JP2005158133A - 光ディスク記録再生方法及び積板光ディスク - Google Patents

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Abstract

【課題】 光ビームの光量減少の問題を解決しつつ単位面積当りに記憶可能な情報量を増大させる。
【解決手段】 光源側に位置可能な1枚の光源側単板光ディスク12,32と、光源側単板光ディスクを挟んで光源と対向する位置に存在する反光源側単板光ディスク13〜15,33〜35が同軸的に積み重ねられかつ光源側単板光ディスク12,32に半径方向に延在する光ビーム透過部12s,32sが設けられた光ディスクの反光源側単板光ディスク13〜15,33〜35が情報の記録再生を行う対象単板光ディスクである場合に、光源側単板光ディスクの光ビーム透過部12s、32sを光源からの光ビームが通過する位置に配置させた後、反光源側単板光ディスク13〜15,33〜35を回転させることによって、光源側単板光ディスク12,32の光ビーム透過部12s,32sを通過した光ビームにより情報の記録再生を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は光ディスク記録媒体に関し、光学的に情報を記録または再生する光記録再生装置の高密度化をすることができる光ディスク記録再生方法及び積板光ディスクに関するものである。
近年、光ディスクの再生記録装置では光ビームの短波長化および狭トラック化などの技術により、光ディスクに高密度に情報を記録するための試みが盛んである。このような記録面内の密度向上に加えて、光ディスクの構成としても、記録面数を多層に設けることによって、1枚のディスクに格納可能な情報量を増大させ、さらなる記録密度の向上を実現させている。
記録面数を多層設けた光ディスク装置として、複数枚の記録層をその厚み方向に積み重ねる多層光ディスクが提案されている。従来の多層光ディスクの構成を図14に示す。多層光ディスク50は、透明な樹脂などで構成された基材51中に、光源からの光ビーム54を反射する記録層52と透明な中間層5,3が交互に積層されて構成されている。この光ディスクを用いて、記録層52bの情報を記録再生する場合を例にとると、記録層52bの表面に情報を記録再生することとなり、対物レンズ55を調整することにより、光ビーム54の焦点を記録層52bの表面に合うように絞り込みを行う。
しかし、光ビーム54を記録層52bに焦点を合わせて記録再生する場合は、光ビーム54は記録層52bより光ビーム54の入射側にある記録層52c及び中間層5,3を必ず通過しなければならない。したがって、記録層52cの表面に記録されている記録信号による吸収散乱を避けることができない。このため、記録層52bに到達する光量が減少する。この光量の減少は、信号光が記録層52b表面で反射して対物レンズ55側に戻るときも同様な吸収散乱を受けて同様に発生する。この様に、多層光ディスクでは、記録層通過時に光量減少が発生し、また、通過記録層の層数が増すほど、この光量減少も増大するため、多層光ディスクに配設できる記録層52の数には限界がある。記録層52の数は、現在で2層、今後に向けて3,4層が検討されているというのが現状である。
このように、従来の多層光ディスクの構成では、記録層を透過する度に光ビームの吸収散乱が発生し、記録再生対象層に到達する光量が減衰するという問題があり、この結果、光ディスクの高密度かには限界があり、また、ひいては、情報信号の記録再生の精度が低下することにつながる場合もある。
したがって、本発明の目的は、光ビームの光量減少の問題を解決しつつ単位面積当りに記憶可能な情報量を増大させることができる光ディスクを提供することにある。
上記問題を解決するために、本発明は、光源側に位置可能な1枚の光源側単板光ディスクと、前記光源側単板光ディスクを挟んで前記光源と対向する位置に存在する反光源側単板光ディスクが同軸的に積み重ねられかつ前記光源側単板光ディスクに半径方向に延在する光ビーム透過部が設けられた光ディスクの前記反光源側単板光ディスクが情報の記録再生を行う対象単板光ディスクである場合に、前記光源側単板光ディスクの光ビーム透過部を前記光源からの光ビームが通過する位置に配置させた後、
前記反光源側単板光ディスクを回転させることによって、前記光源側単板光ディスクの光ビーム透過部を通過した光ビームにより情報の記録再生を行うことを特徴とする光ディスク記録再生方法を提供する。
上記方法は、複数の単板光ディスクを同軸に積層させ、光源からの光ビームを用いてそれぞれの単板光ディスクへの記録再生を行うものである。光源側に位置可能な光源側単板光ディスクは、半径方向に延在するスリットや透明部など光ビームを透過可能な光ビーム透過部を備えており、光源側単板光ディスクを挟んで光源と対向する位置に存在する反光源側単板光ディスクに記録再生する場合は、当該光ビーム透過部を光ビームが通過する位置に配置させた後、反光源側単板光ディスクを回転し、光源側単板光ディスクの光ビーム透過部を通過した光ビームにより情報の記録再生を行う。
また、本発明は、前記反光源側単板光ディスクが前記光源側単板光ディスクを挟んで前記光源から最も離れた位置に存在する遠方単板光ディスクと、前記光源側単板光ディスクと前記遠方単板光ディスクの間に存在しかつ半径方向に延在する光ビーム透過部が設けられた中間単板光ディスクから構成された前記光ディスクの前記遠方単板光ディスクが、情報の記録再生を行う対象単板光ディスクである場合に、前記中間単板光ディスクの光ビーム透過部を前記光源からの光ビームが通過する位置に配置させた後、
前記遠方単板光ディスクを回転させることによって、前記中間単板光ディスクの光ビーム透過部を通過した前記光ビームにより情報の記録再生を行うことを特徴とする光ディスク記録再生方法を提供する。
