JP2005157949A - 情報処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】システムリソースの有効利用と低コストを図りつつデータの安全性を担保したバックアップ処理を実現する。
【解決手段】この情報処理装置は、情報を処理する演算手段と、情報を格納する第1の記憶手段と、記憶手段に格納された情報のバックアップを格納する第2の記憶手段と、演算手段の動作状態を監視し演算手段を制御する監視部と、該監視部が監視した演算手段の動作状態のうち演算手段の負荷率と所定の閾値とを比較する比較部と、該比較部の比較結果に基づいて第1の記憶手段から第2の記憶手段へのバックアップを実行するプログラム実行部とを備えたシステム監視手段とを具備する。
【選択図】図1
【解決手段】この情報処理装置は、情報を処理する演算手段と、情報を格納する第1の記憶手段と、記憶手段に格納された情報のバックアップを格納する第2の記憶手段と、演算手段の動作状態を監視し演算手段を制御する監視部と、該監視部が監視した演算手段の動作状態のうち演算手段の負荷率と所定の閾値とを比較する比較部と、該比較部の比較結果に基づいて第1の記憶手段から第2の記憶手段へのバックアップを実行するプログラム実行部とを備えたシステム監視手段とを具備する。
【選択図】図1
Description
本発明は、独立した演算装置(プロセッサ)を有し計算機システムの監視、障害検出、障害個所の特定等を行う監視装置(サービスプロセッサ、SVP:SerVice Processor)を備えた情報処理装置に関する。
大量の情報を処理する情報処理装置や、高速で処理能力の高い情報処理装置においては、独立したプロセッサによりシステム監視、障害検出、障害個所特定などの監視処理を一元的に行うサービスプロセッサが広く用いられている。システムの演算処理とシステム全体の監視処理とを独立したプロセッサによって処理することで、システムの演算処理能力の向上を図るとともに、システム障害時においても監視処理を実現することができる。
このようにサービスプロセッサを備えた情報処理装置において、サービスプロセッサにデータバックアップ処理を実行させる手法が提案されている(例えば、特許文献1)。特許文献1記載のデータバックアップ方法によれば、ビットコストの高いメインフレームを介さずにバックアップを実現することができる。
このようにサービスプロセッサを備えた情報処理装置において、サービスプロセッサにデータバックアップ処理を実行させる手法が提案されている(例えば、特許文献1)。特許文献1記載のデータバックアップ方法によれば、ビットコストの高いメインフレームを介さずにバックアップを実現することができる。
ところで、データのバックアップ処理においては、データの整合性や安全性の点でシステムの演算装置がデータにアクセスしていないことが望ましい。従来のサービスプロセッサを用いたバックアップ処理では、システムの演算装置によるバックアップ処理を代替するのみで、データの安全性が考慮されていなかった。
特開平10−269123号公報
このように、従来のサービスプロセッサを備えた情報処理装置におけるバックアップ処理では、バックアップ時のデータの安全性を担保できないという問題がある。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、システムリソースの有効利用と低コストを図りつつデータの安全性を担保したバックアップ処理を実現することのできる情報処理装置を提供することを目的としている。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、システムリソースの有効利用と低コストを図りつつデータの安全性を担保したバックアップ処理を実現することのできる情報処理装置を提供することを目的としている。
上記した目的を達成するために、第1の発明の情報処理装置は、情報を処理する演算手段と、情報を格納する第1の記憶手段と、記憶手段に格納された情報のバックアップを格納する第2の記憶手段と、演算手段の動作状態を監視し演算手段を制御する監視部と、該監視部が監視した演算手段の動作状態のうち演算手段の負荷率と所定の閾値とを比較する比較部と、該比較部の比較結果に基づいて第1の記憶手段から第2の記憶手段へのバックアップを実行するプログラム実行部とを備えたシステム監視手段とを具備している。
第2の発明の情報処理装置は、第1の記憶手段を備えた他の情報処理装置とネットワークを介して接続された情報処理装置であって、情報を処理する演算手段と、情報を格納する第2の記憶手段と、演算手段の動作状態を監視し演算手段を制御する監視部と、該監視部が監視した演算手段の動作状態のうち演算手段の負荷率と所定の閾値とを比較する比較部と、該比較部の比較結果に基づいて第2の記憶手段からネットワークを介して第1の記憶手段へ情報のバックアップを実行するプログラム実行部とを備えたシステム監視手段と
を具備している。
を具備している。
第3の発明の情報処理装置は、第1の発明において、システム監視手段は、比較部の比較結果に基づいてカウントを開始しまたは停止するカウント部をさらに備え、プログラム実行部は、比較部の比較結果およびカウント部によるカウント結果に基づいてバックアップを実行することを特徴としている。
第4の発明の情報処理装置は、第1の発明において、システム監視手段は、計時部をさらに備え、プログラム実行部は、比較部の比較結果および計時部の計時結果に基づいてバックアップを実行することを特徴としている。
本発明では、演算手段を監視する監視装置が演算手段の動作に基づいてバックアップ処理を実行するので、システムリソースの有効利用と低コストを図りつつデータの安全性を担保したバックアップ処理を実現することができる。
本発明によれば、システムリソースの有効利用と低コストを図りつつデータの安全性を担保したバックアップ処理を実現することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明に係る第1の実施形態の情報処理装置の構成を示す図である。
図1に示すように、この実施形態に係る情報処理装置101は、互いにバス113aで接続されたホスト部111、サービスプロセッサ(SVP)部112、ハブ制御部(HC部)114、ネットワークインタフェース(NIC)部117および外部インタフェース(I/F)部118を備えている。また、ハブ制御部(HC部)114は、主記憶部115および第1の補助記憶部116と接続されている。I/F部118は、第2の補助記憶部119と接続されている。情報処理装置101は、LAN103を介して補助用情報処理装置102と接続されている。
