<T32のすべての式が成立する場合にRTCPパケット22の受信状況を適用できる。
このとき{時刻T21とT22の遅い方}からT51間と、T51から{時刻T31とT32の早い方}間のそれぞれをバースト誤り発生時間帯とする。このときそれぞれ時間帯で、第1のメディアについてはT21−T51およびT51−T31のRTCPパケット22の消失パケット数をバースト誤り長と推定する。第2のメディアの各バースト誤り発生時間帯については、T22−T32のRTCPパケット22の消失パケット数を、第1のメディアのバースト誤り長で比例配分する。
また、上記の説明では、RTCP受信部12cがバースト誤りの長さをRTCPパケット22を受信した時刻を用いて推定したが、これに限るものではない。RTCPパケット22がそのRTCPパケット22が作成された時刻を含んでいるなら、RTCPパケット22に含まれる時刻を用いて推定しても良い。これによれば、RTCPパケット22が伝送されるために必要な時間のばらつきに起因するバースト誤りの長さの推定誤差の削減が可能である。
また、RTCPパケット22が伝送中に消失することがある。しかしこれはRTCPパケット22の送信間隔が長くなったことと等しい。RTCPパケット22には累積消失パケット数22aが記載されているため、その増分によって求められる消失パケット数の情報そのものが失われることはないからである。
また、上記の説明では、伝送される情報は、画像情報と音声情報の2つの情報であるとしたが、これに限るものではなく、3以上の情報であるとしても良い。例えば、文字情報を加えた3つの情報であるとしても良い。この場合、RTCP受信部12cは、第1〜3のメディアのRTCPパケット22が共通してRTPパケット21の消失を示す時間帯でバースト誤りが発生したと判断し、バースト誤りの長さを推定すれば良い。これによって、推定に用いるバースト誤り発生時間帯は、更に短縮が可能となる。
更に、RTP受信部12bは、第2のRTPセッションの画像情報と音声情報についてはRTCPパケット22を送信しないとしたが、これに限るものではない。これらの情報について、または、これらの情報の1つについてもRTCPパケット22を送信するとしても良い。この場合、RTCP受信部12cは、上記第2のRTPセッションに対するRTCPパケット22を第3、第4のメディアのRTCPパケット22として、第1、第2のメディアのRTCPパケット22と同様に扱うことによって、バースト誤り発生時間帯を更に短縮でき、バースト誤りの長さをより適切に推定することが可能となる。
また、メディアの数が多くなるに従って、1回のバースト誤りによって全てのメディアにはRTPパケット21の消失が発生しないことがある。特にテキストのように送信頻度の低いメディアでは消失が発生しにくい傾向がある。そこで、全てのメディアのRTCPパケット22が共通してRTPパケット21の消失を示す時間帯でバースト誤りが発生したと判断することなく、所定数以上のメディアのRTCPパケット22が共通してRTPパケット21の消失を示す時間帯でバースト誤りが発生したと判断しても良い。
更に、上記の説明では、1台の移動通信端末装置が情報送信装置としても動作し、また、情報受信装置としても動作するものとしたが、これに限るものではない。移動通信端末装置が情報送信装置としてのみ動作するのであれば、表示装置6c、スピーカ6d、及び、RTP受信部12bは不要である。更に、符号化復号装置5の復号の部分は不要である。
一方、移動通信端末装置が情報受信装置としてのみ動作するのであれば、カメラ6a、マイク6b、RTP送信部11a、及び、遅延部11bは不要である。更に、符号化復号装置5の符号化の部分は不要である。
また本発明は、情報送信装置と情報受信装置の間で情報を中継するルータ等の機器に適用することも可能である。その場合には、カメラ6a、マイク6b、表示装置6c、スピーカ6d、及び、符号化復号装置5は不要である。
本実施形態では、移動通信端末装置は、基地局を経由して通信するものとしたが、これに限るものではない。移動通信端末装置間で直接に通信しても良い。例えば、移動通信端末装置が近距離無線通信装置(図示せず)を備え、近距離無線通信装置は、ブルートゥース(登録商標)方式、または、無線LAN方式を用いて近距離の無線送受信を行っても良い。