上記方法において、単板光ディスクとして、1枚の光源側単板光ディスク、中間単板光ディスク、1枚の遠方単板光ディスクの3種類の光ディスクを含む光ディスクの遠方単板光ディスクについて、情報の記録再生を行う場合の光ディスク記録再生方法である。中間単板光ディスクの枚数は特に限定されない。光ディスク記録再生方法においては、中間単板光ディスク及び光源側単板光ディスクの光ビーム透過部を光ビームが通過する位置に配置させた後、遠方単板光ディスクを回転させ、光源側単板光ディスクと中間単板光ディスクの光ビーム透過部を通過した前記光ビームにより情報の記録再生を行う。
また、本発明は、前記反光源側単板光ディスクが前記光源側単板光ディスクを挟んで前記光源から最も離れた位置に存在する遠方単板光ディスクと、前記光源側単板光ディスクと前記遠方単板光ディスクの間に存在しかつ半径方向に延在する光ビーム透過部が設けられた1枚の中間単板光ディスクから構成された前記光ディスクの前記中間単板光ディスクが、情報の記録再生を行う対象単板光ディスクである場合に、前記中間単板光ディスクを遠方単板光ディスクとともに回転させることによって、前記光源側単板光ディスクの光ビーム透過部を通過した光ビームにより情報の記録再生を行うことを特徴とする、請求項1に記載の光ディスク記録再生方法を提供する。
上記方法において、単板光ディスクとして、1枚の光源側単板光ディスク、1枚の中間単板光ディスク、1枚の遠方単板光ディスクの3種類の光ディスクを含む光ディスクの中間単板光ディスクについて、情報の記録再生を行う場合の光ディスク記録再生方法である。この場合は、光源側単板光ディスクの光ビーム透過部を光ビームが通過する位置に配置させた後、中間単板光ディスクを回転させ、光源側単板光ディスクの光ビーム透過部を通過した前記光ビームにより情報の記録再生を行う。このとき、遠方単板光ディスクは、中簡単板光ディスクとともに回転する。
また、本発明は、前記反光源側単板光ディスクが、前記光源側単板光ディスクを挟んで前記光源から最も離れた位置に存在する遠方単板光ディスクと、前記光源側単板光ディスクと前記遠方単板光ディスクの間に存在しかつ半径方向に延在する光ビーム透過部が設けられた複数の中間単板光ディスクから構成された前記光ディスクの前記光源側単板光ディスクと隣接しない中間単板光ディスクが情報の記録再生を行う対象単板光ディスクである場合に、前記対象単板光ディスクよりも光源側に位置するすべての中間単板光ディスクの光ビーム透過部を前記光源からの光ビームが通過する位置にそれぞれ配置させた後、
前記対象単板光ディスクを回転させることによって、前記対象単板光ディスクよりも光源側に位置するすべての中間単板光ディスクの光ビーム透過部を通過した光ビームにより情報の記録再生を行うことを特徴とする光ディスク記録再生方法を提供する。
上記方法において、単板光ディスクとして、1枚の光源側単板光ディスク、複数枚の中間単板光ディスク、1枚の遠方単板光ディスクの3種類4枚以上の光ディスクを含む光ディスクの前記光源側単板光ディスクと隣接しない中間単板光ディスクについて、情報の記録再生を行う場合の光ディスク記録再生方法である。この場合は、光源側単板光ディスク及び対象単板光ディスクよりも光源側に位置するすべての中間単板光ディスクの光ビーム透過部を光ビームが通過する位置に配置させた後、対象単板光ディスクを回転させ、光源側単板光ディスク及び対象単板光ディスクよりも光源側に位置するすべての中間単板光ディスクの光ビーム透過部を通過した前記光ビームにより情報の記録再生を行う。
また、本発明は、光源側に位置可能な1枚の光源側単板光ディスクと、
前記光源側単板光ディスクと同軸的に積み重ねられ前記光源側単板光ディスクを挟んで光源と対向する位置に存在する反光源側単板光ディスクと、
前記光源側単板光ディスク及び反光源側単板光ディスクの回転中心に設けられ、外部からの動力を受けて前記光源側単板光ディスク及び反光源側単板光ディスクに選択的に動力を伝達する回転駆動軸と、
前記回転駆動軸に設けられ、前記回転駆動軸の回転に伴って回転させる前記光源側単板光ディスク及び反光源側単板光ディスクを切替可能に選択し、前記反光源側単板光ディスクを情報の記録再生を行う対象単板光ディスクとして回転させるときは前記回転駆動軸に係合させる一方、前記光ビーム透過部が前記光源からの光ビームが通過する位置で停止した前記光源側単板光ディスクを前記回転駆動軸と非係合とするディスク選択機構と、を備えることを特徴とする、積板光ディスクを提供する。
また、本発明は、前記反光源側単板光ディスクは、前記光源側単板光ディスクを挟んで前記光源から最も離れた位置に存在する遠方単板光ディスクと、前記光源側単板光ディスクと前記遠方単板光ディスクの間に存在しかつ半径方向に延在する光ビーム透過部が設けられた中間単板光ディスクから構成され、
前記ディスク選択機構は、前記遠方単板光ディスクを情報の記録再生を行う対象単板光ディスクとして回転させるときは前記回転駆動軸に係合させる一方、前記光ビーム透過部が前記光源からの光ビームが通過する位置で停止した前記中間単板光ディスクも前記回転駆動軸と非係合とすることを特徴とする積板光ディスクを提供する。
また、本発明は、前記反光源側単板光ディスクが前記光源側単板光ディスクを挟んで前記光源から最も離れた位置に存在する遠方単板光ディスクと、前記光源側単板光ディスクと前記遠方単板光ディスクの間に存在しかつ半径方向に延在する光ビーム透過部が設けられた1枚の中間単板光ディスクから構成され、
前記ディスク選択機構は、前記中間単板光ディスクを情報の記録再生を行う対象単板光ディスクとして回転させるときは前記回転駆動軸に係合させ、遠方単板光ディスクとともに回転させることを特徴とする積板光ディスクを提供する。
また、本発明は、前記反光源側単板光ディスクは、前記光源側単板光ディスクを挟んで前記光源から最も離れた位置に存在する遠方単板光ディスクと、前記光源側単板光ディスクと前記遠方単板光ディスクの間に存在しかつ半径方向に延在する光ビーム透過部が設けられた複数の中間単板光ディスクから構成され、
前記ディスク選択機構は、前記光源側単板光ディスクと隣接しない中間単板光ディスクを情報の記録再生を行う対象単板光ディスクとして回転させるときは、当該中間単板光ディスクを前記回転駆動軸に係合させる一方、前記光ビーム透過部が前記光源からの光ビームが通過する位置で停止したすべての対象単板光ディスクよりも光源側に位置する中間単板光ディスクを前記回転駆動軸と非係合とすることを特徴とする積板光ディスクを提供する。