図1に示すように、この実施形態に係る情報処理装置101は、互いにバス113aで接続されたホスト部111、サービスプロセッサ(SVP)部112、ハブ制御部(HC部)114、ネットワークインタフェース(NIC)部117および外部インタフェース(I/F)部118を備えている。また、ハブ制御部(HC部)114は、主記憶部115および第1の補助記憶部116と接続されている。I/F部118は、第2の補助記憶部119と接続されている。情報処理装置101は、LAN103を介して補助用情報処理装置102と接続されている。
ホスト部111は、この情報処理装置101の主たる演算処理を担うコンピュータである。ホスト部111は、互いにバス113bにより接続された入力部120、出力部121、CPU部122およびメモリ部123などを備えている。入力部120は、例えばキーボードやマウスなどの入力インタフェースであり、情報を取り込む作用をする。出力部121は、例えばディスプレイ装置などの出力インタフェースであり、情報を出力する作用をする。CPU部122は、例えばMPUなどを備えた演算装置である。メモリ部123は、例えばRAMやROMなどデータを一時的に記憶し、プログラムを実行するための記憶装置である。このように、ホスト部111は、単独で情報処理装置としての計算機を構成している。
SVP部112は、互いにバス113cにより接続された演算装置としてのMPU部124および内部メモリとしてのメモリ部125などを備えており、ホスト部111、ハブ制御部114、NIC部117およびI/F部118と接続されている。MPU部124は、この情報処理装置101においてCPU部122と独立した小規模演算装置である。メモリ部125は、MPU部124により実行されるプログラムや一時データが記憶される記憶装置であり、例えばRAMやROMなどである。SVP部112は、ホスト部111と独立し、ホスト部111、ハブ制御部114、NIC部117およびI/F部118と直接接続されることで、ホスト部111の状態監視、ハブ制御部114を介した情報入出力監視および状態監視、NIC部117を介した情報入出力監視および状態監視、I/F部118を介した情報入出力監視および状態監視などを行うサービスプロセッサを構成している。
ハブ制御部114は、主記憶部115および第1の補助記憶部116の情報入出力を制御するハブである。ハブ制御部114は、ホスト部111またはSVP部112から主記憶部115または第1の補助記憶部116へのアクセスを制御する作用をする。主記憶部115は、例えばハードディスク装置などの記憶装置であり、ホスト部111やSVP部112が実行するプログラムや各種データなどが格納されている。第1の補助記憶部116は、主記憶部115に記憶された内容のバックアップを保存する記憶装置であり、例えばハードディスク装置や、CD−R/W、DVD−R/W、テープなどの記録媒体(メディア)にデータを記録し読み出すことのできるメディア記録装置などである。
NIC部117は、この情報処理装置101をLAN103と接続するインタフェースであり、ホスト部111およびSVP部112などが接続されている。そして、NIC部117は、ホスト部111から外部に出力しまたは外部から入力される情報の入出力を制御するとともに、当該情報の入出力情報をSVP部112に出力する作用をする。また、NIC部117は、外部からSVP部112へのアクセスを制御して、SVP部112を利用した情報処理装置101の監視処理の遠隔操作を可能にする。
I/F部118は、ストレージ装置など情報処理装置101の外部に接続する装置とのインタフェースであり、例えばSCSIやUSB、IEE1394などの方式に準拠したインタフェースである。I/F部118に接続された第2の補助記憶部119は、第1の補助記憶部110と対応し、主記憶部115に記憶された内容のバックアップを保存する記憶装置である。
I/F部118は、ストレージ装置など情報処理装置101の外部に接続する装置とのインタフェースであり、例えばSCSIやUSB、IEE1394などの方式に準拠したインタフェースである。I/F部118に接続された第2の補助記憶部119は、第1の補助記憶部110と対応し、主記憶部115に記憶された内容のバックアップを保存する記憶装置である。
LAN103は、TCP/IPプロトコルなどを用いたローカルエリアネットワークであり、インターネットなどの外部ネットワークが接続されていてもよい。また、公衆加入者回線や専用線など一対一を結ぶ通信回線であってもよい。
補助用情報処理装置102は、この実施形態に係る情報処理装置101と同様に、ホスト部126、SVP部127、NIC部128および第3の補助記憶部129などを備えている。ホスト部126、SVP部127、NIC部128および第3の補助記憶部129は、情報処理装置101におけるホスト部111、SVP部112、NIC部117および主記憶部115と対応し、それぞれ同様の作用、効果を奏するものであり重複する説明は省略する。
補助用情報処理装置102は、この実施形態に係る情報処理装置101と同様に、ホスト部126、SVP部127、NIC部128および第3の補助記憶部129などを備えている。ホスト部126、SVP部127、NIC部128および第3の補助記憶部129は、情報処理装置101におけるホスト部111、SVP部112、NIC部117および主記憶部115と対応し、それぞれ同様の作用、効果を奏するものであり重複する説明は省略する。
ここで、この実施形態に係る情報処理装置101の動作を説明する。この情報処理装置101では、ホスト部111のCPU部122は、主記憶部115に記憶されたプログラムを読み出してメモリ部123に記憶し実行する。SVP部112は、ホスト部111の動作状態の監視を行い、監視結果をログ情報として主記憶部115に記録する。また、SVP部112は、入力部120やLAN103を介したユーザからの命令に基づきホスト部111の制御、停止、再起動などを実行し、主記憶部115に記録されたログ情報を出力部121などを介してユーザに提供する。さらには、SVP部112は、ホスト部111の動作状態に基づき、主記憶部115に記憶されたデータについて第1の補助記憶部116、第2の補助記憶部119または補助用情報処理装置102における第3の補助記憶部129に向けてバックアップ処理を実行する。