この場合、1台の移動通信端末装置が近距離無線通信装置を用いて送信した情報を、複数の移動通信端末装置が近距離無線通信装置を用いて受信することができる。そして、情報を受信した複数の移動通信端末装置が作成した受信状況を表すRTCPパケット22を、近距離無線通信装置を用いて情報を送信した移動通信端末装置に送信することができる。
そこで、通信回線の特性上、バースト誤りによって全ての移動通信端末装置への伝送に誤りが混入する場合、情報を送信した移動通信端末装置は、情報を受信した全ての移動通信端末装置から送信されたRTCPパケット22が共通してRTPパケット21の消失を示す時間帯で、バースト誤りが発生したと判断することができる。
前記全ての移動通信端末装置から送信されたRTCPパケット22が共通してRTPパケット21の消失を示すバースト誤り発生時間帯は短い。そこで、バースト誤りの長さをより正確に推定することができる。また、所定数以上の移動通信端末装置から送信されたRTCPパケット22が共通してRTPパケット21の消失を示す時間帯で、バースト誤りが発生したと判断しても良い。本発明は以上の構成に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
また、以上の説明は、本発明を移動通信端末装置に適用した形態を例にとって行ったが、本発明は、無線通信機能を有する、または、付加された情報端末装置、例えば、パソコンや、PDA(Personal Digital Assistants)に適用することも当然に可能である。
本発明の実施形態に係る移動通信端末装置の構成を示すブロック図。 本発明の実施形態に係る送受信装置の構成を示すブロック図。 本発明の実施形態に係るRTPパケットのデータ構造を示す図。 本発明の実施形態に係るRTCPパケットのデータ構造を示す図。 本発明の実施形態に係るRTCPパケットの集合を示す図。 本発明の実施形態に係るRTCPパケットの受信状況を示す図(その1)。 本発明の実施形態に係るRTCPパケットの受信状況を示す図(その2)。 本発明の実施形態に係るRTCPパケットの受信状況を示す図(その3)。 本発明の実施形態に係るRTCPパケットの受信状況を示す図(その4)。 本発明の実施形態に係るRTCPパケットの受信状況を示す図(その5)。 本発明の実施形態に係るRTCPパケットの受信状況を示す図(その6)。 本発明の実施形態に係るRTCPパケットの受信状況を示す図(その7)。
符号の説明
3 送受信装置
11 送信部
11a RTP送信部
11b 遅延部
11c 変調部
12 受信部
12a 復調部
12b RTP受信部
12c RTCP受信部
13 最大バースト誤り時間記憶部
13a 最大バースト誤り時間
21 RTPパケット
21a ストリームデータ
21b、22b ストリーム識別子
21c パケット番号
22 RTCPパケット
22a 累積消失パケット数
31、32 RTCP区間集合
33 RTCPパケット集合
T1〜T4、T11〜T52、Ta〜Te 時刻

Claims (16)

  1. 同期した複数の種類の情報を送信する情報送信装置と、前記情報送信装置から送信された前記複数の種類の情報を受信する1つ以上の情報受信装置とが通信回線を介して接続された情報通信システムであって、
    前記情報受信装置は、
    前記複数の種類の情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段による前記情報の受信状況を前記種類毎に所定の時間間隔で作成する受信状況作成手段と、
    前記受信状況作成手段によって作成された受信状況を前記情報送信装置に送信する受信状況送信手段とを有し、
    前記情報送信装置は、
    前記複数の種類の情報を送信する送信手段と、
    前記受信状況を受信して記憶する受信状況受信手段と、
    前記受信状況受信手段によって受信され、または、記憶された前記種類の情報の受信状況から前記情報の所定値以上の伝送誤りが発生した伝送誤り時間帯を検出し、前記情報受信装置および種類に関する規定数以上の前記情報の伝送誤り時間帯に共通な時間帯であるバースト誤り発生時間帯を検出するバースト誤り発生時間帯検出手段と、