上記各構成の積板光ディスクは、記録再生層を1層以上備える多層単板光ディスクであってもよい。
好ましくは、前記ディスク選択機構は、前記回転駆動軸に取りつけられた突起状部材と、前記突起状部材が中間単板光ディスク及び前記光源側単板光ディスク又は遠方単板光ディスクの少なくとも一方の中心近傍に設けられた貫通穴を備え、
前記突状部材が前記貫通穴を通過するように前記回転駆動軸の延在方向に移動可能であり、かつ前記対象単板光ディスクの表面と接触して係合可能に構成される。
上記構成において、好ましくは、前記突起状部材は、前記回転駆動軸上端に嵌入されて設けられた円筒形状のキャップ部材の外周面に前記回転駆動軸に直交する面上に突出するように設けられ、その上面に積載することによって単板光ディスクと係合する板状当接部である。
また、上記構成において、好ましくは、前記板状当接部は、その外周縁に、前記板状当接部の前記貫通穴からの脱出方向に広がった傾斜を有する周縁と略同方向に傾斜する面を有する外周部を備える。上記構成によれば、ディスク選択機構を構成する板状当接部と単板光ディスクの貫通穴の周縁とが傾斜しているため、前記板状当接部が貫通穴から脱出しやすくなり、単板光ディスクの係合をスムーズに行うことができる。
好ましくは、前記突状部材は、前記回転駆動軸上端に前記回転駆動軸の回転と共に回転可能で前記回転駆動軸に平行に垂下し、前記回転駆動軸の延在方向に移動可能に設けられ、前記貫通穴を通過可能な寸法を有する棒状部材であって、
前記棒状部材は、前記棒状部材の先端に磁石を有し、対象単板光ディスクの表面であって、前記回転駆動軸の回転に伴う位相の変化によって前記磁石の直下に設けられた磁性体と吸着することによって単板光ディスクと係合する。
また、上記各構成において、前記ビーム透過部は、ディスクに設けられたスリット又は透明部であることが好ましい。また、前記光源側単板光ディスクと反光源側単板光ディスクは、記録層を複数備えてもよい。
本発明によれば、記録再生するための対象単板光ディスクよりも光源側に位置する単板光ディスクの光ビーム透過部を光ビームが通過する位置に配置させた後で対象単板光ディスクの記録再生を行うため、当該光ビームは、光ビーム透過部を通過することにより途中に存在する単板光ディスクによる光の錯乱吸収を回避することができ、光量損失なく対象単板光ディスクに到達させることができる。したがって、多数積み重ねた単板光ディスクの記録再生をすることが可能となる。
以下、本発明の各実施形態に係る積板光ディスクについて、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の第1実施形態にかかる積板光ディスクの組立分解斜視図である。図2は、図1の積板光ディスクの部分断面図である。本実施形態にかかる積板光ディスク10は、有底円筒形状のディスクカートリッジ11内に4枚の単板光ディスク12〜15が同軸的に格納されている。各単板光ディスクは、当該積板光ディスク10の記録再生装置にセットしたときに記録再生用の光源に近い位置から順に光源側単板光ディスク12、第1中間単板光ディスク13、第2中間単板光ディスク14、遠方単板光ディスク15と呼ぶこととする。すべての単板光ディスク12〜15には、中心部分に単板光ディスクを厚み方向に貫通する中心穴12a〜15aが設けられており、後述するように当該中心穴に回転シャフトが挿入されて、特定の単板光ディスクに動力が伝達される。また、単板光ディスクのうち、光源側単板光ディスク12、第1中間単板光ディスク13、第2中間単板光ディスク14には、それぞれその半径方向に延在するスリット12s〜14s及び前記中心穴に対して等間隔に設けられた逃がし穴12b、13b、14bが設けられている。
4枚の単板光ディスク12〜15を格納するカートリッジ11は、蓋部11aと本体部11bとから構成される。本体部11bの中央部分には、本体部11bに収納されたそれぞれの単板光ディスク12〜15に設けられた中心穴12a〜15aに挿入される回転シャフト16が挿入される貫通穴17が設けられており、当該回転シャフト16が外部からの動力を受けて、回転可能となるようにこれを支持する。本体部11bの底壁18には、その半径方向に延在する光ビーム透過窓19が設けられており、各単板光ディスクの再生記録を行う場合には、光源からの光ビームが透過して単板光ディスクに到達可能になっている。
回転シャフト16は、その先端にディスク保持部材20を備えている。ディスク保持部材20は、円筒形の本体部21の周壁に4枚の保持部22を備えた構成である。ディスク保持部材20は、回転シャフト16の先端の細径部16に被覆するように嵌入して設けられた摩擦部材2,3を嵌入し、回転シャフト16の軸方向に沿って移動可能に設けられている。ディスク保持部材20と回転シャフト16の先端には、バネ24が設けられている。
ディスク保持部材20の本体部の外形寸法は、単板光ディスク12〜15の中心部分に設けられた中心穴12a〜15aの直径とほぼ同寸法に構成されている。したがって、ディスク保持部材20の本体部21に嵌入された単板光ディスク12〜15は、その面方向へのガタツキがなく保持され、単板光ディスク12〜15とディスク保持部材20とは相対的にその軸方向にのみ移動可能である。
また、ディスク保持部材20の周壁に等間隔に設けられた4枚の保持部22は、ディスク保持部材20の周壁の高さ方向の中央付近に位置し、放射方向に突出して設けられた単板光ディスクに平行な面を有する板状の部材である。それぞれの保持部22は、図3に示すように、遠方単板光ディスク15を除く単板光ディスクの中心穴12a〜14aに連通して設けられた逃がし穴12b、13b、14bよりも小さく構成されており、その結果、ディスク保持部材は、その保持部22の位置が逃がし穴12b、13b、14bに一致する場合は、遠方単板光ディスク15の下面から光源側単板光ディスク12の下面までの間を回転シャフト16の軸方向に沿った方向に移動可能となっている。一方、保持部22が前記単板光ディスク12〜15の逃がし穴に一致しない場合は、前記保持部22のすぐ上にある単板光ディスクを積載してこれと係合し、この状態で回転シャフト16が回転することにより、保持部22に積載されている単板光ディスクを回転させる。