また、SVP部112は、ホスト部111の動作状態に基づき、メモリ部125または主記憶部115に記憶された所定のプログラムを実行する。所定のプログラムとしては、例えば主記憶部115の記憶内容をバックアップするバックアップ処理プログラムなどがある。
また、SVP部112は、ホスト部111の動作状態に基づき、メモリ部125または主記憶部115に記憶された所定のプログラムを実行する。所定のプログラムとしては、例えば主記憶部115の記憶内容をバックアップするバックアップ処理プログラムなどがある。
このように、この実施形態にかかる情報処理装置では、演算装置の監視を担うSVP部が演算装置の動作状態に基づいて所定のプログラムを実行するので、演算装置の負荷状態等に応じた情報処理装置の制御が可能になる。
続いて、図2を参照して、この実施形態に係る情報処理装置のサービスプロセッサ(SVP部)について詳細に説明する。図2は、この実施形態に係る情報処理装置におけるSVP部の機能構成を示す図である。
図2に示すように、この実施形態に係る情報処理装置101におけるSVP部112は、MPU部124およびメモリ部125を備えており、バス113aを介してホスト部111、ハブ制御部114およびNIC部117と接続されている。MPU部124は、SVP部112の演算処理を行う小規模演算装置である。メモリ部125は、SVP部112が実行するプログラムやデータ等が記憶されるメモリである。メモリ部125に記憶されSVP部112が実行するプログラムの機能構成は、ホスト監視部201、監視結果記録部202、ホスト状態判定部203およびプログラム実行部204などであり、それぞれがコンピュータソフトウェアとして実現されている。なお、これらの機能要素を電子回路などのハードウェアによって実現してもよい。
ホスト監視部201は、サービスプロセッサとしての基本機能として、ホスト部111、ハブ制御部114およびNIC部117の動作状態を監視する作用をする。監視の対象としては、例えば電源電圧、消費電流、各部の温度上昇、ホスト部111のCPU部122の負荷状態、ハブ制御部114におけるデータ入出力状態、NIC部117における情報処理装置101の通信状態などである。ホスト監視部201は、これら動作状態を示すデータを収集する。また、ホスト部111などの動作状態について異常を検知すると、ホスト監視部201は、ホスト部111の動作を止めたり(システムシャットダウン)、ホスト部111に再起動を命じる(システムリブート)。また、ホスト監視部201は、NIC部117を監視し、LAN103を介した情報処理装置101へのアクセス要求に対応してコネクション設定などの指示をNIC部117に対して発する。そして、例えばユーザからの遠隔監視処理要求を受けると、ホスト監視部201は、ユーザにLAN103を通じて監視状態を通知したり、ユーザからの命令に基づきホスト部111の制御や停止、再起動などを実行する。
監視結果記録部202は、ホスト監視部201が監視したホスト部111、ハブ制御部114およびNIC部117の動作状態データを、ログ情報として主記憶部115に記録する作用をする。また、ホスト監視部201からの命令に基づき、監視結果記録部202は、主記憶部115に記録したログ情報を読み出してホスト部111の出力部121やLAN103を介してユーザに提供する。
ホスト状態判定部203は、ホスト監視部201が監視するホスト部111の動作状態のうち、ホスト部111におけるCPU部122の負荷状態を監視し、ホスト部111が動作中であるかアイドリング状態であるかを判定する作用をする。アイドリング状態は、ホスト部111の負荷率が予め設定された規定値以下の場合を指してもよいし、完全停止状態を指してもよい。
プログラム実行部204は、ホスト状態判定部203による判定結果に基づき、主記憶部115やメモリ部125に記憶された所定のプログラムを実行する作用をする。ホスト状態判定部203の判定結果に基づいて実行されるプログラムとしては、主記憶部115に記憶されたデータのバックアップ処理プログラムや、ホスト部111の休止命令プログラムなどがある。
このように、この実施形態に係る情報処理装置101では、ホスト部111の動作状態を監視するSVP部112が、ホスト部111の負荷状態を判定する手段と、その判定結果に基づき所定のプログラムを実行する手段とを備えるので、ホスト部111の動作状態に応じて任意のプログラムの処理を実行することができる。
続いて、図2および図3を参照してこの実施形態に係る情報処理装置101におけるサービスプロセッサの動作について説明する。図3は、この実施形態に係るSVP部の動作を示すフローチャートである。以下に説明するSVP部は、ホスト部111の負荷状態に基づくプログラム実行処理として、主記憶部115のバックアップ処理を行うものとして説明する。
SVP部112のホスト監視部201は、ホスト部111の動作状態を監視する(S301)。この監視対象は、例えば、ホスト部111、ハブ制御部114およびNIC部117などの動作状態、供給電圧、消費電流や温度のような物理的動作状態と、ホスト部111におけるCPU部122の負荷率やプロセス数、ハブ制御部114に接続された主記憶部115などの読み書きデータ数、NIC部117での入出力データ数やこの情報処理装置101に対するアクセス要求の有無のような機能的動作状態とがある。ホスト監視部201は、これらの動作状態を監視して監視結果記録部202に対して当該動作状態データの記録を指示する。
ホスト監視部201からの記録指示を受けると、監視結果記録部202は、ハブ制御部114を介して、当該動作状態データを主記憶部115に保存する(S302)。動作状態データの保存は逐次行ってもよいが、一定時間毎にまとめて保存してもよい。また、監視結果記録部202は、当該動作状態データの異常の有無を判定する手段を備えて当該データが異常値の場合にのみ監視記録を主記憶部115に保存してもよい。