    前記バースト誤り発生時間帯に発生した前記各情報の伝送誤り数をバースト誤り長と推定するバースト誤り長推定手段と
    を有することを特徴とする情報通信システム。
  2. 前記バースト誤り長推定手段は、前記情報を前記バースト誤り長分送信する時間を推定してバースト誤り時間とすることを特徴とする請求項1に記載の情報通信システム。
  3. 前記情報送信装置は、前記バースト誤り時間分以上の遅延処理を行う遅延手段と、
    前記遅延手段によって遅延処理された前記複数の種類の情報を再送信する再送手段とを更に有することを特徴とする請求項2に記載の情報通信システム。
  4. 前記バースト誤り長推定手段は、前記バースト誤り長の推定に使用する前記バースト誤り発生時間帯の時間長に上限を設けることを特徴とする請求項1に記載の情報通信システム。
  5. 前記複数の種類の情報は、符号化された動画像情報と符号化された音声情報とである
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報通信システム。
  6. 前記送信手段は、前記情報をパケット化して送信し、
    前記受信状況は、前記情報受信装置が正しく受信できなかった前記種類毎の前記パケットの累積数を含み、
    前記伝送誤りは、前記種類の情報の受信状況に含まれる前記パケットの累積数と、その受信状況の受信の直前に受信されたその種類の情報の受信状況に含まれる前記パケットの累積数との差が0以上の所定値を超えることであり、
    前記伝送誤り時間帯は、前記2つの受信状況の属性である時刻の間である
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報通信システム。
  7. 情報を送信する情報送信装置と、前記情報送信装置から送信された前記情報を受信する複数の情報受信装置とが通信回線を介して接続された情報通信システムであって、
    前記情報受信装置は、
    前記情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段による前記情報の受信状況を所定の時間間隔毎に作成する受信状況作成手段と、
    前記受信状況作成手段によって作成された受信状況を前記情報送信装置に送信する受信状況送信手段とを有し、
    前記情報送信装置は、
    前記情報を送信する送信手段と、
    前記受信状況を受信して記憶する受信状況受信手段と、
    前記受信状況受信手段によって受信され、または、記憶された前記情報受信装置の受信状況から前記情報受信装置への所定値以上の伝送誤りが発生した伝送誤り時間帯を検出し、前記情報受信装置に関する規定値以上の前記伝送誤り時間帯に共通な時間帯であるバースト誤り発生時間帯を検出するバースト誤り発生時間帯検出手段と、
    前記バースト誤り発生時間帯に発生した前記各情報受信装置の伝送誤り数をバースト誤り長と推定するバースト誤り長推定手段と
    を有することを特徴とする情報通信システム。
  8. 前記送信手段は、前記情報をパケット化して送信し、
    前記受信状況は、前記情報受信装置が正しく受信できなかった前記パケットの累積数を含み、
    前記伝送誤りは、前記情報受信装置から送信された受信状況に含まれる前記パケットの累積数と、その受信状況の受信の直前に受信されたその情報受信装置から送信された受信状況に含まれる前記パケットの累積数との差が0以上の所定値を超えることであり、
    前記伝送誤り時間帯は、前記2つの受信状況の属性である時刻の間である
    ことを特徴とする請求項7に記載の情報通信システム。
  9. 前記受信状況作成手段は、前記所定の時間間隔を乱数に基いて決定する
    ことを特徴とする請求項1または請求項7に記載の情報通信システム。
  10. 前記送信手段は、前記情報をRTPパケットとして送信し、
    前記受信状況送信手段は、前記受信状況をRTCPパケットとして送信する
    ことを特徴とする請求項1または請求項7に記載の情報通信システム。