ディスク保持部材20の保持部が回転シャフト16の軸方向に沿って位置を変化させることにより、保持部22に係合して回転シャフト16の回転が伝達される単板光ディスクを切り替えることができる。図3は単板光ディスクとディスク保持部材20が係合している状態を示す部分拡大平面図であり、図4は、単板光ディスクとディスク保持部材20が係合していない状態を示す部分拡大平面図である。
図4に示す状態では、ディスク保持部材20の保持部22が各単板光ディスクの逃がし穴12b、13b、14bに一致しているため、当該単板光ディスクを保持部22の上に載置することができず、非係合状態となっている。一方、図3に示す状態では、ディスク保持部材20の保持部22が各単板光ディスクの逃がし穴12b、13b、14bからずれて位置しているため、ディスク保持部材の保持部22上に当該単板光ディスクが積載され、この状態で、回転シャフトが回転することにより、当該単板光ディスクを回転させることができる。
最も上位置に位置する遠方単板光ディスク15の上面には、前記ディスク保持部材20の本体部21に嵌入して設けられるディスク固定部材25が設けられている。ディスク固定部材25は、ディスク保持部材の保持部22と共に、当該保持部22に積載された単板光ディスクを挟持し、単板光ディスクと保持部との係合を強固にする。
図2に示す状態では、第2中間単板光ディスク14がディスク保持部材20の保持部22に積載されており、第2中間単板光ディスク14の上に位置する遠方単板光ディスク15と共にディスク固定部材25により挟持される。また、同時にこの2枚の単板光ディスク14、15とはある間隔を隔てて下の2枚の単板光ディスク12、13と分離され、回転シャフト16と一体となって回転する。
図5に保持部22が対象単板光ディスクを積載する動作の流れの説明図を示す。図5に示すように、各単板光ディスクに設けられた逃がし穴12b〜14bの周縁とディスク保持部材の保持部22の縁を傾斜面とすることによって上記の動作を円滑に行うことができる。図5においては、上から2枚目の第2中間単板光ディスクを選択し、保持部22に積載して係合する場合について説明する。
先ず、ディスク保持部材20の保持部22を第2中間単板光ディスク14の切り欠き14bに位置するように上下方向に移動させる(図5(a))。この状態で、回転シャフト16をわずかに回転させると、保持部22の周縁に設けられた傾斜面28が単板光ディスク14の逃がし穴14bの周縁に設けられた傾斜面27によって下側に脱出し、第2中間単板光ディスク14の下側に入り込もうとすることによって、上に位置する2枚の単板光ディスク14、15をリフトさせる(図5(b))。
さらに回転シャフト16が回転すると、保持部22は第2中間単板光ディスク14の下側に完全に入り込み保持部22の上に第2中間単板光ディスク14が積載された状態となる。この状態で、ディスク保持部材20が上に移動することによって、第2中間単板光ディスク14が持ち上げられ、回転シャフト16と係合される。
第2中間単板光ディスク14と同様の動作を行うことにより、光源側単板光ディスク12、第1中間単板光ディスク13についてもディスク保持部材16との係合を行うことができる。なお、最も上位に位置する遠方単板光ディスク15については、上記操作を行うことなく、図5(a)に示す状態からそのままディスク保持部材16をリフトさせることにより、両者が係合する。
図6は、本発明の第2実施形態にかかる積板光ディスクの組立分解斜視図である。図7は、図6の積板光ディスクの部分断面図である。図8は、図6の積板光ディスクに用いられている遠方単板光ディスク及び中間単板光ディスクの部分拡大図である。本実施形態にかかる積板光ディスク30は、第1実施形態にかかる積板光ディスク10と同様に有底円筒形状のディスクカートリッジ3,1内に4枚の単板光ディスク32〜35が同軸的に格納されているが、図6においては、ディスクカートリッジの記載を省略している。各単板光ディスクは、当該積板光ディスク30の記録再生装置にセットしたときに記録再生用の光源に近い位置から順に光源側単板光ディスク32、第1中間単板光ディスク33、第2中間単板光ディスク34、遠方単板光ディスク35と呼ぶこととする。すべての単板光ディスク32〜35には、中心部分に単板光ディスクを厚み方向に貫通する中心穴32a〜35aが設けられており、後述するように当該中心穴に回転シャフトが挿入されて、特定の単板光ディスクに動力が伝達される。また、すべての単板光ディスク32〜35には、それぞれその半径方向に延在するスリット32s〜35sが設けられる。また、前記中心穴に対して等間隔に設けられた逃がし穴33b〜35bが光源側単板光ディスクを除くすべての単板光ディスク33,34,35に設けられている。また、各単板光ディスク32〜35の中央部分には、磁性体材料で構成された吸着プレート32c〜35cが設けられている。
4枚の単板光ディスクを格納するカートリッジ3,1は、第1実施形態にかかる積板光ディスク10に用いられるカートリッジ11と同様の構成を有する。
回転シャフト36は、その先端にディスク保持部材40を固定するための固定部を備えている。固定部37は、中心に回転シャフト36の上端が固定された円板で構成されており、3つの貫通穴38及びスリット39が等間隔に設けられている。ディスク保持部材40は、固定部37の貫通穴38及びスリット39にそれぞれ挿入可能な係合腕41及びディスク支持板42を備える。係合腕38は、固定部37の貫通穴38に嵌入されて各単板光ディスク33〜35を到達可能である。
また、ディスク支持板42は、係合腕41よりも長く構成されており、また図8に示すように、各単板光ディスク32〜35の中心穴32a〜35aの径寸法と同様の径を有する円の円周に沿う形状となっており、中心穴32a〜35aに嵌合されて単板光ディスクの面方向経のがたつきを防止する。