ホスト状態判定部203は、ホスト監視部201によるホスト部111の動作状態監視結果からホスト部111の負荷率を読み出すとともに、予め設定され主記憶部115などにデータとして格納された所定の規定値(閾値)を読み出して両者を比較する(S303)。ホスト部111の負荷率は、例えばCPU部122の負荷率やプロセス数、メモリ部123におけるメモリ使用量、ハブ制御部114での主記憶部115へのアクセス量などを用いることができる。また、予め設定される所定の規定値は、SVP部112におけるメモリ部125としてのROMやRAMなどにデータとして格納されていてもよい。さらに、当該所定の規定値は、ユーザにより入力部120などを通じて設定されてもよいし、メモリ部125としてのROMなどに予め設定されていてもよい。
ホスト状態判定部203の判定の結果、ホスト部111の負荷率が所定の規定値以下でない場合(S303のNo)、ホスト状態判定部203は、ホスト部111が稼動状態であり主記憶部115へのアクセスが有り得るものと判定し、ホスト監視部201の判定結果の読み取りを続行する(S301)。
ホスト状態判定部203の判定の結果、ホスト部111の負荷率が所定の規定値以下である場合(S303のYes)、ホスト状態判定部203は、ホスト部111が停止状態であると判断してプログラム実行部204に対し主記憶部115の内容を第1の補助記憶部116にバックアップするプログラムの実行を指示する(S304)。指示を受けたプログラム実行部204は、ハブ制御部114、主記憶部115および第1の補助記憶部116への電源供給を確認して、電源が未供給であれば供給して各々を初期化する。初期化が完了すると、プログラム実行部204は、主記憶部115から記憶内容を読み出すとともに第1の補助記憶部116への書き出しを開始する。ここで、主記憶部115のバックアップにおいては、OSに依存せず記録イメージごとバックアップするフルバックアップ処理としてもよいし、特定のファイルシステムや特定のファイル単位のバックアップとしてもよい。また、この情報処理装置101に内臓された第1の補助記憶部116に代えて、情報処理装置101の外部に接続された第2の補助記憶部119をバックアップ先としてもよい。この場合、ハブ制御部114に加えてI/F部118を制御してデータの書き出し処理を行うことになる。
バックアップ処理開始後においても、ホスト状態判定部203は、ホスト部111の負荷率読み取りを継続しており、所定の規定値との比較も継続している(S305)。
ホスト状態判定部203の判定の結果、ホスト部111の負荷率が所定の規定値以下ではなくなった場合(S305のNo)、ホスト状態判定部203は、ホスト部111の稼動により主記憶部115へのアクセス増加の可能性があるものと判定して、バックアップ処理の中止をプログラム実行部204に指示する。指示を受けたプログラム実行部204は、バックアップ処理を実行しているプログラムを停止してバックアップ処理を中止する(S306)。バックアップ処理が中止されると、ホスト監視部201およびホスト状態判定部203は、ホスト部111の監視と負荷率の判定を継続する(S301)。
ホスト状態判定部203の判定の結果、ホスト部111の負荷率が所定の規定値以下である場合(S305のYes)、プログラム実行部204は、バックアップ処理の実行をそのまま継続する(S307)。
主記憶部115に記憶された所定のデータ全てのバックアップが終了しない間(S307のNo)、プログラム実行部204は、バックアップ処理を継続し、ホスト状態判定部203は、ホスト部111の負荷率の比較と判定を継続する(S305)。
主記憶部115に記憶された所定のデータ全てのバックアップが終了すると(S307のYes)、プログラム実行部204は、バックアップ処理を終了する。
このように、この実施形態に係る情報処理装置101では、主たる演算装置を備えたホスト部ではなく、サービスプロセッサがバックアップ処理を実行するので、ホスト部の主演算装置の実行コストを抑えるとともに消費電力を低減することができる。また、この実施形態に係る情報処理装置101では、サービスプロセッサにホスト部の監視に加えてバックアップ処理を行わせるので、サービスプロセッサの利用率を高めることができる。さらに、この実施形態に係る情報処理装置101によれば、ホスト部の負荷率が低下してバックアップ対象の主記憶部115へのアクセスが減少した場合にバックアップ処理を実行するので、データ消失や主記憶部の破損を防ぐことができる。
なお、上記の説明における情報処理装置101では、プログラム実行部204はバックアップ処理をするプログラムを実行しているが、これには限定されない。例えば、プログラム実行部204は、ホスト部111の負荷率が低下した場合にホスト部111を休止状態に移行し、SVP部112がNIC部117からのアクセス要求を検知した場合にホスト部111を再起動するプログラムを実行するように構成してもよい。このような構成とすることで、例えばLAN103を介した外部からのアクセスが一定時間ない状態などにおける消費電力の低減が可能になる。
さらに、この情報処理装置101において、消費電力の大きいホスト部111ではなく消費電力の小さいSVP部112がバックアップ処理を実行するように構成してもよい。このように構成することで、バックアップ処理に要するシステム全体の消費電力を低減することができる。SVP部112は、ホスト部111の状態監視のためにホスト部111の稼動状況に関係なく稼動している。従って、SVP部112は、ホスト部111の負荷の軽い状態、すなわちSVP部112が状態監視に要する負荷の軽い状態においてバックアップ処理を実行することができ、SVP部112の稼動効率を高めることができる。加えて、SVP部112によるバックアップ処理は、先に説明したとおりホスト部111の負荷が軽いときに実行されるから、最大消費電力を抑えることも可能になる。
さらに、この情報処理装置101において、消費電力の大きいホスト部111ではなく消費電力の小さいSVP部112がバックアップ処理を実行するように構成してもよい。このように構成することで、バックアップ処理に要するシステム全体の消費電力を低減することができる。SVP部112は、ホスト部111の状態監視のためにホスト部111の稼動状況に関係なく稼動している。従って、SVP部112は、ホスト部111の負荷の軽い状態、すなわちSVP部112が状態監視に要する負荷の軽い状態においてバックアップ処理を実行することができ、SVP部112の稼動効率を高めることができる。加えて、SVP部112によるバックアップ処理は、先に説明したとおりホスト部111の負荷が軽いときに実行されるから、最大消費電力を抑えることも可能になる。