  11. 前記受信状況の属性である時刻は、前記受信状況作成手段が前記受信状況を作成した時刻である
    ことを特徴とする請求項6または請求項8に記載の情報通信システム。
  12. 前記受信状況の属性である時刻は、前記受信状況受信手段が前記受信状況を受信した時刻である
    ことを特徴とする請求項6または請求項8に記載の情報通信システム。
  13. 同期した複数の種類の情報を受信して、その情報の受信状況を前記種類毎に所定の時間間隔で作成して、その作成された受信状況を送信する1つ以上の情報受信装置と通信回線を介して接続された情報送信装置であって、
    前記複数の種類の情報を送信する送信手段と、
    前記受信状況を受信して記憶する受信状況受信手段と、
    前記受信状況受信手段によって受信され、または、記憶された前記種類の情報の受信状況から前記情報の所定値以上の伝送誤りが発生した伝送誤り時間帯を検出し、前記情報受信装置および種類に関する規定数以上の前記情報の伝送誤り時間帯に共通な時間帯であるバースト誤り発生時間帯を検出するバースト誤り発生時間帯検出手段と、
    前記バースト誤り発生時間帯に発生した前記各情報の伝送誤り数をバースト誤り長と推定するバースト誤り長推定手段と
    を有することを特徴とする情報送信装置。
  14. 情報を受信して、その情報の受信状況を所定の時間間隔毎に作成して、その受信状況を送信する複数の情報受信装置と通信回線を介して接続された情報送信装置であって、
    前記情報を送信する送信手段と、
    前記受信状況を受信して記憶する受信状況受信手段と、
    前記受信状況受信手段によって受信され、または、記憶された前記情報受信装置の受信状況から前記情報受信装置への所定値以上の伝送誤りが発生した伝送誤り時間帯を検出し、前記情報受信装置に関する規定値以上の前記伝送誤り時間帯に共通な時間帯であるバースト誤り発生時間帯を検出するバースト誤り発生時間帯検出手段と、
    前記バースト誤り発生時間帯に発生した前記各情報受信装置の伝送誤り数をバースト誤り長と推定するバースト誤り長推定手段と
    を有することを特徴とする情報送信装置。
  15. 同期した複数の種類の情報を受信して、その情報の受信状況を前記種類毎に所定の時間間隔で作成して、その作成された受信状況を送信する1つ以上の情報受信装置と通信回線を介して接続された情報送信装置の情報送信方法であって、
    前記複数の種類の情報を送信し、
    前記受信状況を受信して記憶し、
    前記受信され、または、記憶された前記種類の情報の受信状況から前記情報の所定値以上の伝送誤りが発生した伝送誤り時間帯を検出し、
    前記情報受信装置および種類に関する規定数以上の前記情報の伝送誤り時間帯に共通な時間帯であるバースト誤り発生時間帯を検出し、
    前記バースト誤り発生時間帯に発生した前記各情報の伝送誤り数をバースト誤り長と推定する
    ことを特徴とする情報送信方法。
  16. 情報を受信して、その情報の受信状況を所定の時間間隔毎に作成して、その受信状況を送信する複数の情報受信装置と通信回線を介して接続された情報送信装置の情報送信方法であって、
    前記情報を送信し、
    前記受信状況を受信して記憶し、
    前記受信され、または、記憶された前記情報受信装置の受信状況から前記情報受信装置への所定値以上の伝送誤りが発生した伝送誤り時間帯を検出し、
    前記情報受信装置に関する規定値以上の前記伝送誤り時間帯に共通な時間帯であるバースト誤り発生時間帯を検出し、
    前記バースト誤り発生時間帯に発生した前記各情報受信装置の伝送誤り数をバースト誤り長と推定する
    ことを特徴とする情報送信方法。
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JP2017158115A (ja) * 2016-03-03 2017-09-07 ソフトバンク株式会社 通信装置、通信システム、プログラム、及び通信方法

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