また、ディスク保持部材40に等間隔に設けられた3本の係合腕41は、その先端に磁石4,3を備えている。それぞれの係合腕41は、図3に示すように、遠方単板光ディスク15を除く単板光ディスクの逃がし穴33b、34b、35bに嵌入可能な寸法に構成されており、その結果、ディスク保持部材は、その係合腕41の位置が逃がし穴33b、34b、35bに一致する場合は、逃がし穴33b、34b、35bを貫通して下に位置するディスクに到達可能となっている。一方、係合腕41が逃がし穴に一致しない場合は、各係合腕41の先端に設けられた磁石4,3と単板光ディスクの中央部分に設けられた吸着プレートとが吸着して係合し、この状態で回転シャフト36が回転することにより、磁石4,3に吸着されている単板光ディスクが回転する。
図9にディスク保持部材と単板光ディスクとが係合する動作の流れの説明図を示す。図9においては、図8のI−I断面図を示している。第2中間単板光ディスク34をディスク保持部材と係合させる場合、図9(a)に示すように、先ず、係合腕41を一番上位に位置する遠方単板光ディスクの逃がし穴35bの情報へ移動させる。各単板光ディスク33〜35に設けられた逃がし穴33b、34b、35bは、ディスク保持部材40の係合腕41と嵌合可能な寸法に構成されているため、図9(b)において矢印71に示すように、ディスク保持部材40が下がることにより、係合したい第2中間単板光ディスク34よりも上に位置する遠方単板光ディスク35の逃がし穴35bに係合腕41の先端部分が挿入される。
次に図9(c)の矢印72に示すように、回転シャフト36をわずかに回転させてディスク保持部材40を移動させる。図9(c)においては、一番上の遠方単板光ディスク35のみが移動したことを示すため、遠方単板光ディスク35の位置を変化させて示している。係合腕41の先端が遠方単板光ディスク35の逃がし穴35bに挿入されているため、遠方単板光ディスク35が矢印73に示すように回転し、逃がし穴35bの位置が移動する。なお、このとき、残りの単板光ディスク32,33,34は、ディスク保持部材のディスク支持板42によりその動きが阻止されているため移動しない。第2中間単板光ディスク34の吸着プレートの上方に係合腕41が位置した後、係合腕を下に移動させ、第2中間単板光ディスク34の吸着プレートに吸着させて係合する。
次いで、図9(d)の矢印74に示すように、ディスク保持部材40をわずかに上に移動させ、係合腕41と吸着した第2中間単板光ディスク34を持ち上げた後、回転シャフト36を回転させることにより、第2中間単板光ディスク34が回転する。
なお、第2中間単板光ディスク34と同様のこの動作を行うことにより、光源側単板光ディスク32、第1中間単板光ディスク33についてもディスク保持部材40との係合を行うことができる。なお、最も上位に位置する遠方単板光ディスク35については、上記操作を行うことなく、ディスク保持部材40の係合腕41が逃がし穴35b上に位置しない状態で下に移動させ、吸着プレートに吸着させることによって係合する。
次に上記のようにして回転シャフト16、36に任意に選択可能に係合される単板光ディスク12〜15及び32〜35に情報を記録再生する動作について説明する。この動作は、高原からの光ビームを対象単板光ディスクに到達させるための動作である。図10〜図13は、4枚の単板光ディスクを有する積層光ディスクの各単板光ディスクについて情報を記録再生する動作の流れを説明するフロー図である。先ず、図1に示した第1実施形態にかかる積層光ディスクを例にとって説明する。
図10は、図1の積層光ディスクにおいて、光源側単板光ディスクを対象単板光ディスクとする場合の動作の流れを示すフロー図である。先ず、光源側単板光ディスク12が情報の記録再生を行う対象単板光ディスクである場合は、先ず、保持部が対象単板光ディスクである光源側単板光ディスク12の下に位置しているかどうかが判断される(#11)。
次いで、保持部22が光源側単板光ディスク12の下に位置していない場合は、保持部22を当該位置へ移動させる(#12)。この場合、第1及び第2の中間単板光ディスク13,14の逃がし穴13b,14bが光源側単板光ディスク12の逃がし穴12bに対して整列している必要があるため、必要に応じて、第1及び第2の中間単板光ディスク13,14に係合し、逃がし穴の位置を整えることが必要となる場合がある。逃がし穴の位置を整える中間単板光ディスクは保持部22がどの位置に存在しているかにより決定される。例えば、保持部22が光源側単板光ディスク12と第1中間単板光ディスク13との間に位置している場合は、逃がし穴の位置を整える必要はない。また、保持部22が第1中間単板光ディスク13と第2中間単板光ディスク14との間に位置している場合は、第1中間単板光ディスク13の逃がし穴の位置を光源側単板光ディスク12の逃がし穴の位置に整えることが必要となる。
上記の動作により保持部22が光源側単板光ディスク12の下に移動することにより、回転シャフトと光源側単板光ディスク12とが係合するので、回転シャフト16を回転させることにより(#13)、光ビームを光源側単板光ディスク12に到達させることができ、情報の記録再生を行うことができる。
図11は、図1の積層光ディスクにおいて、第1中間単板光ディスクを対象単板光ディスクとする場合の動作の流れを示すフロー図である。この場合は、第1中間単板光ディスク13に光ビームを到達させるために、光源側単板光ディスクのスリットを光ビーム透過位置に配置させる必要があり、以下のような動作が必要となる。なお、ここで光ビーム透過位置は光源から照射される光が各単板光ディスクに到達する位置であり、具体的には、積層光ディスク10のカートリッジの光ビーム透過窓19の上方である。
先ず、光源側単板光ディスク12のスリット12sが光ビーム透過位置にあるかどうかが判断される(#21)。スリット12sが光ビーム透過位置にない場合は、光源側単板光ディスク12を回転シャフトに係合させた後、スリット12sの位置を光ビーム透過位置にあわせるために位置調整を行う(#22)。この場合の位置調整に伴う光源側単板光ディスク12の係合は、光源側単板光ディスク12の下側に保持部22を移動させることにより行われ、具体的な動作は、上述のとおりである。