次に、図4を参照して、本発明の他の実施形態について説明する。図4は本発明に係る第2の実施形態の情報処理装置における他のSVP部の機能構成を示す図である。なお、図2と同一の構成部分については同一の符号を付して示し、重複する説明は省略する。
図4に示すように、この実施形態に係る情報処理装置におけるSVP部401は、MPU部124およびメモリ部125を備えており、バス113aを介してホスト部111、ハブ制御部114およびNIC部117と接続されている。この実施形態のSVP部401は、図2に示す第1の実施形態におけるSVP部112に加えて、メモリ部125に記憶される機能構成としてカウント部402をさらに有している点が異なっている。
ホスト監視部201は、サービスプロセッサの基本機能として、ホスト部111、ハブ制御部114およびNIC部117の動作状態を監視する作用をする。監視結果記録部202は、ホスト監視部201が監視したホスト部111、ハブ制御部114およびNIC部117の動作状態を、ログ情報として主記憶部115に記録する作用をする。また、ホスト監視部201からの命令に基づき、監視結果記録部202は、主記憶部115に記録したログ情報を読み出してホスト部111の出力部121やLAN103を通じてユーザに提供する作用をする。
ホスト状態判定部203は、ホスト監視部201が監視するホスト部111の動作状態のうち、ホスト部111におけるCPU部122の負荷状態を監視し、ホスト部111が動作中であるかアイドリング状態であるかを判定する作用をする。カウント部402は、ホスト状態判定部203からの指示に基づいてカウントを開始し終了するタイマーとしての作用をする。プログラム実行部204は、ホスト状態判定部203による判定結果に基づき、主記憶部115やメモリ部125に記憶された所定のプログラムを実行する作用をする。ホスト状態判定部203の判定結果に基づいて実行されるプログラムとしては、第1の実施形態と同様に、主記憶部115に記憶されたデータのバックアップ処理プログラムや、ホスト部111の休止命令プログラムなどがある。
このように、この実施形態に係る情報処理装置101では、ホスト部111の動作状態を監視するSVP部112が、カウント部のカウント結果に基づきホスト部111の負荷状態を判定する手段と、その判定結果に基づき所定のプログラムを実行する手段とを備えるので、ホスト部111の動作状態に応じて任意のプログラムの処理を実行することができる。
続いて、図4および図5を参照してこの実施形態に係る情報処理装置101におけるサービスプロセッサの動作について説明する。図5は、この実施形態に係るSVP部の動作を示すフローチャートである。以下に説明するSVP部は、ホスト部の負荷状態に基づくプログラム実行処理として、主記憶部のバックアップ処理を行う。
SVP部401のホスト監視部201は、ホスト部111の動作状態を監視する(S501)。この監視対象は、例えば、ホスト部111、ハブ制御部114およびNIC部117などの動作状態、供給電圧、消費電流や温度のような物理的動作状態と、ホスト部111におけるCPU部122の負荷率やプロセス数、ハブ制御部114に接続された主記憶部115などの読み書きデータ数、NIC部117での入出力データ数やこの情報処理装置101に対するアクセス要求の有無のような機能的動作状態とがある。ホスト監視部201は、これらの動作状態を監視して監視結果記録部202に対して当該動作状態データの記録を指示する。
ホスト監視部201からの記録指示を受けると、監視結果記録部202は、ハブ制御部114を制御して、当該動作状態データを主記憶部115に保存する(S502)。動作状態データの保存は逐次行ってもよいが、一定時間毎にまとめて保存してもよい。また、監視結果記録部202は、当該動作状態データの異常の有無を判定する手段を備えて当該データが異常値の場合にのみ監視記録を主記憶部115に保存してもよい。
ホスト状態判定部203は、ホスト監視部201によるホスト部111の動作状態監視結果からホスト部111の負荷率を読み出すとともに、予め設定され主記憶部115などにデータとして格納された所定の規定値(閾値)を読み出して両者を比較する(S503)。ホスト部111の負荷率は、例えばCPU部122の負荷率やプロセス数、メモリ部123におけるメモリ使用量、ハブ制御部114での主記憶部115へのアクセス量などを用いることができる。また、予め設定される所定の規定値は、SVP部112におけるメモリ部125としてのROMやRAMなどにデータとして格納されていてもよい。さらに、当該所定の規定値は、ユーザにより入力部120などを通じて設定されてもよいし、メモリ部125としてのROMなどに予め設定されていてもよい。
ホスト状態判定部203の判定の結果、ホスト部111の負荷率が所定の規定値以下でない場合(S503のNo)、ホスト状態判定部203は、ホスト部111が稼動状態であり主記憶部115へのアクセスが有り得るものと判定し、ホスト監視部201の判定結果の読み取りを続ける(S501)。
ホスト状態判定部203の判定の結果、ホスト部111の負荷率が所定の規定値以下である場合(S503のYes)、ホスト状態判定部203は、カウント部402にカウント開始を指示する(S504)。
カウント部402は、ホスト状態判定部203から停止指示があるまでカウントを続行し、ホスト状態判定部203は、負荷率の判定を続行する(S505)。すなわち、ホスト状態判定部203は、ホスト部111の負荷率の読み出しを継続して所定の規定値との比較と判定を続行する。
ホスト状態判定部203による比較の結果、ホスト部111の負荷率が所定の規定値以下を保ったままカウント部402のカウント値が所定の値を超えない場合(S505のNo)、ホスト状態判定部203は、カウント部402にカウント停止と初期化を指示するとともに、ホスト部111の監視を続行する(S501)。すなわち、カウント部402のカウント値が所定の値に達するまでにホスト部111の負荷率が上昇すると、ホスト状態判定部203は、ホスト部111が休止状態ではないと判定する。カウント値の所定の値は、カウント値データとしてカウント部402に設定されていてもよいし、主記憶部115などに格納されて読み出されるように構成してもよい。また、当該カウント値の所定の値は、ユーザにより入力部120などを通じて設定されてもよいし、メモリ部125としてのROMなどに予め設定されていてもよい。