光源側単板光ディスク12のスリット12sが光ビーム透過位置に設置されると、保持部22を対象単板光ディスクである第1中間単板光ディスク13の下へ移動させ、第1中間単板光ディスク13を回転シャフト16と係合させる(#2,3)。次いで、回転シャフト16を回転させることにより(#24)、光ビームは、光源側単板光ディスク12のスリット12sを透過して第1中間単板光ディスク13に到達することができ、第1中間単板光ディスク13に情報の記録再生を行うことができる。
図12は、図1の積層光ディスクにおいて、第2中間単板光ディスク14を対象単板光ディスクとする場合の動作の流れを示すフロー図である。この場合は、第2中間単板光ディスク14に光ビームを到達させるために、光源側単板光ディスク12及び第1中間単板光ディスク13のスリットを光ビーム透過位置に配置させる必要があり、以下のような動作が必要となる。
先ず、光源側単板光ディスク12のスリット12sが光ビーム透過位置にあるかどうかが判断される(#3,1)。スリット12sが光ビーム透過位置にない場合は、光源側単板光ディスク12を回転シャフトに係合させた後、スリット12sの位置を光ビーム透過位置にあわせるために位置調整を行う(#32)。次いで、第1中間単板光ディスク13のスリット13sが光ビーム透過位置にあるかどうかが判断される(#33)。スリット13sが光ビーム透過位置にない場合は、第1中間単板光ディスク13を回転シャフトに係合させた後、スリット13sの位置を光ビーム透過位置にあわせるために位置調整を行う(#34)。
光源側単板光ディスク12及び第1中間単板光ディスク13のスリット12s、13sが光ビーム透過位置に設置されると、保持部22を対象単板光ディスクである第2中間単板光ディスク14の下へ移動させ、第2中間単板光ディスク14を回転シャフト16と係合させる(#35)。次いで、回転シャフト16を回転させることにより(#36)、光ビームは、光源側単板光ディスク12のスリット12s及び第1中間単板光ディスク13のスリット13sを透過して第2中間単板光ディスク14に到達することができ、第2中間単板光ディスク14に情報の記録再生を行うことができる。
図13は、図1の積層光ディスクにおいて、遠方単板光ディスク15を対象単板光ディスクとする場合の動作の流れを示すフロー図である。この場合は、遠方単板光ディスク15に光ビームを到達させるために、光源側単板光ディスク12及び第1及び第2中間単板光ディスク13,14のスリット12s,13s,14sを光ビーム透過位置に配置させる必要があり、以下のような動作が必要となる。
先ず、光源側単板光ディスク12のスリット12sが光ビーム透過位置にあるかどうかが判断される(#41)。スリット12sが光ビーム透過位置にない場合は、光源側単板光ディスク12を回転シャフトに係合させた後、スリット12sの位置を光ビーム透過位置にあわせるために位置調整を行う(#42)。次いで、第1中間単板光ディスク13のスリット13sが光ビーム透過位置にあるかどうかが判断される(#4,3)。スリット13sが光ビーム透過位置にない場合は、第1中間単板光ディスク13を回転シャフトに係合させた後、スリット13sの位置を光ビーム透過位置にあわせるために位置調整を行う(#44)。次いで、第2中間単板光ディスク14のスリット14sが光ビーム透過位置にあるかどうかが判断される(#45)。スリット14sが光ビーム透過位置にない場合は、第2中間単板光ディスク14を回転シャフトに係合させた後、スリット14sの位置を光ビーム透過位置にあわせるために位置調整を行う(#46)。
光源側単板光ディスク12及び第1及び第2の中間単板光ディスク13,14のスリット12s、13s、14sが光ビーム透過位置に設置されると、保持部22を対象単板光ディスクである遠方単板光ディスク15の下へ移動させ、遠方単板光ディスク15を回転シャフト16と係合させる(#35)。次いで、回転シャフト16を回転させることにより(#36)、光ビームは、光源側単板光ディスク12のスリット12s及び第1及び第2中間単板光ディスク13,14のスリット13s、14sを透過して遠方単板光ディスク15に到達することができ、遠方単板光ディスク15に情報の記録再生を行うことができる。
なお、図11,12,13において各単板光ディスクのスリット12s,13s,14sが光ビーム透過位置に移動させた後、当該単板光ディスクを当該位置に固定したままで回転させないようにすることが必要である。
なお、第2実施形態にかかる積層光ディスク30においては、ディスク保持部材が上位のディスクから順次位置決めするように構成されているため、第1実施形態とは異なり、上位の単板光ディスクから位置あわせを行う必要がある。また、対象単板光ディスクを情報の記録再生を行うために回転するステップにおいては、対象単板光ディスクよりも下位にある単板光ディスクのスリットが光ビーム透過位置に配置されていることが必要であることは第1実施形態にかかる積層光ディスク10と同様である。
以上説明したように、光ビームは対象単板光ディスクに到達する途中に存在する単板光ディスクを通るとき、このディスクのスリットを通過するため、従来の多層ディスクで問題であった記録再生層による光の散乱吸収を回避することができる。よって、光量損失なく対象単板光ディスクに光ビーム到達させることができるため、多数積み重ねたディスクを記録再生することが可能となる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施可能である。
また、本発明は特定の記録方式、記録材料に限られるものではなく、光磁気記録方式、色素材料、相変化材料、凹凸ピット記録等すべての光ディスク記録再生に適用できるものである。
なお、単板光ディスクが2枚または3枚である場合であっても、対象単板光ディスクよりも下位に位置する単板光ディスクの光ビーム透過部を光ビーム透過位置に配置させることにより、当該単板光ディスクの光ビーム透過部を透過する光ビームにより情報の記録再生を行うことができる。
本発明の第1実施形態にかかる積板光ディスクの組立分解斜視図である。 図1の積板光ディスクの部分断面図である。 単板光ディスクとディスク保持部材が係合している状態を示す部分拡大平面図である。 単板光ディスクとディスク保持部材が係合していない状態を示す部分拡大平面図である。 図1の積板光ディスクの保持部が対象単板光ディスクを積載する動作の流れの説明図である。 本発明の第2実施形態にかかる積板光ディスクの組立分解斜視図である。 図6の積板光ディスクの部分断面図である。 図6の積板光ディスクに用いられている遠方単板光ディスク及び中間単板光ディスクの部分拡大図である。 図6の積板光ディスクの保持部がディスク保持部材と単板光ディスクとが係合する動作の流れの説明図である。 図1の積層光ディスクにおいて、光源側単板光ディスクを対象単板光ディスクとする場合の動作の流れを示すフロー図である。 図1の積層光ディスクにおいて、第1中間単板光ディスクを対象単板光ディスクとする場合の動作の流れを示すフロー図である。 図1の積層光ディスクにおいて、第2中間単板光ディスク14を対象単板光ディスクとする場合の動作の流れを示すフロー図である。 図1の積層光ディスクにおいて、遠方単板光ディスク15を対象単板光ディスクとする場合の動作の流れを示すフロー図である。 従来の多層光ディスクの構成図である。
符号の説明
10,30 積板光ディスク
11,3,1 ディスクカートリッジ
12,32 光源側単板光ディスク
13,33 第1中間単板光ディスク
14,34 第2中間単板光ディスク
15,35 遠方単板光ディスク
12s〜14s,32s〜35s スリット
12a〜15a,32a〜35a 中心穴
12b〜14b,33b〜35b 逃がし穴
16,36 回転シャフト
19 光ビーム透過窓
20,40 ディスク保持部材
22 保持部
41 係合腕
4,3 磁石

Claims (14)

  1. 光源側に位置可能な1枚の光源側単板光ディスク(12,32)と、前記光源側単板光ディスク(12,32)を挟んで前記光源と対向する位置に存在する反光源側単板光ディスク(13,14,15,33,34,35)が同軸的に積み重ねられかつ前記光源側単板光ディスク(12,32)に半径方向に延在する光ビーム透過部(12s,32s)が設けられた光ディスクの前記反光源側単板光ディスク(13,14,15,33,34,35)が情報の記録再生を行う対象単板光ディスクである場合に、前記光源側単板光ディスク(12,32)の光ビーム透過部(12s,32s)を前記光源からの光ビームが通過する位置に配置させた後、
    前記反光源側単板光ディスク(13,14,15,33,34,35)を回転させることによって、前記光源側単板光ディスクの光ビーム透過部(12s,32s)を通過した光ビームにより情報の記録再生を行うことを特徴とする光ディスク記録再生方法。
  2. 前記反光源側単板光ディスクが前記光源側単板光ディスクを挟んで前記光源から最も離れた位置に存在する遠方単板光ディスク(15,35)と、前記光源側単板光ディスク(12,32)と前記遠方単板光ディスク(15,35)の間に存在しかつ半径方向に延在する光ビーム透過部(13s,14s,34s,35s)が設けられた中間単板光ディスク(13,14,33,34)から構成された前記光ディスクの前記遠方単板光ディスク(15,35)が、情報の記録再生を行う対象単板光ディスクである場合に、前記中間単板光ディスクの光ビーム透過部を前記光源からの光ビームが通過する位置に配置させた後、
    前記遠方単板光ディスク(15,35)を回転させることによって、前記中間単板光ディスク(13,14,33,34)の光ビーム透過部(13s,14s,34s,35s)を通過した前記光ビームにより情報の記録再生を行うことを特徴とする請求項1に記載の光ディスク記録再生方法。
  3. 前記反光源側単板光ディスクが前記光源側単板光ディスクを挟んで前記光源から最も離れた位置に存在する遠方単板光ディスクと、前記光源側単板光ディスクと前記遠方単板光ディスクの間に存在しかつ半径方向に延在する光ビーム透過部が設けられた1枚の中間単板光ディスクから構成された前記光ディスクの前記中間単板光ディスクが、情報の記録再生を行う対象単板光ディスクである場合に、前記中間単板光ディスクを遠方単板光ディスクとともに回転させることによって、前記光源側単板光ディスクの光ビーム透過部を通過した光ビームにより情報の記録再生を行うことを特徴とする、請求項1に記載の光ディスク記録再生方法。
  4. 前記反光源側単板光ディスクが、前記光源側単板光ディスク(12,32)を挟んで前記光源から最も離れた位置に存在する遠方単板光ディスク(15,35)と、前記光源側単板光ディスクと前記遠方単板光ディスクの間に存在しかつ半径方向に延在する光ビーム透過部(13s,14s,34s,35s)が設けられた複数の中間単板光ディスク(13,14,34,35)から構成された前記光ディスクの前記光源側単板光ディスク(12,32)と隣接しない中間単板光ディスク(14,34)が情報の記録再生を行う対象単板光ディスクである場合に、前記対象単板光ディスクよりも光源側に位置するすべての中間単板光ディスク(13,33)の光ビーム透過部(13s,33s)を前記光源からの光ビームが通過する位置にそれぞれ配置させた後、
    前記対象単板光ディスク(14,34)を回転させることによって、前記対象単板光ディスクよりも光源側に位置するすべての中間単板光ディスクの光ビーム透過部(13s,33s)を通過した光ビームにより情報の記録再生を行うことを特徴とする請求項1に記載の光ディスク記録再生方法。
  5. 光源側に位置可能な1枚の光源側単板光ディスク(12,32)と、
    前記光源側単板光ディスクと同軸的に積み重ねられ前記光源側単板光ディスクを挟んで光源と対向する位置に存在する反光源側単板光ディスク(13,14,15,33,34,35)と、