ホスト状態判定部203による比較の結果、ホスト部111の負荷率が所定の規定値以下を保ったままカウント部402のカウント値が所定の値を超えた場合(S505のYes)、ホスト状態判定部203は、ホスト部111が停止状態であると判定して、カウント部402にカウント停止を指示するとともに、プログラム実行部204に対し主記憶部115の内容を第1の補助記憶部116にバックアップするプログラムの実行を指示する(S506)。指示を受けたプログラム実行部204は、ハブ制御部114、主記憶部115および第1の補助記憶部116への電源供給を確認して、電源が未供給であれば供給して各々を初期化する。初期化が完了すると、プログラム実行部204は、主記憶部115から記憶内容を読み出して第1の補助記憶部116に書き出しを開始する。ここで、主記憶部115のバックアップにおいては、OSに依存せず記録イメージごとバックアップするフルバックアップ処理としてもよいし、特定のファイルシステムや特定のファイル単位のバックアップとしてもよい。また、この情報処理装置101に内臓された第1の補助記憶部116に代えて、情報処理装置101の外部に接続された第2の補助記憶部119をバックアップ先としてもよい。この場合、ハブ制御部114に加えてI/F部118を制御してデータの書き出し処理を行うことになる。
バックアップ処理開始後においても、ホスト状態判定部203は、ホスト部111の負荷率読み取りを継続しており、所定の規定値との比較も継続している(S507)。
ホスト状態判定部203の判定の結果、ホスト部111の負荷率が所定の規定値以下ではなくなった場合(S507のNo)、ホスト状態判定部203は、ホスト部111の稼動により主記憶部115へのアクセス増加の可能性があるものと判定して、バックアップ処理の中止をプログラム実行部204に指示する。指示を受けたプログラム実行部204は、バックアップ処理を実行しているプログラムを停止してバックアップ処理を中止する(S508)。バックアップ処理が中止されると、ホスト監視部201およびホスト状態判定部203は、ホスト部111の監視と負荷率の判定を継続する(S501)。
ホスト状態判定部203の判定の結果、ホスト部111の負荷率が所定の規定値以下である場合(S507のYes)、プログラム実行部204は、バックアップ処理の実行をそのまま継続する(S509)。
主記憶部115に記憶された所定のデータ全てのバックアップが終了しない間(S509のNo)、プログラム実行部204は、バックアップ処理を継続し、ホスト状態判定部203は、ホスト部111の負荷率の比較と判定を継続する(S507)。
主記憶部115に記憶された所定のデータ全てのバックアップが終了すると(S509のYes)、プログラム実行部204は、バックアップ処理を終了する。
このように、この実施形態に係る情報処理装置101では、主たる演算装置を備えたホスト部ではなく、サービスプロセッサがバックアップ処理を実行するので、ホスト部の主演算装置の実行コストを抑えるとともに消費電力を低減することができる。また、この実施形態に係る情報処理装置101では、サービスプロセッサにホスト部の監視に加えてバックアップ処理を行わせるので、サービスプロセッサの利用率を高めることができる。さらに、この実施形態に係る情報処理装置101によれば、ホスト部の負荷率が低下してバックアップ対象の主記憶部115へのアクセスが減少した場合にバックアップ処理を実行するので、データ消失や主記憶部の破損を防ぐことができる。
また、この実施形態に係る情報処理装置101によれば、ホスト部の負荷率が一定時間継続的に低下してバックアップ対象の主記憶部115へのアクセスが減少した場合にバックアップ処理を実行するので、夜間などホスト部111がスリープ状態に入ったことを判定して自動的にバックアップ処理を実行することができる。
また、この実施形態に係る情報処理装置101によれば、ホスト部の負荷率が一定時間継続的に低下してバックアップ対象の主記憶部115へのアクセスが減少した場合にバックアップ処理を実行するので、夜間などホスト部111がスリープ状態に入ったことを判定して自動的にバックアップ処理を実行することができる。
なお、上記の説明における情報処理装置101では、プログラム実行部204はバックアップ処理をするプログラムを実行しているが、これには限定されない。例えば、プログラム実行部204は、ホスト部111の負荷率が低下した場合にホスト部111を休止状態に移行し、SVP部112がNIC部117からのアクセス要求を検知した場合にホスト部111を再起動するプログラムを実行するように構成してもよい。このような構成とすることで、例えばLAN103を介した外部からのアクセスが一定時間ない状態などにおける消費電力の低減が可能になる。
また、上記の説明における情報処理装置101では、カウント部402を備えてホスト部111の負荷率が一定時間継続的に低下した場合にバックアップを実行することとして説明したが、これには限定されない。例えば、カウント部402の代わりにタイマー部(計時部)を備えて、ホスト部111の負荷率が低下するとともに所定の時刻に達した場合にバックアップを実行するように構成してもよい。このように構成することで、例えば夜間などホスト部111が使用されない時刻に限定してバックアップを実行することができ、バックアップ時のデータの安全を図ることができる。
さらに、この情報処理装置101において、消費電力の大きいホスト部111ではなく消費電力の小さいSVP部112がバックアップ処理を実行するように構成してもよい。このように構成することで、バックアップ処理に要するシステム全体の消費電力を低減することができる。SVP部112は、ホスト部111の状態監視のためにホスト部111の稼動状況に関係なく稼動している。従って、SVP部112は、ホスト部111の負荷の軽い状態、すなわちSVP部112が状態監視に要する負荷の軽い状態においてバックアップ処理を実行することができ、SVP部112の稼動効率を高めることができる。加えて、SVP部112によるバックアップ処理は、先に説明したとおりホスト部111の負荷が軽いときに実行されるから、最大消費電力を抑えることも可能になる。