    前記光源側単板光ディスク(12,32)及び反光源側単板光ディスク(13,14,15,33,34,35)の回転中心に設けられ、外部からの動力を受けて前記光源側単板光ディスク及び反光源側単板光ディスクに選択的に動力を伝達する回転駆動軸(16,36)と、
    前記回転駆動軸(16,36)に設けられ、前記回転駆動軸の回転に伴って回転させる前記光源側単板光ディスク(12,32)及び反光源側単板光ディスク(13,14,15,33,34,35)を切替可能に選択し、前記反光源側単板光ディスク(13,14,15,33,34,35)を情報の記録再生を行う対象単板光ディスクとして回転させるときは前記回転駆動軸(16,36)に係合させる一方、前記光ビーム透過部(12s,32s)が前記光源からの光ビームが通過する位置で停止した前記光源側単板光ディスク(12,32)を前記回転駆動軸(16,36)と非係合とするディスク選択機構(20、40)と、を備えることを特徴とする、積板光ディスク。
  6. 前記反光源側単板光ディスクは、前記光源側単板光ディスク(12,32)を挟んで前記光源から最も離れた位置に存在する遠方単板光ディスク(15,35)と、前記光源側単板光ディスク(12,32)と前記遠方単板光ディスク(15,35)の間に存在しかつ半径方向に延在する光ビーム透過部(13s,14s,33s,34s)が設けられた中間単板光ディスク(13,14,33,34)から構成され、
    前記ディスク選択機構(16,36)は、前記遠方単板光ディスク(15,35)を情報の記録再生を行う対象単板光ディスクとして回転させるときは前記回転駆動軸(16,36)に係合させる一方、前記光ビーム透過部(13s,14s,33s,34s)が前記光源からの光ビームが通過する位置で停止した前記中間単板光ディスク(13,14,33,34)を前記回転駆動軸(16,36)と非係合とすることを特徴とする、請求項5に記載の積板光ディスク。
  7. 前記反光源側単板光ディスクが前記光源側単板光ディスク(12,32)を挟んで前記光源から最も離れた位置に存在する遠方単板光ディスク(15,35)と、前記光源側単板光ディスク(12,32)と前記遠方単板光ディスク(15,35)の間に存在しかつ半径方向に延在する光ビーム透過部が設けられた1枚の中間単板光ディスクから構成され、
    前記ディスク選択機構は、前記中間単板光ディスクを情報の記録再生を行う対象単板光ディスクとして回転させるときは、当該中間単板光ディスクを前記回転駆動軸に係合させることを特徴とする、請求項5に記載の積板光ディスク。
  8. 前記反光源側単板光ディスクは、前記光源側単板光ディスク(12,32)を挟んで前記光源から最も離れた位置に存在する遠方単板光ディスク(15,35)と、前記光源側単板光ディスク(12,32)と前記遠方単板光ディスク(15,35)の間に存在しかつ半径方向に延在する光ビーム透過部(13s,14s,33s,34s)が設けられた複数の中間単板光ディスク(13,14,33,34)から構成され、
    前記ディスク選択機構(20,40)は、前記光源側単板光ディスク(12,32)と隣接しない中間単板光ディスク(14,34)を情報の記録再生を行う対象単板光ディスクとして回転させるときは、当該中間単板光ディスク(14,34)を前記回転駆動軸に係合させる一方、前記光ビーム透過部が前記光源からの光ビームが通過する位置で停止したすべての対象単板光ディスクよりも光源側に位置する中間単板光ディスク(13,33)を前記回転駆動軸(16,36)と非係合とすることを特徴とする、請求項5に記載の積板光ディスク。
  9. 前記光源側単板光ディスク(12,32)及び反光源側単板光ディスク(13,14,15,33,34,35)は、記録再生層を1層以上備える多層単板光ディスクであることを特徴とする、請求項5から8のいずれか1つに記載の積板光ディスク。
  10. 前記ディスク選択機構(20,40)は、前記回転駆動軸(16,36)に取りつけられた突起状部材(22、41)と、前記突起状部材が中間単板光ディスク及び前記光源側単板光ディスク又は遠方単板光ディスクの少なくとも一方の中心近傍に設けられた貫通穴(12b,13b,14b,33b,34b,35b)を備え、
    前記突状部材が前記貫通穴(12b,13b,14b,33b,34b,35b)を通過するように前記回転駆動軸(16,36)の延在方向に移動可能であり、かつ前記対象単板光ディスクの表面と接触して係合可能に構成されることを特徴とする、請求項5から9のいずれか1つに記載の積板光ディスク。
  11. 前記突起状部材(22)は、前記回転駆動軸上端に嵌入されて設けられた円筒形状のキャップ部材(21)の外周面に前記回転駆動軸に直交する面上に突出するように設けられ、その上面に積載することによって単板光ディスクと係合する板状当接部(22)であることを特徴とする、請求項10に記載の積板光ディスク。
  12. 前記板状当接部(22)は、その外周縁に、前記板状当接部の前記貫通穴からの脱出方向に広がった傾斜を有する周縁(27)と略同方向に傾斜する面を有する外周部(28)を備えることを特徴とする、請求項11に記載の積板光ディスク。
  13. 前記突状部材は、前記回転駆動軸上端に前記回転駆動軸の回転と共に回転可能で前記回転駆動軸(36)に平行に垂下し、前記回転駆動軸の延在方向に移動可能に設けられ、前記貫通穴(33b,34b,35b)を通過可能な寸法を有する棒状部材(41)であって、
    前記棒状部材(41)は、前記棒状部材の先端に磁石(43)を有し、対象単板光ディスクの表面であって、前記回転駆動軸(36)の回転に伴う位相の変化によって前記磁石の直下に設けられた磁性体(32c,33c,34c,35c)と吸着することによって単板光ディスクと係合することを特徴とする、請求項10に記載の積板光ディスク。
  14. 前記ビーム透過部は、ディスクに設けられたスリット又は透明部であることを特徴とする、請求項5から13のいずれか1つに記載の積板光ディスク。
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