また、上記の説明における情報処理装置101では、カウント部402を備えてホスト部111の負荷率が一定時間継続的に低下した場合にバックアップを実行することとして説明したが、これには限定されない。例えば、カウント部402の代わりにタイマー部(計時部)を備えて、ホスト部111の負荷率が低下するとともに所定の時刻に達した場合にバックアップを実行するように構成してもよい。このように構成することで、例えば夜間などホスト部111が使用されない時刻に限定してバックアップを実行することができ、バックアップ時のデータの安全を図ることができる。
さらに、この情報処理装置101において、消費電力の大きいホスト部111ではなく消費電力の小さいSVP部112がバックアップ処理を実行するように構成してもよい。このように構成することで、バックアップ処理に要するシステム全体の消費電力を低減することができる。SVP部112は、ホスト部111の状態監視のためにホスト部111の稼動状況に関係なく稼動している。従って、SVP部112は、ホスト部111の負荷の軽い状態、すなわちSVP部112が状態監視に要する負荷の軽い状態においてバックアップ処理を実行することができ、SVP部112の稼動効率を高めることができる。加えて、SVP部112によるバックアップ処理は、先に説明したとおりホスト部111の負荷が軽いときに実行されるから、最大消費電力を抑えることも可能になる。
第1および第2の実施形態においては、プログラム実行部204は、主記憶部115の内容を第1の補助記憶部116または第2の補助記憶部119へバックアップ処理するものとして説明した。以下に図6を参照して、第1および第2の実施形態において情報処理装置101からLAN103を介して補助用情報処理装置102にバックアップ処理する場合について詳細に説明する。図6は、LANを介して行うバックアップ処理の流れを示すフローチャートである。
図3におけるステップS304または図5におけるステップS506において、ホスト状態判定部203がプログラム実行部204に対しバックアップ処理開始を指示すると、プログラム実行部204は、ハブ制御部114の動作状態を確認して初期化処理を行う(S601)。例えば、ハブ制御部114が休止状態であれば、プログラム実行部204は、ハブ制御部114に電源供給処理を実行してハブ制御部114を初期化する。ハブ制御部114が初期化されると、プログラム実行部204は主記憶部115へのアクセスが可能な状態になる。これにより、バックアップ元側の準備が完了する。
ハブ制御部114が初期化されると、プログラム実行部204は、NIC部117に対し補助用情報処理装置102への接続を指示する(S602)。指示を受けたNIC部117は、LAN103を介して補助用情報処理装置102のNIC部128と接続要求処理を実行し、情報処理装置101と補助用情報処理装置102との間でコネクションを設定する。
情報処理装置101と補助用情報処理装置102との間でコネクションが設定されると、プログラム実行部204は、NIC部117、LAN103およびNIC部128を介して、補助用情報処理装置102のSVP部127にバックアップのための初期化指示を発する(S603)。情報処理装置101のSVP部112から初期化指示を受けると、SVP部127は、第3の補助記憶部129を初期化する。これにより、バックアップ保存側の準備が完了する。準備が完了すると、SVP部127は、NIC部128、LAN103およびNIC部117を介してSVP部112に準備完了の信号を返す。
SVP部127から準備完了の信号が返されると、SVP部112のプログラム実行部204は、バックアップ処理を開始する(S604)。例えば、プログラム実行部204は、ハブ制御部114を介して主記憶部115にアクセスしてデータを読み出し、NIC部117、LAN103およびNIC部128を介して第3の時補助記憶部129に当該データを書き出す。このバックアップ処理は、ホスト部111およびホスト部126を介さずに行われる。
バックアップ処理が開始されると、ホスト状態判定部203は、バックアップ処理を中止または終了すべきか監視している(S605)。
ホスト状態判定部203がバックアップ処理の中止(S305、S507)または終了(S307、S509)を指示しない間(S605のNo)、バックアップ処理は続行する(S605)。
ホスト状態判定部203がバックアップ処理の中止(S305、S507)または終了(S307、S509)を指示すると(S605のYes)、プログラム実行部204は、バックアップ中のデータが破損しないようにデータ保全処理を行う(S606)。例えば、新たなデータ読み出しを中止したり、書き込み途中のデータについて当該データの前のデータに遡って書き込みを中止したりする。
データが保全されると、プログラム実行部204は、転送先との接続の切断処理を実行する(S607)。例えば、プログラム実行部204は、NIC部117、LAN103およびNIC部128を介してSVP部127に対しコネクションの切断を指示し、SVP部127は、NIC部128に対しコネクション切断を指示する。そして、NIC部117およびNIC部128はコネクションを切断する。なお、具体的な切断処理はどのような手順で行われてもよい。
情報処理装置101と補助用情報処理装置102との間のコネクションが切断されると、プログラム実行部204は、バックアップ処理を終了する。
情報処理装置101と補助用情報処理装置102との間のコネクションが切断されると、プログラム実行部204は、バックアップ処理を終了する。
このように、第1および第2の実施形態では、SVP部112が情報処理装置101と補助用情報処理装置102との間のコネクションを設定するとともにバックアップ処理を行うので、ホスト部111およびホスト部126が休止状態、障害発生状態であってもバックアップ処理を実行することができる。また、SVP部112が主記憶部115から第3の補助記憶部129までのバックアップデータの流れ全てを制御するので、ビットコストを抑えたバックアップ処理を実現することができる。
なお、本発明は上記実施形態のみに限定されるものではない。
上記実施形態におけるソフトウェア(プログラム)は、フレキシブルディスクなどのコンピュータが読み出し可能な記憶媒体に記憶されていても良く、また、ソフトウェア(プログラム)単体として伝送されるものでもよい。この場合、記憶媒体に記憶されたソフトウェア(プログラム)をコンピュータが読み出したり、LANやインターネッ上のサイト(サーバ)からダウンロードしてインストールすることにより、各実施形態における処理が可能になる。
上記実施形態におけるソフトウェア(プログラム)は、フレキシブルディスクなどのコンピュータが読み出し可能な記憶媒体に記憶されていても良く、また、ソフトウェア(プログラム)単体として伝送されるものでもよい。この場合、記憶媒体に記憶されたソフトウェア(プログラム)をコンピュータが読み出したり、LANやインターネッ上のサイト(サーバ)からダウンロードしてインストールすることにより、各実施形態における処理が可能になる。
つまり、本発明におけるソフトウェア(プログラム)は、コンピュータと独立した記憶媒体に記憶されているものだけに限らず、LANやインターネットなどの伝送媒体を介して流通されるものも含まれる。
なお、記憶媒体としては、上記フレキシブルディスクの他、例えば磁気ディスク、光ディスク(CD−ROM、CD−R、DVDなど)、光磁気ディスク(MOなど)、半導体メモリなど、プログラムを記憶でき、かつコンピュータが読み取り可能な記憶媒体であれば、その記憶形式はいずれの形態であっても良い。
なお、記憶媒体としては、上記フレキシブルディスクの他、例えば磁気ディスク、光ディスク(CD−ROM、CD−R、DVDなど)、光磁気ディスク(MOなど)、半導体メモリなど、プログラムを記憶でき、かつコンピュータが読み取り可能な記憶媒体であれば、その記憶形式はいずれの形態であっても良い。
また、記憶媒体からコンピュータにインストールされたプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)や、データベース管理ソフト、ネットワークソフトなどのMW(ミドルウェア)などが本実施形態を実現するための各処理の一部を実行しても良い。
さらに、記憶媒体は、コンピュータと独立した媒体に限らず、LANやインターネットなどにより伝送されたプログラムをダウンロードして記憶または一時記憶した記憶媒体も含まれる。また、記憶媒体は一つに限らず、複数の媒体から本実施形態における処理が実行される場合も本発明における記録媒体に含まれ、媒体構成はいずれの構成であっても良い。
なお、コンピュータは、記憶媒体に記憶されたプログラムに基づき、本実施形態における各処理を実行するものであって、パソコンなどの一つからなる装置、複数の装置がネットワーク接続されたシステムなどのいずれの構成であっても良い。
なお、コンピュータは、記憶媒体に記憶されたプログラムに基づき、本実施形態における各処理を実行するものであって、パソコンなどの一つからなる装置、複数の装置がネットワーク接続されたシステムなどのいずれの構成であっても良い。
また、コンピュータとは、パソコンに限らず、情報処理機器に含まれる演算処理装置、マイコンなども含み、プログラムによって本発明の機能を実現することが可能な機器、装置を総称している。
本発明は、電子機器製造業、情報処理産業、情報通信業などにも適用できる。
101…情報処理装置、102…補助用情報処理装置、103…LAN、111…ホスト部、112…SVP部、113…バス、114…ハブ制御部、115…主記憶部、116…第1の補助記憶部、117…NIC部、118…I/F部、119…第2の補助記憶部、120…入力部、121…出力部、122…CPU部、123…メモリ部、124…MPU部、125…メモリ部、126…ホスト部、127…SVP部、128…NIC部、129…第3の補助記憶部、201…ホスト監視部、202…監視結果記録部、203…ホスト状態判定部、204…プログラム実行部、401…SVP部、402…カウント部。
Claims (5)
- 情報を処理する演算手段と、
前記情報を格納する第1の記憶手段と、
前記記憶手段に格納された前記情報のバックアップを格納する第2の記憶手段と、
前記演算手段の動作状態を監視し前記演算手段を制御する監視部と、該監視部が監視した前記演算手段の動作状態のうち前記演算手段の負荷率と所定の閾値とを比較する比較部と、該比較部の比較結果に基づいて前記第1の記憶手段から前記第2の記憶手段への前記バックアップを実行するプログラム実行部とを備えたシステム監視手段と
を具備することを特徴とする情報処理装置。 - 第1の記憶手段を備えた他の情報処理装置とネットワークを介して接続された情報処理装置であって、
情報を処理する演算手段と、
前記情報を格納する第2の記憶手段と、
前記演算手段の動作状態を監視し前記演算手段を制御する監視部と、該監視部が監視した前記演算手段の動作状態のうち前記演算手段の負荷率と所定の閾値とを比較する比較部と、該比較部の比較結果に基づいて前記第2の記憶手段からネットワークを介して前記第1の記憶手段へ前記情報のバックアップを実行するプログラム実行部とを備えたシステム監視手段と
を具備することを特徴とする情報処理装置。 - 前記システム監視手段は、前記比較部の比較結果に基づいてカウントを開始しまたは停止するカウント部をさらに備え、
前記プログラム実行部は、前記比較部の比較結果および前記カウント部によるカウント結果に基づいて前記バックアップを実行すること
を特徴とする請求項1記載の情報処理装置。 - 前記システム監視手段は、計時部をさらに備え、
前記プログラム実行部は、前記比較部の比較結果および前記計時部の計時結果に基づいて前記バックアップを実行すること
を特徴とする請求項1記載の情報処理装置。 - 前記プログラム実行部は、前記比較部の比較結果に基づいて、実行中の前記バックアップを停止することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
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Cited By (3)
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WO2011144116A2 (zh) * | 2011-05-27 | 2011-11-24 | 华为技术有限公司 | 控制备用设备的方法、主用设备和备用设备 |
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-
2003
- 2003-11-28 JP JP2003398663A patent/JP2005157949A/ja not_active Withdrawn
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